ラグナ「最近レイチェルからの罵倒が酷い」(594)

オリエントタウン外れのBAR

ハザマ「ああ?んなくだらねえことで落ち込んでんのかよ子犬ちゃん」

ラグナ「くだらねえってお前な……。実際あの罵倒受けて気にしない奴は居ないぞ」

ハクメン「ズェア」

ハザマ「子犬ちゃんはあのクソ忌ま忌ましい吸血鬼に罵倒されてショックを受けてるってか?やっべ、超受ける」

ラグナ「ったく……。笑い事じゃねえっての」

ジン「あの魔女め……。兄さんに向かってなんてことを。何様のつもりだ」

アラクネ「ジ  ニ クの 客 」

ジン「僕だ。ありがとう」

ハザマ「んで?子犬ちゃんはどうしてえんだよ」

ラグナ「どうするって言われてもな……・」

ハザマ「ああ?結局どうしたいかも決めてないのか?てめぇはアホか?」

ラグナ「ウサギもお前ぐらい口が良ければな……」

ジン「兄さん!?」

ラグナ「いや、テルミも口は良くないがウサギに比べれば……」

ハザマ「……お前一体何言われたんだよ」

ラグナ「……悪い。思い出したくもない」

ジン「兄さん……」

ラグナ「とにかく、だ。ウサギに口で勝てる気なんかしないから、ウサギが余計なことを言わなければいいんじゃないか?」

ハザマ「んなまどろっこしいことするよりあのクソ吸血鬼をぶっ飛ばしてやりゃいいじゃねえか」

ラグナ「さすがにそれはマズイだろうが……。仮にも女だぞ」

ハザマ「知ったこっちゃねえよ。じゃあいつも逆らってんなら逆に従順にでもなってやればいいんじゃねえの?そのほうが子犬ちゃんらしいぜ?ヒッヒッヒッ」

ラグナ「そうしてみるか……」

ジン「ダメだよ兄さん!そんなことしたら魔女がつけあがるに決まってる!」

ハクメン「ズェア」

ラグナ「ははっ。お面野郎が何言ってるかさっぱり分かんねえ」

ハクメン「ズェア!?」

ラグナ「さて……。行くか」

ハザマ「おいおい子犬ちゃん。相談に乗ってやったんだ。全員分の金ぐらい出せや」

ラグナ「ああ、いいぜ?奢ってやるからさっさと帰れ」

ハザマ「ああ……?てめえごときクズが俺様に何て言った!?奢ってやるだぁ!?上から目線で何言ってんだ糞ガキィ!」

ラグナ「じゃあテルミのおごりで頼むわ」

ジン「僕の分も頼むよ大尉」

ハクメン「ズェア」

アラクネ「6万プ チ ダラ に り  」

ハザマ「おいおいおい……。どうなってるんだこりゃ……。おい待てよお前ら!おい!」

オリエントタウン

ラグナ「対処法が出たのはいいが……。ウサギが来ねえことにもどうしようもねえな。こっちから出向くのも癪だし……」

テイガー「おい。そんな所で何をしている。ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」

ラグナ「あん?なんだ赤鬼かよ。何か用か?」

テイガー「蒼の魔道書を手放せ……。と言いたいが今回は別の用があってな」

ラグナ「ああ?」

テイガー「ここでは場所が悪い。少し場所を移すぞ」

第七機関研究所

ラグナ「なんだよこんな所に連れてきて」

ココノエ「テイガー。よくやった。お前にはあとで特製オイルをやろう。それで、だ。ラグナ=ザ=ブラッドエッジ。早速本題に入るが、お前レイチェルとは面識があったな?少し彼女を呼んでもらいたい」

ラグナ「ああ?ウサギを?一体何でだよ」

ココノエ「少し転移装置の改良をしたくてな。魔法に頼るのも癪だがそうも言ってられんのでな」

ラグナ「俺は別に構わねえが……。正直なところあいつに今会いたくねえ」

ココノエ「……何か訳がありそうだな」

ラグナ「ってことだ」

ココノエ「呆れたな……。あの死神と恐れられるお前が罵倒されて落ち込んでいるとは」

ラグナ「うるせえよ……」

ココノエ「まあ、そういう事なら手を貸してやろう。ただし……」

ラグナ「ウサギをここに連れてこい。って言うんだろ?それぐらいならいいぞ」

ココノエ「交渉成立。だな」

ラグナ「それで?どうするんだよ」

ココノエ「ちょうどここにさっき開発した。超!絶!読心薬がある」

ラグナ「それで何が解決するんだよ」

ココノエ「ラグナ。お前は『ツンデレ』と言うものを知っているか?」

ラグナ「ああ、分かった。もう言わんでいい皆まで言うな」

ココノエ「そうか……?とにかくこれを飲んでレイチェルの感情が分かれば少しは楽だろ?」

ラグナ「根本的な解決になってねえよそれ」

ココノエ「ではいらないのか?」

ラグナ「……もらうわ」

ココノエ「言っておくが効果時間は短いから気をつけるようにな」

ラグナ「了解っと。解決したらまた戻ってくるわ」

ココノエ「失敗しても連れてきてもらうぞ?その薬が交換条件だからな」

ラグナ「分かってるよ。近いうちに顔出すから首長くして待ってろ」









テイガー「いいのかココノエ。副作用があるんじゃないのか?」

ココノエ「副作用と言っても大した効果ではないさ」

アルカード邸前

ラグナ「来たくは無かったが……。仕方ねえな」

ヴァルケンハイン「チッ……。なんの用だ小僧。ここは貴様のような下賎なものが来るべき場所ではないぞ」

ラグナ「いきなり挨拶だなおっさん。でもまあ、おっさんになら話してもいいか」

ヴァルケンハイン「小僧が私に話を……?珍しいこともあったものだな」

ラグナ「おっさんだから分かるんだろうが……。最近ウサギの様子変じゃねえか?」

ヴァルケンハイン「なぜ小僧がそのことを……」

ラグナ「最近俺に対する反応も会話もおかしいんだよ。おっさんが知ってるってことはやっぱりなにかあるのか?」

ヴァルケンハイン「小僧に話して良いのか分からんが……。最近レイチェル様の様子は確かにおかしい。どこか上の空で何も無いところをただ見つめておられたりな」

ラグナ「あのウサギが……?どうにも信じられねえな」

ヴァルケンハイン「信じるも信じないも事実だ。ともかく貴様は帰れ」

ラグナ「そういうわけにもいかないんだよ。どうしても俺を止めるってなら……」

ヴァルケンハイン「野蛮なやつめ……。痛い目を見ないと分からないらしいな」

支援

うっせぇ!>( ∵)Ξ⊃)◇)

ごめんちょっとだけ離席

保守

レイチェル「おやめなさい。ヴァルケンハイン」

ヴァルケンハイン「レイチェル様……」

レイチェル「貴方もよ。ラグナ」

ラグナ「ったく……」

レイチェル「それで?一体何をしにきたのかしら」

ラグナ「用があるってわけじゃないが……。最近のお前何か変だぞ」

レイチェル「あら?そんなことをわざわざいいに来たのかしら。お生憎様。私はいつもどおりよ」

キターーーーー(°∀°)ーーーーー!!

ラグナ(ほんとこいつは何考えてんだか……。いつもどおりなわけないだろうが)

レイチェル「何アホ面してつっ立ってるのかしら。早くお帰りなさい。貴方に心配される必要は無いわ」

ラグナ(やっぱ飲むしかねえよなあ……。気は進まねえけど仕方ない)

ラグナ「おいウサギ。要件は別にそれだけじゃねえぞ」

レイチェル「あら、なら早くしてくれる?私だって暇ではないの」

ラグナ「ここじゃちょっとな……。紅茶でも飲みながら話さねえか?」

レイチェル「ふふっ……。貴方が紅茶?気味が悪いわね」

ラグナ「うるせえよウサギ」

ラグナ(飲んだがこれでほんとに心が読めんのか……?)

レイチェル「ラグナ。せっかくのお茶が冷めてしまうわ。飲むか話すかどちらかしなさい」
      (話って一体なんなのかしら。わざわざ会いに来るまで重要な事……?)

ラグナ「実際読めると気味がわりいな……」

レイチェル「貴方は何を言ってるのかしら」
      (ほんと変な人間だこと……・。こんな人間を愛してしまうだなんて……。はぁ……)

ラグナ「はぁ!?」

レイチェル「ラグナ……。貴方いい加減にしてくれる?」
      (まさか心を読んで……。いえ、ありえないわね。術式を使ってる様子も無ければ魔法なんてありえないことだもの)

wktk

ラグナ「わりい。今からちゃんと話すから」

レイチェル「最初からそうなさい。何度も言うけれど私も暇ではないの」
      (最初から素直に話せばいいのに……。勿体ぶられると気になるじゃないの)

ラグナ「えっと……。ココノエがお前の力を借りたいんだとよ」

レイチェル「……なぜ私が力を貸す必要があるのかしら」
       (全く……。何かと思えばそんなこと……。期待していたわけでは無いけど少し落ち込むわね……)

ラグナ「期待って何を期待してたんだよウサギ」

レイチェル「っ!?ラグナ……?」

ラグナ「やべっ……」

レイチェル「どうやったかは知らないけど……。貴方私の考えを読み取っていたのね」
       
ラグナ「いや、それは……」

レイチェル「さ、白状なさい。大方あの猫が関係しているのでしょうけど……」
       (まあ、読まれた所で特に何も考えてな……)

ラグナ「その……。悪い。ウサギ。愛してしまったとかどうのこうのって」

レイチェル「っ……。忘れなさい。ラグナ」
      (冗談ではないわ。本人の目の前で私はなんてことを……)

ラグナ「無理だろ」

レイチェル「良い事?ラグナ。今日は何も無かった。貴方は私に招待されて紅茶を飲んだ。ただそれだけよ。今日のことはそう認識なさい」

ハクメンってジンなの?

>>49
IDギザギザだな

ほす

あとは頑張れ
最後の保守

ラグナ「おい!どこ行くんだよレイチェル!」

レイチェル「私が貴方に行き先を告げる必要があって?」
      (私の部屋に決まっているじゃないの。これ以上顔を合わせられるはずが無いでしょう)

ラグナ「そうか。自分の部屋か」

レイチェル「人の心を読むのをやめなさい!」
      (おちおち考え事もできないじゃないの……)

ラグナ「勝手に考えが頭の中に入ってくるんだよ!仕方ねえだろうが!」

レイチェル「とにかく!これ以上私に関わらないで!ヴァルケンハイン!ラグナを追い返しなさい!」

ヴァルケンハイン「小僧……。レイチェル様の心に土足で入り込んだ罪は重いぞ……?」

ラグナ「ったく……。結局こうなんのかよ」

ヴァルケンハイン「たとえ心を読まれようと。貴様ごときに遅れをとる私ではないぞ」

ラグナ「手加減しねえぞ……?第666拘束機関解放。次元干渉虚数法陣展開」

ヴァルケンハイン「かかってくるがいい小僧」

ヴァルケンハイン「ぐっ……。このようなことが……」

ラグナ「……そろそろ引退しとけよ」

ヴァルケンハイン「レイチェル様……。申し訳ございません……」

ラグナ「悪いがこっちだって引けねえんだ。通らせてもらうぞ」

ヴァルケンハイン「もしレイチェル様に危害を加えてみろ……。たとこの身朽ちようとも小僧を……殺す」

ラグナ「おいウサギ!このドア開けろ!」

レイチェル「ナゴ。ギィ。ラグナを何とかなさい」

ナゴ「あたいとギィがかい?」

ギィ「姫さま……。それはちょっと無理ッスよ……」

レイチェル「いいから行きなさい。それともお仕置きされたいの?」

ギィ「うぅ……。分かったっス……」

ラグナ「今度はお前らか……」

ギィ「無理ッスよ!やっぱり無理ッスよ!」

ナゴ「あたいだって戦いたくないけど……。お仕置きは……ね」

ラグナ「戦う気がねえならそこをどいてくれ」

ギィ「せめて必死に戦ったってことにして欲しいっス!」

ラグナ「わーったから俺の周りを飛ぶんじゃねえよ」

ナゴ「結局お仕置きされる気もするんだけどねえ……」

ラグナ「おいウサギ!開けねえならぶち破るぞ!」

レイチェル「……仕方ないわね」

ドア「ガチャリ」

ラグナ「おいウサ……」

レイチェル「何の用かしら……。私は貴方の顔を見たくないの……」

ラグナ「お前……。泣いてんのか?」

レイチェル「泣いてんのか……?ですって?人の心を読んでよくそんなことが言えたわね……。どうせ今だって読めてるのでしょう?」

ラグナ「あー……。いや、おっさんと戦ってる時に効果は切れたらしい」

レイチェル「どうにも信用出来ないわね……」

ラグナ「勝手に心を読んだのは謝る。けど最近のお前どこか変だぞ?」

レイチェル「謝って済む問題では無いわ。それに貴方の責任でもあるの」

ラグナ「はぁ?俺が何かしたか……?」

レイチェル「こちらへ来なさい。ラグナ」

ラグナ「こいっつっても……うおっ」

ナゴ「姫さまが……」

ギィ「押し倒してるっス……」

レイチェル「聞きなさい。ラグナ。朝も、昼も、夜も。貴方の顔が浮かんで消えないの」

ラグナ「いや、俺は関係な――」

レイチェル「黙って聞きなさい」

ラグナ「はい」

レイチェル「この気持は胸に秘めておくつもりだったけれど……。貴方はその気持を知ってしまったのだから責任はとってくれるのよね?」

ラグナ「責任ってお前俺にどうしろと」

レイチェル「貴方は何もしなくていいわ。ただ私にされるがままでいいの」

ラグナ「ちょっと待てウサギ!おい!」








テイガー「ところでココノエ副作用とは何だ?」

ココノエ「何、あれを飲んだ人間から一種のフェロモンが放出されるだけだ。遅効性だから飲んでから時間をおかないと出ないがな」

テイガー「と言うことはラグナ=ザ=ブラッドエッジは……」

ココノエ「いや、問題はないだろう。私の計算では話が終わったぐらいに効果が出るはずだ。しかし……」

テイガー「しかし?」

ココノエ「かなり強力な媚薬みたいなもんだからもし間に合わなかったら……」

テイガー「……」

ナゴ「ギィ。あたいたちは部屋を出るよ」

ギィ「さすがにこの状況は見てられないっス……」

ラグナ「ちょっと待ってウサギホント勘弁してくだだい」

レイチェル「イヤよ。ほら、早く舐めなさい」

ギィ「すごい状況っス……」

ナゴ「いつまで見てんだい。ギィ。早く行くよ」

ラグナ「おい!待て!俺を一人にするんじゃねえ!おい!」

事後

レイチェル「口を開けなさいラグナ」

ラグナ「あ、ああ……」

レイチェル「どうかしら。美味しいでしょう?」

ラグナ「いや、確かに美味しいけど……。どうしてこんなことになってんだよ」

レイチェル「責任をとってもらうって言ったはずだけれど?」

ラグナ「いや、でもこれ完全に……」

レイチェル「恋人。というものかしらね」

ヴァルケンハイン(なぜこのような小僧に……)

ラグナ「お前はいいのかよそれで」

レイチェル「私は問題ないわ。それよりも早く食べなさい」

レイチェル「ラグナ。そこに座りなさい」

ラグナ「んな命令口調で言わなくても反抗しないっての」

レイチェル「いいから早くなさい」

ラグナ「ったく……。これでいいか」

レイチェル「上出来よ。ラグナ」ストン

ラグナ「ウサギ……」

レイチェル「名前で呼びなさい」

ラグナ「レイチェル」

レイチェル「あら、何かしら」

ラグナ「部屋広いのに何で俺の上に座ってんだよ」

レイチェル「私がそうしたいからよ。別に構わないでしょう?」

ラグナ「重くもないしいいけどよ……」

レイチェル「でもナゴのほうが座り心地はいいわね」

ラグナ「じゃあナゴに座ればいいじゃねえか」

レイチェル「愛しい人と一緒にいたいと思うのは当然の感情だと思うのだけれど?」

ラグナ「んな恥ずかしいこと言ってんじゃねえよ……」

レイチェル「あら?私は心の中まで覗かれたのだけれど」

ラグナ「まだ引っ張るのかよ」

レイチェル「私は今日のことを絶対に忘れなくてよ。貴方は一生私が飼ってあげる」

ラグナ「忘れろって言ったり忘れるなって言ったり忙しいな」

ラグナ「少し聞きたいことがあるんだけどよ」

レイチェル「変なことでなければ聞いてあげてもいいわ」

ラグナ「その……。レイチェルが俺のことを好きってのは分かったけど……今までの罵倒は何だったんだ?」

レイチェル「答えたくないわ……」
       (罵倒するのが快感だなんて言えるわけがないわ)

ラグナ「納得いかねえな」

レイチェル「気にしてはダメよ。それより今日はどうするの?泊まっていくのかしら」

ラグナ「おっさんがものすごい形相でこっち睨んでるから遠慮しとくわ」

レイチェル「そう……」

数日後 オリエントタウン外れのBAR

ハザマ「ったくよぉ……。今度は何なんだよ子犬ちゃん」

ラグナ「いや……。その……。な?」

レイチェル「ラグナ。早くこっちに来なさい」

ラグナ「ああ、いやちょっとまて。あまり飲み過ぎるなよ」

ジン「今日は一緒に居るなんて一体数日の間に何があったんだい兄さん」

ラグナ「……しちまった」

ハクメン「ズェア!?」

ハザマ「やった?あの吸血鬼と?ヒヒッやっぱりてめえロリコンじゃねえか!」

レイチェル「……ゲオルグ」

ハザマ「やめろクソ吸血鬼!店の中で何するつもりだ!」

ジン「僕の兄さんを良くも……」

ハザマ「んで?結局言いたいことはそれだけか?」

ラグナ「いや、それ自体は問題じゃないんだが」

レイチェル「もういいわ。貴方が来ないのならこちらから行くわ」

ラグナ「ああ、もう。俺の上に座るんじゃねえっての」

レイチェル「別にいいじゃないの。ほら、飲みなさい」

ラグナ「飲みなさいってお前自分で飲んでんじゃねえか」

レイチェル「んっ……」

ジン「っ!?」

ハザマ「へーへーのろけるぐらいなら俺様は帰んぞ」

ラグナ「お前口移しとか何してんだよ!」

レイチェル「結構いいものね……」

ハザマ「もうこのクソ吸血鬼放置でいいからさっさと話せや」

ラグナ「最近レイチェルからの甘えが加速している」



終わらせろ

ココノエ「……来ないな」

テイガー「副作用のせいで何かあったんではないのか?」

ココノエ「……ヴァルケンハインか」

テイガー「やめろ。聞きたくない」








ラグナ「っくしゅん」

レイチェル「あら、ラグナ。風邪でもひいたのかしら」

ラグナ「何か忘れてる気がするんだよn……おいレイチェル何でお前は脱ぎだしてるんだ」

レイチェル「知らないの?風邪のときは身体を温めるといいのよ?」

ラグナ「脱ぐ必要はねえだろうが!」

レイチェル「人肌で温めるのが一番ではなくて?」

ラグナ「その理屈はおかしい」

オリエントタウン

バング「今こそ成就!拙者の愛の奇跡!」

ライチ「えーっと……。私に何か用かしら?」

バング「恥ずかしがらなくてもいいでござるよ!さあ!拙者の胸に!飛び込んでくるでござるぅぅぅぅぅうううううううううううううう!!」

ライチ「ご、ごめんなさい。私すこし診療所に戻らないと……」

バング「待つでござる!ライチ殿!ライチ殿ぉぉぉぉおおおおおおおおおお!」



ラグナ「なあ、レイチェル」

レイチェル「見てはダメよ」

ラグナ「いや、あれ……」

レイチェル「たとえムサくてうるさい汚い忍者がいても見てはダメ」

ラグナ「さすがに気の毒だな……」

レイチェル「関わらないほうが身のためよ」

バング「ぬぬっ!お主……」

ラグナ「おい気づかれたぞ」

バング「大悪党め!ここであったが100年目!いや、この100年とは実際に流れた年月のことではなく」

ラグナ「んなこと分かってるんだよ」

レイチェル「ラグナ。早く行きましょう」

ラグナ「一々腕組む必要もないだろうが」

バング「お主らまさか……。恋人同士でござるか!」

レイチェル「そうよ。二人の時間を邪魔されたくないの。それじゃあね」

バング「待つでござる!大悪党に頼るのは癪だが仕方がござらん!助言をしてほしいでござる!」

レイチェル「だから言ったじゃないの。関わらないほうがいいって」

ラグナ「……だな。にげるか」

レイチェル「転移するわよ」

バング「待つでござる!待つでござるぅぅぅぅぅううううううううううううううう!!」

庭園

ラグナ「面倒な奴だったな……」

レイチェル「ちゃんと私の話は聞きなさい」

ラグナ「今回ばかりは懲りたよ」

レイチェル「少し休みましょうか。ラグナ。正座なさい」

ラグナ「あ?構わねえけどよ」

レイチェル「素直なのはいいことよ」ストン

ラグナ「……普通逆じゃねえか?」

レイチェル「あら?私に膝枕でもして欲しかったのかしら」

ラグナ「いや、そういうわけじゃねえけどよ……。普通は逆じゃねえの?」

レイチェル「細かいこと気にしたらハゲるわよ」

ラグナ「ったく……。まあいいか」

レイチェル「ラグナ。頭を撫でなさい」

ラグナ「はぁ!?」

レイチェル「ここまでしているのだから撫でるくらい問題はないでしょう?」

ラグナ「我が儘な姫だな……」

レイチェル「こんなこと言うの貴方だけよ」

ラグナ「へーへー。撫でりゃいいんだろ」

ラグナ「寝てんじゃねえかよ」

レイチェル「……すぅ……すぅ」

ラグナ「幸せそうな寝顔しやがって……」

ラグナ「俺も少し休むか」

レイチェル「……ラグ……ナ……」

ラグナ「ん……。レイチェル……?」

レイチェル「私を放置して寝るとはどういうことなのかしら」

ラグナ「……悪い。膝枕してもらってたのか」スッ

レイチェル「そのままでいいわ。もう少しこのままで……」

ラグナ「ああ……」

レイチェル「今日は……。来てくれるわよね?」

ラグナ「そうするか……」

ロストタウン

レイチェル「……私の城に来るのではなかったの?」

ラグナ「ちょっと用があってな」

ミケカカ「ラグニャだー!」

ヤルカカ「ラグニャだー!」

ラグナ「ラグナだ。タオは居るか?」

ヤルカカ「タオねーちゃんならお昼寝してるよー!」

ミケカカ「してるよー!」

ラグナ「昼寝中か。ありがとな。ちょっと行って来るわ」

タオ「もう食えないニャス……」

ラグナ「なんつー寝言だ……。おいタオ。起きろ」

タオ「んにゃ……?良い人ニャスか……。タオは眠いニャス」

ラグナ「あっそ。ならこの肉まんはいらねえな」

タオ「肉まん!?肉まんニャスか!?」

ラグナ「帰る途中に買ったのはいいけどレイチェルは食わないらしくてな。捨てるのはもったいないからやりにきたんだよ」

タオ「さすが良い人ニャス!ありがたく頂戴するニャス!」

レイチェル「待ちなさい」

タオ「ニャス?」

レイチェル「それは私がいただくわ」

タオ「にゃんで?」

レイチェル「それはもともと私のものよ。ラグナが食べるのならともかく、貴方が食べるのなら譲れないわ」

ラグナ「おいおい……。別にいいじゃねえかたかが肉まんの一つや二つ」

レイチェル「そういう問題ではないの!」

ラグナ「ったく……。悪いなタオ。この話はなかったことに」

タオ「肉まん食えないニャスか……?」

ラグナ「また機会がありゃそんときはやるよ」

タオ「タオは今食べたいニャス……」

ラグナ「ああ、もう……。レイチェル。今回ばかりはやってもいいか?」

レイチェル「ダメよ。って言ってもどうせ聞かないのでしょう?好きになさい」

ラグナ「悪いな。ほら、やるよ」

タオ「ヤッパリ良い人は良い人ニャス!」

ラグナ「おい、こら!抱きつくんじゃねえよ!」

レイチェル「……」

タオ「離れないニャス!!」

ラグナ「あああああ!背中に張り付くんじゃねえよ!」

レイチェル「……」クイッ

ラグナ「レイチェル?どうした急に」

レイチェル「……なんでもないわ」スッ

タオ「良い人の抱きつき心地はいつも良いニャスね」

レイチェル「っ……」

ラグナ「このっ!いい加減に離れろっての」

タオ「むー……。仕方ないニャスねぇ」

レイチェル「……」

ラグナ「おいレイチェル。大丈夫か?」

レイチェル「なんでもないわ……。なんでも……」

アルカード邸 レイチェルの部屋

ラグナ(結局あれから一言も話してねえし……)

レイチェル「……ねえラグナ」

ラグナ「あ、ああ?」

レイチェル「貴方はいつもあのカカ族とあんなことをしているのかしら」

ラグナ「あんなことって……何だよ」

レイチェル「とぼけないで!私というものがありながらあんなこと……」

ラグナ「いや、だから何の話だよ」

レイチェル「あなたにはカカ族や他の人間がいるかも知れないけど……。私には貴方しか居ないの……」

ラグナ「誤解してるっつの……」

レイチェル「誤解!?誤解なものですか!あんなふうに抱きつかれて……」

ラグナ「ああ、も。泣くなっつーの……。タオはいつもあんな感じだ。たとえ相手が折れじゃなくてもな」

レイチェル「……?」

ラグナ「タオが抱きつくのは俺に限ったことじゃねえよ。誰かれ構わず抱きつくからな」

レイチェル「……そう、なの?」

ラグナ「良いから涙ふけ」

レイチェル「な、泣いてなどいないわ」

ラグナ「恥ずかしい勘違いしやがってまったく……」

レイチェル「くぅっ……」

ラグナ「でも、ま。安心しろ。レイチェルが嫌ならタオには抱きつかれねえようにするよ」

レイチェル「ラグナ……」

ラグナ「俺はお前に飼われてんだろ?主人の命令は絶対だからな」

レイチェル「……ええ」







終われ
今度こそ終われ

これ以上何を書けと・・・

少しだけ休憩がてらランクマやらせてください><

カグツチ港 朝

ラグナ「さっみい……」

レイチェル「朝は寒いに決まっているでしょう。ほら、手を貸しなさい」

ラグナ「手?ああ……」

レイチェル「はぁー…・・・」スリスリ

ラグナ「ちょっ、お前何してんだよ」

レイチェル「これで少しはマシでしょう?」

ラグナ「確かに暖かくはなったけど人の目!人がいっぱい見てる!」

レイチェル「見せつけてやればいいじゃないの。貴方って本当に恥ずかしがり屋なのね」

ラグナ「誰か知り合いに見られてたらどうすんだよ……」

レイチェル「別にいいじゃないの」

ラグナ「よかねえよ!ったく……」






ノエル「あの二人……」


ラグナ「んで?朝っぱらからどこ行くんだよ。吸血鬼だってのに早起きまでしやがって」

レイチェル「そう言えばどこに行くか決めてなかったわね……」

ラグナ「はぁ!?何も決めてねえのに朝早く俺を叩き起こしたのか!?」

レイチェル「ええ、そうよ。時間は有限なの。寝て過ごすなんてもったいないでしょう?」

ラグナ「朝は眠らせてくれマジで」

レイチェル「……そんなに私と出かけたくないのかしら」

ラグナ「そういうわけじゃないけどよ……」

レイチェル「なら大丈夫ね。ほら、行きましょう」

ノエル「待ちなさい!ラグナ=ザ=ブラッドエッジ!」

ラグナ「朝っぱらからめんどくせえ奴が……」

レイチェル「あら、朝から奇遇ね」

ノエル「奇遇ね。じゃないです!どど、どうして腕を組んで歩いているんですか!?」

ラグナ「どうしてって……。なあ?」

レイチェル「恋人どうしなら当然のことですもの」

ノエル「ここ、ここ恋人ぉ!?」

ラグナ「あー……。まあ、な」

レイチェル「愛しのラグナを見つけて駆けてきたのかもしれないけれど残念ね。ラグナは既に私のものなの」

ノエル「……そんな」

ラグナ「さっぱり状況が分からないんだが」

レイチェル「貴方は知らなくてもいいのよ。さ、行きましょう」

ノエル「待ちなさい!」

レイチェル「まだ何か用があるのかしら。私たちは忙しいのだけれど」

ノエル「い、今言ったことは本当なんですか!?」

レイチェル「私が嘘をつく理由があって?」

ノエル「貴女は信用できません。どうなんですか!?ラグナさん!」

ラグナ「俺に話を回すんじゃねえよ」

レイチェル「そうね。じゃあこうしましょう。ラグナ。今ここで私に口づけなさい」

ラグナ「……は?」

ノエル「な、ななななな何言ってるんですか!?」

レイチェル「見せつければ彼女も気が済むでしょう?さ、早くなさい」

ラグナ「お前な……。人前だぞ?」

レイチェル「構うことはないわ。早くなさい」

ラグナ「ったく……。一回だけだぞ?」

レイチェル「ええ。十分よ。……んっ」

ラグナ「んん!?んんん!?!?」

レイチェル「んっ……んん……ぷはっ」

ラグナ「レ、レイチェル!お前舌まで入れやがって!」

レイチェル「一度だけなのでしょう?なら味わった方がいいんじゃなくって?」

ノエル「」

ラグナ「おい絶句してんぞ」

レイチェル「正気に戻る前に早く行きましょう」

ラグナ(放置すんのかよ……)

ノエル「」ポカーン

ノエル「はっ!あの二人は!?」

俺「さっきの二人なら仲良くどこかへ歩いていったよ」

ノエル「そう……ですか……」

ノエル(ラグナさん……)

ノエル「どうしよう……どうすれば……)

ちょっと飯食ってくる
残ってたら書くけど残さなくていいよむしろ落としてくれ

マコト「ありゃ?おーい。ノッエるーん」

ノエル「どうしよう……。やだ……。盗られたくないよ……」

マコト「……?ノエル……?」

ノエル「……マコト?」

マコト「大丈夫……?」

ノエル「どうしようマコト……。私、私……」

ツバキ「あれは……。マコトにノエル?」

マコト「ノエル?何があったの……?」

ツバキ「様子がおかしいわね……。マコト!何があったの!?」

マコト「ツバキ!ノエルが……。何か変なんだ」

ノエル「ツバキ……」

ツバキ「ノエル……。何があったの……?」

マコト「えっと……。つまり好きな人にもう相手が居たってこと?」

ノエル「……うん」

マコト「もー。びっくりさせないでよ。なにか大変な目にあったのかと思ったじゃんか」

ノエル「私にとっては大変な目なんだよ……。マコトぉ。ツバキぃ。私どうしたらいいのかな……」

ツバキ「そういう事なら協力するわ。要は振り向かせたいんでしょ?」

マコト「それはちょっと相手に迷惑じゃないかな……」ボソッ

ハザマ「話は聞かせてもらいましたよノエル嬢」

ノエル「ハザマ大尉!?」

ハザマ「大方あのあの死神と吸血鬼のことでしょう?私も協力しますよ」

マコト「ハザマ大尉……。貴方一体何を考えてるんです……」

ハザマ「いやいや深い意味はないですよ。あの子犬ちゃんとクソ吸血鬼には借りがあってな……」

ツバキ「借り……?」

ハザマ「それはまあいいでしょう。それよりもノエル嬢。貴女に足りないものは何かわかっていますか?」

ノエル「足りないもの……?」

ハザマ「そう!それは色気ですよ!あのクソ吸血鬼にも色気はない!貴女が色気を持てばラグナくんもきっと貴女のことを見てくれるのでは?」

マコト「そんな単純な話しなのかな……」

ハザマ「そこでこれ!この衣装ですよ!」

ツバキ「……少し過激すぎませんか?」

マコト「こんな一体衣装どこで……」

ハザマ「これはクサナギの服装を元に作ったもので……。おっと、あなた達には必要のない知識ですね。とにかくこれを着ればきっと振り向いてくれますよ」

ノエル「……。私着ます」

マコト「ちょっとノエル!?本気なの?」

ツバキ「やめておいたほうがいいんじゃ……」

オリエントタウン 料亭

ラグナ「結局あいつは何しに来てたんだ……」

レイチェル「気にしてはダメよ。貴女は私のことだけ考えてればいいの」

ラグナ「はいはい、っと。あ、それもらってもいいか?」

レイチェル「……欲しいのなら頼み方があるのではなくって?」

ラグナ「今更そんな中でもねえだろうに」

レイチェル「それもそうね。ほら、口を開けなさい」

ラグナ「自分で食うっつーの!」

レイチェル「嫌ならあげないわよ?」

ラグナ「チッ……。あー」

レイチェル「素直なのは好きよ」

ノエル「ラグナさん!!」

ラグナ「ん?この声はノエ……ぶっ!」

レイチェル「きゃっ。……ラグナ」

マコト「見事に吹き出しましたよハザマ大尉」コソコソ

ハザマ「吸血鬼のことは嫌いですが……。すこし不憫ですね」コソコソ

ラグナ「わ、わりいレイチェル!拭くから!すぐ拭くから!」

ノエル「目の前でイチャイチャしないでください!」

ツバキ「完全にノエルのせいで起こった事態よねこれ……」コソコソ

レイチェル「……次はないわよ?」

ラグナ「悪い。ほんっとに悪い」

ノエル「無視しないでください!」

ラグナ「ったく……。なんなんだよその格好」

ノエル「ど、どうですか?」

レイチェル「痴女ね」

ラグナ「ああ、痴女だ」

マコト「ハザマ大尉。痴女扱いされてます」コソコソ

ハザマ「あ、あら……?」コソコソ

ラグナ「んな格好してたら風邪引くぞお前。ほら」スッ

ノエル「コート……?いいんですか?」

レイチェル「ダメよ」バッ

ノエル「あっ……」

ほほ

ラグナ「おいレイチェル」

レイチェル「ダメよ。貴方のコートは私が使うわ」

ラグナ「ほんっとワガママだな……。おい、ノエル。ちょっと待ってろ」

マコト「ハザマ大尉!こっちに歩いてきますよ!?」コソコソ

ハザマ「どうやらバレちゃってるみたいですね」コソコソ

ツバキ「早く離れましょう!」コソコソ

ハザマ「……どうやら遅かったようですね」

ラグナ「テルミィィィイイ!!てめえの仕業か!!」

ハザマ「な、なんのことやら……」

ラグナ「こんなくだらねえことするのはお前しか居ねえんだよ!さっさとあいつの服を出せ!」

ハザマ「いや、服は既に統制機構の方にですね」

ラグナ「てめえは馬鹿か!?あんな格好で外歩いてたら捕まるぞ!?」

ハザマ「私が統制機構なんで大丈夫ですよ」

ラグナ「そういう問題じゃねえんだよ!この際服が無いならてめえが全裸で帰れ!」

ハザマ「いや、ちょっと?ねえ?本気ですか?」

ラグナ「遊んでやるからこっち来いや……」

ハザマ「ちょっ!ツバキ中尉!助けて!」

ツバキ「……ノエルにあんな恥ずかしい格好をさせた罰です」

ハザマ「貴女だって賛成してたじゃ……」

ラグナ「ごちゃごちゃうるせえよ」

ハザマ「ノエル嬢!助けてください!ノエルじょおおおおおぉぉぉぉ……」

ハザマさん職権乱用イクナイ

全裸ハザマ「俺を見ろ!!」

>>355
帝「去ねテルミ」

レイチェル「全く……。いいこと?ラグナは既に私のものなの」

ノエル「それでも……。それでも諦めきれません……」

レイチェル「……そう。好きになさい。でも私の目の前で変なことは許さないわよ?」

マコト「それってつまりあんたが居ないところなら」

レイチェル「御黙りなさい」

ノエル「……絶対諦めませんから」

レイチェル「徒労に終わると思うけれどね」

ノエル「それでも……それでも私は……」

ツバキ「ノエル……」

ラグナ「おい、ノエル」スッ

ノエル「あ、ラグナさん。戻って来……ハザマ大尉のスーツ……?」

ラグナ「あんな奴の服でもその格好よりはマシだろ。トイレかどこかで着替えてこい」

ノエル「……はいっ!」

厨二スーツにベルベルク持ったらもう…

一方その頃

ハザマ「あの野郎……。俺様の服をよくも……。次あったらぜってえぶっ殺してや――」

タオ「んぁ?」

ハザマ「ゲッ!」

タオ「緑の人ニャス!!クンクン……。何か良い匂いがするニャスね」

ハザマ「それはさっきまで料亭に居たからで……。ちょっと?近づいて来ないでもらえます?ちょっと!?」

タオ「何か隠してるニャスね……?」

ハザマ「はぁ!?てめえはアホか!?今の俺様が隠せるスペースあると思ってんのか!?」

タオ「実際調べれば分かることニャス!」

ハザマ「よらないで!獣臭いのはにがtへっくし!へっくし!」

タオ「存分に調べさせてもらうニャス!」

ハザマ「何で俺様がこんな目にいいいいいいいいいいい!!!」






ノエル編おわれ

お前らまだ続けろってか……

タオカカ「この>>1はいい人だから終わりまで書いてくれるニャス!」

もうレイチェルとの話はいいよね
別次元の話になってもいいよね?

別次元っつーとギルティギアの

>>376
ポチョムキンとザトーのイチャラブとかか

>>377
なんでそのチョイスなんだよwwww

>>380
ザッパとポチョでもいいんだぞ

>>375
じゃあハクメンとツバキ

>>382
お前がポチョ好きなのはわかった
ACのストーリー的に紙忍者と絡めてもいいのよ

>>384
残念ながら俺は主人公とのイチャイチャがいいカプ厨なんだ

>>385
ACやってないし分かんねえから適当に何か書くわ

コンビニ行って来るからちょっと待っててくれ

ツナマヨ美味しい

運転中に適当に考えたマコトちゃん書いてくか

ラグナ「ここは……?」

マコト「あ、やっと起きた?心配したんだよ急に倒れちゃうから……」

ラグナ(窯に近づきすぎて……。どうなったんだ?全く思い出せねえ……)

マコト「……どうしたの?」

ラグナ「いや、何でもねえ。それよりここは……」

マコト「んもう。忘れちゃったの?私たちの家に決まってるじゃん」

ラグナ(ああ、そういやそうだったな……・。俺はマコトと一緒に暮らし……は?)

マコト「どうしたの?ほんと変だよ?もう少し休んでた方がいいんじゃ……」

ラグナ「そうもいかねえんだよ……。奴を。テルミを追わねえと……」

マコト「テルミって、もしかしてハザマさんの事?」

ラグナ「何で知ってんだ……?」

マコト「何でって、お隣さんだもん」

ラグナ「はぁ!?」

マコト「一度ライチ先生に見てもらったほうがいいんじゃない?」

ラグナ「……かもな。ちょっと行って来る」

マコト「あ、待って。私もついてく。今のラグナを一人で行かせるのは少し不安だよ」

ラグナ(一体どういうことだ……?俺の知ってる世界と違うぞ……)

マコト「やっほー!バングさん。ライチ先生は居る?」

ラグナ「ゲッ……。何で診療所にお前が……」

バング「何でって……。妙なことを聞くでござるな。拙者数カ月前からここで手伝いをしてるではござらんか」

マコト「ラグナは少し記憶障害があるみたいで。気を悪くしたらごめんね?」

バング「気にすることは無いでござるよ。ライチ殿!急患でござるよ!ライチ殿ぉぉぉぉおおおお!」

ラグナ(こいつのやかましさは変わんねえなあ……)

これはいい

マコト「どう?ライチ先生」

ライチ「……ごめんなさい。私じゃ力になれそうに無いわ」

マコト「そんな……」

ライチ「外傷なら治せるけれど……。こればっかりはね」

マコト「そうですか……」

ライチ「気を長く待つしか無いんじゃないかしら。ごめんなさいね」

マコト「いえ、先生が謝る必要は無いですよ……。ラグナ、行こっか」

ラグナ「ああ?もういいのか?」

マコト「私が記憶戻るまでずっと一緒に居るから。早く記憶を取り戻そ?」

ラグナ(記憶障害ってわけじゃねえんだがな……。話をあわせておいたほうがいいか)

ラグナ「悪いな」

マコト「もー。謝らないでってば。じゃあライチ先生、私たちは行きますね。ありがとうございました」

ライチ「何か困ったことがあったら言って。出来るだけのことはするから」

バング「行ったでござるな……。ライチ殿。良ければ今晩拙者と食事でも」

ライチ「ご、ごめんなさい。今日は少し忙しいので」

バング「ライチ殿!?何処へ行かれる!ライチ殿!?ライチ殿ぉぉぉおおおおおおおおおお!?」

ハザマは長門みたいなかんじだよな
故意でループさせれるのが違いかね

マコト「今日はゆっくり休もっか。ラグナも整理したいでしょう?」

ラグナ「ああ……」

ハザマ「おや?これはこれはラグナにマコトさん」

ラグナ「テルミ!?てめえ……。よくもノコノコと顔出せたな!!」

ハザマ「あ、あら?私何か気に触ることでも?」

ラグナ「ふざけやがって……。てめえは絶対にぶっ殺す!」

ハザマ「あぁ!?てめえが俺を殺すだ!?寝言は寝て言えや」

マコト「ちょっとラグナやめて!ハザマさんも!」

・かわいい
・料理うまそう
・明るい性格
・おっぱい大きい
・夫を立ててくれそう
・かわいい
・おっぱい大きい

なるほど良妻

>>417
おっぱい大きいが2つある件

マコト「ほんとごめんなさいハザマさん」

ハザマ「いえいえ、気にしなくてもいいんですよ。それにしても記憶障害ですか……」

ラグナ「……悪い」

マコト「全くもー……。ほら、早く帰ろう?」

ハザマ「何か困ったことがあったら言ってくださいね。お隣なんですから」

マコト「はいっ!ありがとうございます!」

ラグナ(ったく……。調子狂うな……)



マコト「ほほら、ベッドで休も?」

ラグナ「いや、別に寝る必要は無いんじゃねえか?」

マコト「いいから早くっ。ほら」

ラグナ「わーった。わーった。押すなっての」

マコト「しっかり休んで、それで頭の中整理すること!分かった?」

ラグナ「分かったけどよ……。何でお前は脱ごうとしてるんだ?」

マコト「何でって……。着替えたいから?」

ラグナ「俺の目の前で着替えようとしてるんじゃねえよ……」

マコト「逆だよ。ラグナの前だから着替えるの」

ラグナ「これに逆なんてねえっつの!いいから他所で着替えろ!恥ずかしいだろうが!」

マコト「何度も見てるのに恥ずかしがらないでよ……。それに着替えてる私の方が恥ずかしいんだよ?」

ラグナ「だから他所で着替えろっつーの!」

マコト「だってラグナのこと心配だし……」

ラグナ「子供じゃねえんだから大丈夫だっての……」

マコト「ラグナ?大丈夫?」

ラグナ「だから大丈夫だっての……」

マコト「ほんとに?うーん……」モゾモゾ

ラグナ「お、おい!ベッドの中に入ってくるんじゃねえよ!」

マコト「いいじゃん別に。ほら、もっとそっち詰めて」

ラグナ「ああ、もう。ったく……。ほらよ」

マコト「ありがとっ。……ねえ、ラグナ」

ラグナ「あん?」

マコト「どこまで覚えてるの……?」

ラグナ「……分かんねえ。俺の記憶の中と違いすぎるんだよ」

マコト「そっか……。安心して。私が絶対に記憶を取り戻させるから」

ラグナ「ああ……」

寝るのか

お前らダウン追い討ちやめろマジで牙昇脚すっぞ

お前らならきっと朝まで保守できる

まだお

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

残ってるのか

理論上ありえん

ちょっとパッド新しいの買いに行くから遅くなりさう

>>480
舞ってるわ

胸が熱くなるな・・・

ラグナ「ん……。いつの間にか寝ちまったのか……」

マコト「……すぅ」

ラグナ「マコトも寝て……っておい!マコト起きろ!おい!」

マコト「何……?眠いんだけど……」

ラグナ「眠いんだけどじゃねえよ!服!何で服を脱いでるんだお前は!」

マコト「何でっていつも脱いで寝てるじゃん…・・ふぁ……」

ラグナ「寝るんじゃねえ!いいから服着ろ!」

マコト「もー……。仕方ないなあ……」

ラグナ「マジで疲れた……」

マコト「いつもの事なのに……。そんなことも忘れちゃったの?」

ラグナ「俺はいつもこんなことしてたのか……?」

マコト「そんな恥ずかしいこと言わせないでよ……」

ラグナ「平気で恥ずかしいことはするのにこんなこと恥ずかしがってどうすんだよ!」

マコト「勢いに任せてやってるんだから冷静に聞かれると……。ほら」

ラグナ「ほら。じゃねえよ!普段通りでいいんだよ!」

マコト「普段通りでいいの?」ヌギヌギ

ラグナ「だから脱ぐんじゃねえって!そういうこと以外で!そういうこと以外で頼む!」

マコト「ワガママだなあ……」

ラグナ「どっちがワガママだよ!ったく……」

ラグナ「はあ……」

マコト「大丈夫……?」

ラグナ「誰のせいで疲れたと思ってんだ……。少し外の空気吸ってくるわ……」

マコト「私も一緒について――」

ラグナ「こなくていいっつの」

マコト「えー……」

ラグナ「すぐ帰ってくるから待ってろ」

オリエントタウン

ラグナ「ほんとどうなってんだ……」

レイチェル「あら、ラグナ。こんな所で一人何をしているのかしら」

ラグナ「ウサギ!?おいこりゃ一体どういうことだ!?」

レイチェル「何のことを言ってるのかしら……」

ラグナ「この世界のことだよ!」

レイチェル「……貴方が何を言ってるかよく分からないのだけれど」

ラグナ「とぼけるんじゃねえよ!どうすりゃ元に戻れるんだ!」

レイチェル「残念だけど私には分からないわ」

レイチェル「それよりもラグナ。私と食事でもいかがかしら」

ラグナ「飯何て食ってる場合かっつーの!」

レイチェル「いいから早く行くわよ」

ラグナ「おい!引っ張るなっつーの!おい!ウサギ!」

レイチェル「早くなさい。時間は無限ではないのよ」

ラグナ「何で俺はウサギと飯食ってんだよ……」

レイチェル「たまにはこういうのも良いでしょう?ほら、口を開けなさい」

ラグナ「自分で食うっつーの!」

レイチェル「貴方に拒否権があると思って?」

ラグナ「あるに決まってんだろ!」

レイチェル「いいから早く口を開けなさい。無理矢理にでも押しこむわよ」

ラグナ「ああ、もう……。食えばいいんだろ食えば……」

ノエル「……ラグナさん?」

レイチェル「あら?貴方もここに着ていたのね」

ラグナ「まためんどくせえ奴が……」

ノエル「何で二人でイチャイチャして……。マコト?マコトは?」

ラグナ「マコトなら家に……」

ノエル「家!?マコトを一人残してデートですか!?」

ラグナ「はぁ!?」

ノエル「マコトだったから諦めたのに……」

レイチェル「私は諦めるつもりなんて無いわ。貴女が勝手に降りたのでしょう?」

ノエル「それは……」

ラグナ「さっきから話が全く見えねえんだけど」

ノエル「ラグナさんの事で揉めてるんですよ!?」

ラグナ「あー……。説明するからちょっとお前ら落ち着け」

ノエル「記憶障害……?」

ラグナ「違う次元から迷い込んだ。ってのが正しいのかもしれねえな。俺の記憶が正しいのかももう分かんねえが」

レイチェル(……)

ノエル「つまりいまのラグナさんはマコトとそういう関係じゃ……」ボソッ

ラグナ「何か言ったか?」

ノエル「い、いえ何でもないです」

レイチェル(ラグナの幸せを思うのなら……。このままがいいのかもしれないわね)

ラグナ「ウサギ?さっきから一言も喋らねえがどうかしたのか?」

レイチェル「なんでもないわ。今日は少し帰らせてもらうわ」

ラグナ「お、おい!レイチェル!お前勘定!おい!」

ちょっとネタかんがえるじかんくれ



マコト「おっ帰り-!」

ラグナ「ああ……」

マコト「……何かあったの?」

ラグナ「特に何かあったわけでもねえよ」

マコト「嘘」

ラグナ「嘘じゃねえって……」

マコト「ちゃんと顔を見て」グイッ

ラグナ「なんだってんだよ……」

マコト「ラグナ……。何か隠してるよね?」

ラグナ「……」

ラグナ「何も隠してねえよ」

マコト「嘘つかないで……。お願い……」

ラグナ「……俺は記憶障害じゃねえ」

マコト「どういうこと……?」

ラグナ「俺はお前の知ってるラグナじゃない。はっきり言うが……。俺はお前の記憶が殆ど無い」

マコト「そんな……」

ラグナ「俺はこのままここに留まるつもりはねえ。一刻も早く戻らねえと……」

マコト「私から離れるってこと……?」

ラグナ「ここは俺の居た世界じゃねえんだ。お前はこっちのラグナと一緒に居りゃいいんだよ」

マコト「こっちのラグナって……。私はずっと一緒にいたんだよ?急にこんな……」

ラグナ「悪いな……」

マコト「謝らないでよ……。離れないで。ずっと一緒に……」

ラグナ「悪い……。行くわ」

マコト「待って!行かないで!」











ラグナ「……いい加減出てこいよ。ジン」

ジン「兄さん……。気づいてたんだ」

ラグナ「こんなところまで着いてきやがって……。一体何のようだ」

ジン「兄さん。マコトを放っておいてどこに行くつもりなんだい?」

ラグナ「んなもん決まってんだろ。俺は元居た場所に戻る。それだけだ」

ジン「そうはさせないよ兄さん。このまま兄さんを行かせたらマコトが悲しむ」

ラグナ「俺の知ったことじゃねえよ。それはこっちの”ラグナ”とマコトの話だ。俺には関係ねえ」

ジン「それこそ僕の知ったことじゃないよ兄さん。兄さんをマコトの元に連れ戻す。それだけだ」

ラグナ「チッ……。邪魔すんじゃねえよ」

ハザマ「そうですよ。キサラギ少佐。邪魔はいけませんねぇ」

ラグナ「なっ。テルミ!?」

ジン「……邪魔者が」

ハザマ「このままラグナ君にこの世界に居座られちゃ困るんですよ」

ラグナ「テルミてめえ……。やっぱり知ってたのか……」

ハザマ「当たり前じゃねえか!俺様は全ての可能性を見たんだぜ?ラグナ君は元の世界で俺様の役にたって貰わねえとな……。ヒッヒッヒ」

ジン「ユキアネサ…・・召喚」

ハザマ「てめえに協力するなんざ胸糞悪いが早く行っちまえ!」

ジン「邪魔をするな!」

ハザマ「てめえが邪魔なんだよ!ウロボロス!」

マコト「待って!」

ハザマ「おやおや、当の本人の登場ですか……。めんどくさいですねえ……」

ラグナ「マコト……」

マコト「行くの……?」

ラグナ「ここは俺の居た世界じゃねえからな……」

マコト「……また逢える?」

ラグナ「分かんねえよんなこと」

マコト「……」

ラグナ「全部終わってからだ。また戻って来られる保証はねえけどよ……」

マコト「ずっと、ずっと……。待ってるから」

ハザマ「おいおい。俺様放置でお涙頂戴か?」

ジン「貴様は少し黙ってろ」

ハザマ「ったく……。俺様の目の前で普通全部終わったらとか話すかね」

ハザマ「おら子犬ちゃん!さっさと行っちまえ!」

ラグナ「うるせえよテルミ。……じゃあな」

マコト「……うん」










ジン「よかったのか?」

マコト「仕方ないよ……。それにきっと帰ってきてくれる。信じてるから」

ラグナ「あいつには悪いことしちまったな……」

ラグナ「……」

ラグナ「考えてても仕方ねえな。元の世界に戻って。それからだ」

窯「くぱぁ」

ラグナ「そろそろか……」

ラグナ「元の世界に帰れりゃいいんだが」

???「起きて……。起きてってば……」

ラグナ「ん……」

???「ラグナぁ!ラグナラグナラグナぁ!」ギューッ

ラグナ「ま、マコトォ!?俺帰ってきたんじゃ」

マコト「帰ってきたらベッドで寝てるんだもん!もう絶対に離さないからね!」

ラグナ「いやmちょっと待ておい!テルミ!てめえ何か知ってんだろ!テルミィィィイイイイ!」








ハザマ「全ての事象はここ!ここに集約しました!」ウルウル

レイチェル「……涙を拭いたら?」

ハザマ「俺様の計画が……。どういうことだよこりゃ……。どうなってんだよ……」ブワッ

レイチェル「これが世界の望んだ答えなのかもしれないわね。ラグナ。幸せにね」

バイオ0やってくる

ノエルさんはツバキさんとチュッチュしてます
バングさんは振られて泣いてます
俺はバイオ0をやります
いわゆる伏線回収も何もない打ち切りエンドです

ID変わったら何か書くから許せ
いつになるか分かんねえけど

>>572
マコトなら俺の横で寝てるよ

>>573
お前、それマコトの戦闘服来たハザマさんやで
本物のマコトなら俺がもふもふしてる

>>578
テイガーなら俺のために自転車漕いで発電してるよ

>>582
自転車ならロボカイが乗って空飛んでったよ

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