一夏「ラウラが階段から落ちた?」(224)

一夏「嘘だろ?あのラウラがそんなドジっ娘みたいな事するか?」

シャル「ボクもそう思ったんだけど……織原先生の手伝いで沢山のプリントを運んでたから、前が見えなかったんじゃないかな」

一夏「そうか……怪我とかしてなきゃいいけど」

シャル「聞いた話によると軽く頭を打って気絶しちゃったんだけど、他に大きな怪我はないらしいよ?今は保健室で横になってると思う」

一夏「そっか、じゃあお見舞に行くか」

シャル「ボクも後で行ってみるよ」

保健室前

一夏「さてと、ラウラはまだ眠ってるかな?」

コンコン

一夏「すいませーん。ラウラのお見舞いに来たんですけどー」

シーン

一夏「……保健の先生は居ないのか?は、入りますよー?」ガチャリ

一夏「……誰も居ない。あそこのカーテンが閉まってるベッドにラウラは眠ってんのかな?」ソオーッ

一夏「ラウラ起きてるか……?」

ラウラ「……すぅ……すぅ」

一夏「やっぱりまだ眠ってたか。んじゃ、起きるまで座って待っとくかな」

一夏「こうしてみると目立った外傷は……あ、頭にでかいタンコブがあるな……痛そ」

一夏「でも、他に大きな怪我は無い……か。安心した」

ラウラ「んっ……」ゴロッ

一夏「あー、毛布がはだけてる。ちゃんと被らないと冷えるぞ」ヨイショ

ラウラ「……すぅ……すぅ」

一夏「ははっ、ラウラってこうして寝顔だけ見てると戦いなんて知らない女の子って感じだなぁ」

ラウラ「…………んんー」パチクリ

一夏「あ、目を覚ましたかな」

幼児化してたら俺得

ラウラ「ふわぁぁぁ……」

一夏「お早うラウラ。大丈夫か?」

ラウラ「…………?」

一夏「ラウラが階段から落ちるなんて珍しい事もあるもんだなぁ」

ラウラ「…………」キョロキョロ

一夏「まぁ、大きい怪我も無いみたいで安心……って、ラウラ?」

ラウラ「…………」ジーッ

一夏「ど、どうした?他にどっか痛むのか?」アセアセ

ラウラ「……お」

一夏「……お?」

ラウラ「…………おにーちゃん?」

一夏「」

一夏「え、ちょ、ラウラ?」

ラウラ「……おにーちゃん、ラウラのお見舞いに来てくれたの?」

一夏「そりゃー心配だったからな……ってそうじゃなくて!ど、どうしたんだよラウラ!何だよおにーちゃんって!?」

ラウラ「そっかぁ!」パァァ

一夏「くっ……こいつ!なんて眩しい笑顔をしてやがる!」

ラウラ「ありがとおにーちゃん!」ガバッ

一夏「うおっ!ば、馬鹿!抱きつくなっ!」

ガラガラガッシャーン

千冬「ラウラ、大丈夫か?入るぞ?」ガチャ

ラウラ「おにーちゃん好き!だーいすき!」ギュウゥ

一夏「おわっ!ほっぺがぷにぷにしてるなぁ……じゃなくて!どくんだラウラ!」

千冬「……何だこれは」

ちょっと客人来たから対応してくるっす

千冬「お前ら……保健室に誰も居ないからと言って……」ゴゴゴゴ

一夏「ち、違う!違うんだ千冬姉!ラウラの様子がおかしくて!」

ラウラ「おに~ちゃ~ん」スリスリ

千冬「……お、おにいちゃん?」

ラウラ「むふー!おにいちゃんの身体は大っきいなぁ……あ」

千冬「……ん?」

ラウラ「おねーちゃん!」パァァ

千冬「」

ラウラ「おねーちゃんだ!」

千冬「……は?お、おねーちゃん?わ、私はお前の姉などでは」

ラウラ「おねーちゃんもだいすきー!」ガバッ

千冬「お、おい!やめろラウラ何をする!」

ラウラ「おねーちゃんふかふかー」ムニュムニュ

千冬「ば、そ、そんなところを掴むんじゃない!//」

一夏「oh……」

千冬「お、おい一夏!そんなとこで眺めてないで助けろ!」

ラウラ「むにむにー」モニュモニュ

千冬「そ、そこはっ!//」

一夏「眼福や……」

ラウラ「このおねーちゃん油臭い」

鈴「」

ラウラ「このおねーちゃん精液臭い」

シャル「」

鈴「で?ラウラは無事なの?」

シャル「頭を軽く打って気絶してるけど、大きな怪我は無いみたいだよ」

セシリア「それなら一安心ですわね……」

箒「だが、一夏は既にラウラのお見舞いに向かっているのだろう?……何もなければ良いんだが」

シャル「か、考え過ぎ……とは言えないね。ラウラも無事なんだし、意外とあの子積極的だから……」

セシリア「密室……ベッド……お見舞い……だ!駄目ですわ!そんなの私が許しませんことよ!」カアア//

鈴「だーから私達も保健室に来たんじゃないの」

……ラウラ…………オニーチャン!……ヤメロ……

箒「……何やら騒がしいな」

シャル「ラウラ、もう起きてるのかな?」

セシリア「んなっ!?そ、そ、そんなの駄目ですわ!早く止めないと!」

箒「ま、待て!まだそうと決まったワケじゃ」

鈴「あーもう!アンタたち騒がしいわね!こんなのさっさと入ればいいのよ!」ガラガラ

ラウラ「おにーちゃんぎゅー!」ムギュウウ

一夏「ら、ラウラ……胸が、当たって……」

千冬「止めろラウラ!くっ、無駄に力が強い……!」グイー

箒鈴セシリアシャル「」

シャル「ど、どういう事なの……?」

セシリア「ラウラさんが……一夏さんの事を……お兄ちゃん?」

鈴「ラウラが一夏に抱きついてて、織斑先生がそれを止めようとしている……?」

箒「こ、コラ一夏!昼間から何をしているんだ!」

一夏「ほ、箒!いいところに来た!頼む、ラウラを何とかしてくれ!」

箒「な、何とかって……」

ラウラ「ごろごろー」

箒「ら、ラウラ!悪ふざけにしては度が過ぎるぞ!はやく一夏から離れるんだ!」

ラウラ「!」

ラウラ「……」ガクガク

一夏「ら、ラウラ……?」

ラウラ「~~~ッ!」ササッ

千冬「ど、どうしたラウラ。私の後ろに隠れて」

ラウラ「……あの人、こわい」ガタガタ

箒「……へ?」

ラウラ「こわいよ、おねえちゃん……」グスッ

一夏千冬箒鈴セシシャル「!(か、可愛い!)」ズッキューン

シャル「こ、怖くないよー?何にもしないよー?」

ラウラ「……」

セシリア「ラウラさん!美味しい茶葉を本国から送って貰ったのですわ!一緒にお茶しませんか?」

ラウラ「……」

鈴「す、酢豚!酢豚作るわよ!」

ラウラ「……」

千冬「だ、大丈夫だラウラ。こいつらはお前に危害を加える様なマネはしない。怖がる必要は無いぞ」

ラウラ「……ほんとう?」ヒョコッ

一夏「ああ!箒だって乱暴ですぐ人を殴るけど、いい奴だぞ!」

箒「な!誰が乱暴だっ!」ボカッ

一夏「いてっ!」

ラウラ「ッ!」

ちょっと晩飯とラウラ分を補給してくる

ラウラ「やめてっ!」ガバッ

箒「へ?」

ラウラ「おにーちゃんをいじめないで!」ダキッ

一夏「ラウラ……?」

ラウラ「ラウラのおにーちゃんをいじめないでっ!おにーちゃんは、ラウラが、守るんだもん……!」グスッ

ズッキューーーーーン

シャル「何かよく分からないけど……」

セシリア「ラウラさんが……」

鈴「やたら可愛いわね……」

ラウラ「おにーちゃんから離れてよ!このー!」グイー

箒「わ、悪かった!私が悪かったから!」

【何だかんだで事態は収束】

千冬「……でだ。階段から落ちて頭を打った事によりラウラの人格がまるで別人のようになってしまったと」

セシリア「信じられないような話ですけれど……」

ラウラ「~♪」ペロペロ

一夏「ラウラ、アイスは美味いか?」

ラウラ「うん!おいしい!おにーちゃんもペロペロする?」

一夏「うっ!?い、いや、俺はお腹一杯なんだ。ラウラ一人で食べてくれ」ドキドキ

ラウラ「?」ペロペロ

シャル「……不思議と違和感は無いね」

箒「……それで?これからどうするんだ」

鈴「どうすると言われても、何とかしてラウラを元に……」チラッ

ラウラ「?」

鈴「元に、戻すべき……よね!」

箒「おい、一瞬躊躇しただろ?」

ラウラ「???」

一夏「そうは言っても、俺たちにどうこう出来る問題なのか?」

千冬「……分かった、私が色々な所に問い合わせてみる。ラウラにはとりあえずこれまで通りIS学園で生活して貰おう。別に身体が不自由になった訳では無いからな」

セシリア「だ、大丈夫なのですか?」

千冬「どういう訳かコイツを自分の兄妹と思っているからな。生活するのには困らないだろう!」

一夏「ちょ!千冬姉!俺が全部面倒を見るのか!?」

千冬「何、私も少しは手伝うさ。それと学園内では織斑先生と呼べ」

一夏「……わかりました織斑先生」

千冬「よし、お前達はラウラを連れて授業に戻れ。とっくに午後の授業は始まっているぞ」

ラウラ「じゅぎょー?」

一夏「……大丈夫かなぁ」


真耶「……織斑君?」

一夏「……な、何ですか?」

ラウラ「ねーねーおにーちゃん。じゅぎょーって何するの?」

真耶「……何でラウラさんが織斑君の膝の上に座ってるんですか?」

一夏「そ、それはですね~何と言うか……」アセアセ

ラウラ「おにーちゃん、あそぼー?」

一夏「ら、ラウラ」

ラウラ「なーに?」

一夏「授業の間だけでいいからあっちの空いてる席に座ってくれないか?」

ラウラ「えー……いっしょにすわっちゃだめなの?」グスッ

一夏「じ、授業の間だけだから!終わったら座っていいから!」

ラウラ「でもー……」チラッ

箒「?」

一夏「わ、分かった!もしあっちに座って授業を受けてくれたら後でアイスをあげよう!」

ラウラ「ほんとう!?」パアァ

一夏「あぁ!だからあっちで大人しくしてような?」

ラウラ「わかった!」

書き溜めてスレ立てた方がいいか?
それともこのまま書き続ける?眠いからもっとスピード落ちると思うけど

分かった、書き溜める事にするお
明日か明後日には投下出来ると思う

同じスレタイでまた立てる事にするよ

立てるなら晩です

トリとか残さないでそのままスレ立てていいんですよね?

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