ほむら「この世界から消してあげるから」
まどか「ほ、ほむらちゃんっ。そういうこと言っちゃだめだよ~……」
ほむら「まどかは静かにしていて。
今回の話は言わば『私〝暁美ほむら〟の理想の創造』……、
それをつまらなかった? 微妙だった?」
ほむら「私をあまり怒らせないほうがいいわよ」
さやか「いやー、ついに堕天しちゃったかー。〝悪魔〟って自分で言っちゃうのは、
少し痛かったかもなー」
ほむら「っ……///」
さやか「…なんでそこで恥ずかしがるんだよっ」
ほむら「だってしょうがないじゃない。あの時は色々ハイになってたのよ。
だって考えてもみなさいよ、私たちまだ中学生よ?」
ほむら「中学生が世界を守るのどうのって、大人と警察は何をしているのよ。
まぁそんなことをアニメ界隈で言っても、キリがないのだけれど」
ほむら「青春もろくに送れず、弱者は皮肉にも自分の同業者に淘汰される。
まったく、インキュベーターもとんでもないシステムを作り上げたと思うわ」
さやか「まぁ、そうだな。あたしってそう考えると、
けっこう早死になんだなー……」
ほむら「悲しくなるからやめなさい。いいじゃない、
私が世界を創りかえて貴方も晴れて元通り、理想の世界よ」
ほむら「それのどこが──」
ほむら「何 が 不 満 だ っ た の よ」
さやか「うーん……やっぱり、めちゃくちゃ?」
マミ「確かにめちゃくちゃね」
杏子「めちゃくちゃなんだよなー」
ほむら「えっ、別にそこまでじゃなかったでしょう?」
マミ「一気に情報を流しすぎた、のかしらね。よくよく考えてみれば、
そこまで大したことはしていないのにね」
マミ「元々謎が多い──というか、わざと話の隙間を開けているようなアニメだけれど、
今回は今までの設定から大きく外れたものが、詰められてた作品だったわ」
マミ「『理解出来ない』と『理解していない』は似て非なるものなのよ」
さやか「おぉ、さっすがマミさんは状況を達観しているなぁ」
マミ「ふふっ、ありがと美樹さん」ニコッ
ほむら「巴マミといえば、今回『円環の理』というワードをみんな使っていたわね」プッ
マミ「私と言えばってなによっ」
さやか「あー……かっこいいよな『円環の理』って」
ほむら「確か概念化したまどかの〝円〟を意識したワードだったかしら、
うまいことを言うものね」
杏子「『ティロ・フィナーレ』もパワーアップしてたなそういえばー」
さやか「なんか、マミさんやけに押されてた気が…」
マミ「そ、そうかしら…?///」
ほむら「邪魔ばかりしてくれたわね」
マミ「あ、貴方が物事をはっきり言わないからでしょうっ?」
まどか「ほむらちゃんも、自分で背負いこんじゃうところがあるし…。
マミさんも実は誰よりもか弱くて……神様って理不尽だよね」
さやか「神様になったアンタが言うか…そんなことないだろ」
ほむら「私も神様になったわ」ドヤァ
さやか「やっぱり神様は理不尽な気がしてきた!」
ほむら「インキュベーターまで統治したのよ? 私の作戦は完璧だった…。
なのにっ……」
杏子「……」
まどか「…あのねほむらちゃん、えっと…分かる、分かるよ?
私だってずっとほむらちゃんを助けようとして、でも助けられなくて……、
そんなことがあったら、私…」
ほむら「……まど、か…っ」
さやか「…誰も、悪くないんだよな」
マミ「暁美さんも、暁美さんなりに色々試行錯誤していたのにね…」
ほむら「みんな、ごめんなさいっ……それでも、やっぱり私が…」
まどか「……ほむらちゃん」ギュッ
ほむら「ま、まどか…?」
まどか「大丈夫……次回作があるよっ!」ニコッ
ほむら「っ……!」
まどか「次回作では、私がほむらちゃんと闘って、最後はみんなでハッピーエンドだよ!」
まどか「まだ、起承転結の転にいるんだよ私たちは! だから、大丈夫……」
ほむら「……うんっ」ニコッ
さやか「…ふふっ、まどかの言うとおりだな。あたしもまだ動き足りないし!」
杏子「こっちだって力が有り余ってるぞー!」
マミ「そうね──私たちはまだ戦える!」
俺「だから、待ちましょう!」
全員「おぉーーー!!」
まどか・ほむら・マミ・さやか・杏子「ってなんで俺くんが!?
改めまして、続編、ご期待下さい!」
ほんとうにほんとうの終わり
続きやってくれることを期待しています、では
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