ほむら「新編が微妙だったとか言っている人はこっちに来なさい」 (10)

ほむら「この世界から消してあげるから」

まどか「ほ、ほむらちゃんっ。そういうこと言っちゃだめだよ~……」

ほむら「まどかは静かにしていて。
    今回の話は言わば『私〝暁美ほむら〟の理想の創造』……、
    それをつまらなかった? 微妙だった?」

ほむら「私をあまり怒らせないほうがいいわよ」

さやか「いやー、ついに堕天しちゃったかー。〝悪魔〟って自分で言っちゃうのは、 
    少し痛かったかもなー」

ほむら「っ……///」

さやか「…なんでそこで恥ずかしがるんだよっ」

ほむら「だってしょうがないじゃない。あの時は色々ハイになってたのよ。
    だって考えてもみなさいよ、私たちまだ中学生よ?」

ほむら「中学生が世界を守るのどうのって、大人と警察は何をしているのよ。
    まぁそんなことをアニメ界隈で言っても、キリがないのだけれど」

ほむら「青春もろくに送れず、弱者は皮肉にも自分の同業者に淘汰される。
    まったく、インキュベーターもとんでもないシステムを作り上げたと思うわ」

さやか「まぁ、そうだな。あたしってそう考えると、
    けっこう早死になんだなー……」

ほむら「悲しくなるからやめなさい。いいじゃない、
    私が世界を創りかえて貴方も晴れて元通り、理想の世界よ」

ほむら「それのどこが──」


 ほむら「何 が 不 満 だ っ た の よ」


さやか「うーん……やっぱり、めちゃくちゃ?」

マミ「確かにめちゃくちゃね」

杏子「めちゃくちゃなんだよなー」

ほむら「えっ、別にそこまでじゃなかったでしょう?」

マミ「一気に情報を流しすぎた、のかしらね。よくよく考えてみれば、
   そこまで大したことはしていないのにね」

マミ「元々謎が多い──というか、わざと話の隙間を開けているようなアニメだけれど、
   今回は今までの設定から大きく外れたものが、詰められてた作品だったわ」

マミ「『理解出来ない』と『理解していない』は似て非なるものなのよ」

さやか「おぉ、さっすがマミさんは状況を達観しているなぁ」

マミ「ふふっ、ありがと美樹さん」ニコッ

ほむら「巴マミといえば、今回『円環の理』というワードをみんな使っていたわね」プッ

マミ「私と言えばってなによっ」

さやか「あー……かっこいいよな『円環の理』って」

ほむら「確か概念化したまどかの〝円〟を意識したワードだったかしら、
    うまいことを言うものね」

杏子「『ティロ・フィナーレ』もパワーアップしてたなそういえばー」

さやか「なんか、マミさんやけに押されてた気が…」

マミ「そ、そうかしら…?///」

ほむら「邪魔ばかりしてくれたわね」

マミ「あ、貴方が物事をはっきり言わないからでしょうっ?」

まどか「ほむらちゃんも、自分で背負いこんじゃうところがあるし…。
    マミさんも実は誰よりもか弱くて……神様って理不尽だよね」

さやか「神様になったアンタが言うか…そんなことないだろ」

ほむら「私も神様になったわ」ドヤァ

さやか「やっぱり神様は理不尽な気がしてきた!」

ほむら「インキュベーターまで統治したのよ? 私の作戦は完璧だった…。
    なのにっ……」

杏子「……」

まどか「…あのねほむらちゃん、えっと…分かる、分かるよ?
    私だってずっとほむらちゃんを助けようとして、でも助けられなくて……、
    そんなことがあったら、私…」

ほむら「……まど、か…っ」

さやか「…誰も、悪くないんだよな」

マミ「暁美さんも、暁美さんなりに色々試行錯誤していたのにね…」

ほむら「みんな、ごめんなさいっ……それでも、やっぱり私が…」

まどか「……ほむらちゃん」ギュッ

ほむら「ま、まどか…?」

まどか「大丈夫……次回作があるよっ!」ニコッ

ほむら「っ……!」

まどか「次回作では、私がほむらちゃんと闘って、最後はみんなでハッピーエンドだよ!」

まどか「まだ、起承転結の転にいるんだよ私たちは! だから、大丈夫……」

ほむら「……うんっ」ニコッ

さやか「…ふふっ、まどかの言うとおりだな。あたしもまだ動き足りないし!」

杏子「こっちだって力が有り余ってるぞー!」

マミ「そうね──私たちはまだ戦える!」

俺「だから、待ちましょう!」

全員「おぉーーー!!」

まどか・ほむら・マミ・さやか・杏子「ってなんで俺くんが!?
                  改めまして、続編、ご期待下さい!」





          
                         ほんとうにほんとうの終わり

続きやってくれることを期待しています、では

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