カーゴサービス
フウロ「さーて今日もカントー地方に配達するかー」
社員「フウロさん」
フウロ「なんですか?」
社員「来週からジョウト地方の輸送に回ってもらえないかしら?」
フウロ「え? どうかしたんですか?」
社員「カントーは最近配達物が減って来てるの。逆にジョウトが増えたから……そのカントーは他の人達がやってくれるわ」
フウロ「そうなんですか」
ピンポーン
フウロ「フキヨセカーゴサービスでーす」
ドタドタガチャ
レッド「あ、フウロさん」
フウロ「相変わらず注文は止まらないね」
レッド「ごっごめんなさい」
フウロ「いやいや、あやまらないでよ」
レッド「今年は控えます」
フウロ「あ、そうそう実はね……」
レッド「……え? じゃあ来週から…」
フウロ「そうなんだよ。ジョウトの方に私回されちゃってさ」
レッド「そうなんですか……頑張ってください」
フウロ「ごめんね。出来ればカントーも回ってあげたかったけど……燃料代自費になっちゃうのは流石にね……」
レッド「いえいえ、えっと……ここですね」カキカキ
フウロ「そうそう。……残念だった?」
レッド「…そりゃあ…少しは……」
フウロ「あはは。私もちょっと残念かな。まあお互い番号知ってるしかけてきて良いから」
レッド「あ……そうでしたね」
フウロ「それじゃあね」
レッド「頑張ってください」
エロある?
ピンポーン
フウロ「フキヨセカーゴサービスでーす!」
ウィーン
ミカン「あ、お待ちしてました……あ、新顔さんですね」
フウロ「……えっと…ジムトレーナーの方ですか?」
ミカン「いえ、私がジムリーダーです」
フウロ「うそ!」
ミカン「嘘じゃないですよ」
フウロ「だってまだ幼いじゃん……あ、お客様に失礼な事言ってしまいすみません」ペコリ
ミカン「……」ジー
フウロ「?」
ミカン「こっ、これからです!!」
フウロ「あらら、えっと……ここにサインをお願いします」
ミカン「はい」カキカキ
フウロ「オッケー。それじゃあまたよろしくお願いします」
ミカン「はーい。ありがとうございました」
>>5
ないから寝なさい
ピンポーン
フウロ「フキヨセカーゴサービスでーす!」
ウィーン
ミカン「お待ちしてました!」
フウロ「住所をジムにして大丈夫ですか?」
ミカン「大丈夫です」
フウロ「本当に?」
ミカン「はい!」
フウロ「ふ~ん」
ミカン「なっ、なんですか?」
フウロ「いや……あ、ここにサインを」
ミカン「はい」カキカキ
フウロ「……ミカンさんか。よくここで?」
ミカン「ええ。安くて大助かりです」
フウロ「それはそれはどうもありがとう」
ミカン「いえ、寧ろこちらの方が……」
フウロ「あはは。それじゃあ」
ミカン「はい」
ピンポーン
フウロ「フキヨセカーゴサービスでーす」
ウィーン
ミカン「待ってました!」
フウロ「ちょっと履歴見せてもらいましたよー」
ミカン「え?」
フウロ「勝手に見ちゃってすみません」
ミカン「あ、いや……中身は見てないですよね?」
フウロ「中身は見てないですよ。ちょっと配達回数だけで……」
ミカン「ほっ」
フウロ「去年から急に配達回数が多くなりましたね」
ミカン「う…」
フウロ「あ、大丈夫です。秘密にしますから」
ミカン「うー」
フウロ「えと……サインを」
ミカン「くー」カキカキ
フウロ「はい。ありがとうございました」
ミカン「……またお願いします」
ピンポーン
フウロ「フキヨセカーゴサービスでーす!」
ウィーン
フウロ「あれ?」
フウロ「フキヨセカーゴサービスでーす!!!!」
ジムにいるあいつ「ミカンに御用ですかい?」
フウロ「ええ。御届け物を」
あいつ「う~ん。ちょっと出かけてるからなぁ」
フウロ「あ、じゃあまた後で来ますよ」
あいつ「そう。悪いね」
フウロ「いえいえ、仕事ですから」
あいつ「偉いじゃないか」
フウロ「あ、時間がないからまた」
あいつ「あいよ」
フウロ「あ、やっぱりミカンさんに渡せれますか?」
あいつ「直接頼むよ」
フウロ「了解しました」
ピンポーン
フウロ「フキヨセカーゴサービスでーすぅうううう寒い」ガタガタ
ウィーン
ミカン「あ、すみません! ジムに入ってください!」
フウロ「遠慮なく」
ミカン「午前中来ていただいたのに……すみません」
フウロ「いえいえ、仕事ですから」
ミカン「それでもすみません。えっと……」
フウロ「フウロだよ」
ミカン「フウロ……さん?」
フウロ「そうです。じゃあサインを」
ミカン「あ、はい」カキカキ
フウロ「……オッケー。それじゃ」
ミカン「あ、待ってください!」
フウロ「ん?」
ミカン「寒いですから温かい飲み物を……」スッ
フウロ「……ありがとう」
ピンポーン
ウィーン
ミカン「お待ちしてましたフウロさん」
フウロ「毎回何注文してるんですか?」
ミカン「えっと……食品ですかね」
フウロ「えー! ここ港町だから食材は豊富だと思うんだけどなー」
ミカン「それでもここではとれない食品とかあるんですよ」
フウロ「ああ…それを…」
ミカン「はい」
フウロ「食べ過ぎないでくださいね」
ミカン「あ、すみません」
フウロ「いやいや。こっちが失礼なこと言っちゃって申し訳ないです」
ミカン「……」
フウロ「……えと…ここに」
ミカン「あ、はい」カキカキ
フウロ「……おっけー。それじゃ」
ミカン「はい」
ライモンジム
フウロ「でね、その人ジムリーダーなんだよ!」
カミツレ「それ、私に言いに来て私はどうすれば良いの?」
フウロ「挑戦しても良いのかなぁ?」
カミツレ「何人目なのかしら?」
フウロ「何が?」
カミツレ「ジムリーダー。言い換えれば何個目のバッジを持っているのかしら?」
フウロ「う~ん…」
カミツレ「相性とかにも寄るけどフウロは6個目のバッジだから7個目だったり8個目は山得ておいた方が良いでしょうね」
フウロ「やっぱり?」
カミツレ「ええ」
フウロ「そうだよね」
カミツレ「彼に聞いてみたら?」
フウロ「彼……レッド君に?」
カミツレ「ええ。ジョウトにも行ったことあるみたいらしいし」
フウロ「そっか。聞いてみるよ」カコカコ
フウロ「……」
ポケギア『……ガチャッ…はい』
フウロ「あ、レッド君? わたしわたし!」
レッド『フウロさん』
フウロ「久しぶりー」
レッド『どうも』
フウロ「ちょっと聞きたいことあるんだけど良いかな?」
レッド『僕に答えられる範囲なら……』
フウロ「えっと…ミカンさんって知ってる?」
レッド『ミカンさん?』
フウロ「ジョウトのジムリーダーみたいなんだけど……」
レッド『あ、アサギシティのジムリーダーのミカンさんだね?』
フウロ「そうそう。ちょっと教えて欲しんだけど……タイプとか何個目のバッジとか…」
レッド『えっと…6個目のバッジで鋼タイプの専門だった気がします』
フウロ「鋼かぁ…」
レッド『……どうかしたんですか?』
フウロ「ううん。何でもないよ。また今度遊ぼうね」
レッド『はい!』
フウロ「それじゃあ、またね」
レッド『頑張ってください』
フウロ「……鋼タイプか」
カミツレ「相性あんまり良くないわね」
フウロ「勝てる自信がしない」
カミツレ「ダメもとで挑んで来たら良いじゃない」
フウロ「そんな~」
カミツレ「もしかしたら手加減してくれるかも」
フウロ「いや、同じ6個目のバッジを持つジムリーダー同士本気で戦いたい」
カミツレ「とはいってもフウロの手持ちじゃ私でも勝てる気がするし……」
フウロ「どうしよ」
カミツレ「彼に借りたら?」
フウロ「ポケモン」?
カミツレ「そう」
フウロ「言う事聞いてくれないよ」
カミツレ「……じゃあ頑張りなさい」
フウロ「うう~」
ざーざー
ピンポーン
フウロ「ミカンさーん急いでー!!」
ウィーン
ミカン「雨!? 早く入ってください!」
フウロ「はぁ…段ボールはまた死守できた」
ミカン「すっ、すみません! 出迎えるのが遅くて」
フウロ「いやいや、仕事だから」
ミカン「あ、えとちょっと待っててください」
ドタドタ
フウロ「……」
ドタドタ
ミカン「お待たせしました! これで濡れた部分を拭いてください」
フウロ「ありがとう」
ミカン「本当にすみません。ちょっと挑戦者の方が来ていたので……」
フウロ「挑戦者? ああ、ジムリーダーだったね」
ミカン「はい」
フウロ「どうだったの?」
ミカン「挑戦者さんには申し訳ないですけど……勝っちゃいました」
フウロ「おお!」
ミカン「そう言えばフウロさんもジムリーダーでしたよね?」
フウロ「そうだよ」
ミカン「ジムは大丈夫ですか?」
フウロ「大丈夫。あんまり挑戦者来ないから」
こないだのレッドの奴の続編か
ミカン「はぁ…じゃあ……私と勝負してくれませんか?」
フウロ「本気だよね?」
ミカン「はい! 最近手ごたえある方と勝負をしてなくて……」
フウロ「う~ん…」
ミカン「……ダメですか?」
フウロ「良いよ」
ミカン「本当ですか!? ありがとうございます!」
フウロ「流石に今日は勘弁してね」
ミカン「もちろんです。えっとサイン書かなきゃ」カキカキ
フウロ「……オッケー。それじゃあ」
ミカン「はい!」
フキヨセジム
フウロ「スワンナ!!」
スワンナ「すまねえ」バタリ
挑戦者「よっしゃー! 良くやったドリュウズ」
フウロ「……不味い」
挑戦者「まだ持ってますか?」
フウロ「……ケンホロウ! 頑張って!」
挑戦者「きりさくだ!」
ドリュウズ「がー」ズバッ
ケンホロウ「いてー」バタリ
フウロ「ああ! 急所に当たったか~」
挑戦者「やったー! 勝った!!」
フウロ「……」
挑戦者「……なんか不味いことしたよな?」
フウロ「むむむ……」
ライモンジム
カミツレ「いや、だから私に言われても……」
フウロ「そこをなんとか……親友でしょ?」
カミツレ「だからと言ってフウロの鳥ポケモン達が急に地震や火炎放射を覚えるわけないでしょ」
フウロ「ですよねー」
カミツレ「彼に聞くべきよ」
フウロ「レッド君に?」
カミツレ「そう。待ってると思うわよ」
フウロ「そうか……確かレッド君は元チャンピオン。逆境でも大丈夫かも」
カミツレ「というか、無理に勝たなくても良いんじゃない?」
フウロ「そこは私とミカンさんの意地だよ」
カミツレ「……」
フウロ「当日はレッド君も呼ぼう。審判やってもらおう」
カミツレ「まあ、頑張りなさい」
フウロ「カミツレちゃん」
カミツレ「ん?」
フウロ「私頑張るね!!」
ピンポーン
ウィーン
フウロ「フキヨセカーゴサービスでー……」
ミカン「10万ボルト!」
コイル「ちゅいーん」バリバリ
ヨルノゾク「あああああ」ビリビリ
挑戦者「くそーゴローンがやられなければ……」
ミカン「ふふふ。またの挑戦を待ってますね」
フウロ「」
ドサッ
ミカン「さてと……あっ! すっ、すみません!!」
フウロ「ハッ……あ、落としちゃった!」
ミカン「すみません。挑戦者が来ていたもので……」
フウロ「あいや、ちょっと参考になりました」
ミカン「うう…負けるかも」
フウロ「それはない!」ビシッ
ミカン「ええっ!?」
フウロ「ここにサイン!」
ミカン「はい」カキカキ
フウロ「……どうも」ムスッ
ミカン「あ、あの怒ってます?」
フウロ「全然! 絶対負けない!!」
ミカン「あ」
ウィーン
フウロ「……」
フウロ「……どうしよう?」
ピンポーン
ウィーン
ミカン「待ってました……すみません。前回は怒らしちゃったみたいで…」
フウロ「いやいや、えっと…ここにサインを……」
ミカン「はい」カキカキ
フウロ「おっけーです」
ミカン「えと……日曜日空いてます?」
フウロ「う~ん……何ともいえないけどたぶん大丈夫」
ミカン「じゃあその日に勝負しましょう」
フウロ「日曜日ね。オッケー!」
ミカン「絶対負けませんからね!」
フウロ「あはは……」
ミカン「えっと……できればここに来てもらえれば嬉しいんですけど……」
フウロ「良いよ。友達も呼んでいいかな?」
ミカン「フウロさんのお友達なら大歓迎です!」
フウロ「ありがと。それじゃあね」
ミカン「はい。楽しみに待ってます!」
ウィーン
フウロ「……」
フウロ「……どうするフウロ?」
ライモンジム
カミツレ「あ、その日私モデルの仕事」
フウロ「そんなぁ~」
カミツレ「お誘いは嬉しいけどまたにして」
フウロ「まあ、カミツレちゃんは忙しいから仕方がないよね」
カミツレ「彼は?」
フウロ「良いって。相変わらず家にいるから外で遊ぶと嬉しいんだって」
カミツレ「そりゃそうでしょうね」
フウロ「でも、最近は夜お話してるよ。ちょっとだけど」
カミツレ「対策聞いたの?」
フウロ「……あ」
カミツレ「ガンバレ」
フウロ「まだ間に合う……まだマニアウ…」
カミツレ「今聞け!」
フウロ「そうか!」カコカコ
フウロ「……もしもし! レッド君? あのさ……」
フウロ「……ありがとね。じゃあ日曜日はよろしくばいばーい」
カミツレ「どうだったの?」
フウロ「目覚めるパワーがどうのこうの」
カミツレ「どうのこうのを詳しく聞いとけ!」
フウロ「だからなんかポケモンによってタイプが変わるみたいなんだ。炎とか岩とか」
カミツレ「ふ~ん。で、技マシンはあるの? いえ、持ってるの?」
フウロ「……うん…ね♪」テヘッ
カミツレ「ガンバレ」
フウロ「カミツレちゃーん!!!」
ピンポーン
ウィーン
ミカン「お待ちしてました!」
フウロ「よっよろしくね」
レッド「こっ、こんにちは」
ミカン「始めまして。アサギジムジムリーダーのミカンです」
レッド「レッドです」
ミカン「レッドってあの元チャンピオンの?」
レッド「過去の話ですよ。今日は審判で来たし…」
フウロ「お願いねレッド君!」
ミカン「……」ポカーン
フウロ「どうかしたの?」
ミカン「いや……カントー元チャンピオンやら色々と凄い噂を持つレッドさんとお友達とはフウロさんって何者ですか?」
フウロ「私はイッシュ地方のジムリーダーだよ」
レッド「2人とも良いですか?」
ミカン「よーし! レッドさんの前じゃ恥をかかないように頑張らなきゃ」
フウロ「オッケー!」
レッド「じゃあバトル開始!」
ミカン「本気で行きます!!! 行け! メタグロス!!」
メタグロス「ぐわーん」
フウロ「」
5分後
ミカン「すっ、すみません!! まさか30代しか持ってないとは知らずに……」ペコペコ
フウロ「あ……いや、良いんだよ。もうちょっとレベルを落としてもらえば……」
レッド「えと……バトルは?」オロオロ
ミカン「えと……はい。オッケーです」
フウロ「うん。こっちも」
レッド「じゃあ改めて……バトル開始!」
ミカン「コイル! 頑張ってください!!」
コイル「ちゅいーん」
フウロ「ココロモリ! 頑張って!」
ココロモリ「ばっさばっさ」
――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――
―――――――
―――
―
フウロ「やっぱりダメかぁ」
ミカン「いえ、私も結構危なかったです」
レッド「結果はどうあれ2人ともポケモンとの信頼関係が抜群ですね」
フウロ「そうだった?」
レッド「うん。恩返しとかものすごく強いかも」
フウロ「へー」
ミカン「……えっと。お腹が減ったことだしお昼にしませんか?」
フウロ「いいね。おすすめとかあるの?」
ミカン「食堂ですけどね」
ライモンジム
フウロ「という。以上私のレポートでした」
カミツレ「港町でご飯とか羨ましい」
フウロ「ホドモエシティがあるじゃん」
カミツレ「そこでのんびりたくさん食べるわけにはいかないの!」
フウロ「モデルって大変なんだね」
カミツレ「そうよ。食事制限とかザラよ」
フウロ「美味しかった」
カミツレ「あーもう聞きたくない!」アーアー
ピンポーン
ウィーン
フウロ「フキヨセカーゴサービスでーす!」
あいつ「ミカンならアサギのとうだいに行ってるぞ」
フウロ「灯台?」
あいつ「あそこに見える灯台さ」
フウロ「……じゃあ暇じゃないけど配達に行きますか!」
あいつ「がんばるねぇ」
フウロ「仕事」
これ前書いてたよね?中身ちょっと違うけど
アサギのとうだい・最上階
フウロ「どうもーフキヨセカーゴサービスでーす!」
ミカン「あ、フウロさん」
フウロ「御届け物……あー…疲れた」
ミカン「わざわざありがとうございます」
フウロ「ここにサイン」
ミカン「はい」カキカキ
フウロ「えっと……このポケモンはデンリュウだっけ?」
ミカン「はい。アカリちゃんって言うんですよ」
フウロ「へー。それに関係するもの? それは?」
ミカン「いえ。これは釣り竿です」
フウロ「……?」
ミカン「最近食堂で海鮮物が足りないようなので自給自足するです!」
フウロ「へー」
ミカン「じゃあ、下までお見送りします」
フウロ「本当? 悪いね」
ピンポーン
ウィーン
フウロ「ありゃ? 今日もいないぞ」
あいつ「ミカンは海岸に行ってるよ」
フウロ「そう。どうも」
あいつ「毎度悪いね」
フウロ「仕事はこんなものだよ。そこに立ってるだけのおっさん」
あいつ「……」
フウロ「ミカンさん」
ミカン「……あ、フウロさん! すみません! また出迎えられなくて……」
フウロ「それが前回の釣り竿?」
ミカン「はい……ですが?」
フウロ「……コイキングばっか」
ミカン「何がいけないのでしょう?」
フウロ「さあ? 私は専門じゃないからなぁ」
ミカン「えっと……サインですね」カキカキ
フウロ「オッケー! あ、竿が!?」
ミカン「かかりました!」グイッ
コイキング「……」ピッチピッチ
ミカン「……」
フウロ「……あははは。今日は調子が悪いだけですよ」
ミカン「……」
ボチャン
ミカン「今日は上がります」
フウロ「あー……うん。お疲れ様」
ライモンジム
カミツレ「だから何で私に聞く? というか最近やけに来るじゃない?」
フウロ「ミカンさんが可哀想なんだよね。いつもコイキングばっかりでさ」
カミツレ「だから私に言われても……」
フウロ「そこを何とかだよ!!」
カミツレ「私より彼に聞きなさいよ」
フウロ「レッド君釣りとか興味なさそうだよ」
カミツレ「いや、フウロよりあると思う」
カミツレ「それに最近ミカンっていう人の話ばっかりだし……彼が泣いているわよ」
フウロ「そんなことないよ。レッド君とはもう夜の電話が日課になってきたし」
カミツレ「なら聞いてみたら?」
フウロ「……まあダメもとで聞いてみるかな」
カミツレ「ここで電話って夜電話しなさいよ」
フウロ「……じゃあそうする」
カミツレ「それで、まさかそれだけのために来たの?」
フウロ「いや~……」テレテレ
カミツレ「……じゃ、モデルの仕事があるから」スタスタ
フウロ「酷いよカミツレちゃーん」
フウロ「釣れますかー?」
ミカン「だめですー」
フウロ「ここにサイン」
ミカン「はい。すみません。またお出迎え出来なくて……」
フウロ「いやいや……オッケー」
ミカン「もうやめようかな」
フウロ「大丈夫! レッド君に聞いたら教えてくれるって!!」
ミカン「レッドさんが?」
フウロ「ほら、ミカンさんが毎日コイキングばっかで可哀想に見えたから」
ミカン「……」
フウロ「えと……迷惑だったかな? レッド君と話し合って決めたんだけど……」
ミカン「いえ、私なんかのためにありがとうございます!」
フウロ「あはは……それじゃあ詳しい日程はまたで」
ミカン「はい。ありがとうございました」
フウロ「がんばってね」
ミカン「はい! えい」シュッ
フウロ「……」
フウロ「……しまった! 荷物渡すの忘れた!!」
ピンポーン
ウィーン
フウロ「……いない」
ドタドタ
ミカン「お待たせしました!!」ハァハァ
フウロ「随分慌ててたみたいだけど……」
ミカン「女の子には色々あるのです」
フウロ「あーなるほど」
ミカン「あ、釣りの件はありがとうございました」
フウロ「レッド君どうだったの? レッド君は良かったとか言ってたけど……」
ミカン「流石です。もうコイキングが難しくなりましたよ。ランターンとかドクク……シェルダーとか」
フウロ「へーよかったね」
ミカン「今度フウロさんもいかがですか?」
フウロ「私はあんまり……」
ミカン「レッドさんに習えばばっちりです!」
フウロ「……そう言われたら今度やってみようかな」
ミカン「お勧めです! 食堂の料理長喜んでましたし」
フウロ「へー……あ、ここにサイン」
ミカン「あ、はいはい」カキカキ
フウロ「……オッケー!」
ミカン「毎回ありがとうございます」
フウロ「良いよ。仕事だから」
ミカン「えと、いつも来てもらって悪いのでこれくらいしかないですけど良かったら……」スッ
フウロ「良いの?」
ミカン「はい」
フウロ「ありがとう」
ミカン「では、頑張ってくださいね」
ウィーン
フウロ「……」パクッ
フウロ「……甘くておいしいな。飴玉は」コロコロ
保守サンクス
もうちょっとで終わらせる
ピンポーン
ウィーン
ミカン「あ、フウロさん。いつもご苦労様です」
フウロ「相変わらず食品を頼んでいるの?」
ミカン「そうですね……地元から運ばれてくるのもありますけど……こう食べたいときにはないんですよ」
フウロ「あーわかるかも」
ミカン「だからもうフキヨセカーゴサービスはお世話になってばかりで……」
フウロ「こちらも常連さんが多いと嬉しいよ」
ミカン「えっと……ここにサインですね」
フウロ「そうそう」
ミカン「……よしっと」カキカキ
フウロ「どうも」
ミカン「もう次の荷物に?」
フウロ「仕事だからね」
ミカン「あ、じゃあこれを」スッ
フウロ「あ……毎回悪いよ」
ミカン「いえいえ。こちらも毎回配達頼んでますから……」
フウロ「じゃあ遠慮なく……帰りに頂くよ」
ミカン「そうですか。頑張ってくださいね」
フウロ「どうも」
ウィーン
フウロ「……」
フウロ「何故モーモーミルクなのか?」
ピンポーン
ウィーン
ミカン「お待ちしてました」
フウロ「この前の飲み物はありがとう」
ミカン「近くにモーモー牧場があるんでそこから取り寄せてるんですよ」
フウロ「へぇ~」
ミカン「……」ジー
フウロ「……?」バイーン
ミカン「……」ペタペタ
ミカン「はぁ…」
フウロ「え? いきなり落胆!?」
ミカン「あ、いえ……こちらの問題ですので……」
フウロ「はぁ……」
ミカン「えと……ここにサインですね」カキカキ
フウロ「……オッケー」
ミカン「暑いのに大変ですね。服装は涼しそうですが……」
フウロ「仕事だからね。海行きたいなー」
ミカン「ここは?」
フウロ「あ、泳ぎたいって事」
ミカン「あー」
フウロ「それじゃあ」
ミカン「はい」
ライモンジム
カミツレ「……じゃあ2人呼んでサザナミで泳げば?」
フウロ「う~ん」
カミツレ「夏だし……シロナさんやアイリスにアロエさんとか来るし」
フウロ「でもさ、レッド君男の子1人は可哀想だと思わない?」
カミツレ「まあ……そうだけど……」
フウロ「それにいつものメンツだとね~ってやつ」
カミツレ「……要するに3人で遊びたいと」
フウロ「あー多分そうかも。ほら……あれだよ…あれ……」
カミツレ「いや、あれだけじゃわからないから」
フウロ「とにかく今年もシロナさんの別荘には行くけど……ミカンさんやレッド君とも海で遊びたい!」
カミツレ「なら、アサギで泳げないいじゃない?」
フウロ「アサギ……ジョウトのアサギシティ?」
カミツレ「ええ。全国地図眺めたら良いところじゃない」
フウロ「……そっか」
カミツレ「はい、解決」
フウロ「あ、カミツレちゃんもどう?」
カミツレ「悪いけどパス」
フウロ「ええ~!」
カミツレ「悪いわね」
フウロ「なんでさ?」
カミツレ「アサギに合う水着選ぶのには時間がかかり過ぎてシロナさんが帰ってしまうの」
フウロ「……ああ。サイズが無いんだね」
カミツレ「死ね」
ピンポーン
ウィーン
フウロ「ミカンさん! 海で泳ぎませんか!?」
ミカン「え? いきなりなんですか?」
フウロ「夏だし……あ、ここサインね」
ミカン「えと……はい」カキカキ
フウロ「オッケー」
ミカン「えと…泳ぐとは……? レースとかで…?」
フウロ「単純に遊ぶの」
ミカン「えと……誰と?」
フウロ「私とレッド君とミカンさんの3人で」
ミカン「3人?」
フウロ「場所はアサギシティの海岸……名前忘れたけど……」
ミカン「……3人…」
フウロ「うん!」
ミカン「……良いでしょう。上等です!」
フウロ「ありがとう。じゃあまた日曜日ね!」
ミカン「はい」
ウィーン
ミカン「デカいだけでは終わりって事を教えてあげますよ。ふふふ」
日曜日
うふふーあははー
ばしゃばしゃ
きゃっきゃっ
フウロ「楽しかったねー」
ミカン「認めたくないものだな…、自分自身の…大きさ故の過ちというものを…」
レッド「周りから凄い睨まれた……」
日曜日・夜
レッド「あ、ミカンさん」
ミカン「はい」
レッド「あの……僕と友達になってくれませんか?」
ミカン「良いですよ。寧ろレッドさんとお友達になれてうれしいです」
レッド「やった!」
フウロ「えと……じゃあ私とも友達になってよ」
ミカン「もちろんです! 良い張り合いになりそうです(胸についての)」
フウロ「はい、これ私の番号」
ミカン「これが私のです」
レッド「えと…僕のはこれ」
フウロ「……完了! それじゃあお疲れ様ー」
ミカン「ありがとうございました」
レッド「えと…お疲れ様…」
終わったら日曜のことくやしくお願いしたい
ライモンジム
カミツレ「で、ミカンさんともお友達になれたと」
フウロ「嬉しいね。ジョウト地方にも友達ができるなんて」
カミツレ「仕事とジムの方を怠らない様に」
フウロ「わかってるよ」
カミツレ「しかし、毎回わざわざ報告がムカつくわね」
フウロ「まあまあ、じゃあ私そろそろ仕事だから」
カミツレ「また、ジョウトに?」
フウロ「まあ、でも来週からホウエン地方に回されちゃってさ」
カミツレ「へぇ~」
フウロ「しばらくレッド君とミカンちゃんと会えないから今度3人でカミツレちゃんのジムにあるジェットコースターで遊ぶの」
カミツレ「ふざけんな!」
~FIN~
終わったー
読んでくれた人ありがとうございました
ホウエンとシンオウも書けたら書きたいと思ってます
お疲れ様でしたー
刀、 , ヘ
/´ ̄`ヽ /: : : \_____/: : : : ヽ、
,. -‐┴─‐- <^ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
/: : : : : : : : : : : : : :`.ヽl____: : : : : : : : : : : : : : : : : : /
,. -──「`: : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : :\ `ヽ ̄ ̄ ̄ フ: : : : :/
/: :.,.-ァ: : : |: : : : : : : : : :\: : : : :: : : :ヽ \ /: : : :/
 ̄ ̄/: : : : ヽ: : : . . . . . . . . . . .、 \=--: : : :.i / /: : : : :/
/: : ∧: \: : : : : : : : : : ヽ: :\: : : 〃}/ /: : : : :/ 、
. /: : / . : : :! ヽ: : l\_\/: : : : :\: ヽ彡: : | /: : : : :/ |\
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/ / !: : : : :.ト‐|- ヽ \: : : : : l::::__:' :/ i: : : : :{ |: : : :.ヽ
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l: : :l: : :ト、| 、___,ィ ヽ: :| ゝ ノ '.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
|: : :ト、: |: :ヽ ___,彡 ´ ̄´ ヽl-‐' \: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ
!: :从ヽ!ヽ.ハ=≠' , ///// ///u /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
V ヽ| }/// r‐'⌒ヽ イ〉、
ヽ、______ー‐‐' ィ´ /:/:7rt‐---、 こ、これは>>1乙じゃなくて
ィ幵ノ ./:/:./:.! !: : : : :!`ヽ ポニーテールなんだから
/: : .|: :| !:.!ィ¨¨ヾ、:.:/ !: : : : l: : : : : :.\
ピンポーン
フウロ「フキヨセデリヘルサービスでーす」
ドタドタガチャ
レッド「あ、フウロさん」
フウロ「相変わらずご指名は止まらないね」
レッド「ごっごめんなさい」
フウロ「いやいや、あやまらないでよ」
レッド「今年は控えます」
フウロ「あ、そうそう実はね……」
>>106
日曜日
うふふーあははー
ばしゃばしゃ
きゃっきゃっ
ぬるぬる
ふぅ…
フウロ「楽しかったねー」
ミカン「認めたくないものだな…、自分自身の…大きさ故の過ちというものを…」
レッド「限界まで搾り取られた……」
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