なぎさ「チーズが食べたいのですー!」 沙々「くふふ、わたしに任せなさい」 (19)




※ 一応叛逆SSの類なので未見の方は注意  内容そのものは短い

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~☆

ー円環の理ー


沙々「あー、暇ですねー」ダラダラ


ピンポーン


沙々「おや、新入りですか」


沙々(うーん、いつもならこっそり仕事から逃れるよう動くんですが)

沙々(暇ですし、先輩としていびり倒して遊びましょう)


沙々「あのー、聖カンナ人事部部長」

沙々「今回の新人の担当は、わたしって事にして頂けませんか?」


カンナ「勝手にしろよ」


沙々「じゃあお言葉に甘えて勝手にやりますね」

沙々「はいはーい、まずはお名前をどうぞー」



なぎさ「はい!百江なぎさです!よろしくお願いします!」ペコリ


沙々(えっ、幼女?)

沙々(うわー、めんどっくせー……)


沙々(新入りがガキの場合だと厳しいんですよねぇ)

沙々(ハラスメントが行われてないかのマドカチェック)


沙々(今から任務を放棄するのは?)


カンナ「……」ギロッ


沙々(あっ、無理ですね、これ)



沙々「なぎさちゃんですかー!いいお名前ですねー!」ニコォ


なぎさ「はいですー!」ニコニコ


沙々(この年頃の子供って声でかかったり、空気読まなかったりで嫌いなんですよねー)

沙々(ああー、めんどくせ)


沙々「それじゃあ職務内容と円環の理の案内から始めましょう」

沙々「マドカさんにはもうお会いになりました?」


なぎさ「えっと、導かれる時にちょっとだけって感じです」


沙々「じゃあまず、そっちから行きましょうか」

~☆


なぎさ 沙々「…………」


沙々(なんか喋れよ……、無茶苦茶気まずいじゃないですか……)


なぎさ「あのー」

なぎさ「円環の理のお仕事って大変なんですね」

なぎさ「数多の平行世界の魔法少女の救済、秩序の保持」


なぎさ「わたし、ここでやっていけるかちょっと不安になっちゃいました」

なぎさ「だって、時間を遡ってのお仕事もあるみたいじゃないですか」



沙々「なに、大丈夫ですよ」

沙々「これでもわたし達が担当してるのは全体のごく僅かなんです」

沙々「マドカさんっていうチートが、ちゃんと機能してる限り心配いりません」


沙々「長い年数働けば昇格、そしていずれは引退できます」

沙々「後は悠々自適な円環の理ライフをエンジョイです!」


沙々(まあ、生前の善行悪行で勤務年数変わりますけどね……)

沙々(美樹さやかとかいう明らかな贔屓人事もありますし……)


なぎさ「沙々さんはどれくらい昇進したんですか?」


沙々「昇進?した事ありませんよ」


なぎさ「あれー?」



沙々(仕事を基本避けられるだけ避けてますからねー)

沙々(一説には織莉子専務の妨害とやらもあるらしいですが)

沙々(なんにせよ、下の方が楽なので、それが一番ですね)


沙々「何かわたしにしてほしい事ありますか?」

沙々「特別に導かれた記念……、って言い方はおかしいですけど」

沙々「一つだけ言う事を聞いて上げますよ?」


沙々(ひとまずここで好感度をあげておきましょう)

沙々(人脈を広げておくのは有用ですからね) 


なぎさ「……うーん、そうですねー」

なぎさ「チーズが食べたいのです!」


沙々「えっ?」



なぎさ「なぎさはチーズが食べたいのです!」キラキラ


沙々「そ、そうですか」


沙々(チーズ……?)

沙々(食べ物が円環の理にあるわけねーだろ!)


なぎさ「それともやっぱり、できないんですか?」


沙々「な、何を言ってるんですか」

沙々「わたしの手にかかればそんな事造作もないですよ!」


なぎさ「やったー!」



沙々(し、しまったあああああ!)

沙々(……ええい、こうなってしまっては仕方ないです)

沙々(ちょっと卑怯ですが、やってやろうじゃないですか)


沙々「なぎささん、まずはわたしの目をじっと見つめてください」


なぎさ「はいなのです!」


なぎさ 沙々「…………」ジー


沙々「そして、ハイ、と合図をしたら目線を下に向けて」

沙々「わたしの差し出した両の掌の中を見てください」

沙々「そこにはチーズがあります」


沙々「ハイ!」



チーズ「」チョコン


なぎさ「うわぁー!本当にチーズだぁー!」


沙々(傍から見ると、このやり取り凄いバカっぽいでしょうね)


なぎさ「た、食べても良いのですか?」


沙々「ええ、もちろんですとも」

沙々(わたしにとっては見えも感じもしない、ただの空気の塊ですし)


なぎさ「では、失礼して」モグモグ


なぎさ「…………!」


なぎさ「うっ……、ううっ……」ポロポロ


沙々「!?」



沙々「ど、どうして泣き始めるんですか!」


なぎさ「初めて食べた、チーズと全く同じ味がするのです……」

なぎさ「それが凄い、嬉しくて……」


沙々(そらまあ、自分の記憶を食べてるような物ですし)

沙々(一番おいしいと思ったチーズが出てくるのが当然じゃないですかね)


沙々「初めてチーズを食べたのって、いつ頃なんですか?」

沙々「わたしは正直覚えてないんですけど」


なぎさ「……なぎさはですね」

なぎさ「病気の治療のせいでチーズが食べられなかったのです」

なぎさ「わたしにとってのチーズは、楽しく元気に生きられる事の象徴でした」


なぎさ「そんな中、キュゥべえがひょっこり現れて――」


沙々(あれ……?思ってたより話が重い……!?)

~☆


沙々「行くんですね」


なぎさ「はい、なのです」


沙々「おめでとう。大出世じゃないですか」

沙々「特別任務を授かった奴なんて、わたしの記憶には他にいませんよ」

沙々「まあ、美樹さやかはマドカさんのお気に入りなので、特別ですが」


なぎさ「別になぎさが凄い訳ではないのです」

なぎさ「ただ丁度その時間の『少し前まで』見滝原にいた事」

なぎさ「これがわたしがこの任務に抜擢された理由ですから」


沙々「それでも幸運ですよ、そういう機会が回ってきたのは」

沙々「厳密に言えば、現実とは違うんでしょうけど」

沙々「楽しめるだけ楽しんでくると良いです」


なぎさ「ええ、そのつもりです」

なぎさ「お土産をここに持って帰れないのが残念ですが」





       なぎさ「なぎさは本当のチーズをまた食べるため、行ってまいります!」





終わり

誰得なのか スレタイだけだとまどかSSとわからない人が多発しそう
映画にムシャクシャして書いた 反省はしている

昨日のインパクトだけで書いたからなぎさの口調が違うってなりそう 申し訳ない
(キャラ設定自体も、何かもしかしら間違えてるかも)

投げっぱなしオチだけどこれ以上書くと収拾付かなくなるから 仕方がない

とりあえず沙々さんは世界ほむらによる再度改変後
まどかの失った力の補填のための大人事移動の中で嫌々昇格させられました

さっさとHTML化依頼してきます


なぎさちゃん、ちゃんと解ってたのか・・・



偽物でも嬉しかったんだろうな
なぎさちゃん可愛い

>>15
あー、それについては全てカットしたけど

まだ食べた事のないチーズが食べたい いや、無理です!とか
なんでいつも同じ形、同じ味のチーズなんですか? ハハハ……みたいな
一応ばれるまで色々あるつもりです

書かなかったんだからどっちでもいい話ではありますが
むしろそっちの方が話として良いかもしれませんね


なんかしらんが感動したわ

感動した(KONAMI

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