エレン「――…だよな///」 ジャン「」(543)
エレン「――…だよな///」ジャン「」
カップリング混在。ホモエロ注意。
ペースゆっくりです。
ジャン「こんなひと気のない所に呼び出して何の用かと思えば…まあ大体予想はついてたがな。その喧嘩買ってやるよ」ポキポキ
エレン「へ」
アルミン「ジャン待ってよ。エレンは喧嘩を売りに来たわけじゃないんだ。最後まで話を聞いてあげて」
ジャン「うっせえ。『ずっと前から思ってたんだけど、ジャンの馬面も、緩い口も、細い腰つきも色っぽくてキュートだよな』ぁ!?これ以上、死に急ぎ野郎の嫌味なんか聞きたくねえんだよ!」
エレン「え、ジャンは可愛いなってを褒めたつもりなんだが」
ジャン「お前に可愛いなんて言われたら虫唾が走るわ!つーか、誰が可愛いだ、舐めてんのか!」
エレン「思ったことを言っただけだろ!」
アルミン「エレン、ジャンにつられて喧嘩腰になってる」
エレン「」ハッ
アルミン「これ以上言葉を連ねてもいつも通り喧嘩になるだけだ。さっさと結論だけ言った方がいい」
エレン「そ、そうか…そうだな」
ジャン「何二人でコソコソ話してんだ」
エレン「ジャン!」
ジャン「?」
エレン「ずっと前からジャンが好きだった!つき合って下さい!」
ジャン「」
アルミン「ちゃんと言えたじゃないか!エレンはできる子だと思ってたよ!」パチパチ
エレン「ま、まあな///」
アハハ、ヤッタゼ!
ウフフフ、ヤッタネ!
ジャン「」
ジャン「…え、つきあうってどこへ…?」
アルミン「ジャン、予想外のことを言われたからって混乱しなくていいから。エレンの言葉をそのまま素直に受け取るんだ」
ジャン「そのまま…」
ジャン「………」
ジャン(『好きだった!』)
ジャン(『つき合って下さい!』)
ジャン「は?」
告白に保護者同伴かよwww
続けてください
ジャン「はあ!?」
エレン「お、お前のことが好きなんだ。返事を聞かせてくれ!////」
ジャン「」
ジャン「え、お、お前ホモなの…?」
エレン「?ホモってなんだ?」
アルミン「男性でありながら男性のことを好きになる同性愛者のことだよ。女性同士の場合も同様。ちなみに男女の場合は異性愛者という」
エレン「あ、じゃあ、俺はホモなのか」
ジャン「ホモなの!?」
アルミン「どうだろう…。エレンが人を好きになるのはこれが初めてのことだから」
エレン「ああ。ジャンを見てるとドキドキするし、声をかけられると胸がときめくし、至近距離まで近づくと抱きしめたくなる。それは恋だってアルミンが教えてくれたんだよな!」
アルミン「昔からそういう方面に疎かったエレンが急に恋だなんてびっくりしたよ。最初に相談を受けた時は単に心臓の機能異常かと思ったのに」
アハハハ、コイツウ!
ウフフフ、ダッテエ
ジャン「」
ジャン「いや、待てよ」
ジャン「おかしいだろ!」
エレン「おかしいってなんだよ」
ジャン「俺とお前は出会った当初から気が合わなくて、今までもさんざん喧嘩してたよな!?そこからどうやって恋に至るんだ!?」
エレン「んなこと言われたって…ドヤ顔のジャンがだんだん可愛く見えてきたんだからしょうがねえだろ////」
ジャン(あの、憎まれ口しか利かなかったエレンが、今、思い詰めた真っ赤な顔で俺を見つめている、だと…)キュン
ジャン(いやいや俺、キュンじゃねえ!)
>>8 ありがとう
ジャン「あ、あいにくだが、俺はホモじゃねえんだ」
エレン「今からホモになればいいじゃん」
ジャン「じゃん、言うな。そんな簡単になれるか!っつーか万一今後俺がホモに目覚めたとしても、お前だけはないわ」
エレン「はあ!?なんでだよ!」
ジャン「お・れ・は、お前が気に食わねえんだよ!!」
ジャン(ミカサにあんなに好かれやがって…!それだけでもくやしいのに、今さらミカサを差し置いて俺が好きだとお…!?)チクショオ
エレン「そりゃお前とは将来の進路希望も考え方も違うけど…」
エレン「そんな違いで諦められねえ、どうしようもないほどお前が好きなんだ!お前が本当に憲兵団へ入るっていうなら遠距離恋愛でも俺がんばるから」
ジャン「俺が承諾したみてえに未来を語るな!」
アルミン「二人とも落ち着いて…。それよりエレン。エレンの返事をもらう前に、僕も…」
エレン「そうだったな。お前もジャンに告白するんだよな」
ジャン「は?」
アルミン「…!エレン、どうして言っちゃうんだよ?」
エレン「あ、わ、わりい」
アルミン「もう…!」
ジャン(え?)
アルミン「あ、あの、ジャン///」
ジャン(え、なにこれ)
アルミン「もう察しはついたと思うけど、自分の口で言いたいから言うよ。ぼ、僕も君のことが好きなんだ///」
ジャン「」
アルミン「ぼ、僕なんかエレンの腰巾着くらいにしか思ってなかったろうけど…これを機会に僕とのことも考えてみて欲しい///」
ジャン「…ア、アルミンも俺を?」
アルミン「う、うん…ジャンが好き///」
ジャン「……!////」
アルミン「/////」
ジャン「…へ、へえ……////」
エレン「…なんだよ。俺ん時とずいぶん態度が違うんじゃねえの」
ジャン「へ」
エレン「俺ん時は、あんなにホモって気にしてたのに」
ジャン「やー、だってなあ…アルミンは…///」
エレン「アルミンにだって俺とおんなじ物がぶら下がってんだぞ」
アルミン「エ、エレン///」
ジャン「そりゃそうだろうけど(そうなのか…)」
ジャン「でも」
ジャン「エレンのはなんか凶暴そうだけど、アルミンのはなんかこう…小さくて慎ましい感じがする」
エレン「見たことあんのか?」
ジャン「あくまでイメージだって」
アルミン「嬉しくないなあ…」
エレン「でも、ついてんのは同じだろ。アルミンに反応するなんて、ジャンだってホモの素質ありありじゃねえか」
ジャン「俺はホモじゃねえ!男の娘がちょっとだいぶ許容範囲内なだけだ!」
アルミン(ますます嬉しくないよ)
エレン「じゃ、じゃあ、ジャンはアルミンと付き合うのか?」
アルミン「え///」
ジャン「え///」
アルミン(ドキドキドキ////)
ジャン(ドキドキド…じゃねえ!あっぶねえ!!)
ジャン「つ、つきあわねえよ」
アルミン(……)
エレン「えっ、じゃあ、俺と」
ジャン「もっとつきあわねえ!」
エレン「えー」
ジャン「俺には好きな女の子がいるんだよ!」
エレン「え…」
アルミン「……」
ジャン(あ、あやうく、流されるとこだったぜ…。そうだよ俺はミカサが好きなんだ。男の二択とかありえねえだろ)
エレン「ジャンにはつきあってる子がいたのか。俺はてっきりフリーだと…」シュン
ジャン「や、その、まだ、つきあってるわけじゃねえけど」
エレン「そうなのか!?」キラキラッ
アルミン「ジャンの片想いだよ」
エレン「おお」
ジャン「?おい、マルコ以外に話したことないのに、どうしてアルミンが知ってんだよ」
アルミン「え、ジャンに想い人がいるってことはほとんどの同期が知ってると思うけど」
ジャン「」
エレン「そうだったのか?俺は知らないぞ」
アルミン「エレンはね…」
ジャン「」
ジャン「な、なんでだ?そんなマルコが俺を裏切るなんて」
アルミン「マルコから聞いたわけじゃないよ。あんなにしょっちゅう見つめてれば誰だって気付くよ」
ジャン「」
ジャン(な、なんだと…)
ジャン(俺の秘めた恋が同期にバレバレだっただと…?)
ジャン(う…)
ジャン(わあああああ//////)
エレン「ジャンの好きな子って誰なんだ?」
アルミン「え、えっと…<ジャンをちらり>」
ジャン「…!言うなよアルミン…」
アルミン「…言わないよ(きっとエレンに一番知られたくないだろうから)」
エレン「なに二人で小声で話してんだよ。ま、いいけど。じゃあ、これから、その子に告白しに行こうぜ」
ジャン「…は?」
エレン「好きな子いんだろ?告白しろよ。(その子もジャンのこと好きなら諦めるし、失恋したら心おきなくアタックしまくる///)」
ジャン「なんでお前の指図なんか受けなきゃいけねんだよ。お、俺は遠くから見てるだけでいいんだよ(告白してもダメなのは分かってっし…)」チクショー
エレン「?じゃあ、いつ告白すんだ」
ジャン「そ、そうゆんじゃねんだよ」
エレン「言わねえの?」
ジャン(…言えるか馬鹿)
エレン「じゃあ、俺とつきあおうぜ!」
ジャン「どうしてそうなんだよ!!」
アルミン「エレン…」
エレン「だってこの先ずっと言わねえんならその子とジャンが恋人になることもねえだろ?だったらさっさと諦めて新しい恋に乗り換えるべきだ」
ジャン「例えそうなったとしてもお前と付き合う気は一切ねえから」
エレン「なんでだよ!」
ジャン「さっきから言ってるだろうが。これから何があってもお前と付き合うなんて考えらんねえ!」
エレン「じゃあ、アルミンとなら付き合うのか?」
ジャン「え」
ジャン「それは…///」チラリ
アルミン「……////」
モジモジ////
エレン「まどろっこしいなあ。さっさと決めろよ。俺と付き合うか、アルミンと付き合うか」
ジャン「その二択はやめろ!」
アルミン「ジャン、エレンはこんなだけど」
エレン「こんなってなんだよ」
アルミン「ジャンを想う気持ちは真剣なんだ。それに僕も…///」
ジャン「/////」
アルミン「今すぐとは言わない。その、僕達のことも前向きに考えて欲しい…///」
ジャン(う…頬を染めたアルミン可愛いな////)
ジャン(いや、でも、俺はホモじゃない。ミカサという美しい女の子が好きな真っ当な男だ。ここはおしいけど断ろう)
ジャン「俺はホモじゃないし、普通に女が好きだ。諦めてくれ」
アルミン「……」
エレン「そんなの分かんねえだろ。つきあってみたら案外いいかもしんないぞ?」
ジャン「どうしてお前は俺をホモに引きずりこもうとすんだよ!」
エレン「?別にホモとか関係ねえだろ。俺はジャンを諦めたくない、それだけだ!」
ジャン(ホモも嫌だし、お前もやなんだよ!ちゃんと断ってんのにどうして引き下がってくれねえんだよ!)
エレン「そうだ、いっそ3人でつきあうってのはどうだ?」
アルミン・ジャン「!?」
エレン「俺かアルミンどっちかに決められないなら、しばらく3人で行動してみようぜ。そうすりゃ、どっちがいいって分かるんじゃねーの?」
アルミン「エ、エレン…」
ジャン「なんで俺がどっちか選ぶって話になってんだよ。男だけの三角関係なんか俺はやだぞ!」
ミカサ「エレン」タタタタ
ジャン「えっ」
エレン「あ?」
アルミン「ミ、ミカサ…」
ミカサ「(エレンを探しに来た。…ら、ジャンがいた。喧嘩?いえ、アルミンもいるから、きっと大丈夫。でもどうしてこの3人が一緒に……?)…3人で何をしているの?」
ジャン(やっべえ。ミカサはエレンのことが好きなのに、こいつが俺に告白してたなんてバレたら…)
エレン「何って、俺とアルミンがジャンに好きだって告白してたんだよ」
ミカサ「!?」
ジャン「なんであっさり言うんだよ、この馬鹿!!…あ」
ミカサ「………」
ジャン(ミカサがショック受けてる!そ、そうだよな、好きな男がホモだったなんて知っちゃあ…)オロオロ
ミカサ「アルミン」クルッ
アルミン「え」
ミカサ「…今エレンが言ったことは本当なの?」
アルミン「あ…」
ジャン(ああああ…)
エレン「なんで俺じゃなくてアルミンに確認すんだよ」プンスコ
ミカサ「エレンよりアルミンの方が事実を的確に説明してくれる」
エレン「まあそうだけど。俺の説明で分かんなかったのかよ」ブー
ジャン(違う。きっとミカサは理解した。が、現実を受け入れたくないんだ)
ミカサ「アルミン」
アルミン「えっと…エレンが言った通りだよ。エレンからジャンのことが好きだって相談を受けて、僕もそうだったから困ってしまって…。でもこんなことでエレンと気まずくなりたくないって正直に言ったら、エレンがじゃあいっそ二人で告白しようぜって言って。…それでジャンを呼び出して、さっきまで二人一緒に告白してたんだ」
ミカサ「………」
ジャン(ミカサの好きなエレンが、俺のことを好きって嫌だよな…。ああ、ミカサに嫌われる…)
ミカサ「そう…エレンはジャンのことが好きだったの」
エレン「ああ!」
ジャン(だからどうしてお前はそう無神経なんだよ!ミカサが自分のこと好きだって気付いてないにしてもこれはひでえだろ!!)
ミカサ「今まで二人は喧嘩ばかりしていたのに?」
エレン「俺から喧嘩売ったことはないだろ。俺はジャンが好きなんだ」
ジャン「(エレン、傷をえぐるなあああ)ミ、ミカサ、しっかりしろ。エレンが俺のことを好きだなんて、何かの間違いだ。きっとエレンが自分の感情を何か勘違いしてんだよ」アセアセ
エレン「勘違いなんかじゃねえぞ!俺はお前のことが好きなんだ!!」
ジャン「だーーーっお前はもう黙ってろ!!」
ミカサ「そうなの…」
アルミン「ミ、ミカサ…<困った顔でジャンをちらり>」
ジャン(俺の恋は完全に終わった…)フッ・・・
エレン「でな、ジャンが優柔不断で、俺とアルミンのどちらか選べないって言うから、とりあえず3人でつきあおうってことになったとこだったんだ」
ジャン「!?」
ミカサ「選べない…?ジャンが、エレンとアルミンを天秤にかけているということ…?」ギラリ
ジャン「ち、違…(なんで3人で付き合うって決定してんだよ!つーか怖!こっちを睨んで来るミカサが怖い!!…でもちょっとドキドキする、なんだこれ)」トゥンク
アルミン「ミカサ、ジャンはまだ承諾したわけじゃないよ。というか、二人とも失恋しそうなとこにエレンが無理難題を押し付けたとこというか…」ハハ
ミカサ「ジャン(ごとき)が、エレンとアルミンを二人とも振る…?」ギラリ
ジャン(あ、今、俺の名前のあとに「ごとき」って言葉が入ったような気がする)
ジャン「いや、しょうがねえだろ、俺ホモじゃねえし。つーか、ミカサだって、俺と二人が付き合う方が嫌だろ?(主にエレンの方と)」
ミカサ「…嫌ではない。エレンが好きだと言うのなら仕方ない」
ジャン「へ?」
アルミン「え、ミカサ…?」
ミカサ「エレンの初恋がジャンというのは納得いかないが、将来私と深い愛を育むまでの寄り道だと考えれば大丈夫…ブツブツ 最終的にエレンと結ばれるのはこの私、私」ブツブツ
ジャン(無理矢理自分を納得させようとしている!)
アルミン(ミカサはミカサだなあ)
エレン「つーわけで、これから3人でどうやって付き合っていくか話し合うからお前はもう戻ってろよ」
ミカサ「分かった。そうしよう」
ジャン「(いや、待て待て。これじゃ本当に俺がミカサに嫌われたままで終わっちまう)ま、待ってくれ、ミカサ!」
ミカサ「?」
ジャン「(引き止めても何言ったらいいか分かんねえ!!えーと)け、喧嘩っ早い俺とエレンが付き合うなんてお前心配だろ?お、お前は監視役ってことで、いっそ4人で付き合うってのはどうだ?」
ミカサ「……」
ジャン「(ミ、ミカサの冷たい目が怖いけど、そんな表情もちょっとイイ!)付き合うっつっても、どうせ一緒に街歩いたり飯食ったりするくらいだ。変なことはしねえ健全なつきあいだぞ。な、3人もいんだから、今さら一人増えたってなんともねえよ」
エレン「え、俺、不健全なつきあいする気満々だけど」
ジャン「お前は黙ってろ!!(本気でこええ!!)な、こんなこと気軽に言うエレンが心配だろ?エレンの体が大事なら、俺をちゃんと見張ってた方が、い、いいんじゃねえかな…(俺からエレンに手出すなんて死んでもする気ねえけど、こんな言い方すんのもこの際仕方ねえ!)」
ミカサ「……」
エレン(え、ジャンが俺を襲うとかマジ興奮すんだけど///)
ミカサ「…3人の中に入れなくても、始めから見張りはするつもりだった……」
ジャン「へ?」
アルミン(僕もそうだと思ってた…)
ミカサ「でも…私はいいけれど、エレンは…<エレンをちらり>」
エレン「俺も別にいいぞ」
ジャン「!?」
ミカサ「ではそうしよう」
ジャン(即答!?っつーか、エレン、女がいたら不健全なことは出来ねえだろ。俺はそっちの方が嬉しいけど!)
エレン(不健全なことするのはどうせ二人きりになった時だし)
アルミン「……」
ジャン「じゃ、じゃあ、4人で付き合うことに決まりだな!」
エレン「おお!…でも付き合うって何すりゃいいんだ?とにかく俺はジャンと一緒に過ごせればそれでいいんだけど」
ジャン「そんなことも分からなくて、付き合うなんて言ってたのか…」
エレン「アルミン、教えてくれよ」
アルミン「え、ええっと…僕も経験がないから文献から得た知識しかないよ<ジャンをちらり>」
ミカサ<アルミンの目線を追って、ジャンをジッ>
ジャン「え…(そんな期待されても)。くそ、俺も知識しかねえよ……」
アルミン「そうなの?」
ジャン「そうだよ、悪かったな!」
エレン「じゃあ、ジャンと付き合うのって、俺達が初めてなんだな!////」キラキラ
ジャン「(なんだその嬉しそうな顔は////)ま、まあ、そういうことになるな…///」
アルミン「////」
ミカサ「…じゃあ、アルミン」
アルミン「あ、うん。えっと、そうだなあ。考えられるのは…」
アーデコーデアアデコウデ
フンフン
………
反応ありがとう。
少しだけど投下↓
―朝の食堂―
マルコ「ジャン、隣いいかい?」
ジャン「おお」
アルミン「マルコ、おはよう」
エレン「はよ」
ミカサ「おはよう」
マルコ「おはよう。…ジャンがエレン達と食べてるなんて珍しいね。どうしたの?」
ジャン「ああ…」
ジャン(さっきここへ来たらエレンに呼ばれて強引に座らされたんだよ…)
ジャン(せっかくの飯をエレンの隣で食うなんてくそっ…)
ミカサ モグモグ
ジャン(でも、ミカサと同じテーブルで食事出来るなんて初めてじゃね?その点だけはエレンの野郎に感謝してやるぜ///)
ミカサ モグモグ
アルミン「……」モグモグ
エレン「で、ジャン、次の休みなんだけどさ。お前はどこへデートしに行きたいんだ?」
ジャン「ぶふっ」
マルコ「え…?」
アルミン「(小声で)エレン!」
エレン「あっ」
ミカサ モグモグ
アルミン「や、やだなあ、エレン、ただ出かける約束しただけなのにデートだなんて」
エレン「はは、うっかり」ハハハ
ジャン「エレンこのやろうハハハ(くそっ、この馬鹿!マルコに変に誤解されたらどうしてくれんだよ!)」
―昨夜の回想→
アルミン「付き合う定番はやっぱりデートかなあ」
エレン「デート?」
アルミン「2人…僕達の場合は4人だけど、4人で街に出かけて、一緒に遊んだり、食事したりするんだ」
エレン「へえ…(デートいいかも///)」
ミカサ(エレンとデート…////)
ジャン(くそ、今度の休みはマルコと隣町の博物館へ行こうと思ってたのに…)ギリギリ
ジャン(でも、ミカサと出かけられるのは正直すげえ嬉しい//// 今までいくら誘っても「興味ない」って断られてたから)
ジャン(つーか、さっきはとっさに「4人で付き合おう」なんて言っちまったけど、それってミ、ミカサとも付き合うってことなんだよな…//// よく考えてみればこれってミカサに近づくチャンスじゃねえか?意識せずいい仕事したぜ俺!これでエレンがいなけりゃ最高なのにな)
エレン「じゃあ今度の休みに4人で出かけようぜ!<ジャンの方を見ながら>」
ジャン「あ、ああ///」
エレン「(うっすら頬染めてるジャン可愛い。オレと出かけられるのが嬉しいんだな////)じゃあ約束な」ニカッ
ジャン(ドキ////)
ジャン(ん?今、俺…?)
エレン「ジャンとデート出来んの嬉しいな!どこ行くかな。ライナーにでも相談してみるか」
ジャン「!?」
アルミン「どうしてライナーに?」
エレン「あいつ大人っぽいからデートの経験ありそうじゃん」
アルミン(それはどうだろう)
ジャン「お、おい」
ジャン「エレン、まさかとは思うが、4人で付き合うことをライナーや他の奴らに言ったりしねえよな…?」
エレン「え、駄目なのか?」
ジャン「っ、当たり前だろ!自分からホモだって白状する馬鹿がどこにいる!」
エレン「ジャンはホモホモうるさいな。それってそんなに気にするようなことか?」
ジャン「っ…!そ、そうだな。お前とは価値観も考え方もまるで違うもんな。お前みたいな無神経な奴なら気にならないんだろうが、あいにく俺は繊細なんでね」イヤミッ
エレン「まあいいや。ジャンが気にするならやめとくか」
ジャン(くそっ、嫌味が通じねえとか腹立つ!)
ジャン「とにかく俺は仕方なくお前らに付き合ってるだけなんだから、ホモなんて誤解されるのはごめんだ。4人で付き合うことは俺達以外にはバレないようにしろよ」
エレン「!ああ、俺達だけの秘密だな////(秘密共有は親しい仲の証////)」
ミカサ「エレンと秘密の共有…///」ポッ
ジャン(頬を赤らめるミカサ可愛い////)
アルミン(なんだろう、この集団。誰一人として気持ちが噛み合ってないよ…)
←昨夜の回想終わり―
マルコ「どうしたの。なんだか急に仲良くなったみたいだね」
エレン「まあな///」
ジャン「(顔を赤らめるな)あ、ああ…エレンがどうしてもって言うからな」
マルコ「ふうん…(エレンに誘われても今までのジャンだったら即座に断りそうだけど、今回は承諾したんだ。ジャンも少し大人になったのかな?いいことだ)」
マルコ「良かったねジャン」
ジャン「ああ…(ほんとはお前と出かけたかったんだけどな…)」
ジャン「(だけど、余計なおまけはいるが、ミカサと一緒に出かけられるのは大きい!どこに連れてってやるかなあ。こういう時こそ地元っ子の本領発揮だぜ!)ミ、ミカサはどこか行きたい所ないのか?」
ミカサ「…私?」
エレン「ジャンこそ行きたいとこないのか?」
ジャン(この野郎、デートなんだから女の子の行きたいとこを優先すべきだろ!)
ジャン(…あ、そうか。二人は俺が好きなんだったっけ)ワスレテタ
ジャン「俺は地元だから大抵の所には行ったことあるし、ミカサ達の行きたい所でいいぞ
<ミカサに目線>」
ミカサ「………」
エレン「俺はみんなで遊べるとこがいいな。遊園地とか」
*現代よりもっと素朴な遊園地を想像して下さい
アルミン「街に出るならちょっと古本屋に寄りたいかな」
ジャン「ミカサは?」
ミカサ「…私はエレンの行きたい所がいい」
ジャン「え」
エレン「じゃあ遊園地な!朝から行って一日遊ぼうぜ!それからアルミン行きつけの古本屋に寄って、最後に夕食食べて、門限までに帰ればいいな」
ジャン「(お前が仕切ってんじゃねえよおお)ミ、ミカサは本当にそれでいいのか?」
ミカサ コクリ
ジャン「ミカサがそれでいいなら…」
アルミン(ジャン、ミカサは万事この調子だよ…)
アルミン(君はきっと、ミカサと仲良く出来ると思って4人で付き合おうって言ったんだろうけど、それは同時に、身近でミカサのエレン大好きオーラを浴びることになるということ…!)
アルミン(果たして君にそれが耐えられるだろうか…)ハラハラ
ジャン(遊園地なら、ちょっと遠いけどB遊園地の方が設備が充実してる)
ジャン(昼飯は、園内のレストランは高いから、朝に外で買っていけばいいか)
ジャン「(夕食はアルミンの御用達店がどこかによるな…)アルミンの行きつけの本屋ってどこだ?」
アルミン「あ、ああ。えっと、商店街のある道の北の十字路を渡って…」
アア、アソコカ
モウヒトツハーーーデ、モウヒトツハ・・・
イキツケノホンヤイクツアルンダヨ・・・
マルコ(エレンだけじゃなくて、ミカサとアルミンと4人で出かけるのか。ふふ、交友関係が広がって良かったねジャン)
―対人格闘訓練の時間―
ジャン(最初は絶好の息抜きポイントだったこの時間も、今やエレンに対抗する為に真剣にやる羽目になっちまってるなあ…)ハア
ジャン「ま、仕方ねえ。やるか」
エレン「ジャン、今日は俺とやろうぜ!」
ジャン(元凶キターーーーーー)
ジャン「誰がお前なんかとやるかよ。お、いたいた、マルコやろうぜ」
エレン「いいじゃねえか。せっかく付き合う仲になったのに」
ライナー「突き合う?」
ジャン「ちょ、エレン!」
エレン「あ」
ライナー「誰と誰が玉を突き合ってるだと…?」
エレン「あ、あのな、ライナー」アセアセ
ジャン「ハハハ、エレンお前、先月の体育祭でやった『対決玉ころがし』競技がそんなに面白かったのかよ。参るなあハハハ」アシゲシゲシ
エレン「いってえ!」
ジャン「ハハハばーか、ほんとに馬鹿野郎だ」ハハハ<と言いながらエレンを引きずっていく>
ライナー「玉転がし…イイ」
ベルトルト「」
エレン「何すんだ、ジャン!」
ジャン「それはこっちの台詞だ!俺達が付き合ってること何簡単にバラしちまってんだよ!」<小声>
エレン「そ、それは悪かった…。俺すっかり忘れてて」
ジャン「お前今朝もそうだっただろ!自分がホモだって皆にバレてもいいのか?ちゃんと気をつけろよ!」<小声>
エレン「ごめん…(俺は別にジャンのことが好きだってバレてもいいのに、なんで隠すんだよ…)」
ジャン「っ(くそ、こいつ妙なとこで素直なんだよな。そんなあっさり謝られたらこれ以上責めらんねえだろ)…今度から気をつけろよ」
エレン「ああ(まあいいや)。というわけで、ジャンやろうぜ!」
ジャン「は?…って、ああ?」<見回すと、皆既にペア組み済み>
ジャン(くっそ、妙なことで言い合ってる間に…!)
エレン「ジャンやろうぜ。お前がどれだけ上達したか見てやるよ」ニカッ
ジャン「…!(なんだよその上から目線!確かに対人格闘の成績はお前の方が上だけど!)」
ジャン(つーか、俺がこの時間一生懸命やってんのはお前を倒す為なのに、その当人と練習したら意味ねえだろが…!)
エレン「何、のん気に突っ立ってんだよ?早くしねえと教官に怒られっぞ」
ジャン「うっ…仕方ねえ。今日だけだぞ」
エレン「……(今日以外もやる)」ザッ<構え>
ジャン「……」ザッ・・・<構え>
エレン「最初はお前がならず者の役でいいぞ」
ジャン「……!(だからその上から目線…!)くそっ」ダッ
エレン スッ
ジャン「(…くそ、避けんな!仕切り直し!)くっ」ザザッ
エレン(アニに比べたら動きが全然遅いな)
ジャン「てえ!」
エレン ザッ
ジャン「…!(腕流された…!)」
エレン(どこ狙ってんのか丸見え)ガッ
ジャン「っ」
ドサッ
エレン「おお、アニ直伝の蹴り技がきれいに決まった!」ウッシャー!
ジャン「…コホッ」(くっそおおお…!)
サムエル「…っジャン、どけ!」
エレン「へ?」
ジャン「?」
ゴンッ コニー「わあっ」ジャン「!?」
サムエル「わ、悪い、コニー、ジャン!」
エレン「ジャン大丈夫か!?」
コニー「サムエルに投げ飛ばされた勢いで誰かと頭ぶつけた…いってえ…!」
ジャン「…!……!」
エレン「ジャン!」
コニー「わ、わりい…」
エレン「コニーも大丈夫か?」
コニー「ああ、俺は石頭だから…。ジャン大丈夫か?」
ジャン「…!(い、痛くて声出ねえ…!)」ブルブル
エレン「ジャン…!俺、ジャンを医務室へ連れてくわ」
ジャン「!?」
サムエル「ジャン、そんなにひどいのか!?」
エレン「ジャンが悪態つかねえなんてよっぽど痛かったんだ。打ちどころ悪かったのかも。俺がジャンを運ぶ!」ザッ
ジャン(男同士で姫だっこはやめろおおおお)
エレン「コニーも後から来いよ!」
コニー「あ、ああ、わりいジャン!」
エレン ダッシュ
ジャン(下ろせえええ、って、声が出ねえ!無理に体揺らして落ちるのも嫌だ、ちきしょおお)
サムエル「ジャン、大丈夫かな…」
コニー(確かに俺の頭は固えけど医務室まで行く必要性あんのかな…)
―医務室のドアの前―
エレン「…っと、わりいジャン立てるか?両手ふさがってたらドア開けらんねえや」
ジャン「……///」<エレンの腕から下りる>
エレン「失礼します」ガチャ
エレン「あれ、先生いねえ。どこ行ってんだろ。仕方ねえなあ」カチャカチャ
ジャン「………」
エレン「ジャン、なに突っ立ってんだよ。治療してやるからベッドに座ってろよ」カチャカチャ
ジャン「………」
エレン「打撲用の塗り薬…お、あった。…ジャン座れって」
ジャン「…お前よくも」
エレン「は?」
ジャン「大した怪我でもねえのに、あ、あんな担ぎ方しやがって…!女子にも見られちまったじゃねえか!」
エレン「打撲を甘く見てると後で痛い目みんぞ。ほら、座れって」
ジャン「恥ずかしいだろおがあああ!ミカサに見られてたらどうしてくれんだよ!」<エレンの胸倉掴む>
エレン「は?ミカサ?」
ジャン「…っ(や、やべえ、俺の好きな人がミカサだなんてこいつにだけはバレたくねえっ…)な、なんでもねえ……」<服を離す>
エレン「?ふうん」
ジャン(くそっ)
エレン「いいから座れって、ほら」
ジャン「あ」ドサッ
エレン「えっと、コニーとぶつかったのはここら辺…」<ジャンの頭触る>
ジャン「!いてっ」
エレン「すげーこぶになってる…コニーの石頭すげえ」
ジャン「感心すんのはそこなのか…。あーもういいよ。ここまで来たんだから治療してくれ」
エレン「お、おお」
エレン(どさくさに紛れてジャンの頭に触っちまった///意外と髪の毛柔らかいんだな…///)サワサワ
ジャン「…おい、いつまで触ってんだよ。」
エレン「…ジャンの髪の毛気持ちいいな」サワサワ
ジャン「やめろ、気持ち悪い」
エレン「!なんだよ…」<手を離す>
ジャン「そんなに腫れてんのか?…わ、なんだこりゃ」<自分でサワサワ>
エレン「な、コニーの石頭すげえよな」
ジャン「どうりで痛いはずだぜ…」
エレン「だ、大丈夫か?そんなに痛いのか?」
ジャン「あー、ぶつけた当初は痛くて声出ねえくらいだったけど、今は大丈夫だ」
エレン「…これ、薬塗るより、冷やした方がいいんじゃねえか?」
ジャン「そうだな」
エレン「んじゃ、布を水に濡らしてっと…」ジャブジャブ
ジャン「……」
エレン「ほい」ピト
ジャン「んっ…お前、冷たい物当てる前に一言声かけろよ」
エレン「わ、わりい…(なんだ、今の「んっ」って声、色っぺえ…。ちょっと下半身に来ちまった…)」ドキドキ///
ジャン「気持ちいい…」
エレン(き、気持ちいい…?)ドキドキ///
エレン「ジャ、ジャンしばらく横になってろよ。頭打ったんだから、しばらく動かねえ方がいいと思う」
ジャン「ああ…(そうだな)」
エレン「お、俺が寝かせてやるよ」
ジャン「はあ?」
エレン「遠慮すんなって…」ハアハア///<ジャンの体と腕を掴む>
ジャン「え、自分でするってエレン…(って、え、なんでこいつこんなに息荒いの?)ん」ドサッ
エレン ハアハア////
ジャン(ちょ、目までギラギラしてて、こいつキモい!)
ジャン(そ、そうだ、こいつ俺を狙ってるホモなんじゃねえか。つーか今密室に二人っきりで、俺ベッドに押し倒されてる!?)
エレン「ジャン、タオルは患部に当ててねえと…」<ジャンの横に落ちてた塗れタオルを患部へピト><ジャンの横に腰掛けてる>
ジャン(ジャ、ジャン・キルシュタイン、貞操の危機…!?)ビクビク
エレン「……」
ジャン「……」ビクビク
エレン「……」
ジャン(あれ?来ねえのか?)
エレン「………」
ジャン(あれ、大丈夫か…?)
エレン「ジャン…」
ジャン「な、なんだよ」ビク
エレン「俺達付き合ってるんだよな…?」
ジャン「へ、あ、ああ。4人でな?」ビクビク
エレン「………」
ジャン(な、なんだ、何を言い出すつもりだ?)ビクビク
エレン「その…付き合ってんだったら、ちょっとくらいいいよな…」
ジャン(ちょ、ちょっとってなんだよおおお?)ゾオオオオオ
エレン「ジャン…////」
ジャン「エ、エレン、俺達は付き合ってるっていっても別にまだ恋人ってわけじゃなくて」
エレン「手握っていいか?/////」
ジャン「あ?」
ジャン(て…手?)
エレン「つ、付き合ってんだから、いいよな。いいよな?」
ジャン「え、ちょ、エレン…」
ソッ
ジャン(!お、俺の手の上に自分の手を重ねた、だと…!)
エレン(………////)
ジャン「………」ビクビク
エレン「ジャンの手冷てえな…///」
ジャン(く、来るのか?このままHに持ち込まれちゃうのか!?)ビクドキビクドキ
エレン「……////」
ジャン 汗ダラダラダラ
エレン(俺、ジャンと付き合ってるんだよな…。ジャンの体温を感じて今改めてそれを実感した……)
<エレン手を離す>
ジャン(今度こそ来るか!?)ビクビク
エレン「<ベッドから降りて>じゃ、じゃあ、俺もう行くな。昼休みには食事運んで来てやるから、ゆっくり寝てろよ」
ジャン「(あ、あれ?)おう…」
エレン「じゃあな!////」ガラガラパシン
ジャン「おお…?」
ジャン(あ…あれだけ…?)
タッタッタ
エレン(わ、わあ…!ジャンと手繋いじまった!!)ドキドキドキ
エレン(これでジャンと俺は恋人同士も同然…!)ブルッ
エレン ヒャッホウ!
ジャン「え…」
ジャン「なんだそれ…」
読んでくれてありがとう。
続き投下↓
―昼休みの廊下―
<エレン、アルミン、ミカサの3人各自でお盆を持って、医務室へ向かっている>
アルミン「そう、ジャン、大変だったんだね」
エレン「おお、少しは腫れ引いてるといいけどな」
ミカサ「エレン」
エレン「なんだミカサ」
ミカサ「ジャンが怪我をして大変なのは分かる…。エレンは優しいから、ジャンの食事を運んであげているのも分かる。でも、なぜ、私達の分の昼食まで一緒に持って来ているの…?」
エレン「付き合ってんだから4人で一緒に食べた方がいいだろ?俺達も嬉しいしジャンも嬉しい」
ミカサ「……(別に私は嬉しくない)」
アルミン「(って思ってるんだろうなあ…話題を変えよう)そういえばエレン、なんだかさっきから上機嫌だね」
エレン「え、あ…ああ、まあな////」
アルミン「?」
ミカサ「……」
エレン「(ん…?)あ、そ、そうか。ごめんアルミン」
アルミン「え?」
エレン「そんなつもりなかったんだけど俺お前に断りなく抜け駆けしちまった。ジャンと不健全なことしちまった…」
アルミン「え?」
ミカサ「!!???」
アルミン「不健全なことって…エレン、ジャンと何が」ハッ
ミカサ「………」ギンギンギラギラ
アルミン(わ、わあ、ミカサが異常に殺気だっているのが気配だけで分かる…!とても直視出来ない!)
アルミン「ふ、不健全なことって何をしたの…?」オソルオソル
エレン 「……」ポッ////
アルミン(恥じらいながら頬を赤らめてるエレンは可愛いらしいけど、ミカサの殺気メーターがぐんぐん上がってるよおお、怖いよお)ハンナキ
ミカサ グングングン
アルミン「も、もしかして、さっき、ジャンと医務室へ行った時に…?(聞きたくない!でも事実をはっきりさせないとミカサへの適切な対処が出来ない!)」
エレン「あ、ああ…。さっき、ジャンを寝かせたベッドの上で…///」
アルミン(ベ、ベッド…?)ビクドキビク
ミカサ ピシッ・・・ベキベキ
エレン「ジャンと、て、手を繋いじまったんだ!////」カアアア////
アルミン(!?)
ミカサ(!)ベ・・・
アルミン「手、手を繋いで、それからどうしたの?」
エレン「あ?それだけだけど」
アルミン「え…?」
ミカサ ・・・
アルミン「ど、どういうこと?」
エレン「どういうって…さ、さっきも言ったろ。ジャンと手繋いじまったんだよ////」
アルミン「?」
ミカサ「………」
エレン「あまりにもジャンが可愛いからさ…俺、ドキドキしちまって、思わず「手握っていいか?」って聞いちまったんだ。そして、寝てるジャンの手を取って…////」キャー////
アルミン「え、さっき、エレンはジャンと不健全なことをしたって言ったよね…?それって、手を繋いだってだけだったの……?」
エレン「え、ああ、そうだけど…」
アルミン(……!)バッ
ミカサ「………」チンモクッ
アルミン(ミ、ミカサ、君がエレンにこんな性教育を施したのかい…?)
ミカサ(エレンも男の子…。私と結ばれるまでに間違いが起きないよう、少々改善した知識を教えておいた)
アルミン(それは改悪って言うんだよ…)
エレン「おい、お前ら。俺を差し置いて、なに目と目だけで会話してんだよ」
アルミン「え、ああ、ごめんエレン」
エレン「なんだ、俺、おかしなこと言ったのか?」
アルミン「う、ううん、何も!ところで、エレン、その、子供の作り方とか知ってる…?」
エレン「なんだよ急に。男女が結婚の契約を交わしたら、自然に生まれてくるんだろ?」
アルミン「そ、それだけなの?」
エレン「?それ以上に何かあるのか?」
アルミン(ミ、ミカサああ…!)
ミカサ「………」
アルミン「ふ、不健全なことの頂点は?」
エレン「な、なんだよ、アルミンがそんなこと言うなんて//// キ…キスだろ?俺だって、それくらい知ってるよ////」
アルミン「」
エレン(こんなエロいことを言わせるなんて、結構アルミンもいやらしいんだな…////)
ミカサ「………(子供の頃、私が言ったことを未だに信じてるなんてエレンは本当にいい子)」
アルミン「(ミ、ミカサ、これは男にはあまりにもひどい仕打ちだよ…)じゃ、じゃあ、自慰の意味は知ってる…?」
エレン「ば、馬鹿、アルミン…!そ、それくらい知ってるよ///」
アルミン「ほ、本当に?(本当の意味分かってる?)」<ミカサをちらり>
ミカサ(大丈夫。その辺は抜かりなくエレンに教えている)
アルミン(本当に?っていうか君が教えたの?)
ミカサ(エレンが10歳になった時に私が教えてあげた。それから定期的に抜いてあげている)
アルミン(君がやってるの!?)
ミカサ(大丈夫。同意の上)
アルミン(エレンはそういう行為だって深く考えずにやってもらってるよね!?)
ミカサ(………)
エレン「…また二人で何話してんだ?」
アルミン「お、幼なじみの衝撃の事実を…」
エレン「は?」
ミカサ ポッ////
アルミン(今さら恥じらったって可愛くないよ!エ、エレンを正しい道に導かなきゃ…!ジャンがエレンの恋人になれば、きっと、ミカサもそんなことはやめるはず…!)タブン
ミカサが激しくキャラ崩壊しててごめんな。
一応もう一度書いとく。このssは、
カップリング混在。ホモエロ注意。
―夜の男子寮―
モブ1「…でな、そこで俺は彼女の××を×××して…///」
モブ2「おおお、それで?////」
モブ3「お前の話は肝心なとこ以外で長ったらしいんだよ////」
ソレデソレデ?
ワイワイ
アルミン「…ふう」
アルミン(…夜は皆が猥談に花を咲かせているというのに)
エレン「……」クークー
アルミン(エレンは大抵その前に寝ちゃってる健康優良児だからなあ…正しい知識を今まで知らなかったのも無理はないか)
ライナー「…で、俺の×××をクリスタが××××、×××××」
コニー「いいな、そのシチュ。俺もサシャに…」
ジャン(ミカサミカサミカサ)
マルコ「……」ドキドキ
アルミン(ジャン達でさえ、女の子への性的妄想をひけらかしているというのに…)
アルミン(ジャンはミカサを好きなんだよね。そのせいでエレンのことも嫌ってるんだ。でも、なんとか、エレンの望みを叶えてあげたいなあ…)
アルミン(僕は…本当はジャンに自分の気持ちを伝えるつもりはなかった。確かにずっと好きだったけど、どうせ叶うわけないから一生黙っておくつもりだったんだ)
アルミン(でも、エレンもジャンのことを好きだって知って、友情が壊れるくらいならって失恋するつもりで告白した。そうだ、僕は叶わない恋より友情を取ったんだ。今さら、ジャンの恋人になれるなんて思ってない)
アルミン(…そりゃ、ジャンの反応が予想外だったからちょっと期待しちゃったけど…)
ライナー「アルミン、珍しいな、まだ起きてるのか?」
アルミン「あ…う、うん」
コニー「お前も本ばっかり読んでないで、たまにはエロ話しようぜ。彼女のいねえ俺達だけじゃ定番話ばっかりになって面白くねえよ」
アルミン「えっと…(僕もいないけど…。それに、女の子相手の妄想って上手く思い浮かばないんだよね)」
モブ「おおい、大変だぞ!」バンッ<ドアを開けて入ってくる>
モブ1「ああ?」
モブ2「どうしたよ、そんなに慌てて」
モブ3「夜にあんまりでけえ声出すな。教官が来ちまったらどうすんだ」
モブ「そんな落ち着いてる場合じゃないぞ。座学Cの教官が明後日提出期限だった課題の締切を明日の朝にするって…!」
モブ4「な、」
モブ5「なんだと…?」
ナンダソレー!
ブーブー
コニー「や、やべえ、俺全然手つけてねえんだよ…!」
ライナー「俺も明日の夜にまとめようと思って途中までしかやってねえ…!」
ジャン「マルコは出来てんだろ?見せろよ!」
マルコ「ジャン、丸写しはやめてくれよ…?」
ベルトルトオキロー!
ワアアア
アビキョウカンノズ
アルミン「た、大変だ。エレンも未完成だったはず」
アルミン「エレン、起きて。エレン!」
エレン「……あ?アルミンなんだよ…。せっかくジャンと手繋いでデートしてるとこだったのに」
アルミン「寝惚けてる場合じゃないよ。課題の提出期限が明日の朝に早まったんだ」
エレン「へ、ええ!?」ガバッ
アルミン「エレンは顔洗って目覚まして来て!筆記具等の用意は僕がしておくから」
エレン「わりい。さんきゅ、アルミン!」ダッ
<アルミン エレンの筆記具をチャチャチャチャっと準備>
コニー「ア、アルミン…!」
アルミン(わ、来るの早いよ)
コニー「頼むアルミン、課題手伝ってくれ!」
アルミン「僕のはもう終わってるし手伝ってあげたいのは山々だけど、エレンがまだ出来てないんだ。その後なら構わないよ」
コニー「俺なんにもしてねえんだよ!アルミンの手が空くまで俺は何をしてたらいい?」ナミダメ
アルミン「とりあえずテーマを僕と似たような内容にするんだ<コニーに自分の課題プリントを渡す>。そうすれば僕と同じ資料が使える。僕の課題の内容を誰かに解説してもらって、『#####』と『####』と『###』という本を図書室から借りてきて、気になる部分を抜き出しておいて」
コニー「分かった。アルミンいつもありがとな!」
・・・・・
エレン「アルミン!」
アルミン「エレン、準備は出来てるよ!」
エレン「すまねえな」
アルミン「大丈夫だよ、今からやれば明日の朝には充分間に合う。焦る必要ないからね」
エレン「あ、ああ!」
アルミン「もうテーマ決めも、資料確認も終わってて、後は文章をまとめるだけだよね。大丈夫、エレンならきっと出来るよ」
エレン「おう」
モブ「あ、アルミン、コニーが図書室に二人分の席確保してるって伝えてくれだと」
アルミン「ありがとう!さ、エレン、図書室へ行こう」
―図書室―
アルミン「わあ、もうほとんど席埋まっちゃってる…」
コニー「お、アルミンこっちこっち!」
アルミン「コニーありがとう。エレンの席まで取っててくれて」
コニー「教えてもらうんだからこれくらい当たり前だろ」
エレン「…あ」
ジャン カリカリカリ
マルコ「エレン起きたの?大変だね」
エレン「あ、ああ、マルコもな(俺、ジャンの隣の席だ。ラッキー!)」
マルコ「僕はもう出来てたから」
エレン「そうなのか?じゃあなんでここにいるんだ?」
マルコ「ジャンのアシスト」
エレン「なるほど」
ジャン「なんだよエレン。見下した目で見てんじゃねえぞ。お前だって同じ穴の狢だろうが」
エレン「別に見下してねえよ…。なんだ、もう清書するだけじゃねえか」
マルコ「僕のおかげ」ニコッ
ジャン「ああ、マルコ先生のおかげだよ。助かった」
マルコ「もうほとんど出来てたじゃないか。僕は少し手を貸しただけ。今回はジャンの実力だよ」
ジャン「今回は、かよ」
マルコ「ほんとのことでしょ?」
ヘヘ
フフフ
エレン「……(ジャンってマルコにはあんな素直な顔で笑うんだな)」
エレン(俺はジャンに怒鳴られてばっかりだ)
エレン(……)
アルミン「エレン、今は課題に集中して」
エレン「わ、わり」
コニー「エレンが早く終わらせてくんねえと俺のを手伝ってもらえねえんだよ~」
エレン「あ、わり。急ぐ」
アルミン「コニー、エレンの合間で悪いけど見てあげるよ。テーマの文章は決まった?」
コニー「そこからつまずいてんだよ…」ウウ
ショウガナイナア
アルミンサマァ
エレン カリカリ
ライナー カリカリカリ
ジャン カリカリ
シーン・・・ カリカリカリカリ
・・・・・・
・・・・
カリカリカリ
エレン「ふう…こんなもんかな。さんきゅ、アルミン。なんとか終わっ…」
コニー「うう、できねえよお…」
アルミン「大丈夫、弱気にならないで。そんなこと言って、いつもちゃんと提出出来てるじゃないか」
コニー「再提出になることも多いけどな…」
モブ「アルミン、悪いけどここ見てくれないか?」
アルミン「ちょっと待って」
アルミンコッチモタノムー!
モウチョットマッテー
エレン(アルミンはみんなの課題見てやってるのか…)キョロ
エレン(いつの間にかずいぶん人が減ってる…課題出来た奴はもう寝たんだなきっと)
エレン「ふああ…今何時…」
ジャン「…」スースー
エレン(わ、ジャン寝ちゃってる!?)
エレン(マ、マルコもいねえ…)キョロキョロ
エレン(………)ドキドキドキ
ジャン「……」スースー
エレン(…ジャンの寝顔をこんな間近で見るの俺初めてかも…)
ジャン スースー
エレン(怒ってない顔可愛いな…)
エレン「なんでジャンは俺に怒鳴ってばっかなんだろ」
ジャン スースー
エレン(俺が悪いのかな…)
エレン(ジャンが俺に微笑みかけてくれる日は来るんだろうか)
エレン「…ねみい」
マルコ「あれ」
エレン クークークー
ジャン スースー
マルコ(二人とも眠っちゃってる…ふふ)
マルコ「食堂で温かいお茶もらってきたんだけど二人にはいらないみたいだね」
ジャン「…ん、マルコ?」
マルコ「ジャン、目が覚めたの」
ジャン「!っ俺、課題…!」ガバッ
マルコ「大丈夫だよ。寝る前にちゃんと仕上げてたよ」
ジャン「あ…そうか、そうだった」
マルコ「お茶飲む?」
ジャン「ああ、わり…お?」
エレン クークー
ジャン「エレンの奴も寝てんのかよ。課題は出来たのか?」ガサ
マルコ「どれどれ?」
ジャン「…こいつ字汚ねえな」
マルコ(汚いというか子供の字みたいだ)
ジャン「…お、ちゃんと結論まで書いてやがるな。よし」
マルコ「エレンの課題の心配してあげるなんて、ジャンはほんとにエレンと仲良くなったんだね」
ジャン「!?冗談じゃねえよ、誰がこいつなんかと」
マルコ「でも今度一緒に出かけるんだろ?」
ジャン「…ミカサ達も一緒だよ」
マルコ「ちょっと前までは、同期と出かける時でさえエレンがいたら頑なに断ってたのに」
ジャン「う…(今回だって無理矢理付き合わされてるだけなんだが)」
ジャン(だけど、説明のしようがない。純粋なマルコに、ホモがどうとか言うわけには…)
マルコ「ん?」ニコニコ
ジャン「まあ…仕方なくな」
マルコ(今までさんざんエレンの悪口言ってきたから罰が悪いんだな、ふふ)
マルコ「どうして急に気が変わったのかは知らないけど、エレンは、以前ジャンの言ってたような人じゃないよ。皆にいい格好しいで調査兵団を希望してるわけじゃない」
ジャン「どうだか」
マルコ「あれ…その点はまだ考え直してないの?」
ジャン「俺はあいつの発言からそう判断しただけだ。エレンの本心なんか知らないし、知りたくもないね」
マルコ「じゃあ、機会があったら訊いてみたら?本心」
ジャン「………」
マルコ「ジャンにとって、エレンは悪い人だって思ってた方が都合がいいんだよね」
ジャン「っ……」
マルコ「好きな子取られて悲しいのは分かるけど、エレン達と過ごすのもあと1年ちょっとだ。そろそろちゃんと同期の本当の姿を受け入れたらどうかな。その方が、解散式までの時間がもっと楽しくなると思うけど。」
ジャン「………」
マルコ「まあ、ジャン次第だけど。僕はもう寝るね」ガタン
マルコ「おやすみジャン」手フリフリ
ジャン「……(俺だってほんとは分かってる。それほど親しくなくったって1年以上同じ場所で過ごしてきたんだ。エレンが生半可な覚悟で言ったんじゃねえってことくらい…)」
エレン クークークー
ジャン(悪い奴じゃねえってのも分かってる…。ミカサが勝手に想ってるだけでこいつに罪がないことくらい知ってる)
ジャン(それを認めたくないのは俺の心が弱いからだ。好きな女が振り向いてくれない理由をエレンのせいにしたいだけなんだ)
エレン クークー
ジャン「平和な顔して眠りやがって…」
ジャン(少しはちゃんと向き合ってやるか)
ジャン(…ホモとかそういう話は別にして)
楽しみにしてる
ゆっくりでいいからがんばってくれ
>>128 あんがと
投下↓
―休日の朝―
カラッ
エレン「いい遊園地日和だなー!」ワーイ
ジャン「朝っぱらから騒ぐなガキ」
アルミン「行き先が遊園地だからね。晴れて良かったね」
ミカサ「……」コクリ
アルミン「こんなにいい天気なのに、午後3時くらいから雨になるだなんて信じられないよね」<手持ちの傘を見ながら>
エレン「ああ。でも今朝のベルトルト寝相天気予報が、晴れのち雨だったからな」<鞄の中に折り畳み傘>
ジャン「ライナーが言うなら間違いねえ」<鞄の中に折り畳み>
エレン「ベルトルトの寝相も毎日すごいけど、ライナーの予想もすごいよな」
ジャン「俺らの中で一番圧倒的な的中率を誇ってるからな…ライナーの言葉は信頼出来る」
アルミン「更に今日は、「外出する奴は、門限に余裕を持って帰って来い」って言ってたね。夕方には雨が激しくなるのかな」
エレン「台風が来たりしてな」マジレス
ジャン「せいぜい雷くらいじゃねえか?」<冗談だと思って流す>
アルミン(う、雷苦手なんだよね…。なるべく早めに帰るようにしようっと)
アルミン(それにしても、なんだか最近、エレンと一緒にいる時のジャンが比較的穏やかな気がする)
アルミン(エレンも嬉しそうだし、良かったな…)チクン
ミカサ「………」<大きな鞄の中に折り畳み傘>
エレン「…でさ」
ジャン「ちょっと待て。お前らここの店で昼飯買ってくぞ」
エレン「え、遊園地の中で食えばいいじゃん」
ジャン「園内の飯屋はどこも高えんだよ。俺達訓練生程度の給料なら外で買ってく方が妥当だ」
エレン「おお…(堅実な金の使い方を心得てるジャン偉いな。嫁に欲しいぜ)」
ジャン「?」ゾワッ
ミカサ「待って欲しい」
アルミン「どうしたのミカサ」
ミカサ「こんなこともあろうかと…今朝お弁当を作っておいた」スッ
ジャン(なっ…?)
アルミン「わあ、嬉しいな。ミカサのお弁当美味しいんだよね」
エレン「お前気が利くな!」
ミカサ「……////(久々にエレンに褒められた…嬉しい)」
ジャン(ミカサと一緒に遊びに行けるだけでも極上の幸せだというのに、更に、ミカサの手料理だと…!)
ジャン(叫び出したいほど嬉しい。余計なおまけはいるが、付き合い始めて良かった///)
エレン「甘い卵焼き入れてくれたか?」
ミカサ「もちろん。チーハン…は無理だったけれど」
アルミン「今、お肉は貴重品だからね」
ジャン「ミカサ。弁当、俺が持つわ」
ミカサ「?」
ジャン「早起きして作ってくれた上、荷物を持たせるなんて出来ねえだろ。ほら、貸せよ」
アルミン(この中で一番力持ちなのはミカサだと思うけどね)
エレン「ジャンに持たせるくらいなら俺が持つ。ミカサ貸せ」
ミカサ「エレン…」ポッ///
ミカサ「あ、ありがとう///」
エレン「こんくらい平気だから」
ジャン「」
エレン(ジャンに荷物持たせるわけには行かないもんな。なんたってイェーガー家の将来の嫁だし!)ムフフ
ジャン(くそっ…せっかくミカサの荷物持ってやろうと思ったのに、エレンの奴横取りしやがって…!)
ジャン ハッ
ジャン(い、いや、エレンなりに気を使ってくれたんだろう。邪推するのはよくない、よくない…)デモヤッパクヤシイ
アルミン(ジャンがエレンに八つ当たりしないなんてどうしたんだろう…)
―遊園地―
エレン「おおお…!?」
アルミン「す、すごく広いね?なんだか雰囲気も華やかだし、人もいっぱいだ。しかも大きな遊具があんなに…」
ミカサ「……」
ジャン「そうか?俺にとっちゃ、普通レベルなんだけど」
アルミン「都会の遊園地ってすごいんだね!」
ジャン「シガンシナ区にも遊園地くらいあったんだろ?」
アルミン「あったけど、こんなにきれいじゃなかったし、遊具ももっと小さくて少なかったよ。作りも素朴だった」
ジャン「へえ…」
エレン「あ、あれ、なんだ?でっけえ!」
ジャン「あれは観覧車」
*現代よりもっと素朴な観覧車を想像して下さい
エレン「!?あの、すげえ勢いで走ってるのは!?」
ジャン「あれはジェットコースター」
*現代よりもっry
エレン「あれは!?」
ジャン「あれは――…」
アレハ?アレハアレハ?
スコシダマレオマエ
エレン「すげえすげえ!」キラキラ
アルミン「すごいね!」キラキラ
ジャン(そうか、田舎じゃ娯楽施設も小規模なんだな…。つうかこいつらの反応なんてどうでもいいんだよ。ミカサは喜んでるか…?)ドキドキ
ミカサ「……」
ジャン(…いつも通りにしか見えねえ)
エレン「俺、あれに乗りたい!あのでっかいやつ!」
ジャン「観覧車はあとに取っとけ(最後にミカサとしっぽり乗りたい////)」
エレン「えー! あ、あれ、なんだ、でっかいぬいぐるみが歩いてる!」ダッシュ
ジャン「はしゃぐなガキ。なあミカサ…え?」
<エレンが駆け出すと同時に後ろをついていっているミカサ>
ジャン「あれ?実はミカサもはしゃいでるのか?」
アルミン「あはは。ミカサもこういう場所は初めてだろうからね」
<ぬいぐるみと戯れて風船をもらい、頭をなでてもらっている二人>
ミカサ「////」
ジャン(クールなミカサもいいが、少しはしゃぎ気味のミカサも可愛いな///)
アルミン「ミカサも喜んでるみたい。来て良かったね」
ジャン「ああ///…あ!?」
アルミン「?」
ジャン「…なんでもねえ(そうだ、こいつにはもう、ミカサが好きだってバレてんだった)」
エレン「アルミンー!」
アルミン「あ、二人とも戻ってきた」
エレン「なんでお前も来なかったんだよ。まあいいや。ほら、アルミンの分の風船もらってきたぞ」
アルミン「わ、ありがとう」
エレン「もちろん、ジャンの分も」
ジャン「あ?俺はそんな物…」ハッ
ミカサ(エレンの好意をエレンの好意をエレンの好意を)ズオオオ
ジャン「(ひっ!?)あ、ああ、わりいなエレン」ビクビク<風船受け取る>
エレン「…!(ジャンが喜んでる。もらってきてよかった/////)」
アルミン(僕は嬉しいけど、もしかしてこういうのって子供っぽいのかな?)
ミカサ(風船…////)
ジャン(…ミカサに「どれに乗りたい?」って訊きてえんだけど、訊くのがちょっとこええ…)ナミダメ
エレン「俺、あれに乗りたい!」
ミカサ コクコク///
ジャン「(お、ミカサも乗りたそうだ///)ジェットコースターだな。じゃあ行くか」
アルミン「僕、荷物番してるから3人で行ってきなよ」
エレン「え、アルミンも行こうぜ!」
アルミン「なんだか怖そうだし、僕は遠慮しとく。風船とお弁当預っとくね」
エレン「んーじゃあ、しょうがねえか…。じゃ、よろしくなアルミン」
アルミン「うん、いってらっしゃい。僕はあっちのベンチに座ってるから」手フリフリ
・・・・・
ジャン(…2人乗りに3人だから1人余るのは承知してたが)
ジャン「なんで俺とお前が一緒なんだよ!?」
エレン「なんでって、俺がお前と乗りたいからだよ」
ジャン「女の子1人にすんなよ!」
ミカサ「私は構わない(エレンがそうしたいなら…)」
ジャン「ミ、ミカサ…」
エレン「もう乗り込んでんだから今さらそんなこと言うなよ。ミカサは一人でも大丈夫だって」
ジャン(お前が言うなあああ)
ジャン(でも俺が一人になったらミカサはエレンと一緒に乗っちまう。それは嫌だ!)
係員「出発しまーす」
ジャン(くっ、ミカサわりい…!)
エレン「おっ、動き出した」ワーイ
ジャン(ミカサごめんな…)
ミカサ(はしゃぐエレン可愛い////)
エレン「…なかなかスピード出ねえな」
ジャン「まだ上昇中だろ。下りの勢い込みでスピード出すんだよ」
エレン「あ、そうか!ジャン頭いいな!」
ジャン「いや、これはどこでもそういうも」ガク
ガーーーーーーー<下り中>
ジャン(…!!)
エレン「!!!??」
ミカサ(…速い)
ガーーーーーーー
アルミン「わーすごいな」<荷物と共にベンチに座ってる>
アルミン「スピードもすごいけど皆の叫び声もすごい。エレンもミカサもジェットコースターに乗るの初めてなんだけど大丈夫かな」
アルミン「あんなにスピードが出る乗り物があるなら、巨人相手に生かせるといいのになあ」ウーン
カチャカチャ<皆がベルトを外す音>
係員「お足元にお気をつけてお降り下さい。お荷物のお忘れがないよう…」
ジャン(まあまあだったな)
ジャン「<後ろを向いて>ミカサ、大丈夫だったか?」
ミカサ「平気…」
ジャン「(ミカサと一緒に乗りたかったぜ)…?おい、エレン降りろよ。お前が降りねえと、俺も降りられねえんだけど」
エレン「」
ジャン「?」
ミカサ「エレン?」
エレン「」
ジャン「おい、エレン?」
ミカサ「エレン!」
エレン「な、なんでだろな…」
エレン「足に力入んなくて立てねえ…」ブルブル&マッサオ
ジャン「!?っぶふ、それ、腰抜けてんだろ。これくらいでだらしねえなあ」ギャハハハ
ミカサ「エレン、大丈夫?」<エレンを立たせようと、腕を取る>
ジャン「(!女のミカサにそんなことさせられねえ。しょうがねえ)おい、エレン。手伝ってやるから、なんとか降りろ。他の人にも迷惑だ」<エレンの腕を取って、自分の肩にかける>
エレン「う、わ、わりい…」ウプ
エレン「ジャン、すまねえ。お前に迷惑かけちまって…」ナミダメ
ジャン(!?)ドキ////
ジャン(こんな儚げなエレンは初めて見る…)ドキドキ///
ジャン(ち、違う。普段とのギャップにときめいたりなんてしてないぞ///ま、まさか俺がエレンにときめくなんて////)ナイナイ!
ジャン「あ、あそこにベンチあるな。そこで少し横になれ」スタスタスタ////
エレン「ああ…(ジャンの肩を借りるなんて、俺情けねえな…)」シュン
<乗り場の近くにあったベンチへエレンを寝させる>
ミカサ「エレン、ハンカチを濡らしてきたから…」<と、エレンのおでこに載せる>
エレン「う、お前は大げさなんだよ…」マッサオ
アルミン「エレーン!」ヒョコヒョコ
ジャン「アルミン」タッ
ジャン「荷物半分持ってやる」
アルミン「あ、ありがとう」ハアハア
アルミン 「ど、どうしたの?なかなか降りて来ないし、やっと出て来たと思ったらベンチで横になってるし」ハアハア
ミカサ「エレンの腰が抜けた」
アルミン「え?」
エレン「ミカサ、言うなよ…」
アルミン「大丈夫?エレン」
エレン「だ、大丈夫だ……」マッサオ&ブルブル
ジャン「やけに大人しいと思ったら、隣で伸びてたとはな」
タッタッタ
ミカサ「エレン、売店でお水をもらってきた。飲んで」
ジャン(いつの間に)
エレン「あ、ああわりい…」フラフラ
アルミン「エレン起き上がれる?」<手を貸す>
エレン「わり…」フラ
ジャン「お前らジェットコースター初めてだったんだな。わりい、事前にもう少し説明しとくべきだった。ミカサは大丈夫だったか?」
ミカサ「私は平気」
エレン「想像してたのよりちょっと速かっただけだ…」ゴクゴク
ミカサ「………」シンパイッ
アルミン「あんなに皆が叫び声上げてるんだから、どういうものか分かって乗ったんだと思ってたのに」
エレン「フウ 初めてだったから少し油断しただけだ。次は勝つ!」
ジャン「勝ち負けじゃねえだろが。…仕方ねえ、少し休憩するか」
アルミン「僕がエレンを見てるから、ジャンはミカサと少し回ってきたら?」
ミカサ「え」
ジャン「!?(なんだと…!)」
ジャン(なんだこれは。今まで報われずともがんばってきた俺に、天から与えられたつかの間のご褒美なのか!?)
ジャン(つうか、アルミンGJ!)
エレン「そんな、わりいよ…。さっきは俺がジャンと乗ったから、今度はアルミン行けよ」
ミカサ「私がエレンを看ている。今度はアルミンが遊ぶ番」
ジャン(だ、だよな…ハハ)コウナルコトハワカッテタサ・・・
アルミン 首を横へフリフリ「ここの遊園地は僕には少々過激過ぎるみたいだから…。僕は、この雰囲気の中にいるだけでも楽しいから二人で行ってきて」ニコ
ジャン(アルミン様…!)ボウダ
ミカサ「でも…(私はエレンといたい…)」
エレン「確かに俺でさえいきなり圧倒されちまったのに、アルミンには少し荷が重いかもしれないな。ミカサ行って来いよ。ジャンを頼んだぞ」
ミカサ「…エレンがそう言うのなら」シュン
ジャン(よっしゃ、よっしゃあ!!!/////)ヒソカニガッツポーズ
ミカサ「では、さっさと乗ってしまおう(早く終わらせてエレンの元へ戻る)」
ジャン「お、おお!////どこに行く?ミカサはどれに乗りたい?///////」
ジャン //////
ミカサ …
アルミン (良かった、ミカサが行ってくれて。ジャンも僕やエレンの相手ばっかりしてたんじゃ、そのうち、付き合うのやめるって言い出しそうだもんね。たまには飴を与えないと)
アルミン(飴と鞭を使い分け、そして、最終的にはエレンとくっついてもらう…!)
エレン「介抱役させちまってわりーなアルミン。ほんとはお前も遊びに行きたかったろ?」
アルミン「エレン、気にしないでよ。ほら、ここは緑や花も多いし、ちょっとしたピクニック気分で楽しいよ」
エレン「………」
アルミン「ここにいる人達みんな楽しそうだし。みんなの笑顔を見てるとこっちまで嬉しくなってくるよね」
エレン「…本当だ。俺もなんだか楽しくなってきた」
アルミン「ね」
コウシテルダケデモイイナ
ウフフフ
・・・・・・
―約1時間後―
ジャン パアアアアア//////
アルミン(ジャンが今まで見たこともない満面の笑みを浮かべている。ミカサと遊べたのがよっぽど嬉しかったみたいだね)ヨシヨシ
ジャン(ミカサと二人きりで遊園地を謳歌しちまったぜ…!)
ジャン(乗り物をひとつ降りるごとにいちいちミカサはエレンの所へ様子を確認しに戻ってたけど、乗ってる間も心あらずって感じだったけど)
ジャン(…そんなことも気にならないくらい楽しかった!////////////)
ジャン(このご時世に不謹慎だが、俺もう死んでもいいかも…!//////)フヒヒヒ////
ミカサ「エレンもう大丈夫なの?」<ジャンに買ってもらったジュースを手渡す>
エレン「おお。もう、心も体もすっかり回復したぜ」<ジュースを受け取る>
ミカサ「良かった…」ホウ
エレン ゴクゴク
アルミン「でも、今日はもう、過激な物はやめといた方がいいかもね」
エレン「!?大丈夫だアルミン、今度は勝つ!」
ジャン「また同じようなことになったらアルミン達も迷惑だろが。大人しくしてろよ」
エレン「う……」
ジャン「つうわけで、あれなんかどうだ?」
『巨大迷路』
ジャン「あれなら、自分のペースで動けるだろ」
エレン「巨大迷路?巨大な…迷路?」
アルミン「どういう遊び場なんだろう?」
ジャン「とにかく行こうぜ。やってみりゃ分かる」
ミカサ「……」
―巨大迷路が上から見渡せる場所―
エレン「おお、すげえ!」
アルミン「なるほど、巨大な迷路、か。そのまんまなんだね」
ジャン「こうして見てるとすぐに出口が見つかるような気ぃするけど、実際中に入ってみると結構難しいんだぜ。俺は割と得意だけど」
ミカサ「……(大きい…)」
エレン「早く、早く行ってみようぜ」ハアハア////
ジャン「がっつくな。ほら、ミカサ、アルミン、降りるぞ」
アルミン「うん」
ミカサ「……」コクリ
・・・・・
―巨大迷路入口―
エレン「じゃあ、俺はミカサと、アルミンはジャンとな」
アルミン「う、うん」
ミカサ パアアア////
ジャン「……(そりゃ、今度はこういう組み合わせになるわな。はは)」
エレン「どっちが先に出口へ辿りつけるか競争だ。行くぞミカサ!」
ミカサ「ええ////」
アルミン「……」
ジャン「ま、ぼちぼち行くか」
アルミン「うん…」
スタスタスタ
・・・・・
ジャン「今度はこっち…あれ」
アルミン「行き止まり…だね。また。」
ジャン「わ、わりい。俺いつもは、こういうの、結構得意な方なんだけど」アセアセ
アルミン「まだ入ったばかりじゃないか。ゆっくり行こうよ」ニコ
ジャン「!あ、ああ///」(やっぱりアルミンは優しいな…///)
アルミン(上に登った時ルートを暗記したんだけど、エレン達が出て来るくらいの時間に合わせた方がいいよね。それまではジャンの後に付いて行こう。見当違いのとこ回ってるけど)
ジャン「シガンシナ区の遊園地にはこんな迷路なかったのか?」
アルミン「うん。そもそも、こんな広い場所ではなかったし…。遊具もブランコや砂場くらいだったから、こっちの遊園地がこんなに賑やかな場所だなんて知らなかったよ」
ジャン「へえ…(それって遊園地じゃなくて、ただの公園なんじゃ…)」
アルミン「雰囲気が違いすぎて、僕達だけで来てたんだったら、遊び方が分からなくて戸惑ってたかも。ジャンがいてくれて良かったよ」
ジャン「お、そ、そうか(俺は今頼られている///)」
アルミン「ミカサも楽しそうだしね…」
ジャン「!そ、そうか?ミカサ楽しそうだったか?(俺といて)」ドキドキ///
アルミン「うん、ジャンのおかげだよ」ニッコリ
ジャン「そ、そうか…////(ミカサはほぼ無表情だから、俺と二人きりで回ったことをどう感じてるのかいまいち分からなかった。だけど、ミカサと幼なじみのアルミンがそう言うんだから、きっと楽しんでたんだろう。いや、楽しんでいたに違いない///これで俺とミカサとの仲も少しは発展するといいな////)」ムフフ////
アルミン「……(最初はミカサもはしゃいでいたし嘘は言っていない。第三者から、しかもジャンよりはミカサの喜怒哀楽に詳しそうな僕から「楽しそうだった」と言われれば、本当にミカサが楽しんでいたと思い込むだろう)」
アルミン(これで飴は完璧…!ジャンは当分4人での付き合いをやめるとは言わないだろう)
アルミン(そしてその間にジャンはエレンに落とされてもらう…!エレンの男としての尊厳の為にも!)
アルミン(だけど、飴を与え過ぎても、ジャンがミカサにばかり関心を向けてしまうだろうから、難しいところだ。バランスを取りながら飴と鞭を使い分けて行く。それが今の僕の使命…!)
ジャン(俺がミカサを落とすのもあながち不可能なことじゃない…?な、なんてな、何調子に乗ってんだか俺は)ハハハ///
ジャン「で、でも、ミカサは俺なんかより、エレンと仲いいよな」
アルミン「それはもちろんそうだけど」フフ
ジャン「」
ジャン(調子に乗りそうな自分を戒める為にアルミンにそういう話を振ったわけだが、そう簡単に肯定されるとヘコむな…)ズーン
アルミン「仕方ないよ。詳しくは言えないけど、ミカサは出会った時からエレンに好意と信頼を寄せていたからね(命の恩人で、その上、新しい家族を与えてくれた人だ)」
ジャン「そ、そうか…(一目惚れってことか?くそう、俺だって、ミカサがトロスト区に住んでれば、それなりに仲良くなってただろうに…!)」
ジャン「じゃあ、ミカサとエレンは最初から仲が良かったのか…」
アルミン「そうだね。僕でもときどき入りこめない空気のようなものを感じるくらいだったよ」
ジャン「……」ズーン
ジャン「そうか…。じゃあ、アルミンも少し居心地悪いこともあったんだろうな(少し付き合った俺でさえ、そう感じる時があるくらいだしな)」
アルミン「うん…。僕も一時想ってた時があったから、その間はちょっと辛かったかも」クショウ
ジャン「!?」
アルミン「あっ…(し、しまった。つい、口がすべって余計なこと言っちゃった)」
ジャン「お…お前も昔ミカサのことが好きだったのか?」
アルミン「え、ち、違」
アルミン「…!(違うなんて言えない。ホモ耐性のないジャンに、僕が好きだったのはエレンの方だよ、なんてとても言えない)」
ジャン「そうだったのか…!俺は一年ちょっとだけど、お前はもっとずっと長い間、辛い思いをしてきたんだな…!」グスッ
アルミン「えっと…(なんだか勘違いされてしまった…。まあ、そういうことにしておこう)」
ジャン「そうか、俺だけじゃなかったんだな…。まさかアルミンが仲間だなんて思ってなかったけど」
アルミン(な、仲間認定された!?)
ジャン(長い間叶わぬ想いを抱いて辛い思いをしてきたんだろうな…。俺を好きだなんて血迷っちまうようになるくらいには)ドウジョウッ
モブ女1「あのカップルの女の子の方すごく可愛いね」
ジャン「!?(え、カップルって俺達のことか?)」
モブ女2「ほんとだ~。でも、男の子の方もちょっとかっこいいかも」
ジャン「!////」
モブ女1「えー趣味悪い~」ケラケラ
モブ女2「ほっといてよ」フフフ
ジャン(ほんとにほっとけよ!くそっ…)
ジャン(で、でもそうか。俺とアルミンが一緒にいるとカップルに見えるのか…///)
アルミン「(そろそろエレン達も出口に辿りつく頃かな?)ジャン、こっちに行ってみようか」
ジャン「お、おお」
スタスタ
ジャン(…確かにアルミンは可愛い。寮内のアンケートでも「抱きたい男」第1位だったし)
ジャン(2位にエレン、3位に俺が入ってのはよく分かんねえが)イヤガラセカ
ジャン「……」<前を歩くアルミンの後ろ頭を見つめる>
アルミン「今度は右はどうかな…(後は左の壁に沿って行けば出られるはず…)」
ジャン(華奢な体に細い手足…。なんだか俺でも抱けそうだ。ミカサに片想いしてた同士、話も合いそうだし…)ハッ
ジャン(いやいや、惑わされるな!俺にはミカサがいる。わざわざ男を選ぶ馬鹿がどこにいる。ミカサとは違う魅力に惹かれているかもなんて事実、俺は認めない!)ブンブン
アルミン「(…!よし!)ジャン、出口が見えたよ」
ジャン「おお、思ったより早く着いたな。…俺よりアルミンの勘に従った方が良かったみたいだ」
アルミン「え、たまたまだよ(暗記してたなんて言えないや)」
エレン「お」
アルミン「あ、エレンにミカサ」
エレン「くっそ負けた!中で結構迷っちまった」
ミカサ「ごめんなさいエレン。こういうゲームは初めてで戸惑ってしまった…」
ジャン(ミカサとならむしろ迷いたい)
アルミン「僕達も今着いたばかりだよ。ほとんど変わらないくらいだ」
エレン「次は勝つ!」
アルミン「あはは。エレンは負けず嫌いなんだから」フフ
ジャン「結構時間食ったな。もう昼近いぜ」
エレン「俺も腹減った」
アルミン「じゃあ、少し早いけどお昼にしない?僕、荷物預かり所へ行って来る」
ジャン「あ、アルミン、俺が行くわ」
アルミン「え、大丈夫だよ」
ジャン「いいよ。お前は待ってろ」
アルミン「あ、うん…(ミカサが行くって言ったならともかく、なぜ僕にも親切なんだろう。さっきので同情されたからかな)」
エレン「ジャン、俺も行く!」
ジャン「あ?いいよ」
エレン「重い荷物をお前だけに持たせるわけにはいかねえだろ」
ジャン「なんだその理由。まあいい、手伝え」
エレン「おう」
ミカサ「……」
アルミン「じゃあ、僕達は場所とっとこうか。あの大きな木の下なんてどうかな?」
ミカサ コクリ
・・・・・
読み返してて気付いたんだが、ナチュラルに単行本未収録ネタばれ
してた。ごめん。
物語の核心に触れる部分じゃないけど本当にごめん。
今さらだけど【本誌ネタばれあり】。
読んでくれてありがとう。
早朝で人いなさそうだし、ageながら投下してみる↓
ミカサ カチャカチャ
ジャン(……///)ドキドキ
アルミン「ジャン、おしぼりどうぞ」
ジャン「あ、ああ、さんきゅ。えっと、これ…?」
アルミン「ミカサが用意してくれたんだよ」
ジャン(弁当だけじゃなくこんな物まで…。ミカサマジ気が利く。将来の良妻賢母////)
ミカサ <お弁当箱パカ>
ジャン(!)
アルミン「わあ…」
エレン「うまそー!」
ミカサ(エレンもアルミンも喜んでいる…作って良かった///)
ジャン「トマトとレタスのサンドイッチにポテトサラダ、きのこのソテーに胡瓜と人参のピクルス…」
アルミン「ミカサの得意料理ばかりだ。嬉しいな」
ミカサ ササッ「…エレン、どうぞ」<取り皿の上にバランスよく盛られた料理>
エレン「お、悪いな」
ジャン(!ミカサが取り分けてくれるのか!?)
ミカサ「……」モグモグ
ジャン(エレンだけか。ふふ、分かってたさ)
ジャン「い、いただきます」ドキドキ////
ジャン モグモグ・・・「(!マジでうめえ)美味しいな。ミカサは料理上手なんだな///」
ミカサ「どうも」
エレン「ミカサの料理、久しぶりに食ったけどやっぱりうめえな!」モグモグ
ミカサ「あ、ありがとう」ポッ////
ジャン「」
アルミン(ジャンがあからさまな態度の違いにショックを受けている…)モグモグ
ミカサ「エレン、こぼしてる」<エレンの膝の上にハンカチを広げる>
エレン「んなこと気にせずお前も食えよ」モグモグ
ミカサ「ほら、また…」<エレンの口元を拭く>
エレン「こんなとこまで来て世話焼くなって」
ジャン「…」ギリギリ
アルミン「(あまり不機嫌になられてエレンと喧嘩を始められても困るから、少し話をして気をそらそう)ジャン」
ジャン「あ?」クソッ
アルミン「開拓地にいた時もミカサがこうやって時々僕達のご飯を作ってくれたんだよ」
ジャン「そ、そうなのか」
アルミン「開拓地にいた時は、僕達3人とも、親切なご年配のご夫婦にお世話になっていてね。いつもはおばあさんが食事を作ってくれて、ミカサはそのお手伝いをしていたんだけど、おばあさんが不在の時や病気の時はミカサが代わりに調理を引き受けてくれたんだ」
ジャン「へえ…(子供の頃から料理してたのか。家庭的なんだな///)」
アルミン「病気の時に作ってくれるパン粥も美味しいんだ」
ジャン「ふうん」モグモグ
アルミン「ミカサは働き者だったから、近所の人からもよく頼りにされててね…」
ジャン「ふんふん」モグモグ
アルミン「で、ミカサが…」
アーデコーデ
フンフン
ミカサ「エレン、好き嫌いをしては駄目」
エレン「休みの日くらい大目に見ろよ。俺はお前の弟でも子供でもねえぞ」
ミカサ「エレン、またこぼしてる」フキフキ
エレン「自分でやるって」
ココモココモ
アーモウ!
・・・・・
・・・・
―昼食後―
ジャン「」ズーン
ジャン(結局ランチ中は、ずっとエレンの世話焼いてるミカサと全然話せなかった…)
エレン「荷物も預けたし、今度は何に乗るかなー!」
ミカサ「私はエレンの乗りたい物に…」
ジャン(しかし本当に仲いいな。遠くから見てた時もそう思ってたけど、中に入ると一層よく分かるぜ。惨めだ…)
アルミン「ジャン、元気出しなよ」
ジャン「!べ、別に俺はヘコんでなんか」
アルミン「ミカサがエレン大好きなのは今に始まったことじゃないだろう?」ニコ
ジャン「アルミン…」
ジャン(そういえば、こいつはミカサのことが好きなのに、二人がイチャイチャしてんのをずっと間近で見てきたんだよな)
ジャン(きっと、俺なんかよりずっと辛い思いしたんだろう。血迷って俺を好きだなんて言い出すくらいには…)ブワッ
ジャン「アルミン。お前、長い間、あの二人の間で大変だったな…」
アルミン「え?」
ジャン「何も言うな…。俺にはお前の辛さがよく分かるぜ。今の俺の胸の痛みは、かつてのお前の痛みだ」
アルミン「はあ…(なんだか思い切り同類に思われている…)」
ジャン「俺は エレン「ジャアァァン!」
ジャン「なんだよ。今、いい台詞言おうとしようとしてたとこだったのに」
エレン「さっき、アルミンと一緒だったから今度は俺の番だよな!ジャンは何に乗りたい?」
ジャン「あ、そうだな…」
エレン「ジェットコースターみたいなのもいいけど、俺はあんなのもいいと思うぞ!」<指差し>
ジャン「…『手漕ぎボート』?」
エレン「いいだろ?俺が漕ぐからさ!」
ジャン「…は?」
ジャン「いや、あれは男同士で乗るもんじゃないだろう」
エレン「え、別にいいじゃん」
ジャン「あれはカップルが乗るもんだぞ」
エレン「そうなのか?なら、ますます乗らないと////」
ジャン「いや、俺別にお前とカップルになった覚えはねえから」
エレン「付き合ってんじゃん!」
ジャン「4人でだろ!!」
ジャン(あ、つられて思わず怒鳴っちまった。…マルコ、マルコ、マルコ)ブツブツ
エレン「だって2人乗りなんだからしょうがねえだろ」ブー
ジャン「とにかく俺は嫌だから」
エレン「じゃあ、あれでもいい」
ジャン「は、『コーヒーカップ』…?あれもカップル御用達だ。却下」
エレン「なんだよ、乗りたい奴が乗ればいいじゃねえか!」
ジャン「客層見てみろ。あれに男2人とか、軽い拷問だ!」
エレン「じゃあ、あれ…」<『おさるの機関車』>
ジャン「あれは子供用」
エレン「あれも駄目これも駄目って、ジャンは我儘だな」ハア
ジャン「我儘な彼女に振り回されるのがまんざらじゃないって感じの言い方はやめろ。俺はお前に常識を教えてるなんだからな」
エレン(我儘を言うなんて、俺には安心して甘えられるんだな////)
ジャン「その顔もやめろ」
エレン「んじゃ、あれは?」
ジャン「ああ、あれなら比較的…」
エレン「じゃあ、行こうぜ!」<ジャンの手を取る>
ジャン「お、おい」<エレンに引っ張って行かれる>
エレン(どさくさに紛れて、またジャンと手繋いじまった////)
ジャン(くそう。で、でも、エレンが終われば次はミカサだ!待ってろよ!)
ミカサ「……」
アルミン「……えーと」
アルミン「僕達も行こうか」
ミカサ「……」コクリ
―幕間―
エレン「楽しかったー!」
ジャン「(よし終わった!)つ、次はミカサとだな!」
ミカサ「は?」
ジャン「えっ?い、いや、午前中はエレン→ミカサ→アルミンって順に…」
ミカサ「は?」
ジャン「す、すみません…」
―午後3時の鐘が鳴った後―
アルミン「そろそろ、ここを出る時間だね」
ジャン「そうだな…(結局あれから1回もミカサと乗れなかった…)」
エレン「え、もう一つ!もう一つだけ!!」
ジャン「これから、アルミンの本屋行って、夕食も外で食って帰るんだろ?ここは寮から結構離れてるから、もう帰らねえと門限ギリギリになるぞ」
エレン「……」シュン
アルミン「で、でも、もう一台くらいなら乗れるんじゃない?(今度はエレンがジャンと乗る番だ)」
ジャン 「しょうがねえな。あと一つだけだぞ」ハア
エレン パアアア////「じゃあ、俺、あれがいい!」
ジャン「あ?」
ミカサ「……『観覧車』」
ジャン「あ…」
エレン「最初に言ってたでかいヤツ!最後、あれに乗って帰りたい!」
ジャン「あ、ああ…(くっそ、ミカサと乗りたかった…)」
アルミン「一番上はずいぶん高そうだね」
エレン「行こうぜ!行こうぜ!」
ジャン「いちいち走んなくても逃げねえよ」
・・・・・
エレン「じゃあ、先行くな!」
ジャン「……」
アルミン「いってらっしゃい。エレン、ジャン」<手を振る>
ミカサ「……」<手を振る>
ジャン(…はあ)
<ドア閉まる>
ジャン「……」
エレン「おお、中からはこんな風に見えんのか…」
ジャン「端に乗るなよ。傾くだろ」
エレン「え、そうなのか。わりい」<と中心へ移動>
カタカタ
エレン「へへ、ジャンと二人っきりみたいだな」
ジャン「?今日はさんざん二人で乗ったろ」
エレン「ここ狭いから、二人しかいない気がする////」
ジャン(そんな気するよな。ああ、ミカサと乗りたかった…)
ジャン「……」
エレン「……」
カタカタカタ
エレン「……」
ジャン(なんだ、急に大人しくなりやがって)
エレン「………ジャン」
ジャン「なんだよ」
エレン<黙って正面を向く>
ジャン(ん?)
エレン<黙ってジャンの顔を見つめる>
ジャン(…なんだよ)
エレン「…今日はここへ連れて来てくれてありがとな」
ジャン「え、別に(そんな改めて言われるようなことでも…)」
エレン「俺、今日はすげー楽しかった。ジャンとこんなに長い時間一緒にいられたのも嬉しかったし、ジャンとデート出来たのもすごく嬉しかった///」
ジャン「……」
エレン「ジャン…お前はどうだった?俺と一緒で少しは楽しかったか?////」
ジャン「……」
エレン「なあ」
ジャン「…ま、まあ、それなりには」
エレン「そうか」ニコッ
ジャン「!」ドキッ
ジャン(そ、そういう邪気のない笑顔は反則だろっ…)ドキドキ///
エレン「……」
ジャン(だから、そんなまぶしそうな目をして俺を見つめるな……)ドキドキドキ///<顔を伏せる>
エレン「お前、前に、俺がジャンを好きな気持ちは勘違いだって言ったよな」
ジャン「あ、ああ…」ドキドキ///
エレン「……今はっきり分かった。俺、ジャンのことが本当に好きだ。少なくともこんな気持ちになったのは生まれて初めてだ」
ジャン「……!////」
エレン「最初はなんとも思ってなかったのに、いつの間にか、ジャンを見るとドキドキして、ジャンのことばっかり考えるようになってた」
エレン「アルミンにそれは恋だって言われて一応納得はしたけど…正直、本当に恋なんだって実感はなかった。だって人をこんな、想っても想っても胸が苦しいなんて、初めて味わう感情だったから」
ジャン(……静まれ俺の心臓。静まれ)ドキドキドキ////
エレン「でも今日ここで過ごしてはっきり分かったんだ。俺はジャンに恋してる。ジャンが大好きなんだ」
ジャン「……っ/////(ど、どうしちまったんだ俺。相手はあのエレンだぞ。お前が心底嫌ってたエレンだぞ!)」ドキドキドキドキ/////
エレン「なあ。どうしてずっと下向いてんだ?」
ジャン「え…///」
エレン「こっち見ろよ」
ジャン「…/////」
エレン「俺、ジャンの顔、ちゃんと見たい」
ジャン「……/////(し、しっかりしろ俺。ホモなんて嫌いなはずだ。エレンなんて大嫌いなはずだ)」
エレン「ジャン、好きだ」
ジャン「…っ/////」
エレン「ジャン…」
ジャン「………////」
ジャン(エレンなんて嫌いなのに)
ジャン(俺はミカサが好きなはずなのに)
エレン「ジャン?」
ジャン(どうして俺はこんなにドキドキしてんだよおお!!!/////)
エレン「ジャン」<と、ジャンの両手を取る>
ジャン「あ…/////」ナミダメ
エレン「キスしていい?」<ジャンの顔を上目遣いでのぞき込みながら>
ジャン「……っ/////」
エレン「わ、分かってる。キスは大人にならないとしちゃいけないんだろ?でも俺…今すごくジャンにキスしたい/////」
ジャン「……っ////(…そんな)」
エレン「ジャン」
ジャン「………っっ////(俺も同じ気持ちだなんてそんな)」
エレン「………////」<涙目で震えるジャンを見つめる>
ジャン(………//////)
エレン「…するな?」
ジャン「だ、だめだ…」<小さな涙声>
エレン「っ////(ジャンのこんな心細そうな声初めて聞いた////)…する/////」<ジャンの顎を取る>
ジャン「っだめだ、エレンっ……/////」
???「はーい、降りて下さーい」
ジャン「!?」
エレン「え?」
係員「今降りないともう一周しますよ」
エレン・ジャン「……」
ジャン(いつの間にか下に着いてた/////)
ジャン「す、すみません///」
エレン「あ、ジャン」
<降りる二人>
係員「<次に乗り込んでるお客に>お足元にお気をつけて」
エレン「…あと少しだったのに////」
ジャン「!!/////」
ジャン(お、俺は俺は、あのままだったら雰囲気に流されてエレンと…///)プルプル
ジャン(あ、危なかったああ!あっぶねえ!!気付いてなかったけど、俺って流されやすい性格だったんだあああ!!////)
エレン「ジャン」
ジャン「な、なんだよ///」
エレン「今からでも遅くねえ。どっか、物陰に入ってしようぜ////」
ジャン「え、い、嫌だ////」
エレン「?なんで」
ジャン「お、俺の初キッスは可愛い女の子とって決めてんだ。よりによって相手がお前だなんて、俺が許しても、俺が許さねえ!////」
エレン「は?」
ジャン「お、俺はしたくないのに、なんで、してもいいとか思ってんだよ。おかしいだろ!おかしいんだ、俺はっ////」ハンナキ
エレン「………ようするに、ジャンの本能が俺を求めてるってことか?////」
ジャン「いやらしい言い方はやめろ!////」
ミカサ「誰と誰が何をするの…?」
ジャン「へ」
ミカサ ゴオオオオオオ
ジャン「」
アルミン「ミカサ落ち着いて…。それから2人とも、そういう話は、もう少し違う場所で、もう少し小声でして欲しかったなあ……」
エレン・ジャン「え」
ザワザワ
ホモ?
ホモダッテ。
エレン「?」・ジャン「」
・・・・・
・・・・
―街中―
エレン「そりゃ、観覧車の乗降場で話してちゃみんなに聞かれるよな」
ジャン「もう言うな!俺なんて地元なんだぞ。あの場にもし知り合いがいたらどうすりゃいいんだ…」
エレン「いいじゃん、俺の嫁になって別の土地に住めば」
ジャン「そういう問題じゃねえ、実家帰る時に困るだろ!」
アルミン「あはは…今日一日でずいぶん仲良くなったんだね」チクン
ジャン「アルミン?ち、違うぞ、そういう意味じゃ」
ジャン「つうか、お前と結婚なんかするわけねえだろ!!」
エレン「え、だって、さっきは」
ジャン「一時の気の迷いだあ!!!」
エレン「えー?」
ミカサ(エレンの嫁は私私私)
アルミン(観覧車の中で何があったか知らないけど、案外、すぐにエレンの想いは実ってしまうかも…)チクン
見てるぜ
楽しみだぜ
アルミン(あれ?)
アルミン(…僕はエレンとジャンが仲良くなることを望んでたのに)
アルミン(「しまうかも」なんて、まるでそうなるのが嫌みたいな…)チクチク
ジャン「そ、それより、次はアルミンの古本屋へ行くんだろ?帰りのルートに二軒あるけど、どっちへ行くんだ?」
アルミン「え、ああ…。えっと、今日はジャンもいるし、さっと見るだけにするから、帰りにちょっと寄るだけでいいよ。だから寮の近くの本屋にする」
ジャン「そうか?」
エレン「遠慮すんなよ」
アルミン「いいんだよ、たまには」ハハ
ミカサ「……」
ジャン「じゃあ、少し時間余るな。どうする?どっかの店に寄るほどの時間もねえが」
エレン「みんなで遊べる所がいいな」
ジャン「だから、そんな時間ねえって。…あ、そういえば今日は定期市が立つ日だったな。もう少し歩いた所でやってるから、ちょっと屋台冷やかすか?」
アルミン「時間潰すにはちょうどいいかもね」
ミカサ「……あ」
アルミン「どうしたのミカサ」
ミカサ「……」<無言で空を指差す>
アルミン「…あ」
ジャン「……降り始めたな」
エレン「さすがライナーだぜ」<傘を取り出す>
ジャン「どうする?ベルトルト予報だと降り続きそうだし、別のとこ行くか?」<傘を開く>
エレン「いんじゃね?まだそんなに強く降ってるわけじゃねえし」
ジャン「…そうだな」
サア・・・
・・・・・
今回はここまで。
エレン書いたから、次はアルミンのターンの予定。
更新きたー!
エレンが直球過ぎて見てるこっちもドキドキするわ
>>209 1です。書き込んでる時気付かなかった。ありがとう!
>>214、215 ドキドキしてくれて嬉しい。ありがと。
ホモ展開は苦手だからスレタイがそれっぽかったら最初開かないのに、何故か開いてしまった
けどストーリー自体が面白いから続きが気になってついつい見てしまう
アルミン編書いてたら、キスで終わらすはずが止まらなくなった…。
せっかく>>218みたいなこと書いてくれたのにごめん。
アルミン編はホモエロになります。
逆を期待してくれてた人がいたら申し訳ないから先に書いとくけど
ジャンアルです。
直前にまた注意喚起する。
ミカ→エレっぽいのを少しだけ投下↓
―市―
<皆、傘を差している>
エレン「いろんな屋台があるんだな」キョロキョロ
アルミン「こっち(トロスト区)は市場も賑やかだなあ」
ジャン「雨降ってても、結構人いんな」
ミカサ「……」
アルミン「あっ、古本も売ってるんだね」
ジャン「そうだな」
アルミン「……」<通り過ぎる>
アルミン「………」
アルミン「(うう、やっぱり気になる///)ごめん、僕ちょっと本見て来ていい?」
ジャン「構わねえよ。じゃあ、適当に回って来るわ」
エレン「いい本あるといいな、アルミン」
アルミン「ありがとう、エレン。ミカサも楽しんで来てね」
ミカサ「……」コクリ
エレン「腹減った。なんか食いたい」
ジャン「なんでも好きなもん食え。自分の金で」
―古本屋台<屋根あり>―
アルミン キョロ(一通り見てみたけど)
アルミン(ちゃんとした店と違って冊数は少ないし、軽い読み物の類いが多いな)
アルミン(目新しい物もないようだし…)
アルミン「ん?」
アルミン「………」
アルミン「ん!?」
・・・・・
・・・・
エレン「この、芋を油で揚げたやつ美味いな!」モグモグ
ミカサ「////」モグモグ
ジャン「(まさかポテトフライも食ったことがないとは…)そろそろ、アルミンのとこへ戻るか?」
エレン「そうだな、これ美味いからアルミンにも食べさせてやろっと!」
ミカサ「////」コクコク
ジャン(ミカサ可愛い///やっぱりさっきのは雰囲気に流されただけだな)
エレン「あ、いたいた。アルミーン!」タタタ
アルミン「………」
ジャン「大声出すなよ、全く…」
ミカサ「……」ジッ
ジャン「ん?お、俺の顔に何か付いてるか?」ドキ////
ミカサ「…さっき、エレンに何をしようとしていたの?」
ジャン「え、あ…。ち、違うぞ、ミカサ。俺とエレンは別に何も」
ミカサ「キス…という単語が聞こえた」
ジャン「う…/// いや、あれは一時の気の迷いで」
ミカサ「気の迷い…でエレンにキスしようとしていたと?」
ジャン「い、いや…;;;」ダラダラ
ジャン(俺の好きな人はミカサだ。エレンなんか嫌いで…少なくとも今まで俺の好意の対象には全く入っていなかった)
ジャン(なのに、俺はさっきエレンとキスしてもいいと思った。…どうしてだ?俺はホモなのか?いや、そもそも、二股を掛けるような人間だったのか?)
ジャン「えっと、その…;;;」ダラダラダラ
ミカサ「……」
ミカサ「エレンはジャンを好いている。…ので、いつかはエレンもそういう行為を受け入れる日が来るのかもしれない」
ミカサ「本当は私がエレンに教えてあげたかったが仕方ない」
ミカサ「ジャンにテクニックなどは求めていないが、せめて優しくしてあげて欲しい。せめて…本当にエレンのことを大事に思えるようになってからして欲しい」
ジャン「……(ミカサ…)」
ジャン「…ああ、分かった。もう、一時の気の迷いでキスしたりしねえ」
ミカサ「………」ジッ
ジャン「い、いや、未遂だったんだぞ?」
ミカサ「…本来は当事者である2人が話し合うこと。なのに、あなたは、私の話を非難することなく聞いてくれた。ありがとう」
ジャン(ミカサが俺に礼を…)
ジャン「いや、心配するのは当然だろ。家族と同じくらいに大事なんだろ」
ミカサ「……」
ミカサ(私は今までジャンのことを少々誤解していたかもしれない。認識を改めよう)」
ミカサ「…話はそれだけ」
ジャン「あ、ああ」
ミカサ「エレン、アルミン」タタッ
ジャン(ミカサは本当にエレンのことを愛してるんだな…)
ジャン「……」
ミカサ(仕方ないのでエレンのファーストキスはジャンに譲る)
ミカサ(…が、エレンのペニスを最初に受け入れるのは私。これだけは絶対に譲れない)
ミカサ(エレンエレンエレンエレンエレンエレ)コオオオオオ
なんで開いたんだと思われそうだけど、
ホモエロだけすっ飛ばして読んでも話に影響ないかな…
>>231 飛ばしても影響ないから問題ない。
今日はホモエロまでは行かない。
投下↓
―古本屋台<屋根あり>―
エレン「アルミン?」
アルミン「………」<無言で本に集中>
エレン「アールミーン」<本ごしにアルミンの顔をのぞく>
アルミン「………」シュウチュウッ
エレン「だめだこりゃ…」
ミカサ「エレン」
エレン「ミカサ」
ミカサ「?…アルミン?」
エレン「本に集中してるみたいで、俺がいくら呼び掛けても答えてくんねえんだよ」
ミカサ「……」
ジャン「どうした?」
エレン「ジャンわりい。ちょっと待ってくれるか?」
ジャン「はあ?そろそろ、夕飯食いに行かねえと門限に間に合わねえぞ」
エレン「アルミンが本に集中してて…」
ジャン「そんなの、肩でも揺すれば気付くだろ。おら、アルミン!」<アルミンの肩を揺する>
アルミン ハッ「え、あ、ジャン…?」
ジャン「どんないい本見つけたのか知んねえけど、そろそろ切り上げろ。飯の時間だ」
アルミン「あ…」
アルミン「………」ソワソワ
エレン「アルミン?」
アルミン「あの、ごめん…!夕食は3人で食べてくれないかな?僕、どうしてもこの本を最後まで読みたいんだ!」
ジャン「はあ?」
エレン「その本、そんなに面白いのか?」
アルミン「面白いというか…これは僕がずっと読みたかった本なんだよ」
ジャン「? 探してた本が偶然ここにあったのか?」
アルミン「正確には探してた訳じゃないんだけど…。実は昔、この本を、おじ…<ジャンを見て、言い直し>祖父の部屋で見かけたことがあるんだ」
エレン「えっ、もしかして、禁書か…?」<後半、小声>
アルミン フフ「そんな大層な物じゃないよ。でも、お…祖父が読んだ本だと思うと、僕もどうしても全部読みたくて…。わ、我儘言ってごめん」
ジャン「……」
エレン「そういうことか。その本、いかにも高そうな装丁だし、買い取るのは無理そうだな」
アルミン「う、うん。街中の古本屋みたいに、いくらか入れて取っておいてもらうことも出来ないそうだし、来月もまたこの店がここに来るとは限らないし…」
ミカサ「……」
エレン「じゃあ、アルミンの分は包んどいてもらっとくよ。それなら、寮に帰ってから食べられるだろ」
アルミン「エレン、ありがとう…!」
ジャン「じゃあ、夕飯食い終わったら、迎えに来てやる」
アルミン「ジャンもありがとう」
ミカサ「アルミン」
ミカサ「膝掛けを持って来ている…体を冷やさないように気を付けて」<膝掛けをアルミンの肩にかける>
アルミン「温かいよミカサ。ありがとう、本当にごめんね。僕の分まで楽しんで来て」
・・・・・
ジャン「俺達が離れたらすぐ本に集中しちまったな」
エレン「アルミンが本を読んでる時は大体あんなもんだぞ」
ミカサ「……」
ジャン「ちょっと歩くけどいいよな」
エレン「ああ」
・・・・・
―3時間後―喫茶店内―
ジャン イライライラ
エレン「……」ヒマー
ミカサ「……」
ジャン「もう、いいだろ?そろそろ出発しねえとマジ門限に間に合わねえ」
エレン「さっき、アルミンが、もう少しで読み終わるって言ってただろ。もうちょっと待ってやろうぜ」
ジャン「もうちょっともうちょっとって結局何時間待ってんだよ!」
エレン「いいじゃねえか間に合えばいいんだろ!」
ミカサ「アルミンが本に夢中になるのはよくあること。…だけど、雨の中何時間も外にいるのは心配…」
エレン「それは確かに…」
ジャン「夕方より雨脚もだいぶ強くなってる。いくら、じいさんとの思い出に浸っていたいからって、そろそろ限界だ」
ミカサ「……」
エレン「…く」
カランカラン<喫茶店のドアが開く>
アルミン「ごめん、みんな。お待たせ!」
エレン「アルミン!」
ジャン「おせーぞ、おら!」
アルミン「ごめんね。気がついたらこんなに真っ暗になってて…。ずいぶん待たせたよね?」
ジャン「もういい、帰るぞ」
ミカサ「アルミン」<そっと手を握る>
アルミン「? どうしたの?」
ミカサ「手が冷たい…。あの雨の中何時間もじっとしていたらそうなる…」
アルミン「だ、大丈夫だよ。寒気とかしてないし」
ミカサ ホッ…
ジャン「金は俺が支払ったから、後で回収すっぞエレン。あ、ミカサはいいから」
エレン「おう」
ミカサ「……」
<外に出る4人>
アルミン「本当にみんなごめんね」
ジャン「今は門限に間に合わせることだけ考えろ。走るぞ!」
バシャバシャ
エレン「傘差しながらって走り辛え~」
ミカサ(エレンの為に雨合羽を持って来るべきだった。次は気を付けよう)
アルミン「ハアハア…」
ジャン「走ってもギリギリだな…。おい、こっちの道通るぞ」
エレン「へ、こんな細い路地、来る時通ったか?」
ジャン「近道だよ。何年ここに住んでると思ってんだ」
エレン「おお…!」
バシャバシャバシャ
アルミン「ハアハアハア…」
エレン「アルミン大丈夫か?」
アルミン「だ、大丈夫…!(本当は僕には少しペースが早過ぎるんだけど、僕のせいで遅くなったんだからそんなことは言えない…)」ハアハア
ジャン「…店出た時分より、ずいぶん雨強くなってきたな。もう豪雨レベルだろ」
エレン「もう傘差してる意味ねえな。閉じよ」パサ
ミカサ「……」
ジャン「…ん?ちょっと待て!」
エレン「どうしたんだ」
アルミン「ハアハア…」
エレン「?なんで橋の近くにあんなに人がいんだ?」
ジャン「っ」ダッ
エレン「ジャン?」
ジャン「あの、すみません」
モブ大人「え?」
ジャン「どうしたんですか」
モブ大人「どうしたもこうしたも、この大雨で橋が流れてしまったようなんだ」
ジャン「え…」
エレン「ジャン!」バシャバシャ
モブ大人「川を渡れないから、家にも帰れない。君達も早く今夜の宿を見付けた方がいい」<と、人ゴミを離れて街へ向かう>
エレン「ジャン?」
ジャン「…この雨で橋が壊れたらしい。迂回出来るような道もねえし、今日はもう寮に帰れない」
エレン「え、ど、どーすんだよ!?」
ジャン「俺が知るか!」
ミカサ「……」
アルミン「ハアッハア、ハア…」
ミカサ「こうしていても仕方ない…。私達も宿を探そう」
エレン「え、俺、そんなに金あったかな」
ジャン(…俺も残金少ねえぞ)
アルミン「ハア…ハア」
ミカサ「とりあえず街へ戻ろう。私の記憶によれば、もう少し戻った場所に小さな宿屋があった…」
エレン「ほんとか?よーし、ミカサえらいぞ!」
ミカサ「……////」
アルミン ハアハア
ジャン(え、ここら辺に宿なんかあったか?俺の知らないうちに出来たんだろうか…)
ジャン「とにかくここに突っ立ってても埒が明かねえ。門限破りの罰則は科せられるだろうが、俺達が今日どこへ行ったかはマルコが知ってるし、この雨で橋が破壊された事実があれば脱走の容疑は免れるだろ。とりあえず今夜の寝床を確保しよう」
エレン「おう」
ミカサ「……」
アルミン「ハアハア…」
・・・・・
―宿屋の前―
ジャン「え、この宿屋って…」
エレン「なにしてんだジャン。早く入ろうぜ」
ジャン「いや、ここは…////」
ミカサ「泊まれる料金内でなくとも、ロビーで体を拭かせてもらおう。このままでは皆、風邪を引いてしまう」<荷物の中にタオル装備>
エレン「ほら、アルミンも」
アルミン「うん…」
エレン「ジャンも」
ジャン「え、いや、あの…」
―宿屋の中の入口のドア付近―
ミカサ「……」<皆にタオルを配る>
ジャン「……(ど、どうしよう。ここってあれだよな…////)」ドキドキ///
アルミン「……」<体を拭く>
エレン「誰もいないのか?…あ、いるじゃん。なんで受付があんな大きな板で覆われてんだ?」
ジャン「……////」
エレン「すみません」
受付「…はい」<板で覆われていて、受付の鼻から上は見えない>
エレン「泊まりたいんですけど、一部屋いくらですか?俺達あんまり金持ってなくて」
受付「…#,###だよ」
エレン「お、安いな!じゃあ、4人で一部屋泊まりたいんですけど」
受付「うちは一部屋2人までって決まってるよ」
エレン「え?」
ミカサ「どうしたのエレン」
エレン「ここの宿は一部屋2人までしか入れないって」
ミカサ「……」
エレン「俺達あんまり金ないんで…狭くてもいいから4人で入りたいんですけど」
受付「うちはこの業界の中でも健全な方で通ってるんだ。複数プレイはお断りだよ」
エレン「は?」
ジャン「……////」
エレン「ジャン、アルミン」<入口付近に立ってる二人に駆け寄る>
アルミン「満杯だって?」
エレン「部屋は空いてるみてえなんだけど一部屋2人までって決まりなんだってさ。お前ら、金、いくら持ってる?」
<それぞれの所持金を申告>
エレン「お、それならギリギリ二部屋取れるんじゃね?よし、婆さんに掛けあってくる」
アルミン「良かったね」
ジャン「……///」
エレン「えーと、じゃあ、二部屋取ります」
受付(老婆)「…料金は前払いだ」
エレン「じゃあ…」チャリンチャリン
老婆「…確かに」
エレン「泊まれるってさ。お前らも早く来いよ」
アルミン「うん」タッ
ジャン「……///」ノソノソ
エレン「じゃあ、俺とジャン、アルミンとミカサで別れるか」
ジャン「!?っえ、なんで」
エレン「え、だめか?」
老婆「男同士も女同士もお断りだよ」
エレン「え、なんでだよ」
老婆「うちは同性同士の宿泊は許可してないんだ」
エレン「えー?」
老婆「だから…あんたと黒髪の嬢ちゃんと、そっちの男と金髪の女の子で泊まっとくれ」
アルミン「え?」
ミカサ「////」
ジャン「!?なんでエレンとミカサなんだよ!ここは俺とミカサが」
ミカサ「は?」
ジャン「(怖!)い、いや、でも…」オロオロ
アルミン「…僕とは嫌?」
ジャン「っそ、そういう意味じゃなくて」
ミカサ「これから他の宿を探すのは大変だし、この宿は安い。ので、ここに泊まるべきだと思う」キッパリ
エレン「ジャンと泊まりたかったけど、アルミンならいいか。じゃ、ジャン達の部屋の鍵とランプ」ポン
ジャン「え、あ…」
エレン「じゃあな。行こうぜミカサ」
ミカサ「////」
ジャン「ちょ、待て、エレン!!」
エレン「へ?」
エレン「なんだよジャン」
ジャン「ちょ、ちょっとこっちに来いよ」
エレン「え?」
ミカサ「……」
アルミン「……」
エレン「なんだよ、こんなロビーのすみっこに引っ張って来て」
ジャン「あ、あのな、確認しときたいんだが」
ジャン「お前は俺のことが好きなんだよな!?」
エレン「! …あ、当たり前だろ///今さら何を言い出すんだよ////」
ジャン「だよな…」
エレン「どうしたんだジャン?」
ジャン「……」
エレン「ジャン?」
ガシッ<ジャン、エレンの両肩を掴む>
ジャン「お前のこと信じてるからな…!!」
エレン「…お、おう?」
ジャン「話はそれだけだ…。行ってくれ」
エレン「…? ああ…」タッ
ジャン「……」
エレン「ミカサ、行こうぜ」
ミカサ「うんエレン///」
ジャン「……」
エレン「……」クルッ
エレン「ジャンー!」
ジャン「? え」
エレン「心配しなくても、俺、お前のこと大好きだからなー!」
ジャン「/////」
ミカサ「……」チッ
ジャン「ば、ばか。遠くから叫ぶな////分かったから!」
エレン「へへ////じゃあな」
ジャン「あ、ああ」
アルミン「……」
ジャン ハア
老婆「…」
・・・・・
カチャ
アルミン「……」
アルミン「少し狭いけどカビ臭くもないし、室内は清潔に保たれてるみたいだね」
ジャン「……」
アルミン「ふう…」<とベッドに腰掛ける>
アルミン「あれ?ここベッドが一つしかないね。これじゃ一部屋2人まででも仕方ないかも」
ジャン「……」
アルミン「にしても、雨すごいね…。雨音に混じって、なんだか、人の泣き声が聞こえるような気もするし」
ジャン「」ギク
アルミン「ふう…」<立ち上がって>ヌギ
ジャン「!?ア、アルミン、どうして服を脱ぎ出すんだ!?///」
アルミン「え?」
ジャン「お、俺はまだお前とそんな仲になるつもりは////」
アルミン「雨に濡れてビショビショだから脱がないとかえって体に悪いよ。門限破りの上に風邪引いたんじゃ、戻ってからキツいと思うけど」
ジャン「あ、そ、そうだな…」
ジャン「……」
ジャン「あ…、あああ!」ガン
アルミン「…どうして叫びながら壁に頭を打ち付けてるの?そういう性癖持ちなの?」
ジャン「そんなのあってたまるかよ!…くそう、今、エレンとミカサが何やってんのかと思うと……!」
アルミン「? 服脱いで二人で毛布にくるまってるんじゃない?」ヌギヌギ
ジャン「!!! …そ、そうか…アルミンもそう思うんだな。そうだよな」ハア<と、ベッドに座る>
アルミン「……」ヌギヌギ
アルミン「…毛布借りるね」
ジャン「…ああ」
<毛布にくるまってジャンの隣に座るアルミン>
アルミン「どうしたの?」
ジャン「アルミン…ミカサは魅力的な女の子だよな」
アルミン「…うん」
ジャン「その気がない男でも、もし裸で同じ毛布にくるまってたら、襲いたくなるよな」
アルミン「……」
ジャン「ただでさえミカサはエレンが好きなんだ。同じ部屋に泊まって、裸で同じ毛布にくるまってるエレンに襲われたらひとたまりもないよな!?あああ、ミカサ…!」
アルミン「…エレンは君のことが好きなんだから、大丈夫だと思うけど」
ジャン「俺なんかがミカサにかなうわけないだろ?つーか、同じ状況なら俺は間違いなくミカサを襲う!断言出来る!」
アルミン「断言しちゃうんだ」
ジャン「……あー俺情けないよな…。やっとミカサを諦める決心をしたとこだったのに…」
アルミン「…え?」
ジャン「……」
ジャン「観覧車を降りた後、少しだけ二人で話をしたんだ。それで…ミカサが本当に心からエレンを愛してるのが分かった」
アルミン「……」
ジャン「ミカサがさ、俺に言ったんだ。「エレンに優しくしてあげて」って」
ジャン「ミカサはさ…エレンに他に好きな奴がいても、エレンの幸せを願って黙って身を引いちまうような女なんだよ。無償の愛でエレンのことを想ってんだ」
アルミン「……」
ジャン「そんな女を一瞬でも俺の物に出来ると思ってたなんて滑稽だよな。…俺はやっぱりミカサが他の男のもんになるなんて嫌だから、エレンとの仲を取り持つなんてお人好しなことは出来ねえけど、でも…もう諦める。そう決めた」
アルミン「……そう」
ジャン「ああ」
アルミン「……」
ジャン「…でも、それとこれとは話が別だ!エレン、ミカサのこと襲ってねえだろうな!?ミカサの喘ぎ声が聞こえてきたら、俺はどうすりゃいいんだ…!」
アルミン「…エレンはジャンのことが好きなんだから、ミカサを襲ったりしないよ」
ジャン「ほんとか?断言出来るか!?」
アルミン「僕がエレンのこと何年見て来たと思ってるのさ。エレンはそんなことをする人じゃないよ」
ジャン「……」
ジャン「そうか」
アルミン「うん」
ジャン「…そっか、エレンの幼なじみのアルミンがそう言うんなら確かなんだろな。………。」
ジャン「じゃ、じゃあ、さっさと寝るか。明日は朝から橋の様子見に行かねえとだし」<立ち上がる>ヌギヌギ
アルミン「……」
ジャン「うおっ、さみ!服着てた時も寒かったけど、脱ぐと一層寒い!アルミン、俺にも毛布よこせ」
アルミン「…この部屋にはこの1枚しかないみたいだよ」
ジャン「マジかよ。仕方ねえな。アルミン、もっとこっちに寄れよ」
アルミン「あ」
ジャン「うお、毛布着てもさみい!…あれ、お前、結構あったかいな。毛布かぶってたからか?」
アルミン「ううん。っていうか、そんなに寒い?僕はここに来るまでの間も、あんまり寒さを感じなかったんだけど…」
ジャン「…いや、寒いだろ。あんだけ濡れりゃ」
アルミン「そう?僕は暑いくらいだよ」
ジャン「? …おい、アルミンお前熱あるだろ!」<アルミンのおでこに手>
アルミン「え…」
ジャン「あんな長時間雨の中で本読んで、あれだけ雨に打たれて、暑いわけないだろ!…っ、ここじゃ薬もねえ。せめて横になってろ」グイ
アルミン「あ」トサ
アルミン「さっきから思考がままならないと思ってたら熱があったのか…。ごめんジャン、君に移してしまうかも…」
ジャン「毛布一枚しかねんだからしょうがねえよ。つうか、もっとくっつけよ。離れてたら熱がもっと悪化するぞ」
アルミン「ん…」ギュ
ジャン(あ、ランプ消し忘れてる)
アルミン「……」
ジャン(ま、いいか)
アルミン「…夢みたいだ」
ジャン「あ?」
アルミン「ジャンとこうしてるなんて…夢みたいだ」
ジャン「……」
アルミン「僕ジャンと抱き合えて喜んでる…ごめんね。気持ち悪い?」
ジャン「…別にお前なら気持ち悪くねえよ」
アルミン「ふふ」
アルミン「ジャンは優しいなあ」
ジャン「っ、そんなこと初めて言われたぞ」
アルミン「優しいよ。告白してからも、エレンと僕に、以前と変わらない態度で接してくれた。今日はデートまでしてくれた。それから今も、気持ち悪くないって優しい嘘をついてくれた」
ジャン「…いや、ほんとにお前とだと気持ち悪いとか全然ねえんだけど。華奢だし、筋トレしてるはずなのに柔らかいし、なんかいい匂いもするし…結構ヤバい」
アルミン「そうなんだ?ふふ、嬉しい」
ジャン ドキ////
アルミン「…ねえ」
ジャン「…なんだよ」ドキドキドキ///
アルミン「エレンと付き合うの?」
ジャン「は、はあ!?」
アルミン「エレンとキスしようとしてた……」
ジャン「あ、あれは、一瞬エレンがかっこよく見えただけで…///つうか、ないな。ミカサがあんなに一生懸命想ってる奴と付き合うなんて出来ねえよ」
アルミン「…エレンのことが好きじゃないの?」
ジャン「まあ、思ってたよりは嫌な奴じゃなかったが…。今日みたいにときどき遊ぶくらいならいいけど、やっぱり付き合うとか考えられねえ」
アルミン「…そう」
ジャン「ああ」
今日はここまで。
ここからホモエロ。
投下↓
アルミン「……」
ジャン「……」
アルミン「…僕じゃだめかな?」
ジャン「え?」
アルミン「僕と付き合うってダメ…?」
ジャン「っ/////」
ジャン「い、いや、それは…////」
アルミン「ミカサのことが好きでもいいよ。そのままのジャンでいい。僕、ジャンのことが好きだから何されてもいいし」
ジャン「え、え…ええ!?///////////」
アルミン「ジャンは憲兵団に行くんだろ?劣等生の僕には絶対に無理だから、追いかけることも出来ない。妊娠もしないから後腐れもない」
ジャン「そ、そんな所を売りにすんなよ」
アルミン「……」<肘をついて上半身だけ起き上がる>
アルミン「ジャンが好きなんだ…。ずっと前から」
ジャン「……////」
アルミン「最初はちょっと同情もあったけど…今は本当に君のことが好きなんだ」<ジャンの両頬に手をかける」
ジャン「アルミン、お前、熱でおかしく、んっ」
アルミン「……」
ジャン(え、ちょっと待て、なんだこれ…/////)
ジャン(俺、今)
ジャン(アルミンにキスされてる!?)
アルミン「んっ…ん」
ジャン(何度も角度を変えて…舌で俺の下唇を舐めて食むだとおおお//////)
アルミン ハアハア///
ジャン(少し荒くなった吐息がやらしい/////)
アルミン「えへ…」
アルミン「ジャンの初めて奪っちゃった」
ジャン(――――――――!!!///////////)
アルミン「嬉しい…」
ジャン(そ、そんな、潤んだ目で見つめられたら俺…/////)
アルミン「もう一回いい?」
ジャン「っえ、ア、……!」
アルミン「………」ハア///
ジャン(セ、セカンドキスまでアルミンに…っ)
アルミン「………」ハアハア////
ジャン「!(し、舌入ってきたあああ!!!)///////」
アルミン「んっ…あ、ん……」
ジャン(アルミンに舌吸われて舐め回されてあああ、あああああ!!!////////)
アルミン ハアハアッ…////
ジャン「んっ…ん、んん……っ」
クチュクチュクチュ
ジャン(き、気持ちいい…キスってこんなに気持ちいいもんなのか!?)
アルミン(ジャン好き…好きっ……)
ジャン「っ!」
アルミン「あっは、固くなってる…ジャンのアソコ…」
ジャン(アルミンが俺の息子を確保―――!!)
ジャン「ア、アルミ…////」
アルミン <ジャンのキルシュタインを手でクチュクチュクチュ>
アルミン「僕とキスして勃っちゃったの?…嬉しい」
ジャン「///////」
ジャン(ア、アルミンて、こんなに色っぽかったっけ?こんなに可愛かったっけ?)////
アルミン「っ…」<体を後ろへずらす>
ジャン(アルミンは元々可愛いけど、けど…ぶっちゃけ、こんなに突っ込みたい衝動に駆られる顔を見たことはなかった…)//////
アルミン「ジャンのおっきい…」ハアハア///
ジャン(そ、それは初めての時、彼女に言われたい台詞No.4!////)
ジャン(アルミンが俺の息子を手に取って扱いているだとっ…/////)
アルミン「ジャン可愛い…」ペロ
ジャン「(!舐め…っ)ア、アルミン、それ以上はやめろ!」
アルミン「……」ハアハア////
ジャン「お、お前、今、熱に浮かされておかしくなってんだって!それ以上やったら絶対後で後悔するぞ!?(本音はもっとして欲しいけどおおお////)」ハアハア/////
アルミン「……」
アルミン「『後で悔やむ』から後悔、なんだけど」
ジャン「今、語学の講義中じゃねえから!」
アルミン「……ジャン」
アルミン「僕は今、結構、頭の中が朦朧としてるけど…自分が何を言って、何をしてるのかくらい分かるよ」ハアハア
アルミン「ジャンだって本当は分かってるんでしょ…?」
ジャン「//////わ、分かりたくねえ…////」
アルミン「僕はずっと前からジャンにこういうことをしたかったんだ。気持ち悪い?」
ジャン「それはねえ…あ///」
アルミン クス
アルミン「なら良かった」
ジャン「あ」
アルミン クチュクチュ
ジャン(う、うわあ。うわあああ!!!今、俺のがアルミンの口の中にいるううう、しゃぶられたり吸われてりしてるううううううう)
アルミン「っ…ん……」ベローー
ジャン「んっ」
アルミン「……」チロチロ
ジャン「んんっ…////」
アルミン「…っ、……っ」ズズ・・・チュ ペロ クチュクチュ
ジャン「っ…っっ……ふ、……うう////」
アルミン「……ん、あ…はあ……っ」クチュクチュ
ジャン(俺のピーーがアルミンの舌と手に翻弄されている。正直すげえ気持ちいいぃ////やっべ、これ、やっべえ//////)
アルミン「…あ、っん……」ハアハア
ジャン(アルミンの息遣い色っぺえし…!あーもう、もう、俺…っ/////)
アルミン「んっ…チュクチュク んんっ…」ジュジュ
ジャン「あっ…(駄目だ、も…!)」
アルミン「あっ…」
ジャン(………!!…………っ!)
アルミン「……出ちゃった…」
ジャン「………っ、…はあ、は…はあ……」ハアハア/////
アルミン「………////」ペロ
ジャン「っ!(ア、アルミンが顔にぶっかけられた俺のピーーをわざわざ手に取って舐めたあああ!!/////)」
アルミン「んっ…ジャンの精液おいしい」
ジャン「//////」
アルミン「…っ、あ、あ……っ」クチュクチュ
ジャン(! ま、また、俺のちんこを片手で扱き出した…!)
アルミン「あっ、はあ…んっ……」クチュクチュ
ジャン(? なんで俺のを扱いてるだけなのになんでアルミンがあんなに喘いでんだ?)
アルミン「んっ…あ……」
ジャン「!?」
ジャン(ま、まさか、もう片方の手で、自分の尻穴解してんのか!?)
ジャン(い、いやらしい…アルミンがすげえいやらしいぞ!?////)
アルミン「んっ……」<ジャンが自分の顔を凝視してるのに気付く>
アルミン<自分のアナルを解していたのに気付かれたことに気付く>
アルミン「……」ニコ
ジャン「……っ//////」
アルミン「…もう入れられるね」
ジャン「ア、アルミン、俺は」
アルミン「僕とセックスしてホモになるのが嫌?僕は世間的に、男の娘のカテゴリーに入るらしいから、ギリギリ大丈夫なんじゃない?」
ジャン「あ…」
<ジャン『俺はホモじゃねえ!男の娘がちょっとだいぶ許容範囲内なだけだ!』>
ジャン「つうか、今さら止められても困るっっ……」
アルミン「…!」
アルミン「気が合うね。僕もだよ…、っあ」
ジャン(……!)
ジャン(お、俺のちんこがアルミンの中に…っ)
アルミン「んっ…ぅあ…・」
ジャン(キツっ…)
アルミン ハアハア「は……」
ジャン ハアハア
アルミン「ん、んん…んん――っ!」ズズ
ジャン 「………!!(くっ…)」
アルミン「あ…はあっ…」
ハアハアハア
ジャン(う…アルミンの中に全部入っちまった……)
アルミン(アナニーはしてたけど、本物はさすがにキツい…!)ハアハアハア
ジャン「ア、アルミン…(早く動いて欲しい)」
アルミン ハアハアハア/////
ジャン「…!(やべ…俺のちんこ飲み込んでるアルミン、すっげエロい)」
ジャン(ランプ消さなくて良かった…!アルミンアルミン)ハアハア////
アルミン「うっ…」ズ
ジャン(動き出した…!)
アルミン「う、うう…!」ズッズッズッ
ジャン(うわああ、なんだこれなんだこれ)
アルミン「ううっ…ふ……ぅっ」ズッズッ
ジャン(圧迫感が濃くなって薄れて…それも繰り返してるだけなのに、めっちゃ気持ちいい)
ジャン(俺のちんこがアルミンの尻穴の中の肉に擦られてすっげ気持ちいい!!)
アルミン「(い、痛い…!痛いけど動かなきゃ。絶対ジャンに気持ち良くなってもらうんだ)…っ」ズッズッ
すまん。ちょっと中座。
再び投下開始↓
ジャン「あ、やべえ、俺」
アルミン「え?」
ジャン「っ…!」
アルミン(あ…)
ジャン「………っ…あ、はあっはあ…」
アルミン(…もうイっちゃった)
ジャン「駄目だ、すげえ良くてっ……ハアハア くそ、ごめん」ハアハア
アルミン「//////」
ジャン「あーもう…情けねえ…」ハアハアハア
アルミン「そんなことないよ…」
ジャン「あ、でも、まだいける。いけそう」
アルミン「え、あ、待」ボス
ジャン「………」ハアハア
アルミン「う…(挿れたまま体勢変えたいなら、そう言ってくれれば…)」
<ジャンがアルミンを押し倒している状態>
ジャン「…アルミン」
アルミン「(あ…)ん」
チュ・・・チュ
アルミン(…初めてジャンからキスしてくれた////)
ジャン「は…アルミン」
アルミン「んっ…」
クチュクチュクチュ<舌を絡ます音>
アルミン「…っあ、は……んぅ」
ジャン(キスってこんな感じでいいのか?俺は気持ちいいけど、アルミンは気持ち良くなってるか?)」
アルミン「んっ…ん(正直あんまり上手くないけど…でもジャンとキスしてるって事実だけで嬉しい)」
ジャン「あっ……」ハアハア
アルミン「はっ…」
ハアハアハアハア<二人とも息整え中>
ジャン「はあはあ…(俺に押し倒されて、息荒くしてるアルミン、めっちゃエロい////)」
アルミン「…っ……(僕を獣みたいな目で見てるジャン、かっこいいよお…/////)」
ジャン チュ
アルミン「んっ…」
ジャン「アルミン…」<首筋舐め中>
アルミン「あっ……」ハアハア
ジャン「なあ、もう動いていいか…?」
アルミン「…あ」ハアハア
ジャン「つうかもう限界。いいよな」
アルミン「ジャン…あっ」<ジャンに両脚持たれて広げられる>
ジャン「…っ、っっ」ズッズッズッ
アルミン「…っ(痛い痛い!)」
ジャン「はっ……ぅ、…」ズッズッ
アルミン「………っ(だ、駄目。今、口を開いたら、きっと、うめき声しか出ない)」<口を両手で覆う>
ジャン「はあっはっ…う(やっべ、アルミンの中超気持ちいい…っ////さっきより深く挿いってる気もするし)」ズックチュズッ
アルミン「…っ……っ」
ジャン「……っ…は…(アルミンも気持ちいいのかな…口を手で覆っててよく見えねえ)」
アルミン(痛いっ…痛い、でも)
アルミン(ジャンに犯されてるのかと思うと嬉しいっ…/////)
ジャン「はっ…ア、アルミン、気持ちいいか……?」クチュズックチュ
アルミン「……あ、っふ…」
アルミン「うん…き、気持ちいい///」<笑みを作って>
ジャン パアアア//////
ジャン「アルミンっ…」ズチュズチュ
アルミン「…あっ……く」
ジャン「アルミンアルミン…・」ズチュズ、ズニュ
アルミン「や…あ、……っ(あれ、これ…)」
ジャン(あ、やべ。これ、やべえ)ズチュズチュズチュ
アルミン(ジャンの動きに合わせて腰を動かすと、少し気持ちいいかも…?)
ジャン(やべ、も、やべ!…あれ、アルミンに中出ししても大丈夫なんだっけ…?)
ジャン(さっきもしたし、いっか)
アルミン「あ……」
ジャン「……!………っっ」
アルミン(…これイってるんだよね)
アルミン(ジャンのイってる顔、可愛い…////)
ジャン「…っ、はあ、は、は……っ」ハア
ジャン ハアハアハア
アルミン「………」ハアハア
ジャン「…っ」ズズ<抜いてる>
アルミン「ぁっ…」
ジャン「……」ズ
アルミン「……」
ジャン「……ふう」ドサ<アルミンの横へ横になる>
アルミン「……」ハアハア
ジャン「……」ハアハア
ジャン「アルミン…す、すげえ気持ち良かった////」
アルミン(僕はまだイけてないんだけど…う、でも眠い。猛烈に眠い)
ジャン「俺達、体の相性いいのかも…///なんてな」
アルミン「(眠…)……」スー
ジャン「アルミン?…え、もう、寝たのか……」
アルミン「………」スースースー
ジャン「! そういえば、こいつ、熱出てんだった。も、毛布毛布」<ベッドの下に落ちてた毛布を拾って、アルミンの体にかける>
<ジャン、アルミンの横へ入り込む>
ジャン(………////)
ジャン(アルミンと付き合うのも…悪くねえかも///)
ジャン「ふあ…俺もねみいかも」
<ランプを消す>カチ
ジャン「…おやすみ、アルミン」
アルミン スースー
・・・・・
・・・・
今日の投下終わり。
ホモエロも終わり。
アルミンのターンはもう少し続く予定。
読んでくれてあんがと。
投下↓
―朝―
ジャン パチ
ジャン(まだ薄暗いけど…もう朝か)ファー
ジャン「…あ?」
アルミン<ベッドの隅で毛布に丸まって震えている>
ジャン「…何やってんだ、アルミン」
アルミン ギク
ジャン「そんな隅っこで何やってんだ?」ノソノソ
アルミン「こ、来ないで!」
ジャン「…え」
アルミン「………」ブルブル
ジャン「…アルミン?」
アルミン「僕は今自己嫌悪の真っ最中なんだ。ほっといてくれ!」
ジャン「……?」ジコケンオ?
アルミン「あんなにエレンの恋を応援してたのに、熱に浮かされていたとはいえ、僕は昨夜ジャンと…もうエレンに合わせる顔がないよ」
ジャン「…は?お前だって、お、俺が好きなんだろ?///エレンに遠慮なんかする必要ねえだろ」
アルミン「ジャンには分からないよ」
アルミン「正直、友達の彼氏を寝取った気分だよ…」
ジャン「そ、その例えはどうなんだ」
アルミン「ほっといて!…ううグスッ 何がどうしてこうなってしまったんだ…」
ジャン「…俺とヤったこと後悔してんのかよ」
アルミン「…してないから困ってるんじゃないか」
ジャン「////」
ジャン「じゃ、じゃあさ、お、俺とアルミンが付き合えばいいんじゃね?」
アルミン「!?…正気なの、ジャン」
アルミン「僕はホモだよ」クルッ
ジャン(あ、やっとこっち向いた)
アルミン「そして僕と付き合おうと言う君も…ホモだ!!」
ジャン ガーーーン
ジャン「あ、改めて言われるとガツンと来るぜ…。そうだ、いくら可愛い男の娘とはいえ、男と寝てしまった…。俺はもう、ホモだ」
アルミン「(男の娘じゃねえよ)そう、辛いかもしれないが、現実を直視するんだ」
アルミン「そして考え直してく」
ジャン「てか、俺もう、童貞じゃねえんだな!やったぜ!ざまーみろリア充どもおおお!!」パアアア////
アルミン「!?」
ジャン「もう、「週に2回」だとか「あ…ジャンに話しても分かんねえよな」だとかの言葉の攻撃にも怯むことなく反撃できっぜ!そう来たら鼻で笑う!笑い飛ばせる!そう、俺はもうHI☆DO☆U☆TE☆I!どっからでも来いやあああ!!」
アルミン(…なんだこの熱いほどのリア充乙魂)
アルミン(まあいいや)
アルミン「ジャン、君はそうやって浮かれているけど…脱童貞の相手が僕だということを忘れていないかい?」
ジャン「へ?」
アルミン「誰が相手だったのかと問われたらどう答えるんだ」
ジャン「え、普通に『アルミンだ』って言うけど」
アルミン「!?」
ジャン「大丈夫、104期生男子の間では「アルミンはセーフ」ってことになってっから」
アルミン(なんだこいつら)
アルミン「…訂正してくれ。「104期生男子」ではなく「エレンを除いた104期生男子」…あああ、そうだよエレンだよ!」
アルミン「エレン、ごめん、ごめんなさい!」
ジャン「……なんでお前そんなエレンに遠慮すんの?男取り合ったくらいで」
アルミン「…エレンは、今、非常に恐ろしい魔獣に狙われている」
ジャン「へ…」
アルミン「そいつからエレンを守る為に、僕はジャンをエレンの彼女にしようとがんばってきたのに…」
ジャン「彼女じゃねえ。…つうか、エレンはそんなヤバい奴に好かれてんのか?」
アルミン「ああ…。そいつのエレンへの執着は並みじゃない…。何も知らないエレンを暴力ではなく、巧妙にだまして自分の物にしようとしているんだ。だけど、僕達が束になってかかっても奴には到底敵わない」クッ・・・
ジャン「そ、そんな恐ろしい奴に狙われてんのか。エレン、危ねえな…」
アルミン コクリ
ジャン「あ、でも、エレンのそばにはいつもミカサがいるだろ。だったら大丈夫だ」
アルミン「!?」
ジャン(「エレンのそばにはいつもミカサがいる」…か。自分で自分の言葉に傷ついてちゃ世話ねえよな)ハハハ
ジャン「エレンにはミカサがいるから大丈夫だろ。俺達の一人二人がかかってもミカサには勝てねえよ」
アルミン(恋は盲目とはよく言ったものだ…。ジャンにはミカサの危険性が全く認識出来ていないんだ)
アルミン「そう、ミカサ…。君は昨夜のことをミカサに言えるかい?」
ジャン「!?」
ジャン「え…え?;;;」ダラダラ
アルミン(よし、かかった!ジャンは、ミカサを諦めることにしたらしいけど、その気持ちとは裏腹に本心ではミカサに未練たらたらだ。そこを突けば…!)
アルミン「エレンへの思いやりに溢れるミカサだけど、その優しさは少しは僕にも向いている。熱に浮かされて意識が朦朧としていた僕を、ジャンが好きなようにしたと知ったら…」
ジャン「…え、まさかお前、昨夜のこと、あんまり記憶に残ってないのか…?;;」
アルミン「ううん、全部覚えてるよ」
ジャン「な、なんだ、びっくりさせんなよ(一瞬、強姦魔になったのかと思ったじゃねえか!)」
ジャン「…じゃあ、合意の上だったことも覚えてんだろ?」
アルミン「合意じゃないだろ。正確には「強引に迫った僕にジャンが流された」だよ」
ジャン ギク「な、流されてねえよ。俺は前から、アルミンのこと可愛いと思ってたし////」
アルミン「……」ギロッ
ジャン「…」ビク
アルミン「もう!なんでそんなに僕の心を揺るがすようなことばかり言うんだよ!エレンの彼女になれったらなれ。なってくれ!!」ウワーン!
ジャン「ここで泣くのかよ!?」
ジャン「そりゃ、エレンのことは嫌いじゃねえし、それどころか一瞬よろめいちまったけど、俺は二股とか嫌なんだよ!」
アルミン「どうせ僕は早死にするんだ!そんなのよりエレンを選んだ方がずっといい!」
ジャン「なんでエレ…ん?」
ジャン「どうしてお前が早死にすんだよ。ま、まさかお前不治の病とかなのか…?体が弱いから、あんな底辺の運動神経しか持ってないのか?」
アルミン「失礼だな、僕は全身健康体だよ。ただ絶望的に運動神経がないだけだ」
ジャン「わ、わりい」
アルミン グスッ「体力なし運動神経なしの僕が兵士として長くやっていけるわけないだろう。明日の訓練中にでも命を落とすかもしれない。良くて、初陣で、次々に食われていく同期達を助けられず、自分も巨人に丸飲みされる…ってくらいかな」フフ
ジャン「で、でも、お前、座学は得意だろ。兵士には向いてないってちゃんと分かってんだから、技巧科を希望してもいいし、それこそ、先生とか医者とか目指せるんじゃねえか?教官に頼んでみろよ」
アルミン グスグス「僕は兵士がいいんだ。まだ心は揺らいでるけど…将来的には調査兵団を希望するつもりだ」
ジャン「は、はあ!?そりゃ、死にに行くのと同義だろ」
アルミン「でも僕は調査兵団がいいんだ」
ジャン「エレンが行くからか?お前らの友情マジで気持ち悪い」
アルミン「ジャンには分かんないよ!」
ジャン「ああ、分かんねえな。お前がお友達に付いていくだけの目的で就職先を決める短絡な奴だとは思えねえし、わざわざ死に急ぐような奴だとも思ってない。俺はきっと見当違いのイメージをお前に抱いてるんだろう」
アルミン「………」
ジャン「…どうして、お前は調査兵団へ行きたいんだ?」
アルミン「………」
アルミン「僕の家は学者の家系で…おじいちゃんも両親も学者だった。研究の為に、国の上層部しか知らないような機密情報の一部も把握していた」
ジャン「……」
アルミン「彼らは845年以前から、「壁は破られない」という世間の絶対的思想に危惧を抱いていた。百年平和が続いたからって、明日にも壁が破られない保証はない。そして案の定、845年に奴らは現れた。壁は破られるものだ、と誰もが認識した」
ジャン「ああ…俺もそうだった」
アルミン「僕も両親達から事前に情報を得ていなかったら、そうだったと思う。だけど、僕は知ってしまった。巨人を全て駆逐しなければ人類の安寧は永遠にやって来ないということに」
アルミン「これは全ての人間共通の事実なんだ。内地の人は未だにその意識が薄いらしいけれど…」
ジャン「……」
アルミン「あ、誤解しないで欲しいんだ。だからって皆が巨人と戦えばいいとは思っていない。畑を耕す人、物を売る人、その仲介をする人、そしてその人達を守る人…そういう人達もいなければ社会は成り立たない」
ジャン「ああ」
アルミン「だけど、最優先事項は巨人せん滅なんだ。普通に人間らしい生活をして行きたいなら、巨人を排除しないと、なにもかもが駄目になってしまう」
ジャン「……」
アルミン「だから僕は調査兵団を選択する。兵士として活躍出来るなんて思ってないんだ。ただ、人類の礎の一端になりたい。僕一人が食べられてる間だけでも、誰かが食べられなくて済むだろう?もしかしたら、誰かが巨人を倒すのに協力出来るかもしれない」
ジャン「…確かにお前の実技の成績じゃ、巨人の餌になるのが関の山だな」
アルミン「…我ながらそう思うよ」
ジャン「だから「早死にする」か…。あのなあ、人にはそれぞれ役割ってもんがあるんだ。お世辞にも運動能力が高いとは言えないお前にはもっとふさわしい仕事があんだろ。せっかく優秀な頭脳をもらって生まれてきたんだ。それを生かす道を考えろよ」
アルミン「考えたよ。僕だって決して、早く死にたいわけじゃない。好きなことをしたいし、好きな人とも一緒にいたい」
アルミン「きっと、巨人のいない世界でなら、僕もそうしていた。勉強して、希望する教養を学んで、それを生かして人類に貢献する…理想の世界だ」
アルミン「だけど、そうするには、『巨人のいない世界』が大前提なんだ。巨人がいないと安心して勉強出来ないし、安心して研究出来ないし、安心して生活することだって出来やしない。小さな頃から何度も何度も同じことを考えた。だけど最終的な結論はいつも同じところに行き着く。最優先事項は巨人のせん滅だ」
ジャン「……」
アルミン「僕の生まれた時代がそうだったんだから仕方ない。だけど、僕達の次の世代やもっと後の世代にはこんな辛い思いはして欲しくない。みんなが好きなことをして、みんなが好きな人と仲良く暮らす。そんな社会を実現する為には一刻も早く行動しなきゃいけない。「兵士に向いてないから」という理由は、僕には当てはまらないんだ」
ジャン「…だから、早死にする。だから、僕を選ぶな、と?」
アルミン「君に告白しておいて、今さらこんなことを言ってごめん。でも、例え一時の勘違いでも、ジャンが僕と付き合うって言い出してくれるなんて万一にも思ってなかったんだ。でも、この短い人生の中で、告白出来て、好きな人とセックスまで出来たなんて、僕の身には余る幸福だったよ。ありがとう…」
ジャン「そうか…」
ジャン「って、将来すぐ死ぬかもしれねえから諦めろだあ!?んな不確かな将来を持ち出されて納得出来るか!!だったら、それこそ、不治の病持ってる奴の恋人はどうしろってんだよ!?」
アルミン「……」
ジャン「お、俺は、俺が付き合うって言ったら、アルミンは喜んでくれると思ってた。なのに、他の奴と付き合えとか、人類がどうとか訳分かんねえこと言い出すし」グス
ジャン「……なんか段々腹立ってきたわ」
アルミン「ジャン…」
ジャン「こうなったら意地でもお前と付き合うからな。そんで、解散式までに、お前のその自己犠牲意識取っ払ってやる!お前はどうにか内地に入れる仕事に就け!分かったか!!」
アルミン「な…」
アルミン「なんでそんなこと言うんだよ!?」ウワーン!!!
ジャン「また泣き出すのか!!」
アルミン「僕はジャンの為を思って言ってるのに…どうせジャンなんかホモ嫌いだし、僕だって二次性徴でライナーみたいになるんだ。すぐに捨てるに決まってる!!」ワーンワーン
ジャン「んなこと気軽に言うなよ…」<アルミンのおでこに手を当てる>
ジャン「あ、やっぱり熱ある。正気のお前がこんなに泣き喚く訳ねえもんな」
アルミン「ふ…うう、うえっうえええ」エエエエエン
ジャン「嗚咽始めんのか…。とりあえず横になって寝ろ。俺は橋の様子見て来るから」
アルミン「うっ、ジャンのばか!ばかばかあ!!!」ウッウッ
ジャン「はいはい…。って、ん?」<…ダダダダ>
ジャン「なんだこのでかい足音は」<ダダダダダダ>
バタン!
ミカサ「アルミンの泣き声が聞こえた…」コオオオ
ジャン「ミ、ミカサ!?」
ミカサ「ジャン、アルミンに何をしたの…?返答によっては潰す…!」両手をゴキ
ジャン「ま、待て、ミカサ!アルミンには今熱があって」
ミカサ「!」
エレン「ミカサ!?」
ジャン「…エレン」
エレン「ミカサがすっ飛んで行ったから何かあったのかと…。あ、ジャン、はよ!////」ニカッ
ジャン「あ、ああ…」チョットザイアクカン
ミカサ「アルミン、大丈夫なの?」
エレン「え、アルミンがどうかしたのか?」
アルミン「エレン…」ウッウッ
エレン「アルミンどうしたんだよ。子供に戻ったみたいだぞ」フフ
アルミン「エレンんん…」<エレンに抱きつく>
エレン「はいはい、頭痛いのか?」<優しく抱き返し、背中をポンポンする>
アルミン「ごめんなさ…ぼ、僕、ジャンと…エレンごめんなさい…」エグエグ
エレン「何言ってんのか分かんねえぞ。ほら、俺が付いててやるから、ゆっくり休めよ」
アルミン「エレンんん…」グスグス
ジャン「………」
・・・・・
今日の投下終わり。
これからしばらくはエレンのターン。
一応書いとくと、最後はエレジャン・ジャンアル・少々のエレミカ、
この3つのエロで締めるつもりなんだ。
話自体はエロ前に終わらせるつもりだから、最後のエロは読み飛ばして
くれて大丈夫。また直前にアナウンスする。
この話を書き始めた当初から最後はホモエロで締めるつもりだったん
で、すまんがそのまま書かせてもらうな。
>>1に注意事項書いてあるんだから、今読んでる奴らは分かった上で呼んでるはず
あんま気をつかわず、好きに書いてくれ
アルミンの演説?良かったよ
>>338
分かってて読んでるし、直前アナウンスまで気をつかってもらってありがとう。
ラストや流れを変えて欲しいなんて人はいないと思うよ。
思う通りに書いてほしいです。
>>339 >>340こっちも気を使ってもらってわるいな。
>>338にラストの予定書いたけど今書いてる最中だから随時変わるかも。
ホモエロも少し早く入るかもしれないので、皆、読めるとこまで読んでくれ。
では投下↓
―厨房―
エレン「……」芋をショリショリ
コニー「そこで俺の蹴り技が炸裂!サムエルの体が宙を舞う!」
ライナー「ほおほお(棒)それから?」芋をムキムキ
コニー「ライナー真面目に聞けよお!」
ライナー「お前の脳内妄想より今は芋の皮剥きに集中したい」ムキムキ
コニー「そりゃ今日俺達は料理当番だけど、訓練早く終わって時間あるんだから、喋りながらでもいいだろお!」
ギャーギャー
エレン「……」ショリショリ
―エレンの脳内における回想開始↓
エレン「へ、ジャンと付き合うのやめるって?」
アルミン「うん…僕はもうジャンのこと諦めようと思うんだ。もともと、そんなに好きな訳じゃなかったし。…エレンが告白するって聞いて、それに便乗しただけって言うか」
エレン「……」
アルミン「自分から言い出したことなのにほんとにごめんね。ジャンにも謝っといて。じゃあ…」
エレン「待てよアルミン」
アルミン「…」
エレン「デートの後、風邪で三日間寝込んでから、お前おかしいぞ。ジャンのことさりげなく避けてるし、俺達ともあんま喋んなくなったし」
アルミン「そ、そんなことないよ」ギク
エレン「……」
アルミン「……」
エレン「ほんとにジャンと付き合うのやめるのか?」
アルミン「うん、もうやめる。今後は3人で…」
エレン「ジャンのこと、もう好きじゃないのか?」
アルミン「…う、うん」
エレン「じゃあどうしてそんなに悲しそうな顔してんだよ」
アルミン「!? ………」
エレン「アルミン!」
アルミン「……」
↑エレンの脳内における回想終わり―
エレン(宿泊先で別れた後、きっとアルミンとジャンの間に何かあったんだ…。だけど、2人に聞いてもなんも言ってくんねえ。アルミンだって絶対まだジャンのことが好きなはずなのに、なんで…)ショリショリショリショリ
コニー「でさ、男子寮と女子寮の間にちょっとしたスペースがあんだけどさ」
ライナー「中庭な」ショリショリ
コニー「そこで夜サシャと会ってたんだよ。二人で星見ながら喋ってさ…すげー楽しかった」
エレン「ん?」
ライナー「コニーは最近、サシャと付き合い始めたんだと」ショリショリ
エレン「え、ほんとかよ?」
コニー「へへ///」
エレン「良かったな、コニー!」
コニー「あんがとなエレン!」
ライナー「夜にそんなとこで会ってるなんてどこまで行ったんだ?中庭は人気の逢引スポットだぞ」
コニー「そ、そんなことしてねえよ。まだ普通に会ってるだけ!///」
ライナー「ほうほう」ショリショリ
コニー「そういやあそこって、たまに女の泣いてるような声が聞こえてくんだよな。サシャが「誰か泣いてるんでしょうか…行って慰めてあげますか?」とか健気なこと言い出すから止めるのに困る////」
ライナー「全然困ってない表情で言うな」ショリショリ
エレン(二人が何話してんのかよく分からん)ショリショリ
コニー「あ、でもさ、こないだ男のそういう声が聞こえてきて…ビビったー!ホモってほんとにいるんだな。俺びっくりしちゃってさー」
エレン「そりゃ普通にいるだろ」ショリショリ
ライナー「そうだな」ショリショリ
コニー「え?」
コニー「ホ、ホモだぞ!男同士なんだぞ!?」
エレン「男同士だって好きになる時はなるもんだろ。普通じゃね?」ショリショリ
ライナー「ああ」コクコク
コニー「そ、そうだったのか、普通なのか…。俺知らなかった。え、まさか、男女の俺とサシャの方が少数派なのか…?」
エレン「さあ」ショリショリ
ライナー「そういうこともありえるかもな<冗談>」ショリショリ
コニー「そ、そうだったのか…(俺ってほんとに無知なんだな…)」
エレン「俺もジャンと付き合ってるし」ショリショリ
ライナー「そうなのか!?」
コニー「エレンとジャンが!?ちょ、それ、ホモ抜きにしてもエレンの趣味悪過ぎるだろ」
エレン「あ、正確には、俺とジャンとアルミンとミカサが付き合ってるんだ」
ライナー「な、なんだと…!」
コニー「ミカサの逆ハーレムじゃん、すげえ!」
ライナー「本当なのか、それは!?」
エレン「うん(…あれ?ジャンに喋るなって言われてたような…ま、もう喋っちゃったんだし、いっか)」
ライナー「そ、それは…ジャンの幼馴染3人組無双じゃないか…!」
―ライナーの脳内妄想―
エレン「はっ…ぁっ…ジャン、好きぃっ…」
ジャン「はっはっは、エレン、可愛いやつめ」<左隣に座っているエレンの尻を揉んでいる>
ミカサ「ああん、ジャン、ジャぁぁン……っ」
ジャン「ミカサ、気持ちいいか?」<右隣に座っているミカサの乳房を揉んでいる>
アルミン「んっ…ふ、んむっ……」<ジャンのキルシュタインをご奉仕中>
ジャン「アルミン、なかなか上手くなってきたじゃねえか」
エレン「ジャン、俺、体が熱い…」ハアハア////
ミカサ「わ、私も、もう…///」<ウルウル上目遣い>
アルミン「んぅっ…ぼ、僕も欲しいよお…////」ナミダメ
ジャン「仕方ねえな。じゃあ今夜は久しぶりに4人で楽しむか」
―ライナーの脳内妄想中断―
ライナー「ふああ!!ああああああ!!!」鼻血ブー
コニー「な、なんだあ!?」
ライナー「ジャン許せんんんん!!!」鼻血フキフキ
エレン「ライナー突然どうしたんだ?」
ライナー「す、すまん。エレン…(この純粋そうなエレンのウォール・イェーガーが既にキルシュタイン突破済みだとお…!?おおおジャン、俺も混ぜろおお!!)」
*ライナーはエレンが女役だと思っています
エレン「はあ…でも最近、アルミンの奴おかしいんだ。ジャンのことが好きなはずなのに、ジャンのこと避けてて、しかももうジャンと付き合うのやめるって言い出したんだ…」
コニー「や、やめるってことは、お前らほんとに付き合ってたのか…」
ライナー「ははは、それはきっとジャンと体の相性が合わなかったんだな!(ざまみろジャンの奴め。欲張るからだ)」
コニー「/////」
エレン「体の相性…?確かにアルミンは対人格闘でジャンにすぐ負けちゃうけど、そんなことくらいで付き合いやめるって言い出さないと思うんだ…」ハア
ライナー「ん?」
エレン「俺もジャンと手を繋いだとこから一向に進展しねえんだよな…。確かにキスは成人年齢に達しなきゃしちゃいけねえらしいけど、好き同士なら構わねえと思うんだけどなあ…」
コニー「は?」
ライナー「エレン、その、キスがなんだと?」
エレン「え、ジャンと出来ないなって…もう少しだったのに」
コニー「じゃなくて、成人年齢がどうとか…」
エレン「あ?キスは成人にならないとしちゃいけないんだって当たり前のことを言っただけだけど?」
ライナー・コニー「」
エレン「?」
ライナー「エレン、そ、それはどこで仕入れた知識なんだ?」
エレン「へ?昔、ミカサが教えてくれたんだけど…」
コニー「ぶっ…」
コニー「はは!はははは!!」
エレン「コニー急に笑い出すなよ。気がおかしくなっちゃったのかと思うだろ」
ライナー「いや、これは…」プクク
コニー「な!笑うしかねえよな!」
エレン「ん?」
エレン「なんだなんだ、俺なんかおかしなこと言ったのか?」
ライナー「あのな、エレン」クショウ
コニー「キスなんか付き合ってたら普通だろ!お、俺はまだだけど…。つーかキスでそんな制限ついてちゃ、BやCはどうなるんだよ!」
エレン「B?C?」
コニー「とぼけんなよ~エレン、ミカサとCくらいしてんだろ?」
エレン「はあ?」
ライナー「Cは気を付けろよ。この年で妊娠でもさせたら可哀想だろ」
コニー「そうだよなあ…俺もそれは悩んでんだ」ウーン
ライナー「女には安全日というのがあってだな…」ゴニョゴニョ
コニー「そうなのか…!ライナーは物知りだな!」
エレン「ライナー」
ライナー「ん?」
エレン「BとかCってなんだ?なんかの暗号なのか?」
ライナー「ん?」
コニー「エレン、お前、真顔で冗談言うなんて成長したな!」
エレン「? 俺は冗談なんか言ってないぞ。BとかCとかってなんのことだ?」
コニー・ライナー「……」
コニー「どう思う…?」ヒソヒソ
ライナー「カマトトぶってる様子はないようだが…」ヒソヒソ
エレン「なに二人だけで話してんだよ」
コニー「Bは「胸を揉む」Cは「セックス」だろ」
エレン「セックスってなんだ?」
コニー「」
ライナー「」
エレン「?」
ライナー「おいおいおい…」
コニー「エレン、それはヤべえだろ…」
エレン「なにがだよ?」
コニー「本気で知らねえのか?マジかよ…!」
ライナー(何も知らないエレンにあれこれ教え込む妄想もいいな…)
エレン「だからなんだよ!セックスってなんだよ!!」
コニー「え、ええっと、だから…////」
ライナー「仕方ない、俺が教えてやろう。女性器へちんこを入れることだ」
エレン「……」
エレン「じょせいきってなんだ」
コニー「……/// #、###だよ////」
エレン「え、まんこって何?」
ライナー・コニー「………」
コニー「そこからか…!」
ライナー「こいつはやっかいだな…」
エレン「二人だけで分かり合っててずりいぞ!」
ライナー「だからだな…」コショコショコショコショ
エレン「お…おおお!?/////」
ヒソヒソヒソヒ
エッソンナ・・・///
マダツヅキガアル ヒソヒソ
エッエエエッ・・・////
モブ女1「男子が仕事してくれない…」
モブ女2「後で教官に言い付けてやればいいよ」プンプン
ライナー「…こんな感じかな。分かったか?」
エレン コク…コクコク/////
コニー「ライナーお前の説明露骨すぎだろ。俺まで赤面しちゃったわ////」
ライナー「仕方ないだろう。エレンは本当に何もかも知らなかったみたいだからな」
エレン「あれがああなってそうなって…へええ~~////」
ライナー「ここまでは男女編だ。しかし、お前はジャンと付き合っているんだろう。特別に男同士のやり方も伝授してやる」
エレン「お、おお!ライナー頼む!」
コニー「え、男同士って…」
アアデコウデ
ホウホウ
ソレデアアナッテコウナッテ
フンフン
コニー(エレンの奴、なんて真剣な眼差しなんだ……)
・・・・・
エレン ルンルン♪
エレン(そうか、キスの先にはあんなことがあったのか…!子供の時のミカサの言葉をそのまま信じてた俺はガキだったんだな…///)
エレン(じゃあ、ジャンと話すたびに俺の下半身がムズムズしてたのは普通のことだったんだ!ああ、早く、ジャンとセックスしてえなあ……/////)
エレン ハッ
エレン(いやいや、ライナーも言ってたじゃねえか。ちゃんと手順を踏んで、セックスの時も優しく優しくコトを進めるんだ。ジャンは俺の恋人(希望)だ。自分だけじゃなくて恋人も気持ち良くさせなきゃセックスではないって…!)
エレン「ん?」
ジャン ボーーッ
エレン(ジャンが建物を背に一人で佇んでいる…!これは話しかけるチャンス!)
エレン「ジャンーー!」
ジャン「あ、ああ、エレンか…」
エレン「こんなとこで何してんだ?」
ジャン「え、ああ。今日は訓練が早く終わったから、アルミンと散歩でもしようと思ったんだが、捕まらなかった…」
エレン「ああ。アルミン、最近、お前のこと避けてるもんな」<ジャンの隣に立つ>
ジャン「うっせえな!あー、ここまで避けられっと、俺が何かしたんじゃないかって気になってくるぜ…。セックスの後に嫌われるなんて、俺、やっぱり、あんまし上手くなかったのかなあ…」ウーン
エレン「セックス…?」
ジャン「! あ、いや、その……;」
エレン「ジャン、アルミンとセックスしたのか?」
ジャン「えっと、あ……す、すまん」
エレン「……」
エレン「そうか、二人はもう恋人同士になってたのか…」
ジャン「わ、わりい。つい、言いそびれて…。お、俺は今、アルミンが好きなんだ」
エレン「…いつ?」
ジャン「その…お前らとデ…。…大雨の日に別々の部屋へ泊まった時に……」
エレン「あーそうか…」
ジャン「……」
エレン「…じゃあなんで、アルミンはお前のこと避けてんだ?お前と付き合うのももうやめるって言ってたし…」
ジャン「! エ、エレンにも言ったのか…。本人は、俺の一時の気の迷いだとか、その、エレンに悪いみたいなこと言ってたんだが…」
エレン「…!」
ジャン「あーでももう、それも全部言い訳な気がしてきた。あいつ最近、一人で飯食ってるだろ。俺がお前らと一緒に食うの見込んでやってんだよ…。俺だけじゃなくてお前らからも離れるなんて、あんだけ徹底的に避けられる原因は他にある気がする」ズルズル<地面にへたり込む>
ジャン「はあ…」
エレン「……」
エレン「……!」<ジャンの目の前に座り込む>
ジャン「あ?」
ジャン「な、なんだよ(こんな間近に/////)」
エレン「ジャン、アルミンは絶対お前のこと好きだぞ。だって、お前が嫌になったとか一言も言ってないし、付き合うのやめるって言った時もすげー悲しそうな顔してたから!」
ジャン「……!」
エレン 「急に上手くいったからアルミン自身も戸惑ってんだよ。アルミンも俺と一緒で、誰かと付き合うなんて初めてなんだ。でも、絶対ジャンのこと好きだから諦めんなよ!」
ジャン「エレン…」
エレン「自信持てよ!なんたって俺が惚れた男なんだからな!!」ニカッ
ジャン「…/////そ、そんなことお前に言われなくても/////」
エレン「だからさ、アルミンのこと嫌になったりしないでくれよ。アルミンは優しいからさ、ついつい自分以外の人のことを先に考えちまうんだよ。昔からそうなんだ」
ジャン「……」
エレン「だから、今度はお前から追いかけてやってくれよ!きっとアルミンも待ってると思う」
ジャン「……わりい、お前にそんなこと言わせるつもりじゃなかったのに」
エレン「俺?俺はジャンと違ってサッパリしてっから!駄目と分かったらさっさと諦めて、次、見つける!そのうち、ジャンよりもっと可愛い子つかまえて自慢してやるよ」
ジャン「…エレンらしいわ」
エレン「へへ!」
エレン「じゃあ、さっさとアルミン探しに行けよ!たぶん、書庫にでもいんじゃねえかな?あいつ、落ち込むことがあると、大抵あそこにいるから」
ジャン「書庫か…!図書室までは行ったんだけど、その奥は盲点だった。…ありがとな、エレン。お前、思ってたよりやな奴じゃなかった!」
エレン「最後余計だろ。じゃーな、がんばれよ、ジャン!」
ジャン「ああ!」ダッ
エレン <笑顔で手をフリフリ>
エレン <笑顔で手をフリフリ>
エレン <笑顔で…>
エレン「……」ポロ
エレン「…あれ」ポロポロポロ
エレン「おかしいな、なんで…」<手で目を擦る>
エレン(……)
エレン(………)
エレン(………っう)
エレン(……っ…)
・・・・・
アルミン「…え?」
エレン「だから、もう、4人で付き合うのやめるって言ったんだよ。ジャンはアルミンを好きになったんだから当然だろ?」
ミカサ「……(いつのまにそんなことに)」
アルミン「ま、待ってよ。僕はそんな…」
エレン「俺に気使う必要全然ねえって!きっちり振られてスッキリしたわ。俺もアルミンに負けねえような恋人見つけるからな!」アハハ
アルミン「……(じゃあどうしてそんなに目が赤いんだよ)」
ミカサ「……(私私私)」
ミカサ「アルミン」
アルミン「え、な、何、ミカサ」
ミカサ「ジャンは割と誠実な人かもしれない」
ミカサ「だけど気を付けて欲しい。男はみんな狼。そんなに簡単に体を許してはいけない」
アルミン「あ、はは…(もう遅いんだけど)」
エレン「なに言ってんだよ、ミカサ。好き同士ならいいじゃねえか」
アルミン・ミカサ(え!?)
アルミン「エ、エレン、まさかミカサの言ってる意味が分かるの…?」
エレン「セックスのことか?ああ…お、教えてもらった////」
ミカサ「!?」
ミカサ「エ、エレン。だ、誰に。そして、講義内容は口頭か実地か、それが問題…!」
エレン「お前には関係ねえだろ///」
ミカサ「関係ありあり(削ぐ、削ぐ、その女の全身を削ぎ落す)」
アルミン(う、うわあ…)
エレン「それよりミカサ、今度からオナニーは俺一人でやるな。オナニーってそういうものらしいから」
ミカサ「!?」
ミカサ「エ、エレンそんな…」オロオロ
エレン「お前も嫁入り前なんだから、俺の世話焼くのもそろそろやめろよ」
ミカサ「エ、エレン…」グスン
アルミン「………」
・・・・・
次回から最終エピソードの予定
教官「それでは今から予定通り、雪山訓練を行う!」
教官「あと少しで正午の鐘が鳴る。それから班ごとに出発し、頂上の山小屋で一泊。翌日の昼までにここへ戻って来る。これはお前らが一年時の去年は実施されなかった訓練だ。それくらい精神的にも身体的にも相当キツい。覚悟しておけ!」
「「「「ハッ!」」」」バッ
教官「良い評価を得たければ各自自分の役割を全うせよ!健闘を祈る!」
「「「「ハッ!!」」」」ババッ
ジャン(アルミンはミカサの班か…なら心配しなくても大丈夫だな)
ジャン(あれから少し話してくれるようにはなったけど…やっぱり「個人的な付き合いはしない」の一点張りだ。あの時のエレンの励ましがなかったらとっくに投げてたかもしんねえ。でも、そろそろ挫けてきた…。なんであいつはあんなに頑固なんだよ!)
ジャン(そんなにエレンに嫌われるのが怖いのか?くっそ、あいつが調査兵団に入りたいのってやっぱり、エレンが行くからじゃねえのか…!)イライラ
ジャン(落ち着け俺。これから訓練なんだから頭を切り替えろ…)
ジャン(俺の班はエレンとダズだ。エレンは俺よりは劣るが上位の常連。ダズは精神面が少々不安だが、実技の方はまずまずだ。順調に進めば、まず、心配はねえだろう。よし、トップを狙う!)
*コミックス10巻の雪山訓練は3年時とお考え下さい。
・・・・・
教官「次!キルシュタイン他2名」
ジャン「よし行くぞ」
エレン「ああ!」
ダズ「あ、ああ(上手くいきますように上手くいきますように)」ドキドキドキ
・・・・・
ゴオオオ
ジャン「はあはあ」
エレン「……」ハアハア
ダズ「……」ハアッハアッ
ジャン(雪山がキツいのは承知してたし、想像と現実の負荷差は修正可能な範囲内だったが、こんなに激しい吹雪はさすがに想定外だぜ…)
ジャン(果たしてこれは本当に訓練可能な状態なのか?)
ゴオオオオオ
エレン「ハアハア ジャ、ジャン、ちょっと方向確認しようぜ」
ジャン「あ?こっちで大丈夫なはずだが」
エレン「……後ろ<小声>」<肘でジャンをつつく>
ダズ「……<涙目>」ハアーハアー
ジャン(…これは体力的な問題じゃなくて、精神的にキてんな。確かにこんなに吹雪いてちゃ不安になるのも分かる)
ジャン「(仕方ねえ。班員のテンションを保つのも班長の仕事だ)少し休憩するか」
エレン「ああ。ダズ、休憩だってよ」
ダズ「あ、ああ…」グスグス
ジャン「ここは風が強い。あの木の下に移動しよう」
ダズ「……」ハアハアハア
ジャン「(くそ、風で方位磁石が止まらねえ)…方向は合ってると思うが」
エレン「ああ…少しぐらい外れてても小屋は頂上にあるんだから大丈夫だろ」
ジャン「お前適当なこと言うなよ…」
エレン「だってこれじゃ正確な位置分かんねえだろ」ブー
ジャン「まあ、そうだな…(ある程度は勘で行くしかねえ)」
ダズ「だ、駄目だもう…」ブルブル
ジャン「あ?」
ダズ「お、俺達はもう迷ってるんだ!その証拠にいつまで経っても小屋に着かねえ!三人とも死ぬんだああ!」
ジャン「夏山で一時間かかる場所が雪山では一日かかることもあるって習っただろ。そう簡単に弱音を吐くな!お前の不安感が他の奴にも移るだろうが!」
エレン「誰に?」
ジャン(…お前は一向に堪えてなさそうだな…)
ダズ「だ、だって、既に手も足も麻痺して感覚ねえし、もう、一瞬でも気を抜いたら下まで滑り落ちそうだよ…」ブルブルブル
ジャン「はあ、しょうがねえな…。じゃあ、手でも繋いでいくか。お前が落ちたら俺達も落ちるからな」
ダズ「ひっ…」
エレン「お前が転んだら、俺が引っ張り上げてやるよ。大丈夫だって!」
ダズ「エ、エレン…」
ジャン「ほら、行くぞ!モタモタしてたら雪に埋まるぞ!」<エレンに手を出す>
エレン「……」
ジャン「なんだよ、握れよ?」
エレン「あ、ああ(ジャンと手繋ぐなんて、遊園地以来だな…)」
ダズ グスグス
ジャン「…全員繋いだな。よし。じゃあ、行くぞ」
ダズ「あ、ああ」ナミダメ
エレン「おう!」ズルッ
エレン「え?」ズルルル
ダズ「!」ナミダメ
ジャン「おい!?」
ドサドサドサッ
エレン「いっ…いってえ…!」
ジャン「……おい、ダズ、いるか?」
ダズ「ひっ…ひいい」ブルブル
ジャン ホッ・・・「…気付いてなかったが、足元に小さな窪みがあったんだな。たいして落ちちゃいねえが…ここを登るのは無理だな」
ダズ「うわあ、もう無理だ!俺達はここで死ぬんだ!!」
ジャン「ダズ、いい加減にしろ!(ほんとにこいつは悲観的だな!)」
エレン「大丈夫だダズ。確かに俺達は雪の窪みに落ちた。だけどそれだけだ。落ちたのに死んでない。俺達はラッキーだ!」
ジャン「は、はあ?」
エレン「<立ち上がる>俺達は運がいいから死なない!大丈夫だぞ、何かあったら俺がお前らを守ってやるからな!」<手を差し出す>
ダズ「……」<震えながら手を握る>
ジャン(根拠のねえ言葉だが、こいつの口から出るとなぜか安心感があるから不思議だぜ。こいつなら、たとえ、無人島に流されても自力でなんとかしそうだよな…)
ジャン「正規のルートから少し外れるが、迂回しよう。これくらいの誤差なら想定内だ」
エレン「もう一度地図見てみようぜ」
ジャン「ああ」
アーダコーダ
ビュウウ・・・
・・・・・
ビュオオオオ
ダズ「ハアハア…ハア」<ナミダメ>
ジャン「……」ハアハア
ジャン(一応、正規ルートに戻ったつもりだが、本当にそうなのか分からねえ…。くそ、せめて、合ってるなら合ってる、間違ってるなら間違ってるって分かればいいのに!)
ジャン(…って、きっと、訓練兵みんなそう思ってんだろうな。今回の訓練はそういった不安感に打ち勝つのも課題の一つだ。出されたからには、やり遂げねえと評価はもらえねえ…!)
エレン「……」ハアハア
ジャン(いつの間にかこいつも喋らなくなったな。疲労の色が濃い。それは俺も同じだが)
ジャン(さすがにもう着いてもいい頃だろう!山小屋!山小屋!!)
ダズ「……あ」
エレン「あっ!」
ジャン「!」
エレン「あの遠くに見える黒い塊、もしかして山小屋じゃねえか?」
ジャン「あ、ああ…」
ダズ「…ハアハア」ホッ・・・
ジャン(やっと着いたか…!ちきしょー良かった!!)
・・・・・
エレン「…あれ」
ジャン「?」
エレン「…これ、指定された山小屋か…?やけにみすぼらしくね?」
ダズ「…!?」
ジャン(…単独で建ってるし、小せえな。ドアの蝶番も外れてる…)
ジャン「……」キイ・・・<ドアを開ける>
エレン「…うっわ、あちこち板が破けてる。…毛布もねえし、薪もねえみてえだな」
ジャン「…明らかに個人の持ち物だな。しかももう使われてねえみてえだ」
エレン「……」
ジャン「……」
ダズ「……」
エ・ジャ・ダ(俺達迷ってる…)
ダズ「うっ…」
ジャン「ダズ、泣くな!」
ダズ「ううっ」<目を擦る>
ジャン「(まずいな…これから正規のルートを探す?…いや、この暗闇と吹雪の中じゃ無理だ。そもそも体力が限界に近い。だけど、こんな火もない小屋じゃ、評価がどころか俺達の命も危うい…)……っ」
エレン「……」
エレン「とりあえず今夜はここで休もうぜ。腹減った」
ジャン「お前、のん気だな!」
エレン「この吹雪の中で死ぬよりましだろ」
ジャン「こん中で過ごすのも似たようなもんだろ!毛布もないし、薪もなくて、どうやって雪山の一晩を越せって言うんだ!」
エレン「……」<肘でツンツン>
ジャン「あ!?何やって……あ」
ダズ「……ひっ…ひっく」グスグス
ジャン「……(くそ!)」
エレン「とにかく座ろうぜ。俺、もう、足が限界だわ」
ジャン「…ああ」
ダズ「う…ううっ」ヒックヒック
<ダズとジャン座る>
エレン ベキベキ
ジャン「エレンも座れよ。…何してんだ?」
エレン「何って床の板剥がしてる」ベリベリ
ジャン「ただでさえ穴だらけの建物なのに、余計に冷たい空気が入ってくるだろ!」
エレン「うん、何十年も放置されてたみてえだから乾いてる。これ、薪代わりにしたら良くね?」
ジャン「…あ」
エレン「な!」
ジャン「そういうことか…よし!…あーやたら剥がすな!使う分だけでいい!」
エレン「たくさんあった方がいいじゃん」
ジャン「俺達のいるところまで床が抜けたら困るし、入って来る空気は最小限にした方がいいだろ」
エレン「あ、そうか!ジャン頭いいな!」
ジャン「こんくらいでいいとか言われても」
ダズ「……」
エレン「ダズ、俺達助かるぞ!お前も火起こすの手伝えよ!んで3人で携帯食食おうぜ!」
ダズ「あ…」<目を擦る>
ダズ「ああ!」
・・・・・
パチパチ
ジャン「…こんなに火がありがたいと思ったのは初めてかもな」
エレン「あったけえな!」
ダズ「……」ウツラウツラ
ジャン「ダズ、寝るなよ!」
ダズ「う…でもさっきからずっと眠くて……」
エレン「俺が火の番してるからダズもジャンも寝ろよ。火あるから凍死はねえだろ」
ダズ「エレン、悪い…」
エレン「大丈夫だよ。俺まだ眠くねえから」
ジャン「……」
エレン「ジャンも毛布くるまって、火のそばで寝ろよ。疲れただろ」
ジャン「…俺はまだ眠くねえ。エレンこそ寝ろよ」
エレン「…俺もまだ眠くない」
ジャン「……」
エレン「……」
パチパチ
ジャン「…助かるわけねえだろ」
エレン「へ?」
ジャン「この猛吹雪の中、こんな粗末な小屋にいたって、助かるわけねえだろ?」
エレン「……」
ジャン「そもそも吹雪が止む保証もないんだし」
エレン「……」
ジャン「…俺には根拠のない元気付けしねえのかよ。ダズにはしたくせに」
エレン「え?」
エレン「ジャンはして欲しいのか?」
ジャン「……」
エレン「ジャン」
ジャン「わりい。ダズのことあんなに怒鳴っといて今さら俺が何言ってんだか…」
エレン「…好きな奴に弱気吐かれると嬉しいよな」
ジャン「は?」
エレン「あ、ダ、ダズは違うぞ。ダズは友達だけど…ジャンのことはそれ以上に想ってっから」
ジャン(……!)
エレン「弱気吐くのってさ、俺が頼られてるってことだよな」
エレン「だから今すっげ嬉しい」
エレン「へへ」
ジャン「…諦めるっつったのに」
エレン「え」
エレン「俺、自分で思ってたより諦め悪い奴だったかも。まだ、ジャンのことが好きで好きでしょうがない」
ジャン「……」
ジャン(なんでこいつはいっつもそんな正直に本音を言えるんだ…////)
エレン「ジャンはアルミンのことが好きだって分かってんだけど…なんでかな、いくらそう言い聞かしても、相変わらずジャンがそばにいるとドキドキするし、ジャンと喋るのがすごく楽しい。…ごめんな」
ジャン「別に謝ることねえだろ…」
エレン「……」
エレン「…そうだよな。俺達このまま死んじゃうかもしれないんだよな…」
ジャン「なんだ。お前まで弱気を吐くのかよ」
エレン「だって事実だろ」
ジャン「…まあ、そうだ」
エレン「……」
ジャン「……」ハア・・・
エレン「ジャンはアルミンのことが好きなんだよな?」
ジャン「あ?ああ…」
エレン「あ、あのさ、その…」
ジャン「?」
エレン「お、俺のことも少しは好きかな…?」
ジャン「へ…」
エレン「アルミンの十分の一くらいなら好きか?百分の一?それ以下?」
ジャン「なんだよ。何が言いてえんだ」
エレン「あ…」
エレン「……///」グッ
エレン「千分の一でも好きだったら…その、キ、キスしたい…です////////」
ジャン「……!」
ジャン「お、お前なあ///」
エレン「だって俺達死ぬかもしんねえし!最期の思い出に!頼む!!」<両手合わせる>
ジャン「……」
エレン「……」<両手合わせた上に頭下げる>
ジャン「…いいけど」
エレン「!ほんとか!?」<顔を上げる>
ジャン「ま、キスくらいなら…」
エレン「へへ、あんがとな、ジャン!すげーすげー嬉しい!////」
ジャン「……///」
エレン「じゃ、じゃあ、目つむってくれるか?」
ジャン「あ、ああ…」<目閉じ>
エレン「……(わ、目閉じてる無防備なジャン見るの、図書室以来だな////)」
ジャン「……」
エレン(目閉じると途端に可愛い感じになる…ジャン目つき悪いもんな。そんなとこも可愛いけど////)
ジャン「<目つむったまま>…おい、まだかよ」
エレン「あ、わ、わりい」
エレン(よし…!////)
<エレン、ジャンの左頬にそっと右手を添える>
<一瞬ピクリとするジャン>
エレン(よし、するぞ!ジャンとキス…!////)ドキドキ////
ジャン(す、するなら早くしろよ、恥ずかしいだろ!///)ドックンドックン///
エレン(こんなに間近でジャンの顔見るの初めてだ…////)ドキドキドキ////
…チュ
ジャン(……////)
エレン(これがジャンの唇の感触…/////)
ジャン(………///)
エレン(これがジャンの…/////)ドキドキドキ////
ジャン(…な、なげえな)
エレン「……」
ジャン「……」
プハッ<同時に離れる>
エレン「…ッハ、ハーハー」
ジャン「ッハ・・・ハアハア」
ジャン「おっ、お前、キス長過ぎるだろ!呼吸出来ねえじゃねえか!」ハアハア
エレン「少しでも長くジャンの唇の感触を味わおうと思って…」ハアハア
エレン「あ、そういえば、ライナーがキスの時は鼻で息すんだって言ってた!」
ジャン「ライナーとそんな話してたのか…。でもそんな噂は聞いたことあんな」
エレン「ジャンはアルミンとしたんじゃねえの?」
ジャン「したのは2,3度だし、結構アルミンがリードしてくれたからな…」
エレン「アルミン、キス上手かったか?」
ジャン「ああ、俺はあいつの他は知らねえけど、上手かったと思う。気持ち良かった」
エレン(……アルミンそんなにうめえのか…!)
エレン「俺も負けねえ!ジャンを気持ち良くさせる!」
ジャン「お、おお?」
エレン「んむっ」
ジャン「んっ…///」
チュ・・・チュ
プハッ<エレンが離れる>
エレン「ど…どうだ?」
ジャン「どうだって言われても…ただ唇に唇をくっつけてるだけじゃねえか」
エレン「?キスって口と口をくっつけることだろ?」
ジャン「そうだけど、アルミンはもっとこう…。あー口じゃ説明出来ねえ。俺がやってみるから、お前はじっとしてろ」
エレン「ん、分かった」コックリ
ジャン「……」
エレン「……」
ジャン「目つむんねえと、やりにきいだろ!////」
エレン「わ、わりい////」<目を閉じる>
ジャン「(くっそ、どうしてこいつ相手の時はこんなに何もかも恥ずかしいんだ…////)…む」
エレン(…!ジャンからキスしてくれた。うわ、うわあ、相手からキスされるってこんなに嬉しいもんなんだな////)
ジャン「んっ…ん////」
エレン(ジャンが何度も角度を変えて口をつけてくる。その度に口づける深さを変えて、少し舐めたり、吸い付いたりしてくる/////)
ジャン「んっ…ど、どうだ?」ハア////
エレン「…すげえ、ジャンすげえよ!」キラキラ
ジャン「えっ////」
エレン「なんか気持ち良かった!キスってああいう風にするんだな。ジャン上手いな!」キラキラキラ
ジャン「そ…そうか?俺も一応経験者だしな。(上手いって褒められて悪い気はしねえ///)あと、アルミンは、舌入れたりしてきたぞ」
エレン「な、し、舌を…?」
ジャン「そう。それで、上の歯の裏側を舐めたり、舌と絡めたり吸ったり…」
エレン「へええ、アルミンのキスバリエーションすげえな!俺は舌を使うなんて思い付かなかった!」
ジャン「ああ、結構気持ち良かった」
エレン「よし、キスってのがどんなもんか段々分かってきたぞ!俺もがんばってみる!」
ジャン「あ、ああ(あれ、なんで俺、こんなに何回もエレンとキスしてるんだろ…?)」
エレン「じゃあ、ジャン、目をつむってくれ!」
ジャン「ああ(まあいいか。エレン張り切ってるし)」
…チュ
エレン「んっ…あれ?舌入んねえ。ジャン口開けろよ」
ジャン「命令すんなよ。…ん」
エレン「…っ、ん、んむ」
ジャン「んっ…んん、んっ……////」
エレン「…んむ、んっんん///」
ジャン「…っエレン、んっ……////」
エレン(! キスの最中に名前呼ばれるのっていいな////)
エレン「んっ、ジャン…っ…ん////」
ジャン「ぁ、んっ…ん、ん……っ////」
エレン(ジャンの声、やらしい…////)
ピチャピチャ・・・ピチャ
エレン(ジャン、ジャンっ……/////)ハアハア////
ジャン(エレンっ……//////)ハア///
エレン「…っ」
ジャン「……っ」
ハアハアハア・・・////
エレン「キ…キスってすげえな、超気持ちいい…////」ハアハア////
ジャン「ああ…////」トローン
エレン(キスの余韻に浸ってるジャン可愛い////)ドキドキ///
ジャン(エレン結構上手いじゃねえか…/////)トローン
エレン「…もっかいいいか?(もっとしたい////)」
ジャン「ああ…(もっと……////)」
チュ・・・チュ、チュ
ジャン「んっ…ん////」
エレン「……(涙目で必死にキスするジャン、可愛い可愛い////)ん、ジャン…」
ジャン「んぅ、エレンっ……////」
チュ・・・チュ
今回はここまで。
ダズがかわいくて困るんだが
>>406 ダズ好きだから思わず出演させてしまった
少し投下↓
ダズ(目覚めたら、俺の目の前で、男の同期同士がキスしてた)
ダズ(な、なにを言ってるか分からねえと思うが俺もry)
ダズ(今は目をつむっているが、目に力を入れ過ぎて今にも開いてしまいそうだ…なんて恐ろしい。しかし、そんな、まさかあの喧嘩ばかりしてるエレンとジャンが…?い、嫌だ。これ以上聞きたくないっ……)
ジャン「あ、エレぇン…////」
ダズ(ひいいい、ジャンの甘い声とか嫌だあっ……)
エレン「ジャン……////」
ダズ(エレンの蕩けたような声も嫌だあああ…!)
ハアハアハア・・・
ジャン(エレン…////)ハア・・・////
エレン(ジャンが俺に体を預けている…!い、いいのか?これ以上行ってもいいか?////)ドキドキドキ/////
ダズ(ひいいい)
エレン「ジャン……////」
ジャン「ん……?////」トローン
エレン「お、俺、ジャンと扱き合いっこしたい…!」
ダズ(ぶ、ぶふうううううう!!!!)
ジャン「え…?そ、それはちょっと…」
ダズ(そうだ断れ!これ以上は友達の域を越えている!!)
エレン「俺、もっとジャンのこと知りたいんだ…////」
ジャン「エレン…」
エレン「だ、だめか?」<目を潤ませて上目遣い>
ジャン ドクン////
ジャン(なっ…?///)
ジャン(一瞬、エレンが可愛く見えただと…?/////)
エレン「な、ジャン。俺達死ぬかもしれないんだ」ウルウル
ジャン(うっ…////)
エレン「これが最後のお願いだから!」
ジャン(ううっ…////)
ダズ(や、やめてくれええええ)
ジャン(でも扱き合いってお互いの自慰を手伝ってやるような感じだろ…?俺がエレンのちんこ握るのはさすがに抵抗感あるな…)
ジャン(…アルミンにちんこ舐めてもらったことはあるから、されるだけなら大丈夫か…?)
ジャン「扱き合いはちょっと抵抗あるけど…お、お前が触るだけなら、いい……かも////」
ダズ(ぶ、ぶほおおおおおお!)
ダズ(い、胃が…胃が痛い…!)キリキリ
エレン「ほんとか?やったあ!////」パアアア
ジャン(…エレン可愛いな////)
ダズ「」
エレン「じゃあ、ちょっと、防寒着は邪魔だよな…。ジャン脱いでくれよ」
ジャン「ああ?これ脱いだらさみいだろ!」
エレン「あ、そうか…。じゃあ脱いで肩にはおるのは?」
ジャン「…ああ、そうするか」
ヌギヌギ
ジャン「うっ…(防寒着の下は冬用とはいえシャツ一枚とズボン一枚だ。さすがにさみい…)」
ジャン「寒いな…」
エレン「防寒着ちゃんと羽織れよ」パサ
エレン「どうだ?」
ジャン「…前全開だとやっぱさみいわ」
エレン「でもこうしないと出来ねえし…」
ジャン「まあすぐに済むだろ。少しくらいなら我慢する」
エレン「じゃ、じゃあ…」<ジャンの腰に手を回して引き寄せる>
ジャン「え、ちょっとお前」
エレン「こうしねえとやりにくいだろ///」
ジャン「あ、ま、まあ、そうかもな…///」
エレン(うわ、ジャンの体とこんなに密着すんの初めてかも…////)
ジャン(エ、エレンの吐息が近くに…////)
エレン「じゃ、じゃあ、するぞ///」
ジャン「あ、ああ///」
ジーー<ジャンのズボンのチャックを下ろす>
ジャン「……っ」
エレン「………」<取り出しました>
エレン「…案外ちっちゃいな」
ジャン「は、はあ!?お前と対して変わんねえだろ!!(聞き捨てならねえ!!)」
エレン「俺の見たことあるんだ?///」シコシコ
ジャン「んっ…ふ、風呂で。おぼろげに覚えてるだけだけどな///」
ダズ「」(屍)
エレン ハア・・・ハアハア////
ジャン ハア・・・ハア////
ダズ(む、無言のこの間が嫌だ…。泣きたい)キリキリキリ
ジャン「んっ…ふ、んん…っ///」
エレン「ジャン…気持ちいいか?////」サスサス
ジャン「…っ……そ、それなりに、んん///」
エレン「そうか…////」
ハアハアハア/////
ジャン「あっ…や、そこばっかり…っ////」
エレン「ここが気持ちいいのか?////」グリグリ
ジャン「や…ん、んんっ……////」
エレン「(…ジャン可愛い。キスしたい////)…んっ」<キス>
ジャン「んっ、んむ……ん、んっ///」
ピチャピチャ
エレン「…っ、気持ちい…?////」ピチャピチャ
ジャン「んっ…は、ん、んぅっ……////」ピチャピチャ
ジャン「ぁんっ、ふ…ん、んっ///」ビクビク
エレン「ジャン……」
ジャン「あ、んぁっ……あ……///」ガクガク
エレン「出てる、ジャンのミルク…」
ジャン「っは、あ、はっ、はあ…////」ハアハア
*エレンのエロ語彙はライナー直伝
ジャン ハアハア////
エレン(真っ赤になって涙目のジャン可愛い…つうか、色っぺえ////)ドキドキドキ/////
ジャン「……(さすがに男同士。ちんこ扱くのは慣れてるわ)ジブンノデ」ハーー
エレン「ジャン…」<こめかみにチュ>
ジャン「…っあ」
<ジャンの頬、こめかみ辺りを小さく啄ばんでいくエレン>チュ
ジャン「……んっ……/////」
エレン「ジャン可愛い////」ハア///
ジャン「あっ…あ…////」
<啄ばみながらジャンの上半身をゆっくり床に押し倒していくエレン>
ジャン「んっ、んんっ……////」ビクッビク
トサ<押し倒し完了>
ジャン「エレ、んむ、…っ////」
エレン ハアハア(ジャン…////)チュ、チュブ、チュッ
ジャン「んっ、ん…ん……////」チュ、チュ
ジャン(…気持ちいい)
エレン「はっ…」
ジャン「、は、は…」ハア
ハア・・・ハア・・・
エレン「……(真っ赤になってるジャン可愛い…もうこのまま……////)」ハアハア
ジャン「……(真っ直ぐに見つめてくるエレンの目が潤んでて可愛いな…///)」ハア
エレン「…ジャン……////」<耳元に唇を這わす>
ジャン「っなんだよ……////」
エレン「さ、最後のお願いだ。俺…ジャンとHしたい/////」ペロ
ジャン「んっ…お前の最後のお願いは何回あるんだよ……////」
エレン「ジャン…いいか?////」
ジャン「………////」
エレン(ジャンがゆっくり顔を背けた…。や、やっぱりだめか…)
ジャン「…いいけど///」<小声>
エレン「え?」
ジャン「し、してもいい……////」<小声>
エレン「え?///」
ジャン「……っだから、その、お前とHしてやるよ…何回も言わせんなくそ…////」
ダズ(こ…)
ダズ(これから同期の男二人のピーーーが始まる…!?嫌だあああ!!誰か俺の耳を塞いでくれえええええ!!!)
エレン「ジャン…////////」
ダズ(うう、い、胃があぁぁ)キリキリキリキリ
ジャン(どうせ最期だし、ま、エレンとしてもいいか。俺結構こいつのこと気に入ってるみたいだし。…だけど俺こいつに勃つのか?試してダメだったら諦めてもらおう)
ジャン「…じゃあ、どけよ。お、俺がやってやるから////」
エレン「え、俺がやりたいんだけど」
ジャン「い、いや二度も騎乗位はちょっと…(刺激が強すぎる////)」
エレン「え、今のこの体勢って、正常位だよな?」
ジャン「は?」
エレン「?」
ジャン「……」
ジャン「…エレン」
ジャン「ま、まさかとは思うが一応聞いてみるが、この場合の女役はエレンだよな…?」
エレン「? なんでだ」
ジャン「」
ジャン「…まさかお前俺に突っ込むつもりなのか…?」
エレン「そ、そんな露骨に言うなよ。恥ずかしいだろ///////」
ジャン「……」
ジャン「……だ」
エレン「声小せえんだけど」
ジャン「嫌だ」
エレン「え?」
ジャン「なんで俺が女役なんだよ!俺とお前だったら誰が見てもお前が女役だろ!?」
エレン「は…は?なんでだよ?ジャンの方が可愛いんだからジャンが女役に決まってるだろ!」
ジャン「こんな状況で喧嘩売ってんのか!!俺がお前より可愛いわけねえだろが。どう見ても俺より5センチも低いお前の方が可愛い!」
エレン「たった5センチ差で可愛いも何もねえよ!ジャンの方が色っぺえだろ、目元とか項とか細い腰とか!!」
ジャン「お前は今まで俺をそんな目で見てたのか…?」
エレン「好きなんだから当然だろ!」
ジャン「……」
ジャン「どけ」
エレン「は?」
ジャン「俺が女役ならお前となんかしねえ。どけよ。俺、お前と離れて座る」
エレン「っ……なんでだよ、アルミンとはセックスしたくせに!」
ジャン「ア、アルミンとは、ちゃんとアルミンが女役だったわ!俺は可愛い子に突っ込む趣味はあっても突っ込まれる趣味はねえんだよ!!」
エレン「え、ジャンお前、アルミンに突っ込んだのか?」
ジャン「へ」
エレン「てっきりアルミンとの時もジャンが女役だったと思ってた…」
ジャン「ア、アホか。アルミンの方が断然可愛いだろうが!!」
エレン「アルミンはああ見えて結構男らしいとこあるぞ?」
ジャン「あるけど、俺と比べればどっちが女役になるかは明白だろお!」
エレン「俺はジャンの方が可愛く見える」キッパリ
ジャン「マジか…」
ジャン「お前の趣味悪い…」
エレン「ジャンを馬鹿にするな!」
ジャン「も、もういいから、どけよ。俺もうお前とヤる気ねえから。つうか、一気に萎えたわ」
エレン「やだヤる。もう俺、臨戦態勢。ほら」
ジャン「ぎゃああ、勃起ちんこ押し付けんなあ!!」
ギャアギャア
ダズ(えれんのぼっきちんこ…オエ で、でも良かった。どうやらここでホモセックスが行なわれる可能性はなくなったようだ…!)ホッ
エレン「ジャン!」
エレン「お前は俺とセックスするのを承諾した!男が一度約束したことを破るのか!?」
ジャン「!」
ジャン「って話が違うだろおがああ!俺はお前が女役だからって承諾したんだよ!」
エレン「どっちだっていいだろ。どっちにしろホモなんだから」
ジャン「全然違うわ!何が悲しくて男に尻差し出さなきゃいけねえんだよ!」
ハーハー
ハーハー
エレン「……」
ジャン「……(睨み合い勝負か、負けねえぞ!)」キッ
エレン「……う」ポロ
ジャン「!?」
エレン「ジャ、ジャンが俺とHするのいいって言ってくれて…俺すげー嬉しかったのに……」
ジャン「ちょ、泣くなよ。涙が俺の口の中に入ったらどうすんだよ」
エレン「ジャンの涙なら俺舐めたい…」
ジャン「マジか」
エレン ウッウッ
ジャン「…そ、そりゃ、一度承諾して期待させたのは悪かったよ…。でも仕方ねえだろ。女役はやだ」
エレン「アルミンはしたのに…」
ジャン「え」
エレン「アルミンもきっとジャンに突っ込みたかったんだ。だってジャンすげえ可愛いもん。男なら誰だって突っ込みたいと思うはずだ。だけどジャンのことを思ってアルミンは自分の尻を犠牲に…」ウッウッ
ジャン「ぎ、犠牲とか…」
エレン ウッウッ
ジャン(そ、そうだったのか…?俺とのセックスが良くなかったっていう以前に、俺が女役やらなかったら、アルミンに嫌われたのか…?)
ジャン「そ、そんなこと言うなよ。俺も不安になってくるじゃねえか…」
エレン「ジャンはアルミンが好きなんだろ?だったらもうホモじゃねえか。俺のことも少しは好きなんだから、少しくらい尻に入れさせてくれてもいいじゃねえか…」ウッウッ
ジャン「エレン…」
ジャン(じゃねえよ、また流されるとこだった…!)
ジャン(確かに俺はもう結構エレンのことが好きだが、さすがに尻は嫌だ…!)
ジャン「な、泣くなよ」
エレン「勝手に出てくるんだよ!…これが最期なのに。俺達明日には死んでるかもしんねえのに。…そうか、俺は童貞のまま天へ昇るのか…」ウッ
ジャン(…!た、確かにそれはつれえよな。俺もアルミンに捨てさせてもらったから少しは落ち着いてるけど…)
ジャン(つうか、さっきから、エレンが俺の体の上に全体重載せてきてて、重いんですけど)
エレン「せっかく傍にこうして好きな奴がいるのに…。なあ、どうしても駄目か?」ポロ
ジャン「……(うっ…///)」
エレン「どうせならジャンと抱き合って死にたい。俺、ジャンのこと大好きだから…」ポロポロ
ジャン(…エレンが女なら間違いなく抱いてるとこなんだが……)
ジャン「…じゃあ、本当のこと言うわ。どうせこれで最期だしな…」
今日はここまで。
そして目覚めた翌年はクリスタユミルとのハーレムになるのであった
>>436 吹いたw
1です。
臨時の仕事が入ったんで明日明後日の更新は無理かも。
んじゃ、また。
少しだけ書けたので投下↓
エレン「え?」
ジャン「俺、ほんとはホモじゃねえから…。アルミンのことは可愛いと思うし抱いちゃったけど、それはあいつが男臭くないからで…。つうか、俺には元々好きな女がいんだよ」
エレン「…え」
ジャン「アルミンがそれでもいいからって言うからヤっちゃったけど、本命は普通の女の子なんだ。…つー訳でお前とは寝れねえ。悪いけど」
エレン「…あ、そういえば告白した時、好きな女の子がいるって言ってたな。まだ諦めてなかったのか…」
ジャン「諦められてなくて悪かったな。…そんで、その子の名前はミカサだ」
エレン「……」
エレン「……え?」
ジャン「だから、お前の幼なじみのミカサだよ」
エレン「……え、ええっ!?」
ジャン「そんなに意外かよ」
エレン「い、意外っつか、身近過ぎて考えたことなかったっていうか…」
エレン「つうか、あいつを好きな男が現れるなんて想像したこともなかった」
ジャン「お前それ、ミカサに失礼だろ」
エレン「そんなつもりはねえんだけど…。はー、そっか、ジャンはミカサが好きだったのか…」
ジャン「そういう訳だからごめんな。お前が俺のことすごく好いてくれたこと自体は嬉しかった」
エレン「……!」
ジャン「これが最期だからぶっちゃけると、お前と付き合ってから、結構お前に惹かれてた…と思う」
エレン「…//////」
ジャン「事あるごとにお前につっかかってたのは…ミカサがあんまりお前の世話焼くから嫉妬してたんだよ。情けねえけど…。だけど本当はそんな悪い奴じゃねえって知ってたし、お前が俺へ無邪気に好意向けてくれんの嬉しかった」
エレン「……ジャン…」
ジャン「…分かったらどいてくれよ。いい加減、お前重い」
エレン「わ、悪い」<と、腕を張って、上半身だけジャンから離れる>
エレン「……」
ジャン「?おい、どけって」
エレン「…俺、3番目でもいい」
ジャン「は?」
エレン「ジャンはミカサが1番好きで、アルミンが2番目なんだろ?俺もそのあとでいいから入れて欲しい」
ジャン「は、はあ?」
エレン「ジャンに好きな奴がいてもいいよ。俺はミカサもアルミンも好きだし、上手くやっていけると思うんだ」
ジャン(マ、マジか…?)
ジャン「あー…それは無理だと思うぞ…」
エレン「だ、だめか?」
ジャン「お前が駄目なんじゃなくてミカサが駄目だろ。俺はミカサが1番だけど、ミカサの1番は」
バターン!!!
ビュオオオオオ
エレン「わ、風でドアが開いちまっ…。……?」
ジャン「エレン?…え」
ミカサ ヒュオオオオオ
エレン「ミカサ!?」
アルミン「ぼ、僕も一応いるよ~」ヒョコ
ジャン「アルミン!?」
エレン「アルミンまで!お前らどうしたんだよ!?」
ミカサ「その前に訊きたい。今のジャンの言葉は本当なの?」
ジャン「へ?」
ミカサ「「俺はミカサが一番だけど」……」
ジャン(!!/////)
アルミン「この吹雪の中でよく聞こえたね、ミカサ…」<ドアを閉める>バタン
ジャン(ミ、ミカサに聞かれた!?こ、こんな形で告白とかっ…)ガーン
ジャン(つ、つうか、俺ズボンのチャック開いたままだった///)ジー
ミカサ「ジャン…?」
ジャン「……;;;」ダラダラ
ジャン(ミカサはきっと俺がアルミンとヤったこと知ってるよな。そ、それなのにミカサが一番好きとか言ったら…。ブレードで背中を一刀両断!?それとも車裂き!?)ブルブル
ミカサ「ジャン………?」<得体のしれない威圧感>ゴオオオオ
ジャン「(う…)は、はい、俺はミカサさんが好きです…」
ミカサ「聞こえない」
ジャン「うっ…、お、俺はミカサが一番好きだ!初めて見た時から大好きだった!」
アルミン(おお、言った!)
エレン(ジャン、告白出来て良かったな…!)
ジャン(「大好き」まで言うつもりなかったのに、わあああ////)
ミカサ「……」
ジャン「(無言怖い)ミ、ミカサさん…?」
ミカサ「……////」カアッ////
ジャン(…えっ)
アルミン「ミ、ミカサどうしたの?急に顔の血行が良くなったみたいだけど」
ミカサ「嬉しい…」
ジャン「え?」
ジャン(……!?//////)
アルミン(ミ、ミカサがエレン以外の男性からの告白を喜んだ…だと!?)
ミカサ「…ジャン」
ジャン「はっ、はい」
ミカサ「突然のことで驚いたけれど…ありがとう」
ジャン「えっ…そ、それじゃ、まさかOKしてくれるとか…?////」
エレン(!)
アルミン(!?)
ミカサ「それはない。私はエレン一筋」
ジャン「そ、そっすよね…」ハハ
アルミン(び、びっくりした。そうだよね)ハハハ
ミカサ「でも、男性に告白されたのは初めてで…相手はジャンだというのに予想外に嬉しかった///」
ジャン「ミ、ミカサ…////」
アルミン(ミカサも女の子だったんだなあ)ヨカッタ
今回はここまで。
ミカサとアルミンがどうやってここへ辿り着いたかは最後に語る予定
だけどかなり無理矢理くさい。正直、上手いこと思い付かなかった。
この後は99.8%ホモエロの予定です。
なんだか、更新しない詐欺みたいになってしまったが
少し書けたので投下↓
エレン「…え?まさか、ミカサの好きな人って俺なのか?」
ミカサ「!?…あ////」カーーーーッ
ジャン「……」
ミカサ「わ、私……////」
エレン「違うのか?」
ミカサ「………////ううん」
ミカサ「わ、私はエレンのことが好き…ずっと…ずっと昔から////」
アルミン(言ったああああ!!!)
エレン「そうか…そうだったのか」
エレン「…でも俺は、ジャンが好きだ」
ジャン「!」
ミカサ「……」
エレン「家族だと思ってたお前に告白されてびっくりしたけど…ちょっと嬉しかった.。でも、今の俺はジャン以外考えられねえ」
ミカサ「……いいえ、返事は分かっていたから…」
ジャン(ミカサ…)
エレン「昔から俺の事好きでいてくれたのか…俺、鈍感だったな。ごめんな」
ミカサ「…!ううん、ううんエレン。その言葉だけで嬉しい」涙目でニコ
アルミン(ミカサの好意が自分に向いているとエレンが自覚してくれて本当に良かった…!これから少しは警戒してくれるだろう)ホッ
エレン「あのさ、俺の1番はジャンだけど」
エレン「2番目はミカサとアルミンなんだ。2人のことを俺はとても大切に思ってる」
アルミン「…エレン」
ミカサ「……////」
エレン「アルミンの1番は誰だ?」
アルミン「え?えっと…」<ジャンをちらり>
ジャン「!」
アルミン「エ、エレンと同じ…////」
ジャン「////」
エレン「ミカサは?」
ミカサ「え…」
エレン「ジャンは何番目だ?」
ジャン「ちょ、エレン(選外に決まってるだろ!)」
ミカサ「…1番はエレン、2番はアルミン、後は…」
ミカサ「……」
ジャン ドキドキ////
ミカサ「ジャンは…その次くらい…」
ジャン「!!////」
ミカサ(私はエレンとアルミンがいれば幸せだから、あえて入れるとしたら3番目になる…)
ジャン「ミ、ミカサ…///」ナミダメ
エレン「よし…!じゃあさ!」
エレン「改めて…俺ら4人で付き合おうぜ!」
ジャン「は?」
アルミン「えっ…」
ミカサ「……」
エレン「俺達お互いに好き合ってるみたいだし…この4人なら上手くいくと思うんだ」
ジャン「(上手くいくわけねえだろおお!!)んなの無理に決まって」
アルミン「うん、それはいいね!」
ジャン(!?)
アルミン「それなら、ジャンを巡って、エレンと争うこともないし…ミカサもエレンと付き合えて奇怪な行動が少しは収まるかもしれない」
ジャン「アルミンお前まで!?い、いや、でも、さすがにミカサは嫌だろ?」
ミカサ「私も嫌ではない…」
ジャン「え、えええ―――っ!?」
ジャン(ミ、ミカサも少しは俺に興味を持ってくれたのか…?////)
ミカサ(エレンと付き合えるし、ジャンの行動を見張りやすくなる…。それに以前ほど私はジャンが苦手ではない…)
ダズ(完全に出て行くタイミングを失ってしまった…)
エレン「だってさ!ジャン、4人で付き合おうぜ!」
ジャン「で、でも、普通、4人で付き合ったりしねえだろ…」
アルミン「でもジャンは、エレンもミカサも僕も好きなんだよね」
ジャン「そっ…そうだけど…。ご、ごめん、アルミン」
アルミン「どうして謝るの?僕はジャンがエレンを好きになってくれて嬉しいんだけど」ニコ///
ジャン「…アルミン」
今日はここまで。
アルミン「エレン」
エレン「なんだアルミン」
アルミン「あのね…」<耳にコショコショ>
ジャン「?」
エレン「え、いいのかアルミン?」
アルミン「だって、もう僕達付き合うんでしょ?だから…ね?」
エレン「/////」
<アルミン・エレン、ジャンを振り返って>
アルミン ニッコリ
エレン「じゃ…じゃあ、ジャン、付き合い始め記念に…////」
ジャン「え?」
アルミン「みんなで一緒に気持ち良くなろう♡」
ジャン「!?」
エレン「お、俺、がんばるからな!!/////」
ジャン「」
ダズ「」
ジャン「な、何言ってんだお前ら!?」
アルミン「まあまあ」<後ろから両腕をジャンの脇に差し入れ、ジャンの両腕をホールドして後ろへ引き倒す>
ジャン「ぶふっ、、アルミン!?」
ジャン「ちょ、放せアルミン!(ふ、不意をつかれた…!)」ジタバタ
アルミン「やめてよ。あんまり暴れられたら、僕の力じゃ抜けちゃうじゃないか」
ジャン「そりゃ、暴れるに決まってんだろ!」
エレン「ジャン…////」<防寒着を脱ぎ捨てる>
ジャン(ちょ、ちょっと待て・・・)アオザメ
エレン「お、俺、優しくするから…////」<仰向けのジャンの上に覆いかぶさる>
ジャン(な、なんでこんなことになるんだよお!?)
ジャン「い、やだって!お、俺は女役なんて嫌だっ!!」
アルミン「大丈夫、気持ちいいから(僕はあんまりならなかったけど)」
ジャン「ア、アルミンは俺がエレンにヤられてもいいのか!?」
アルミン「僕もエレンも、ジャンと付き合ってるのに、僕だけしてちゃ不公平でしょ?」
ジャン「なっ…!?」
エレン「だ、大丈夫だ。きっと、気持ち良くするから…////」
ジャン「童貞のお前に言われても説得力ねえわ!!」ジタバタ<後ろからアルミンに、前からエレンに抑え込まれてる状態>
ジャン「つーか待て!そ、そこにミカサがいるじゃねえか…!」
ミカサ チョコン<座ってる>
ジャン「好きな女の前で犯されるなんて嫌だああ!!!」
ジャン「ミ、ミカサもエレンが俺で筆おろしなんて絶対やだろ!?」ハンナキ
ミカサ「……」
ミカサ「エレンがそう望むなら仕方ない…」シュン
ミカサ(エレンが私の物になるまでの一時の我慢だ…)
ジャン「ミ、ミカサ…(そ、そんな…この場に俺の味方をしてくれる奴は誰もいないのか…)」
ダズ(どうして誰も止めないんだよ、ジャンが可哀想だろ!俺も可哀想だけど!)胃がキリキリキリ
ジャン ハッ
ジャン「ダズ、起きろ―――!!この頭のおかしな集団を止めてくれ!」
ダズ(ギク)
エレン「そういえばダズがいたんだな」
アルミン「え、大丈夫なの?」
エレン「飯食って火のそばにいるから凍死はしねーだろ?」
アルミン(僕は目を覚ましてないかって意味で聞いたんだけど)
ミカサ「大丈夫、私が処理する…」
ダズ(ひいい!?)
ミカサ「……」スウ・・・
ダズ(お、俺は何をされるんだ…!)ビクビク キリキリ
ジャン「ミ、ミカサ待ってくれ、俺は」
アルミン「もう、往生際悪いなあ」チュ
ジャン「…!んむっ」
アルミン チュ・・・ペロ、チュウ
ジャン「ん、むむ、んっ…///」
エレン(目の前で人がキスしてんの見るのは初めてだ…////)ゴクリ////
ジャン「んんっ…は、んぅっ…////」
アルミン「はっ…ん……////」
エレン ドキドキドキ////
ジャン「(逆さまになっててもアルミンとのキスは気持ちいい。やっぱりこいつめっちゃ上手い///)んんっ…////」
エレン(うわ、舌が絡んでるのエロい…っ。お、俺もさっき、こんなことしてたんだな)カアアア/////
ジャン「…っん、はぅ…・あ、ん……///」
エレン(半泣きで啼いてるジャンエロい…ん?)
アルミン <エレンに目配せ>
エレン「?(なんだ?)」
アルミン(この間にgo!)ニッコリ
エレン(アルミン!…よ、よし!////)
ジャン(んっ…アルミン…//// んん!?)
エレン<ジャンのシャツのボタン外しながら、首舐め中>
ジャン「ん…んんっ////(エレン!?や、やめ///)」
エレン「……」ペロペロ
ジャン「…む、ん……ん、んっ///(や、やだ…っ///)」
アルミン「……」指でカリ
ジャン「んむっ!////」
アルミン(あれ)クリクリ
ジャン「んん、ん――っ////(な、なんだ!?乳首弄られるとめっちゃ下半身に来んだけど!)」
アルミン「わ、ジャン、乳首で感じるの?クリクリ もしかして今まで自分で弄ったことあるの?」クリクリ
ジャン「ね、ねえよっ…ん、アルミンそれやめろ…っ////」
アルミン「ジャン可愛い…チュ エレン、お腹ばっかりじゃなくて、ジャンの乳首も舐めてあげてよ」
エレン「……」<腹舐めながら目線だけ上げる>
ジャン「エレンやめ…んぐ」
アルミン「ジャン、乳首好きみたいだよ。舐めてあげたらもっと喜ぶと思うなあ」<ジャンの口を手で塞ぎつつ>
エレン「? …うん(そういえばライナーが男も乳首が性感帯だって言ってたな…)」
ジャン「んっ…ん(や、やめろ、エレン!)、っん///」
アルミン「僕が左乳首弄っててあげるから」クリクリ
ジャン「んんっ、んっ////」
アルミン「エレンは右側を舐めてあげて…?」クリクリ
エレン「……(ジャンは乳首が気持ちいいのか)」ノソノソ
ジャン「ん、んっ…///(や、やめろ、エレン。アルミンもっ)」
エレン「……」ペロ
ジャン(…っっっ)
エレン ペロペロ
ジャン「ん―――っ…ん、んっ…////」
アルミン「やっぱり乳首感じるんだあ。ジャンって僕より感度いいかも」クリクリ
ジャン「ん――んっ、んっ////(なんで俺、乳首なんか舐められて感じてんだあ////)」
エレン(ジャンの声色っぽい…気持ちいいのかな。がんばろ)
ジャン「んぅっ、あ、や、いやだ、エレン////」
エレン「…」チュウ
ジャン「ん―――っ、や、やだあ////」
エレン チュウチュウ
ジャン「ば、ばか、吸うなあ//// エレン、頼むからやめ」
アルミン クリュクリュ
ジャン「やっ…アルミ…っ////」
エレン チュウチュウ(ジャン、ジャンっ…)
アルミン クリュクリュ「ふふ、ジャン可愛い……」
ジャン「二人ともや、っ……!」
ミカサ<寝ているダズの腕と足を縄で縛り、耳栓と目隠しをした後、その横に座り込んでいる>
ダズ「……」ダラダラ
ミカサ「……」ジーッ
ジャン(ミカサにがっつり見られてるうう//// い、いやだああ/////)
ミカサ(エレンエレンエレン////)ハアハア////
アルミン ハアハア「エレン、ジャンがそろそろ我慢出来なくなってきてるんじゃないかな?」<目線で指示>
エレン ハアハア「あ?ああ…」ジャンのズボンペロン
ジャン「!?わ、うあ、やめろって////」
エレン「…お、ほんとだ。先走りすげえ」<と言いつつ、ズボンを脱がせる>
ジャンの息子 ダラダラ
ジャン(あ、ああ…////)
アルミン「ジャン、キスと乳首だけで感じちゃった?敏感なんだね」
ジャン「い、言うなあ////」
エレン …チュ
ジャン「ひぃっ……////」
エレン ペロペロ シコシコ
ジャン「やっ、やめろエレン。そんなことしたらもう後戻り出来なくなるぞ!?」
アルミン「フェラチオくらいで大げさだなあ」
エレン「む…///」ペロペロ シコシコ
ジャン「っひ、あぅ……////」
エレン「……」ペロペロ
ジャン「あっ…や、んっ…////」ビクビク///
アルミン「エレン、先ばっかり舐めるんじゃなくて、もっと他の場所も舐めてあげて?」
ジャン(ア、アルミン?////)
エレン「ん…?(こうか?)」ベロー
ジャン「んん――っ////」
アルミン「そう、竿の裏側を舐め上げて…横にスライドするのもいいかも」
エレン「……」ベロベロ
アルミン「手も休めちゃダメだよ。舌で舐めながら、指で先の方をグリグリされるのも気持ちいいみたい」
エレン「…んむ///」クチュクチュ クリクリ
ジャン「ひぁっ…あ、ああっ////」
アルミン「そうそう、まるで溶けていくアイスキャンディーを舐めるように大事に…」
ジャン「……っん、は、や……っ////(エレンにちんこ舐められ扱かれてる。正直気持ちいい////)」
アルミン「もっと深く咥えてもいい感じだよ、エレン」チュウ
ジャン「…っひあ、や、アルミン…////」
ジャン「あっ…////」
ミカサ(エレンはジャンのペニスを深く咥え、ジュパジュパと激しく口を上下させている。同時に右手でペニスの竿を擦りながら、左手で会陰を撫でている)
ジャン「んっ…んぅ、は、あぁ……っ////」
ミカサ(正座した足を広げ、その間にジャンの頭を載せたアルミンは、ジャンの乳首を愛おしそうに舌と指で愛撫する)
ジャン「やだっ…あ、ひぃっ…ひ////」
ミカサ(拒否の言葉を吐きながら、ジャンは顔を真っ赤に染めて涙を浮かべる。快感を持て余し、小刻みに腰を揺らしている。二人の上下からの愛撫に息も絶え絶えな様子である)
ジャン「あっやだ…嫌だ放し、っエレ………!!////」
エレン(んぐっ…)
ジャン「…っ、……っっ………ふ…////」
ミカサ(イく瞬間、ジャンは体を震わせ、生理的な涙を零した)
ジャン「…っ、っ、は、はあっはあ……/////」
アルミン「イっちゃったね…ジャン気持ち良かった?」
ジャン「はっ、はあ……っ、はあ(気持ちい……/////)」トローン////
アルミン「よしよし」
ミカサ(未だジャンの左乳首を弄りながら、アルミンは子供をあやすように、右手でジャンの頭を撫でてあげている)
エレン「アルミン、これまじい…」ゲホ
アルミン「あれ、エレン、飲んじゃったの?」
エレン「ちょうど深く咥えてた時に射精したから…うええ。でも、大半はむせた時に零しちまった」
アルミン「ふふ…じゃあ零れた精液を手に取って、ジャンの後ろに塗ってあげて?」
エレン「後ろ?」
アルミン「そう、そこ…」
ジャン「…ん、ん、あっ////」
エレン「…固くてなかなか指入んねえな」
ジャン「やっ、指先入れて、グリグリ動かすなあ/////」
アルミン「精液だけじゃキツいと思うよ。これ使ってあげて」
ミカサ(そう言って、アルミンはポケットに忍ばせていたローションの小瓶を取り出し、エレンに手渡す。エレンは少し恥じらってから、意を決したように小瓶の蓋を開け、右手の中指と薬指に中の液体を垂らしていく)
ジャン「や、嘘だろ?エレン、ま、まじでやめ」
アルミン「大丈夫、指を入れるだけだよ」
ジャン「そのあと、凶悪なモンも入れるつもりだろ!!」
アルミン「エレン、ほら、左手でジャンを触りながら…」
エレン「こ、こうか?////」
ジャン「…っあ、や、いやだ……っ」
ミカサ(エレンは左手でジャンのペニスを扱き上げながら、右手の人さし指をさっきと同じようにジャンの秘部へ差し入れ、精液とローションの滑りを利用し、徐々に指を中へ進めていく。嫌がるジャンを宥めるように、アルミンが再びジャンに口づけ、その舌を絡め取る。もちろん両乳首への愛撫も忘れない)
ジャン「っひ、ん……んぅ……/////」
ミカサ(最初は眉をしかめていたジャンも、徐々にエレンとアルミンの愛撫に蕩けて行くように、声に艶めいたものが混じっていく。そのうち、中の一点をエレンが責め始めると甘い声で泣き始め、口ではやめてと懇願しながら腰を妖しく揺らし続ける)
アルミン「そうそう、なかなかいいよエレン…」
エレン「もう指3本入った…。中指の第二関節まで入れた辺りのしこりを擦ると、ジャンがいい声で啼くな」グリグリ
ジャン「んんん、ん――っひあ、ああっ…/////」
アルミン「ジャン、もう自分で腰振ってるの?よっぽど気持ちいいんだね」
ジャン「違っ…あ、あっ…ん、ぁあ/////」
エレン「ジャン、すげえエロい。もう俺我慢出来ねえ///////」
ミカサ(エレンは興奮を隠せないように、3本の指でジャンの中を激しく出入りさせる。中を擦られる快感にジャンは身を悶えさせながら、甘い声を上げる)
ジャン「あ、あ――っ、や、エレ、んん――っ////」
アルミン「エレン、指をVの字にして、中を開くように擦ってあげて?ジャンのこの感度の良さなら大丈夫だと思う」
エレン「こ、こうか?」ジュブジュブ
ジャン「ひ///やぁっ・あ…っ、あ、ああっ/////」
ミカサ「……」
ジャン(ミ、ミカサに見られてるううう///// いやだ、もう…恥ずかしいし、気持ちいいし、もう、わけ分かんねえ/////)
ミカサ(エレンエレンエレンエレンエレ/////)
ジャン(ああっ…////)
エレン「すっげ気持ち良さそうだけど、なかなかイかないな///」
アルミン「指だけでイくのは最初は難しそうだよ。このジャンの様子ならがんばれば出来そうだけど…でもあんまり焦らしても可哀想じゃない?」
エレン「あ…////」
ジャン「あっ…は、はあっ…はあぁ/////」
ミカサ(エレンが指を抜く間もジャンは快感を得ているようで、震えるように腰を揺らす。体の中から異物が消えて、ほっとしたように弛緩した体を横たえた。蕩けた頭では何も考えらないようで、呼吸を整えようともしない)
ミカサ(その間、アルミンは絶えず指の腹で乳首をこね、唇で撫で、ジャンを宥めるように努める。エレンは震える手でズボンのチャックを開け、ジャンの足を広げて、自分のペニスをジャンの秘部に宛がう)
ミカサ(エレンの思惑にやっと気付いたジャンがエレンに制止の言葉をかけるが、エレンは容赦なく、自分の欲望を突き入れる)
ミカサ(私もいつかそうされたい///)
ジャン「ひ、ひいっ…い、や……っ」
アルミン「ジャン、下半身にだけ力を入れて、あとは緊張を吐き出すように呼吸するんだ」
ジャン「い、や、無理っ…無理っ…」
アルミン「自分が僕に挿れた時のことを思い出して?あの時、ジャンが感じてた感覚を、今、エレンが感じているんだよ」
ジャン「やっ…やぁ、あ、あう」
エレン(き、キツい…俺がこれだけきちいんだから、ジャンはもっと…)ハアハア////
ジャン「う…ぁあ、ふ、うっ…」
エレン「ジャンごめんな…俺すっげえジャンのこと犯したくって…ごめんな」ググ
ジャン「ふぁ…っ、あ、……っ」
ミカサ(謝罪しながらも、エレンはジャンの中へ入るのをやめない。ジャンの怯える体を愛撫し続けながら、アルミンはジャンを見つめている。まるで彼が犯されるのを喜ぶように笑みを浮かべて)
ジャン「…ああっ」
エレン「ふ……あ、はあ、はあ…全部入った…」
アルミン「ふふ」
アルミン「ジャン。ジャンの中にエレンが全部入ったって…良かったね」チュ
ジャン「……っ、…ぁ…」
エレン(うあ…ジャンの中が俺を必死に締めつけてくる。やべえもう…)ハアハア////
エレン「ジャ、ジャン、もう動くぞ。俺ちょっと駄目だから」グ
ジャン「エレン、待…ひ」
ジャン「、あ、ぅあ、あっ」
エレン「……っ」
ジャン「や、あ…あ、ああっ、あっ、あ////」
ミカサ(エレンの律動に合わせてジャンが声を上げる。異物を挿入された怯えを残しながらも、再び快楽の波に囚われ始める)
ジャン「や…(な、なんで、キツいのに、いてえのに、俺は気持ちいいとか思ってんだよ////なんで、俺の体は嬉しそうにエレンのブツを受け入れてんだよお/////)う、うう」
エレン(やっべ、入れただけでもたまんねかったのに、動くとちんこがジャンの中で擦られて気持ち良くてたまんねえ////すげえよすげえ)
エレン「ジャン、気持ちいいか?俺はすっげ、気持ちいい////」
ジャン「や、んなこと、言…っな/////」
エレン「ちんこたまんねえ。ジャンの中すげえ/////」
ジャン「や、やだって…////」
エレン「ああ、俺、今、ジャンとセックスしてんだよな…。ジャンも俺を好きだって言ってくれて……。ジャン、ジャンっ!//////」
ジャン「ひぁ、あっ、あ、あぁっ//////」
ミカサ(エレンはジャンの足を押さえつけ、興奮したように腰を激しく動かす。その激しさに揺さぶられながら、ジャンもエレンを受け入れようと、足をエレンの体に絡ませる)
エレン「ジャン…ジャン好きだ。好き…もうっ…(出る、出るっ…/////)」
ジャン「あ、エレンぁ、あっ(や、アルミンとの時とは違う…熱い、あ…)あ―――/////」
エレン「ジャンっ…/////」
ジャン「あ…////」
アルミン ゾクゾク/////
ジャン「……っ、あ…ふ、ぁ…//////」ハアハア////
エレン「………っ////」ハアハア////
ミカサ (エレンエレン////)ハアハア////
エレン「…あ――…」
エレン「気持ちいかった…/////」
ジャン「……/////」ハアハア////
アルミン「ジャン良かったよ…すごく」
ジャン「………く////」ハアハア////
ジャン(う、ミカサに、アルミンに見られながらイっちまった…泣きたい)
エレン「…ふ」<抜く>
ジャン「あ……」
エレン「はあ…」ハアハア////
ジャン「………」ハアハア///
ハアハアハア
アルミン「ふふ…」
アルミン「エレン、今度は僕の番だね」
エレン「あ、ああ…」
ジャン「へ?」
アルミン ニッコリ☆
ジャン「ま、まさか、アルミンまで俺に突っ込みたいとか…」ダラダラ
アルミン「え?ジャンがそうされたいならそれでもいいけど?」<服を脱ぎながら>
ジャン「ア、アルミンまでそんなことを…」
アルミン「やだなあ冗談だよ(嘘だけど)。えへへ、二人がセックスしてるとこ見てたら興奮しちゃった…。ほらジャン、慰めてあげる」グイ<と、ジャンを起き上がらせて抱き締める>
ジャン「うう、アルミン…」
アルミン「ジャン大変だったね。よしよし」ナデナデ
エレン「…なんだよ。俺とは気持ち良くなかったのかよ」
ジャン「う/// う、うっせえ!アルミンは俺の癒しなんだよ!」
ミカサ(その癒しが、さっきまで、エレンと一緒にジャンを責めていたのだが…)
アルミン「ふふ、ジャン可愛いなあ」チュ
ジャン「ん…アルミン」チュ チュ
エレン「あっちい…雪山で汗かいちまった」<とミカサの隣へ座る>
ミカサ「エレンお疲れ様」
エレン「おう…」
ミカサ「エレン眠いのなら膝枕をしてあげる」
エレン「おう…」ゴロリ
ミカサ「!////(エレンが私の膝に…)」
ジャン「おい、ミカサが自分を好きだって知った途端に変わり過ぎだろ!」
エレン「うるせえ。終わった途端、アルミンとキスおっ始めてるお前に言われなくねえ」
ジャン「っな…////」
ミカサ(甘えっ子エレン可愛い////告白して良かった////)シフク
アルミン クスクス「ジャン、今は僕の方を向いて…」
ジャン「アルミン…ん////」チュ チュ
アルミン「ジャン…好き」チュ チュ
ジャン「……////」チュ チュ
アルミン「今日はジャンの好きにいいよ」
ジャン「!…そんなこと言っていいのかよ。さっき、エレンを煽ってたこと、結構根に持ってんぞ?」
アルミン「ふふ、エレンの初めては幸せなものにしてあげたかったから…」
アルミン「ごめんね。今度は僕がジャンを慰めてあげる」
ジャン …ゴクリ「んじゃ、好きにする////」
アルミン「うん////」
・・・・・
アルミン「あっあ、ジャンっ……/////」ジュプジュプ
ジャン「アルミン…く、」ハアハア/////
アルミン(今日は結構気持ちいい///やっぱりジャンの動きに合わせて僕も腰を動かすといい感じだ////)
アルミン「あっ…ジャン、もっと…////」
ジャン「アルミ…ん?」
ミカサ「あっ、エレ、エレンっ…///////」ズプズプ
エレン「……っ…、……ふ」ズプズプ
ジャン「こ、こらあ!」
エレン「ん?」
ジャン「エ、エレン、お前何やってんの?なんであっさりミカサ犯しちゃってんの!?」コロス!
エレン「ジャンとアルミンの見てたら興奮してきて…俺もまたジャンに突っ込みたいなって言ってたら、ミカサが私を使ってもいいって…」ハアハア////
ミカサ「……////」ハアハア////
ジャン「そ、そんな理由でミカサの処女奪ってもいいと思ってんのかあ!!さ、最低だ、お前!もう絶対お前とはやんねえ!」
エレン「なんだよ、あんなに善がってたくせに…」ハアハア////
ジャン「お前死ね!//////」
アルミン「ジャン」
ジャン「あ、ご、ごめ」
アルミン「今は僕に集中してよ…ね?////」<左足をジャンの太腿へ擦り付ける>
ジャン「は…はい/////」ドキ/////
ミカサ「あ、エレンっ…もう私死んでもいい////」パンパン
エレン「ミカサっ…////」パンパン
ジャン「エレン、お前も死ねやあ!」
アルミン「ジャン~」
ズプズプ
アンアン
ダズ(…耳栓してても結構聞こえるんですけど……)キリキリキリ
・・・・・
ホモエロ99.8%終わり。
あとはただのエンディングの予定。
当初の予定どおり4P書けて満足。
パチパチ
エレン「…で、お前らはここへどうやって来たんだ?」<ミカサ達の持って来た缶詰を食べながら>
ミカサ「…実は私とアルミンは、訓練前にある情報を入手し、この事態をある程度予想していた」<新しい缶をキリキリ>
エレン「え…?」
アルミン「ジャン、いい加減すねてないで、こっちにおいでよ。火の近くにいないと寒いでしょ?」
ジャン「ほっとけよ…」
エレン「なんだよ、そんなに俺とヤったのが嫌だったのかよ。あんなに善がってたくせに」
ジャン「それ、もう、いいから!///」
ジャン「どうして初恋の女の処女喪失場面なんて見なきゃいけなかったんだ…しかもその前に俺がヤられるの見られたし。俺は一体どうしてこんなに流されやすい性格なんだよ…」ブツブツブツ
エレン「なんだよ…」シュン
アルミン「エレンのせいじゃないよ。ジャンはすぐに立ち直るって。なんせミカサにあんなに冷たくされても想い続けてたぐらいタフなんだから」
ミカサ「……(エレンの童貞をもらえたのにジャンはどうしてあんなに不機嫌なのだろう)」缶をキリキリ
アルミン「それはともかく。…そう、僕達は雪山訓練への参加者が猛吹雪にさらされることを99.8%の確率で予想出来ていた」
エレン「なんで分かったんだ?つうかどうして言わなかったんだよ」
ミカサ「ごめんなさいエレン。でも吹雪に巻き込まれたのは、先に出発したエレンの班を含めて5班だけ。5班目の出発直後、急に天気が怪しくなってきて、私達は教官達から待機を命じられた」
アルミン「僕達はある情報を元にエレン達を追ってきたんだ。正規ルートへ戻る道もある程度は把握出来てる」
エレン「ほんとかよ!?助かったのか俺達…!」
ジャン「ある情報ってなんだよ?」
ミカサ「……」キリキリ・・・パカ
ミカサ「…しまった。フォークは持って来たが、取り皿を忘れてしまった」
エレン「回し食いすればいいじゃん。こっちは俺とジャンとで食うから、そっちはミカサとアルミンで食えよ」
ジャン「なんでお前と一緒なんだよ」
エレン「いいじゃんか。ほら」<食べかけの缶を渡す>
ジャン「…腹減ってるから食うけどよ」
アルミン「で、話は戻るけど、僕達がこんな、訓練中止になるほどの吹雪を予想出来たのはベルトルトとライナーのおかげなんだ」
エレン「はあ?」
ジャン モグモグ
アルミン「今朝のベルトルトの寝相から、ライナーは今日の吹雪のことを予想出来ていた。だけどライナーの解釈も100%正解になるわけではないし、例え進言しても教官が聞き入れるとは思えなかったから黙っていたらしい。それは確かに仕方ないと思う」
ジャン「まあ、ベルトルトの寝相どうこう…つったって、教官に通用するとは思えねえな」モグモグ
アルミン「僕はたまたま朝、ベルトルトの寝相を見て難しい顔をしてるライナーを目撃していた。更にその後、ライナーとベルトルトが訓練の不参加願いを上官に提出しているのを聞いてしまったんだ。それで、問い詰めたら教えてくれた」
エレン「そうだったのか…」
ジャン「で、お前らはどうしてここへ来たんだよ。命令違反だし、そもそも、猛吹雪の雪山に登るなんて自殺行為だろ」
ミカサ「覚悟の上…それに先ほどまで、死ぬのはまさにあなたとエレンだった。…そういえばダズもいた」
ミカサ「待機命令が出た後、ライナーから聞いた情報を元にアルミンが割り出した、エレン達の予想経路を元にあなた達を追いかけた…」
アルミン(あの猛吹雪の中を辿り着けたのはミカサのエレンレーダーのおかげだと思うけど)
ジャン「あのなあミカサ。エレンがいくら大事でも今回の行動は短絡過ぎる。今度こんなことしたら許さねえからな!」
ミカサ「…ごめんなさい」
エレン「俺もミカサの判断は間違ってたと思う。でも、ミカサ達が来なかったら俺達本当に死んでたかもしれないっつうか十中八九死んでた。だから、ま、ありがとうな、ミカサ、アルミン」
ミカサ「エレン…」
ジャン「な、なんだよ。俺ばっかり損な役回りかよ!」
アルミン「確かに兵士としては失格だし、それに、ジャンが僕達を心配してくれて言ってくれているのは分かるから。怒ってくれてありがとう、ジャン」
ジャン「…ま、まあ、分かりゃいいんだよ」
エレン「でもこの吹雪じゃいつ外へ出れるのか分かんねえぞ。食料ももうねえし」
アルミン「ライナー予想じゃ、朝にはやむはずなんだ。もちろん100%じゃないけど」
ジャン「ライナーもベルトルトもなにもんだよ…」
ジャン「あー気が抜けた。俺、もっかい寝るから、外歩けそうになったら起こせ」<と、横になる>
エレン「俺も眠い…」
アルミン「エレンも寝ちゃいなよ。僕はまだ目冴えてるから大丈夫」
エレン「ん、わり…」<ジャンの隣へ横になる>…グー
アルミン「ミカサは大丈夫?」
ミカサ「さっき皆で少し眠ったからまだ平気…」
アルミン「眠くなったら言ってね」
ミカサ コクリ
アルミン「……」
ジャン「……」スースー
エレン「……」クークー
アルミン(良かったね、エレン…)
とりあえず本編おわり。
あとはおまけのような後日談のような。
―朝の食堂―
エレン「あ、ジャンだ」モグモグ
アルミン モグモグ
ミカサ「……」モグモグ
エレン「ジャン!こっち来いよ!一緒に食べようぜ!」
ジャン「……」
ジャン プイ
ジャン「マルコ隣いいか?」ガタ
マルコ「い、いいけど…いいの?」
ジャン「俺がエレンなんかと一緒に飯食うわけねえだろ?」ヘッ
エレン「ジャン…」
アルミン「……」モグモグ
ミカサ「……」モグモグ
―廊下―
エレン「ジャンー!」
ジャン「げ」
エレン「ジャンったらジャン、待てよ!」
ジャン「ジャンジャンうっせえ!」
エレン「なんだよ、つれねえなあ。さっきも呼んだのに来ねーし!」プンスコ
ジャン「は?行くわけねえだろ」
アルミン「おはようジャン」
ジャン「…はよ」
アルミン「ジャン、ごめんね。後でエレンにようく言い聞かせておくから…」
ジャン「…頼んだぞアルミン」プイ
エレン「ジャン!」
アルミン「追っちゃダメだよ、エレン」
エレン「なんでだよ!」
アルミン「エレンはすっかり頭から抜け落ちてるみたいだね…。雪山訓練の帰り道で、ジャンに言われたことを忘れたのかい?」
エレン「帰り道で…?」
―アルミンの回想(雪山訓練の帰り道)↓
ザクザク
エレン「朝になったら、すっかり吹雪がやんでて拍子抜けしたぜ。これなら昼には訓練所へ戻れるな!」
アルミン「帰ったら大目玉が待ってるけどね…」
ミカサ「……」
ダズ(ホモ怖いホモ怖い)ブルブル
ジャン「……」
エレン「へへ、ジャン、帰ったら風呂入ろうな!その後、一緒に飯も食おうぜ。今度のデート先も考えねえと」
ジャン「……」
アルミン「ジャン?」
ジャン「…言っとくけど」クル
ジャン「俺はこれから、お前らと一緒に飯も食わねえし風呂も入らねえ。つうか皆の前では極力口利かねえからそのつもりでな」
エレン「ええっなんでだよ!?」
ジャン「男と付き合ってるってバレたくねえから」
アルミン「……」
ジャン「お前らと付き合うことは了承しちまったけど、俺基本的にホモ嫌いだから。周りからホモ扱いされんのもごめんだ」
エレン「えー? ほんとにジャンは神経質だなあ」ハア
ジャン「俺の感覚の方が普通なんだよ!…だからこれから付き合うのはいいけど、普段はお前らと過ごすつもりは一切ねえ。付き合う以前の関係を装ってくれることを望む」
アルミン「うん、隠したいのなら、バレる可能性は一切断つべきだと思う」
エレン「アルミン、お前まで…」
アルミン「仕方ないよ。ジャンがそうしたいって言ってるんだから」
エレン「ちえー…」
―アルミンの回想終わり↑
エレン「あ、あーそうだったな。すっかり忘れてた!」
アルミン「エレンって、自分にとってどうでもいいことと思ってることはすぐに忘れるよね…」
エレン「一緒に飯食うくらいいいじゃんな!」ブー
アルミン「まあまあ、ジャンにはマルコっていう仲のいい友達もいることだし、今さら僕らとって言うのもねえ」
エレン「そうと決まれば!」
アルミン「!?」
エレン「さっさと支度して待ち合わせ場所に行っちゃおうぜ!ジャンの先回りしちまおう!」ウズウズ
アルミン「(今日も4人でデートだ。ジャンはたいてい達より先に着いてることが多い)…そうだね。じゃあ、ミカサも誘って、少し早くここを出ようか」
エレン「ああ!」
マルコ「ジャン」
ジャン「あ?」
マルコ「どうして普段はエレンに冷たくするんだい?今日だって本当はエレン達と出かける約束してるくらい仲がいいのに」
ジャン「…なんでもねえよ。強いて言うなら、さんざん喧嘩してきたあいつと急に仲良くなっちまったから周りがからかってくるのがめんどい」
マルコ「そんなのすぐに収まると思うけどなあ。というか、ジャンってそういうの気にする人だったっけ?」
ジャン「う……」
ジャン(純粋なマルコに、男と付き合ってるなんて言えねえんだよ…)
ジャン(つうかそれすら、まだ俺の中で、エレンやアルミンと付き合ってるって事実を受け入れられなくて葛藤してる状態なんだよ)
ジャン(確かに二人のことは好きだが、俺はちゃんと女も好きなんだ。これ以上ホモにハマったら、それを忘れてしまいそうで怖い)
ジャン(だから普段はなるべく距離を取っておきたいんだ。…ああ、どう考えてもマルコに上手く説明出来ねえ)
ジャン「ま、そういう仲の友達もいいだろ」
マルコ「秘密の友達かい?…まあ、それでエレン達が納得してくれるならいいかもしれないけど…」
ジャン「今日、ちゃんと言い聞かせてくるわ。じゃな、マルコ」
マルコ「あ、うん」
マルコ(ジャンは変なところでひねくれてるんだよね…)
―待ち合わせ場所―
アルミン「…ジャンより先に着いたのはいいけれど」
ミカサ「どうして物陰へ隠れる必要があるの?」
エレン「だってその方が面白えじゃん。…あ、来た!」
ア・ミ・エ「……」
エレン ヒョコ
エレン「お、周りを少しキョロキョロした後、後ろの壁にもたれて、本を取り出した」
アルミン「あ、あれ、こないだ僕がジャンに貸した本だ」
ミカサ「私も読んだことがある…。謎解きの本でなかなか面白かった」
エレン「ああ、あの、主人公の友達の家で出されたジンジャープティングを食ってる描写がやたら美味そうだったやつな!」
アルミン「エレンは本筋と関係ない内容をよく覚えてるよね」
エレン「……」
アルミン「どうしたのエレン」
エレン「いや、こうして改めてジャンを見るとやっぱり色っぽいなあと思って」
ミカサ(…私にはエレンの趣味がよく分からない)
アルミン「そうだね。口を開かなきゃ、ジャンもそれなりにいい線いってるよね」
エレン「喋ってるジャン、あんまり好きじゃねえのか?」
アルミン「ううん、自己顕示欲さらすのは平気なくせに、素直に肯定すると、急に恥じらい始める所とか妙にそそる」
ミカサ(アルミンの趣味も分からない)
エレン「あ、小犬が」
アルミン「ジャンの足に飛び付いた」
エレン「飼い主が慌てて駆けて来て、ジャンに謝ってる」
アルミン「飼い主の謝罪を軽く流すジャン」
エレン「「わあ」って声上げて驚いた自分に恥じてる様子」
アルミン「可愛い」
エレン「可愛いな」
ミカサ「……」
エレン「あ、本を閉じて」
アルミン「近くのベンチへ移動した」
エレン「そのままベンチへ…座らないのか?ベンチへ座らず、ベンチ横の木にもたれている」
アルミン「そしてまた本を取り出した。栞を外して再び読み始める」
エレン「……」
アルミン「……」
エレン「俺、あの、右手の小指を少し浮かせて本を持ってるとこが好き」
アルミン「僕はあの少し左に重心掛けてる腰のラインが好き」
ミカサ「……(2人の言っていることがよく分からない)」
エレン「…あ?女に声掛けられてるぞ?」
アルミン「悪人面のジャンに、初見で声をかけられる女の子がいるなんて…しかもなかなか可愛らしい」
エレン「ナンパってやつか?」
アルミン「この場合は逆ナンってやつだけどね。エレンの知識が日々増えていってて嬉しいよ」
エレン「あれ、あっさり離れた」
アルミン「別れ際にお辞儀してたから、きっと、道でも尋ねたんだろうね」
ミカサ「……」
エレン「また、本を閉じた」
アルミン「溜息をついている…憂いに満ちた顔もまた麗し」
ミカサ「……」
ミカサ「もしかして、待ち合わせ時間を過ぎているのでは…?」
エレン「え?」
アルミン「あ」
ジャン(あいつらずいぶん待たせるな…。いつもは時間に間に合うように来るのに)
エレン「ジャンー!」
アルミン「ごめん、遅れた」
ジャン「遅えんだよ、お前ら。待ちくたびれたぞ」
ミカサ「ごめんなさい」
ジャン「よ、よう、ミカサ」
ジャン「今日はいい天気で良かったな」
ミカサ「ええ」
ジャン(ミカサが俺の雑談に返事を…///)
エレン「ベルトルト寝相占いでも1日晴れの予想だったみたいだしな」
アルミン「今日の立ち読みは1時間くらいで済ませるよ」
エレン「よし、じゃあ出かけるか」
エレン「4人で一緒に」
おわり
これでおしまいです。
読んで下さった方、コメント書き込んで下さった方、ありがとう。
誤字・脱字・言い回しのおかしなとこたくさんあったけどごめんな。
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ではまたどこかで!
このSSまとめへのコメント
アルミンにドキドキしっぱなしなのはオレがバカだからじゃないよな?
大丈夫、問題ない
傑作、以上