幽助「たまには息抜きしてーんだよ」

桑原「パチンコでもいけよ」

幽助「飽きた」

桑原「そーかよ。じゃあ家帰ってゲームでもしとけや」

幽助「そんなもんお袋に売っぱらわれて家帰ってもズリセンこくくらいしかやることねーよ。息抜きだけにな」

桑原「うるせぇ。飯がまずくなる」

幽助「それと比べりゃチンコはチンコでもパチンコのがいいわな。ケケケ」

桑原「やかましいわ」

幽助「だからどっかつれてけよ。客も来ねぇし暇してんだよ」

桑原「俺は客じゃねぇってかそーかそーか。じゃテメーのオゴリな」

幽助「殺すぞコラ！」

桑原「大体よ。なんで俺に頼むんだよ。テメーの母ちゃんにでも頼めや」

幽助「そりゃあれよ。次元刀でスパッと別次元によ」

桑原「どこでもドアじゃねーっつったろ！」

幽助「いいじゃねーか金もかからんし」

桑原「軽々しく別次元なんていけるわきゃねーだろ！旅行ってレベルじゃねーぞ！」

桑原「ってか魔界も霊界もオメーなら簡単に出入り出来んじゃねーのか」

幽助「魔界や霊界以外にもいけるかもしれねーじゃん」

桑原「なに！？あんのかそんなの！？」

幽助「知らねーけどさ」

桑原「根拠もねーのに人を使おうとすんじゃねぇ！」

幽助「頼むよ桑原～。ラーメンツケにしといてやっから」

桑原「ツケかよ…せめておごらんかい」

幽助「そいつは許さねぇ」

桑原「それにな、どんだけ頼まれようと次元刀なんてうまく出せるかどうか…」

幽助「おい桑原。オメーの愛しの雪菜さんは旅行好きの男が好きらしいぜ」

桑原「」ﾋﾟｸｯ

幽助「しかも旅先であの子の兄貴だって見つかるかもしれねーし…」

桑原「行くぜァ別次元！！」ｼﾞｬｷｨ!

桑原「ウラァ！！」

ｽﾊﾟｰﾝ

幽助「おいバカ…はりきりすぎだ！」

桑原「行くぞ浦飯ィ！！」ｶﾞｼｯ

幽助「いつもよりも深く斬ったろ！こりゃ本当にどこに繋がってるか…！」

幽助「うおぉぉぉぉ！？」



ｸｰｸｰ

浦飯「うーん…ここは…？」

ルフィ「おい大丈夫かおめー？」

浦飯「…誰だテメー？」

ルフィ「おれはルフィ。海賊王になる男だ」

幽助「海賊ぅ…？……そういやここは海の上じゃねーか」

ルフィ「おまえ空から落ちてきたんだ。鳥かと思って拾っちまったよ。しっしっし」

幽助「しかしちいせぇ船だな。お前１人か？」

ルフィ「おう。さっき村から出たばかりだ」

幽助「フーン…まぁいいや。とりあえず助けてくれてありがとよ」

ルフィ「気にすんな！」

幽助（桑原の霊気は…感じねーな。このあたりにゃいねーのか）

幽助「でよ。この船はどこに向かってんだ？」

ルフィ「それがよ。この船旅はひとまず遭難ってことになると思うんだよな」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

ルフィ「まさかこんな大渦にのまれるとは」

幽助「うかつだったな」

ルフィ「助けてくれ。おれ泳げねーんだ」

幽助「いや、こんなでかい大渦じゃ泳げても意味ねーよ」

ルフィ「そりゃそうか」

ｱｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ

とある島

アルビダ「コビー！この海で一番美しいものはなんだい？」

コビー「アルビダ様です！えへへへ」

幽助「はぁ？お前デブスがいーのかよ。スキモンだなテメー」

コビー「っ！？」ﾋﾞｸｯ

アルビダ「だ、誰だいお前！？」

幽助「ババアに名乗る名前はねーよ」

ルフィ「しかしスゲーなおめぇ。海の上走ったぞ」

幽助「ヨユーだろ。片足が沈む前に片足上げりゃいいんだよ」

アルビダ「このガキャーっ！！生かしちゃおかないよ！！」

ﾌﾞｫﾝ!

コビー「うわぁぁぁ！アルビダ様の金棒だぁぁぁ！」

ｺﾞﾝ!

幽助「あ？マッサージ？」

アルビダ「そ、そんなバカな！あたしの金棒が…」

ルフィ「おー。お前もゴム人間だったのか」

幽助「ゴム？なに言ってんだ」

アルビダ「くそっ！もう一発！」ﾌﾞｫﾝ!

幽助「わりーな。どうせ一発やるなら美人のねーちゃんがいいわ」

ﾊﾞｷｨ!

コビー「うわぁぁぁ！アルビダ様がぶっ飛ばされたぁぁぁぁー！」

幽助「思いっっっっっきり手加減してやったぜ。まぁ死にゃしねーだろ」

ルフィ「おめぇつえーなぁ」

幽助「まーな。おいそこのあんた」

コビー「はひっ！？」

幽助「船の動かし方とかわかるか？できればどこかの港にでも送ってほしいんだけど」

ルフィ「おれ達全然わかんねぇもんなー。だははは」

幽助「お前よくそんなんで海に出たな」

コビー「は、はい…ぼぼ僕でよろしければ…」ﾋﾞｸﾋﾞｸ