刹那「ガンダムビルドファイターズ?」(144)
刹那「なんだそれは?」
アレルヤ「最近始まった、新しいガンダムシリーズだよ」
ロックオン「へー、こないだAGEが終わったばっかだと思ってたが、もう新シリーズやってんのか」
ロックオン「で、今回はどこが戦争やってんだ?」
刹那「場合によっては武力介入を…」
アレルヤ「いや、なんでも今回は、戦争がテーマじゃないらしいんだ」
刹那「どういうことだ?」
アレルヤ「ビルドファイターズは、ガンプラを題材にした作品らしい」
ロックオン「ガンプラ?なんだそりゃ」
アレルヤ「簡単に言えば、ガンダムのプラモデルかな」
アレルヤ「僕たちの機体や、他のシリーズで活躍した機体なんかが、模型化されたものだよ」
刹那「ガンダムの…模型…!?」
ロックオン「おいおい、それじゃタダ玩具作る作品だってのか?」
アレルヤ「違う違う、そのガンプラで戦う少年たちの物語なんだ」
アレルヤ「その世界では、ガンプラ、そしてそれを使ったガンプラバトルが大流行してて」
アレルヤ「主人公の二人は、多くのライバルと競い合いながら、ガンプラ選手権の優勝を目指すってストーリーなんだ」
ロックオン「なるほど…つまり今回は、王道ホビーアニメってことか」
アレルヤ「そういうことになr「アレルヤ!」
アレルヤ「ど、どうしたのさ刹那?」
刹那「…しい…」
刹那「俺も…ガンプラが欲しい!」
ロックオン「せ、刹那?」
アレルヤ「いきなり何を…」
刹那「ガンダムのプラモデル、ガンプラ…」
刹那「つまりそれは、ミニチュアサイズのガンダムが手に入るということ」
刹那「ガンダムとTVを見たり、ガンダムと食事をしたり」
刹那「ガンダムとお風呂に入ったり、ガンダムと添い寝ができる…!」
アレルヤ「刹那…最近ガンダムバカは鳴りを潜めてきたと思ったのに…」
刹那「我慢していただけだ…だが今のガンプラの話で、一気に火がついた」
ロックオン「…とりあえず、風呂と添い寝は止めといたほうがいいと思うぞ」
アレルヤ「でも、ガンプラが欲しいって言っても、僕たちの世界には存在してないよ?」
ロックオン「まぁ、他の世界ならまだしも、俺たちのガンダムは極秘中の極秘だからな」
刹那「ならば…ある世界に行けばいい」
刹那「クアンタの量子ワープで、ビルドファイターズの世界に跳ぶ」
ロックオン「もうなんでもアリだな」
アレルヤ「ちょっと待ってよ刹那!それはマズいって!」
刹那「何がだ」
アレルヤ「僕たちの機体のガンプラがあるってことは、あの世界ではガンダム00が放映されてたってことになる…」
アレルヤ「そんなところに僕たちが現れたら…」
ロックオン「『アニメから飛び出してきたー!』って、大騒ぎになるわな」
刹那「そんな…俺は…」
ティエリア「諦めるのはまだ早いぞ、刹那」
刹那「ティエリア・アーデ…!」
アレルヤ「どういうことだい?ティエリア」
ティエリア「口で説明するより、実際に見てもらったほうが早いだろう」
ティエリア「これは、機動戦士ガンダム…いわゆる1stガンダムのDVDだ」
ザクトハチガウノダヨ、ザクトハー!
ボクハ…アノヒトニカチタイ…!
ロックオン「で、このDVDがどうかしたのか?」
刹那「ティエリア、早く続きを…!」
アレルヤ「刹那、今はティエリアの話のほうが優先でしょ」
ティエリア「このMSグフに乗っている男性パイロット、ランバ・ラルをよく見てほしい」
ティエリア「そして次に、先週録画したビルドファイターズ第1話のこのシーンを見てくれ」
ハナシハキカセテモラッタ
イラッシャイ、ラルサン
リ、リンコサン…///
ロックオン「おいおいこのオッサン、さっきのランバ・ラルじゃねえか!」
アレルヤ「なんでビルドファイターズに…!」
ティエリア「詳しい理由は僕も分からない」
ティエリア「ただひとつハッキリと言えるのは、ビルドファイターズにランバ・ラルが出ているという事実だ」
アレルヤ「で、でも!これがランバ・ラル本人とは…!」
ティエリア「それならそれで問題はない」
ティエリア「アニメキャラのそっくりさんが存在している世界ということになるのだから」
ロックオン「…そうか、俺たちの『そっくりさん』って設定で行けば…」
刹那「ガンプラが買える!」
ティエリア「…ただ、ひとつだけ問題がある」
ロックオン「なんだよ、問題って」
ティエリア「我がガンダム00は、版権の問題で一期までしか出られないんだ」
ロックオン「」
アレルヤ「ああ…いろんな局でシリーズを放送してた弊害がこんな形で…」
ティエリア「生憎、今の我々は劇場版仕様」
ティエリア「刹那に至っては、刹那・F(フルメタル)・セイエイ状態」
ロックオン「というかそれ以前に俺出番無いんだが…」
ティエリア「墓参りのシーンで一瞬写ったじゃないか」
ロックオン「ホントに一瞬じゃねーか!MSに乗ってすらいねーよ!」
ティエリア「一瞬でも出られるだけマシなほうだ」
ティエリア「フリットさんたちAGE組なんて一切出られないんだぞ!」
アレルヤ「参ったな…せっかく出られると思ったのに…」
刹那(16)「何をモタモタしている、早く準備しろ」
ロクアレ「」
ロックオン「え、だれ?」
アレルヤ「刹那、その姿は…」
刹那(16)「ELSの擬態能力を応用すれば、一期当時の姿の再現など簡単だ」
ロックオン「相変わらず便利な能力だな」
刹那(16、以下『刹那』)「それに、お前たちは俺と違い、一期との外見的な違いは少ない」
刹那「アレルヤは髪を切り、片目を隠して、当時の服を」
刹那「ティエリアもそのまま当時の服を着ればいい」
ロックオン「おいおい、俺はどうするんだよ」
刹那「ちょっと髪くしゃっとさせて、ニールの服を着て眼帯すれば問題ない」
アレルヤ「さすがだよ刹那…」
ティエリア「これがイノベイターということか…」
ロックオン「…結局そうなるのか」
アレルヤ「この髪も少し気に入ってたけど、背に腹は変えられないよね」
ティエリア「CBの制服以外を着るのは久しぶりだな」
ロックオン「まさかこの年になって兄さんのコスプレをすることになるとは…」
ティエリア「あぁ…ロックオン…まるで彼が帰ってきたみたいだ…」
ロックオン「キスでもしてやろうか?」
ティエリア「すまない、僕がどうかしていた」
刹那「クアンタもエクシアに擬装したし、準備万端だ」
刹那「これから、ビルドファイターズの世界へ飛ぶ!」
ティエリア「道中、僕が録画したビルドファイターズ第1話、第2話を見ておくことにしよう」
今日はここまでです
今更ながらキャラ崩壊&メタ発言、勝手設定注意
ゆっくり進行していこうと思います
刹那「ここがビルドファイターズの世界か」
ロックオン「時代は20XX 年、俺たちの時代の300年前か」
アレルヤ「あくまで年号だけだから、繋がってるとは限らないけどね」
ティエリア「ここに来るまでに、予備知識もバッチリ入れることができたな」
ロックオン「見たこともない機体が入り乱れてたな」
アレルヤ「今までのガンダムと違って、人が死なないのがいいね」
刹那「エクシアがアップで写っただけで俺は満足だ」
ティエリア「しかしあの少年…レイジといったか」
アレルヤ「もしかして彼も、異世界の住人だったりするのかな」
ロックオン「まぁこれから明かされてくだろ」
刹那「話しているうちに着いたぞ」
ティエリア「ここがイオリ模型店…」
アレルヤ「主人公セイ君の家か」
ロックオン「どーでもいいが、イオリっつーとイオリアのじーさんを思い出すな」
アレルヤ「ごめんくださーい」カランコロン
リンコ「あら、いらっしゃいませー」
ティエリア(彼女がイオリ・リン子…)
ロックオン(ちょっとアニューに似て…いやいや…)
刹那「ここにガンプラはあるか?」
リンコ「え?」
アレルヤ「すみません、僕らガンプラを初めてみたいと思って…見せてもらってもよろしいですか?」
リンコ「あら、初心者さんね?どうぞどうぞご自由にご覧になって」
リンコ「ただ、私はあまりガンダムに詳しくなくて…」
リンコ「もうすぐ息子が帰ってくるだろうから、詳しいことはその子に聞いてちょうだい?」
アレルヤ「わかりました、ありがとうございます」
刹那「この箱全てがガンプラなのか…?」
リンコ「そうねー、一応模型店を名乗ってはいるけど、ほとんどガンプラ専門店みたいな感じね」
リンコ「主人が大のガンダム好きでね、息子もすっかり影響されちゃって」
アレルヤ「このお店は、奥さんが一人で?」
リンコ「まぁそうなるけど、いつもセイが手伝ってくれるし、最近はレイジくんも来てくれるから、大変ではないわ」
ロックオン「お!こいつは…」
刹那「ガンダムが…たくさん…!」
ティエリア「これがガンプラ…」
リンコ「ここにあるのは、セイが造った展示用のガンプラよ」
アレルヤ「組み立てるだけでここまで細かくなるんですか?」
リンコ「うーん、あの子が言うには、合わせ目消しとかスミ入れとか、色々細かい仕上げはしてるらしいけど…」
リンコ「そのまま組むだけでも、結構キレイに出来るらしいわ」
刹那「ガンダムが一体、ガンダムが二体、ガンダムが
…」
ロックオン「落ち着け刹那」
ティエリア「すみません、箱を開けて中身を見てもよろしいですか?」
リンコ「どうぞー、ただ、傷付けないようお願いね」
カパッ
アレルヤ「白い枝みたいのに、細かいパーツが沢山…」
ロックオン「おー、懐かしいなぁコレ」
ティエリア「ロックオン、君はガンプラを組んだことがあるのか?」
ロックオン「いや、ガンプラは初めてだが、小さい頃は戦車とか飛行機のプラモをよく作ったからな…」
ロックオン「この枝みたいなやつはランナーって言って、これを切り離して接着剤でくっつけるんだ」
リンコ「ところが!ガンプラには接着剤は要らないのよ」
ロックオン「接着剤がいらない?」
リンコ「ええ、なんでもスナップフィットっていって、パーツ同士のピンを合わせて作るらしいわ」
アレルヤ「凄い技術だね…」
リンコ「あと、1つのランナーに複数の色をつける多色成形もバンダイだけの技術だそうよ」
ロックオン「そういや俺が作ったのは緑とかグレーの一色だったな」
シャア「ええい、バンダイのガンプラは化け物か!」
ティエリア「誰だ今の」
タッタッタッタッ…
セイ「ただいまー!」カランコロン
リンコ「おかえりセイ」
リンコ「ガンプラ初めてのお客さん来てるから、着替えてからでいいから色々教えてあげなさい」
セイ「わかった!すみません、少しお待ちくださーい!」タッタッタッ…
アレルヤ「彼がイオリ・セイくん…」
ティエリア「あの年でこの完成度のガンプラを…」
刹那「ガンダムが21体…ガンダムが22体…」
ロックオン「まだ数えてたのかよ」
セイ「お待たせしましたー!」
アレルヤ「君がイオリくんだね」
ティエリア「僕たちはガンプラ初心者なんだが、何かオススメのキットはあるだろうか」
セイ「初心者へのオススメでしたら、スターターセットとかもありますけど…」
セイ「HGのガンプラなら作るのは簡単なので、何か店内で気になるプラモがあれば、それにしてみてはどうですか?」
それぞれが選んだガンプラ
刹那→>>24
ロックオン→>>26
アレルヤ→>>28
ティエリア→>>30
組むのに時間がかかる機体(デンドロなど)、あまりにもマイナーだったり、>>1がよく知らない機体は再安価、安価下になる場合があります
エクシア!
デュナメスGNアーマーTypeD
アムロ専用ゼータプラスA
セラヴィーガンダムトランザムバージョン
刹那「エクシア!」
セイ「うわぁ!」
刹那「俺はエクシアが欲しい!あるか!」
セイ「ガンダム00のガンダムエクシアですね…」ガサゴソ
セイ「はい、コレです!」
刹那「おお…本当にエクシアが…!」
セイ「機動戦士ガンダム00の主人公、刹那・F・セイエイの愛機にして、私設武装組織ソレスタルビーイングの格闘戦特化機ガンダムエクシア!」
セイ「セブンソードの開発コードを持ち、GNフィールドすら突破できる大型実体剣・GNソードを携えた、対ガンダム戦の切り札です!」
セイ「GNドライブに搭載されたトランザムシステムも発動可能!キットではトランザムバージョンとして、グロスインジェクション成形のものも発売されています!」
刹那「両方くれ」
アレルヤ「刹那、一度に二機は作れないよ」
刹那「トランザムバージョンは帰ってから作るお土産だ」
ロックオン(俺の機体はどっちも二期以降だからな…)
ロックオン「なぁ、デュナメスはあるかい?」
セイ「デュナメスなら、単体のものと、GNアームズがセットになったのがありますよ」
セイ「あとGNアームズのほうは、ビームピストルも付属してます」
ロックオン「よし、折角だし、GNアームズセットにするか」
ティエリア「しかし、GNアームズは組むのに時間がかかるぞ」
ロックオン「わかってる、本体と武装だけ作って、GNアームズは帰ってからゆっくり組み立てるさ」
セイ「エクシアと同じく、ソレスタルビーイングが世界への武力介入のために開発した砲狙撃戦特化型ガンダム、ガンダムデュナメス!」
セイ「メインに大型のGNスナイパーライフル、他にもGNビームピストルやGNミサイル、そして全身を覆うフルシールド!」
セイ「ロックオン・ストラトスの愛機として、GNアームズtype-Dとのドッキングで、国連軍との死闘を繰り広げました…!」
アレルヤ「みんな自分の機体にしてるけど…僕はどうしようか…」
アレルヤ「ん?ねぇイオリくん、この機体は?」
セイ「これは、カラバの大気圏内用可変モビルスーツ、ゼータプラスです!」
セイ「グリプス戦役において活躍した名機・Ζガンダムを、量産を視野に入れて改良した機体で」
セイ「中でもこのA1型は、大気圏内での長距離侵攻を重視したタイプです!」
セイ「特にこの赤と白のテスト機カラーは、一説にはあのアムロ・レイ大尉の専用機だったと言われています!」
アレルヤ「なるほど…」
アレルヤ(アムロさんのことは詳しくないけど、凄い人だってことは聞いたことがある)
アレルヤ「じゃあ僕はコレにするよ」
アレルヤ(…なんとなくキュリオスに似てるし)
ティエリア「イオリ君、確か00のガンダムは、トランザムバージョンも発売されているんだったね」
セイ「はい、グロスインジェクションっていう特殊な成形色で、トランザムの独特な光沢を再現しています」
ティエリア「なら僕は、トランザム仕様のヴァーチェにしよう」
セイ「こちらですね?」
セイ「ソレスタルビーイングが開発した四機のガンダムの一機、大火力砲撃機ガンダムヴァーチェ!」
セイ「全身を覆う分厚い装甲と、それをさらに堅牢にするGNフィールド発生装置を全身に搭載!」
セイ「またその内部には、ヴェーダとリンク下にある全てのガンダムを制御できるトライアルシステムを搭載した唯一の機体、ガンダムナドレを秘匿!」
セイ「他の三機とは一線を画する、ミステリアスなガンダムです!」
セイ「まぁ残念ながら、HGではナドレの秘匿までは再現されていないんですけどね…」
ティエリア「構わないさ、あと通常カラーのヴァーチェとナドレもお願いできるかい?」
アレルヤ「ティエリアも買い込むね…」
ティエリア「折角の機会だからな」
ティエリア「それより君はいいのか?彼女への手土産くらい用意してやったらどうだ」
アレルヤ「…!それもそうだね…」
アレルヤ「イオリくん、何か、女性でも喜んでくれるようなガンプラも無いかな?」
セイ「あ、それならとっておきのが…」
ひとまずここまで
沢山のコメありがとうございます
GNアームズは今後の展開的に本体のみになります…
ビルドファイターズ、3話も面白かったですね
ますますビルドストライクが欲しい…
セイ「これでよし、と」
アレルヤ「ラッピングまでしてもらって、すまないね」
セイ「いえいえ、これも大事な仕事ですから!」
セイ「それに、一人でもガンプラ人口が増えるのが嬉しいんです」
アレルヤ「イオリくん…」
ガチャ バタン
レイジ「ふわぁ~あ…おはよー、セイ、ママさん」
リンコ「あらレイジくん、おはよう」
セイ「レイジ…今起きたの?」
レイジ「なんだよセイ…ちゃんと午前中は店の掃除してたんだぞ…ふわぁ…」
セイ「とにかく、今はお客さんも来てるんだから静かにしてて!」
レイジ「お客さん?…おー、いらっしゃいませー」
ティエリア「彼がレイジくんか」
アレルヤ「マイペースというか、なんというか…」
レイジ「あ、そうだセイ
、ちょっとビルドストライク借りるぞ」
セイ「え?なんで?」
レイジ「ラルのおっさんと特訓付き合ってくれるって約束してたんだ」
セイ「わかったけど…くれぐれも壊さないでね」
レイジ「大丈夫だって!じゃ、行ってくる!」
リンコ「気を付けてねー」
カランコロン
セイ「まったく…」
セイ「すみません、お騒がせして…」
アレルヤ「別に気にしてないよ」
ロックオン「ガンプラバトル選手権…だったか、彼と一緒に出るんだろ?」
セイ「はい!アイツの操縦なら、僕たちのガンプラも…!」
セイ「と、すみません、つい話し込んじゃって…」
セイ「ところで、みなさんガンプラは初めてなんですよね」
アレルヤ「うん…正直ちゃんと作れるか少し不安かな」
セイ「でしたら、ここの製作ブースで作っていきませんか?」
セイ「工具なんかも無料で貸し出しますし」
刹那「どうするティエリア」
ティエリア「刹那、君は大事なことを忘れているらしい」
ロックオン「ここはガンダムビルドファイターズの世界、だったら…」
刹那「…ガンプラバトル!」
ティエリア「そういうことだ…イオリ君、できればガンプラバトルも体験してみたいんだが、構わないかな」
セイ「もちろんです!じゃあ早速こちらに…」
ロックオン「ここは…」
刹那「これがガンプラバトル用のバトルマシン…!」
セイ「ウチはあまりスペースが無いんで、バトルルームと兼用なんです…」
アレルヤ「これがガンプラ用の工具だね…」
ティエリア「ニッパー、デザインナイフ、紙ヤスリ…」
アレルヤ「このスプレーみたいなのは?」
セイ「それはエアブラシっていって、プラモの塗装に使うんです」
ティエリア「筆や塗料も沢山あるな…」
セイ「普段は僕もここでガンプラを作ってるんで…」
とりあえずここまで
更新遅くてスミマセン…
そしてロックオン達が最初からここで組むこと前提で話してるというミス…orz
マリーへのお土産も隠すほどのもじゃないんですが…
ゼータプラスは、このSSでは宇宙もイケる設定です
アニメでもアッシマーが宇宙戦してたので…
セイ「じゃあ、早速始めましょうか」
アレルヤ「この、パーツがついてる枠がランナーだったね」
セイ「はい、このランナーから、指定されたパーツをニッパーで切り離して、組み立てていきます」
セイ「基本は説明書通りの手順で組み立てれば、ほとんど失敗は無いと思います」
セイ「これは、MGを初めとした他のシリーズでも同様で」
セイ「場合によってはMGのほうがサイズが大きくて組みやすいっていう人もいます」
ロックオン「この、柔らかいランナーは何だ?妙な形してるが…」
刹那「俺のエクシアにも入っている」
セイ「それはポリキャップって言って、関節の可動なんかに使うんです」
ロックオン「ああ、これがこのPCってパーツか」
セイ「プラ同士だと、どうしても動かすことで磨耗してしまうんですが」
セイ「このポリキャップを使えば、関節がヘタりにくくなるんです」
セイ「他にもABS関節や、最近採用された新素材など、関節は色々な工夫が施されてるんです」
パチンッ パチンッ
ティエリア「…むう……」
セイ「どうしました?」
ティエリア「イオリ君…どうしてもランナーを切り離した白い跡が残ってしまうんだが…」
セイ「ゲート跡ですね…プラモデルには付き物です」
セイ「デザインナイフやヤスリで削ると、目立たなくなりますよ」
シュッ シュッ
ティエリア「おお…見事に見えなくなった…!」
セイ「他にも、リアルタッチマーカーで目立たなくしたり、上から塗装することで隠したりもできます」
刹那「ガンッダアァァァァム!!」
ロックオン「うるせぇぞ刹那!」
アレルヤ「どうしたのさ一体…」
刹那「腕のパーツを前後逆にはめてしまった…俺は…ガンダムになれない…」
セイ「あぁ、それなら…」
セイ「こうやって隙間にデザインナイフを入れて…」
パカッ
刹那「おお…!」
セイ「あんまり乱暴にやると、パーツを傷付けちゃいますけどね」
刹那「すまない…助かった…」
刹那「頭が出来た…!エクシア…!」
ティエリア「こんなところまで色分けが…」
アレルヤ「なるほど…ここが可動して変形を…」
ロックオン「アンテナまで動くのか!すげーな…」
ー数時間後ー
刹那「出来た…」
アレルヤ「ついに完成だね…」
ロックオン「本物そっくりだ…」
ティエリア「これが…ガンプラ…」
セイ「基本は、色分けが足りない部位を部分塗装して、スミ入れ、つや消しなんかをして完成です」
セイ「こだわる人は、合わせ目消しや全塗装、プロポーションの改修なんかもするんですけど」
セイ「そこまでしなくてもかなりの完成度を誇るのがガンプラなんです!」
セイ「今回はガンプラバトルもするので、軽くスミ入れだけしておきましょうか」
ー数時間後ー
刹那「出来た…」
アレルヤ「ついに完成だね…」
ロックオン「本物そっくりだ…」
ティエリア「これが…ガンプラ…」
セイ「基本は、色分けが足りない部位を部分塗装して、スミ入れ、つや消しなんかをして完成です」
セイ「こだわる人は、合わせ目消しや全塗装、プロポーションの改修なんかもするんですけど」
セイ「そこまでしなくてもかなりの完成度を誇るのがガンプラなんです!」
セイ「今回はガンプラバトルもするので、軽くスミ入れだけしておきましょうか」
今日はここまで
そしてついに犯した多重書き込み…
このあとに控える戦闘シーンが今から不安でたまりません(--;)
読んでくれている人のためにも、最後まで頑張ります…!
ロックオン「さらに見違えたな」
ティエリア「これだけでここまで変わるのか…」
セイ「今回は拭き取りタイプの筆ペンを使いましたけど」
セイ「スミ入れだけでも、シャーペンタイプやエナメル塗料など、いろんな方法があるんです」
ティエリア「とにかく、これで各自のガンプラは完成した…ならば」
刹那「ガンプラバトルだ!」
ロックオン「けどよ、四人で出来るのか?」
セイ「少し狭いですけど、2対2ならできると思います」
セイ「広い店とか競技場では、複数体のバトルも出来るんですけど…」
カランコロン
レイジ「ただいまー!」
ラル「こんばんは」
セイ「レイジ、ラルさん!」
リンコ「お帰りレイジくん、ラルさんもいらっしゃい」
セイ「大丈夫だった、レイジ?」
レイジ「あたりめーだろ?」
レイジ「むしろ楽勝過ぎて練習にもならねーよ」
ラル「むぅ…ワシの友人でも手練れを集めたのだが…」
ラル「レイジくん、明日はまた別の店に行ってみるか?」
レイジ「強いやつがいるならどこでもいいよ」
レイジ「…でなきゃヤローには勝てねぇからな……」
レイジ「…あれ?あんたら昼間の…」
アレルヤ「ここでガンプラを作らせてもらってたんだよ」
刹那「たった今完成して、これからガンプラバトルをするところだ」
レイジ「ふ~ん…なぁ、俺も混ざっていいか?」
セイ「ちょっとレイジ!この人たちはまだ初心者なんだから、君に敵うはずないだろ…」ヒソヒソ
レイジ「なんだよ、そんなこと言ったら俺だって初心者じゃねーか」
レイジ「それに、もしかしたら偶々この世界に遊びに来た凄腕のMSパイロットだったりするかも知れないだろ?」
セイ「なんだよそれ…」
レイジ「とにかく!俺はまだまだバトルし足りないんだ!」
セイ「というわけなんですけど…」
ロックオン「俺たちとしては、別に構わないんだが…」
アレルヤ「さすがに五人でやるには狭いんじゃないかな?」
???「その心配は無用だ!」
???「私にいい考えがある」
刹那「き…貴様はっ…!?」
セイ「ハムさん!来てたんだ!」
ハムさん「イオリ君、今の私はハムさんではない」
ハムさん「ガンプラに生き、ガンプラに散る…ガンプラ道を志した修羅…」
ハムさん「人呼んで、ミスタープラドー!」
セイ「そっか、今日は仮面つけてるもんね」
刹那「貴様…何故ここにいるっ…!?」
プラドー「フッフッフッ、なんのことかな?少年…」
ティエリア「どう思う…?ロックオン」
ロックオン「さあな…出来れば考えることを放棄したいが…」
アレルヤ「本物でもそっくりさんでも納得できてしまうからタチが悪いよね」
レイジ「なぁセイ、誰だこのオッサン」
セイ「レイジ失礼だろ!こちらは、最近よく来てくれるハムさn…ミスタープラドーさんだよ」
プラドー「初めましてだなぁ、少年!」
刹那「貴様…質問に答えろ!」
プラドー「まぁ落ち着きたまえ少年…今は私が誰で、何故ここにいて、何をしているのかなど些細な問題に過ぎん」
プラドー「それらを明かしたところで、納得してくれるとも思えん」
プラドー「あえて言うなら…私だから、ということにしておこう」
アレルヤ「納得出来るのが悔しいよね」
ロックオン「まぁ俺らも人のこと言えないしな」
ティエリア「ところでハム仮面、先程考えがあるといっていたが…どういうことだ?」
プラドー「ミスタープラドーだ…せめてプラ仮面と呼んでほしい」
プラドー「なに、簡単なことだ…2対2で戦うメンバーと、一騎討ちを行うメンバーに分ければいい」
プラドー「そして私は、断固として少年との果たし合いを所望する!」
刹那「何のつもりだ…!」
プラドー「…少年、私は待っていたのだよ」
プラドー「君が私と同じ、ガンプラの道を志すときを…」
プラドー「同士として、そして宿命の敵として、今一度相見えるときを…」
プラドー「そう、この瞬間を待っていたのだ…!」
ロックオン「勝手にやってくれよ…」
アレルヤ「じゃあとりあえず、チーム分けだね」
ティエリア「僕ら3人とレイジくんで2対2か」
第1チーム
>>84
二人上げてください
残りが第2チーム、刹那とハムさんはタイマン枠です
長らく更新なくてすみません
最近色々と忙しかったり、ビルドストライク作ったりしてたので…
ビルドファイターズ4話、キララは良いキャラしてましたね
自作のジムで再登場してほしいな
今さらですが、時間軸的には2話~3話くらいのイメージですが、色々矛盾があるのはSSってことで大目に見てください…
ティエリア&ロックオン
ティエリア「厳密な審査の結果、僕とロックオン、そしてアレルヤとレイジ君のチームになった」
ロックオン「ただのくじ引きだけどな…」
ロックオン「まぁいい、お手柔らかに頼むぜ?ティエリア」
ティエリア「こちらこそ、よろしく頼む」
アレルヤ「それじゃ、宜しくねレイジくん」
レイジ「ああ、任せとけ!」
アレルヤ「刹那は良かったの?」
刹那「あぁ…俺の相手は…ヤツだ…!」
プラドー「フッ、嬉しいな少年…」
セイ「ルールは2on2、先に2体とも撃破されたチームの敗北になります!」
ラル「ジャッジはセイくんと、この不肖ラルが請け負おう」
プリーズ セットユアGPベース
ロックオン「GPベース…これだな」
セイ「このGPベースに、機体の基本性能や武装のデータが登録されているんです」
ビギニング プラフスキーパーティクル ディスプレッソ
フィールドスリー フォレスト
アレルヤ「キレイだ…」
ラル「プラフスキー粒子…ガンプラの素材に反応することで、ガンプラに命を吹き込む粒子の輝きだ…」
ラル「この粒子の作用によってガンプラが動き、ビームや爆発といった本物さながらのエフェクトも追加される…」
プリーズ セットユア ガンプラ
レイジ「よっしゃあ、始めようぜ!」
バトルスタート
ロックオン「デュナメス、ロックオン・ストラトス、狙い撃つぜぇ!」
ティエリア「ヴァーチェ、ティエリア・アーデ、行きます」
アレルヤ「アレルヤ・ハプティズム、ゼータプラス、出る!」
セイ「レイジ、ビルドブースターはまだ未完成だから、今回はエールストライカーを装備したからね!」
レイジ「わかった、サンキューな!」
レイジ「ビルドストライク、行くぜ!」
※このSSではバトルでの損傷はパーツが外れるだけにします
アレルヤ「すごい…本当にガンプラが動いてる…」
ロックオン「背景もリアルだし、すげーもんだな」
ティエリア「トランザムの輝きも再現されている…!」
セイ「トランザムは、あくまでエフェクトとしての再現になるので、粒子生成量などの違いはありませんけどね」
ラル「さて、どちらが先手を取るのかが見物だな」
セイ「デュナメスとヴァーチェは、どちらも砲撃戦に特化した機体…」
セイ「反面、強力な射撃兵装を持たないゼータプラスとビルドストライクは、接近戦に持ち込む必要がある…」
ロックオン「…操作の感覚はいつもと同じだな」
ティエリア「気を抜くなロックオン…見通しの悪い森、どこから攻めてくるか…」ピーピーピー
ティエリア「何っ!?」
ロックオン「ティエリア、上だ!」
キラッ
ビシュウゥゥゥン!
ティエリア「くっ…GNフィールド!」
ブゥゥン…
バシュウゥゥ!
ロックオン「あれは…!」
セイ「ゼータプラスの上に、ビルドストライクが!」
ラル「ふむ、やはりゼータプラスの機動性を活かして、一気に接近・奇襲をかける作戦に出たか!」
レイジ「よし、うまくいったぜ!」
アレルヤ「気をつけてレイジくん、迎撃が来る!」
ズキュゥゥン! ズキュゥゥン!
レイジ「ちぃっ!」
ロックオン「クソッ、ああ速くちゃ当たらねぇか…!」
ティエリア「僕がやる!」
ガシャン
ティエリア「GNバズーカ、バーストモード!」
キイィィィィン…
ティエリア「高濃度圧縮粒子、解放ッ!」
ドギュウウウウウウン!!
レイジ「デカいのが来る!」
アレルヤ「一旦別れよう!」
レイジ「わかった!」バッ
ドシュウウゥゥゥ…
レイジ「へっ!これくらい…!」ピーピーピー
レイジ「なっ!?」
ズキュゥゥーン!
セイ「ストライカーの羽が!」
ロックオン「狙い通り!」
ラル「今のビームは牽制だったか!」
レイジ「やろぉ…!」
ロックオン「もう一発…!」
レイジ「同じ手は…食うかよっ!」
ヒィィィ…ドシュゥン!
ラル「バーニアを全開に!?」
ロックオン「突っ込んできただと…!?」
ジャキンッ
ロックオン「狙い打つ!」
ズキュゥゥン! ズキュゥゥン!
バッ バッ
ロックオン「避けた!?」
セイ(父さんの動きだ…!)
ブィンッ!
レイジ「もらったあぁぁぁ!」
今日はここまで
戦闘ってやっぱ地の文あったほうがいいんですかね…?
マオのガロードコスで爆笑して死ぬかと思った
ザシュッ!ドォォン!
ロックオン「チィッ…!(ライフルを…)」
レイジ「もういっちょ…!」ブィンッ
ロックオン「させるかよぉ!」ブィンッ
バヂィ! バチチチチ!
レイジ「サーベルで受けた!?」
ロックオン「GNミサイル!」ガシャン!
レイジ「チッ…シールド!」
ドドドドォ!
レイジ「ぐっ…」グラァ…
セイ「体制が崩れた!」
ティエリア「伏せろ!ロックオン!」
キィィイイイン
レイジ「くっ…!」バッ
ドギュウウン!
レイジ「左腕が…!」バチバチ…
アレルヤ「レイジくん、乗って!」
レイジ「すまねぇ!」ガキン
ドシュウウウ…
ロックオン「逃がすかよ!」ジャキ!
ドンドンドン…
ティエリア「援護する!」
キイィ…ドォォォン!
アレルヤ「ぐぅ…」
レイジ「クソッ…!」ジャキンッ
ビシュゥゥン ビシュゥゥン
レイジ「このままじゃ…!」
ズギャァァァン!
アレルヤ「ぐわぁぁぁ!」
レイジ「ゼータの翼が…!」
ロックオン「よし、一気に決める!」バッ
ブィィン!
レイジ「くっ…!」ブィン
バシイィィィン
レイジ「ぐわっ…!」
セイ「レイジが落ちた!」
レイジ「まだまだぁぁぁ!」ジャキンッ
ズキュゥゥン ズキュゥゥン…
アレルヤ「くっ…機体のバランスが…!」ビービービー
ハレルヤ(よぉアレルヤ…お困りのようだなぁ…)
アレルヤ「ハレルヤ!?」
ハレルヤ(おもしれぇことしてんじゃねえか…ちょっと変われよ…!)
キンッ!
ハレルヤ「へっ、さぁてと…!」
ブィンッ!
ロックオン「しぶてぇ野郎だ…!」
ブィンッ!
レイジ「悪いねしつこくて!」
バチチチチチ…!
ティエリア「ロックオンが時間を稼いでいる今だ…!」
ティエリア「GN粒子圧縮率…56%…73%……」
ティエリア「82%…!」
ピーピーピー
ティエリア「高熱源体!?どこから…!」
キイィィーン…!
ティエリア「アレルヤかっ…!」
ハレルヤ「残念…ちげぇなぁ…!」
ハレルヤ「今の俺は……ハレルヤ様だァァァ!」
ドガァァァァーン!!
ティエリア「ぐわぁあぁぁぁ!」
セイ「ウェーブライダーのまま突っ込んだ!」
ラル「なんと強引な…!」
ガシャンッ!
ハレルヤ「こいつで…」
ブィンッ!
ハレルヤ「シメーだぁぁぁ!」
ザシュッ!バチバチバチバチ…!
セイ「あぁ…!」
ティエリア「ま、だ、だぁぁぁぁ!」
ガシィッ!
ハレルヤ「何!」
ティエリア「GNバーニア全開!」
ヒィィ…ドシュゥゥゥー!
ドゴォォォォン!
ハレルヤ「チッ…!」
ティエリア「ただではやられん…GNキャノン!」
ガシャコン キィィィィン…!
ハレルヤ「…この位置で打てば、テメェも吹っ飛ぶぞ」
ティエリア「構わん…!」
ティエリア「ロックオン…あとは頼む!」カッ
ドゴオォォォォォン!!
ゼータプラス バトルエンディド
ヴァーチェ バトルエンディド
ロックオン「ティエリア!」
レイジ「よそ見してんじゃねぇ!」ブンッ
ロックオン「ぐっ…!」バシィ!
レイジ「ラァッ!」ドガッ!
ロックオン「チイッ!」ヒュン!
ラル「蹴られた衝撃を利用して距離をとったか!」
レイジ「その程度ォー!」ドシュゥゥゥー!
…ボンッ
ブスブス…ドォン!
レイジ「なっ!?」
セイ「エールストライカーのエンジンが!」
ラル「先程の射撃、そして無理なマニューバでガタが来たか…!」
レイジ「…まだだ!まだエンジンは片方ある!」
ドシュゥゥゥー!
ロックオン「そんな軌道…丸見えなんだよ…!」ジャキン
ロックオン「…狙い撃つぜぇ!」
ドォン!
ガションッ
ロックオン「なっ…!?」
セイ「バックパックを…」
ラル「切り離した!」
ドオォォン!
ロックオン「くっ…爆煙で…!」
ボシュゥ
ヒュー…
レイジ「も、ら、っ、たあああ!」
ロックオン「しまっ…」
ズキュウゥゥゥーン………
デュナメス バトルエンディド
ウィナー レイジエンドアレルヤ
今日はここまで
擬音ばっかで分かりにくい!
頭の中ではちゃんとイメージはしてるんですが…
6話でなんか号泣してしまった…
あれは文句なしの神回ですね
シュウゥゥン…
セイ「レイジたちの勝ちだ!」
ロックオン「あーあ、やられちまったか…」
ロックオン「さすがは天才ファイターさんだな」
レイジ「いや、一歩間違えば俺がやられてた…」
レイジ「あんたら…強ぇよ」
アレルヤ「ティエリア、酷いじゃないか…相討ちだなんて…」
ティエリア「すまない…つい熱くなってしまって…」
ティエリア「しかし、あんな戦いを繰り広げたというのに、とても清々しい気分だ」
ラル「ガンプラバトルは、バトルの中でガンプラが壊れてしまうことこそあれど、実際の戦争のように人が死ぬわけではない」
ラル「誰もが平等に、純粋に戦いを楽しむことができる舞台なのだよ」
ロックオン「あぁ…負けたってのに、すごく楽しかった」
セイ「ガンプラを直せば、すぐに再戦できるのもガンプラバトルの良いところです!」
アレルヤ「いつでもリベンジができるってことだものね」
ティエリア「なんだか話していたら、またバトルがしたくなってきたな」
ロックオン「よーし、今度こそは負けねぇぞ!」
レイジ「へっ、こっちの台詞だぜ!」
ハハハハハ…
刹那「ガンダぁぁぁぁぁム!!」
アレルヤ「うわぁ!」
ロックオン「せ、刹那…」
刹那「その前に俺のバトルだろう!」
プラドー「その通りだ!前座は早く退いてもらおう!」
ティエリア「…忘れてた」
ロックオン「そういやお前らいたなぁ」
プリーズ セットユア GPベース
プラドー「クックックッ…ついにこのときが来た!」
ビギニング プラフスキーパーティクル ディスプレッソ
シュワァァァ…
プラドー「少年…私の、HGグラハム専用ユニオンフラッグカスタムを改造したこのGNフラッグで、君のガンダムを倒す!」
フィールドワン スペース
刹那「いや…俺のガンダム…俺のエクシアで、貴様を倒す…!」
プリーズ セットユア ガンプラ
カチャ
バトルスタート
プラドー「GNフラッグ、ミスタープラドー、出る!」
刹那「ガンダムエクシア、刹那・F・セイエイ、出る!」
刹那「何故だ…こんな…」
プラドー「口程にもない…というか物足りなすぎる」
アレルヤ「…瞬殺だったね…」
ロックオン「…ああ…5秒くらいか?」
ティエリア「…一太刀でGNソードごと胴体を真っ二つか…」
セイ「…ま、まぁ、ガンプラバトルは、プラモの出来と操縦技術が合わさって成り立つんで…」
セイ「技量は互角でも、素組みでスミ入れだけのエクシアと」
セイ「全身フルチューンされた、半スクラッチビルドのGNフラッグじゃ、差は歴然というか…」
刹那「俺は…ガンダムに…いや…ガンプラになれない…」
レイジ「ガンプラになるってどういう状態だよ…」
ティエリア(ED…)
プラドー「立て、少年」
刹那「貴様…?」
プラドー「確かにこのバトル、勝ったのは私だ」
プラドー「だが、それで終わりか?…いや、違う」
プラドー「少年、君は生きている…そして、君のガンプラもここにある」
プラドー「この意味が…君ならわかるだろう?」
刹那「そうだ…俺はまだ生きている…生きているんだ…!」
ロックオン「さっぱり分からないのは俺だけか?」
ティエリア「安心しろ、僕もわからん」
刹那「プラドー!貴様に再戦を申し込む!」
プラドー「よくいった少年…そうこなくては困る…!」
ロックオン「おい、刹那!一戦やったんだから次は俺たちの番だろ」
アレルヤ「まぁ、戦いにもなってなかったけどね」
刹那「頼むロックオン…ガンダムマイスター…いや、ガンプラマイスターとして、絶対に引けないときがある…それが今だ」
ティエリア「違うアニメになってるぞ」
刹那「そうだ…ここには、エクシアと、俺がいる!」
刹那「ガンダムエクシア、刹那・F・セイエイ!」
プラドー「GNフラッグ、ミスタープラドー!」
刹プラ「「出る!」」
ロックオン「…なぁ刹那ー、もう帰ろうぜー…」
アレルヤ「あれからずっとじゃないか…いい加減にしなよ…」
刹那「まだだ!次こそは…!」
プラドー「今ので200戦200勝か…だが、着実に強くなってきている…!」
セイ「…あのー、皆さん…」
刹那「どうしたセイ」
セイ「その…」
リンコ「そろそろ閉店時間なんですけど…」
プラドー「なんと!もうそんな時間だったか!」
ティエリア「結局あの一回しかバトルできなかった…」
アレルヤ「あれ、そういえばレイジ君は?」
セイ「えーと…」
レイジ「クカー…スピー…」
セイ「30戦目くらいから寝ちゃいました」
ロックオン「まぁ夕方からずっとだからな…」
レイジ「…ぐがっ、ん…?あぁ、終わったのか…?」
セイ「レイジ…寝るならちゃんとベッドで寝なよ…」
刹那「ぐっ…しかし、俺はまだ…!」
プラドー「少年、今日のところはここまでだ」
プラドー「互いにガンプラの製作、そして操縦の技術を磨いて、再び戦おう」
プラドー「私はいつでも、君の挑戦を待っている…!」
刹那「プラドー…!」
プラドー「なんなら、場所を変えて続きをしても構わんが」
刹那「…!なら…」
ロックオン「止めろ刹那!俺たちまで帰れなくなるだろ!」
刹那「くっ…そうだな…プラドー、また日を改めて貴様に再戦を申し込む」
プラドー「承知した…また君と相見えるときを楽しみに待っているぞ」
プラドー「では私は失礼する…イオリくん、長居してすまなかったな」
セイ「いえ、また来てください!お待ちしています!」
レイジ「ハムのおっさん、次来たときは、俺ともバトルしようぜ!」
プラドー「あぁ…では少年、また会おう!」
カランコロン
ロックオン「ふぅ、さてと、俺たちも帰るとするか」
アレルヤ「すっかり遅くなっちゃったね…」
ティエリア「だが、とても有意義な時間だった」
刹那「ああ…セイ、レイジ、お前たちのお陰で、ガンプラの楽しさを知ることが出来た…ありがとう」
セイ「いえ、そんな…」
レイジ「そうそう、俺たちは何もしてねーよ」
カランコロン
刹那「では、世話になった」
アレルヤ「お土産選んでくれて、ありがとうね!」
ロックオン「またガンプラ買いに来るわ!」
ティエリア「ガンプラバトル選手権、健闘を祈っている」
セイ「ありがとうございました!また来てくださいね!」
セイ「…ガンダム00の皆さん」
刹那「…!」
アレルヤ「気付いてたのかい…?」
レイジ「気づかねーほうがおかしいって」
セイ「僕らの様子を覗きに来てくれたんですよね」
ティエリア「突然押し掛けて、すまなかった」
ロックオン「カワイイ後輩が気になってな」
セイ「いえ、僕らも改めて頑張ろうと思いました!」
レイジ「先輩方には負けねーよ」
ロックオン「言ったな~、二期と劇場版も楽しみにしてるぞ」
セイ「ええっ!?さすがにそれは…」
アハハハハハ…
………
イアン「全く…」
イアン「刹那はまた部屋に籠ってるのか」
『ガンプラ製作中!立入厳禁!』
イアン「ガンプラ…?なんだそりゃ…」
イアン「そういや最近はロックオン達もなんか騒いでたな…」
イアン「大会がどうとかいってた気がするが…」
イアン「…ん?なんだコレ」
イアン「こいつぁ…ガンダムの模型か?」
イアン「随分精巧な作りだな…しかもあいつらの機体か」
イアン「エクシア、デュナメス、ヴァーチェ…あれ?」
ゼータプラス<………
イアン「……………」
イアン「………なんだコイツ」
おわり
おまけ
アレルヤ「やぁ、マリー」
マリー「アレルヤ!どこへいってたの?」
アレルヤ「ちょっとヤボ用でね…そうだマリー、君にお土産があるんだけど…」ガサゴソ…
マリー「嬉しい…なにかしら?」
アレルヤ「はい、これだよ!」
つベアッガイ
マリー「箱?…べあっがい…?」
アレルヤ「ガンプラだよ!僕も詳しくは知らない機体だけど、かわいいだろう?」
マリー「がん…ぷら…?」
アレルヤ「なんだか一目見たときからマリーにピッタリな気がしたんだ!」
マリー「アレルヤ…?」
アレルヤ「そうだマリー、ガンプラは初めてだろ?僕と一緒に作ろうよ!」
マリー「……ええ!」
数ヵ月後、ソーマ・スミルノフを名乗る謎の女性ガンプラファイターが、愛機アラックマとともに世界を震撼させることを、まだ誰も知らない………
ひとまずこれで完結です!
応援してくれた方、ありがとうございます
そして、刹那VSプラドーのガチバトルに期待していた方、すみません…
ここまで長く続けたのは初めてでした
また機会があれば、ガンダム関連のSSに挑戦してみたいと思います
では、本当にありがとうございました
このSSまとめへのコメント
アラックマの造形がありありと描写されてワロタ
刹那www
おもろかったよ!
最後蒼月昇の声で脳内再生余裕でした
面白かったな。
特に刹那の壊れっぷりが板についてて笑ったな♪
↑
きっしょ流石池沼共だな
↑
新手のツンデレかな?