スネーク「せめて拳銃ぐらい用意してくれてもよくないか?」 (16)

   大佐「だからそれは潜入エリアに我が軍の薬莢があったら問題になるからで」
スネーク「向こうの拳銃と弾丸ぐらいいくらでも手に入るだろうよ。」

   大佐「それはできん。入手ルートから足がつく可能性がある」
スネーク「じゃあ潜入スパイがみんな持ってるあれは何なんだ。」
   大佐「あれは支給品ではなく自腹だ。特務部門は予算も給料も我々より潤沢なんだ。」
スネーク「あぁもうわかった、じゃあ防弾チョッキなら問題無いだろ」
   大佐「許可するわけにはいかん。」
スネーク「なんなんだよアンタさっきから。」

   大佐「作戦中は我が軍が秘密裏に開発した最新鋭の特殊スニーキングスーツを着てもらう。防弾チョッキを持つゆとりはない」
スネーク「またか。そんなもん大して重要じゃないと毎回毎回言ってるだろ。それよりもっと最低限の武器を
   大佐「このスーツは体温を遮断し敵部隊の暗視QRGカメラに映りにくい素材でできている。開発に6000万ドル、一着70000ドルするものだ。大事に使ってくれ」
スネーク「…いくらだって?」
   大佐「一着70000ドルだ。」
スネーク「そんな金があるなら普通にステルス武器一式揃えられるだろ。」
   大佐「乗り気ではないかね?」
スネーク「当たり前だろ。」

   大佐「君は引き受けてくれるよ、そう信じている」

スネーク「だから俺はもうすでにフォックスハウンドを除隊しているしあんたら何の用意もしない上に

  ナオミ「失礼。」

スネーク「…この美人は?」

  大佐「Dr.ナオミ・ハンター。フォックスハウンド部隊のメディカルスタッフ。遺伝子治療の専門家だ。」

スネーク「軍人か?」

 ナオミ「民間人よ。ATGC社から派遣されているの。よろしく スネーク。ごめんなさい、注射をするわね。」

スネーク「何の注射だ?」

 ナオミ「あら、注射は嫌い?」

スネーク「…」

  大佐「…。」

スネーク「話終わったと思ってないよな?」

  大佐「…。」

スネーク「もういいどちらにしろ俺に選択肢は無いようだ。幸いポケットに無限バンダナを入れっぱなしにしていたおかげで潜入と戦闘までは問題なくできそうだ」

   大佐「それが一番許可できん。」

スネーク「いい加減にしろ!俺の私物だろこれは!」

   大佐「いずれにせよそれは没収させて貰う。我々のブリーフィングに想定されてない物を持ち込むことは許可できん。ミッションのためなんだ。」

スネーク「…あんた自分が何を言っているのか分かってるのか?」

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