桜「夏希ちゃんへの告白を阻止します!」 (85)

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桜「夏希ちゃんに告白しようと思います!」夏希「!?」
桜「夏希ちゃんに告白しようと思います!」夏希「!?」 - SSまとめ速報
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クレア「花梨さんを妹にするわ」夏希「」
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桜「部長としての威厳を取り戻したい!」夏希「……」
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期待

百合を男が書くなんておこがましいとは思わんかね?


我思う故に百合あり。
しかしそこに我、必要なし

──第12話 記録の五十七──


 ピロリロー

夏希「え、何で最終回かつ後60秒弱で放送が終了しようというこんな時に電話が?」ゴソゴソ

 ピッ【着信 古橋 愛】

夏希「あの、古橋ゴメン! 今ちょっと取り込み中なんだけど!」

愛 『ナツキノフ? 実はちょっと聞いてもらいたいことがあって……屋上に来てもらいたいんだ」

夏希「いや、でも今は残り時間が……!」

愛 『大丈夫だよ、既に別の時間軸に入ってるから☆』

夏希「いや意味分かんないよ!?」


◇◇

スタイリッシュアザラシ「アザラシの戦場はここじゃないよ」

◇◇

ピッ

夏希「しょうがないなぁ……すいません、ちょっと屋上行ってきます」

桜 「へっ? な、何だったの? 今の会話!」

夏希「いや、友達が何か話あるらしくて……多分すぐ終わると思うんで」

スタスタ ガララッ

花梨「行ってらっしゃーい」フリフリ

クレア「何か大事なお話かしら?」

牡丹「かもな」

桜「う、あ……うぁぁぁぁぁ……!」カタカタ

牡丹「一体どうしたんだ、桜。生まれたての小鹿の真似か?」

花梨「なんか顔色悪いです……大丈夫ですか?」

桜 「だ、大丈夫な訳ないよ! みんな、おかしいと思わないの!?」バッ

牡丹・花梨・クレア「?」

桜 「最終回もオーラスを迎えようとしてるこのタイミングで! いかにも意味ありげに屋上に呼び出すとか! どう考えても不自然でしょー!?」

牡丹「そうか? よく分からないが……友達ならよくあることなんじゃないか? 例えばどの部活に入ってたか伝えたいとか……」

桜 「牡丹ちゃんのバカ! ぼっち体質! この土壇場でそんなくだらない用事で電話してくるわけ無いでしょ!」

牡丹「……」イラッ

桜 「それによく考えてみてよ、普通の用事だったらそのまま電話で話せば済むことじゃない」

桜 「間違いない……そいつは夏希ちゃんに告白しようとしてるんだよ!」

牡丹・花梨・クレア「な、なんだってー!?」

◇◇

敏腕編集者アザラシ「アザラシにだって……わからないことぐらい……ある」

◇◇

しえ

花梨「多分さっきの電話、愛ちゃんからだったと思うんですけど……」

牡丹「愛ちゃん?」

花梨「はい、古橋愛ちゃん。私達のクラスメートで、仲良しの友達です」ニコニコ

桜 「な、仲良し……」サァァ

クレア「まあ、それならもしかして本当に告白だったりするかも知れないわね」キャッ

牡丹「帰ったら訊いてみないとな」ウンウン

桜 「き、聞いてないよ! 誰なのそいつ!」ズイッ

花梨「きゃっ!? ……た、多分先輩たちに会ったことはないと思います……」

クレア「こら桜さん、何を興奮してるの? 花梨さんを脅かすなんて許さないわよ」ギュッ

桜 「みんなこそ何でそんなに落ち着いてんの! 万が一まかり間違って夏希ちゃんがOKしちゃったりしたらどーすんの!」アワワワワ

牡丹「何だ桜、別にそんなの本人の自由だろう。馬に蹴られて昏睡状態に陥りたいのか?」

クレア「女の子同士だからって差別は良くないと思うわ。海外には同性でも結婚できる国だってあるんだから。ねー花梨さん?」ニコ

花梨「……はい、そうですね?」ニコ?

桜 「どうしてそんなに危機感無いのー!?」ガガン

桜 「大体、裏サイトじゃ夏希ちゃん総受けっぽい雰囲気なのに、アニメじゃ牡丹ちゃんもクレアちゃんも花梨ちゃん推し一方になってるし! どっちなのか統一してよー!」ジタバタ

牡丹「おい、公式批判と受け取られかねない発言は控えてもらおうか……」ギロリ

クレア「ハリガネムシを用意した方がいいのかしら?」ズモモモモ…

桜 「ひぃぃっ!? ……も、申し訳ございませんでした……サーセン!」ドゲザァ!

花梨「ものすごい勢いの土下座ですぅ!?」

◇◇

アザラシ「ハリガネムシは、カマキリとかの寄生虫だよ。爪の間に潜り込ませるとすっごく痛いんだって♪」

◇◇

桜 「と、とにかく私の言いたいのはね! 万一夏希ちゃんが告白を受け入れちゃったりしたら、その……古石とかいう奴の彼女になっちゃって、この部活にも来てくれなくなっちゃう

かもしれないってこと! そうなってもいいの?」

 ピシャーンッ!

◇◇

妄想の中の夏希「あー、アタシ放課後はデートで忙しいんでー、部活は4人でテキトーにやっといてくださいよー。どーせ非公認なんだし別にいいでしょー? んじゃっ☆」

ネーナンダッタノ? ウウンベツニナンデモナーイ ハヤクイコッ 

イチャイチャ キャッキャッ♪

◇◇


花梨「そ、そんな……そんなのイヤですぅぅ……!」ボロボロ

牡丹「まさか、夏希に限ってあり得ないとは思うが……一応相手を爆散する用意をしておいた方がいいのか……」ウムム

クレア「すぐにスナイパーを配置してもらえるかしら。ええ、ターゲットは屋上よ」スマホニムカッテ

桜 「やっと状況を理解してもらえたみたいで何よりだよ……」フゥ

桜 「じゃあ早速追っかけるよスレタイ!」

牡丹「了解だ」

花梨「は、早く行きましょう!」 バタバタ ガララッ

夏希ちゃんってオナ見してもらいたくなる顔してるよね

抜いた

──屋上のドア手前──


クレア「どういう様子か分かる?」

桜 「二人がいるのは分かるけど、遠くてよく分かんない……」ジィィィィ

花梨「どんな話してるんでしょう……まさか、本当に告白?」ドキドキ

桜 「ちょっと距離近すぎるんじゃないの大体何なのあの女ぽっと出のモブのくせに私の夏希ちゃんに馴れ馴れしくしたりして絶対ゼッタイ許さないユルサナイィィ……!」ゴォォォォ!

牡丹「おお、背後から黒い炎を実体化させるとは、なかなかやるな!」カンシン

花梨「さ、桜先輩ちょっとかなり怖いですぅぅ……」ブルブル

クレア「指向性マイクを設置したからある程度の会話なら聞き取れるはずよ」スイッチオン

◇◇

夏希「……そんな、急に言われても困るって……」

愛 「……お願い、私には夏の字しかいないんだよ……!」

夏希「……でもアタシには帰宅部が……」

愛 「……私は中学の時からずっと夏の字だけを見て来たんだよ……?」ギュッ

夏希「!?」

◇◇

クレア「これは……本当に告白だったみたいね」ホワァ

花梨「あっ、愛ちゃんがなっちゃんの肩を掴んだ! も、もしかしてチューするんじゃ……」///

桜「!!」ダッ!

牡丹「えっおい、桜!?」

愛 「だからお願い、私の……!」

桜 「ダメダメダメダメーっっ!!」ズザァァァ!

愛 「うわぁっ!?」

夏希「さ、桜センパイ!? 何でここに?」ビクッ

桜 「古ナントカさんとやら!」ビシィ!

愛 「……古橋です」

桜 「夏希ちゃんはあなたなんかには渡さないよ!!」

夏希「はぁ?」

桜 「夏希ちゃんは帰宅部の部員! そして私は帰宅部の部長……つまり、夏希ちゃんは私の所有物なの! 横から手を出すなんて許さないんだから!」ガルルル!

愛 「あの……この人だれ?」キョトン

夏希「うちの部長で……道明寺桜センパイ」

桜 「分かったら、さっさと尻尾を巻いて退散するんだね! お帰りはあちらだよ!」ビッ

愛 「いや、あのー……話が全く見えないんですけど」

夏希「桜センパイ……もしかして尾けてきてたんですか?」ジト

桜 「へっ? あっいや……ええと、そのう……」シドロモドロ

夏希「センパイがいろいろ自分勝手な人だってことは知ってますけど、盗み聞きなんてするとは思いませんでした」

桜 「い、いや、あのね! これはそういうんじゃなくて……!」ダラダラ

夏希「それにいくら後輩だからって、初対面の人にそんな口の聞き方は無いと思います。古川に謝ってください」

愛 「……あの、古橋なんですけど」ガクッ

桜 「うっ……うううっ……」ウルッ

夏希「へ?」

桜 「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!」ドバーッ

夏希「いきなりマジ泣きぃぃ!?」ギョッ

桜 「夏希ちゃんのバカぁぁぁ! 全っ然、私の気持ち分かってない!」

桜 「私だってずっとずっと夏希ちゃんのこと見てきたのに! これからもずっと一緒に居られると思ってたのに! こんなのヒドイよぉー!」ウワーン

夏希「ちょっ……あの……え?」///

桜 「お願い……夏希ちゃん取らないでよぉ……お願いします……」グスッ

愛 「あ、えーと、そのぉ……ちょーっと、お話に食い違いがあるような気がするんですけど」アハハ…

夏希「……///」ポリポリ

桜 「……え?」

しえん

牡丹「ええっ!?」

クレア「お笑いコンビの結成をお願いされてた?」

愛 「はぁ……前も一回頼んだんですけど、断られちゃって。一度は花梨とコンビを組むことも考えたんですけど」

花梨「えへへ……”あいかりん”っていうんですよぉ」テレテレ

クレア「さすが花梨さん、お笑いの才能もあるなんてさすがだわ」ナデナデ

夏希「ていうかやっぱりセンパイたちもついてきてたんですね……」ハァ

愛 「ただ、私ってボケ担当なんですよ。そうなるとやっぱりツッコミは夏の介の切れ味に匹敵するものは無いなって」

夏希「レス毎に呼び名変えるなうっとうしいわ」

桜「」シロメ

牡丹「やれやれ……また桜の妄言に振り回されてしまったか」

クレア「盛大に自爆していたわね。見ていていっそ小気味よかったわ」

花梨「桜先輩がどうしてあんなに慌ててたのかよくわかりました」ニコニコ

桜 「ちちち違うんだよ! 私はただ、部長の責務としてだね……!」ワタワタ

夏希「へぇぇ……部長の責務として号泣したんですか……?」ジト

クレア「桜さん、そろそろいい加減観念して素直になったらどうなのかしら」

桜 「あうううう……///」チラッ

夏希「……///」チラッ


愛 「……(ムスッ)」

愛 「まあでも、道明寺先輩の心配もあながち間違いじゃないと思いますけどね」

帰宅部「?」

愛 「私は夏っちょんと中学の3年間一緒でした」

愛 「つまり、帰宅部のみなさんの数倍の時間を共に過ごしてきた……言わばみなさんに無い幼馴染的属性を持っていると言っても過言ではない!」

桜 「なっ……た、確かに!」

夏希「過言だろ」

愛 「その上にコンビを結成しお笑いの頂点を目指す事になれば、当然練習に時間を取られる……帰宅部は退部してもらわないといけないですよねぇ」ニヤリ

花梨「あ、愛ちゃん何を?」アタフタ

愛 「結局、夏っちょんは私が貰う形になっちゃうかなぁ?」ニヤニヤ

桜花梨クレア牡丹「!?」

夏希「いやアタシは別にお笑い目指す気は……」

桜 「こんの泥棒ネコッ……やっぱりそういう魂胆だったんだねっ……OPじゃ一瞬しか映ってないし、1話を除いて12話までほとんど登場しなかったモブのくせに…」グギギ

牡丹「そこまで言ったら、戦争だろっ……!」ゴゴゴ

クレア「私たちは5人揃ってこその帰宅部。一人だって譲らない……そうだったわよね桜さん?」キッ

花梨「そんな、愛ちゃんと私たちがなっちゃんを巡って争う事になるだなんて……!」オロオロ

夏希「って、全員全力で食いついてきちゃってるー!?」ガガーン

◇◇

アザラシ「鼻トンガリアザラシ」

◇◇

愛 「ふっふっふ……じゃあルールの確認ですよ。私となつなつが組む”アイLOVEサマー”と、そちらの道明寺先輩ともう一人が組むコンビでのショートコント対決一本勝負」

桜 「勝った方が、夏希ちゃんを手に入れる……!」

牡丹「決して負けられない勝負だな……」

夏希「あのー、アタシの意志は……?」ドヨリーンヌ

クレア「あ、ちょっと待って。勝負の判定は誰がするの?」

花梨 「あ、そうですね……公平な立場の人じゃないと…」

「それは私に任せてもらおうかな」ザザン

牡丹「お、おまえは!」

クレア「校則の異名を持つ……」

桜 「生徒会長、高円(たかまど)レイナ!」

花梨「11話で初登場し、領域(テリトリー)内の全てを光速で校則に拘束するという能力を持った、あの……!」ヌウッ!?

レイナ「ふふふ……ルビ付きの詳細な紹介をありがとう」

レイナ「帰宅部のみなさん、相変わらず楽しそうな事をしているね」

桜 「むぅぅ……何で生徒会長が出てくんの? 私たち、別に悪いことはしてないけど」

レイナ「わかっているさ……校則にコント勝負を禁ずるという項目は無い」

夏希「あったら驚くわ!」

レイナ「ここは私が公平に判定してやろうじゃないか……生徒手錠(ハンドブック・バインド)の名にかけて!」

愛 「ありがとうございます、会長!」

夏希(暇なのかな生徒会長……)

愛 「じゃあ審判も決まったところで、チームごとに分かれて打合せタイムですよ!」

──愛・夏希サイド──

夏希「ていうかさぁ……アタシが八百長するとは考えないの?」

愛 「愚問だね、ナツキング。ツッコミの穴で7年間鍛え上げられたナツキングが、ツッコミで手を抜くことなんてできるハズが無いでしょ」

夏希「んな穴あるかぁぁ!」ビシッ

愛 (それだよそれ!)パァァ

夏希「まあそんなことはしないけどさ……逆にそうすると花梨はともかく、桜センパイたちはコントなんてやったことないんだよ? 不利じゃないの?」

夏希(もっとも日常そのものがコントだと言えなくもないけど……)

愛 「もちろんそれは計算済だよ。”勝てそうな勝負はグイグイ押す、でも勝てなそうな勝負はしない”が私の信条だからね!」ドヤッ

夏希「いやそれ割と誰でもそうだろ……ドヤ顔で言ってるけど別にかっこよくないし……」ハァ

──帰宅部サイド──

花梨「桜先輩! 誰と組むんですか?」

桜 (花梨ちゃんには経験者というアドバンテージがある……ただ、どう見てもボケ担当……私がツッコミオンリーで回せるのか……)

牡丹「組手なら自信あるんだがな……コントなんてどうやったらいいのか……」

桜 (牡丹ちゃんとは一番付き合いが長い……でも元ぼっちの牡丹ちゃんがお笑いの舞台でパフォーマンスを発揮できるのか不安もある……)

クレア「私はいつでも準備OKよ!」フンス

桜 (一番読みづらいのがクレアちゃん……ボケというよりも世間とズレた天然が持ち味だけど、時々ブラックなツッコミも垣間見せる……)

桜 「ううううう、誰にしよう?」

桜の相方>>30

花梨

レイナ「さて、作戦タイムは終わりだが……道明寺さん、相方は誰にするんだ?」

桜 「私の相方は……花梨ちゃん! コンビ名は、”さっかりん”」ドドーン

夏希「何か発癌しそうなネーミングですね……」

花梨「分かりました! 私、なっちゃんのためにがんばります!」グ

レイナ「では、これより”アイLOVEサマー”対 ”さっかりん”のコント対決一本勝負を開始する!」

しえ

── 先攻・アイLOVEサマーのターン ──

愛 「愛でーす!」

愛 「菜月でーす!」

愛 「二人合わせて…」

夏希「って私の分まで言うなよ! それに名前の漢字間違っとるわ!」ビシィィ!

愛 「私ら同じクラスの友達同士でコンビ組んでんですよー」

夏希「そーだね」

愛 「友達ってすごく大事ですよね!」

夏希「やけに一般論っぽいけどまあそこは同意する」

愛 「朱に交われば赤くなるって言葉の通り、友達選びは慎重に考えなくちゃいけません」

夏希「なるほど」
 
愛 「ところでなっぴーはさぁ」

夏希「だからスレごとに呼び名変えんな!」ビシ

愛 「例えば中学3年間ずっと一緒で高校でも仲良しの、気心が知れた可愛いクラスメイトと、意味不明な活動ににうつつを抜かして非公認のくせに部長とか名乗ってる、ぽっと出の素性もはっきりしないツインテール女、友達として選ぶならどっちがいいと思う?」

夏希「セリフが長くて読みにくいよ! それに例えにしては異常に説明詳しすぎるだろ!」パカーン

エレナ「むっ……これは……」

エレナ(一見テキストで見ると大して面白くも無いように見えるけど、安藤さんのタイミング、台詞、ツッコミの力加減のハーモニーが実に絶妙! 見る者を引きずり込む小気味よいテンポで進行していくわ!)

エレナ(ボケの古橋さんも負けていない。あの二人、特に練習する時間も無かったはずだけど……驚くほどの息の合い方だわ)

エレナ(おまけに……)チラ

桜 「あ、あの女ぁぁ……自分だってツインテールのくせにぃぃ……!」ギリギリ

牡丹「落ち着くんだ桜、相手の挑発に乗っては思うツボだぞ」

エレナ(ネタにかこつけての道明寺さんへの精神攻撃まで……これで後攻の二人は思うように力を発揮できるのかしら)

── 後攻・さっかりんのターン ──


桜 「さ、さくらでーす!」グググ

花梨「かりんでーす!」

桜 「二人合わせて!」

花梨「さっかりんでーす!」


牡丹「出だしは普通だな」ゴクリ

クレア「花梨さん、しっかり!」ググ

桜 「ショートコント”先輩と後輩”!」

花梨「今日も部活動頑張るぞー(棒)」

桜 「あっ部長であるところのセンパイ! 今日も可愛くてかっこいいですね! アタシ憧れちゃいますよ!」ツインテールピョコピョコ

花梨「はっはっは~、そうかな~? じゃあ早速二人でしっぽりと香川に行こうか~?(棒)」

桜 「な、なんでだー!」ビシ

花梨「……ぐ、ぐはー(棒)」

クレア「アレはもしかして誰かの真似なのかしら……」イラッ

牡丹「桜め、花梨に無理な演技を強要させて……本当は、中の人だって話数と共に成長しているのに!」グギギ


愛 「この様子じゃ、私たちの勝ちかな?」ニヤリ

夏希「もー何やってんですか……ネタも意味不明だし……」ヤキモキ


エレナ「それに前の二人に比べると、ツッコミのタイミングの悪さが際立ってしまう」

エレナ「さっきの挑発のせいで気合が入り過ぎて空回ってしまっているんだ……」ウウム

花梨(こ、このままじゃ、負けちゃう……?)アワワ

花梨(なっちゃんのために、桜センパイ一生懸命なのに……)

花梨(どうしたらいいの……!)

クレア(桜さん、花梨さん!)

桜 (えええ? 急に心の声でどうしたの?)

牡丹(桜よ、夏希役を演じつつさりげなく(?)桜×夏希をステマしたいのは分かるが……)

桜 (んななななな何言ってんののの!?)ドキーン

クレア(そこに立っているのは、桜さんと花梨さんなのよ)

牡丹(自然体の二人で勝負するんだ。そうすれば……きっと勝てる!)

桜 (!)


愛 「どうしたんだろ……ネタ忘れちゃったとか?」

夏希「いや、そうじゃないよ」

夏希(でも自然体の二人って、どうやるつもり? ネタだって練ってないのに)テニアセ!

花梨「ショートコント”先輩と後輩2”!」キリッ

花梨「私たちの放課後の部活も、ずいぶん活動記録が増えてきましたねー」

桜 「そうだねー」

花梨「私、本当に感謝してるんです。こんな楽しい時間を過ごせるなんて、本当に初めて」ニコニコ

花梨「優しい先輩たちと、一緒に付き合ってくれた大事なクラスメイト……友達のおかげです」

桜 「そ、そっかな……///」

花梨「先輩は、私の大事な友達の事、どう思ってるんですか?」

桜 「へ?」

花梨「教えてください」ズイッ


夏希(こ、これコントでも何でもなくない!?///)

桜 「え、えっと、その……うーんと……必要不可欠なツッコミ役というか……抱き枕カバーの素材というかぁ……」

花梨「……」プクゥゥゥ!

花梨「先輩の……先輩のバカッ! 素直じゃない桜先輩なんて……大っ嫌いですー!!」ドゴォォォォ!

桜 「」パリーンッッ!!



夏希「ちょ! 桜センパイが崩壊してる!?」

牡丹「まずい! 花梨の”一言必殺(ワンショット・キル)”がもろにヒットしたぞ!」

夏希「それ技名あったんですか!?」

牡丹「とにかく、ドクターストップだ! 心肺蘇生を……!」ダッ

クレア「待って」スッ

夏希・牡丹「え?」

クレア「まだ桜さんの魂……夏希さんを時にはストーカーのように、時にはセクハラオヤジのように愛する魂は、死んではいないわ」

夏希「何だそれ!?」ウレシクナイ

桜 「……えへ、えへへへ……効いたよ、今の一言……」ヨロッ

エレナ(あの攻撃を受けて、立ち上がった……ですって?)

桜 「ごめんね、私ってば……情けない部長だね」

花梨「いいんです」フルフル

桜 「私、花梨ちゃんの大事な友達の事、大好き」

花梨「はい」コクン

桜 「でも、それだけじゃないよ」

桜 「牡丹ちゃんもクレアちゃんも……花梨ちゃん、あなたも」

桜 「大事な大事な部活の仲間で、友達で……大好きだよ!」

花梨「桜先輩ー!!」ウワァァァン ダキッ

牡丹「うむ、うむ……大団円だなっ……」ダバダバ!

クレア「素晴らしいショートコントだったわ……」ウルウル

夏希「いや今の一ヵ所もコントに引っ掛かって無かったでしょ明らかに!!」///

パチパチパチパチ……!

夏希「へ?」

エレナ「ブラボー! 素晴らしい!」パチパチ

愛 「ぐすっ……まさかここまでのものを見せるなんて……っ」パチパチ

夏希「おかしいの私の方なの? ねえ!」ガガーン

エレナ「さて、では結果発表に入るわけだが」

夏希「しっかりしてくださいよセンパイ……」ダキカカエ

桜 「はうううう……ホントに効いたよ……」ピヨピヨ

花梨「ご、ごめんなさい先輩! 私……私ついやり過ぎちゃって……」ウルウル

クレア「いいのよ花梨さん、あなたは悪くないわ」ナデナデ

牡丹「悪いのはヘタレな桜だからな」

エレナ「やれやれ……感動的ではあったが、採点はルールに基づいて厳正に審査させてもらうからね」

帰宅部だー

愛 (確かに感動的だったけど……総合的に採点すればやっぱり私と夏希の方が圧倒的に勝ってるはず!)

愛 (そもそもよく考えたら、最後の全然お笑いじゃなかったし)

愛 (勝利は私たちのもの! そして夏希も……)ウエヘヘヘヘ

エレナ「では発表する。勝者は……”さっかりん”だ!」

愛 「よっしゃぁぁ!……って、な、な、何ぃぃぃー!?」ガガーン

愛 「なな何でですか! ひいきは良くないと思います!」

クレア「確かに、古井さんと夏希さんのコンビは素晴らしかったと思うわ。採点基準を教えてもらいたいわね」

愛 「古橋です」

エレナ「”アイLOVEサマー”は、確かにツッコミ、ボケとも秀逸だった。”さっかりん”は、感動的だったものの、お笑い要素はいまいち」

夏希「まあそうですよね」

愛 「だったら何で……!」

エレナ「だが、これは『ショートコント勝負』だ!」

夏希「あ……」

エレナ「”アイLOVEサマー”のネタは漫才! ルールに抵触したとみなし、よって”さっかりん”の勝利と判定する!」

愛 「」

牡丹「おお、なるほど!」ポン

花梨「漫才とコントって違うんですか?」

夏希「知らずにやってたんかい!」

桜 「はらほろひれはれ……きゅう」

愛 「私は、基本的な所で既に敗北していたというの……」orz

牡丹「やったな桜! 私たちの勝ちだ!」ユサユサ

桜 「うぇぇぇ……揺らさないできぼちわるぅい……」

夏希「わぁぁぁぁぁ! ヒロインがこんな所で吐いたりしたらどこのラノベの展開だって言われちゃいますよ!」アタフタ

◇◇

アザラシ「アザラシは友だち少なくないよ?」

◇◇

牡丹「あのイーハトーヴォのすきとおった風……」

【空気清浄語(エア・リフレッシュ・ロゴス!)】

── 少々お待ちください…… ──

桜 「と、とにかく! これでもう、夏希ちゃんは私たちのものだからね! 手を出すの禁止だよ!」ウップ ヨロヨロ

夏希「所有物扱いはやめてくださいよ」

愛 「はぁ……参ったなぁ……」ポリポリ

愛 「負けましたよ、道明寺先輩。お笑いのセンスはともかく、夏の字を大事に思ってる気持ちは伝わってきましたから、認めてあげます」

桜 「古市、さん……」ウルッ

愛 「古橋です。でも、夏の字と友達でいることぐらいは、許してくれますよね?」

桜 「う、うん……ごめんね私こそ、ひどいこと言っちゃって。夏希ちゃんと花梨ちゃんのこと、これからもよろしくお願いします!」アクシュ!

愛 「はい、任されました!」ギュ

エレナ「歴史的和解だね。仲良きことは素晴らしき哉」ウンウン

夏希「……って、何だか恥ずかしいわ!」///

花梨「夏希ちゃんの照れツッコミが出たー♪」ニコニコ

桜 「と、いうわけで! みんなの絆がより深まったところで!」

牡丹「最終回を迎えても」

クレア「私達帰宅部の活動は」

花梨「まだまだこれからだー!」ワーイ

♪ イッマーシッカデッキナッイー…

 ガララ!

夏希「自然な流れでエンディングに移行しようとしないでください」

桜 「へ?」

夏希「桜センパイ」

桜 「ハ、ハイ」

夏希「何かアタシに、ちゃんと言うべきことがあるんじゃないですか……?」ギロリ

桜 「ファッ!? ……な、なんのことかなー……Wer reitet so spat durch~♪」

夏希「唐突に魔王を歌ってごまかしてるつもりですか」

夏希「あくまでシラを切るつもりなら、アタシにも考えがあります」

夏希「ちゃんと言わないなら、今後一切桜センパイのボケにはツッコんであげません!」ドドーン

桜 「なっ…! そ、それだけはご勘弁を……! 言いますから言いますからサーセン!!」orz

エレナ(そんなにツッコんでもらえないのがショックなんだ……)

エレナって誰だっけ

桜 「あのー……どーしてもここで言わないとダメ、ですか……?///」チラ

全員「……」ワクワクドキドキ

夏希「だってセンパイ、後に回したらまた日和るのが目に見えてますから……」プイ


桜 「ううううう……わ、分かったよ!」キッ


桜 「夏希ちゃん、好きです! 私と、付き合ってくださいっ!」テヲサシダシ



全員(キャー!///)

>>53
生徒会長

>>53 >>26

会長かありがとう

夏希「……///」

クレア(夏希さんの答えは……?)ドキドキ

桜 「ううううう……」ガクブル

夏希「…………//////」

花梨(なっちゃん、すごく悩んでる?)ドキドキ

夏希「……28点」

桜「へぁ!?」

夏希「全くひねりが無いので5点引いときました」

全員(って、今の採点の間だったんかい!!)

しえん

桜 「そ、そそそそそんなぁぁ……既に赤点だったなんて……そ、それじゃあ……」グスッ

夏希「で?」

桜 「……え?」

夏希「いつからアタシの事好きだったんですか?」

桜 「は、はい?」

夏希「説明不足をちゃんと補足したら、少しは加点を考えてあげてもいいですよ?」ニコ

桜 「な、夏希ちゃん……!?」パァァ

牡丹(何か始まったぞ)

クレア(ここからがメインと言っても過言じゃないわね)

桜 「え、えっとぉぉ……その……クラブ勧誘の時からです……///」

夏希「!?……へ、へぇぇ~……そうなんですかぁぁ……///」

夏希「もしかして、一目惚れって奴ですか?」

桜 「そ、そうです……」セイザ

夏希「あんな一瞬会っただけでとか、何だか軽い気がしちゃいますねー」カタスクメ

桜 「そ、そんなぁ! 私は本気で夏希ちゃんのことがぁ……」ウルウル

夏希「って、それってズキンアザラシの時かいっ!!」

愛 (電光石火のはずの夏希のツッコミがだいぶ遅れた!?)


◇◇

アザラシ「そもそも原作ではなっちゃんはクラブ勧誘に行ってなかったよ」テヘ♪

◇◇

夏希「百歩譲ってそれを認めてもですね」

夏希「アタシが花梨に誘われてたまたま帰宅部に行かなかったら、どうするつもりだったんですか?」

桜 「うっ!……そ、それはぁ……」オロオロ

夏希「どうせセンパイの方から声掛けてくれたりしなかったでしょうし。きっとアタシ、センパイのことなんて知りもしないままになるとこでしたね」

桜 「う……ううっ……」ウツムキ

夏希「このチキン。根性なし」ズズン…

桜 「うわぁぁぁ……サーセン……ほんまサーセンっしたぁぁ……」シクシク

花梨(桜先輩を言葉責めするなっちゃん、今すっごく輝いてる!)パァァ

夏希「それに今回のことが無かったら、いつまでも告白する勇気も出なかったですよね」

夏希「それでいて裏サイトでアタシの抱き枕とかカレンダーとか……どんだけストーカー体質なんですか」

桜 「」シロメ

夏希「まあでも、正直に言えたので」

夏希「5点足してあげます」

桜 「ほ、ホントに!?」パァァ

牡丹(夏希の上げ下げ具合が絶妙すぎる)

クレア(落ち着いて桜さん、それでもまだ33点よ!)

4

夏希「じゃあ次です。その……アタシのどこを、好きになってくれたんですか?」///

桜 「ええっ!? や、やっぱそれも言うの?」キョロキョロ

夏希「当たり前です。じゃないと説得力が無いじゃないですか」ウデグミ

桜 「え、えっとぉ……あ! ほん」

夏希「アタシのくせ毛の事について触れたら100点減点します」ギリッ

牡丹(いきなり大本命を塞いできた……だと!?)

愛 (何の話か分からん)

桜 「えぅぅぅ……えーと、そのぉ……いつも冷静そうに見えて実は可愛いものが大好きだったりとか……素っ気無さそうに見えて本当は優しくて気づかいができるとことか……」

夏希「……///」ピョコピョコ

花梨(なっちゃんの本体がハートマークになって嬉しそうに跳ね始めた!)

クレア(大量得点のチャンスだわ!)グ

桜 「あ、後は……センパイにも容赦ないツッコミとか……弟にも容赦なく逆エビかけるとことか……うっと、えっと……」ウーンウーン

夏希「何だそれ意味わからん!!」ピキッ

愛 「あ、くせ毛が#型になった」

牡丹(今のは減点対象だな)

桜 「あうあうあう……うーんうーん……」アタマカカエ

夏希「はぁ……もう終わりですか。ホントにアタシの事が好きなら、100や200は出てくると思ったんですけど」

夏希「しょせんその程度の気持ちだったって事ですね、やっぱ軽いなー……もう帰宅しましょっか」

桜 「まままま待って待って! 言います言います全部言いますからぁ!!」スガリツキ

桜 「夏希ちゃんのちょっとかなり控えめな胸とか! ちょっとした拍子に見えるうなじのとことか!」
桜 「スカート丈はもうちょっと私みたいに攻めてくれてもいいのになーと思うけどツッコミの拍子にちらっと見えそうになるパンツが逆にすごくドキドキしたりとか!」
桜 「スレンダーなスタイルもいいよね! 腰からお尻へのラインとか、もう最高! 白のハイソックスもいいけど黒ニーソとかハイソックスとかも絶対似合う!」
桜 「似合うといえば、夏希ちゃんはやっぱり犬タイプっていうより猫タイプだよね! 孤高だけどエサ上げるときだけすりよってくる感じの! 実はつけてもらいたいなーと思って猫耳と猫尻尾いつも用意してるんだよ!」
桜 「でも一番いいのは、何と言ってもその目だよ! ジトっとした目でツッコまれると、もうゾクゾクしておかしくなっちゃいそうなんだよいつも!」
桜 「声なんてもう芸術作品の域だよ! 耳と脳が蕩けちゃいそうになるの! 実をいうと今も言葉責めされてるだけで私、ピー 」
桜 「それでそれで! たまーにニッコリ笑顔を向けてもらっちゃったりしたらもらっちゃったりしたら! もうどこまで私を翻弄すれば気が済むんだよ夏希ちゃんは!」キャーキャー

夏希除いた全員「うわぁぁ……」

桜 「そういう全部全部みんなみんなひっくるめて」

桜 「夏希ちゃんの事が大好き……」ニコ

夏希「…………//////」カァァァァ

牡丹(ま、まんざらでも無さそう……だと!?)

夏希「ど、どんだけアタシの事好きなんですか……いつも普通そうな顔して、アタシの事そんな目で見てたんですね……///」カミノケイジリイジリ

桜 「しょーがないよ……だってホントのことだもん」

夏希「まあ、そのヘンタイっぷりに免じて、27点ぐらいあげてもいいですよ……///」

花梨「わっ!やりましたね桜先輩! 赤点回避ですよ!!」

桜 「じゃ、じゃあ、返事は……!」

夏希「それは保留です」

桜 「」

支援

桜 「ど、どーしてどーしてー! あんまりだよぉぉー! 夏希ちゃんの意地悪! ドS! ド貧乳!」ジタバタ

夏希「ええいやかましいわ!」ピキッ

夏希「だってセンパイがヘタレな事実は変わりないですし」

桜 「ううっ……」シュン

夏希「まあ、アタシのことが好きだってことはよくわかりましたけどね……///」

桜 「!!」パァァ

夏希「でもそんなやらしい目で見てくるような人と付き合ったりしたら、どんな目に合わされるか分かったもんじゃないですよね」

桜 「あうう……」ガクッ

クレア(夏希さんがここぞとばかりに桜さんで遊んでいるわ)

牡丹 (まるで起き上がりこぼしのようだ……)ブルッ

花梨(お菓子食べたい)

桜 「ううううう……もう分かったよう……夏希ちゃんは私を生かさず殺さず、生殺しでもてあそぶつもりなんだ……」

夏希「人聞きの悪い事を言わないでください」ハァ

夏希「しょうがないですね……じゃあ特別に、いいものをくれたら前向きに考えてあげてもいいですよ」スッ

桜 「い、いいもの? でも髪飾りは前あげちゃったし……」

夏希「そういう物質的なものじゃないです」クイ

桜 「へ?」

 チュッ

桜 (い、今の、何?)

桜 (夏希ちゃんの顔が目の前に近づいて)

桜 (柔らかくてあったかいのが、私の唇に……)

桜「な……ななななな……」

夏希「ま、まあ今日はこれぐらいで許してあげます///」

夏希「でもこれで終わりじゃないですからね、次からはもっと」

桜 「」プシュルルルル バターン

夏希「っておいい!?」

チョットセンパイー!? シッカリシテクダサイヨー!

シンパイソセイダ! ダメヨセッカクノチューガウワガキサレテシマウワ!

ココハマカセロ、ハンドブックバインド! ソノワザイマイミナイデスヨネー!?

愛 「やれやれ……」フゥ

花梨「愛ちゃん♪ 終わったみたいだし、うちの部室に遊びに来ない? お菓子とお茶があるよ~」

愛 「いや、ありがたいけど……さすがにお腹いっぱいって感じ……」タハハ

花梨「そっかぁ……」コクリ

花梨「でも、ありがとね、愛ちゃん」

愛 「へ?何が?」

花梨「今日の事。愛ちゃんが敵役をやってくれたから、桜先輩がやっと素直になってくれた」ニコニコ

愛 「あー、別にそんなつもりじゃないよー。勝ったらホントにナツリズムにはコンビになってもらうつもりだったし」フリフリ

花梨「そんなこと言って……でも途中までは心配しちゃった。愛ちゃんがホントに夏希ちゃんのことが好きだったらどうしようって」クス

愛 「まあほら私は、勝てなそうな勝負はしないのが信条だからさ」ボソ

花梨「え? 何か言った?」

愛 「ううん、何でもない♪」

ふぅ……

──桜復活までもう少しお待ちください──

◇◇

アザラシ「場つなぎアザラシ~」

◇◇

桜 「さーて! じゃあ全てが丸く収まったことだし!」

夏希「いや全然収まってないですしそもそも全部センパイが原因ですし」

エレナ「君たちは本当に毎回面白いな……また遊ぶときは誘ってくれよ」アハハ

花梨「はい! もちろんですエレナさん!」

クレア(えっ何ですって)エレナ…サン…?

桜 「次の活動にかかりますか!」

牡丹「次の」

クレア「活動?」

花梨「ほえ?」

愛 (もうセリフが残ってない)

桜 「やだなー、決まってるでしょ!」

【Let's Go Home!】


◇◇

アザラシ「アザラシ・フィナーレ!!」チュドーン

◇◇

おわり

遅くまで付き合ってくれた人、支援安価レスありがとう

帰宅部第二期と放送局拡大再放送を祈りつつ百合SSを読み漁る作業に戻ります

おつ

おつおつ

乙!

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