ジャン「今回は、一位を目指すぜ俺は!」
エレン「正直俺は興味ないな」
アルミン「まあ一位になったところで特に何もないしね……」
ジャン「あるだろ!なんつーか、こう、な!?」
アルミン「それに、きっと今回もリヴァイ兵長が一位だよ」
エレン「……勝手に決めつけんなよ」
アルミン「え?」
エレン「結果なんてまだ分からないだろ……!」
アルミン「いや、さすがにこの結果だけは分かるよ……」
エレン「アルミン、俺はやる前から無理とか言う奴は嫌いだ」
アルミン「えっ?」
エレン「俺が、今回の人気投票で一位になってやる……!」
アルミン「ええ!?」
ジャン「お、おい」アセアセ
アルミン「(興味無いんじゃなかったの)」
ジャン「へっ、俺が一位になるに決まってんだろ」
エレン「訓練兵の時に行われた人気投票では一票しか入らなかったお前がか?」
自演じゃん
>>3
しーっ!
ジャンって性格はアレだが、優秀だったから、200数人いる訓練兵の中には少なからずジャンを好きな女もいたろ
生意気小僧を膝まづかせたいS系の女とか、
もしくはダメ坊っちゃんを構いたい母性系の女に
好かれそうだな
まぁ男からかもしれんが
あいつ、口さえわるくなきゃいいヤツだし、もっとモテると思うのによ。。
なんであんなに喧の立つ言い方しちまうんだろうな。
口悪くなくてもそこまで良い奴じゃない
男気はあるかと思うが
つーか
その一票はマルコだろ
マルコが一番ジャンの良い所解ってんだから
投票形式によるだろうな。
周りに絶対ばれないような選挙みたいな形式なら幾らか入るだろうけど、用紙配られて適当に回収みたいな形式だと入らないと思う。
例えば男性陣でユミルやサシャに入れたらめっちゃからかわれるだろうからそれと同じ感じ。
ジャンのどこが口悪いのか全く理解できない
口が悪いって事を馬鹿とかしねとかそういう短絡的な事だと思ってないか?
もしそうならそういうのは口汚いって言うんだよ
性格が悪い
ジャン「一票入っただけでもマシな方だぜ」フン
アルミン「(確かに、一票も入らない人も結構いるからね)」
アルミン「(でもその一票って……マルコかな?)」
エレン「どうせマルコだろ!」
ジャン「!」
アルミン「ちょ、エレン!」アセアセ
ジャン「………………」
エレン「あ……悪ぃ、ついムキになっちまった」アセアセ
エレン「ごめん」ペコッ
ジャン「いや……とにかく俺はお前だけには絶対負けねえからな!」タタタ
アルミン「(どうするつもりなんだろ……)」
キース『貴様らには、兵団人気投票に参加してもらう!』
訓練兵『人気投票?何だそれ?』ヒソヒソ
キース『簡単だ、指定の紙に自分の好きな兵士の名前をフルネームで書いて』
キース『指定の投票箱に入れるだけだ』
ジャン『(好きな兵士………)』チラッ
ミカサ『(エレンでもいいの?)』チラッ
エレン『(調査兵団………!)』キラキラ
キース『もちろん、訓練兵も投票対象だ』
キース『投票は二週間後に行われる』
キース『それまでに決めておけ!以上!』
アルミン『みんなは誰に投票する?』
エレン『調査兵団に決まってるだろ!やっぱりリヴァイ兵長か……?』キラキラ
コニー『誰でもいいな、自分でいいか!』
マルコ『ジャンは、誰に投票するか決めた?』
ジャン『ああ///』
ジャン『(俺の好きな人はただ一人……)』
ジャン『ミカサ//』
マルコ『え?そっか……』
マルコ『(好きって、そういう好きじゃないと思うけどまあいいか)』
ジャン『マルコは誰だよ、俺はいったんだからお前も言えよなっ//』グイグイ
マルコ『僕?僕は……秘密!』
ジャン『はあ?不公平だぞマルコ!隠さないで言えよ~!』グイグイ
マルコ『あはは、秘密だよ』
ミカサ『私はエレンに入れるつもり』
ジャン『………………』
ジャン『(そ、それでも俺の気持ちは変わらないぜ!)』
マルコ『フランツは??』
フランツ『僕は………彼女に//』チラッ
ジャン『ハンナか?ハンナが好きなのかお前、へえ~』
フランツ『秘密だよ!///』
ミーナ『ハンナは誰に入れるの???』キラキラ
ハンナ『私は……うーん、どうしようかな……?』
ミーナ『フランツとかいいんじゃない?』
ハンナ『え、フランツ?フランツ………』ウーン
ミーナ『あっ、アニは?』
アニ『どうせ順位が何であれ成績が上がるわけでもないし』
アニ『誰でもいいよ』
ミーナ『えー?つまんないよ!じゃあ私に入れてね!』
アニ『はいはい、分かったよ』
ミーナ『やったわ!アニの票ゲット!』ワーイ
クリスタ『サシャは誰にするか決めた?』
サシャ『私はキース教官に入れます!』キリッ
クリスタ『え?』
サシャ『(そして私が票を入れたことを知った教官は)』
サシャ『(私を見直してくれるはず!)』フフフ…
クリスタ『(何か企んでる!?)』
ユミル『クリスタはどうすんだよ』
クリスタ『私はまだ……どうしようかな』
ユミル『私はクリスタに入れるぞ?』
クリスタ『え!?じゃあ……私もユミルに入れるね!』ニコッ
正直エレンもミカサとアルミン以外入れてくれる奴いないだろ
なんやかんや二週間が経ち、人気投票の結果
一位はダントツのリヴァイ兵長だった
エレン『さすがリヴァイ兵長だよな!』キラキラ
ミカサ『エレンの女性票が3票ってどういうことなの……?』ゴゴゴ
アルミン『(僕には合計で6票入ってた……誰だろう)』ヨシッ
ミーナ『アニー!ありがとう!』
アニ『……あんたも私に入れたでしょ?』
ミーナ『もちろん!アニは私の憧れだから!』
ハンナ『(男性票が4票も入ってた……)』
フランツ『(ハンナを狙ってる男がいるのか……!!)』
モブがいるだろ
ジャン『俺、一票かよ!?』
マルコ『よかったじゃないか、誰かがジャンに入れてくれたんだよ?』
ジャン『しかも、男性票って………』
ジャン『ホモかよおい!?』ゾゾゾ
マルコ『いやだからそういうことじゃないって』アセアセ
ジャン『ミカサの一票だったら6000人分の価値があるのにな……』ガクッ
マルコ『あはは……本当好きだね』
ジャン『それに比べて、お前はやっぱすごいな……』
ジャン『男性9票、女性12票って』
マルコ『うん……まあ一番入れてほしい相手は入れてくれなかったけどね』
ジャン『え?まさか、お前が入れるって決めてた奴か?』
マルコ『ふふ、さてどうかな!』ニコニコ
ジャン『いい加減教えろよ~!』ペシペシ
ジャン「(あとで気付いたんだ)」
ジャン「(あのときの一票はお前が入れてくれたんだって)」
ジャン「(だってあの頃はお前くらいしか入れてくれそうな奴いなかっただろ?)」
ジャン「(それなのに俺はミカサに……)」スタスタ
コニー「よおジャン」
ジャン「おお、コニー」
コニー「ジャン、今回は誰に投票するんだ?」
ジャン「やっぱミカサ……だな」
ジャン「(後悔しても、もうマルコはいない)」
ジャン「(二度とマルコには投票できないんだ……)」
コニー「お前すごいな、ミカサはどう考えてもエレンに入れるのにな」
ジャン「うるせーよ」
まぁ訓練兵時代のジャンなんてマルコから入れてもらえりゃ御の字だろ。
ジャン「そういうコニーは誰に入れんだ?」
ジャン「また自分に入れんのか?」
コニー「いや……今回はちゃんと自分以外に入れるつもりだぜ」
ジャン「誰?」
コニー「んー、まだ秘密にしとくわ」
ジャン「は?言えよ!隠す意味あんのか?」
コニー「いいだろ!?まだ確定じゃねえし……」
ジャン「ちっ、分かったよ」シブシブ
サシャ「あ、コニーとジャン」スタスタ
ジャン「よお、サシャは今回誰に投票するんだ?」
ジャン「前は……教官だっけか」
サシャ「そうでしたね……結局何もありませんでしたよ」
サシャ「だから今回はちゃんと自分の投票したい!っていう人に投票しますよ」
コニー「え、誰?サシャにもいるのかそういう奴!?」
サシャ「失礼ですね、コニーこそいるんですか?」
コニー「まあ……一応な?」
ジャン「誰だよ」
サシャ「それは、秘密です!誰にも教えません!」
ジャン「分かったよ、もう潔く諦めるぜ」ハァ
サシャ「まあ気が向いたら教えます」
いきなりシリアスになった。
いいね
マルコの一票にも一個旅団並みの価値があったな…
>>29
自分がss書くと
どうしてもシリアスになってしまうんだ
ジャン「決まってないなら、ぜひ俺に投票してもらいたかったんだがな」
サシャ「ぷっwwあ、はい、考えときますww」プフ
ジャン「あ!?な、何で笑うんだよっ!」
サシャ「いえw何かジャンってwwまあ何でもないです、はいw」クスクス
ジャン「はあ?何なんだよ!?」
コニー「サシャ、笑うなって」マガオ
サシャ「えっ?す、すみません……」
サシャ「(コニーに真顔でそんなこと言われると怖いですよ)」ブルルッ
コニー「ジャン……俺は本当に悪いことしたと思うぜ」
コニー「仲間の思いを裏切っちまった……」
ジャン「え?何が?」
コニー「何かお前見てたら思い出しちまったぞ……」アア
サシャ「え?どうしちゃったんですかコニー?」アセアセ
コニー「だから応援してんぞジャン!頑張れよ!」
ジャン「お、おう?」
コニー「じゃあな!」タタタタ
ジャン「(何なんだコニーのやつ……?)」
サシャ「まあきっと一人一人、この人気投票にかける思いは」
サシャ「いろいろあるんでしょうね……もちろん貴方も、そして私も」
ジャン「そう……なのかもな?」
サシャ「では、私は用があるので失礼しますね」
サシャ「さっき笑ってしまってごめんなさい」
サシャ「私も応援してますから!」タタタタ
ジャン「ああ、頑張るぜ」
ジャン「(というか、今思ったが何を応援してるんだ?)」
ジャン「(人気投票のことでいいのか?)」
ジャン「(結構教えてくれないよな……)」スタスタ
ジャン「(俺はすぐ教えるのによ)」オッ
アニ「…………」ボーッ
ジャン「憲兵団に入った、アニじゃねえか」スタスタ
アニ「あ?ああ……あんたか」ハァ
ジャン「おい!何でそこでため息つくんだよ!」
アニ「ごめん、別にジャンだからガッカリしたとか」
アニ「そういうことじゃないから」
ジャン「まあ別にいいけどよ……アニは誰に投票するか決まってるか?」
アニ「……………まだ決まってない」
アニ「決まらない、いくら考えても決められない……」
ジャン「そんなに悩んでるのか?」
アニ「自分でもあり得ないくらい悩んでるよ」
ジャン「それって、候補がいなくて悩んでるのか」
ジャン「候補がいすぎて悩んでるのか?」
アニ「さあね……どうだろう」
アニ「いないと言えばいないし、いると言えばいすぎる」
ジャン「んー……やっぱアニの言うことってよく分からねえな」
アニ「分かる人には分かるよ、別に分からなくていいけど」
ジャン「どうしても決まらないなら、俺に投票……」
アニ「それはない」
ジャン「っ」
アニ「でもまあ……それもいいかもね」
ジャン「俺は大歓迎だぜ?」
アニ「はいはい、で、ジャンは誰に……って言わなくても分かるか」
ジャン「わかるのかよ!?」
アニ「ミカサ」
ジャン「すげえな……アニ」
アニ「いや、104期生ならこんなの常識問題だよ……」
アニ「つか、あんた変わらないね……」
ジャン「そうか?それっていい意味で?」
アニ「……さあ?じゃあね」スタスタ
ジャン「どっちだよ!くそ……」
ジャン「自分なりには変わったつもりでいたんだがな……」ウーン
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