マミ「佐倉杏子が仲間になった」(340)

マミ「ティロ・フィナーレ!!」

ギィヤアアアアアア――

マミ「ふぅ……、今日だけで2体目よ。いったいどうなってるのかしら」

QB「ベテランの魔法少女でも、一日で2体の魔獣は流石に辛かったかな?」

マミ「別にそんなことはないわ。ただ少し疲れただけよ」

QB「そうかい? それなら安心だ」

QB「でも、無理は禁物だ。またいつ魔獣が現れるか分からないんだから、
   今日は帰ってゆっくりと休むといいよ」

マミ「ええ、言われなくてもそうするわ。またね、QB」

杏子(腹減ったなぁ…… 最後に飯食ったのっていつだっけ……)

杏子(あ…… だめだ。意識が朦朧としてきやがっ――)ドサッ

―――――
―――


マミ(早く帰ってシャワー浴びたいわね)テクテク

―――タイ キ―――ポッキ―――ハンバ ガ―――

マミ(な、なにかしら。 うめき声のようなものが聞こえた気が……)

マミ(あそこのゴミ捨て場から聞こえてくるわね…… 酔っ払いかしら?)チラッ

マミ(え?私と同じ歳くらいの女の子!?)

マミ「あなた、大丈夫?」ペシペシ

杏子「ママ……ゴハン……ダ…………ムニャムニャ」

支援やな

マミ(だめね…… でも、このまま放置すとくのはマズイわよね)

マミ(とりあえず、私の家に運びましょう)ヨイショ

マミ(結構重たいわね…… 魔獣退治後にコレは結構キツイわね)

杏子「オナカ……イタ-……パパ……ムニャムニャ」

マミ(まったく、人の苦労も知らないでどんな夢をみてるんだか)

―――マミの部屋――――

マミ「たっだいまー……って、誰もいないんだけどね」

マミ「まずはこの娘をベッドに運んで」トサッ

マミ「ふー、疲れた。 思わず連れて帰ってきちゃったけど
   この娘どうしようかしら」

杏子「Zzz……」

マミ「ねぇ、ちょっとあなた、起きなさいよ」ペシペシ

杏子「Zzz……」

マミ「返事がない……ただの屍のようだ」ボソッ

マミ「な、なんてね/// さて、夕食の準備でもしようかしら」

―――トントン……ジュージュー……
マミ「できた! 名づけて『森の妖精が摘み取った宝石』」

マミ「なんちゃってー、本当はただの野菜炒めなんだなこれが!」

マミ「……」シーン

マミ「虚しい――」

杏子「クンクン……、この匂いは!?」ガバッ

マミ(!? さっきの独り言聞かれちゃったかしら)ドキドキ

杏子「って……ここどこだ? 誰かの部屋みたいだけど」

マミ「やっとお目覚めかしら、お嬢さん」

杏子「お嬢さんってだれだ アタシは杏子だ、佐倉杏子」

マミ「私はマミよ、巴マミ ねぇ、あなたどうしてあんな――」

グウゥゥー 杏子「///」

マミ「ふふっ、とりあえずご飯、食べる?」

杏子「いいのか!? すまねーな!」

マミ「どうぞ、召し上がれ」ニコッ

このマミさん可愛ええ

さやかは?

そろそろマミさんが幸せになれる毎日が来てもいいと思う

杏子「ごちそーさまでした! 美味かったぜ、ありがとな」

マミ「こんなに喜んで貰えるなら、作り甲斐があるわ」ニコッ

マミ「で、どうしてあなたはあんな場所で倒れてたの?」

杏子「いやぁ…… お腹がすきすぎてバッタリと……」

マミ「呆れた…… いったいどんな生活をしていたら、空腹で路上に行き倒れられるのよ」

マミ「まさか家出娘じゃないでしょうね…… あなたの家はどこなの?

杏子「家出じゃないって 家なら見滝原橋の下にあるし」

マミ「え……よく聞こえなかったわ。もう一度お願い」

杏子「だから、見滝原橋の下のダンボールハウスだって」

杏子「んじゃ、長居しても悪いし、そろそろ帰るよ」

マミ「帰るってまさか橋の下じゃないでしょうね……?」

杏子「そうにきまってんじゃん 他に行く当てもないんだし」

セックルシーンになったら呼んで

マミ「だめよ! うら若き乙女が、そんな危険な場所に住んでいては」

杏子「そんなこと言われても……」

マミ「どんな理由があって家出したのかは知らないけれど、野宿なんてありえないわ」

杏子「イヤ……そもそも家出じゃないっつってんじゃん……」

杏子「ま、案外住めば都なんだぜ? 家賃も0だしな」ケラケラ

マミ「でも…… やっぱり駄目よ ちゃんと両親に謝って家に帰りなさい」

杏子「しつけぇなぁ…… わかったわかった じゃあ、そうするよ」スッ

マミ「ええ 今度からは行き倒れる前にそうしなさい」

杏子「じゃ、飯ごちそーさん」バタン

マミ「行っちゃった…… ちゃんと家に帰ってくれるといいんだけど」

マミ「さてと、私もご飯食べて、シャワー浴びて寝ましょう……」

マミさん可愛いww

マミあん!④

―――翌日―――

マミ(今日は日曜日……いつもどおり特に予定はない……)

マミ(適当に朝食を済ませて、パトロールに出かけましょう)

マミ(それに、昨日の娘……佐倉杏子さんだったかしら)

マミ(まさかとは思うけど、本当に橋の下にいるかも知れないし)

マミ(ちゃんと家に帰ったわよね?)

QB「おはよう、マミ 昨日はしっかり休めたかい?」

マミ「あら、おはようQB 少し変わった娘に会っただけで、休息はできたわ
   ソウルジェムの曇りも無いし大丈夫よ」

QB「だったらいいんだ。最近、見滝原町で活発に魔獣が出現しているからね」

マミ「まったく、勘弁してほしいわね…… 何か原因があるのかしら?」

QB「それについてなんだけど――」

円環の理アリの世界か

マミ「つまり―― 隣町の魔法少女の不調が原因ってこと?」

QB「そうなんだ その分、こちらに魔獣が集まってきてるみたいなんだ」

QB「彼女、腕は良いんだけどね もう少し真面目になってもらえると僕も助かるのに」

マミ「そうね…… 私も毎日毎日魔獣退治だと、気が滅入っちゃうわね」ハァ

QB「そういうわけだから、もう少しの間頑張ってもらうよ マミ」

マミ「了解よQB でも、できるだけ早くその娘を説得してね」

QB「それなら問題ないさ どうせまた無一文で、お腹を空かして町を徘徊してるだろうし
   見つけ出して少しばかりのお金と食料を渡せば、やる気を出してくれるよ」

マミ(……昨日あった娘も空腹で倒れたって言ってたわね……)

マミ(魔獣よりも、見滝原の家庭事情が心配だわ……)

マミ「だったら、今日は徹底的にパトロールしたほうがいいわね
   まったく、折角の休日だっていうのに……」

QB「いいじゃないか、どうせぼっちなんだろう? この前の週末も、その前の――」

マミ「なにかいったかしら? QB?」イラッ

QB「さ、さぁ今日も張り切ってパトロールに赴こうじゃないか!」バッ

マミ「逃げたわね! 待ちなさいQB!」バタン

このスレは伸びるべき

しえん

子淵

杏子「腹減ったなー……」

杏子(昨日の―― 巴マミのところにいって飯を……)

杏子(そりゃいくらなんでも図々しいか……)

杏子(仕方が無い 盗みは……止めるって決めたんじゃないか……)

杏子「あー…… 腹減ったなー……」

杏子(だめだ、完全に手詰まりじゃねーか……)

杏子(こんな状況で魔獣に出くわしたら、半分も力が出せないかもな……)

グゥオオオオオオオオオオオオオォォン

杏子「チッ まったく、この期を待ってましたとばかりに瘴気が立ち込めてきやがったな」

杏子「あーあー…… めんどくせーなぁ…… 逃げようかな……」

シエンタ

QB「こっちだ! マミ! 魔獣の反応がする!」

マミ「パトロールを始めて1時間もたってないというのに……」ダッ

QB(…… 魔獣の反応に加えて、何か反応が……杏子?)

――――――
―――


杏子「クソッ…… こんな雑魚、私が本調子なら数秒もかからないってのに!」

ガキィンガキィン

杏子「ッ痛! 足がっ!」

グルルルル

杏子「ハハッ、これで私も終わりか…… くだらねー人生だったな……
   みんな、今から私もそっちに行くよ…… また家族一緒に仲良――」

『ティロ・フィナーレ!』

グワァアアアア

マミ「円環の理に導かれて、お逝きなさい!」ドヤッ

杏子(えんかん……の……ことわり?)

断わりwwwwwwwwww

いたいのだわ

杏子「た、助かったよ とりあえず礼を――っ」

杏子「!? 昨日のお節介女!」
マミ「!! 昨日の家出娘!」

杏子「って、だから家出じゃねーって」

マミ「そんなことより、あなた魔法少女だったの!?」

杏子「そーゆーお前だって、魔法少女だったとはなー」ケラケラ

杏子「昨日に続き今日までも助けられて、感謝の言葉もねーよ」

QB「杏子! まったく君ってヤツは、急にいなくなったと思ったら
   こんなところで魔獣と戦ってるだなんて」
   
杏子「なんだよ、テメェが魔獣退治は願いの対価だとかいうから仕方なく
   戦ってやってるんじゃねーか」
   
QB「そんなこと言って…… 万全の状態じゃないのに一人で特攻して
   やられてるようじゃ世話ないけどね」
   
杏子「チッ うるせーな…… 真面目に戦ったんだからいーじゃねーか」

マミ「全然よくないわよ!」

杏子「!!」ビクッ

支援

マミ「あなたね、私が助けてなかったら今頃やられてたのよ!」

マミ「あんな無茶な戦いを挑んで、あなたが死んだら悲しむ人だっているでしょう!?」

杏子「…い…よ」ボソッ

マミ「大体、家出なんてね、するもんじゃ――」

杏子「悲しむヤツなんて、誰もいねーっつってんだよ!」イラッ

マミ「!!」ビクッ

杏子「あ…… わりぃ…… 怒鳴っちまって……」

マミ「ご、ごめんなさい 事情も知らず説教なんて……」オロオロ

杏子「気にすんなよ…… 私こそ助けてもらったのに、その……ゴメン」

マミ「……」
杏子「……」

QB「く……空気が重い」

QBが空気読むとか成長したな

俺が悲しむ

マミ「とりあえず、今回のグリーフシードはあなたにあげるわ」シュ

杏子「何から何まで、世話になりっぱなしで悪いな」パシッ

QB「ま、これで一件落着だね 杏子が魔獣退治を再開すれば、
   この町に増えた魔獣も減っていくだろうし」
   
マミ「そう……あなたの話した魔法少女はこの娘のことだったのね」

QB「また行き倒られても困るし、杏子、食料の手配はボクがなんとかしてみるよ」

杏子「あぁ、そうしてくれると有難いね……」

マミ「その必要はないわ」

杏子「何いってんだよ? それじゃアタシ生活できねーじゃん」

マミ「そうね」

杏子「あのー それじゃアタシはどーすれ――」

マミ「ねぇあな…… 佐倉さん あなた、私と一緒に暮らしてみない?」

杏子「……見ず知らずのヤツに、そんな迷惑かけられねーって」
   
マミ「見ず知らずじゃないわ…… 私は巴マミよ 知ってるでしょ?」

杏子「まぁ……名前は昨日聞いたけど…… それだけだし」

マミ「それだけじゃないわ だって私たち、同じ魔法少女だし――」


『それってつまり、仲間ってことでしょ?』


杏子「仲間……」

マミ「ね、悪い誘いじゃないと思うの」

杏子「縄張りめぐって争うヤツがいるってのに……
   本当にお節介なヤツだぜ……まったく」

マミ「で、どうなの? 来るの 来ないの?

杏子「ん…… っと…… そうだな……」

マミ「……」

杏子「ふ…… ふつつかものですが、その…… よ、よろしく」///

マミ「そう! ふふ、良かった!!」

マミ「これからよろしね、佐倉さん」ニコッ

杏子「杏子でいいよ、かたっくるしいし」

マミ「そう? だったら改めて―― 杏子、よろしくね」ニコッ

マミ「それから、私もマミでいいわよ、杏子」

杏子「あ……あぁ お、お世話になるぜ……マミ」


QB「もしもーし、二人ともー…… 聞こえてない……」

グリーフシードじゃなくね?
なんだっけ
魔石だっけ

黒砂糖

いいね

―――帰宅―――

杏子「お、おじゃまします……」

マミ「ちがうわよ、杏子」

杏子「え?」

マミ「ただいま、よ 今日から二人で住むんだからね」

杏子「そ、そうか? じゃぁ…… ただいま」

マミ「ハイ、おかえりなさい 杏子」ニコッ

杏子(あぁ、この感覚……久しぶりだな なんか、あったかいな……)

マミ「じゃあ、今度は私の番ね」

マミ「ただいまー」

杏子「お、おかえり…… マミ」///

マミ(ふふっ…… こんなに楽しいのって、ひさびさね……)ニコニコ

>>35
ちっこくて角ばったグリーフシードだよ

そういえばソウルジェムの汚れはどうしてるんだ?

マミが元気なだけで、楽しそうにしてるだけで嬉しい

こっちの世界でのさやか仲間化→円環られるまでもオナシャス

空気が読めるQBは最近の流行りなの?

マミ「さてと……、二人で住むにあたって
   いろいろルールを決めようと思うんだけど」
   
マミ「杏子は、料理とかは――」

杏子「食べる専門!」

マミ「……とは薄々感じてたけど、食事当番は当分私の担当ね」

マミ「じゃ、早速料理の準備でもしようかな 杏子は何か嫌いな食べ物はある?」

杏子「好き嫌いはしない主義なんだ」キリッ

マミ「そう……だったらいいだけど……」テクテク

杏子「ん……どうした?」

マミ「……」ズイッ

杏子(か、顔が近い)///

新鮮だ。

マミ「臭う……」クンクン

杏子「……へ?」

マミ「あなた、ちゃんとお風呂入ってるの?」

杏子「ダンボールハウスにはシャワーなんてねーよ
   金に余裕があるときだけ銭湯とか――」

マミ「服、脱ぎなさいっ!」ガバァ

杏子「な、なにすんだよマミ!」ササッ

マミ「食事は後よ、まずはこの小汚い犬ッころに命の洗濯を……」

杏子「わかった、わかったから! 自分で脱ぐから」

マミ「そう…… じゃあ、私先に行ってるから、あなたも早く来てね」ガチャ

杏子「ふー、なんとかなったな―― 」

杏子「って、先に行ってるってどういうことだ!?」

wktk

すばらしいね

杏子「は、はいるぞー」

マミ「ええ、どうぞ……」

杏子(なんか緊張するなー…… 銭湯とかじゃなくて、個室ってのは恥ずかしい)///

マミ「ほらほら、つっ立ってないでこっちに来なさい」

杏子「わ、わかったよ……」

マミ「はいこれ、被って」

杏子「これって……しゃんぷーはっと?」

マミ「あなたにはこれがポンデリングにでも見えるのかしら?」

杏子「いや、健啖家なアタシでもそれはないって」

マミ「つべこべ言わず、被りなさい」エイッ

杏子(完全にペースをもっていかれてる……)ポスッ

マミ「シャワーかけるわよー」キュ

杏子「冷たっ―― 」

マミ「あら、ごめんなさい とりあえず頭洗うわよー」

杏子「いや、だから自分でそれくらいやるって」

マミ「いいのいいの、私がしたいんだから、やらせてよね」

マミ(こーゆーのって憧れてたのよね…… パジャマパーティとか)ワシャワシャ

杏子(なんだかなー…… これじゃアタシ、ちっちゃなガキみてぇじゃん)ワシャワシャ
   
杏子(まだ親父達と一緒に暮らしてたころは妹とよくお風呂入ったけな……)グスッ

マミ「どうしたの? 目にシャンプー入っちゃったかしら?」

杏子「な、なんでもねーよ!」

杏子「つーかさ、マミ、さっきから気になってたんだが……」

イイヨイイヨ

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さるよけ

杏子「胸…… 当たってんだけど……」

マミ「!!」

マミ「あ、あら…… 迷惑だったかしら 気にしなくてもいいのよ?」

杏子「当ててんのか? 当てつけてんのか? 私のが小さいからって……」

マミ「別に他意はないわよ? もしかして杏子ちゃん……
   そっち系の娘だったの? 刺激が強すぎちゃったかしら」フフッ

杏子「な、なにいだしやがんだよ! アタシはフツーだ! フツー! 」

杏子「っつーか、いきなりちゃん付けとか止め――」シャワシャワー

マミ「はいはーい、シャンプー終了ー」

杏子「流された……」

マミ「文字通り水に、ね」

杏子「くっだらねー…… つーかお湯じゃん?」プッ

マミ「……」シャワシャワー

杏子「冷たっ! ちょ! 止め……止めろって」

―――――
マミ「……流石に湯船に二人は厳しいわね」

杏子「そう思うんなら、実行する前に気づいてほしかったんだけどな」

マミ「そうかしら? わたしは楽しいわよ」

杏子「へいへい そーですかー」プィ

マミ「まったく、杏子ちゃんはかわいいでちゅねー」

杏子「うっぜー 超うぜぇー」

マイ「ふふ、ごめんなさい からかいすぎたわ」

杏子「……」ブクブクブク

杏子(何か調子狂いっぱなしだなー……)

杏子(でもまぁ……)

杏子「こんな温いのも……悪くない……かもな」

マミ「あら? お湯冷めてきたかしら?」

杏子「なんでもねーよー」ブクブクブク

なんという、なんという、百合時空。。

イイヨイイヨー

すてきなすてきな百合の園だな

杏子「さっぱりしたー」ホカホカ

マミ「魔獣退治後のシャワーは格別ねー」ホカホカ

マミ「それじゃ、夕飯作りに取り掛かりましょうか」カチャカチャ

マミ「杏子ー、何かリクエストはあるー?」

杏子「美味いヤツならなんでもー」

マミ「くっ、そういう反応一番困るってゆうのに……」

マミ(とりあえず冷蔵庫にあるもので適当につくりましょう)

杏子(……マミが料理を始めたので、手持ち無沙汰になってしまった)キョロキョロ

マミ「暇だったら、その辺にある雑誌でも読んでていーわよー」

杏子「りょーかーい…… ん、こんなところにノートが出しっぱなしに……」パララララ

オヨヨ支援する

そのノートはまさか黒くて鎖がかかってたり銀の装飾がしてあったりしないか・・・

見ちゃ駄目だーー!

杏子「なになに? 必殺技の候補案に、決め台詞?」パララララ

杏子「 『アルテマ・シュート……これは駄目、ボツね』 」フムフム

杏子「これは俗に言う中二――」

マミ「き ょ う こ さ ん ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

杏子「おー、なんだマミ もうできた―― 」

マミ「……見たの? 見ちゃったのね?」ギラッ

杏子「お、おい…… なんか目ー、据わってんぞ? それに包丁なんて危な――」

マミ「ミ タ ノ ?」ブン

杏子「あっぶねー!? な、何すんだよ?」

マミ「このノートを見られたからには、みんな死ぬしかないじゃない!」ブン

それはとても危険なフラグだなって!

しえん

マミ「なんてね…… 冗談よ」

杏子「じょ、冗談きっついって……(包丁は無いだろ包丁は)」

マミ「ただし、もし外でこの事を言ったら……」

マミ「円環の理に導かれることになるわよ」ジャキン

杏子「は、はい……誰にも言いません お耳ダンボでお口チャックします」ガダガタ

マミ「分かればよろしい……分かれば……
   もうすぐ料理もできるからおとなしく漫画でも読んでなさい」クルッ

杏子(マスケットの召喚って、冗談じゃ済まないって)

杏子(このことにはできるだけ触れないようにしないとな……)

杏子「…………マルテマ・シュート」ボソッ

ヒュンヒュン……ザクザク

杏子「ご、ごめんなあい……」ガクガク 
   (包丁が床に……包丁が床に……)

――――――
杏子「ごちそうさまでしたー!」

マミ「はい、お粗末さまでした」

杏子「マミの料理は美味いな……肉じゃがなんて久しぶり食べたぜ」

マミ「煽ても 包丁とか、マスケットしか出てこないわよ」ニコッ

杏子「本当にすみませんでした」

マミ「仏の顔も三度までよ?」

杏子「肝に……ソウルジェムに銘じます」

マミ「ふふ、いいのよ分かってくれたのなら
   それじゃ私は後片付けしなきゃね」

杏子「手伝うよ」スッ

マミ「お皿わらないでね?」クスッ

杏子「そこまで不器用じゃねーよ……」

アルテマ④

―――洗面所―――

マミ「……」シャカシャカシャカ
  「……」ガラガラ…ペッ

マミ「はいっ、歯ブラシ」パス

杏子「いや、それは駄目だろ」

マミ「冗談よ、冗談 流石の私もそれを受け取られると対応に困るわね……」

杏子「だったらはじめからすんなよ」ヤレヤレダゼ

マミ「でも、生活に必要なもの、明日買いに行かないとね」

マミ(学校帰りにジャレコに寄って……)

マミ「そういえば杏子…… あなた学校は?」

杏子「小卒」キリッ

マミ「……日本の教育制度はどうなってるのかしら?」

>>67
包丁持ったマミさんがそっち向かったぞ

マミ「QB、ちょっと来て」パンパン

QB「なんだい、マミ? 杏子を学校に入れろって言うのは無理だよ?」

マミ「チッ 使えないわね……」

QB「心外だなぁ、僕の力があれば、見滝原中に入学させるのは簡単だよ?」

QB「でも、残念ながら杏子の頭脳では、現在の教育カリキュラムに
   ついていくことができないからね……無意味だよ」

杏子「てめぇ…… 馬鹿にすんなよ!?」

マミ「杏子、日本の三権分立は、司法、立法と?」

杏子「魔法」

マミ「……じゃあ、光合成に必要なものは、日光の他に何が必要?」

杏子「気合」

マミ「……」

QB「小学校だって、魔女退治でろくに出席してないんだしね……当然かな?」

wwwwwwww

マミサンカモーン!

マミ「買い物リストに各種ドリル類と……」

杏子「私の武器は、槍だぜ?」

マミ「だめだわ……想像以上にアホの娘だったわ」ウルッ

杏子「いや、冗談だ……、計算とか漢字のヤツだろ?
   それくらいは知ってる 嫌いだけど」

マミ「とりあえず、当分の間は自宅でミッチリ勉強させようかしら……」

杏子「うげぇ…… 四則演算できて、文字の読み書きができたら十分だろ?」

マミ「あなたの将来が心配だわ」ハァ

杏子「このままずっーと、マミの家に寄生してやるから大丈夫だぜ?」ニヤニヤ

マミ「そう……だったら大丈夫ね…… でも、私の嫁になるのなら
   常識くらいは知っていてほしいものなんだけど……」

杏子「ハァ? 嫁って何だよ……」

マミ「いきなり一生一緒にいろって告白されるなんて
   やっぱり佐倉さんって、そっちの人なの?」

杏子「いや、勝手に言葉のニュアンス変えるなって……、でもって私はそっちの人じゃない!」  

QB「……僕を呼び出して放置したうえに、のろ気ですか」

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日本の三権分立は他の国と違って司法、立法、魔法なのか…勉強になった

マミさんのドリルヘアーのことかと思った

ティーチャーマミ爆誕!

マミ「あら? まだいたのQB」

QB「……」イラッ

QB「まったく…… それじゃ、ボクはこれで」クルッ

マミ「随分と話し込んじゃったわね……」

杏子「ふあーあー そろそろ眠くなってきたな……」

マミ「そうね……これからのことはまた明日話し合いましょう」

杏子「んじゃ、私はあっちのソファーで寝るかー」

マミ「あら、私の一緒のベッドじゃ不満なのかしら?」

杏子「イヤなわけじゃないけど…… その……」

マミ「そっちの人には刺激が強すぎるかしら?

杏子「だーかーらー、違うって 
   いい加減ネタ引っ張りすぎてうぜぇ」

気合があれば何でも出来るって本当なんだな

あん

マミ「で、結局一緒のベッドに寝ている杏子ちゃんなのでした」ニヤニヤ

杏子「あーあーあーあーあーあー ナニモキコエナイー」

マミ「(かわいいなぁもう) それじゃ、おやすみなさい杏子」

杏子「…………オヤスミ」

マミ(今日はちょっとはしゃぎ過ぎちゃったかしら)

マミ(でも、こんなに楽しいのって本当に久しぶりね……)Zzz

杏子「……おーい、マミ、もう寝たかー?」

杏子「……寝ちゃったか」

杏子(昨日までは、ダンボールで寝泊りしてたのになぁ)

杏子(今日一日は久しぶりに楽しかったな…… 念願の友達だってできたし……)

杏子(明日目覚めて、ダンボールの上って落ちは……勘弁してほしいな……)Zzz

やっぱ青ヴィッチに横恋慕するのはバッドエンドフラグにしかならないしこれが最良の選択だったか

あんこは他人に影響されやすいんだな

杏子「寒い……」

杏子「朝起きたらまたダンボールの上で寝てた」

杏子「あれは、やっぱり夢だったのかな」

杏子「……」ジワッ

杏子「ウツダシノウ」パリン

ざんねん きょうこは えんかんの ことわりに みちびかれてしまった!!





『GAME OVER』







杏子「……そんなぁ……私を一人にしないでよぉ……」

マミ(うなされてるみたいね…… 大丈夫かしら?)

マミ杏かー
支援

えっ
こんなのってないよ

俺もアルテマ④

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夢落ちの夢落ちか

ジリリリリリリリリ――

杏子(何か酷い夢を見たような気がする……)

マミ「うーん、はいはーい、今止めますからねー……」

杏子「んー…… マミ、なに目覚まし時計に話しかけてるんだよー」

マミ(! そういえば昨日、女の子をお持ち帰りしたんだっけ?)カチッ

杏子「ふあー、 おはようマミ!」
   (夢じゃなかった 夢じゃなかった!)

マミ「朝からテンション高いわね……」

マミ「朝食はトーストでいーわよねー」

杏子「ああ、問題ないぜ」

百合百合もいいなー

背筋を寒いものが走り抜けたよ。。

―――――――
マミ「じゃあ、私は学校があるから…… とりあえずコレを渡しておくわ」ポイ

杏子「ん? これって、この部屋の鍵か?」

マミ「そうよ、出かけるときはちゃんと戸締りしてよね」

杏子「おいおい、無用心だな 昨日今日あったばかりのアタシに
   自分の家の鍵を渡すだなんて」

マミ「信用してるのよ…… 裏切らないでよね、絶対」

杏子「大丈夫大丈夫、裏切らないから……絶対」

マミ「そう、それなら良かった それじゃ私、学校行ってくるから」

杏子「いってらー」

マミ「はいはい、行ってきます」ガチャ

マミさんの裏切らないでね絶対って
なんか怖いな

お持ち帰りで!

まさかのここから。。。

ヤンデレ臭wwwwww

35
杏子(一人になってしまって、再びやることがなくなってしまった)

杏子(いつもならQBを呼んでオセロでもやってる時間だけど)

杏子(そうだ、ダンボールハウスに荷物でも取りに行くか……)

杏子(……荷物、とられてなければいいんだけどなぁ)


―――――――
―マミの教室

マミ(杏子、暇を持て余してるんじゃないかしら……)

マミ(ああ、だめだめ、今は授業に集中しないと)

マミ(……杏子の寝顔かわいかったなぁー)

まておいヤンデレ展開なんざ誰も望んでないぞ

――――――
杏子「あっちゃー、アタシの自信作だったんだけどなぁ……」

杏子「雨にも風にも負けない、鍵尽きダンボールハウスもこうなっちゃ……」

杏子「仕方ない…… 放課後まで適当に町を散歩でもしてようかねぇ」

QB『……大変だ 杏子! また魔獣が現れた!』

杏子「なんだ……これで3日連続じゃないか 本当、精が出るねぇ」

QB『場所は、見滝原中の近くだ! これからマミにも連絡を――』

杏子「その必要はないさ 今日の私は昨日と違って万全なんだ」

QB『そうかい? だったら連絡はしないでおくよ』

杏子「さて、さっさと魔獣退治に向かいますか」ダッ

マミさん今までネタキャラ扱いしててごめんよ

――――――
ほむら「これで終わりよ……」ヒュンヒュン

グギャアアアアアアアアアアアア

ほむら(魔女が居なくなったと思ったら、今度は魔獣とはね……)

ほむら(それでも、私は彼女が守ったこの世界を……)

杏子「なんだぁ? QBのヤツ嘘吐きやがったのか? 魔獣なんてどこにも――」

ほむら「……」

杏子「……目付きの悪い魔法少女が一人いるだけじゃねーか」

杏子(っつーか、あのリボン、すっげー似合ってねぇ……)

ほむら「佐倉……杏子」

杏子「!! てめぇ…… なんでアタシの名前を」

ほむっ!

ホムキター

素直にツインにするとかおさげに戻すとかでよかったのにね

>>101
ほむほむほむ?ほむほむっ!ほむむ!!

目付き悪いって杏子にだけは言われたくないだろうな

QB「彼女は暁美ほむら、彼女も魔法少女なんだけど、少しイレギュラーでね」

杏子「QB!? どっから沸いてきやがった、気色悪い」

QB「(気色悪い……) 彼女はね、巴マミを超えた中二病患者なんだ」

ほむら「……」

杏子「は?」キョトン

QB「杏子、魔法少女はソウルジェムは穢れに染まると、どうなるか知ってるかい?

杏子「消滅するんだろ? てめぇが契約するとき言ってたじゃねーか」

QB「そうなんだ、でも暁美ほむらがいうには魔獣……いや魔女になるとかなんとか」

QB「とどのつまり、彼女は妄想が行き過ぎてるかわいそうな娘なんだ」

杏子「……」チラッ

ほむら「……」プイッ

ほむら「このリボンにケチつけてムカつかせたヤツぁ、何モンだろうーーーとゆるさねえ!
     このカチューシャ結びが小学生みてェーだとォ?」

正直あんまり似合ってないよね、リボン

円環の理④
眠いな

QB「魔法少女としては非常に優秀なんだけどなぁ……」

QB「まったく、ボクもなんでこんな娘と契約しちゃったのかなぁ?」

QB「……まぁ、魔法少女同士なら仲良くできるかもしれないね
   それじゃ、魔獣も倒せたようだし ボクはコレで」

ほむら「……」

杏子「…… なんでアタシの名前知ってたんだ?」

ほむら「……QBから聞いていたのよ、素行の悪い魔法少女だって」

杏子「そうかい……」

ほむら「それじゃ…… 私はスペアがあるから、これはあげるわ」ポイ

杏子「グリーフシード……いらないってんなら受け取るが……」

杏子「敵じゃ……ないんだよな?」

ほむら「ええ……そう思ってもらっても構わないわ」

ほむら(いまさら仲良くしたって……)

ほむら「……それじゃ」スッ

杏子「……」

杏子(なんだか、あいつ寂しそうな顔してたな……)

杏子(気のせいか?)

杏子「そろそろマミの学校が終わる時間か……」

杏子(QBを携帯電話代わりにするのは、内容を聞かれるのが癪だし)

杏子(校門の前で待ち伏せしておこうかな……)

――――――

ほむら(何やってるのかしら、私)

ほむら(佐倉杏子や巴マミと、仲良くすればいいじゃない、それなのに)

ほむら(私、ずっと、あなたのことだけ考えてる……)

ほむら「まどかぁ……会いたいよぉ……」

アルテマ・シエン

キーンコーンカーンコーン―――――
杏子(校門に立ちっぱなしってのは案外、恥ずかしいもんだな)

杏子(みんなジロジロみてくるし、早く出てこないかなぁ、マミ)

マミ「杏子!? どうして学校に?」

杏子「た、たまたま通りかかったんだ、それで丁度いい時間だったから」

杏子「迷惑だったか?」

マミ「いえ、そんなことないわ ただ、ちょっと目立ちすぎるわね……」

杏子「ゴメン」シュン

マミ「別に怒ってるわけじゃないのよ? さ、行きましょう」

杏子「行くってどこへ?」

マミ「昨日話したでしょ、あなたの生活必需品、そろえなきゃ」

ほむほむ…

――――――
マミ「そういえば、家見てきたの?」

杏子「あー、うん、駄目だった」

マミ「そう、心無い人がいるものね……」

杏子「いや、っつーかさ じいさんに乗っ取られてた……」

マミ「え? それで杏子はどうしたの?」

杏子「無理追い出すわけにも行かないし、それに私には……」

杏子「帰りを待っていてくれる人がいる、家があるから」ボソッ

マミ「……」キュン

マミ「そ、そうね……、杏子にはウチがあるし、問題ないわよね」

杏子「でも、服とか歯ブラシだとか、全部おいてきちゃったからなぁ」

杏子「全部買い揃えると大変だよな……」

マミ「お金の心配なら問題ないわよ」

マミ「訳あって一人暮らしをしているけれど、保護者がね……
   お金だけは、たくさん寄越して来るの」

杏子(あんまし、深く追求しないほうがいいかな、この話題……)

杏子「そ、そうなのか、だったら遠慮しないぜ?」

マミ「ええ、じゃんじゃん買っちゃいましょう」

44
――――――
マミ「杏子にはこっちの方が似合うじゃない?」

杏子「えー、ひらひらしてるのは魔法少女の時だけで勘弁してくれよー」

――――――
マミ「歯ブラシとかって、何かこだわりある? 適当でいいかしら

杏子「んー、適当にマミが見繕ってよ

――――――
杏子「マミー、コレかってー」

マミ「何でも買っていいとは言ったけど、食頑はだめよ食頑は」

杏子「えー……、マミのけちぃ」

――――――   
マミ「さて、今晩の食事の材料でも買っていこうかしら」

杏子「あー、クリームコロッケ食べたい、クリームコロッケ」

マミ「まーた、難易度の高いものをリクエストしてくれるわね」

マミ「……出来合いのものじゃ、だめ?」

しえん

ミス
メモの部分までコピペしてしまった

こまけぇこたあいいんだよ

いけねえ俺もマミさんちに帰らなきゃ

――――――
杏子「流石にこれは」

マミ「買い過ぎたわね……」

マミ「杏子は荷物を整理しといてー、私はご飯の支度するからー」

杏子「りょーかいー とりあえず衣類をクローゼットに――」

――――――
―――


杏子「これでお終いっとー」

杏子(ついでにお風呂掃除して、沸かしておくかー)

マミ「片付けが終わったら、計ドやっておきなさーい」

杏子「あー、ドリル買うってのは冗談じゃなかったのか……」

杏子(つーか、まるでお袋みたいじゃねーかよ……)

杏子「満腹満腹ー♪」

マミ「料理している間に、お風呂が沸いてるなんて、楽でいいわねー」

杏子「料理できない分、他の家事は私がやるよっ」フンス

マミ「共同生活を提案したときは、どうなるかちょっーと不安だったけど
   案外うまくいくものねー」

杏子「こんな生活を味わうと、もう二度とダンボールには戻れないかもなぁ……」

マミ「……寝るまでに時間が結構あるわね」

杏子「学校の宿題とかはやんなくていーのか?」

マミ「私は優等生だし、大丈夫なの それよりあなたに勉強を教えましょうか?」

杏子「そ、それは、マミが学校いってる間にやっておくよ」

マミ「ちゃんと添削するから、サボらないで真面目にやりなさいよ?」

杏子「あぁ…… ダンボールハウスが恋しい……」

メガネをかけて指導棒をもった魔法のティーチャーマミマミは爆誕しないかー

sie

もう一人の魔法少女を忘れてないかなっ☆

――適当に数日程経過
――学校

マミ(杏子との生活にも慣れてきたわね……)

マミ(最近は魔獣の活動も少ないし、順風満帆って感じかしら?)

『なー、今日二年生に転校生がきたらしーんだけど、すっごい美人らしいぜ?』
 
『へぇー、どんな娘かなぁ? 俺、覗きに行こうかなー』

『ハハッ、おめーじゃ年下にすら相手にされねーっての』

マミ(転校生か……私には関係ない話ね)

マミ(それよりも夕食の献立のほうが大事ね……杏子は何食べてもおいしそうに
   食べてくれるし、作り甲斐があるのよねー)

円環の理で消えてしまうなら最初から出なければいーのよ!







嘘です、ぜひ。でてきてください。
お願いします。

―――2年教室―――
ほむら「暁美ほむらです、よろしく」

さやか(転校生ねー…… あのリボン、全然似合ってないなー)

早乙女「じゃ、暁美さんの席は―― 美樹さんの隣で」

ほむら「……」テクテク

ほむら(よりにもよって、彼女の隣……)

ほむら「よろしく、美樹さやかさん

さやか「よろしくー♪」

ほむら「……」

さやか(無口な感じの娘だなぁー、 やりづらい……)

早乙女「はい、じゃあ授業を始めます。テキストの29Pを――

       / |: : /i:|  |: :i: : :|: : : : : : : : :|: : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
     /   |: :/ |:| __、: l,: ::l: :|: : : : : : :|ヽ===、、: :l: : : :ヽ: : : : : : : : : : :|
         |:./l .l| /rミi:|、:l: : l: : : : : : :/: :v,=='_': :l: : : : :l: : : : : : : : : : :|
         V/  /;/ リ |: /: : : : : : :/: : :ヾ:つ): l: : : : :l: : : : : : : : : : |
       __. ノ  //    /:/: : : : : : /,. --、: : l: : |: : : : : : : : : : : : : : |
       |      '´   /:/: : : : : : :// i` }: : l: : l: : : : :.l: : : : : : : : :.|
       ヽ   ヽヽヽ  /:/: : : : : : :/ノ ! ` /: :l: : :|: : : : :|: : :.|: : : : : :|
       '、       l:/: : : : : : :/' __ノ /: : : : : :|: : : : :|: : :.|: : : : : :|

         >     l: : : : : : : :/ ´,, -'´|: : : : : :.l: : : : :l: : : l: : : : ii:.|
         |      l: : : : ,: : :,/ '´   |:/: : :l: : : : : : /: : : : : : / |:l
         、     l: : : : /l: :/     ,l: ,i: : /: : : : /: : : : : : /  ヽ
         `i゙ ー --|: : :,/ l: /     // |: : : : : : : : : /l: r.:/

           |: :/: :/: : :イ  l:/     /  l:/,|: : : : :.//,' /,'
          |: l ;l:./: :ィ:/} ,/    _ ,-==-''/ /: : :r'´ / /
          |:| v/:/ r,f=== -‐''´´     /:/ |
           l| レ   l|          _ '--―.ヽ   これ…とうとう
                 ll   __,. -  ,.r'´,r '´ ̄ ̄ヾ  きちゃったかな!
                | '´    //        ヽ
      七._  -/-  |    /l⌒ヽ  n 土  ノ__」_ヽ _」__\''
     (_乂 )  / こ . Lノ  V  ノ  ヒl 寸  |  |_  ノ _|

sien

さやかが出てきたのは良いが嫌な予感がする
頼むから酷い扱いは止めてくれよ

つまり…円環の理か…

――――昼休み
ほむら(美樹さやかは、何度も何度も魔女化してまどかを困らせていた……)

ほむら(でも、まどかの願いで魔女化することはなくなったんだし)

ほむら(仲良くできるかな…… まどかも、きっとそうした方がいいって言うかな?)

さやか「……おーい、転校生聞いてるかー?
    一緒にお昼食べようって言ってるんだけどー?

ほむら「! ごめんなさい、少し考え事していて……」

仁美「だからワタクシ、無理に誘わないほうがいいっていったんですよ、さやかさん」

さやか「なにぃー 転校生と仲良くしようって言ったのは仁美の方じゃ――」

ほむら「ほむら」

さやか「え? 何?」

ほむら「名前、私の名前は暁美ほむら、転校生じゃないわ」

ほむら(ああぁ、もっと他に言い方あるでしょ……
    ループ世界でのキャラが固定しちゃってて……上手くじゃべれない)

さやかが出てきたということはこれから重い展開になるということか

さやか「ごめんごめん、ほむらね、暁美ほむら おっけー、記憶したわ」

さやか「私は美樹さやか、美樹でもさやかでも自由に呼んでくれて構わないわ」

さやか「はーんぐしぇいく!」ガシッ

ほむら「こ、こちらこそよろしく」ドキッ

ほむら(かなり友好的みたいだけど…… 距離感が掴めないわ……)

仁美「あらあら、もうすっかり仲良しなんですねー」

さやか「ほらほら、仁美も、 はーんぐしぇいく!」

ほむら「よろしく」
仁美「よろしくね、暁美さん」

ほむら(…… この世界でも二人は、上条恭介を盗りあう間柄なのかしら?)

さやかとほむらはお互い第一印象が悪かっただけで
ちゃんと話せば仲は悪くない気がする

でてきた時点て覚悟はできているorz

>>132
杏子「さやかが円環の理に導かれたwwwwwwww

でソウルジェム浄化するといいよ
マミさんがネタ要因だけどこのスレのマミさんのカッコ可愛さとトントンってことで

さやかが不幸の象徴みたいなあるいは元凶扱いでちょっとかわいそうです

美樹さやかは諦めて

―――放課後―――
さやか「んじゃ、暁美さん、また明日~」
仁美「ごきげんようー」

ほむら(まどかのいない日常か……)

ほむら(まどかがいなくなっても、この世界は廻り続けるのね……)

ほむら(魔法少女が魔女にならなくなった、たったそれだけ……)

マミ「あれ? あなた暁美ほむらさん」

ほむら(!? 巴マミ…… どうして私の名前を? まさか記憶が!?)

マミ「やっぱり、杏子が言ってたとおりだわ、サラサラのロングヘアーに
   (明らかに浮いている)かわいいリボンをつけてるって」

ほむら(杏子が? そう、二人は知り合いなのね……)

マミ「あなたも魔法少女なんですってね……」

ほむら「ええ……」

ほむら(ループ世界みたいに、敵対関係になる……?
    いやだなぁ…… そんなこと、望んでないのに……)

原作準拠にすればするほど、扱いが難しくなるのだからわしゃーない。

マミ「杏子が、あなたから敵意は感じられないって言っていたのだけれど」

マミ「もし、もしも杏子に手を出したら……容赦しないわよ?」

ほむら(……、この世界では、良い関係を築けているようね)

ほむら「ええ……大丈夫よ」

マミ「それなら問題はないの……」

マミ「……でも、杏子にはあるみたいなのよね、問題」

ほむら「それはいったい何かしら?」

マミ「そうね……、ここで立ち話もなんだし、あなたさえ良ければ
   私の家に来ていただけないかしら?杏子も直接話しをしたいだろうから」

ほむら「わかったわ、それじゃ、お邪魔させてもらおうかしら」

マミ「それじゃ、行きましょうか」

         / ..................................j...................|.............ヽ

           ...........................'...........∧....i.............!ヽ................
         /............................{ ......,'/  ';..i...j....... ! Y .|........个=-
.         ' ...............::::::.........',......jトミ、 v∧!......|  !.∧........ト、
       | ,...../.....::/::..........∧yf=x `j´八.....ト、j斗七...ィ.l

        j.j ::;'......:/::::..........jイi;;id      \!,ィfかル'.....
      ノイ:.:j:....::'::::/...........|込リ          トv;} /::j... |  出てきたとたんにこのレスのつきっぷり
          |::::!::...:|:/:::........|..|ヽヽヽ      、 `" {:::::!....|  人気者すぎてつらいよ
         !:/ :::::/:、::........八          ヽヽj:::::!....|
          |八::::{:::::ヽ::.......ト-   ヽ::::::::__ァ     イ::::::.....'
         }ノjVヽ、:.......ヽ、`r-「 l/,ィj^<_:::::jノ!:::::....'

           ,.ィ ⌒ ヽ.....>ミ{      r-、ゞ/ノ:j:::/
              /j      ゞ「 ゝ、    ヽ::/ j//
           //{    ::::..._ }  ....>- 、  Yヽ'_
.           // ,'l   ヽ::::::〉 ̄ }...::::{`ー―-イ {.、
.     _,.. -// /イ         'ヽ/|     ∥ |: ヽ
    /^ヽy'./V:(....-ー::―::....-..............У     || j....:::)

ほむほむぅ

さやかが可哀想すぎて毎日涙が止まらない

――――――
杏子「おかえりー」

マミ「ただいまー」

ほむら「お邪魔するわ」

杏子「おー、この前の魔法少女……制服を着てるってことはアンタも見滝原中かー」

ほむら「ええ、今日転向してきたばかりだけれどもね」

―――


マミ「紅茶、ストレートでよかったかしら」

ほむら「ええと……ミルクも頂けないかしら?」

マミ「分かったわ 杏子はミルクに砂糖が2個でいいわね?」

杏子「あぁ、甘ったるーくしてくれー」

マミ(ほむらさんって、クールな感じなのにミルクも入れるのねー)

マミ(案外かわいらしいところもあるのね)

この流れならさやかはいらないな

>>145
良くも悪くも人気者なのは確かなこと

さやかもいれてあげて下さい・・・

ほむら「それで、話って何かしら」

杏子「あー、それなんだが……、特に用事ってほどでもないんだ……」

ほむら「……」

杏子「なんつーかさ…… この前の魔獣退治であったときに感じたんだよ」

ほむら「……何を?」

杏子「あんたから、寂しそうっていゆうか、なんていうかさ……
   上手くは言えないんだけど…… 」

ほむら「…… そんなこと言うために態々私を呼びつけたの?」

杏子「…… 私もずっと一人で魔獣退治をやってきたんだけどさ」

杏子「でも、マミと知り合ってからは、ここのところずっと楽しいってゆうかさ」

ほむら「……煮え切らないわね、言いたいことははっきり言いなさい」

ほむら(あぁ、私また余計なこと……、寂しいか……図星よね……)

ほむしゅ

杏子「だっーー、もうっ つまりだなー、その、なんだ……」

杏子「ひとりぼっちは寂しいもんなって事だよ///」

ほむら「……」

杏子「だーかーらー…… 同じ魔法少女なんだし仲間にならないかってことだ!」

ほむら(……! ループ世界での彼女より、随分と丸くなってるのね)

マミ「……杏子も随分とお節介焼くようになったのねー お母さん嬉しい!」フフッ

杏子「だっ、だれがお母さんだ、だれが! 年増! このBABA」

マミ「……杏子ー? 円環の理からお呼びがかかったわよ?」ジャキ

杏子「ゴメンナサイ!!」

杏子「……」

杏子「…… マミは私の、最高の友達だよ……」///

マミ「あら? 友達止まりなの、マミさんショックでソウルジェムが濁りそうよ?」

ほむほむ置いてけぼりでいちゃつき始めたぞこいつら

みせつけるなw

ほむら「フフッ 可笑しい」クスクス

マミ「……やっと笑ったわね」

杏子「なんだ、笑うと案外かわいーじゃねーか」

ほむら「……仲間になっても構わないわよ」

杏子「そ、そうか!? ……言ってみるもんだなっ」

マミ「そうね……、ずっと一人で戦ってきたのに、
   この数日で仲間が二人もできるなんて、感慨深いわね」

ほむら(何も変わってないなんて、そんなこと無かった)

ほむら(だって彼女たちが、まどかの救った魔法少女たちが
    こんな笑顔でわらっているんだもの……)

杏子「というわけで、お近づきのしるしに、ほむらのケーキをいただきっ」シュッ

マミ「こらっ! お客様のケーキに手を出しちゃだめでしょ!
   それに素手でケーキをつかまないの!」

杏子「仲間だから、いーんだよ! 仲間なんだしな!」

マミ「もう、杏子ったら ごめんなさいね、新しいケーキ、もってくるわね」

ほむら「いえ、お構いなく……」ニコッ

―――玄関―――
ほむら「それじゃ、私はこれで」

マミ「そう? もっとゆっくりしていけばいいのに」

ほむら「それでは、また学校で……」タッ

杏子「また学校でだって? アタシは学校じゃ会えないだけどなぁ」

マミ「だったら必死で勉強して、授業についてこられるようにならないとね」」

杏子「そもそもアタシの戸籍とか、どうなってんだろ? 行方不明? 死亡扱い?」

マミ「その辺はマジカル生命体のQBに頼めば問題ないわよ、きっと」

杏子「そうかー? いやそっかー QBだしなぁ……」

マミ「じゃあ、今日はみっちり勉強しましょうか……
   美人家庭教師が、手取り足取り教えて あ げ る♪」ニコッ

杏子「あ゛ーー、とんでもない地雷踏んでしまったような……」

――――――
QB「最近出番無いなぁ……」ションボリ

マジカル生命体ww

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杏子の戸籍状態に期待

しえ

ほむら(仲間ね……)

ほむら(あの佐倉杏子がね……)

ほむら「くーかい?」コエマネ

ほむら(なんて、素直に仲間になってくれって言えなかったあの娘がね……)

ほむら(これでまどかがいれば、どれほど楽しかったのかしらね…)

ほむら「だめよ、ほむら まどかは希望となってこの世界を救ったのだから」

ほむら「私が後ろ向きになってどうするのよ」

ほむら(魔獣という、イレギュラーな存在もいることだし)

ほむら(私は私のできることをすればいいのよ……)

ほむら(そして、あなたの救ったこの世界を見届けるの……まどかと一緒に……)

―――再び適当に数日経過
―――放課後―――

さやか「ほ~むらっ! 今日の予定は未定かな?」

ほむら「ええ、特にないわ」

さやか「じゃあさ、仁美と一緒に買い物に行かない?」

仁美「さやかさん、買いたいCDがあるんですって」

ほむら「そう、それじゃ、ご一緒させてもらおうかしら」

ほむら(美樹さやか……やはり上条恭介のために……)

ほむら(でも、他人の恋路に首を突っ込むのはよくないわね……)

さやか「よーし、それじゃ、しゅっぱぁーつ!」

――――――
仁美「さやかさん、買いたいCDっていうのは……」

さやか「アハハハ、やっぱ仁美には分かるかー もちろん恭介のためにねー」

仁美(……)

ほむら(着実にオクタヴィア化……じゃなかった、消滅ルートじゃないのコレ)

ほむら「?……」

ほむら(かすかに魔獣の瘴気が……)

仁美「あれ、なんだか眩暈が」フラッ

さやか「仁美!? ちょっと大丈夫なの!?」

ほむら(瘴気が濃くなっている……)

グルルルルルウルルルルウ

ほむら「さやか!! 伏せて!」バッ

さやか「えっ!? 何? 何なの!?」

ほむら(……駄目! 間に合わない! 時間停止能力があれば……)

俺「グヘヘヘ」

ないのか

ほむほむは能力無くなったのか

改変後は盾じゃなくて弓と翼だからな

杏子「ロート・シュメルツ!!」ズバッ

グアアアアアアアアアアアアアアア

ほむら「杏子! 助かったわ! ……でも」

ほむら「……何、その? ろーたー?しゅ―――」プッ

杏子「ゆーな! ゆーなぁぁっぁ! マミが折角用意してくれたんだ、だから……」グスッ

ほむら「必殺技なの……ね」

杏子(恥ずかしい///)コクッ

ほむら(ご愁傷様……)ブフゥ

ほむら「その、必殺技の意味って――」

杏子「これ以上私の傷口に塩を擦り込むのはやめてくれっ!

ほむら「……ごめんなさい」

さやか「何?、 一体何が起こったの!?」

うわああああああ、さやかああああああああああああああああああああああああああああああ

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杏子はまともでよかった

杏子「! ほむらっ そいつ、魔獣の瘴気の中でも意識があるぞ!?」

ほむら「ええ、そうね、おそらく彼女も魔法少女の資質があるのよ」

ほむら(でも、潜在能力は……悲しいけど、期待できないのよね……)

杏子「そうなのか!? でも、資質があるにしても
   魔法少女になんて、ならないほうがいいけどな!」シュッ

グルルウルルルルルルルルウルル

杏子「さっさと、くたばれ! この化け物が」タッ

杏子「壊れろ!壊れろ! 壊れろぉぉ!」ダンダンダン

ほむら(荒れてるわね……、そんなに恥ずかしかったのかしら必殺技……)ププッ

さやか「化け物が町に―― 夢? これは夢なの?」

マミ「私が出る幕はまったくなかったわね……」

ほむら「巴マミ……いつからそこに」

マミ「最初からいたわよっ!」ミサワッ

マミ「……というのは冗談で、杏子が2体目の魔獣を
   ノリノリで倒してるとこ辺りかしら?」

さやか(あれ? あの人、たしか学校で見かけたことがあるような……)

杏子「魔獣は片付いたとして……コイツどーすんだよ?」

さやか「コイツって私のこと?」

杏子「あ、わりぃーな、気分を害したんなら誤るぜ
   なんせ、アタシ、アンタの名前知らねーからさ」」

ほむら(杏子、本当に丸くなったわねぇ……)

ほむら(お菓子ばかり食べて、体が丸くなりそうだったのに……変わるものね)

さやか「美樹さやかよ……」

杏子「そうか、アタシは佐倉杏子だ、よろしくな」

マミ「まったく、自己紹介してる場合じゃないでしょ?」

ほむら「そうね…… 魔法少女の資質があるってわかったのなら多分アイツが――」

QB「やぁ! 美樹さやか! ボクと契約して、魔法少女になってよ!!」

杏子「やっぱり
マミ「出たわね」
ほむら(インキュベーター)

さやか「魔法……少女? あぁ、やっぱりこれは夢なのよ……」

マミ「一度、落ち着いて話が出来る場所に移動しましょうか」

ほむら「そうね……、仁美さんも自宅に運んであげないと」

仁美(うーん……上条さん……)スースー

支援

―――マミのマンション―――
さやか「えっーと、つまり、あなたたち3人は魔法少女ってこと?」

ほむら「ええそうよ、私と、佐倉杏子と巴マミ、3人でこの町を守っているの」

さやか「でも、どうしてそんなことしてるの? ただの女子中学生が……」

QB「それはね ボクと契約して魔法少女になると、なんと!
   ひとつだけ願いを叶えてあげることができるんだ!」

さやか「願いを……叶える?」

QB「そうさ、なんだって叶えてあげるよ!」

さやか「世界制服とかでもOKなわけ?」

QB「……君の魔力の資質じゃ無理だね!」

さやか「なんでもって言ったじゃない……」

QB「常識の範囲内ってことで考えてくれないかな!」

さやか「あなたみたいな謎の生き物の常識なんて分かんないわよ……」

ほむら「美樹さん、そいつの口車に簡単に乗らないことね」

さやか「それってどういう意味?」

マミ「願いを叶える代わりに、私たちはこの世界の理から逸脱してしまうの」

さやか「それって……」

杏子「簡単な話が、人間をやめるってゆーことだな」

さやか「人間をやめる?」

杏子「フツーに生きられなくなって、フツーに死ねなくなる そんな感じかな」

さやか「よく……わからないなぁ」

マミ「そして、永遠に魔獣と戦う運命を背負うことになるのよ」

ほむら「魔獣というのは、さっきあなたを襲ってきた化け物のことよ」

さやか「まるでファンタジー小説みたいな話で、にわかに信じらんないなぁ……」

さやか(もし、この話が本当なら……恭介の手……直るのかな)

杏子「……他人のために願いを使うなんて考えんじゃねーぞ」

さやか「! それは、なにかペナルティでもあるから?」

杏子「いや、私の経験からの判断だ 他人のためになんて
   大事な願いを使うもんじゃねーんだよ……」

マミ(……そういえば、杏子はどうして魔法少女になったのかしら?)

さやか「ふーん……ねぇQB、その答え、すぐに出さないと駄目?」

QB「別に期限は無いよ、ボクとしては出来るだけ早いほうが嬉しいけど」

マミ「営業マンは大変よね……、 純粋な乙女を騙して契約だなんて」

QB「ひどい言いがかりだなぁ 願いをひとつかなえてるんだし
   これでもかなり譲歩してるつもりだよ!」

杏子「魔獣退治のコマがほしいだけだろーが……」

しえんた

改変後QBってどの程度話してるんだろうな

支援、てかあんこちゃんするどいな。

QB「たしかに魔獣から得られるエネルギーを、僕にとって重要だよ?
   でも、魔獣が君たちの町で暴れるのを放っておけるのかい?」

QB「君たちには、魔獣を倒せる力があるっていうのに……」

さやか「共生関係って訳ね」

マミ「えぇ ざっくりと言えば、そんな感じね」

さやか「……やっぱり少し考える時間を頂戴、QB」

QB「わかった…… いい返事を期待しているよ」スッ

ほむら「それじゃ、今日はこれでお開きということで」

マミ「ええ、またね……ほむらさん、美樹さん」

さやか「はい、助けていただき、ありがとうございました」ペコリ

杏子「おー、またあぞびに来いよー って私は居候だけどな」

さやか(居候? あの佐倉って人だけ学校じゃ見かけたことないし
    巴さんと一体どういう関係なんだろう……)

マミさんとさやかが杏子を取り合う展開か

―――帰り道―――
さやか「今日はありがとね、ほむら」

ほむら「別に気にしてないわ 美樹さん」

さやか「そろそろ、美樹さんっていうの止めない?」

ほむら「……わかったわ、さやか……さん」

さやか「そうそう! それでいいんだよ 昔からみんなそう呼んでるし」
    でも、まだちょっち堅いかなぁ」アハハ

ほむら(自己紹介のときは自由に呼べっていったような)

ほむら(でも、それをここで言うのは野暮ってヤツかしら……)

さやか「魔法少女ねー あんまし実感わかないなぁー」

さやか「この世が、まるで小さいころに見たアニメみたいな世界だったとはねぇ」

ほむら「本当のことよ…… これが私たちの生きる現実……」

ほむら「それじゃ、ここで」

さやか「ん、それじゃまた学校でー」

ほむら「ええ、また明日」スタスタ

さやか(何でも叶う……願い……か……)

―――学校―――
さやか「おっはよーぅ、ほむらー」
仁美「おはようございます、暁美さん

ほむら「おはよう、さやかさん、仁美さん」

ほむら(この二人を名前で呼ぶのに慣れたものね……)

ほむら「そうだ、二人とも、この前の買い物は有耶無耶になって
    しまったから、お詫びなんだといってはあれなんだけど……」スッ

さやか「何これ? 遊園地のチケット?」

ほむら「えぇ……、 杏子とマミに誘われたのだけれども、
    彼女たちが是非あなたたちも一緒に行かないかって……」

さやか「これって、いつ行く予定なの?」

ほむら「今週末の予定だけど……」

仁美「そうですの……? 残念ですけど、ワタクシ予定がありまして……

さやか「仁美は習い事で忙しいもんねー、私の誘いもいっつも振られて……
    あぁ! 親友は悲しいぞぉー 仁美ぃ」

仁美「ふふっ、いつもごめんなさいね……」

sssp://img.2ch.net/ico/2nida.gif
アルテマ④

ほむら「さやかさんもダメ……かしら?」

さやか「いやいや、私は全然OKだよーっ」

ほむら「そう……良かった」

ほむら(これであの二人に、あなたが無愛想だから
    断られたのよ なんて、罵られずに済みそうね」フフッ
    
さやか(仁美ー、ほむらさ、転校初日から比べて
     大分笑うようになったよねー)

仁美(そうですわね きっとこれも、さやかさんの人望がなせる業ですわー)

さやか「あっはっはー、 おだてても何もでないぞぉ このっこのっ」ツンツン

仁美「あはっ、や、止めて下さい、さやかさん! くすぐったいですわ」キャッキャ

ほむら(相変わらず仲がいいわね……友達として、この後の展開が泣けてくるわ……)

ほむら(でも、本当ならこの2人の間に彼女がいたはずなのに……)

キーンコーンカーンコーン

早乙女「はーい、皆さんー 席についてください――」

あうあーー、心が痛い。どーなんのよこれ!

―――日曜、見滝原駅―――
ほむら(……待ち合わせの時間より早くついてしまった……)

さやか「おーっす、ほむらー」

ほむら「おはよう……さやかさん」

さやか「私が一番乗りだとおもったけど、ほむらは、もっと早かったかー」

ほむら「ええ……そうみたいね」

さやか「……」

ほむら「ねぇ、魔法少女の契約、どうするか決めた?」

さやか「んー、それが、迷ってるんだよねー」

ほむら「そう、焦らずに考えることね……私からは、絶対にお勧めしないけど」

さやか「あぁ、ほむらがそんなに私のことを心配してくれるとは……嬉しいなぁ!」

ほむら「……ええ、心配よ 友達だもの……」

さやか「……ほむらは、魔法少女になって後悔してる?」

さやさや・・・

ほむら「私には、どうしても叶えたい願いがあったから
    後悔なんてしてないわ……」
    
さやか「そっか…… ひとつだけ願いが叶えられるんだよね?

さやか「……ねぇ、ほむらの願いって、何だったの?」

ほむら(最高……友達……と……ず……一緒に)

ほむら「いいえ、こればかりは教えられない……ごめんなさい」

さやか「そ、そうだよね…… 自分のすべてを捨ててまで叶えたい願いだもんね……
    ごめん、空気読めずに余計なこと聞いて―― 」

杏子「おーい、お前らもう来てたのかー?」タッタッ

マミ「待たせちゃったかしら?」

ほむら「いえ……私たちも今きたところですから」

さやか「おはようございまーす 巴さん、佐倉さん」

杏子「おー、美樹さやかだっけ? 久しぶりー」

マミ「おはよう、美樹さん」

さやか「さやかでいいですよー、さやかで」

杏子「私も杏子って呼んでくれ 佐倉さんってのはやっぱり慣れないからな」

マミ「私も名前で呼んでくれて構わないわよ、さやかさん」

さやか「りょぉーかいですっ! 杏子さんにマミさんっ!」

杏子「ははっ、威勢がいいねぇー でも、さんは余計だぜ」

マミ「さぁさぁ、こんなとこで話なんかしてないで、皆行きましょう――」

平和だな

終わりかい?

そんな急かさんでも。。って外が眩しい。

>>1のペースで無理せず書いてほしい

これは失礼したでござる

さるさん初めて喰らった……
初投稿なので投下ペースわかんねぇよ畜生
最後まで書き終わったので、完走目指します

乙です。体にお気をつけくださいまし

完走目指すと聞いちゃあさやさやせずにはいられないな

適度に支援入ってるように思えたのにたらなかったかー。
完成してるとのことなのでwktk

―――遊園地―――
杏子「おおっー すっげー! なぁなぁなぁ、アレ乗ろう、アレ!」

マミ「最近できただけあって、すごい人の多さねー
   って、はしゃぎすぎよ? 杏子」

さやか「ほむらは、何かお目当てのアトラクションとかあるの?」

ほむら「いえ……特に」

ほむら(遊園地なんて、ループ時間を入れたらどれくらいぶりかしら?
    そもそも病弱だった私なら、こんな人ごみになんて来なかったわね……)

マミ「それじゃ、とりあえず4人でいろいろ回りましょうか」

さやか「そうですね! それじゃ、一発目はアレから行きましょう!」

杏子「フリーフォールか……、 さやか! お前、分かってるじゃないかっ」

ほむら(馬鹿となんとかは高いところが……)

マミ「ほらほら、二人においていかれるわよ? ほむらさん」ギュ

ほむら(……手)///

///

百合空間に時空が歪むw

―――フリーフォール
杏子・さやか「いいいいいいいいぃやっほうおおおおおおう!!」

マミ「きゃあああああああああああああああああっ!!」

ほむら「…………」ホム

―――メリーゴーランド
マミ「杏子ー、似合ってるわよー?」ニコニコ

杏子「馬鹿にしてんのかっ!? 皮肉ってるのかっ!?
   つーかこのアトラクションって何が楽しいんだ……」
   
ほむら(白馬にのったまどかが会いに来てくれないかなー)

さやか(白馬にのった恭介ってのも悪くないかなぁー)

―――

QB「魔法少女ものってさ……、こういう展開なら
   マスコットキャラが同伴だと思うだけどなぁ」

QB「それで、遊んでる最中に敵が襲って来るするもんだけどなぁ」

QB「……一人七並べでもしてようかな」

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結局寝れなかった
今から寝る

マミさんが幸せ!
QBぼっちw

杏子「おーい、次はジェットコースター行こうぜ!」

さやか「待ってました! さっそく行きましょう! マミさん」

マミ「ちょ、ちょっとまってよ……少しくらい休みましょう?」

杏子「えー、そんなことしてたら時間があっという間に―― 」

ほむら「そうね…… 私も疲れたし、マミさんと一緒に休憩しているわ」

さやか「わかりました! 杏子さん! いこいこっ!」

杏子「おう! じゃ、ちょっくら行ってくるぜ!」

マミ「杏子ーっ さやかさんとはぐれるんじゃないわよー?
   あなた携帯もってな―― ……行っちゃった」

ほむら「何かあったらQBを電話代わりにすればいいわ」

マミ「そうね…… それにしてもあの二人、すっかり仲良しね」

ほむら「焼ける?」

マミ「まさかっ 杏子は……妹みたいなものよ……」

ほむら「妹ねぇ……」ニヤニヤ

マミ「なによ、その顔…… 年上をからかってるの?――」

ほむら(……ループ回数を入れれば私って今、何歳なのかしら?)

因果の意図の本数が13って聞いた事あるから約一年強ループして多ってことになるみたいでちょうど同い年くらいになるかもわからんね

――――――
杏子「流石に人気のアトラクションは待ち時間もすげぇな」

さやか「だねー……」

さやか「ねぇ、杏子さん」

杏子「杏子でいいって」

さやか「杏子…… 杏子はなんで魔法少女に?」

杏子「やっぱりな気になるか……」

さやか「そりゃ…… どうしてあんな危険な怪物と戦ってるだろう、ってさ」

杏子「そうだな…… 別に隠す話でもねぇしな 話してやるよ」

杏子「私の家は教会でさ――」

しえん

くそっ、これから仕事だ・・・

杏さや派なのにマミさんを応援してしまう・・・

――――――
マミ「あの二人、うまくやってるかしら?」

ほむら「……今頃魔法少女にならないように説得してるかもね」

マミ「……ほむらさんは気付いていたのね? 杏子の考えてること」

ほむら「えぇ…… あのお節介な娘がやりそうなことくらい、見え透いているわ」

マミ「でも、そういうところがかわいいのだけれど」

ほむら「後輩の前で、のろ気?」フフッ

マミ「ち、ちがうわよ……///」

ほむら「……今日は楽しかったわ ありがとう
    こんなに遊んだのは……本当に久しぶり」

マミ「えぇ、楽しんでもらえて何よりよ
   これで、町内の福引をまわし続けた杏子も報われるわね」
   
マミ「『ほむらはいっつも不機嫌そうで、楽しそうじゃないから、
    今度遊びに連れて行きたいんだ』なんて言ってたものねー」

ほむら「……本当……お節介」クスッ

――――――
杏子「そーゆーわけで、私は今も魔獣退治を続けてるわけで……」

杏子「他人のためだと思っててもさ、それが
   単なる迷惑でしかなかったうえに、何かも失っちまう……」
   
杏子「そんなことになるかもしれないから……その……」

さやか「杏子は私を心配してくれてるの?」

杏子「バッ、ばっかじゃねーの!? 別に、そんなんじゃねーよ
   それに魔法少女が増えるとグリーフシードの取り分を少なくなるし――」
   
さやか「その割には他の魔法少女と進んでつるんでるみたいだけど?」

杏子「……」フンッ

さやか「やさしいんだね…… でもね、杏子 私もう決めてるの」

さやか「私、QBと契約して 魔法少女になる――」

しえ、、、

さやさやだめええええ!

さやさやああああああああああああああああああ

杏子「そっか……私も無理強いはしねぇ」

さやか「それに、こんなにやさしい友達もいるんだから、問題ないかなっ」

杏子「……友達ってアタシのことか?」

さやか「それに、ほむらやマミさんもいるしねぇ」

さやか「なにかあったら、友達に助けを求めてもいーのよ? 杏子っ」フフン

杏子「まったく……馬鹿だよ……さやかは」

さやか「……ささっ、列進んでるよ?」

杏子「お、おう……」

杏子(結局、こうなっちまうのか……
   できるもんなら、止めたかったんだけどな……)

最後に契約したさやかが最初に導かれちゃうのはやっぱ振られたからなのか

――――――
さやか「いやー、今日は楽しかったな! 誘ってくれてありがとっ!」

マミ「ふふっ、またみんなで出かけましょうね」

杏子「んじゃ、またなー」

ほむら「えぇ、さよなら」

マミ「あっ、ほむらさん、大切なこと伝え忘れてたわ……」

ほむら(? 一体何かしら?)

マミ「はいコレ、 あなたのために考えた必殺技
   このなかから好きなのを選ぶといいわっ」ニコニコ

ほむら「え、遠慮させてもらうわ……」

マミ「そう…… 受け取ってもらえないのね?」シュン

ほむら「…… 一応、目を通させてもらうわ」

マミ「よかった!」パァ

ほむら(助けてまどか! 私……汚されちゃう!)

杏子「南無ー」

メモの中身がきになるなw

ほむら「マミからもらった必殺技メモ書き……」

『しね矢』
『アルテマ・アロー』

ほむら「……」

ほむら「なにこの二択、鬼畜ね」

ほむら「杏子を飼っているから、杏蓄かしら」

ほむら「面白くもなんとも無いわね……」

ほむら「と、とりあえず、見なかったことにしましょう」

しね矢wwwwwwwwwwww

――――――
マミ「ねぇ、杏子……もう寝た?」

杏子「んにゃ……まだだけど、どうかしたのか?」

マミ「さやかさんのこと、残念だったわね」

杏子「仕方ないさ、さやかが自分で決めたことだ……
   私はこれ以上、とやかく言うつもりは無いぜ」

マミ「そう…… ひとつ訊いていいかしら?」

杏子「ん、急に改まってどうしたんだよ」

マミ「あなたは、どうして魔法少女になったの?」

杏子「ははっ 昼間、さやかにも同じこと聞かれたなぁ」

マミ「そうなの?」

杏子「あぁ、……話してもいいけど、すこし長くなるぜ?

マミ「えぇ、私、あなたと話すの、好きよ?」ニコニコ

杏子「はいはい、そりゃどーも……
   それじゃ話すけどさ、私の親父は教会―――」

ハイパーみんな死ね矢

ロマサガか
さやさやがベア役だな

――――――
QB「さやか、人間をやめる覚悟はできたのかい?」

さやか「えぇ、恭介の腕が直せるのなら」

QB「分かった そえじゃあ契約を結ぼう」

さやか(これで……よかったんだよね?)

さやか(恭介のためだったら……私……なんだってできるから)

――――――
―――


恭介(あれ? 腕が動く…… まさか…… 直ったのか!?)

鬼畜な二択すぎるw

ティロ・しね矢!

ごめんQBおもいっきりミスった
訂正
QB「分かった それじゃあ契約を結ぼう」

そんくらいドンマイ!

――――――
マミ「……杏子、ずっとひとりで戦ってきたのね……」

杏子「寂しくなかったっていったら嘘になるけどさ……」

杏子「アタシ、家族が死んだときにさ、アタシも消え去るのかなって思ったんだ」

マミ「魔法少女のソウルジェムが穢れると、この世に災悪を振りまく前に……」

杏子「ああ……、でもさ、絶望に打ちひしがれてずっと町をうろついていたんだ」

杏子「可笑しいだろ? 親父のために願いを使って、その最愛の家族を失ってさ
   それでもわたしは、消えることが無かった……消えることができなかったんだ」

杏子「アタシって薄情なのかなぁ……醜くこの世にしがみついて……
   別にやりたいこととか、やらなきゃならないこともないのに」
   
マミ「……」

杏子「だから……、家族への罪滅ぼし……いや、これも言い訳か……
   ただ惰性に生きるために、魔獣を狩って、盗みを働いてさ……」

杏子「幻滅したか……?

マミ「そんなことないわ……」

マミ「人って……私たちは、人の道から大きく外れちゃってるけどもね……」

マミ「生きる意味とか理由とか、どうしても考えちゃうものなのよね……」

マミ「私、交通事故に会って……それで、生き残るためにQBと契約したの」

杏子「……」コクッ

マミ「魔獣はね……人の憎悪や絶望が禍根となって生まれ出る……
   世の中には知られていないけど、魔獣が原因になっている事故や事件がたくさんあるの」
   
杏子「……なんか昔、QBに聞いたことがあるな、それ」

マミ「私ね、復讐がしたかっただけなのかもしれない……
   私から家族を奪った交通事故を、魔獣の所為にして……」

マミ「この町を守るためなんていってるけれど、
   それは、憂さを晴らしているだけなのかもしれない……」
   
杏子「そんなことない……、マミはやさしいよ?
   行き倒れてる私を介抱してくれたしさ……」

マミ「……」

しえ、、

杏子「……でも 今、こうやってマミと暮らしてて……生きてて良かったと思えた

マミ「……」

杏子「ほむらや、さやかとも友達になれた……嬉しかった……
   小さいころ、異教徒の娘だって罵られて、友達なんて一人もいなかったから……」

マミ「私も杏子と出会えてよかったわ」

杏子「……」

杏子「……なんだか らしくないこと、言ったかな」

マミ「いいんじゃない? たまには弱音を吐いたって……
   全部受け止めてあげるわよ?」

杏子「……やっぱりマミはやさしいな」

マミ「……杏子」

杏子「……」

マミ「もう寝たのかしら?」

杏子「……」

マミ「もうひとつだけ訊いてもいいかしら?」

杏子「……」

マミ「私のこと……好き?」

杏子「……」

マミ(やっぱり寝ちゃったのかしら……)

杏子「……大好き……」ボソッ

マミ(……)キュン

マイ「私も大好きよっ、杏子!」ガバッ

杏子「あ゛、 あ゛つぐる゛しい゛ぃぃー」

百合時空発生

――――――
それからは、杏子、マミ、ほむら、さやかの四人で魔獣退治をする日々が続いた

―――
さやか「杏子っ、挟み撃ちよ!」タタタタ

杏子「さやかこそっ、遅れるじゃねーぞ!」ダンッ

―――
マミ「前衛二人、もういいわ、下がって! ほむらさん、やるわよっ!」

ほむら「えぇ、遠距離からの波状攻撃……開始!」ヒュンヒュンダンダンダン

グギャアアアアアアアアアアアアアアアア

初動6.3万枚とかさすがマミさん!

さやか「パリイ!」
ほむら「イド・ブレイク!」

>>239
やはりマミ先輩からなのか?w

さやか「楽勝~楽勝~♪」

杏子「さやかも、なかなか様になってきたなー」

マミ「えぇ、これならどこに嫁に出しても問題ないわね」

ほむら「そうね……寂しくなるわね」

さやか「ええっ、私、嫁にもらわれるんですか!? 誰に!?」

ほむら「冗談よ」

さやか「冗談かいっ」ビシッ

杏子「しっかし、あの仏頂面のほむらが冗談かぁ……」

マミ「ヒトってかわるものなのねぇ……」

ほむら「……」ホムッ

QB『談笑中に悪いんだけど、また次の魔獣の気配が……』

杏子「へっ、この面子ならお茶の子さいさいだぜっ」

さやか「お茶の子さいさいって、最近漫画でも見かけない表現」プッ

杏子「な、今笑ったろ? おい! さやかっ」

マミ「はいはい、無駄口たたいてないでさっさと行くわよ――」

――――――
―――


さやか(こっちの方角って、仁美のピアノ教室がある方角じゃないの?)

さやか(今日も確か習い事だっていってたっけ……)

俺は寝るからな! お前ら朝まで保守頼むぞ!

眠い

――――――
グォオオオオオオオオオオオオオ

ほむら「これで終わりかしら?」

マミ「ほむらさん、必殺技名、決まったかしら?」

ほむら「ま、まだ決めかねてるの…… 重要なことだから
    良く考えさせてくれないかしら…… 」

マミ「そう、そうよね…… じっくり考える時間は必要よね……」

グルッルォォアアアアアアアアロオオオオ

杏子「……まだ潜んでやがったか!」

さやか「!! あ、あいつ、腕の所に人間を抱えて――」

ほむら「! …… あれは、仁美さん?」

マミ「まずいわね……、 人質のつもりかしら?」

さやか「……許さない」

杏子「おいっ、さやか! 下手に手を出すと何をするか――」

うあ、、、

さやか「……」ズバッ

グギャギャガアアアアアアア

杏子「さやかのヤツ 迅いっ!」ドンッ

ほむら(迅い……、マミのアレが杏子に感染してきてるんじゃないかしら……心配だわ)

マミ「さやかさんの必殺技は……ライトニングエッジ……ブレイブ……スパットぎりぃ……」ブツブツ

ほむら(あぁ、マミさんの変なスイッチが……)

さやか「仁美! 大丈夫!?」

仁美「……? ワタクシたしかピアノ教室に向かう途中で……」

ほむら「大丈夫そうね……」

仁美「……あら、ほむらさん、こんばんわ」

ほむら「こんばんわ」ニコッ

杏子「……とりあえず、一件落着っと――」

マミ「……連波……女雨纏……」ブツブツ

―――次の日―――
仁美「まったく、今日も病院で検査だなんて、大げさですわ……」

さやか「いーじゃんいーじゃん この機会に体の隅々まで調べてもらいなよー」ワキワキ

仁美「さやかさん…… 指の動きが……その、不潔ですわ」

さやか「ひっどーい、仁美…… あぁ、親友は悲しいぞっ!」

さやか「……おっと、仁美で遊んでる場合じゃなかった
    そろそろ恭介の病院に見舞いに行かなくちゃ」

仁美「! そのことなんですが、今度改めてお話がありますの……」

さやか「んじゃ、明日の放課後、ハックにでも寄って帰ろう? それじゃ!」
    
仁美「……」
    
ほむら(やっぱり……こういう展開なのね……
    どのループでも、さやかの勝ち目は……悲しいわね……)
    
――――――
―病院

さやか「え、恭介もう退院したんですか? いぇ…… 聞いてませんでした……」

しえ、、

―――――――――――――――――――――――――――――――
仁美「ずっと前から…私…上条恭介君のこと、お慕いしてましたの」
―――――――――――――――――――――――――――――――
――――マミ邸
さやか(あぁ、なんだかな…… 恭介のこと話すとき、仁美少し変だったし)

さやか(流石の私も、うすうす怪しいとは気づいてたんだけどなぁ)

さやか(はっきり言われるとなんだかなぁ……)ハァー

さやか(魔法少女状態になった私が、恭介の彼女になんて……無理な話かな?)

杏子「まっ、飲めよっ! ノンアルコールだけど」コン

ほむら「……魔法少女って酔えるのかしら?」

マミ「どうなんでしょうね……」

さやか「あんたら真面目に人の話きいてよ! 相談にのってくれるんじゃなかったの!?」

ほむら「ドンマイ」

さやか「いやっ、 別にまだ振られたわけじゃないし!」ビシッ

さやか…

杏子「あたって砕けろだっ!」

さやか「あんたねっ! 砕けたらだめでしょ!? ソウルジェムも粉々よ!?」

マミ「まったく、とんだ豆腐メンタルね……さやかさん」

さやか「それっ! なんかマミさんだけには言われたくないっ!」イラッ

ほむら「落ち着きなさい 美樹さやか……」キリッ

さやか「何故にフルネーム!?」

ほむら「まずは何より告白よっ、 自分の思いを伝えないと」

さやか「やっぱりそれしかないか……」

さやか「膳は急げねっ! 私、今から恭介に告白してくるっ!!」バタバタガチャ

ほむら「―― さてと……、さやかさんを励ますパーティの準備でもしましょうか」テキパキ

杏子「ほむら……」
マミ「ほむらさん……」

しえん
ぐっすし。。

――――――
恭介「さやか、久しぶり 話ってなんだい?」

さやか「ごめんね、急に呼び出したりして……」

恭介「構わないよ…… 君には助けれらたからね」

恭介「奇跡も、魔法もあるって…… 本当だったんだ……」

恭介「君が、音楽の出来なくなったボクにクラシックを聞かせ続ける拷問を
   繰り返してたときは、流石に頭に来ちゃったけど」
   
さやか(って、あれ!? あっれー!? 逆効果、まったくもって逆効果!!)

恭介「でも、腕がまた動いたときは、奇跡が起こったって思ったよ」

恭介「ああ、ごめん、僕ばかり話してしまって…… で、話ってのは?」

さやか(勇気を振り絞れ私!!)

まどかがいないからゾンビじゃないのか

さやか「ずっと、昔から好きですた! 付き合ってくだしゃい!!」

さやか(噛んだっ! 噛んじゃったよっ!)

恭介「ごめん、さやか 気持ちは嬉しいんだけど、君とは幼馴染というか
   それに、ボクには好きな人が……」

さやか(轟沈!! っつか即答だよっ…… この間0.2秒ってヤツだよ)ウルウル

さやか「そ、そうだよねー、ごめんね、なんか変なこと言っちゃてさ……」

恭介「構わないよ さやか、これからも友達として仲良くしよう」

さやか「う、うん そだね…… じゃ……私はこれで」

恭介「……さやか」ピロピロリィン

恭介「ん、仁美から電話だ」

仁美『あっ、あの恭介さん? 少しお時間いただけます」』

恭介(本命キマシタワァ!!)

くっ、この恭介、、、

・持ってきてくれたCD割る
・何度も見舞ってもらったのに退院日も教えない
・学校でも話しかけようとしない
・これからも友達として仲良くしよう!       ←New!

さやか「あたしって、ホント都合いい女・・・」

http://i.imgur.com/AG9ov.jpg
http://i.imgur.com/WzyfV.jpg
http://i.imgur.com/NjoHp.jpg
好きに使ってくれ

>>259
やめてやめてやめて、凍った顔思い出す!

>>239
陣形はインペリアルクロス!と言いたいが一人足りないなwwwww

――――――マミ宅
さやか「ぢぐしょー ぐれてや゛るぅぅ゛」ヒック

さやか「アイツのために契約の願いごとを使った私っていったい」エグ

ほむら(かける言葉もないわね…… 普段ならオクタヴィアになる頃合だけれども
    さやか……、まどかに感謝してよね)

杏子「お前、男のために人生貢いだのか? 頼まれもしていないのに?」

さやか「そーよ゛ー」ヒック

杏子(私の忠告はなんだったんだ……)

マミ「ほ、ほら、さやかさんは別に、男性に振り向いてほしいとか
   見返りを求めていたわけじゃないでしょ?」
   
さやか「そりゃ……少しは……あ゛ったのよ゛……」エグ

マミ(半分近く、私欲のような気がしてきたわ……)

さやか「ま゛ぁー、仁美に取られるなら仕方ないわよ゛ー、いいヤツだしね゛ぇー
    恭介の一匹や二匹くらい…… 一匹よこしなさい゛よぉ……」
    
ほむら(魔女化の方がよかったかしら……)

葛藤してるなー、でも話してる分まだましかなわ

さやかは恭介に出会わなければ・・・

――――――
ほむら「落ち着いたかしら?」

さやか「あのとき、魔獣から仁美を助けなければよかったなんて
    思わず口走っちゃったなんて、自分が恥ずかしいわ……」

杏子(さっきは一言もそんなブラックな発言してなかったぞ……)

マミ(恐ろしいことをポロッと言っちゃったような気がするわ……この娘)

さやか「ってゆーか、絶望にソウルジェムが染まると消えるんじゃなかったの!?」

ほむら「えぇ……そのとおりよ 他にも力を使い果たすと消えることになるわ」

杏子「ま、男は星の数ほどいるじゃねーか、
   これからは、魔獣退治に人生ささげようぜ」

マミ「なんなら女の子が恋人だっていいのよ?」ウフッ
   
さやか「黙れこのビアンっ!」

マミ「屋上」ジャギ

さやか「ひぎぃぃぃぃ」

>>265
幼馴染なんだから人格形成にも大きく寄与してるだろうし
上条さんいなかったら全くの別人になってる可能性もあるぞ

>>267
そこがこまったところだよなー

―――学校―――
ほむら「ということが昨日あったわ」

仁美「さやかさん……」

ほむら「だからあまり気にしなくても大丈夫よ」

仁美「えぇ、態々すみません、暁美さん」

仁美「それにしても、暁美さん」

ほむら「……?」

仁美「転校してきたときより、随分楽しげに話せるようになりましたわね……」

ほむら「そ、そうかしら」ホムッ

仁美「これも女の友情ってやつなのかしらぁ」ユリユリ

ほむら(こんな女に負けたさやかって一体―― 財産の差か?)

人生は残酷でできている、、、

>>267
消滅回避できるなら別人でいいよ

――――――
さやか「う゛ー、頭痛い゛ー」

杏子「……今日は失恋のショックでずる休みってわけか」

杏子「つーか自分の家に帰れよ、ここはマミと私の家だぞ」

さやか「はいはい、あんたたちの愛のすくつには私は邪魔だってぇ?」

杏子「巣窟だろ? それに塞翁が馬だっけか……
   ほら、今の不幸せが将来の幸せにつながるかもしれないぜ? 元気出せよ!」

さやか「……あんたって、お馬鹿キャラじゃかったっけ? なに諺とか使ってんの?」

杏子「おい、喧嘩売ってんのか?」

さやか「いやいや、なんで自分のアイデンティティ捨ててまで
    問題集解いてるのかなってさ」

杏子「……マミと同じ高校に行きたいなー、なんて思ってさ」テヘッ

さやか「テヘッ じゃねぇーよ、 失恋した女の前でのろ気かよ
    これだからビア―― 」
    
杏子「屋上」ガタッ

さやか「ずみ゛ません゛」ドゲザッ

―――次の日―――
仁美「おはようございます、暁美さん

ほむら「おはよう……」

仁美「さやかさんはまだ来られてな―― 」ガラッ

さやか「おはよーっ」

仁美「! さ、さやかさん おはようございます……」

さやか「ん、おはよっ仁美……」

仁美「わ、わたくし、さやかさんにお話しなければならないことがあって―― 」

さやか「恭介のこと……だよね?」

仁美「…… えぇ、私たち、お付き合いすることになりましたの…… 」

さやか「! そっ、そうなんだ! ……おめでとう!
    仁美が彼氏持ちかぁー うらやましーなぁ! このっ!」

仁美「さやかさん……」

余命1か月スレみたく、自発的に上条さんを諦めるきっかけがあれば……

さやか「あっ、もしかして 気を使わせてる?
    いーのいーの 私、恭介に告白して玉砕しちゃったからっ」

仁美「……」

さやか「……それに、仁美が私の親友だってことは、今も変わらないからっ!」

仁美「さやかさん……」

さやか(仁美になら…… 恭介のこと、任せられるかな……)

さやか(でも やっぱり悔しいかな……)

ほむら(これなら、さやかも消えることはなさそうね……)

ほむら「美樹さやか…… 初めての恋…… 玉砕!」ザワザワ

さやか「ほむら! 変なナレーションいれんなっ! 」ヘッドロック!

ほむら「……」ホムッ

仁美「あらあら、まぁまぁ」フフッ

>>271
2次元キャラにこんなこというのもあれだが、おれは別人じゃだめだー。

元の世界じゃ、告白せずに自爆だし、恭介も表向き誠実にお断りだし。。

>>274
あれはゴールしてしまうからアカン

さやか「そういえば、ほむらって好きな人といんの?」

ほむら「何よ、藪からスティックに」

仁美「ルー大芝?……」

さやか「あんたの冗談のセンスってよくわかんない」

ほむら「……いるわよ」

さやか「え?」

ほむら「好きな人、いるわよ?」

仁美「本当ですの? 暁美さん!」

さやか「え、まじまじ? 誰なのよ、教えなさいよっ!」

ほむら「……秘密よ」

ほむら(『クラスのみんなには、ナイショだよっ』 だもの……)

さやか「えー、教えなさいよーっ うりっ!うりうり!」ツンツン

ほむら(やっぱこの娘、うざいかも……)

マミあんができてるからほむほむが頑張るしかないな

聞こえてたらクラスの男子連中大騒ぎだなw

―――――路地裏―――――
さやか「小さき羽根の纏い手よ、蒼穹に想いを馳せ、今こそ舞い上がれ!」トリャ

グゲェアエエアアアアエア

さやか「私の美貌に 敵さんもメロメロねっ!」オラオラ

マミ「荒れてるわねぇ さやかさん (台詞が板についてきたわねっ!)」

杏子「あれからもう何日もたってるのになぁ (魔獣がめろめろ?)」

ほむら「案外過去を引きずるタイプなのかしら? (かわいそうな娘……)」

さやか「外野っ! うっさいよ!」

QB「みんな大変だ! 見滝原市民ホールに強力な魔獣反応が!」

杏子「QBじゃん、なんか久しぶり」

QB「やぁ杏子ひさしぶりだね……
   ダンボールハウスで二人してオセロに興じていたころが懐か――」
   
ほむら「市民ホール…… これは一大事よ!」ホムッ

QB、今ならさやかが七並べでもオセロでも相手してくれるよたぶん

QBさんかわいそすw

QB(久しぶりの台詞だったのに……)

杏子「市民ホールになにかあるのか?

マミ「今日って、大きな催し物でもあったかしら?」

ほむら「確か仁美さんが……」

 『恭介君が、腕が治った記念と、リハビリを兼ねて
  私のためだけに演奏会を開いてくださるんですのー』
 
ほむら「と、言ってたわ!」

杏子「その情報 さやかには言わないほうがよかったんじゃ……」

さやか「辛っ・・・くねー 全然辛くねー 思ったほど辛くないわ」

さやか「でもちょっと用あるし帰るわ」

マミ(ちょっとかわいそうになってきたわ……)

オセロもトランプもあるんだよ

あーもーフラグにしか見えないorz

連波女雨纏って動きめっちゃモッサリしてね?

さやか「ちょっと水路の様子を見てくる」

さやか「っと、傷心に浸るのも、冗談を言うのもここまでにして
    皆っ! 早く二人を助けにいこう!」

ほむら「どこまでが本気かわからない冗談はやめなさい……」

杏子「さやかは二人を見捨てるほど落ちぶれてないさ
   私ははじめから冗談だと気付いてたぜ! なっ!」

マミ「えぇ、市民ホールに急ぎましょう!」

>>287
健気に物語での役割を遂行する青い子は偉い子
さぁ見届けたまえ

あんあんあん

――――市民ホール――――
グルルル
グギャギャガガ

杏子「…… 結構たくさん魔獣が沸いてるな」

ほむら「嫉妬や憎悪や絶望、それらは魔獣を招き寄せる……」

さやか「え、もしかして私の所為なの?」

マミ「それだけで、こんなに大量の魔獣が来るとは考えられないわ……」

杏子「! ステージの方に人影が!」

さやか「私が二人を助け出すよ!」ダダ

ほむら「分かったわ……私たちが魔獣をひきつける……」ヒュンヒュン

マミ「さやかさん!頼んだわよっ!」バンバンバン

杏子「久しぶりに本気が出せそうだな!」ギィン

―――――――
さやか(二人とも、瘴気で気を失っているけれど、怪我は無いみたい)

さやか「さっさと終わらせて、二人を安全な場――――」

グルルゥアアァアアアアア

さやか「!!」ガンガンッ

さやか「二人を守りながら戦うなんて……やってみせる!!」

―――――――

杏子「おいっ、こいつら、減るどころかドンドン増えてないか!?」ザクッ

ほむら「変ね…… 何か原因があるのかしら?」

QB「ボクにもわからないよ…… 何か原因があるのかもしれないし、
   たまたま魔獣が活発に動いているだけなのかもしれないし……」

杏子「さやかっ! そっちは大丈夫か!」

『……大丈夫! でもそんなに持ちそうにない……!』

杏子(ちっ、敵が多すぎて、さやかの姿すら見えない……)

マミ「さぁ!踊りましょう 貴女に捧げる終のロンド……どうぞ安らかに」ダンダンダン!

マミ「これで終わらせるっ! ティロ・フィナーレ!」

ほむら「……アルテマ・シュートッ!!(やっぱり恥ずかしい///)」ビュン

杏子「くそっ…… だめだ、状況が全然好転してない……」

―――――――

さやか(完全に囲まれてて逃げ場が無い……)

さやか(……魔獣は、人の憎悪や絶望が引き寄せる)

さやか「やっぱり……、 私が原因なのかな……」

さやか(魔法少女の私の絶望や嫉妬が、魔獣を引き寄せてるのだとしたら)

さやか「私が…… 私が原因なの……?」

恭介ってほんとクズだよなぁ…
冗談なしに

>>291
ちゃんと見届けるよ。

杏子「さやかっ! あきらめんなよっ! 」

ほむら「でも……この状況は、かなりまずいわね」

マミ「私たちのソウルジェムも、回復無しで戦い続けたら……」

――――
グルォオオオオオオオオオオオ

さやか「!! 剣がっ」ガキン

さやか(…… 剣を生成する魔法力も無くなったら、二人を守れない……)

さやか(最悪の手段……アレに頼るしかないのかな)

さやか『ごめんみんなっ! 私、もう持ちそうにないっ!!』

さやか『このままだと、恭介と仁美を助けられなくなっちゃう……』

さやか『だから、私…… 魔力を解放させる!!』

さやさや自分を責めないで

杏子「だめだっ! 早まるな、さやかっ!」

マミ「そうよ…… 何か…… 何か他に方法が」

ほむら(何か…… 助ける術はないの!? まどかっ!! 助けてっ……)

グルアアアアアアアアアアアア

――――

さやか「あーあ、なんでこんなことになっちゃったのかなぁ」

さやか「魔法少女になったことがいけなかったのかな」

さやか「それとも恭介の腕を治そうとしたことがだめだったのかな」

さやか「いっつも空回りして…… いっつも上手くいかないんだ……」

『さやかっーー!! あきらめんじゃねー! 直ぐに助けに行くっ!』

さやか「せっかく友達もたくさん出来たっていうのになぁー」

(恭介に振り向いてほしかった―― 仁美が羨ましいと思った―― )

「でも、私が恭介の腕を治したいと思ったのは、小さいころから聴いていた――
 恭介の音楽を―― もっとたくさんの人に聴いて欲しかったから……」

「だから、ここで恭介を殺されるわけにはいかないのっ!」
   
「仁美が死んじゃったら、悲しむ恭介を私は慰めることができないっ!
 私じゃだめなんだ…… 私じゃだめだったから!」

「仁美―― 恭介のこと、アンタにまかしたからねっ!」

「マミさん ほむら 杏子―― いままでありがと、
 あなたたちと出会えて、本当よかったよっ!」




「お父さん、お母さん、こんな娘でごめんね……」パリン


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         あたしって、ほんとバカ               
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『さやかあああああああああああああああああああああああっ!!!!』

                   /: : : : :ヽ _ -- 、 | |: : : : : : : : : : : : : : : : : :`丶//
                   /: : : : : : : : : : : : :/:.| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\ー= フ
                /: : : : : : : : : : : : i :/ヾノノ: : : : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : ≧='

               / イ: : : : : : : : : : : :|/: : `: : : : /: : /: : : : : : : ハ: : : : : : : : : :丶
                /: : : : : : : : : : : : |: : ; : : : : /: : /: : /|: :ヘ : ハ: : ヽ : : : : : : :\

                   {: : : /: : : : : :i: :/: : i: : : : /: : /, :へ }/ ∨: :ヘ: : :i : : : 、 : トーヽ
                   | : :/: : : / i: : :l:/: : : l: : : : !:/   ヽ    ∨: :ト: : ! : : : :i : \ へ
         , = ニ ニ二二ニ ニ == 、: : :/i, -- 、! : : : |  , ィ爪厂ゝ   ∨;l:/|、: : ; : : : :_:ヽ ム
     , ヘ .|               | :/ 〈 , 入 |: : : :ハ  i//マ     ヽ ア心ヽ/: :i: : :ト   ム    さやかちゃん!
.     〈    |               |/   丶 _, |: : : i: ヘ 弋辷シ      //j  〉 〉: |: : :!    ム
     ≧ 、,|         。  , -、_|    ヽ ヘ : : !ヽl             Vソ_  /: : |:ヘノ辷辷辷シ
    へヽ ,|ノヽ    _人_八     ̄ ヽ    ∨:|         __ ′   /: : : !  ∨ / .∧
.   〈     ヽ.  `ー '      ゝ、__ ノ     ヽ|丶     / ソ      / : ハ:/   ∨_ ∧
    ゝ、 _  ノ            |  /       __≧   ー‐'    _ イ : /     /   ヽム
    〉ー 、|              |  |  /  ̄ ヽ |   ̄ ヽ ニ 、_,  ̄, -.! :/ ヽ /    人人人人人人人人
.   〈 _  ヽ             | //    ∨ト、     //  / /               )
    ヽ \ ノ            | }'|:|      ハ::、 __ {:{, _∨_    /           ) 教   液  こ
     , ー― -、               |ノ//       ヽ{///ヘヾ∨//∧  /       /)
    丶__ ノ               | //           ∨////}::ノ///∧        ,   ) え   体  の
.       ヽ |              |::/       /    ∨//|::|ヾ∨// ヽ __ /    )
        `ー―――――――‐ '/      /        ̄  |::| |:::| ̄  i         ) て   の  謎
              `   、ニニニニニニシ        イ          |::| |:::|    l         )
                \            ヘ            |::| ヽ:}   ,          ) !!  正  の
                       ` < __ ノ   \               |           )
                             \              |           )       体  白
                                    ヽ               |           )
                                   /              ハ         )      を  い

―――――――
杏子「さやかは! オイ、さやかはどうした!?」

マミ「行ってしまったわ…円環の理に導かれて」

マミ「さやかさん…さっきのあの一撃に、全ての力を使ってしまったのね」

マミ「おかけで全ての魔獣は消滅して、二人は助けられたみたいね……」

杏子「バカ野郎……惚れた男のためだからって、
   自分が消えちまってどうするんだよ……」

マミ「それが魔法少女の運命よ 
   この力を手に入れた時からわかっていたはずでしょう」
   
マミ「希望を求めた因果が、この世に呪いをもたらす前に、
   私達はああやって、消え去るしかないのよ」

杏子「バカ…やっと友達になれたのに……」

CMも時には役に立つこともある。。
さやかちゃん、やっぱりいい娘だ。。。

ほむら「……まどかぁ」

マミ「ほむらさん…?まどかって…」

杏子「誰だよ?」

ほむら「…… 」

マミ「まどか…… 神話に出てきた名称だったかしら……」

杏子「……昔、親父が聞かせてくれた話に、そんな名前が出てきたような……」

ほむら「…… (違うっ 違うっ! まどかは私の……私の……)」

杏子「でも、何か違う気がするな

マミ「そうね…… 不思議な感じね……」


『まどか―― あったかい言葉だな…… 』
『まどか―― あたたかい響きね……… 』

――――――
―――


        ∧ /| __
     __..:::{>゙´: : : : : : : `ヽ-.、
    _//: : : : : : : : : : : : : : : : ∧∧
   `フ./.: : : : : : ;i : : : : : : : : : : {: :} ; ‐-.、     _/\/\/\/|_
   ,´: :i : : /!/|∨l: : :i!: : : : : : : : ;' : : : : : :`ゝ   \          /
.   i: :/: : :/yr=ミ:、.!: : j|:/i: ; :i: : : :! : : : : : : : !    <  サヤカチャン!  >
.  ノ 1 /: :i {_ヒri}゙ w//行ミt.:!: : : | : : : : : : : |   /          \
   {∧: :| ' ' ' ,   ゙:ヒrリ.》|: j-、; : : : : : : |`    ̄|/\/\/\/ ̄
.      Ⅵ\  {ニニニィ  ; /.ノ|/!:∧:ト、 j
          > ∨    } ノ /:'`ヽ、__′ i! .)' 
.         j _|_゙こ三/____/  `ヽ-、
          ヽ 〉:::::`x__x:´::::::::ヘ    ハ_
           }:::::::::::{::{:::::::::::::::::}    i / ` ‐ 、__     
          ∨;::イ|_|:|、::::::::::/ `ヽ__!、_     `Y
.           /`|:| |:|  ̄ ̄      `、‐、ノ   |
        /||'   !:! !:ト、             \}    ',

   ,'| /    // _,.∠.、丶 |     .::八  .:/   |   ヽ  : : : :.  : : : :.
  ,' |八    :/ /⌒ヽ   |     .: |   \  │  : : .l   : : :l   : : : :.   
  ,' ′ ヽ :/     ,:しハ    |   .:/│ .::/  `ヽ|  : : :l    : : |   : : : :.
 .:     ∨    /:じ//    八..::/  l .:/,. == 、\ : :│   : : |   : : : ::
 : /    :/   (ヽヾ;/      ∨  ∨    ,二ヽ  :.:|     : ::|,二二/
 :'   ..:/   /⌒ ー'                /し;ハ ∨  |/   : :|  /   
 |   .::/        _,              /.:じ/リ |l  .:     : : |,二二/
 |   :〈   .:                (ヽ ヾ.::;/  :リ .:    : : ;′ /
 |   ; ヽ /                  ⌒ヽ  '⊃′.;:    : : ,:        さるさんって
 '.   |/ヘJ     ト 、                厂    /   : :/ ⌒ヽ  /    ほんと面倒
  :  :|///∧      <.::..>          |     /    : :/   ノ  /
  :  :|////,∧                   ;│  /   //   イ /
   :, .:|:////l/∧                .ノ //  :/..:/ー    /
   Ⅵ/// |//卜、. ___    .. <し  / .:/ ..::/   /

おれらがコメントしないと倍猿食らうのか

さやさやは俺の嫁

そうなのか!
個人的クライマックスなのでおとなしくしてた!

―――――――エピローグ―――――――




――――さやかの墓――――

杏子「あれから2年か…… 早いもんだな……
   さやか アタシ、高校生になれたぜ? バカじゃなかったろ?」

マミ「本当なら、さやかさんも私たちと同じ高校生になるはずだったのに……」

杏子「……ほむら お前も進学すればよかったのに……」

ほむら「いいえ…… 私にはやらなきゃならないことがあるの……」

なんでさやかすぐ死んでしまうん?

さやかなら俺の隣で寝てるよ

ほむら(たとえ、魔女が生まれなくなった世界でも、
    それで人の世の呪いが消え失せるわけではない)

ほむら(世界の歪みは形を変えて、今も闇の底から人々を狙っている)

ほむら(悲しみと憎しみばかりを繰り返す、救いようのない世界だけれど)

ほむら(だとしてもここは、かつてあの子が守ろうとした場所なんだ)

ほむら(それを、覚えてる)

ほむら(決して、忘れたりしない)

ほむら「だから私は、戦い続ける」

杏子「やれるもんならやってみなよ」

杏子「やるべきことがあるんだろ? 逃げないって自分で決めたんだろ? 
   なら仕方ないじゃん。後はもう、とことん突っ走るしかねぇんだからさ」

杏子「それに、辛くなったらいつだってアタシたちを頼ったっていいんだ
   弱音を吐きたくなったら、全部アタシが受け止めてやる」

マミ「だから、忘れないで…… あなたは一人じゃない……
   ほむらさんのためだったら、いつでも助けに行くわ…… だって――」






――――――――――― 私たち、最高の ―――――――――――
――――――――――― 仲間だからな! ―――――――――――






おしまい

うぁー、さやかーーー!
最初からわかっていた事だがやはり切なえ。

お疲れでした、支援した甲斐のある面白いSSでした。

ちょっとトイレで泣いてくる。

 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f

      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +
     〈_} )   |

        /    ! +    。     +    +     *
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
――――――――――――


お疲れ
おやすみ

最大限の乙

アニメだと消滅したのは駅でだけどこっちのほうがしっくりくるな

こんな時間なのに最後まで見てくださった方、支援してくださった方に感謝

この後魔獣のバランスが~的になって、12話Cパートに繋がるという
無駄に長い妄想SSでした。マミさん、ギャグもいいけどほんわかもいいと思う

以下マミあん、ほむあん、さやあん、まどあん、にでも適当に使用してください
それではまたどこかで 

おつ

なるほど最後に繋がるのか、よく出来てるな。パラレルのパラレルって感じで面白かった、乙!

 ,': : |: : : : | : :/ェ≦㍉、 ヽ |: : : : /|゛\/: : : |: : |: :|: : : : : :|: : : |
!: : ',: : : /| :/   7ハ ゙  |:: : :/ |: : /\: _ |: : |: ::|: : : : : : : |: : : : |

,゙: : : ‘.: : i |/   /し}   |: : / |:/≦≡ミx、|: |: : : : : : : |: : : : |
, λ: : : y.{     ゝノ    |: /   !/   ,r-、ヾ、 |: :|: : : : : : :|: : : |
./|: : : : / ` , ゚´         |/   j  ,vハ ∥ |: |: : : : : : : :!≧≧|
 |: : : /  ;.     ′         /しヘ/   |/: : : : : : : :!≦≦|
 |: : : :、 /               ゝ、ノ    /: : : , : : : : /≧≧|
 |: : : : . |!                      ゙。  /: : : ,': : : : /ー、: ,'
 i: : : : :. ゚     ー  _           .   /: : : /: : : : /  ,'/:,'
 i: : : : : |  \        ̄           ;  /: : : /: : : : / //:,'
 :: : : : : ハ   \               ,  /: : : /: : : : /___ノ :/
 .: : : : : | ヽ   >   _      - 。イ: : : /: : : : :/ : : : :/

これは久々の傑作
乙!!ありがとう!!


2chスピンオフの中では一番面白かった!

乙っちおつおつ
マミキュゥ派の俺は消えるとしよう

いいまとまり方で繋がったなあ、面白かった!
みんなのレスの雰囲気も良かったし、言うことなしだね

>>1はキタエリ好きか

超乙
こういうSSが読めるからVIPはやめられん

      / : : |: : {: : : : { : ;斗:./-‐弋 : : : : : ', ヾト=」_:_: :!: : : !: : :|_: : : }

      ,′: : |: : {: : : : {: ,' l:/     \:.、: : : ',  \\',ヾl: : : j : : |)): :.!
.     i: : : : :!: : :',: : :..{: {,.斗f=-、    ヾ\: :.',  xァ=抃 |: : :,': : : !)): : :.',
.      l: : : : :|:. : :.',: : ;/ん::::沁         \}  ん::::沁\/.: : .:.|: : : : !
.       |: : : : :|: : : :|\:| {:::::し:::j          {:::::し:::j V }: : : :|: : : : : :',
      j:i: : : : l.: : .:.!   と∋='′         `=∈_ヽ  |: : : :|¨Y::: :Ⅳ
      //';: : : :l: : : :!  /////          /// }:}./ |: : : :l, }::::::}
.     /   ',: : : !: : : !.              ′         iJ  |: : : j ノ:::::::}
   /   Ⅵ:∧.: :.|{           __ ___ _        |: : :,':::∧:::,′   
.       Ⅵ ∧.:.|:\         `¨ニ¨´       _,./ : /:::/ }/
          ヾ、:∧:!::::::::>.... _             _...<::::: : :/:::/
          \:::::::ト、::Ⅳ::::::::|≧:..... __ .....::::i壬:::/}:::::::::::/}::/

            \::| ヾ| r<._|:          」.> jハノ}:/ j/
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            __,..-‐fT´ \       :| |     /` ァォ- __
        /       |:|         | |       /:/      ̄ハ

>>1乙マミ

良かった乙なんだよ!

>>172
擬音かなんかにミサワを使われてるのに悪意を感じる

いいssだった
ありがとう

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