-LSD本部 会議室-
碇 シンジ「え~……集まってくれて御苦労。後の説明は社長がするようなので気楽に聞いてくれ」
ケビン「え?何?オレが説明すんの?」
シンジ「今回の集まりのきっかけを作ったんだから当たり前だろうが」
ケビン「おk~」
ギャンブル中毒で露出狂でLSD社長のケビンによって集められたLSD捜査官達。
それぞれ殺気を放ちながらケビンを見つめ、いつもとは違う異様な雰囲気の中説明が始まった。
ケビン「今から~7兆円をかけてフリーゲームを創ろうと思う!!」
レイン「帰るわ。お疲れ様でした~」
ケビンが宣言すると同時に帰ろうとするレイン。
それにつられて他の捜査官達も帰宅しようと立ち上がる中で一人の漢だけが何故か椅子に座っていた。
星野 鉄郎「スティール~帰ろうぜ」
スティール「俺は残る」
鉄郎「何で残るんだ?」
スティール「それは決まってる……ゲームを創ってみたいからだ」
鉄郎「はぁ~相変わらず物好きな奴だなオマエは」
LSD最強の漢と呼ばれていたスティールこと天野 太一が残るという発言は捜査官達を激震させた。
相棒を勤める星野 鉄郎が呆れつつ留まる事を選んだ事を境に自然と他の捜査官が帰宅の準備を止め、席に戻り始めた。
そんな中レインは唖然としながら入り口近くの壁にもたれタバコに火をつけた。
そんな様子を苦笑いしながらシンジは見つめていた。
ケビン「で……何のジャンルにする?」
鉄郎「聞かれてもどうしろて話何だが」
レイン「ジャンル……」
さっきまで帰ろうとしていたレインが咆哮した。
レイン「オープンワールド………オープンワールドゲーム!!」
シンジ「なる程……」
スティール「オープンワールド?」
ケビン「広大な世界を自由に動き回って探索・攻略できるようなゲームの事だよ」
シンジ「で、コンセプトはどうする?」
ケビン「変態パラダイス……」
レイン「ニート社会復帰クライムアクション」
シンジ「その案で行こう」
ケビン「……へぇ?マジで?」
シンジ「不満がある者は、表に出ろ」
一同「ないよ」
シンジ「よし!決まりだ……それでは始めて行こう」
こうしてフリーゲームを創る作業が始まった。
シンジ「それで………“ニート社会復帰クライムアクション”とはどうゆうものなのかレイン説明してくれ」
レイン「文字通り、ニート社会復帰させるようなクライムアクションであり」
「コンセプトとしては死線くぐり抜ける事によって命の素晴らしさを実感し、襲いかかる理不尽に対して強靭な精神力で戦い挑む……です」
鉄郎「オマエの娘……ぶっ飛んでるな」
スティール「だがなかなかのタマだぞ、あの娘は」
鉄郎「まあ……おもしろそうだから協力するんですけどね~」
こうしてコンセプトが決まった。
だがしかし
落合 洸太「イメージ的にはどんな感じのゲームにするんだ?」
レイン「ゴッドファーザーみたいな……」
洸太「TPPで逮捕されるじゃないのかソレ」
レイン「‥…あっ」
ジェ○ト・リーフリークな暗殺者、落合 洸太の指摘によって浮かび上がった問題……それは
TPP。
環太平洋戦略的経済連携協定とも呼ばれるそれに日本も参加しておりアメリカ側の要求で二次創作が事実禁止されてしまった。
意気消沈してしまったレインを余所にシンジはLSDの聖人 花神旺里を連れて会議室を出た。
シンジ「オーリ……俺が今から言う言葉判るか?」
オーリ「LSD SEALsを動かしてTPP会場を強襲するで良いか」
シンジ「それ+に国連と日本ユ○セフもつけ加えてくれ」
オーリ「了解」
こうしてゲーム制作とは別に極秘オペレーションが開始された。
4日後
会議室
レイン「いやはや……一時はどうなるかと思ったよ~」カタカタ
マシュー・クルーソー「たまたま、海外のゲーム会社のパーティーに参加してたらイリュージョ○・ソフト○ークスていう会社と提携結ぶ事が出来たんだよね~」
小磯 健二「僕は個人的にロッ○スターゲー○ズの株を買い占めたんでいろいろ口出すことができるようになったんです」
レイン「二人共ありがとう!!おかげで順調にゲームが開発が進んでいるよ!」
マシューケンジ「お構いなく。気にせず作業を続けて」
前回の会議の時に居なかったスーパードクター マシュー・クルーソーとLSDバード・ガンマー 小磯健二にスティールが相談した所たまたま二人がゲーム会社と密接した関係であった為
二人の紹介で2つ制作会社の代表と相談し許可を貰い一時的にフリーゲーム創りに協力して貰うことになった。
そこからは怒涛であった。
スティール及び会議に参加していた捜査官達と『G○A』と『M○FIA』の制作スタッフ達による飲まず食わずで急ピッチで行われた作業は7兆円という大金の御加護によって
たった二日間でβ板を開発するという偉業成し遂げた。
彼らはレインの願いを叶えること共に『M○FIAⅡ』をリメイクするという目的を胸に秘めながら今現在も急ピッチで進められていた。
ガチャッ
シンジ「ただいま~」
レイン「お帰りー」
tppを強襲していたシンジとオーリが戻ってきた。
シンジ「レイン、一体何してるんだい?」
レイン「マシューと一緒にフリーゲームのMODを創ってるんだよ」
シンジ「へぇ……え!?」
驚くシンジのために説明をするマシュー。
オーリ「なる程……で題名は何したんだ?」
レイン「M○FIAⅡ RBOOT」
シンジ「REBOOTか……スティール達が見当たら無いんだがどこにいる?」
マシュー「作業室にいるぞ」
シンジはスティール達の様子を見に作業室に向かった。
作業室
スティール「よお’良くきたな~」
シンジ「あ、ああ……」
作業室でシンジを出迎えたのは目にクマを作ったスティールだった。
他の者はレッ○ブルを飲みながらパソコンにかじり付いていた。
スティール「もうすぐできるから……後二日さえあれば完成できる」
シンジ「わかったわかった。俺はこれにて戻らせてもらうよ」
スティール「所でオマエ……4日間何してたんだ?」
シンジ「ちょっとしたヤボ用だ」
スティール「そうか……ならいいんだが」
シンジはスティールにウソを付きつつ作業室を後にした。
更に4日後
シンジ「え~お集まりの皆さん大変長らくお待たせいたしました!!」
坂田銀時「まってねーよ。なんで朝起きたらいきなり拉致られなきゃならねぇーのか説明しやがれてんだ」
シンジ「我がLSDカンパニーはニートを社会復帰させるゲームを開発いたしました」
神楽「Zzz……」
銀時「全く持ってスルーですかーヒドくないですかーおじさんとっと帰りたいんだけど~」
志村新八「銀さん……止めておいた方が良いですよコイツ等やると決めたらとことんやるから」
銀時「新八くん~キミそんなキャラだっけ?なんか雰囲気違うくね?何でグラサンかけてんの?」
シンジ「拉致してしまった方々には後々慰謝料を渡しますのでちょっとした実験に協力してください」
新八「まぁ……僕は自分ルールでここにいるだけですから」クィ
銀時「何か格好付けてるけどそれ無茶苦茶ダサいから。後銀さんは状況説明を求めてるだけだから」
銀時「クソ、全く話が見えてこねーな」
美墨亮太「銀さん……アンタも拉致られたのか」
銀時「お前が拉致られるなんて珍しいじゃねぇーか」
亮太「寝ている最中気付かぬ内に連れて来られた」
銀時「オレも神楽諸共無理やり連れてこられちまった。お前状況分かるか?」
亮太「何かゲームなんちゃらて……言ってるみたいだ」
銀時「おじさんねぇ~ゲーム絡みでろくな目にあった事ないから今滅茶苦茶逃げたいだけど~」
亮太「それは諦めた方がいい、みろ」
銀時「うん?」
LSDのヴァンダムこと美墨亮太が指さしてる方向にスナイパーがいた。
銀時「アイツ誰だ?」
亮太「相田ケンスケ……シンジの“左腕”だ」
突如、白夜叉こと坂田銀時は周りを見渡しながらつぶやいた。
銀時「お前、コイツ等の名前全部言えるか?」
亮太「ああ殆ど言えが……それがどうした?」
銀時「一人づつ教えてくれや~」
亮太「いいぞ」
銀時の発言に驚きつつも亮太は一人づつ指を差しながら紹介しはじめた。
亮太「まずは……シンジの両サイドにいる奴らからだ」
銀時「赤髪のガキんちょと気の強そうなーゴルゴ並みに鋭い目つきの健気そうな百合のことか?」
亮太「そうだ。左にいるヤツは衛宮士郎って名でシンジの“右腕”だ」
「次に右側にいる奴は伊吹マヤ。通称“グロリア”」
銀時「おつぎは……ソファー付近にいる奴らを」
亮太「まず、オマエから見て右側にいる男女は鈴原兄妹」
銀時「あの~血の気の多い関西人か?」
亮太「そうだ。不幸中の幸いで妹はぺっぴんだ性格も問題ない」
銀時「名は?」
亮太「兄貴がトウジで妹がサクラ」
銀時「ちょっとオレ……お近づきになってくるわ~」
亮太「俺がカバーしてやる」
ソファー
銀時「どうも~コンニチハ~坂田銀時申します~どうぞおめしおきを」つ名刺
サクラ「あ、おおきに……」
レイン「銀さん、こんにちは~」
銀時「おおぅ……」
ハチベエ「よぉ~リトル・ヴァンダム~元気か?」
亮太「お前、何マリファナキメてんだ奥さんにチクるぞ」
ハチベエ「ひでぇな~店の常連客にそれはねぇだろ~おぅ?」
神楽「Zzz……」
トウジ「亮太さん」ヒソ
亮太「何だよ」
トウジ「このオッサンやたらサクラに絡んでくるんでどうにかしてくれまへんか?」
ハチベエ「サクラちゃ~ん、いいとこ連れて行ってあげるからオジサンとドライブ行こうよ~」
サクラ「止めて下さい、いい加減怒りますよ!!」
ハチベエ「セクハラじゃないよ~パワハラだよ~」
亮太「なおさらダメだろうが」
銀時「仕方ねぇーな」 ポリポリ
スティール「おお……これは凄いカオスな状況だ……」
銀時「よぉ~量産型新八」
スティール「ツッコミのめんどいから置いとくとして何でここにいるんだ?」
亮太「拉致られて無理やりここに連れてこられたんだ」
スティール「ついってないな……それよりもオリジナル版新八はどこにいる」
銀時「そういや、だいぶ前から見てねぇーな」
亮太「探したらそこら辺にいるんじゃね?新八だし」
スティール「わかった……ありが……」
ギュイン!!
銀時「気のせいかな~何かSFチックな効果音きこえなかったか?」
亮太「何言ってんだ……いきなりそんなも……」
ドゴォォオオオオオオンン!!
エンパイア・ベイ リトルイタリー ヴィトのアパート
ジリリリン……ジリリリン………
銀時「ったく……うるせぇな~まだ朝の五時だろうがゆっくり寝かせろってんだ……はい万事屋銀ちゃんでーす」
スティール「おはよう。いきなりだがそこから逃げろ」
銀時「あぁん?……」
ドガァァン!!
「警察だ!動くな!!」
銀時「おっおおう?どうゆう状況?」
「ヴィト・スカレッタ!貴様を逮捕する!!」
銀時「何で俺、逮捕されなきゃならねぇんだよ……誰か説明してくれよ」
スティール(ギン……信じられないだろうがお前はゲームの世界にいる)
銀時「まじかよ、なんで朝からこんな事になってんだ?」
スティール(いろいろ事情があるんだが……とりあえず二日後俺の代理が助けに来るからそれまでガンバ)
銀時「それまでガンバ……じゃねぇぇぇ!!なんでいきなりこうなったか説明しろおおおお」
スティール(余談なんだが、お前は意識だけゲーム世界に来てるんで見た目は二枚目イタリア人になってるから)
銀時「なんで,二枚目イタリア人がいきなり逮捕されてんだ?」
スティール(名前はヴィト・スカレッタだからそこんとこよろしく)
銀時「そこんとこよろしくじゃねぇぇぇだろうが?!」
「ヴィト、あばれるな!!静かにしろ!」
銀時「あっ……すんません。ちくしょー戻ったらアイツの眼鏡にはなちょうちん書いてやる……」
ファンファン……
三日後、エンパイア・ベイ刑務所。
銀時(二日後に代理遣わせるとか言って全然よこさねーじゃねぇかアイツ)
(ったく……ケツの穴掘られかけるわ、いきなり大男から喧嘩売られるわ、見ず知らずのジジイからカウンター教わるわ……何だってんだ一体よ)
(しかもまた、めんどくさい事に巻き込みやがって……戻ったら眼鏡玉砕してやる……)
看守「おい!便所にウンコあるからちゃんと処理しとけよ!!」
銀時「わかりました~直ぐにやります~」(ぜってぇー眼鏡玉砕してやるあの野郎……)
スティール(やれるもんならやってみろ~)
銀時「テメェ~どういうつもりだ?」
スティール(カリカリするなよ。少し遅くなったが救助部隊を内部に忍ばせた)
銀時「ホントかよ……どうせオマエの事だから一週間待ちぼうけにされるのかと思っていたぜ」
スティール(今回の一件は我々のミスだからそれは流石にしないよ。もう直ぐ救助部隊が来るから待ってろ)
看守「貴様等!何………おぼぅっ!?」
「ヴィト!大丈夫か!!」
「銀さん、ごめんなさい。少し準備が手間取って」
銀時「キミ達……誰かな?」
刑務所 正面出入り口前
「さぁ……そろそろ始めようか仁太君」
宿海 仁太 「新八さん、もう既に包囲網は完成しいつでも突入可能です」
志村新八「素晴らしい……だが二分程待ってくれ」
仁太「はっ!」
新八「さぁって役者は揃った……“群”を召喚するとしよう」
便所
銀時「……つまり、エレン・ペ○ジ似の娘がレインであり」
レイン「そうです」
銀時「ハングリーなイタリア系力士が俺の友人……であってるか?」
ジョー・バーバロ「ヴィト!とっと逃げるぞ!!看守共が来ちまう!」
銀時「なぁ~スティールさんよぉ……救助部隊ってこいつらの事か?」
スティール(そうだ)
銀時「テメェーなめんてんのか?おぅ?どう考えても脱走する前に射殺されんだろうが」
スティール(安心しろその二人はかなりの手馴れだ。俺が保証する)
銀時「おめぇーの保証なんて当てにしてねぇよ……ったく」
「うぎゃああああああ?!」
「クソ!放せ!はなせぇぇえええー!!」
銀時「……」
スティール(気のせいか、断末魔の悲鳴がきこえたんだが……)
断末魔の悲鳴共にレインはコルトM733を、ジョーはトンプソンM1928ドラムマガジン付きを取り出した。
ジョー「ヴィト!これを使え!!」
銀時「うぉ!あぶねぇなあ……うん?」
ジョーは銀時にコルトM1911A1
MK-IV SERIES 70を投げ渡した。
レイン「銀さん!オレ達が先行して看守とか始末するから、後で呼ぶからここで待ってて!!」
ジョー「行くぞー!!」
レイン「うぉおおー!!くだばりやがれー!!」
銀時「……」
銀時は切なげな表情で二人を見送った。
銀時「もう、そろそろでても……」
レイン「あと五秒だけ待って!!」
銀時「お、おう」
レイン「もういいよー」
1F 南
銀時「いったい何が起こってんだこりゃ」
銀時は床に倒れている軍服を着た額を撃ち抜かれた三体の死体を見てぼやいた。
レイン「心臓撃ち抜いても死なないから頭を撃ったらやっとくたばった」
ジョー「ヴィト……こいつらイかれてやがる。いきなり噛み付こうとしやがった」
銀時「まてまてまて、いつの間にクライムアクションゲームからドーンオブザ○ッドに切り替わった?」
レイン「脚が速かったから多分リメイク版の方だよ」
銀時「いや、そういう問題しゃないから。リメイクとかそんなもんきにしてねぇから」
刑務所 裏出入り口前
新八「よーし……全員スタンバイできたみたいだから作戦の概要を説明する」
リッチー・○ン似の男こと志村新八はCRYE AIR-FRAME HELMETを頭に被りAN/PVS-15
を装着しメイフラワーリサーチロープロファイルアサルトベストを着た異様な連中の前に立っていた。
左右には金○武似の男とリー・タマ○リ似の男が凛々しい顔で新八の指示を待っていた。
新八「仁太君説明よろしく」
仁太「はっ!……よく聞け貴様等!!今から刑務所にいる14歳ぐらいの小娘を捕らえる!!」
「その小娘はただのガキではない!!俺達よりも技量を積んだキリング・マシーンだ!!」
「殺さぬ程度に暴行加えよ!!手足が千切れても問題ない!!」
仁太「我々、ナイト・ナインの力で新八様の願い叶えてしんぜよう!!」
金○武似の男こと宿海 仁太の演説によってナイト・ナインは静かに刑務所に潜入した。
松雪 集「俺達も動きますか?」
リー・タ○ホリ似の男こと松雪 集が新八に質問した。
新八は薄ら笑みを浮かべながらポツリと言った。
新八「僕たちはここで待っていよう」
仁太「なぜです?」
新八「こうゆう仕事はプロに任せるのが一番だ」
新八は刑務所を見つめながらタバコを吹かした。
1F 北
レイン「スティール!!この道であってる?!」
スティール(おう。そのまま進んでくれ)
銀時「何か、やたらカッコイイ連中が俺達を追って来てるんだけど何だ?」
スティール(多分……ナイト・ナインって呼ばれる手配度MAX現れる最強の特殊部隊だ)
レイン「ナイト・ナイン!?」
銀時「知ってんのか?」
レイン「一回キューバで友人の部隊を追い詰めた、海軍特殊コマンドシールズチーム9!!」
銀時「何でそんな奴らが命狙ってきてんデスか!?」
スティール(ゲームを面白くするために現実のスペックでやってみたら……裏目に出た)
少し頭を冷やして内容を考え直します。
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