近藤「…すまないな」
妻「いいのよ」
子「しかたないよ」
近藤「あぁ、どこにいっても俺は俺だ…」
近藤「半沢…俺、がんばるよ」
幻想卿って誰?
~幻想卿~
妻「なんだかいい感じの田舎ね」
近藤「社宅の住所が…人里?」
妻「大丈夫?」
慧音「あの、もしかして近藤殿ですか?」
近藤「え、あ、はい」
慧音「驚かせてすまない、スキマ商事の社長からお願いされて迎えに来たんだ」
近藤「あ、どうもありがとうございます!」
慧音「社宅の方へ案内しよう」
~幻想郷社宅~
妻「…ここって」
近藤「茅葺屋根…?」
慧音「この前、茅を換えたばかりだ。新しい土地で慣れないこともあるだろうが…」
近藤「…」アゼン
慧音「私はこの人里で教師もしている。質問があれば遠慮なく聞くと言い」
近藤「…はい」
慧音「質問は?」
近藤「いえ…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
妻「…とんでもないところに来ちゃったわね」
子「こんなおうち初めて!」
近藤「あぁ…お父さんもだよ」
近藤「だが…がんばらないとな」
妻「この子の通う学校も…慧音さんだっけ?」
近藤「あぁ、そっちは頼む、俺は明日会社にあいさつに行って来なきゃな」
妻「でも、電気が通っててよかったわ…水は井戸みたいだけど…」
近藤「ダイエットにはなるさ」
ぼっさんが主役とか斬新だな
これは完結しない
~スキマ商事~
紫「私が、社長の八雲紫です。」
藍「自分は経理、その他もろもろを担当している八雲藍と申します」
橙「わたしは橙!よろしくおねがいします!」
近藤「東京中央銀行から出向してきた近藤と申します。これからなにとぞよろしくお願いいたします」
紫「…こちらこそ」フッ
近藤(それにしても社員が二人…子連れの会社とは…家族経営かなんかか?)
>>8
ボーダー商事じゃないのか(困惑)
しえ
>>9
なんJに帰れ
紫「近藤さんには藍に任せていた経理と…」
近藤(妥当だな…)
紫「私達が貸し出しているお金の回収を担当してもらいたいのです」
近藤「えっ?」
紫「博麗神社、紅魔館、霧雨魔法店…」ペラペラ
近藤「ちょ、ちょっと待って下さい!」
紫「なにか?」
近藤「私はそんな借金取りのような仕事をするためにここへ来たわけでは…」
紫「…銀行は金貸しよ?借金ぐらい取り立てれなくてどうするの?」
近藤「それは…私は、会社の経営方針を見直すために…」
紫「…大和田常務から聞いていた情報に齟齬があるようですわね」
近藤「…常務はなんと」
紫「『大変優秀な社員だ、なにをしてでも御社の経営を向上させるでしょう』」
近藤「…」ギリ
紫「こちらはそう聞いていたものだから、そうしてもらわないと困るの」
近藤「…はい」
紫「それに、この会社は女ばかりでしょ?男の人じゃないと説得力がないのよ」フフ
橙「私が取り立てに行っても…すぐ追い返されちゃうの…」
近藤(え?この子も社員なの?)
紫「まぁ、詳しいことは藍から聞いて」ふわぁ
近藤「これからなにか?」
紫「お・ひ・る・ね」
近藤(なんて社長だ)
紫「ということで藍、よろしくね」
藍「わかりました」
近藤「よろしくおねがいします」
藍「わが社のことはどのくらいご存知でしょうか?」
近藤「運送会社としか」
藍「そうですね、わが社もそれしか言ってませんから。ですがそれだけではありません」
近藤「と、いうと」
藍「外界からの輸入、工事、金融、販売…つまりはなんでも屋です」
近藤「…よく融資が通りましたね」
藍「そりゃ紫さまのおかげですから」
藍「話がそれましたね、それで貴方にしてもらいたいのは金融の面なのです」
近藤「銀行員が会社でしている金貸しの尻拭いをしろと?」
藍「…そうですね、気が進まないのは重々承知です」
そうして近藤は金を回収して東京中央銀行幻想郷支店で支店長をつとめましたとさ
自分だけが知ってる内容でよく楽しめるなゴミクズ
ごめん俺銀行員じゃないし…
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とても気になる