アニ「...熱か」(94)

エレアニです
オマケにアルミカです

ー朝ー
アニ「...」パチ

アニ(なんだ...?体がだるい...)

アニ(力が入らない...起きなきゃ...)ヨロッ

アニ「っく!」パタ

ミーナ「ちょ、アニ大丈夫?」

アニ「あぁ...ちょっと立ちくらんだだけさ」

ミーナ「顔赤いよ?熱あるんじゃない?」

ミーナ「凄い辛そうだし...」

アニ「大丈夫だから...気にしないで」

ー食堂ー
ミーナ「私がご飯もってきてあげるから、ちょっと待っててね!」

アニ「大丈夫...だって」

アニ「訓練...兵なんだから...自分の...ことは自分でやるのが...常識だろ」ゼェ...ゼェ...

ミーナ「強がってないで、じっとしてなさい!」ビシッ

ミーナ「そんな状態で訓練でたら死んじゃうかもしれないんだよ!」

ミーナ「アニが死んだら...私は...私は...」グスッ...

アニ「わ、わかったよ!」アセアセ

アニ「じっとしてるから!泣かないでくれ」オロオロ

ミーナ「そう?じゃ、ご飯とってくるね?」ニコッ

アニ「...」(嘘泣きか...)

アニ「...」ポツン

アニ(早くミーナ戻って来ないかな...)

サシャ「おや?アニ顔赤いですよ?大丈夫ですか?」ヒョコッ

アニ「あぁ...たいした事ないよ」

サシャ「そうですか...ご飯は食べないんですか?」

アニ「ミーナが取り行ってるけど...あんたにやるよ」

サシャ「本当ですか?ありがとうございまs」

ミーナ「駄目よ」

ミーナ「食べなきゃ力入んないでしょ?」

アニ「...食欲ない」

ミーナ「食べなさい!」

アニ「ハァ...私はあんたの妹でも子供でもないんだよ」

ミーナ「とゆう訳だから、サシャ今日はごめんね」

サシャ「はい!ミーナのを貰ったので結構です!」フー

ミーナ「え?いつの間に!?」

アニ(いらない...)

サシャ「それにしても...」

サシャ「アニが調子が悪いのに訓練でるなんて珍しいですね?」モグモグ

ミーナ「確かに...点数が高い立体起動ならともかく...立体起動は明日だよね?」

サシャ「はい、今日は確か...対人格闘ですね」モキュモキュ

サシャ「何か理由があるんですか?」

アニ「...!///」

アニ(...あいつと話したい何て言えない!)

サシャ「さらに顔が赤くなりましたね...大丈夫ですか?」

アニ「ぇ...?あ、あぁ...///」プシュー

ミーナ(ははーん、わかった!アニはエレンとイチャイチャしたいのね!)

ミーナ(熱を我慢してまで、なんてピュアな少女なの?アニ可愛いよアニ)

サシャ「それで理由はなんなんですか?」

アニ「あの...ぇと...」プシュー

アニ(どうしよう!適当な理由が出てこなぃ...)プシュー

アニ(考えろ!考えるんだ私!なにかなにk)BooooooM!!

アニ「」

サシャ「爆発した...?...気を失ってますね」パクパク

ミーナ「え?嘘ぉ?!?」

ミーナ「ど、どうしよう?」

サシャ「取り敢えず医務室に運びましょう」ムシャムシャ

アニ「」

ー医務室ー
アニ「...ん」パチ

ミーナ「気がついた?」

サシャ「良かったですね。新手の病気かと心配しましたよ」バリバリ

アニ「...ここは?...医務室?」

ミーナ「うん、アニが急に気を失ったから運んだの」

サシャ「今日はもう休んだほうがいいですよ。教官には言っときますから」モシャモシャ

アニ「...」

ミーナ「アニ、今日は休んだほうがいいよ。エレンにお見舞い行かせるように言っとくから」

アニ「...は?///ちょっとあんt」

ミーナ「じゃ、訓練始まるから私たちいくね!」

サシャ「体には気をつけてくださいね!」ゴックン

アニ「ちょ、待っ...」

アニ「お見舞い...!?」プシュー

アニ(...)

アニ(対人格闘ぐらいしかあいつと話す機会ないのに...)

アニ(...なんだ?...どうしてあいつが気になるんだ...?)

アニ(なんだこの気持ちは...)

アニ(あいつが話しかけてきて...)

アニ(あいつががしつこく毎日来るから)

アニ(それが日常になって...)

アニ(それが崩れるのは...やだな...)

アニ(これが人を好きになるってことなのかな...)

アニ(...わからない...)

アニ(...)ウトウト

アニ(...眠い)

ー対人格闘ー
エレン「」キョロキョロ

エレン「あれ?おーいミーナ!」

ミーナ「あらエレン、どーしたの?」

エレン「アニのやつ見なかったか?朝は見たんだが」

ミーナ「アニは熱がでて休んでるのよ。心配?」

エレン「まぁな、あいつがいないと退屈だし」

ミーナ「ふーん。じゃ、アニのお見舞い行ってあげて?アニきっと喜ぶよ」

エレン「やだよ。めんどくさい」

エレン「それにあいつはお見舞いぐらいで喜ぶようなやつじゃないだろ?」

ミーナ「んもー、本当に女心が分かってないんだから」

ミーナ「私がお花持ってきてあげるからちゃんと行くのよ?」

ミーナ「じゃないとアニの熱治んないんだから」

アニ可愛い!期待!

エレン「は?なんでだよ」

ミーナ「いいから!男なら黙って行くの!」

エレン「しょうがない...アルミンと後で行くか...」

ミーナ「一人じゃなきゃダメ!あと面倒くさそうな顔もダメだよ!」

エレン「俺はお前の弟でも子供でもねぇぞ...」

ミーナ「エレンの爽やかスマイルで行ったらアニなんかイチコロなんだからね!」

エレン「爽やかスマイルってなんだよ?」

ミーナ「なによ鈍角なフリして!エレンだってアニのこと好きなくせに!」

エレン「な...///馬鹿言ってんじゃねぇ!俺は...俺は...!」

ミーナ「おや?動揺しましたな?
これは脈ありってことですかな?」

エレン「な、なにいってんだ!///俺は別に好きとかそうゆうんじゃ...///」

エレン「は!分かったぞ!そうやって俺をからかってるんだろ?」

エレン「いいかげんにしないと怒るからな!」

エレン「まったく、お前もジャンみたいに俺をお子様とか思ってるんd」

ミーナ「なんでそーゆこと言うのよ!」...ジワァ

ミーナ「アニがエレンしかまともに喋らないの知ってるくせに!」グスッ

ミーナ「アニが...対人格闘のときしか笑わないの知ってるくせに!」グスッ...

ミーナ「アニが...アニがエレンを好きなの知ってるくせにぃ!」ウルウル

エレン「お、おい」

ミーナ「...自分の気持ちも気づいてるんでしょ?」

ミーナ「だったらいつまでもお子様のフリしてちゃダメだよ...エレン」

エレン「ミーナ...」

エレン「...そっか、そうだよな」

エレン「俺ちゃんと自分の気持ち言わないとダメだよな...」

エレン「俺、ちゃんとお見舞いってくるから...ありがとな、ミーナ。」ニコッ

ミーナ「そう?じゃ、よろしくね?」ニコッ

エレン「...」(嘘泣きか...)

ミーナ(2人ともちょろいなぁ...)

ー昼飯時ー
アニ(そろそろ皆お昼休みかな...)

コンコン

アニ「え、エレンか?ちょ、ちょっと待ってくれ!」アセアセ

アニ(やばい、汗でビシャビシャだ...!)

アニ(クソッ...せめて髪型だけでも...)つカガミ

アニ(変じゃ...ないよな...よし!」

アニ「ど、どうぞ」

ミーナ「エレンかと思った?残念ミーナちゃんでした!」

アニ「」ビクッ

アニ「...なんだミーナか」

ミーナ「なんだとはなによ...調子はどう?」

アニ「あまり...よくない」

ミーナ「元気ないなぁ」

ミーナ「そんなにエレンに来て欲しかったの?」

アニ「べ、別にそんなつもりじゃ///」

ミーナ(...ったく、この二人は...)

ミーナ「素直になりなさい!エレンのこと、好きなんでしょ?」

アニ「は?あ、あんなやつ好きじゃないし...」

アニ「鬱陶しいだけだし...」

アニ「この前も私の技がどうのこうのd」

ミーナ「あーもう!聞いてるこっちが恥ずかしくなっちゃうよ!」

ミーナ「そうゆうのを好きっていうんです!」

アニ「...は?///」

ミーナ「まったく、あなた達は本当にそっくりね!」

ミーナ「どんだけピュアな恋愛してるのよ!」

ミーナ「いつまでも私に見せつけてないでとっとと付き合っちゃなさいよ!羨ましい!」

アニ「...話についていけないんだけど」

ミーナ「まー、楽しみにしてなさい!エレンが来てアニに告白するから」

ミーナ「ちゃんと返事してあげるのよ?」

アニ「は?」

アニ「えっ?」

ミーナ「じゃ、そろそろ午後の訓練始まるから行くね?」

アニ「ちょ、待ちn」

ミーナ「お楽しみにー」パタン

アニ(...告白?何で急に...///)

アニ(私の聞き違いか...?)

アニ(今朝はお見舞いって言ってたよな...)

アニ(きっと私の聞き間違いだ...)

アニ(うん...きっとそうだ..)

アニ(第一、あいつにはミカサがいるじゃないか...)

アニ(変な期待を持つのはよくないな...)

アニ(けど、まぁエレンがお見舞いに来るのは間違いない...)

アニ(流石に起きてないと失礼だしな...)

アニ(眠いけど我慢してあいつがくるまで起きてるか...)ウトウト

ー夕飯時ー
アルミン「やっと夕飯だね」

エレン「今日は疲れたな」

ミカサ「疲れたなら私がご飯を持ってきてあげる」

ミカサ「ここで...指をくわえたりしてればいい...」

エレン「...喧嘩売ってんのか?」

アルミン「き、きっとミカサなりに気を使ってるんだよ!」アセアセ

アルミン「僕とミカサでご飯とってくるからエレンは休んでてよ!」アセアセ

エレン「まぁ...アルミンが言うなら...」

アルミン「じゃ、行ってくるのね!」

ミカサ「私はエレンに休んで欲しいだけなのに...それだけなのに...」

エレン「ふぅ...やっと一人になれたな」

エレン「ミカサもアルミンも俺に引っ付き過ぎなんだよ。」

エレン「そうだ...今のうちにミーナに花貰いに行こう」

エレン「お、おい、ミーナ花くれよ」

ミーナ「お?そっちから来るとはエレンもお熱かな?」ニヤニヤ

エレン「からかうんじゃねぇ...///いいから早くよこせ」

エレン「アルミンとミカサが帰ってきちまう」

ミーナ「はいはい、じゃ、これしっかり渡して上げなよ」

エレン「この花...訓練所の周りにたくさん咲いてるやつじゃねぇか...」

エレン「ナズナ...だっけ?こんなんでいいのか?」

ミーナ「いいのいいの。大事なのは気持ちよ気持ち!」

ミーナ「あとは花言葉」ボソッ

エレン「何だって?」

ミーナ「な、なんでもないよ!」

ミーナ「ほらっ、早く戻らないとミカサ達戻って来るよ!」

エレン「そうだった!花ありがとな!」

ミーナ「いえいえ」ニヤリ

ミカサ「エレン...持ってきた」

エレン「...あぁ」

アルミン「エレン!お礼しっかり言わなきゃ駄目だろ」

エレン「なにアルミン怒ってるんだよ」

アルミン「君ってやつは...!」

ミカサ「いいのアルミン」

ミカサ「私たちは子供の頃から一緒...そして今は相槌だけでお互いの気持ちがわかる」

ミカサ「つまり、そうゆう関係。」

ミカサ「だから、言葉なんて重要じゃない」

エレン「そうだな」

アルミン「君たちがいいならいいけどさ...」

エレン「まぁ、さっきは悪かったなミカサ」

ミカサ「別に...気にしてない///」

エレン「げっ、俺のニンジン入ってるじゃねぇか!」

エレン「ふざけんなよミカサ!」

ミカサ「え?」オロオロ

エレン「お前俺がニンジン嫌いなの知ってんだろ!嫌がらせかよ!」

ミカサ「そ、そうゆうつもりでは...」アセアセ

アルミン「はぁ...エレン...いい加減にしなよ」

エレン「アルミンは黙っててくれ」

エレン「これは俺たちの問題なんだ」

ミカサ(私たちの問題///...結婚後は気をつけなければ)

エレン「お前が持ってきたんだからお前が食えよ」

ミカサ「わかった...その代わり食べさせて欲しい///」

エレン「は?...だからそう言ってんだろ?ほら」アーン

ミカサ「!」パクッ

ミカサ(...幸せ///)バタッ

アルミン「ミカサ!大丈夫!?」

エレン「ほっとけよ。ミカサもニンジン嫌いなんだろ」

エレン「飯が冷めちまうからとっとと食おうぜアルミン」

アルミン「絶対違うでしょ...」

エレン「よし、食い終わったな」

エレン「アルミン、俺行くとこあるから先行くな」

アルミン「ミカサはどうするの?」

エレン「こいつなら大丈夫だろ、じゃーなアルミン」

アルミン「ちょ、ちょっとエレ...行っちゃった...」

アルミン「はぁ...もう食堂に僕とミカサ以外いなくなちゃったよ...」

アルミン「ミカサ、起きてよ」ユサユサ

ミカサ「」シーン

アルミン「おっぱい揉んじゃうよー?」

ミカサ「」シーン

アルミン(誰もいないよな...)キョロキョロ

アルミン「ぐへへ...」モミモミ

ミカサ「...アルミン」

アルミン「」

ミカサ「話がある」

アルミン「」

期待

アルミン「うぁぁぁあああ」バッ

ミカサ「アルミン」

アルミン「.........!!この......!!」クシャッ

アルミン「変態...!!死んでしまえ!」

ミカサ「アルミン、落ち着いて聞いて」

ミカサ「今は感傷的になってる場合じゃない」

ミカサ「さぁ座って」

アルミン「...」

ミカサ「アルミン...私はエレンが好き」

アルミン「うん...知ってるよ」

ミカサ「家族としても異性としても」

ミカサ「けど、エレンはいつも私にイライラしてる」

ミカサ「笑いかけてくれることも...少ない」

ミカサ「私がお節介なのは分かっている

ミカサ「今エレンがアニのとこへ行ってることも分かっている」

ミカサ「エレンはきっと...アニが好き...かもしれない」

ミカサ「私がどんなにがんばっても...」

ミカサ「私の気持ちは...届かない...」

アルミン「...」

ミカサ「けれどアルミン」

ミカサ「貴方はいつも私を庇ってくれる」

ミカサ「いつも笑顔で話かけてくれる」

ミカサ「二人きりになればアルミンの気持ちが聞けると思った...」

ミカサ「ので私は...気絶したフリをした」

アルミン「...え?」

ミカサ「アルミンはいつもクリスタクリスタ言ってたから」

ミカサ「私には興味ないと思っていたのだけど...」

ミカサ「...だけどアルミンは私の胸を触った」

アルミン「それh」

ミカサ「アルミン、そのことはもういいの」

ミカサ「ねぇ、アルミン」

ミカサ「もし...もし貴方が私のことが好きと言うなら...」

ミカサ「決して私は拒んだりしない」

アルミン「そ、それって...///」

ミカサ「えぇ...アルミンの返事を聞かせて欲しい」

アルミン「ミカサ、僕は...」

アルミン「僕は...僕はミカサが好きだよ!」

アルミン「クリスタより...ミカサが好きだよ!」

アルミン「この想いが変わったことはない!昔も...今も!」

ミカサ「...アルミン///」

アルミン「///」

ミカサ「アルミン...ありがとう///」

ミカサ「でも、私の胸を触る時は私の許可をとってからにしてほしい」

アルミン「わ、分かってるよ!」

ー医務室ー
エレン(落ち着け...)ドキドキ

エレン(大丈夫...素直に自分の気持ちを言うんだ...よし)

コンコン

ガラッ

エレン「アニ!俺はお前のことがっ...す......?」

アニ「」スゥスゥ

エレン「寝てるのか...」

エレン「しょうがない、また明日くるか...」

エレン「花だけでも置いて...いや待てよ...」

エレン「俺のことなのに他人の力借りちゃだめだよな...」

エレン「明日は立体起動だし、綺麗な花を探しに行こう」

エレン「お休み...アニ」ナデナデ

アニ「」スゥスゥ

ー翌朝ー
アニ(...!)パチッ

アニ(しまった!寝過ごした!)

アニ(...?)

アニ(誰かが来たような形跡は...ない)

アニ(結局エレンは来なかったじゃないか...)

アニ(...ミーナのやつ...嘘つきやがって)ジワァ...

アニ(いや...ミーナはきっとエレンには言ったんだ)グスッ

アニ(でもエレン来なかったんだ...)グスッ...

アニ(きっと...私のこと嫌いなんだ...)ツー

アニ(熱も下がってない...)ポタ

アニ「*っ...あ゛っ...グスッ...」ポタポタ

アニ(何泣いてるんだ私は...)グスッ

アニ(私が勝手に舞い上がってただけじゃないか...)

アニ(私が悪いんだ...全部)

アニ(ミーナやエレンのせいじゃない...私...私が...)

アニ「わる゛いんだ...*っ...グスッ...」ポタポタ

コンコン

ミーナ「おはよ!調子はど...アニ?」

アニ「ミーナ...?」グスッ...

ミーナ「アニ!?どうしたの?」

アニ「...ごめん...今日は誰とも...会いたくない...」ウルウル

ミーナ「...え?」(エレンのやつ...!アニになんて言ったのよ!)

アニ「熱も...下がらない...ごめん...もう話したくない...」ポタポタ

ミーナ「...う、うん、じゃ気をつけてね...」

パタン

ー立体起動訓練ー

エレン「よし、訓練の途中に森の中探してみるか」

ミーナ「ちょっと!エレン!」

エレン「あ?なに怒ってんだよ」

ミーナ「あんたアニになんて言ったのよ!」

エレン「何って...アニは寝てたから、何も喋ってないぞ?今日もう一回行こうと思って...」

ミーナ「花だけででも置いてってあげればよかったじゃない!」

エレン「み、ミーナ...俺はどうすれば...」オロオロ

ミーナ「はぁ...全くあんた達は」

ミーナ「もうここまで来たら最高に綺麗な花探してあげなさい!」

ミーナ「それで、アニにはしっかり謝るのよ!」

ミーナ「アニには私も誤解だって言ってあげるから」

エレン「あ、あぁ...分かった」

エレン(絶対綺麗な花見つけなきゃな...)

ー夜ー
エレン「はぁ...はぁ...やっとみつけたぞ...」

エレン「なんて花だこれ?」

エレン「今はそんなことどうでもいいか...」

エレン「早いとこ戻らなくちゃな」

ー医務室ー
アニ(結局...昼もこの時間になっても...エレンは来なかった...)

アニ(本当に私のこと嫌ってるのか...)

アニ(もう泣き疲れたな...)

コンコン

アニ「ミーナ?」

ミーナ「うん...ちょっと話したいことあって」

アニ「何?たいした用じゃないなら...早く帰って」

アニ「私は体が悪いんだ」

ミーナ「アニ!誤解なのよ!エレn」

エレン「おい!」ガラッ

エレン「はぁ...はぁ...ミーナ悪い」

エレン「こっからは俺とアニで話させてくれ」

ミーナ「...わかった...私はおいとまするね」スタスタ

アニ「...なんの用?」

アニ「あんたも無理矢理ミーナに唆されたんだろ?悪かったな」

アニ「私が言うのもなんだけど...恋愛なんて難しいもんだからね」

アニ「あんたはミカサを幸せにしてやんぐっ」チュッ...

エレン「...これで分かったか?」

アニ「やめて!」バッ

アニ「分からない...全然わかんないよ!」

アニ「いきなり...こんなことされても...どうすればいいのよ...」ジワァ...

アニ「私が全部悪いんだ...だからもう...放っておいて!」ウルウル

エレン「...馬鹿だな」ギュッ

キタ━(゚∀゚)━!!!

アニ「やめて!離して!」

エレン「駄目だ...絶対離さない」

エレン「お前に俺の気持ちが分かるまでは...絶対離さないから」ギュウゥ

アニ「離s...あんた...体中擦りむいて...」

エレン「あぁ...花探してたんだ...だから遅くなって悪かった」

エレン「お前に勘違いさせたのは本当に悪かった」

エレン「だから...喜んで貰いたくて...ずっと探してたんだ」

エレン「ほら、この花だ。綺麗だろ?」

アニ「これ...勿忘草?」

エレン「知ってるのか?」

アニ「...こんな縁起の悪いもん持って来やがって...」

アニ「...馬鹿はあんただ...こんなものの為にそこまでして...」

エレン「なんだよ...折角持ってきたのに...」

エレン「そんな悪い意味の花なのか?」

アニ「昔...恋人同士が川岸を散歩してたんだ...」

アニ「川面にこの花が流れてて...女が欲しがった」

アニ「男は取ろうとしたけど、川に流されて...死んだ」

アニ「最後の力を振り絞って『私を忘れないで』って叫んで花を女に投げたんだ」

アニ「それが...この花の由来」

アニ「あんたと同じ...死に急ぎ野郎だ」

エレン「女だってお前にそっくりだろ」

アニ「...」

エレン「そいつは全部自分が悪いと思い込むんだろ?」

エレン「こんな花欲しがった自分が悪いんだって」

エレン「けどな、そんなことは絶対ない」

アニ「...!」

エレン「男はただ喜んで貰いたかっただけだ」

エレン「自分が死んでも女の願いは叶えられたんだ」

エレン「好きなやつの願い叶えられたなら悔いは絶対ない」

アニ「そんなの...あんた達の勝手な自己解釈だ!」

アニ「残されたやつはどうなる...勝手に満足に死なれて...」

アニ「一生負い目を背負って生きてくんだ...」

エレン「...なら約束する」

アニ「...え?」

エレン「俺は絶対死なない」

エレン「お前が欲しいものがあるなら」

エレン「欲しいものも俺の命も絶対持って帰る」

エレン「だから俺を愛してくれ。その女のように」

アニ「あんたはやっぱり馬鹿だ...」ウルウル

アニ「私はあんたがいればそれでいい...」ツー...

アニ「他に望む物なんて...なにもないよ」ポタポタ

エレン「そうか...」

エレン「今日はもう遅いしそろそろ寝ろよ」

エレン「明日は対人格闘だぞ。楽しみに待ってるからな」

エレン「熱下がってないんだろ?」

エレン「それじゃ、また明日な」

アニ「うん...エレン」

エレン「?」

チュッ

アニ「これが...私の気持ちだから...」

アニ「その...ありがとう///」

エレン「あぁ...お休み、アニ」ナデナデ

アニ「お休み...エレン」

パタン

アニ(...)

アニ(これが人を好きになるってことなのか...)

アニ(相手がエレンで良かった...)

アニ(私は幸せ者だな...)

アニ(ミーナがいてエレンがいて...)

アニ(明日は対人格闘か...)

アニ(熱が下がりますように...!)

アニ(...)Zzz

ー翌朝ー
アニ(...)パチッ

アニ(...熱は...まだ少しある)

アニ(けどこれくらいなら...)ムクッ

アニ(大丈夫だろ...多分)

ー食堂ー
エレン「ミーナ、いろいろありがとな...なんとかなったよ」

ミーナ「知ってるわよ」

エレン「え?」

ミーナ「あの後全部みてたもん!」

エレン「このやろ...」グシャグシャ

ミーナ「ちょっと!私のチャームヘアが乱れちゃうじゃない!」

エレン「それでアニは?まだ熱下がんないのか?」

ミーナ「私が朝行った時は訓練は出るって言ってたよ?」

エレン「そうか...無理してねぇといいんだがな」

ミーナ「アニは繊細なんだからちゃんと見てあげなきゃだめだよ!」

エレン「あぁ、お前と違ってな」ハハッ

ミーナ「ひ、酷い」ガーン

ー対人格闘ー
エレン「おっ、やっときたな」

アニ「...時間は限られてるんだ...さっさと構えな」

エレン「お前からそんな言葉が聞けるなんてな」ハハッ

アニ「う、うるさいっ///」ブンッ

エレン「うぉ!?」ドッ ガッ チッ

エレン「ッ━━━━!?」ドサッ

エレン「ぐッ...?」ギュッ

エレン(...?あんまり締まってない?)

アニ(力が入らない...)ゼェ...ゼェ...

エレン「おい?...アニ!やっぱりお前熱下がってないんだろ?」

アニ「だって...今日は対人格闘だから...」

エレン「はぁ...やっぱり馬鹿はお前だ」

エレン「ほらっ、医務室いくぞ」ヒョイッ

アニ「ちょっ///」

オイ!アニガオヒメサマダッコサレテルゾ!
フフッ、アニヨカッタネ
アルミン...ワタシモヤッテアゲル
エェッ!フツーギャクデショ!?

ー医務室ー
エレン「全く、熱があるんだったら休んでろよ」

アニ「だって、あんたが待ってるって...」

エレン「お前の身体のほうが大事だろうが!」

エレン「熱が治るまでもう離れないからな!」

エレン「ほらっ、寝るぞ」ギュッ

アニ「////」

エレン「ほらみろ、こんな顔赤くしやがって」

アニ「エレンのせいだろ...////」ギュウッ
ーーーー
ーーー
ーー


エレン「Zzz」ナデナデ

アニ「エレン...ありがとう。愛してる」

終わり

これくらい甘いのも………たまにはいいよね

以上です!
見てくれた人はありがとうございました!!
因みに花言葉は
ナズナ:あなたに私のすべてを捧げます。
勿忘草:真実の恋、真実の愛
です!

乙!!

良かった

乙!!

>>84
花言葉に絡めてるの他に書いてる?
何か読んだ事あるようなないような

因みに前作は
アニ「...エレン///...あぁっ...そこは...んっ//...」
です。
エレアニ書き続けるので興味ある人はまたみてね!

>>87
まだ2作目です
花言葉使ったのはたまたまです笑
勿忘草の話は小さいころ知って使えるなと思ったので笑

乙!
次回作も期待

>>89
あ、そんじゃ別の人だ
乙でした!

エレン「いや、これは俺とアニの問題だからさ...」

エレン「もっと綺麗な花を今日探しに行こうと思ってさ」ハハッ

ミーナ「ばかっ!アニはエレンに嫌われたと思って泣いてたのよ!」

エレン「え?俺はそんなつもりじゃ...」

ミーナ「はぁ...どーせそんなことだろーと思ったけど...」

読み直したら
>>57>>58の間に>>92が抜けてました!修正ですごめんなさい

最高。
これからもエレアニ
がんばって書いて。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月13日 (日) 06:36:40   ID: Vwb_ouOb

何かが違う

2 :  SS好きの774さん   2014年08月04日 (月) 22:53:46   ID: W0wi0pRs

キャラ崩壊ってレベルじゃねーな

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom