俺は本を大量に読んできた、が、読む本にジャンルはない、
気にもとめない。

ただ活字が好きなのか、それとも何か答えを探しているのか、いや違う、俺は本に個を見いだしていたのだ、

本には個性がある、感情がある、理性的、感情的、批判的、友好的。その本それぞれの個性を見ることに楽しみを抱いていたのだ、

「読書の動機かぁ改めて考えるとなかなか難しいもんだなぁ」

あなた、そういう考えで本読んでたのね、正直タダの活字オタクかと思ってたわ

な！夏野！


勝手に人の心ん中みるなよな

で？あんたはなんで何億もの本の中で私の本に惚れたのよ？


まさか私が好きだからかしら？この駄犬！

ハハハハハ！

だーれがこんなひんにゅウワーーー！


な、南無三！

今日も容赦なさすぎだろ

じゃあ逆に夏野が本を書く動機ってなんだよ、案外言ってみたら大罪シリーズ色欲、かけちゃうかもよﾜﾝﾜﾝ

・・・それが分かったらそりゃバンバン書けるわ、7大罪はその時に私が社会に対して思った批判を書いているのよ、でも、色欲は、

（犬）色欲は、？

いいえ、何でもないわ、・・・( ･_･)

犬）なんだよ、いってみろよ、ほらｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮ

ズバズバーーー

犬）毛、毛が(;_;)

この駄犬、なに不意打ちしてるのよこのエロ犬ー！

わー！たんま！ちょっとタイム！そこ肉だから！

数時間後、
夏野）犬が来て、はや七年、執筆活動も再開したけどまだ大罪シリーズは完成してない、何故か、それは自分でも分かってる、それは完成してしまったらあの犬が成仏してしまうかもしれないから、

このまま書いてさようならなんて、・・・

なんだ、そんなこと考えてたのか、

なあ夏野、信じてくれ、俺は死んでもまたよみがえるって、犬が俺だって信じれたように、今度もまた、俺が生き返るって。

俺きっと人間になって、戻ってくるよ、

夏野）じゃあ、キスして。

犬）ああ。

犬）ん？！ムムム！ゆ、夢なのか、

はあ、変な夢だったな、変にリアルだし、顔がへんなかんじするし、鼻は乾燥するし、もう一回寝るか。





おわり

乙