ジャン「強くなりたい～やさしくなりたい～」


マルコ「…」


ミカサ「ん？あれは…」

ジャン「愛なき時代に～生きてるわけじゃない～」


ジャン「手を繋ぎたい～やさしくなりたい～」


ジャン「…ふう」


マルコ「いや～やっぱりジャンはうまいね！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ


ジャン「まあな！ミカサにも聞かせてやりたいぜ！」


ミカサ「聞いてた」

ジャンマル「！！！」ﾋﾞｸｯ


ジャン「ミ、ミカサ！？」


マルコ「いつからそこに！？」


ミカサ「ジャンが最後の愛なき時代に～を歌ってるあたりから」

ジャン（やべーめちゃくちゃかっこつけて歌ってた…、絶対キモいと思われた…）


ミカサ「ジャン」


ジャン「な、なんだ？（終わった…）」


ミカサ「少ししか聞けなかったけど、うまかった！」


ジャン「…え？………え！？」

ミカサ「すごくうまかった…ので、良かったらまた聞かせてほしい」


ジャン「…お、おおおおう！い、いつでも喜んで！！！」


ミカサ「ふふ、ありがとうジャン」ﾆｺ

ミカサ「じゃあエレンとアルミンが待ってるから私はもう行く。ジャン、マルコ、また明日」ﾆｺ　ﾌﾘﾌﾘ


マルコ「うん、じゃあね」ﾌﾘﾌﾘ


ジャン「お、おう！また明日！」


ﾀｯﾀｯﾀ


ジャン「…」

マルコ「ジャン良かったね…って何で泣いてるの！？」


ジャン「だって、絶対キモいとか、言われると、思ったから…」ｸﾞｽｸﾞｽ


マルコ「…はあ、ミカサがそういうこと言う子じゃないって、ジャンだって知ってるだろ？」


ジャン「そうだけどよお…」ｸﾞｽｸﾞｽ


ﾓｳﾅｸﾅﾖ､ﾎﾗｺﾚﾃﾞﾌｲﾃ
…ﾜﾙｲ､ﾏﾙｺ




ミカサ（エレンたちは玄関で待ってるって言ってた。早く行こう）ﾀｯﾀｯﾀ

ミカサが優しいとジャンが余計に気の毒に見える不思議