黄名子「アスレイ!うち知ってたやんね」 (4)

イナGOクロノストーン
アスレイ×黄名子です。
捏造です。時系列は黄名子が雷門中にフェイを守るために入ってくる前のお話。

我ながら無謀な事だと思う。
どのパラレルワールドでも私は黄名子もフェイもどちらも存在する世界を手に入れる事が出来なかった。

そして私が至った結論はただひとつ
黄名子を一から私の手で育てて悲しい結末を回避しよう、と。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377236407

数多くのパラレルワールドを自分の足で渡って彼女に会ってきたが、これが間違いだったのかもしれない。早々に気付くべきだった。

何故なら彼女はどのパラレルワールドでも既に中学に入学し基本的に家庭は恵まれていた。

少女時代に幸せだったからなのかは分からないが、彼女はどのパラレルワールドでも27歳から以降は生きていないのだ。
あまり言いたくは無いが様々な死を遂げていた。

それが私の本来生きている世界の黄名子の死に方であったり事故死であったり病死であったり。

もう彼女が死ぬ姿を、フェイの悲しい姿を見るのはごめんだ。
どのパラレルワールドでも不甲斐ない情けない夫で、すまなかった。


私はこのパラレルワールドに掛ける、そう誓った。彼女を中学に上がる前にこちらで保護し今までとは違う生活を送らせる。



これで私たちの未来は、フェイも、黄名子も、私も、変わる。みんな幸せになれる。

ー……


アスレイ「ふぅ…。タイムルートによるとここは黄名子が中学に入る前…11歳の時か」

とりあえず彼女を探さない事にはどうにも始まらない。
一刻も早く彼女を見つけ出し保護するのが私の目的だ。
私は結婚する前に彼女とよく訪れた公園へ足を運んだ。
「うち小学校の時よく一人で遊んでたんよ」と黄名子が話していたからだ。
僅かな希望を掛けよう、君の言葉に。


??「みんなの幸せ?♪」


アスレイ「この声は」

黄名子「きっ?…と」

居た。黄名子だ。何も変わってはいないが私の黄名子だ。

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