シンジ「月と女神たち」 (17)
夏の夜の衝動で唐突に書くスレです。書き溜めなし。ゆっくり書いていきます
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NERV
リツコ「シンジ君、お疲れ様。あがっていいわよ」
シンジ「はい」
リツコ「もう9時ね・・・こんな時間まで実験に付き合わせちゃって悪いわね」
シンジ「いえ、仕事・・・ですから」
リツコ「送って行く?」
シンジ「自分で帰れます。忙しそうですし」
リツコ「そうね・・・じゃあ、気をつけて」
シンジ「・・・・・・」
シンジ(もうそろそろ夏休みだけど、僕たちにはあんまり関係ないか)
シンジ「あ・・・月、綺麗だな・・・」
翌日
ケンスケ「ンフフ~フフフ・・・」
トウジ「なんや、ケンスケ。えらくご機嫌やないか?」
アスカ「むしろ気持ち悪いんだけど・・・」(ボソッ
シンジ「何かあったの?」
ケンスケ「フフフ・・・これを見たまえ!」
トウジ「なんやコレ?カメラか?」
ケンスケ「先週発売されたばっかの最新モデル!いいだろ~」
トウジ「そんなもん興味ないわ。どれも同じやんけ」
ケンスケ「んなっ・・・なぁ、碇?」
シンジ「僕もあんまり・・・」
ケンスケ「そっかー・・・残念だなぁ」
ケンスケ「あ、そうだ・・・なぁ碇」
シンジ「どうしたの?」
ケンスケ「もう使わないヤツなんだけど、カメラ買わないか?」
シンジ「いや、別に・・・」
ケンスケ「3年くらい前のだけど、デジタル一眼だぜ?」
シンジ「でも・・・」
ケンスケ「望遠とか三脚とかメモリーとか一式揃えて、8000・・・いや、5000円で」
ケンスケ「新しいの買っちゃって今月苦しいんだよ・・・頼む・・・」
シンジ「えー・・・」
ミサト宅
アスカ「で、それでコレを買わされたわけ?」
シンジ「うん」
アスカ「うん、じゃないわよ!あんたバカぁ!?」
ミサト「まぁいいじゃないの。見たところ結構いいやつだし、これで5000円なら私も買うかも」
アスカ「使い道が無いじゃない!」
シンジ「えっと、それなんだけどもう決めてるんだ」
アスカ・ミサト「?」
シンジ「月を、撮ろうかなって」
ベランダ
シンジ(せっかく買ったんだし、使わないともったいないと思って最初に浮かんだのが月だった)
シンジ(夏休みの課題で提出できそうだし、いいんじゃないかな・・・)
シンジ「えっと、これが露出?だっけ・・・?」
シンジ「よく分からないな・・・」
パシャッ
シンジ「うわぁ、何も見えないや」
アスカ「・・・・・・」
学校
シンジ「ケンスケ、なんか上手く撮れないや」
ケンスケ「もう使ったんだ?何が撮れないって?」
シンジ「月・・・なんだけど」
ケンスケ「月、ねぇ。月の何を撮るかにもよるけど写らないってことはないと思うけど・・・」
ケンスケ「前に設定いじったのがそのままだったか?まぁ説明書読めばすぐ直せるさ。初心者用の本でも貸そうか?」
シンジ「うん」
数日後
パシャッ
シンジ「まぁまぁ、かな?」
シンジ(少し勉強したら、流石に写らないってことは無くなった)
シンジ(そうなってくると、ベランダじゃ少し物足りなくなってきた)
アスカ「シンジ?どこ行くのよ?」
シンジ「外で撮って来るだけだよ。すぐ戻るから」
ガチャン・・・
アスカ「・・・バッカみたい」
夏休み
シンジ「じゃぁ、行ってきます・・・」
バタン・・・
アスカ「・・・いいの?ミサト」
シンジ「何のことよ?」
アスカ「最近シンジったら毎晩出かけてるわよ?心配に・・・というか危なくないの?」
ミサト「別にー。監視は付いてるし、それにただ写真撮ってるだけし」
ミサト「それより・・・アスカ、なんだかんだでシンジ君のこと気になってるじゃない」
アスカ「別に・・・そんなんじゃないわよ」
課題が終わらず現実逃避
期待
今夜はここらで終わり。
言い忘れてたけど、一応普通のエヴァベースだけど書きたいからマリとか出すかも
亀更新だと思うのでよろしく
>>12
ワイも再試前に現実逃避で書いとるからな。そんな人達のコメを集めつつ進んで行きたいと思う
乙
再開します。なんかスレッドの調子が悪いんで不安だけど・・・
ミサト「シンジ君、家事とかしてくれるし、よく音楽聴いたりしてたけど・・・」
ミサト「そう、何か楽しんで、目的がある趣味みたいなものが無かった気がする。いい傾向だと思うわ」
アスカ「そんなもんなの?」
ミサト「そ。そんなものよ」
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