勝てんの？

魔女結界内

黄猿「おかしいねぇ…」

黄猿「何処の誰かの能力にでも掛かっちまったかねぇ～」

黄猿「そして…」ﾁﾗｯ

使い魔「ギギギギギッ！！」 ﾄﾞﾝｯ！！

黄猿「ん～…おそらく動物系の能力者みたいだけど…」

黄猿「この結界もあいつの仕業なのか分からないに以上…早めに終わらせた方がいいみたいだねぇ～」

黄猿「それじゃあ…」

？？？「伏せてっ！」

黄猿「ん～⁉」

バン！！バン！！

使い魔「ギギギァァ」ｼｭｩｩｳｳ

QB「結界が晴れていってる…どうやら本体の魔女は逃げたみたいだね」 ﾄﾞﾝ！！

マミ「どうやらそうみたいね…キュウべえ」ﾄﾞﾝ！！！

シュュュュウ…


黄猿「ん～…元の場所に戻ったみたいだねぇ」

マミ「すみません、きっと混乱していると思いますが…今の事は忘れて頂けないでしょうか」

黄猿「いえいえ…こちらこそ能力者から助けてもらってぇ」

黄猿「君達には感謝しなくちゃいけないねぇ」

黄猿「感謝しますよぉ～お嬢さん…そしてキュウべえ～」

マミ「………！！」

マミ「も、もしかして…知っているんですか⁉キュウべえのことを…⁉」

遅すぎ

……………
………
…

黄猿「こいつわぁ驚いた…まさか君が魔法少女だとはねぇ」

マミ「確かに普通の人なら驚きますよね…」

QB「でも君は違うだろ黄猿？君には僕が見えていたり、いきなり僕の前から消えたり…君は何者なんだい？」

黄猿「ん～どうやら普通の人間にはお前が見えてないみたいだねぇ～…まぁ覇気が無いからだと思うけどねぇ」

マミ「覇気？」

黄猿「ん～あっしが何者かはまたの機会に話すとして…この街にはあの魔女以外にも魔女がいるのかい？」

マミ「はい。この街の行方不明者や原因不明の自殺者…それらのほとんどは魔女の仕業なんです」

黄猿「………へぇ～？」

マミ「あ、でもそんな物騒な街でもないんですよ！？」

黄猿「そうなのかい。…ところで行方不明者は基本的に魔女のせいなんでぇ？」

マミ「ええ…勿論、その事実を知っているのは魔法少女だけですが」

見てる

黄猿「ところで～さっきからキュウべえがいないみたいだけど…」

マミ「えっ⁉…さっきまでそこにいたのに…」

黄猿「ん～？」

マミ「探しに行かなきゃ！！」

黄猿「お急ぎの用なら私にお任せくだせぇ」

マミ「えっ？」

黄猿「それじゃあ…行きますかねぇ～」ﾋﾞｭﾝ

………………
……………
………

ほむら「キュゥべえから離れなさい、まどか」

さやか「ッ…あ、あんたがまどかから離れなさいよっ！転校生！！」

ほむら「貴方とは会話なんてしていないわ、美樹さやか」

さやか「なっ！何をぉ……！！」

マミ「―――そこまでよ」ﾁｬｷｯ

ほむら「………ッ！巴マミ…」 ｼﾞｯ

マミ「どういう事かしら、暁美ほむらさん…？」

ほむら「貴方に言う必要は無いわ」

黄猿「ん～どうやら魔法少女同士は必ずしも仲良しって訳では無いみたいだねぇ～」

ほむら（な、なに…このデカイ男は？）

黄猿「悪いけどあまり揉め事は起こさないでくんないかねぇ」

黄猿「こちらの黄色の魔法少女は私の命の恩人なんでねぇ…あまり噛みつかないでほしいねぇ」

マミ「引きなさい、暁美さん」

ほむら「……」ｽｯ

マミ「どうやら皆無事みたいね…」

まどか「マミさん…ありがとうございます！！」

さやか「くっそー！転校生の奴！」

マミ「キュゥべえ！勝手に居なくなっちゃダメじゃない！…心配したのよ？」

QB「ごめんよ…マミ」

黄猿「…………」

まどか「え、えーと…マミさん、あの人は？」

マミ「あぁ、そちらの方は黄猿さん。今日魔女結界にいた所を助けたんだけど…」

マミ「どうやらキュゥべえの知り合いらしいの」

さやか「えぇ！？それじゃこの人も魔法少女の資格が…」

まどか「それはないよ、さやかちゃん」ｳｪﾋﾋ

さやか「やっぱりー」ｱﾊﾊﾊ

キュゥべえ「ふぅ…もう大丈夫だ、ありがとうマミ」