御坂「永遠のヒーロー」 (30)
御坂「親愛なる隣人」
御坂「とある科学の蜘蛛超人(スパイダーマン)」
御坂「大いなる力には、大いなる責任がともなう」
御坂「恵まれし子らの学園」
の続編です
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376498401
タイトルミスってたので立て直しました。
かけてる分までは一気に張りますので
―学園都市―
夜―
ウー!ウー!ウー!
黄泉川「あっちに行ったじゃん!急げ!」
ダダダ!
カメレオン「フフフ・・・こちらの世界の警察はこの程度か・・・このカメレオンをとらえることなどできん。フフフ」
カメレオン「このまましばらくはこっちで稼がせてもらうとするか・・・フフフ」
バサッ
カメレオン「!?何だ・・・今・・・・・・何か黒い影が・・・」
バサッ
カメレオン「!?な、何だ!何者だ!」
バサッ!
カメレオン「!?」
バサアッ!
カメレオン「う、うあああああ!!!」
THWIP!
スパイディ「はいはいカメレオンちゃん、ウェブをちょうだいするよ!まったく、こっちに来てまで銀行強盗・・・って?」
カメレオン「――っ・・・あ・・・うう・・・・・・」
スパイディ「・・・カメレオンが・・・捕まえられて放置されてる・・・?・・・・・・どういうことだ?誰がやったんだ?」
>>3
カメレオン:本名ドミトリ・スメルジャコフ。変装の達人で、何ヵ国語もの言語をマスターしている変装名人。
スパイダーマンの最初のヴィラン(名のあるヴィランで)である。その変装技術はほとんどの場合見抜けないことが多い
キングピンと権力争いをしたりする犯罪者ヴィラン。大物とはいえないかもしれないが、超ベテランのヴィランである
オバマ大統領に変装したことも。オバマ大統領が就任した時の特別コミックで、高校時代のエピソード語りでボロがでた
オバマ大統領がスパイダーマンのファンらしく、特別に描かれたらしい
―――――
初春「第二次ウルトロン・ウォーからまだ間もない頃、学園都市でとある不可解な出来事が続いています」
初春「というのもここ数日の間、夜間に行われている犯罪が何者かによって解決されていることです」
初春「夜間に発生した事件現場にアンチスキルやスパイダーマンが到着した頃には犯人が捉えられているのです」
初春「その場に放置されている犯人達は皆、何かおそろしいものでも見たかのようにおびえているのが謎ですが・・・」
初春「スパイダーマンさんによると『誰がやったのか目星はついてる』とのことですが・・・」
―――――
スパイディ「――ってことがあったのさ」
黒子「うーむ、ここ4日の間、立て続けに夜間の事件が何者かによって解決されているとは聞いてますが・・・」
初春「で、そのカメレオンという方はどうなったんですか?」
スパイディ「それがさ、やっこさんリードの次元移動装置を盗んで使ってこっちの世界に来たらしいんだ。だから・・・」
ベン「俺達がムッシュムラムラ鉄拳制裁して連れて帰った」
黒子「異世界の悪人がこっちにまで来るのは勘弁してもらえませんでしょうか・・・」
ベン「俺ァもう帰るが、カメレオンの様子がおかしいことだけは伝えておくぜ」
黒子「え?」
ベン「何か知らねえが、ずっとうなされてやがんだ。黒い影がどうのこうのとな。そうとう恐ろしい体験でもしたんだろ」
初春「こわ・・・」
ベン「そんじゃ、俺は帰るぜ」シュゴー・・・
スパイディ「おつー」
黒子「一体何があったのでしょう・・・というか、その夜の自警団員もほっておけませんわ」
スパイディ「とっ捕まえるのかい?」
黒子「ええ、アンチスキルもそういう方針らしいですから・・・」
スパイディ(まっ、大方『向こう見ず』な男だろうけどね・・・)
固法「ところであなた達、ここジャッジメント支部はたまり場ではないって前も言ったわよね?」
スパイディ「もうかたいなあ固法は。固、法だけに」
・・・・・・・・・・
(ここはどこだ?・・・・・・私は今、どこにいる?・・・・・・・・・)
(見知らぬ世界・・・私は異世界へと来てしまったのだろうか・・・・・・)
(・・・この街にも犯罪は多く蔓延している・・・・・・放ってはおけない・・・)
・・・・・・・・・・
御坂「・・・うーん・・・・・・」
ミサカ10032号「どうかしましたか?と、ミサカは何か尋ねてほしそうなお姉さまに声をかけます」
佐天「御坂さんともあろうお方が悩みですか?」
御坂「何よそれ・・・なんかね、ここ最近妙なことが多いのよ」
佐天「?」
御坂「何か警備ロボが急に止まったり、テレビが一瞬消えたり、電話が一瞬切れたり・・・」
ミサカ「この科学の街でオカルトですか・・・と、ミサカはため息をついてしまいます」フーッ
御坂「な、何よそのリアクション!なんかミョーだなって思ってるだけだから別にそんな・・・」
ウルトロン【本日は午後18時21分頃から雨が降りはじめるぞ!皆、夕方以降のお出かけは傘を持ってけな!】
御坂「・・・ウルトロンもすっかり学園都市の一部ね」
ミサカ「キャラ崩壊とはまさにこのこと・・・と、ミサカはぶっちゃけます」
佐天「そういえば人工衛星にデータがあって、他のコンピューターにアクセスできないって言ってましたけど・・・」
御坂「なんであの巨大モニターには映ってるのかしら?あとラジオの電波」
ミサカ「それはそこだけアクセスできるように設定されてるのです。と、ミサカは補足説明を今更します」
御坂「まあ、テレビ放送とラジオ放送だけなら大丈夫・・・かな」
佐天「今のウルトロンさんならもう悪いことはしなさそうですけどね」
ウルトロン【それじゃあここらで音楽をかけようか。THE ALFEEで、曲は『冒険者たち』。はりきってゴー!】
ミカサ「楽しそうで何より。と、ミサカは平和を堪能します」
―夜
スパイディ「今夜こそ、謎の自警団員を逮捕するぞ!」フンス
黄泉川「大丈夫なのかスパイダーマン?相手はすぐに姿をくらますじゃん」
スパイディ「まっかせなさい。アンチスキルからの協力要請があったからにゃ、お給料もらえるんだからがんばるぞ」
<キャー!ヒッタクリー!
スパイディ「!事件発生!事件あるとこにそやつがおる!いくぞ!」THWIP!
黄泉川「あ、待つじゃん!ったく、行くぞ!」ダダダ
ひったくり「へへっ、ちょろいもんだぜ!」タタタ
バッ!
ひったくり「!?な、なんだあ!」
CRACK!
ひったくり「ぐえ!」
ドサッ
スパイディ(!ひったくり犯が倒れてる。そこから遠くへと移動する影!あっちを追うっきゃない!)
THWIP!
スパイディ「待てー!」
ビューン
黄泉川「・・・移動が速すぎて追えねえじゃん・・・しょうがない。こっちのひったくりをひっとらえるじゃん」
タタタッ!
スパイディ(あの身のこなし、間違いない。絶対にあいつだ!)
THWIP!
スパイディ「射程距離内だ!ウェブでとらえるぞ!」
THWAP!
?????「っ!・・・しまった!」
スパイディ「さあ、僕の安眠時間を奪うクライムファイターさん、事情を聞かせてくれるかな?」
デアデビル「・・・フフ、さすがだなピーター。捕まえられないとふんでいたが、私も腕が落ちたか?」
スパイディ「そうでもないよ。まったく、追う度にウェブを消費するこっちの身にもなってよね」
>>10
クライムファイター:主に地元犯罪などを専門に解決するヒーローのこと
デアデビル:MARVELのクライムファイターの代表格で、『向こう見ず』の意味の名をもつヒーロー。超能力の類はない人間
本名マット・マードック。普段(昼間)は弁護士として人々のために活動し、夜はデアデビルとなって悪と戦う。
幼い頃に視力を失い盲目の生活をしてきたが、父がギャングによって命を奪われたのをきっかけに復讐のために修行する
その結果、『レーダーセンス』という超感覚を身につけ、視力がなくとも音の反響などで周囲を感知できるようになる
また、体術、棒術も完全にマスターしており、生身の人間ながらかなりの身体能力をもっている。
嗅覚で人を判別できたり、味覚で物の成分を判断したりと、視覚以外の感覚は極限レベルまで高いものとなっている
主な武器に、先端がフックになる杖、なわとびのような見た目の武器を扱う
ヘルズキッチンを拠点にしており、犯罪王キングピンとは因縁の相手。仲間関係というと、スパイディとは仲がいい。
他にも多数のヒーローとの交流がある。一時アイアンフィストやブラックパンサーが代役を務めたりしていた
また、過去に映画化されている。ベン・アフレックが演じたデアデビルはレーダーセンスをわかりやすく表現している
スピンオフとして『エレクトラ』も制作された
スパイディ「っていうか何でにげるんだ?何かやましいことでもあるの?」
デアデビル「いや、せっかくだから謎のヒーローを演じておこうかなと」
スパイディ「なんだよそれ・・・チュウニビョーか」
デアデビル「にしてもすごいなピーター。私は数日は姿を隠せると思っていたのに、1日目で暴くとはな」
スパイディ「・・・・・・ん?・・・ちょっとまって?1日目?数日前から来てたんじゃないの?」
デアデビル「え?・・・今日の昼にこっちに来たところだけど・・・・・・」
スパイディ「いやいや・・・え?ここ数日の夜間逮捕劇は君じゃないの?」
<キャー!ダレカー!
スパイディ「!事件がまた!?」
デアデビル「ここはヘルズキッチンか?」
スパイディ(もしマードックがその自警団員じゃないなら・・・ホンモノが現れるかも!)
スパイディ「マードック、僕行ってくる!」
THWIP!
ビューン
デアデビル「・・・私は行かなくてもいいのか?」
女性「だれかー!」
強盗「しずかにしろ!そのバッグをよこしゃ何も手出しはしないからよ!」
バサッ
強盗「!?・・・」
?????「・・・」
強盗「っひ・・・なんだあてめー!」ナイフシュッ!
CRACK!
強盗「っが!?」
?????「二度と犯罪をするな・・・二度とだ!」
強盗「あ・・・あ・・・・・・う・・・」
?????「・・・」
女性「・・・あ・・・あの・・・あなたは・・・・・・」
バサッ!
女性「・・・と、とんでっちゃった?・・・・・・」
THWIP!
スパイディ(!・・・強盗らしき人物と女性・・・また出遅れた?・・・いや、何か影が離れていく!追おう!)
THWIP!
?????(・・・何者かが後をつけている・・・・・・あの身のこなし、普通の人間ではない・・・・・・)
スタッ
スパイディ(!・・・足を止めた。かんねんしたか)
チャクチ
スパイディ「さて、クライムファイターさん。君がここ数日の夜行正ヒーローだね?何者だ」
バットマン「・・・・・・私が何者かより、お前が何者かの方が重要だ」
>>14
バットマン:ご存じ最も有名なヒーローの一人にして、闇の騎士。世界最高の探偵。ケープの聖戦士。
超能力の類は一切持たない生身の人間ながら、極限まで鍛えた肉体と卓越した頭脳と経験、あらゆる道具を駆使して戦う
本名はブルース・ウェイン。架空の街『ゴッサムシティ』の犯罪と戦っている。昼はウェイン産業の社長、夜はヒーロー
社長としての財力を使って様々な道具を作っている。特殊車両のバットモービルや形状記憶マントなど多数ある
幼い頃、両親が強盗に銃で撃たれたことがきっかけでヒーローとなる。そのため本人は絶対に銃を使用しない。
MARVELコミックのライバル会社、DCコミックの看板ヒーロー。ライバルだけど合同企画とかしちゃうくらいはある
ゴールデンエイジと呼ばれる時代(第二次大戦前)に生み出されたキャラで、スーパーマンの次に登場したヒーロー。
その人気は当初からおとろえず、今もなおすさまじい人気。世界一有名なヒーローの一人であると言っても過言ではない
映画も旧シリーズと、バットマンビギンズからのクリストファー・ノーランがメガホンをとった新シリーズと両方有名
『生身の人間』であるにもかかわらずどんな敵にも一泡ふかす、絶対に負けないキャラともいわれていたり
普通の人間ながら、誰も目で追えないスーパーマンを見続けたり、宇宙の果てを見抜いたりするらしい。さすが闇の騎士
スーパーマンが『人類が描いた夢』と言われるのに対し、バットマンは『人類が描いた理想』とも言われる
過去にスパイディとバットマンが共演したコミックなどがあるが、このSSでは初対面っていうことで。
>>1は『NEW52』シリーズから入った者なので、このSSでの設定は基本的にNEW52以降の設定で
スパイディ「・・・どうやら素直な子じゃなさそうだね。見ない顔だな?この世界の住人かい?」
バッツ「お前は何者だ?ここは・・・異世界なのか?」
スパイディ「Uh-oh。僕を知らないの?僕も君を知らないからてっきりこっちの住人かと思ったけど、そうでもないのか」
バッツ「質問に答えろ」
スパイディ「僕が言えた口じゃないけど、そのカッコはないよ。コウモリのコスプレ?狂っちゃってるね、それ」
バッツ「よくしゃべるやつだ」
CHAK!
スパイディ(!スパイダーセンス!)
スカッ
バッツ(!・・・この距離で回避した?なんという動体視力だ)
スパイディ「いきなり銃ぶっぱなすなんてやっぱり狂って・・・なんだ?テーザー銃?・・・」
バッツ(これはどうだ)
KINK! KLINK!
スパイディ「おっと!」ヒョイ
バッツ(!・・・これもかわすのか)
スパイディ「今度はなに?麻酔銃?君ってば能力持ってないただの人間?やっぱコスプレしてるだけの一般人?」
バッツ「・・・」
スパイディ「こんどはこっちだ」
THWAP!
バッツ「っ!・・・なんだ・・・これは・・・糸?」
スパイディ(・・・この距離でウェブをとっさに腕でガードした。並の人間じゃなさそうだ)
バッツ「っく・・・はがれない」
スパイディ「ま、僕の敵じゃないけど!」ダッ!
バッツ「!」
スパイディ「接近戦で殴り合いしようぜ!」
VVVEEEEE!
スパイディ「!?ARRRGGGHHH!・・・な、何だ・・・騒音装置?・・・いつの間に準備して・・・」
PFFT!
バッツ(情報が少なすぎる。下手に動くのは危険だ。ここは一旦引くしかない)
スパイディ「ワイヤーフックガン?逃げる気か!そうはさせな――」
PANG!
ボッファアア!
スパイディ「今度はなに!?煙幕?・・・っく!」
ZIIPPP
スパイディ「待て・・・」
スパイディ「・・・・・・見失った・・・っくそ・・・」
―次の日
御坂「・・・で、まんまと逃げられたってわけね」
スパイディ「面目ない・・・」
初春「いやいや、そんな気に病むことじゃないですよ。それより、そっちの方が・・・」
デアデビル「なんかすまなかったなピーター。私のせい、ということでもないんだろうが・・・」
スパイディ「ったく、なんてタイミングで来てくれたんだよ・・・」
佐天「で、そのコウモリマンってスパイダーマンさんも知らない人ってことは、やっぱりこっちの世界の人なのかな?」
スパイディ「そう思ったけど、こんなに有名な僕を知らないっていうのも不自然だと思うなあ」
黒子「OH、自分で言っちゃうんですか」
デアデビル「私達の世界のヒーローなら、ほとんどは知ってるはずだしな」
御坂「第三勢力ってやつかしら?」キラーン
佐天「御坂さんがなんかロマン感じてるー」
ミサカ「お姉さまは子供のような純粋さをもっているのです。と、ミサカはお姉さまを弁護します」
デアデビル「まあ何か知らないが私は帰らせてもらうよ。ちょっとピーターを脅かすつもりだったが、それ以上だったな」
スパイディ「ミスリードだけやりに来たのかよまったく」
シュゴー・・・
黒子「さて、私達はどうしましょうか?そのコウモリ男は夜間しか活動してないようですが・・・」
佐天「ってことは昼間はどこかで隠れてるってことですよね。今のうちに探す方がいいんじゃないですか?」
御坂「そうかもしれないわね・・・それじゃあ手分けして探してみましょう」
黒子「一般人のお姉さまや佐天さんを巻き込むのは気が進みませんわ・・・」
佐天「なにいってんですか!今更私が一般人だなんていわせませんよ!風の流法使いですよ私」
黒子「元、ね」
初春「それじゃ佐天さんと私で探しましょうか」
ミサカ「お姉さまはミサカと一緒に」
黒子「私とスパイダーマンさんはそれぞれ単独で、と行きましょう」
スパイディ「ああ、ローガン見かけたらひっぱってでも手伝わせてやれよ」
―宇宙・・・・・・
????「・・・おかしい・・・オァがない・・・・・・どうなってんだ?コーズのメンバーも見当たらない・・・何がどうなってる・・・」
????「気がついたら日本にいて・・・様子が変だからオァを探してみたものの・・・・・・こりゃ異世界か?」
????「別の宇宙・・・ってとこか・・・・・・まあ地球にいた方が色々と判明するかもしれないし、戻るか。人間はいたしな」
ビューン・・・・・・
>>19
オァ:宇宙のどこかにある惑星。DCコミックの世界の宇宙の平和を守る宇宙警察の本拠地。
ガーディアンズ・オブ・ユニバースと呼ばれる宇宙人達が結成し、統括している。あらゆる宇宙人が集まっている場所
コーズ:宇宙警察機構の通称。詳しくは後ほど
佐天「――とは言ったものの、どこをどう探せば見つかるのかしらねー」
初春「情報もなにもありませんからね・・・姿を見た人でも『黒い影』としか言ってませんし・・・」
佐天「なんで夜だけ行動するのかしら?よっぽど姿を隠していたいとか?」
初春「さあ・・・ヒーローって大体は正体を隠すものなんじゃ?」
佐天「そもそもヒーローなのかも怪しいもんだね。悪人を裁いてるんだろうけど法律的にはダメなんじゃないの?」
初春「うーん・・・」
佐天「大体、夜中にコウモリのコスプレした男が出歩いてるってだけでもうね」
初春「あー・・・」
「コウモリのコスプレ?詳しく聞かせてくれないか?」
佐天「!?うわあっ!?」
初春「び、びっくりしたあ・・・・・・宙に浮いてる人が話しかけてきただけかあ・・・」
佐天(それもよっぽどだけど、あえてなにも言うまい。もう慣れたもんよ)
佐天「あー・・・えと、あなたは?」
初春「緑に発光してるヒーロー?」
グリーンランタン「俺を知らないって?宇宙を守るグリーンランタンさ。テレビや本で見たことあるだろ?」
佐天「・・・いや・・・」
初春「初耳初見です」
ランタン「アッレー?」
>>21
グリーンランタン:DCコミックの看板ヒーローの一人。厳密にはランタンの名は宇宙を守る警察みたいな存在のことを言う
グリーンランタンというと、『意志』の力によって戦う緑に発光したヒーローのことで、メンバーは宇宙人が大半。
『意志』を持つ存在なら宇宙人でも微生物でも機械でも星でもランタンメンバーになれるらしい。空も飛べる。
ランタン達で結成された宇宙警察のことを『グリーンランタン・コーズ』と呼ぶ。本部は『オァ』。
エメラルドの指輪を装備し、その指輪から『意志』の力を創造できる。思い描いたモノを緑の物体で作りだせる力を持つ
たとえば、トラックや戦闘機、斧やマシンガンなど、イメージしたものを作りだせる。その力は『意志』の力に比例する
24時間ごとにエネルギーバッテリーである『ランタン』でチャージする必要がある。
このSSに登場するランタンはコミックでは二代目のハル・ジョーダン。地球人初のグリーンランタンとも言われる。
初代グリーンランタンはゴールデンエイジのキャラだが、第二次大戦後のシルバーエイジからは二代目に代代わりした
しかしそれ以降も初代は登場している。初代ランタンは厳密には正式なグリーンランタンではない。パワーの起源が違う
二代目ランタンはDCのヒーローチーム、『ジャスティスリーグ』の創設メンバーでもある。けっこう自身過剰気味
ちなみに、グリーンの他に、イエロー、レッド、ブルー、バイオレット、オレンジ、インディゴ、ブラック、ホワイト
といった数のパワーとリングが存在し、それぞれ組織を結成している(オレンジとホワイトは例外)。
各色のランタンが集結し、リングをかかげる熱い熱い展開もあったりする。燃える
例によってこのSSのランタンはNEW52以降の設定で。
佐天「あなたもスパイダーマンさんの世界の方ですか?」
ランタン「すぱいだーまん?なんだそりゃ。イケてる名前だなそいつあ」
初春「え?スパイダーマンさんを知らない?・・・」
ランタン「君達だってグリーンランタンを知らないだろ?お互いさまさ。それより、コウモリのコスプレした男って?」
初春「あ・・・えっとここ最近、夜に出没してる謎の人物のことです」
佐天「私達、探してるんですけど何か知りませんかね?」
ランタン(・・・絶対にバットマンのことだ・・・・・・俺だけじゃなくあいつもこの宇宙に?・・・探してみるしかないな)
ランタン「いや、俺も何も知らないよ。悪いな」
佐天「なーんだ」
初春「い、いえ・・・ところで、あなたはこの世界の人じゃないんですか?」
ランタン「・・・さあね。それじゃあな」
ビューン
初春「あ・・・行っちゃった」
佐天「ふーむ、もしかしてあの人もコウモリ男の一味?」
初春「なんで悪役みたいに言うんですか」
ランタン(バットマンのことだ。この状況を把握していて、解決策も考えてるだろう。問題はどこにいるかだが・・・)
ビューン
「おい見ろ!緑の男が飛行してるぜ!」
「かっけー!またスパイディの世界のヒーローか?」
「どんどんヒーローが現れるなあ」
ランタン(・・・この宇宙はどういう宇宙なんだ?スーパーヒューマンを見てもおどろかないなんて・・・・・・)
ランタン(妙な宇宙・・・世界だ・・・・・・ん?)
ビューン
ランタン「なんだ?・・・この辺のビルの屋上に・・・無作為に鉄骨やドラム缶が並んでるぞ・・・」
ランタン「それもいくつものビルに・・・・・・っ!もしかして」
ジョウショウビューン
ランタン「・・・なるほど、高度をあげて見下ろすと『コウモリのマーク』に見えるってか。まるでナスカの地上絵だな」
ランタン「ってことは、このマークの真ん中のビルに隠れてるってことだな」
ビューン チャクチ
ランタン「・・・使われていない廃ビルってとこか。コウモリの住み家にはピッタリだな」
バッツ「待っていたぞ、ランタン」
ランタン「やっぱりあんただったか。ご丁寧に標識まで示してくれるとはな」
バッツ「かなりの高さからでないと確認できないマークにしておいた。お前なら気付くだろうと思ってな」
ランタン「俺に期待してくれてありがたいが、俺は何も知らないんだぜ?この状況が飲み込めてない」
バッツ「だろうな」
ランタン「ここは異世界なのか?宇宙を探索したが、俺の知ってる宇宙じゃなかった。オァも見当たらない」
バッツ「私もここ数日、情報を集めているが、どうやら異世界で間違いないようだな」
ランタン「お見事、さすが名探偵だぜ。で、その俺でも気付いた事柄以外に何か知ってることはないのか?」
バッツ「ない」
ランタン「は?」
バッツ「ない」
ランタン「ちょっと待てよ。こんなこと言うのイヤだがな、俺はお前ならなんでも解決してくれると思ってたんだぞ」
バッツ「まだ情報が足りない」
ランタン「HA!さっすが世界最高の探偵だ。昼間はビルの中でぐっすり、夜は悪人退治。他にするべきことあるだろ」
バッツ「この世界、この街にも犯罪がはびこっている。放ってはおけない」
ランタン「そうかい。あんたがケチは泥棒とおっかけっこしてる間、俺は宇宙中を捜索して回ってたんだぜ?」
バッツ「ランタン、お前がこの世界に来たのはいつだ?」
ランタン「は?・・・えっと・・・宇宙を飛び回ってたからな・・・地球時間でいうと・・・えっと・・・」
バッツ「・・・」
ランタン「・・・あ!ランタンでリングにパワーをチャージをした回数からして・・・4日前だな」
バッツ「私は5日前だ。1日目は状況の整理、2日目以降は情報集めと犯罪者を捕まえていた」
ランタン「ちょいまち、もしかすると3日前、2日前にも誰かがこの世界に来てる可能性があるんじゃないのか?」
バッツ「ああ、お前の今の情報でその可能性が見えてきた。それより、オァが無いのにリングをチャージできたのか?」
ランタン「あ、ああ。そういえばセントラルバッテリーも無いはずなのにチャージできてるな・・・」
バッツ「また一つ判明したぞ。グリーンランタンのリングは宇宙を隔ててもチャージできるということだ」
ランタン「一般人のお前が俺よりランタンのことについて詳しくなるんじゃねえよ」
>>24
セントラルバッテリー:グリーンランタンの指輪のパワーをチャージするには『ランタン』(灯りをともすアレ)が必要
ランタンにリングをかかげるとチャージできる。その大本が『オァ』にある『セントラルバッテリー』である。
宇宙中の『意志』の力がセントラルバッテリーに集まっており、ランタンはここへアクセスしてパワーをチャージする
学園都市がある世界にはオァが無い設定なのでセントラルバッテリーも無いのだが、宇宙を隔ててもできるってことで
ランタン「それより、ここ日本だろ?俺達スーパーヒーローの名声も日本までは届いていないのか?」
バッツ「いや、この世界には基本的に我々は存在していない。別のスーパーヒューマンはいるらしいがな」
ランタン「そうなのか?そういえば俺がここに来る途中、誰もおどろいた感じじゃなかったな。見慣れてるってことか」
バッツ「私は昨夜、スーパーヒューマンと直接手を合わせたが普通の人間ではなかった。それに頭もきれるらしい」スッ
ランタン「なんだそりゃ?・・・」
バッツ「これはそのスーパーヒューマンが発したものを分析したものだ。蜘蛛の糸のようなものだった」
バッツ「成分を分析したところ、高い粘着性と高度を持っていて数時間は効果が持続する。科学製品で作成されているが」
バッツ「1~2時間の間に自然消滅したが、何で作られているかは分析できた。対策はできる」
ランタン「・・・つくづく思うぜ。あんたは敵に回したくない奴の金メダリストだってな」
―――――
佐天「うーん、やっぱりやみくもに探しても見つかるもんじゃないねー」
初春「情報があまりに少ないですからね。さっきの緑の人も何か気になりますし・・・」
佐天「なんだか探偵みたい!私達謎を解いてるって感じがする!」キラキラ
初春「謎が増えてますけどね」
ヴー ヴー
初春「あ、電話・・・白井さんからだ」
ピッ
初春「もしもし白井さん?何か判明しましたか?」
黒子【初春、助けてくださいまし・・・】
初春「へ?」
―――――
スパイディ「はあ、やっぱ目撃情報なんてそうそうないなあ・・・こりゃやっぱ夜になるのを待つべきかな・・・お、あれは」
打ち止め「あ!ウェブヘッドー!」
一方通行「蜘蛛野郎じゃねェか。今日も正義のお仕事ですかァ?」
スパイディ「やあ二人とも、今日も元気に二人で一人だね」
一通「あァン?」
打止「何をしてたの?ってミサカはミサカは質問したり」
スパイディ「ああ、コウモリ男を探しててね。君達何か知らないかい?コウモリのコスプレしたマントマン」
打止「言葉だけだと怪しすぎるってミサカはミサカはちょっとビビる」
一通「なンだァそりゃァ?またてめェらの世界の奴か?」
スパイディ「さあ・・・今のところは何もわからなくてね・・・」
一通「はァ?」
スパイディ「何か知らないけど、ここ最近学園都市に不穏な空気がするんだ。君達も気をつけてくれ」
一通「・・・つってもよォ」
打止「今まで散々大変なことになってるから今さらだよってミサカはミサカは返す」
スパイディ「うっひょお僕達迷惑かけすぎ?」
一通「そのコウモリ男ってのァ、どういう奴なんだ?」
スパイディ「夜の間だけ活動してるみたいでね、犯罪者を裁いてるみたいなんだけど昼間はどこかに隠れてるみたいだ」
一通「何だそのダークヒーローかっけェ」
打止「じゃあ昼間に隠れてる場所を探してみようよってミサカはミサカは提案したり」
スパイディ「手伝ってくれるの?」
打止「もちろん!ってミサカはミサカは満面の笑みで答えたり!」
一通「しゃァねェなァ・・・後でてめェと三人で動画とらせろよォ。報酬として」
打止「うーん、こういう路地裏に隠れてそうかもってミサカはミサカは推理したり」
スパイディ「さっすが見た目は子供、頭脳は1万人共有の名探偵」
一通「こンなとこに隠れてたらソッコーばれるだろ。その辺の奴に」
スパイディ「ひどいなあせっかく子御坂が推理してくれたのに」
打止「うう・・・あなたはいつもひどいことを言う・・・ってミサカはミサカはウソ泣きをしたり」
一通「ァ・・・悪かったな・・・そォいゥつもりじゃなかったンだが・・・」
スパイディ「やーいやーい!だまされてらー!」ケラケラ
打止「本気にするなんてチョロイかもってミサカはミサカは大笑い!」ケラケラ
一通「てめェらァ!」
スパイディ「うひゃあ怒ったー!」
打止「逃げろー!ってミサカはミサカはウェブヘッドと走りだすー!」
一通「ふざけンなこらァー!」
ダダダ
スパイディ「!・・・ストップ!」
打止「え?ってミサカはミサカは急ブレーキ」
一通「あァ?・・・なンだこりゃ・・・・・・」
「うう・・・」
「・・・う・・・」
スパイディ「・・・不良がボロボロに痛めつけられてる・・・何があったんだ・・・」
乙、一応立て直し前のスレにこちらへの誘導を貼った方がいいと思う
なんか、さらにもう一つある気がするが…
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません