【劇場 屋上】
P「…というわけで、皆にはバトロワ大会の選考会に参加してもらう」
律子「…何が『というわけで』なのかさっぱり分からないんですけど?」
P「既に52人全員のエントリーは済ませているから、明日は会場に現地集合な」
律子「明日!?しかも全員って何考えているんですか!MSの子たちはまだ【念】の基礎しか学んでいないでしょうに!?」
P「心配しなくても同じ事務所同士で協力することは禁止されていないし、制限時間内に生き残っているやつ全員が優勝だから無理に戦闘に参加しなくても良いらしいぞ」
律子「だとしても急すぎますよ!だいたいプロデューサーはいつもいつも…」
春香「久しぶりだね、この感じ」
千早「昔を思い出すわね」
美希「…Zzz」
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P「まぁそんなに気構え無くても、本選前の選考会は面接だけだし、見込みが無かったら落とされるだけだから問題ないだろ?」
律子「そ、それはそうかもしれませんけど…」
P「俺の見込みだと15人受かればいいところって感じだが、審査員次第かな」
千早「…それだけ、難しい試験ということですか?」
P「たぶん100人くらいしか受からないからな、何人受けるか分からないけど」
P「お前らも油断してるとどうなるか分からないぞ」
亜美「んー?それはちょーっと亜美たちをなめてるっしょ?」
真美「真美たちのせいちょー力は、既に兄ちゃんの想像を超えてるかもしんないよ?」
P「ならもし落ちたらどうする?」
亜美「その時は一日1万回感謝の正拳突きを毎日、大会が終わるまでやってやんよ!」
亜美「真美が!」
真美「ええ!?」
P「ほう…言質とったぞ」
響「うーん、亜美真美にフラグが立った気がするぞ…」
貴音「はて?ふらぐが立つとはどういうことなのですか?」
響「え?えーっと…起きる予感がすること、に似た言い回しかなぁ」
貴音「なんと!響も未来予知が可能になったのですか!これは大変めでたき事です」
響「ち、ちがうぞ!ただそういう感じがするってだけで…」
やよい「はわ!?響さんすごいです!もしかして明日のタイムセールも分かっちゃいますか?」
響「ええ!?やよいまで…うがー!だ、誰か助けてー!」
千早「高槻さんかわいい…」ホッコリ
伊織「…それで?」
P「どうした伊織?」
伊織「どうしたじゃないわよ!わざわざ私達だけ先に呼んだのは、他にも伝えることがあるんでしょ?」
P「流石、その通りだ」
雪歩「も、もしかして…選考会で選ばれないと大変なことに…?」
P「いや、そんなことは……あるな」
雪歩「…え?」
P「正確にはその次の本戦、こっちで活躍出来なかった場合…」
P「765プロは潰れる」
「「………」」
「「えぇーーーー!!??」」
あずさ「あらあら〜」
美希「…zzZ」ムニャ
貴音「面妖な…」
春香「ちょ、ちょっと待って下さい!潰れるってどういう…」
P「あぁ、もしそうなっても次の移籍先は目星付けてるから安心しろ」
真「いやそういう問題じゃないですよね!?なんでそんなことになっちゃったんですか!?」
P「まぁぶっちゃけると、劇場の運営費がな…正直ヤバイ」
響「うわぁ…世知辛いぞ…」
律子「…前にちょっと音無さんの手伝いをした時に、もしかしたらとは思っていましたが…」
やよい「うー…貧乏は辛いです…」
亜美「…あ!天空闘技場は?またみんなで200階までいけばいいじゃん!」
P「この前出禁になっただろ、まぁ名前変えたり顔を隠せばいけるかもしれないが…」
律子「…運営の方、泣いてましたもんね…」
P「…で、何とか打開策をと考えた結果…近日行われるバトロワ大会に白羽の矢が立ったわけだ」
貴音「…やはり、賞金が大きいのですか?」
P「あぁ、優勝者が所属している事務所(もしくは個人)には500億マニーが進呈される、複数いる場合は山分けだが」
「「「500億!?」」」
P「もちろんこれも大きいが、それ以上に大きなメリットもある…何だと思う?」
伊織「…それだけのお金が動くってことは、優勝者の名前も大きく取り上げられる…てこと?」
P「そう、延いては765プロの名前が広まり、劇場の存在も世間に知られる」
P「完璧な作戦だろ?」
伊織「…はぁ、優勝できればの話でしょう?」
P「自信がないのか?」
伊織「そんなわけないでしょ!このスーパーアイドル伊織ちゃんに不可能の文字はないわ!」
P「それは良かった、安心したよ」
真美「でもでも、何でそんな大事な話を真美たちだけにするわけ?」
亜美「765プロのそうぞくの危機なんだし、皆で団結した方がいいっしょー?」
P「存続な、…それについては2つ、1つは何かあってもお前たちなら何とか出来るという信頼、もう1つは…」
P「MS組にこの話をしたら何人かは暴走すると見ている」
「「…あー」」
P「だから経営危機についてはここだけの話にしてくれ、最初に話した通り表向きはアイドルとしてのステップアップが目的ということで」
雪歩「う、うう…でも、やっぱり気になっちゃって震えが…」
春香「そ、そうだよね…もし優勝どころか、誰も本戦に出られなかったら…」
真美「うあうあー!ミキミキいつまでも寝てないで起きてよー!」
美希「…んー…zzZ」
亜美「ミキミキを起こさないでやってくれ、死ぬほど疲れてる」
P「美希には後から説明するとして…さっきも言ったが、俺は皆なら何とか出来ると信じている」
P「今までも色んなことがあったが、それらを乗り越えて今もこうして一緒に活動が出来てる、今回も何とかなるさ!」
律子「…はぁ、相変わらず根拠のない自信ですね」
あずさ「でも、実際何とかしてきましたものね」
真「へへ!プロデューサーのそういうところ、嫌いじゃないですよ!」
P「ま、仮にどうにもならなくても、その時はその時で何とかするから安心しろ!」
P「それじゃあ解散!選考会の詳細はこの後の全体ミーティングで話すから、質問があればそこで頼んだぞ!」
<ワイワイガヤガヤ…
この時、プロデューサーを含め765プロのメンバー全員誰一人として、
この先に待ち受ける幾多の試練を、予想出来たものは1人もいなかった
果たして、アイドル達は無事苦難を乗り越え、未来を掴むことが出来るのか…
その結末を、まだ誰も知らない
以上です。
続きはいつかどこかで。
独断と偏見の念能力を上手く扱えるランキング(≠強さ)
tiar0 AS
tiar1 麗花、朋花、まつり
tiar2 翼、可憐、琴葉、海美、歩
tiar3 恵美、静香、歌織、奈緒、千鶴、このみ、エレナ、瑞希、のり子、茜、風花、亜利沙、紗代子
tiar4 百合子、志保、杏奈、可奈、ジュリア、昴、紬、環、ロコ、未来
異論は認める、0と1の差はそこまでなく、3と4もほとんどないイメージ
0≧1>>2>>3≧4
系統はヒソカ診断を参考に拡大解釈して決めるつもり、例外あり
強化系:単純で一途(純粋、1つに打ち込む)
変化形:気まぐれで嘘つき(自由、不思議)
具現化系:神経質(小心者、完璧主義、苦労人)
放出系:短気でおおざっぱ(情熱的、裏表がない、感情豊か)
操作系:理屈屋・マイペース(理性的、プライドが高い)
特質系:個人主義者・カリスマ性がある
強化系 真、あずさ、麗花、歌織、のり子、風花、紗代子、美奈子、エミリー、未来、ひなた
変化系 美希、亜美、茜、美也、エレナ、翼、まつり、環、歩
具現化系 春香、響、雪歩、静香、千鶴、恵美、亜利沙、百合子、志保、杏奈(on)、紬
放出系 千早、真美、やよい、海美、奈緒、莉緒、育、杏奈(off)、可奈、ジュリア、昴
操作系 律子、伊織、琴葉、このみ、瑞希、星梨花、桃子、可憐
特質系 貴音、朋花、ロコ
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