寒い・・・薄れ行く意識の中で僕は見た。
アルミン「・・・巨人?」
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○時間前
キース「今日は雪山訓練を実施する!兵士たる者、いかなる状況で巨人に遭わんとも限らん!では1班進め!それ以外の班は1時間毎に主発するように!では先に麓に行っている」
エレン「おっ!1班はライナー達だな!」
ライナー「んじゃ行くか」
エレン「遭難するなよ」
ライナー「大丈夫!大丈夫!今回は何も無いはずだ。」
そう言ってライナー達は行ってしまった。
ビュウウウウウ……
アニ「ねえ、これは明らかにおかしいんじゃないの?」
アニはそう呟いたがその時はもう遅かった。その時、強い風が吹きライナー達は転がり落ちた。
ライナー「どぅわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
落ちた先に洞窟があり彼らはそこで休む事にした。
エレン「いよいよ俺達の番だな!頑張ろうぜアルミン!」
アルミン「うん!頑張ろう!」
こうして歩き出したんだ。しばらく進むと酷い吹雪に襲われた。するとエレンは叫んだ。
エレン「見ろ!これはライナー達の足跡だ!きっとライナー達もそこで吹雪が収まるのを待っているはずだ!俺達もそこにいくぞ!」
この時は誰も疑いはしなかった。ライナーは成績優秀だったので、誰もが大丈夫と思っていた。
少し違和感があり考えていると、エレンはそそくさと行ってしまった。仕方なくついて行くと当然の事ながらライナー達と同じ運命を辿った。
エレン「どぅわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
アルミン「どぅわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
みんな滑り落ちて行く。
滑り落ちた先で僕は気を失った。
アルミン「・・・・・・・・・ううっ」
気がつくと洞窟の中にいた。周りを見ると、ジャンが立体機動装置を調べていた。
クリスタ「ジャン直りそう?」
ジャン「クソッ!駄目だトリガーが動かない!こんな状況で立体機動装置も壊れてるなんて笑えねぇ・・・」
アルミン「み、みんな無事か?」
ジャン「アルミン起きたのか。お前の機動装置はどうだ?」
アルミン「僕のも動かない。そういえばジャン、エレン達は何処?」
ジャン「ミカサがエレンを庇ったらしく、二人仲良く気絶してたよ」
ミカサ「ア・・・ル・・・ミン・・・?」
アルミン「ミカサここは洞窟の中だよ。どうやら僕達は遭難したらしい」
ミカサ「そうなんだ、アルミン・・・エレンは・・・何処に居るの?怪我はしてない?」
アルミン「エレンならこっちに居るよ。それに無傷だ」
ミカサ「そう・・・良かった・・・」
ミカサは安心したように呟いた。
悪天候。立体機動装置も使えない。こんな状況をどう打開しようか考えているとライナーが非常用の食事を渡してきた。
ライナー「アルミン、腹減ってるだろ。」
アルミン「僕はいいよ。ミカサ僕のいる?」
ミカサ「私は自分のがある。アルミン、食べられる時に食べておかないと」
アルミン「それじゃあ食べようかな。」
洞窟内に乾いた音が響く。
ライナー「これからどうする?」
ジャン「どうしようも無い。今俺達に出来るのは吹雪が収まるのを待つ事だけだ」
クリスタ「・・・それっていつまで?」
ジャン「・・・吹雪が収まるまでだ」
あれから何時間たったたんだ・・・日はどんどん沈み、気付いたら誰も話さなくなっていた。
皆眠っていた。
僕も死ぬのかな。その時もうどうなったていい、と思っていた。
洞窟の入口を眺めていると巨人が居た。もうダメだ。凍死する前に喰われるんだ。コイツに。
そこで意識はなくなった。
翌日
アルミン「ここは何処だ?僕は死んだはずだ」
コニー「いいや。お前は生きてるよ。」
アルミン「え?だってあの時巨人が来て喰われたんじゃ・・・」
コニー「巨人なんて居なかったぜ。それに居たらこっちに来てるはずだしな」
アルミン「(あれは幻覚だったのか)そういえば誰が見つけてくれたの?」
コニー「ユミルだよ。あのブス、気付いたら居なくなってて。それで気付いたらお前らを連れて戻ってたんだ。」
アルミン「(一人で僕達を?まさか)後でユミルにお礼言っとかないと。ありがとねコニー」
コニー「一応、報告してくるわ。それじゃあなアルミン」
アルミン「ああ」
恐らくあの巨人とユミルは無関係じゃない。これは調べないとな。
おしまい
なんか消化不良やなあ
乙
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