(談話室)
斗貴子は部屋に戻った
岡倉「……」
大浜「……」
まひろ「……」
沙織「……」
千里「……」
剛太「……」
六舛「……」
毒島「……」
岡倉「……エッと、あの人に要らない毛なんて存在してたっけ?」
大浜「イヤそれセクハラだから!?エロス通り越してるからっ!!?」
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まひろ「義理姉ちゃんに毛!?そんなモノあのサラサラな髪以外に許さないよワタシ!!!!」
沙織「まっぴー!!あの二人ってもうそんな関係!?卒業式が結婚式って噂は本当だったんだっ!!」
千里「さーちゃんっ?それカズキ先輩の前で言っちゃあ、って始めから今日はいなかったかしら?」
剛太「代わりに俺がいるんだけど、な。あの二人ならきっと幸せなんだろうけど、速すぎダローーーーーーーーー!!太陽のバカヤローー!」
六舛「ムダ毛とは主に瞳周辺、顎、首、胴体にいたる人毛において現代の社会生活で不要なものだがこれを処理することによって……」
毒島「ナンダカ、タイヘンナコトニナリマシタネ……」
例のスカトロスレ量産おじさんか?
岡倉「ムダ毛ってことはヤッパ、人に言えないところに生えたってことだよな?」
まひろ「ソ、ソンナ!義理姉さんのアンナところにケが生えただなんて……」
六舛「最も盛り上がるのは岡倉とまひろである。今までここまで仲が良いわけではなかったが、特定の人物の気になる事項で同調したようだ。双方ともに妙に高いテンションで盛り上がっている」
大浜「イヤでもそう言うのは他人が口出すべきことじゃないし、エッチなのはもっとオカシイし……」
六舛「そう言ってオロオロ二人を落ち着かせようと大浜が止めに入るが、こういう時は反対意見を言うと火にアブラを注いでしまうだけである。鎮静させるなら相手に同調しつつテンションが下がるのを待ち、落ち着いたところで自身に不備を気づかせるよう誘導質問を……」
まひろ「ウッウーーん?気になるね~?ド・コ・ニ生えちゃったのかな~~~?まさか、ア・ソ・コ?」
剛太「!?」
まひろ「義理姉ちゃんがモジャモジャなんて許せまセン!これは是非とも調査しなくては♪」
六舛「そう言ってまひろが取り出したのは白くてすべすべ、紙で出来た筒状で斜めに傾斜した円錐のもの。片方は穴が空いていてもう片方は底があり、そこには白い紐がピンと張られて窓の外へと伸びていた。つまるところそれは「糸電話」である」
まひろ「そっ!この前いつでもどんな時でも義理姉ちゃんの状態が解るようになりたいってピカピカ山吹色に光っているお月様にお願いしてたらブラボーがくれたの♪」
岡倉「何やってんのあの人?」
大浜「何かついてるね、これは何?」
まひろ「このツマミを4回引っ張ると底が横に動いてメモ用の紙とペンが出てきて声が聞きたい人の名前を書くと44秒後に聞こえてくるんだよ♡」
岡倉「夜○月の腕時計みたいだ……」
まひろ「あ、ほら聞こえてきたツ・ブ・ヤ・キ!きゃ!」
岡倉「繋がったの!?というか原理は!!!?」
まひろ「原理はヒミツ♡何故なら、その方がカッコイイから!ってブラボーも言ってるよ。ほらほら静かに、し~……」
岡倉「マジかよ……」
大浜「……これって盗聴だよね?」
斗貴子(糸電話)『……ふむ。鏡で見る限り些細ではあるが、やはり気になるな……』
>>3
あいつなら斗貴子をフルネームで記載するから違う
こいつはいつもRの方でクソつまらないものの投稿を
平日深夜に延々続けているガイジ
中1の英語の教科書に載ってるレベルの地の文多用するからすぐ分かる
岡倉「まひろ部長、ホシはどうやら自分の目では見づらい箇所に問題を抱えているようでアリます」
まひろ「ウム、リーゼント刑事。これは貴重な情報だな。引き続き慎重に情報収集を行うぞっ」
岡倉「ラジャー」
斗貴子(糸電話)『やはり抜くしかないか。剃るとなると場所が場所だからな、あまりデリケートな箇所に刃を立てたくはないし……』
大浜「デ、デリケートゾーン?つまりアソコ?」
六舛「大浜、本来君が留め役だが最早機能しないか」
斗貴子(糸電話)『ふう、こうやって落ち着きながら身なりを整えるとはな。昔は余裕がなくて普通の女の子らしいことも出来なかった……これもカズキのお蔭かな。しかしカズキも、私のこういう所も気にするのだろうか?……カズキなら、積極的に見ようとするかもしれないな。ちゃんと手入れをしなくては……』
剛太「む と う か ず きぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃいぃぃいxしぃぃくいぃいくぁwせdrftgyふじこlp」
毒島「ケツルイナガシナガラハンカチヲカマナイデクダサイッ」
斗貴子(糸電話)『……っ……くぅ。むう、一本一本が手間だな。大した痛みではないとはいえ、こうも場所が場所だと……あぅ、く……ふぅ………………濡れてしまった』
全員「「「「「「「ナ、ナンだってエェェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」」」」」」」
大浜「毛を抜くイタミで感じるって、あの人はSではなくMだったのか」
六舛「サディズム及びマゾヒズム的な性的嗜好に基づいて行われる倒錯的プレイ全般、ないし同プレイを……」
岡倉「エ、ちょぬ、濡れるってそれどんなラブ○ラス(月刊ヤングマガジン版)!!」
剛太「ウワーーーーーーーーーん!!センパイがそんなエロエロだったなんてーーーーーーーーーーー大好ききっすうぅぅぅうぅぅうううううぅうぅううう」
まひろ「義理姉えーーーーーーちゃんっっ、それあたしがやる!むしろむしろ一緒に一緒にぃぃ~~いっ!」
千里「そんな……斗貴子先輩だけは、マトモだと信じてたのに……」
沙織「いやちーちん。いろいろ助けてもらってるからそう思うかもしれないけど、センパイもズレるときはズれてるよ?」
毒島「トキコセンシニハ、コノヨウナセイヘキガアッタトハ……センシチョウハ、ドウナンダロウ……」
夏の日差しが暑くなり、肌が焼けるこの時期に、寄宿舎の談話室では台風が発生していた。多感な少年少女たちは、命すら燃やしているようだった。人体にあるエネルギーで生存に必要な分すら使っているようである。体力のないものには勿論、ここにいるのはイロイロな者ばかりだがやはり一般人。エネルギードレインされた状態になるのは明白で危険である。最早このまま吹き荒れるリピドーに任せて若い命が消え尽きてしまうのか?かの怪事件の中心にいた時も乗り越えてきたこの若者たちが?
六舛「答えは、No」
神は決して見放さず使いを台風鎮静のために寄越されました。
斗貴子「お前たち。この私がナンだって?」
全員「「「「「「「あっ」」」」」」」
斗貴子「君達は私が痛みで性的興奮をするような人間だと?その性癖をもつ人間を差別する気はないが、少なくとも私は違うぞ?」
六舛(真顔だ。ただただ何時ものポーカーフェイスだ。しかし彼女の周りにある4本の処刑鎌の幻が圧倒的なプレッシャーを放っている)
岡倉「イ、イ、何時からソコに?」
斗貴子「なに、いつの間にか置かれていた紙コップからボソボソ君たちの声が聞こえてきてな。なんだろうと注視していたらいきなり不敬の大音響だ。騒音は元から絶たなければな?」
全員「「「「「「「!?」」」」」」」ビクッ
斗貴子「そもそも、まつ毛を抜くことと性的快楽が一緒とはどういう事だ?」
全員「「「「「「「……えっ?」」」」」」」
斗貴子「私にとっては痛くて「涙で瞳が濡れてしまう」ぐらいの……おや、どうした?みんな蝶々がハチミツ水鉄砲を受けたような顔をして?」
全員「「「「「「「濡れるってソッチですかぁーーーーーーーーー!?」」」」」」」」
斗貴子「?、当たり前だろう。少なくともあんな泣き顔は誰にも見せられないな……」
岡倉「なぁ~んだ、てっきりオレはもうアレやらコレやら……」
六舛「斗貴子氏が談話室から出る際、周りに鏡等容姿が確認できるものは無く、またセーラー服を着用していることからその時視界に入る毛は髪の毛とまつ毛のみ……」
沙織「てことは、ミンナのはやとちりだったのね~」
千里「良かった。先輩はやっぱり正義の味方でした」
大浜「ふ~ぅ、どうやら一件落着だったね」
斗貴子「待て、私の部屋を盗聴した罪を忘れるな」
全員「「「「「「「……」」」」」」」」
斗貴子「盗聴は見逃せないな」
まひろ「イヤ~ン、義理姉ちゃん許して~」
斗貴子「……」
岡倉「……」
大浜「……」
まひろ「……」
沙織「……」
千里「……」
剛太「……」
六舛「……」
毒島「……」
斗貴子「煩悩をぉぉーーぶち撒き吐き出せぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
全員「「「「「「「ぎゃああああああアアアアアアアアアア!!!!!」」」」」」」」
パピヨンと昆虫採集に出かけていたカズキが寄宿舎に帰ってくると、そこにはエクトプラズムを吐き出しているみんなが仲良く長い、長い昼寝をしていましたとさ
(夕方)
斗貴子「と、ところでカズキ。君は私の人毛に対して何か特別な感情を抱いたりするか?///」
カズキ「うん?う~んと。えいっ!」
斗貴子「!?」
斗貴子(引き寄せて抱き締め、頭を撫で始めた!?)
斗貴子「なななんあななににいするぅぅカァズキッ!///」
カズキ「斗貴子さんの髪の毛、イイ匂い~~」
斗貴子「!!!そ、そうか///////」
カズキ「アレ?何でこんなところに紙コップが?」
斗貴子「また盗聴してる!?!!?!」
おしまい
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武装錬金は今年で20周年
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