"流した涙たち
散らばる
満点の夜空"
有馬かな -【Full moon…!】
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『大事な話あるから時間作れない?』
えー? もしかしてそーいう? えー困るな~。
でもなーんか既視感あるよーな。なんて警戒したふりしてノコノコ会いに行ってみれば。
「ほら」
「へ?……って、これって」
手渡されたグローブと、アクアが握る白球。
「キャッチボール、しようぜ」
「アンタね……」
キャッチボールって、もう夜なんですけど。
「暗くてボール見えなくない?」
「街灯の下なら平気だろ」
そう言って遠慮なくボール放るアクア。
遠慮なくと言っても豪速球を投げつけるような男ではなく、物足りないような緩い球だ。
「それっ!」
「ナイスピッチ」
それなりに力を込めた私の球を軽々キャッチするアクアは微笑んでいて思わず見惚れた。
「そ、それで?」
「ん?」
「大事な話ってなによ!」
「ああ……そう、だったな……」
キャッチボールをしながら要件を問うとアクアはやや気まずそうにしながら返球しつつ。
「有馬かな」
「うっ……なによ!」
真っ直ぐ真剣な目で見つめられて思わずたじろいてしまいボールを返すことが出来ない。
「お前は一応、アイドルだよな?」
「む! 一応ってなによ!」
失礼な言葉に反射的にボールと言葉を返す。
「じゃあ、トイレになんか行かないよな?」
「……はい?」
アクアが放ったボールを拾えず私は固った。
「えーと……アンタ、なに言ってんの?」
「聞こえなかったか?」
いや、聞こえた上でこっちは訊いてんのよ。
「アイドルがトイレ行っちゃダメなの?」
「ああ、ダメだな」
まるで威圧するように歩み寄って来て怖い。
「な、なんで?」
「このボールを見ろ」
怯える私にアクアが拾ったボールを見せて。
「お前が落としたせいで、ボールが汚れた」
「だ、だってアンタが変なこと言うから!」
「ボールは白いままのほうが美しいだろ?」
たしかに土で汚れた球は白球とは呼べない。
「有馬かな。俺は、アイドルであるお前に綺麗で居てほしい。そう思うファンの気持ちは間違ってるか? そう思っちゃいけないか?」
こんなくだらないことを真剣に訊ねられて。
「アクア、アンタは間違ってるわ」
いい加減に頭にきた私は説教をしてやった。
「アイドルだっておしっこもすればうんちもする。当たり前じゃないの。だって、私はアイドルである前に生きた人間なんだから! 」
ド正論を叩きつけるとアクアは苦悶しつつ。
「ああ……わかってる。俺だって医学を学んで知識としては理解してる。でも、それでも……どうしても納得出来ないんだ……!!」
今にも血の涙を流しそうなアクアに呆れて。
「なんなら目の前で漏らしてあげる?」
「んなっ!? 冗談でもそんなこと言うな!」
別に私は構わない。どうしても見たいなら。
「アンタが泣いて土下座するならいいわよ」
「そもそもそんなこと頼んでないだろう!」
ムキになるアクアがおかしくて、にやける。
「でも、きっとアンタは目の前で私が漏らしたらガン見するわよ。絶対。間違いなくね」
「チッ! 馬鹿馬鹿しい……俺は帰る」
「あっ……ちょっと出ちゃったかも」
「っ!?」
見え透いた嘘に足を止めて振り返りガン見してきたアクアと目が合ってにっこり微笑む。
「はい、私の勝ち」
「……俺の負けか」
俯いて土で汚れたボールを見つめるアクア。
「ねえ、アクア」
私は言い聞かせる。幼い子供に諭すように。
「私はそのボールを汚いとは思わない」
「汚いだろ……」
「汚くない。だってそのボールにはアンタと話した思い出が詰まってる。そのボールについた土は、私にとってはかけがえのない、今日という素晴らしい1日の大切な痕跡なのよ」
「痕跡……」
大袈裟だろうけど私は女優だから許される。
「真っ白なアイドルを求めて神聖視するのはファンの自由。でも、その願望をアイドルに押し付けるのは間違ってる。ファンは自分が騙されていることを自覚しないといけない」
「酷い言い草だな……」
たしかに我ながら酷い。私は酷いアイドル。
「でもアンタは私に騙して欲しいのよね?」
「ああ……願わくば、永遠に」
その願いは叶わない。叶えるつもりもない。
とはいえ今すぐどうこうするつもりはない。
頭上に浮かぶ真っ白な月に免じて我慢する。
「ま、今のところは騙しといてあげる」
「そう言ってくれると、助かる」
ホッと安堵した様子のアクアに耳打ちする。
「ちなみに……そのボールの土だけど」
「ん?」
「それ、私のうんちだから」
「フハッ!」
んなわけないのに悦んでいる馬鹿なアクア。
「アイドルを卒業したら毎日見せてあげる」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
推しの子の愉悦が毎日見れるなら構わない。
【推しのう○こ】
FIN
自分に酔っているとしか思えないスレタイが心底キモい
少し前までおとなしかったのに最近またスカトロスレ乱立させてるな
否定されても延々と立て続けられるのは面の皮が厚いのか心そのものが欠如してるのか…
まあ他者をリスペクトできる心はないだろうな
作品やアーティストをここまで愚弄できるんだから
大事なのは歪み切った身の程知らずの承認欲求だけなんだろ
よっぽど推しのう○こってフレーズが気に入ったみたいだな
まるで女子の前でう○こ連呼してはしゃぐ幼稚園児のよう
もっともこいつはいい年したおっさんだから痛々しいだけで何の救いもないが
本来重複させるべきではない一発ネタのフレーズを
何度も使おうとする時点でユーモアのセンスも終わってる
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