無一郎の無は無惨の無 (3)
上弦の弍「…」
玄弥「そんな…時透さん…」
実弥「ふざけんなよカスが!てめぇ!時透を無理やり鬼にしたな!」
黒死牟「違う…そいつが選んだ…死を恐れ…技を残すために」
上弦の弍「頭の中で兄さんの声がしたんだ。死ぬなって」
上弦の弍「どうやら僕は鬼の才能もあったらしい。すぐに鬼になったし自我もしっかりとしてる」
上弦の弍「すぐに上弦の入れ替わりもできそうだ。才能では僕の方が上みたいだし」
黒死牟「…」
上弦の弍「さぁ3人とも仲間だったよしみで見逃してもいいけど?」
玄弥「3人?」
行冥「…気がついていたのか」
黒死牟「…ほぅ…」
実弥(こ、こいつ悲鳴嶼さんは完璧に気配を消していた何故だ?)
玄弥「な、なんだ力が溢れてくる…」
実弥「力が…?まさか!!」
実弥「すぐにこの場から逃げろ!」タッ
黒死牟
行冥「!?」タッ
上弦の弍「血鬼術…参ノ型 霞散の飛沫」
黒死牟(血の飛沫が霞のように…なるほど。コレが。)
玄弥(に、兄ちゃんに抱えられてるから見える)
玄弥(血の飛沫が視界を塞ぐけど、その飛沫で鬼化したから見える。そしてわかる)
玄弥「2人とも!この血はこれ以上吸うな!」
実弥「喋んな!舌を噛むぞ!お前が鬼化したから気がついてる。薄く血が撒かれてんだろ?」
玄弥「う、うん。だけどにいちゃん…今も周りでは巻かれてるんだ。」
実弥(まさか!?!?!?)
行冥「ふふふ…見える。視界が広がる」
上弦の参「…さて素晴らしい気分だ。これで痣のデメリットも27を超えた私でも関係はない」
玄弥「そんな…悲鳴嶼さんまで…」
実弥(…)
玄弥「兄ちゃん逃げて!!兄ちゃん?」
黒死牟(こいつ…無惨様の許可なく鬼を増やしているだと?この傷だらけの男も鬼となり始めた)
上弦の伍「おい玄弥!鬼になるって最高の気分だな!」
玄弥「兄ちゃんまで…そんな」
無一郎の無は無惨の無
絶望が始まる…
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絶望すぎる…
草
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