上条「その尻尾どうなってんの?」レッサー「アナルビーズです」 (29)

禁書SS
上条×レッサー
非エロ


レッサー「みます?」

上条「みない」

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レッサー「なーんて冗談で……」

上条「うっわ……、マジかよさすがにそれはドン引きだぞ」

レッサー「いえですから冗談……」

上条「ないわー、レッサーさんないわー。アホの子とは思ってたけどそこまで思い切った変態だったとは」

レッサー「冗談……」

上条「もはや変態の枠組み飛び越えて淫乱だな。淫乱小娘、乱れッサー」

レッサー「ボロクソ言いますね!?」

レッサー「さすがに本気でアナルビーズなわけないじゃないですか……」

上条「やっぱ身だしなみ整えるみたいに朝鏡の前でつけたりしてるのか」

レッサー「え……? いえ……あの」

上条「風呂の時とかトイレの時は外したりすんの」

レッサー「あのですね……」

上条「下着にも専用の穴とか空いてたり」

上条「自由に動かしてるけど、そういう機能とかついてるのか? バイブレーションとかさ」

レッサー「興味津々ですか!!」

レッサー「いやこれどっちが変態!? どう考えてもあなたですよね!?」

レッサー「どれだけグイグイくるんですか!? どれだけ本気にしてるんですか!? この変態め!!」

上条「ばっか。誰が変態だよ」チラリ

上条「あくまで話の流れで聞いただけであってだな」チラチラッ

上条「そんなハイレベルな趣味嗜好に上条さんは一切興味など持ち合わせていない!!!」チラチラチラチラ

レッサー「説得力が皆無っ!!!」

レッサー「目は口ほどに物を言うとはよく言ったものですね……」

上条「くっ……、まさかレッサーがそんなことわざを知っているとは」

レッサー「さらっとバカにしないでください」

上条「いやいや結構バカだろ」

レッサー「留年ギリギリの人に言われたくないですね」

上条「上条さんは出席日数が危ないだけだから! オツムが足りないわけじゃないから!」

レッサー「出席日数が足りないってことはその分周りから勉強が遅れているのでは……?」

上条「ど正論やめろよ」

上条「さて、この際だから言うがその尻尾に興味がないと言えば嘘になる」

レッサー「でしょうね」

上条「どこにくっついてるとか、どうやって動かしてるとか、触られたらどう感じるのとかめちゃくちゃ興味ある!!!」

レッサー「めっちゃ早口で言いましたね」

上条「つーわけでちょっと触っていい?」

レッサー「尻尾と言わずに身体の隅々まで触っていただいていいですよ!」クワッ

上条「いや尻尾だけで結構です」

レッサー「(´・ω・`)」

レッサー「といっても、そんな面白いものではないと思いますけどねえ」

レッサー「あくまでこの『尻尾』は霊装なので魔力でコントロールしています」

上条「へー」

レッサー「装着も魔力通わすだけでペタッとくっつきますし……」

上条「吸盤みたいな感じか」

レッサー「あ、ちなみに設置面は尾てい骨から数センチ上の箇所に。スカートのウエストとパンツの間ですね」

レッサー「尻尾動かすたびにスカートがめくれ上がってパンチラし放題というわけです!」バッサバサ

上条「へー」

レッサー「一ミリくらい興味持てよこんちくしょう」

上条「尻尾掴んでも反応するとかじゃあないのな」

レッサー「触覚があるわけじゃないですからね」

レッサー 「引っ張られたりしたらともかく触られた程度では特に何も。髪の毛みたいなもんですかね」

上条「尻尾が弱点で触られると、ビクンビクンっ、なんて展開かと思ったのに」

レッサー「変な漫画の読みすぎですよ」

上条「変とかいうんじゃねえ!」

レッサー「何故急にブチギレ!?」

レッサー「んー、というか興味があるなら触ってみます?」

上条「いいのか?」

レッサー「特別サービスですよう。なんならアレやコレやのいかがわしいサービスもおつけしますが?」

上条「そういうのは結構です」

レッサー「声が本気のトーンですけど私はめげませんからね!」

上条「では失礼して……」スッ

レッサー「優しくしてくださいね///」ポッ

上条「そういうボケは結構だと何度言えば」

レッサー 「雰囲気的に言うべきかと空気を読んでみました!」

上条「空気を読む前に俺の気持ちを読み取ってほしいな」

レッサー 「まさか嫌がる演技の方がよかったと……?」

上条「俺がそんなハイレベルなプレイを考えるかっ!」

レッサー 「人の尻尾を触りたがる時点で結構ハイレベルな変態だと思いますが」

上条「何はともかく触らせてもらうぞ」

レッサー「どうぞ遠慮なく」フリフリ

上条(見たまんま無機物って感触だな。やっぱ生き物みたいな熱とかは感じない)サワサワ

上条(強めに握っても反応ないってことは言ってた通り触覚が通ってるってわけでもないのか)ニギニギ

上条(……思いっきり引っ張ったらどんな反応するかな)

レッサー「……無言でいじくりまわされると不安になるんですけど」

上条「いや悪い悪い。つい集中しちゃって」

レッサー「ちなみに今何考えてます?」

上条「思いっきり引っ張ったらどうなるかなって」

レッサー「絶対やめてくださいよ!? 引っ張られたらさすがに痛いんですからね!?」

上条「それって押すなよ押すなよ的なやつ?」

レッサー「ジャパニーズコメディアンのやつじゃなくてガチのやつです!」

レッサー「あとわかってるとは思いますけど、あなたの右手では触らないでくださいよ」

レッサー「身体の一部みたいにはなってますがあくまで霊装なので、あなたの右手で触られると効力を失って……」パキィ-ン

レッサー「……今の反応ってまさか」

上条「フリかと思ってやっちゃった」ゲンコロ

レッサー「ちょっとおおぉぉぉ!??」

テストスレ上げんなド低脳

レッサー「バカですか!? バカなんですか!?」

上条「むしゃくしゃしてやった、反省はしてない」

レッサー「最悪の動機!」

上条「思ったより面白くもなかったな。ぽろっと外れただけだし」

レッサー「感想まで最悪! せめてスッキリしたとか楽しかったとか言って欲しい!」

上条「爆発くらいするかなって思ったんだけどなあ」

レッサー「尻元で爆発なんかしてたまりますか!」

レッサー「それより久しぶりに外したから身体のバランスが……」プルプル

上条「産まれたての子鹿みたいだな」

レッサー「あなたのせいでしょうがこんちくしょう!」プルプル

上条「押し当てればくっつくんじゃないか?」グリグリ

レッサー「ちょっ! お尻に尻尾をグリグリ当てないでください! プラモデルみたいにくっつきませんから!」

レッサー「……あっ! ちょっ///」

上条「…………くっつかないな」

レッサー「……あ、当たり前ですよ」ハァハァ

レッサー「霊装なんですからそんな雑な扱いで使えるわけないでしょう!」

レッサー「しかも結構絵面が危ないことになってますし」

上条「うーん……、あ! スカート越しだったからくっつかなかったんじゃね?」

レッサー「さすがにそれ以上やったらいくら私でも叫びますからね!?」

上条「さっきは自分からスカートめくってたくせに」

レッサー「人にめくられるのと自分でめくるのは違うんですっ!」

レッサー 「てかあなたは人のスカートめくって下着見ることにちょっとは何か感じたりしないんですかっ!」

上条「応急処置の一環だしなあ」

上条「ほら、人工呼吸はファーストキスに入らないだろ?」

レッサー 「あなたって人はデリカシーをどこかに置き忘れてきたんですか?」

>>13
すまんな

レッサー「とりあえず肩貸してくださいよ。このままじゃまともに歩けません」ガクガク

上条「まったく仕方ないなあ」

レッサー「誰のせいでこうなっていると思っているんですか?」プルプル

上条「まあ悪いとは思ってるよ」

レッサー「じゃあおんぶでもしてもらいましょう」

上条「ここぞとばかりに甘えやがって」ヨッコラセ

レッサー「一応こっちは被害者ですからね」

上条「この外れた『尻尾』はどうするんだ?」

レッサー「もちろん持って帰りますよ」

レッサー「修理するまで霊装としては使えませんが大事なものなので」

上条「替えとかないわけ?」

レッサー「あるにはありますが、これが一番しっくりくるんですよ」

レッサー「色々と使ってみて馴染むのがこれなんです。ま、玄人の『こだわり』ってやつですね」

上条「ふうん?」

ーーー
ーー


レッサー「なんとか一人で歩けるまで回復しました」

上条「背中越しに暴れてなきゃもっと早く回復してたんじゃないのか?」

レッサー「暴れてたんじゃなくて、胸を押し付けたりお尻に手を回させようとしてたのによく無反応貫けましたね」

上条「尻尾以外には興味ないからな」

レッサー「この人の性癖もかなり歪んでますね……」

上条「尻尾といえばいつのまにかまたくっついてるじゃん」

レッサー「霊装としての役割はありませんがとりあえず装着だけしてる状態です」

レッサー「これがないとキャラが薄くなるというか落ち着かないので」

上条「尻尾のあるなしで薄くなるようなキャラじゃないだろ」

レッサー「ともかく尻尾の修理もあるので一旦帰りますので。また遊びにきますよ」

上条「トラブルの元になるから来なくていいよ」

レッサー「ほんとデリカシーがありませんね!」

上条(プンスカしながら帰ってったな)

上条(……つーかあの尻尾どうやってまたくっつけたんだ?)

上条(魔力を通してくっつけてるって言ってたけど、俺の右手で触ったから霊装として壊れた状態なんだよな? その状態でも魔力って通せるものなのか?)

上条(レッサー『これが一番しっくりくるんですよ』)

上条(レッサー『色々と使ってみて馴染むのがこれなんです。ま、玄人の『こだわり』ってやつですね』)

上条(レッサー『この人の性癖もかなり歪んでますね……』)

上条「……まさかな」

ーーー

レッサー「……いやあ。危ないところでした」

レッサー「右手で尻尾を触られる前に左手だけで強く引っ張られていたらと思うと」ゾクゾク

レッサー「……次は改良を加えて触覚も持たせてみましょうかね」

レッサー「実際に尻尾がどこに繋がっているかはスカートの中の神秘」

レッサー「めくるまでわからない、さながらシュレディンガーの猫の様な状態というわけですね」

終わり

書きかけて放置してたやつ供養がてら投稿
html化依頼してきます

南無

おつおつ

大分前にこのコンビで何回かSS書いてた人かな?
また読めてよかった、乙です

おつおつ
やはりレッサー×上条はいいな

シュレディンガーの猫は箱を開けるまで両方の状態が確定せず重なり合っている……
んなわけあるか、量子力学あたおかって話だとあれほど

>>28
嘘を嘘と見抜ける人間でないとネットは使えないって知ってる?
お前みたいな奴がガンダムとか見て「宇宙で音は鳴らないからwwww」なんて揚げ足とるんだろうな

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