【安価】神剣師 (18)

何か斬魄刀を目指すお話。
刀に精霊を宿して異能を発現させるみたいな奴。
オサレを目指して頑張ろう。


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少年は死を迎えようとしていた。

この現代では少年は剣士を生業としていた。

それはこの時代まで根強く続く大名家同士の抗争である。

少年はとある家系の剣士であり、未だ無銘の剣を担う若輩者だった。

今宵、一人の敵家の剣士と出会い、そして戦闘が始まり、死に絶えている。

「はあ…はあ……ッ」

窮地を迎えて少年は息を切らす。

敵は未だ刀の本気を見せていない。

実力差が目に見えていた。

「これで終わりにしよう」

男がそう呟くと同時に刀が光る。

鮮やかな色と共に、男が言葉を漏らした。

「牙乱丸」

名前と共に空間から真空の牙が出現し、少年の身を切り裂く。

これが剣士が扱える術、剣の霊と契約した者のみに扱える力。

その力に為す術なく崩れ去る少年。

(力が欲しい……)

心の底から願われる言葉。

その言葉に反応するかの様に。

少年の意識は、自らの剣の中に引き込まれた。


夢の中。

少年は目を覚ます。

此処は何処だとうろたえる。

暗闇の中、目の前に見える薄明かりに思わず手を翳した。

『力が欲しいか』

男か女か子供か老人か。

その言葉を耳にして、少年を頷いた。

「力が、欲しい」

少年の問いに答える様に。

光が少年を包み込んだ。

………

剣の霊との契約。

少年の刀に新たな力が宿る。

闇の中は曙光に輝き。

少年の目の前に一人、剣の霊の姿が見えた。

その剣の霊の姿は………


↓1から↓3までで>>1が決める。

銀髪赤目幼女

狐面をかぶった妙齢の女性

白髪に赤い隈取のある狼耳幼女

ひどく不機嫌そうな若い侍


狐面をかぶった妙齢の女性。

その姿に驚く。

これが剣の霊であるのかと。

「お前が俺の剣……」

その言葉に頷いて跪く。

主と認めるかの様に。

少年を認めるかの様に。

そして砂の地面から、一振りの剣が出現する。

その刀を握れと剣の霊が瞳を向ける。

それに答える様に、刀を握った。

『契約は完了した』

『此処に剣―――顕現する』

その言葉と共に意識が覚醒していく。

体が天を昇り現実世界へと飛翔する。

『我が名を叫べ』

『我が剣を振るえ』

『我が全てを使え』

『叫べ、叫べ、叫べッ―――!』

『我が名はッッ』

少年と、剣の霊の言葉が重なる。

それは剣の霊の名であり。

少年の剣の、能力の名でもあった。


↓1から↓3まで >>1が決める。

響狐(ひびきぎつね)

陽炎稲荷

狐格子


現実世界へと帰還する。

死に体は刀が支えている。

指一つで突けば倒れる程に憔悴した少年。

しかし敵対者は恐れている。

「「狐格子」」

その名を呼び、その力に、恐れを抱いている。

未知数の相手、これ程恐ろしいものは無い。

「さぁ―――」

少年は息を吐いて。

「―――喰らいやがれッ!」

その言葉で、一撃が、剣士の体を貫いた。

その一撃を喰らい、剣士は吐血し、しかし冷静にその力を観察する。

(これは……この力はッ)

絶命と共に、剣士はその力の存在を知った。

少年の剣の霊、その力、異能とは―――。

↓1から↓3まで >>1が決める。

金属以外の物質すべてを紙のように引き裂く

認識の錯誤

格子からのぞくことで敵の剣等の特殊効果を暴き無効化する(狐の窓的な)


「成程、真空の刃を出す能力か」

少年の傍に浮かぶ四つの格子。

其処から覗き込まれた剣士の能力が暴かれた。

「バレた、だがッ!」

振られた刃、牙乱丸が牙を剥く。

縦横無尽の刃を前に少年は慌てる様子も無い。

少年の周りの四つの格子が防御態勢を取る。

真空の刃が格子に触れると同時に牙が粉砕された。

「なッ!」

なんだと。

その言葉を言うよりも早く、少年の刀身が剣士の体を切った。

(こ、これは……格子からのぞくことで敵の剣等の特殊効果を暴き無効化する能力!)

理解力が凄い。

その一撃で、剣士は絶命し、そして少年は息を切らして手を伸ばす。

勝利の余韻を感じながら、少年も地面へと倒れて気絶した。

覚醒した少年の物語が、今ここから始まる。



今日は此処までッ!
寝るッ!おやすみ!!
あっ!あと主人公の名前は適当に山田太郎でっ!
それが嫌なら田中か佐藤でっ!
それも嫌ならレスで投下してッ!
おやすみッ!!

おつ
狐繋がりで伏見黄桜(ふしみきざくら)とか

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