加速

ちゃんと事情を…

え、おめでと…じゃなくて！
私の執事はどうなるのでして？！

令嬢「ちゃんと事情を...」

執事「つまり雇い主として知る義務があると？」

令嬢「そ、そうでしてよ！？」

執事「孤児院の院長をやることになった」

令嬢「アナタが孤児院？敬語も使えないようなアナタが？」

執事「うるせー。素行の悪いガキ拾ったもんでな、そいつを丸めこんだら偉い人にやれって言われたんだよ」

令嬢「別にアナタ以外でも務まるでしょう？」

執事「それ言われると困るぜ。でも元院長に才能を見込まれたんだ」

令嬢「ふぅん...」

執事「それに俺がここにいる理由もないだろ？別に優秀じゃないしさ」

執事「つー訳よ。納得できた？どぅーゆーあんだすたん？」

令嬢「>>8」

せめて後任を決めてからやめろよな

じゃあ死ね

令嬢「じゃあ死ねッッッ！！」

執事「バカめ！実は俺はマスコミになるんだ！」

執事「お前の本性を激写しちまったぜ...」

令嬢「ならば死ねッッッ！！」

執事「お前ごときが俺に勝てるものか！」

令嬢はナイフを取り出す
それに反応し、執事は距離をとる
読み通りばかりに令嬢はナイフを投げる
この一連の流れを全て読んでいた執事は華麗なサルトで回避しつつ攻撃する


令嬢「ぐうぅっ！」

執事「残念だったな。この情報をバラ撒かれたくなかったら>>12」

加速

子供を堕ろせ

執事「子供を堕ろせ」

令嬢「子供を...な、なぜそのことを！？」

執事「お前が執事長とヤってることは知ってんだよ」

令嬢「嫉妬？」

執事「俺からの最後の手向けだ。執事の子を産んだって財閥の為になどなるものか」

令嬢「身分ある者と結婚しろと？」

執事「その通りだ」

令嬢「わ、分かったわ...約束しますわ」

執事「それで良い。もし破ったら、分かるな？」

令嬢「分かってますわそんなこと」

令嬢「最後に一つよろしくて？」

執事「言ってみろ」

令嬢「>>16」

ksk

執事長としてたのは事実ですが、この子は祖父との子ですわ。執事長はただのカムフラージュ

今日は孤児院で貴方が面倒見るはずの子供達の葬式をすると言ってましたわよ？

令嬢「執事長としてたのは事実ですが、この子は祖父との子ですわ。執事長はただのカムフラージュ」

執事「...ふふ、流石だ」

執事「手口は素晴らしい。正気を疑うがな」

令嬢「それでも堕ろせと？」

執事「当然だ」


こうして執事は財閥を去った
彼も令嬢も、後に大成することになる

数年後


令嬢「取材クルーが遅すぎですわ！」

令嬢「この私が直々にインタビューに答えてやるってのに、失礼しちゃうわ」

執事「ﾁｰｯｽ」

令嬢「...あ！！」

執事「取材すっべ」

令嬢「何を聞くつもり？」

執事「>>21」

kskst

明日の天気

執事「明日の天気を教えてくれ」

令嬢「はぁ...まともに取材する気あんの？」

執事「取材は日常会話からだ」

令嬢「雨よ。アナタの血の雨」

執事「なっ、なにぃぃーッ！どういうことだぁ！？」

令嬢「>>24」

kskst

喰らえ！ベルリンの赤い雨を！

令嬢「喰らえ！ベルリンの赤い雨を！」

執事「ぐはぁっ！！」ﾌﾞｼｬｰ


執事のはらわたからおびただしい量の血液が撒き散らされる
この秘拳を喰らってしまったからには死を受け入れるしかないのだ


執事「ぐふっ...だがこれで終わると思うなよ...」

令嬢「何...？」

執事「いずれ第二第三の俺が現れ貴様に何かするぜ...」

令嬢「そう。でも残されたアナタは死を待つのみよ」

執事「ああそうとも。だから...だから俺は！」

執事「転生するぜ！」


周囲が光に包まれる
光の中で彼は気絶し、そして＿＿＿


執事「はっ！」

執事「こ、ここは...！？」

令嬢？「あら、お目覚め？」

執事「令嬢！？お前は令嬢なのか！？」

令嬢？「>>28」

ksk

いいえ、貴方のせいで産まれることの出来なかった娘よ

令嬢娘「いいえ、貴方のせいで産まれることの出来なかった娘よ」

執事「...なるほど、ここはパラレルワールドなのか！」

令嬢娘「そうね」

執事「これは面白いぜ」

令嬢娘「私を殺さないの？」

執事「産まれたお前を否定するつもりはないぜ」

執事「それにさ、今度は俺、本当にしたいことが見つかった」

令嬢娘「そう」

執事「...聞けよ」

令嬢娘「嫌よ。ろくなことにならない」

執事「聞けよッ！！」

令嬢娘「...何がしたいの？」

執事「>>32」

音楽で天下を取る

パラレルワールドをあちこち繋げて面白おかしくする

執事「パラレルワールドをあちこち繋げて面白おかしくすることだ」

令嬢娘「そ、そんなバカげたこと出来る訳が...」

執事「創世すっべ！」


空間を両手で掴み、いじりはじめる
すると歪みから何かが出てくる


執事２「狩りすっべ！」

執事３「ダンスすっべ！」

執事４「ドルべ！」

執事５「ﾌﾞｯｸｽ!」

執事「くくく...ああ最高だ！」

令嬢娘「止めなさい！」

執事「やめるものか！誰が非難しようと狂気の沙汰ほど面白い！」

令嬢娘「パラレルワールドの中で唯一全てを知る私のもとへ転生したのが貴方の最大のミスよ！」

執事「ほぉう...だからどうした？私を倒すには非力すぎるぞ小娘ェ！」

令嬢娘「確かに私は非力よ。でも貴方の黒歴史をばらまくことぐらいはできる！！」

執事「やっ、やめろ！それだけは...」

令嬢娘「いいえやめないわ。貴方の黒歴史...それは>>36」

まだおねしょしちゃう