【シャニマス】霧子「癒し屋さんです……」 (17)

霧子「い、癒し屋さんです……癒されたい人は、いませんか……」

結華「おはようきりりん。何してるの?」

霧子「結華ちゃん、おはよう……今のわたしは癒し屋さんです。癒されたくないですか……?」

結華「えっと……どんな企画?」

霧子「企画じゃなくて、わたしが勝手にやってることなの……。最近、事務所のみんな、忙しくて疲れてるから……何かできないかなって……」

霧子「恋鐘ちゃんに相談したら……こういうのをやってみたら、って……」

結華(よりによってこがたんが相談相手とは)

結華「で、その結果が癒し屋さん?」

霧子「うん……メニューとか、色々考えてくれたの……。これだよ」

結華「拝見します」

結華(大丈夫かなー。きりりんに無理させるようなこと書いてなければいいけど)


♡癒し屋さんメニュ~♡

・霧子のぎゅー

・霧子のなでなで

・霧子のひざまくら

・霧子の○○

※全て無料ばい♪


結華「こ……これは……!」

結華(こがたんごめん、素晴らしい発想だよ。このメニューが全て無料だなんて……お金とっていいレベルでしょ!)

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霧子「どうかな……?」

結華「いいと思う。きりりんにこんなことしてもらったら、癒されない人はいないね」

結華「ところでこの『霧子の○○』って何?」

霧子「それは……お客さんが好きに決めた呼び方で、わたしが呼ぶっていう……」

結華「?」

霧子「例えば、『お姉ちゃんって呼んで』って言われたら……その人を、お姉ちゃんって……」

結華「!!!」

結華(こがたん、キミは天才か)

霧子「あっ、向こうに咲耶さんが……ちょっと行ってくるね……」

結華「わわっ! 待ってきりりん! 三峰を先に癒してくれないかな!? 癒し屋さんにすっごく癒してほしい!」

霧子「え……う、うん……お好きなのを選んでください……」

結華「ありがとう! ちなみに全部やってもらうことって可能?」

霧子「もちろん」

結華「じゃあ……」

結華(いや、全部なんて要求したら天罰が当たりそう。それに癒しを求めてるのは三峰だけじゃないし)

結華「決めた! 『霧子の○○』と『霧子のぎゅー』をお願いします。呼び方は『お姉ちゃん』で」

霧子「かしこまりました……結華お姉ちゃん……」

結華(うぐっ! 前に呼んでもらったことはあるけど、やっぱり良い)

霧子「お姉ちゃん、ぎゅーってするね……」

ギュー

結華(あっ、すごい……体中の疲れがとれていくような……)

霧子「お姉ちゃん……どうかな……?」

結華「すごく癒されるよ……」

霧子「本当に……?」

結華「うん、最高」

霧子「ふふっ……よかった……♪」

(5分後)

結華「ありがとう、きりりん。おかげで元気いっぱいになった」キラキラ

霧子「ゆ、結華ちゃん……とってもキラキラしてる……」

結華「癒し屋さんの効果だよ。眠気とか肩こりとかどっかいっちゃった」

結華(冗談抜きで体が軽いもん。きりりんは天使かな?)

霧子「また何かあったら言ってね……癒し屋さんはいつでも営業中だよ……」

結華「いやいや、きりりんだって忙しいし疲れが溜まってるでしょ? 無理はしないでね」

霧子「うん、ありがとう……」

結華(お礼を言いたいのはこっちなんだけどね)

~~~~~~

霧子「咲耶さん」

咲耶「やあ霧子。首からぶら下げているボードはなんだい? 癒し屋さん?」

霧子「うん……実は……――――」

咲耶「へえ、疲れている人を癒すために営業しているんだね」

霧子「もしよければ……どうですか……?」

咲耶「とても魅力的だけど、私はみんなと一緒にいるだけで充分癒されているんだ」

咲耶「今こうして霧子と話しているだけでも癒し効果がある。だから私ではなく、他の人のもとへ訪れて癒してあげてほしいな」

霧子「……」ジー

咲耶「?」

咲耶「ずいぶんな熱視線だね。そんなに見つめられると照れてしまうよ」

霧子「……咲耶さん……疲れてる顔をしてる……」

咲耶「!」

霧子「お茶、淹れて来てもいい……? リラックス効果のある紅茶……」

咲耶「はは……参ったな。大丈夫だよ、心配してくれてありがとう」

霧子「でも……」

咲耶「これでも休める時はちゃんと休んでいるんだ。紅茶も飲んだばかりだし」

霧子「……」

咲耶「……そうだな。紅茶じゃなくて、『癒し屋さん』に何かしてもらおうかな」

霧子「……!」

咲耶「うん、そうしよう。次のお仕事までまだ時間はあるし。お願いしてもいいかい?」

霧子「はい……喜んで……! これがメニューです……」

咲耶「ありがとう。なるほど、恋鐘の考えそうな可愛らしいメニューだ」フフ

咲耶「この『霧子の○○』というのは……」

霧子「お客さんが指定した呼び方で、お客さんを呼ぶの……」

咲耶「つまり、私が『お姉ちゃん』と呼んでほしいと言ったら、霧子は私のことをお姉ちゃんと呼ぶと」

霧子「うん……」

咲耶「楽しそうなサービスだね。これを注文することにしよう」

咲耶「呼び方は……『さん』ではなく、『ちゃん』と呼んでみてくれないかな」

霧子「え……」

咲耶「ほら、霧子は私を『咲耶さん』と呼ぶだろう?」

霧子「……咲耶ちゃん……?」

咲耶「あ、ああ……そんな感じだよ」

霧子「わかった……咲耶ちゃん……♪」

咲耶(これは、なんて言えばいいのか。不思議な気持ちだ)

霧子「他には……?」

咲耶「他にも注文できるんだね。じゃあ、霧子のなでなでをお願いしようかな」

霧子「かしこまりました……なでなで……」ナデナデ

咲耶「……」

霧子「なでなで……」ナデナデ

咲耶「……少し、気恥ずかしいな」

霧子「やめたほうがいい……?」

咲耶「いや、続けてくれ」

ナデナデ

霧子「……咲耶ちゃん……髪、さらさらしてて……すごく綺麗……♪」

咲耶「ふふ……ありがとう」

(5分後)

霧子「もういいの……?」

咲耶「ああ、とても癒されたよ。癒し屋さんのおかげさ」

咲耶(本当に癒された。霧子の持つ力はすごいな)

霧子「咲耶さん……お布団、あたたかくして寝てね……疲れてると風邪をひきやすいから……」

咲耶「そうだね。霧子も体に気をつけて、この冬を過ごしてほしい。風邪対策を忘れないように」

摩美々「咲耶ー」タタタタッ

咲耶「摩美々?」

摩美々「やっと見つけたぁ。プロデューサーが『早めに打ち合わせをしたい』って探してたよー」

咲耶「打ち合わせ……例のお仕事についてかな。ありがとう摩美々、プロデューサーはどこに?」

摩美々「たぶんデスクにいると思う。っていうか、咲耶にラインを送っても返事がないって言ってたんですケド」

咲耶「! しまった、確認を忘れていた……」

霧子「いってらっしゃい、咲耶さん……」

咲耶「行ってくるよ。そうだ、摩美々も癒し屋さんに癒してもらうのはどうかな?」

摩美々「癒し屋さん?」

咲耶「詳しくは霧子から聞いてくれ。それじゃあ、また」

タタタタ…

摩美々「……」

霧子「摩美々ちゃん……癒し屋さんです……。癒されたくないですか……?」

摩美々「意味分かんないんですケド」

霧子「えっとね……――――」

摩美々「ふーん、人を癒すためのサービスをしてるんだー」

霧子「そうなの……もしよかったら、摩美々ちゃんもどう……?」

摩美々「私は別にー……って言いたいところだけど、最近ちょっと疲れ気味なんだよねぇ」

摩美々「ちなみに、どんなメニューがあるのー?」

霧子「これがメニュー表だよ……」

摩美々「……」ジー

摩美々(なんか思ってたのと違う。こういうのだったら遠慮しようかなー)

霧子「……」ドキドキ ソワソワ

摩美々「……」

霧子「なんでもいいから、言ってね……」ニコニコ

摩美々「……。じゃあこれで」

霧子「霧子のなでなで……かしこまりました」

摩美々「『霧子の○○』って何?」

霧子「摩美々ちゃんが指定した呼び方で、わたしが摩美々ちゃんを呼ぶの……」

摩美々「へー。じゃあ、もし私が『ご主人様』呼びを指定したら、その通りに呼ぶのー?」フフ

霧子「ご主人様……わかりました……」

摩美々「え」

霧子「では、ご主人様……なでなでさせていただきます……」

ナデナデ

摩美々「ちょっと待って。冗談のつもりだったんだケド」

霧子「いかがですか、ご主人様……」ナデナデ

摩美々「いや、だから」

霧子「……」ナデナデ

摩美々「……」

摩美々(なにこれ。なんか眠たくなってくる……って、そうじゃなくて)

霧子「ご主人様の髪の毛……とってもふわふわ……♪」ナデナデ

摩美々「霧子、私の話聞いてるのー? ご主人様呼びは冗談だってば」

霧子「え……? ご、ごめんなさい……。摩美々ちゃんの髪の毛、気になっちゃって……聞いてなくて……」

摩美々「私の髪の毛?」

霧子「うん……ふわふわで、もふもふの髪の毛……」

摩美々「人の髪を羽毛布団みたいに言わないでほしいんだケド。それより、呼び方指定し直してもいいー?」

霧子「どうぞ」

摩美々「……」

霧子「……?」

摩美々「特に思いつかないし、やっぱりいいやー。いつも通りでー」

霧子「わかった……摩美々ちゃん、なでなでするね……」

ナデナデ

霧子「なでなで……」ナデナデ

摩美々(不思議……なんで眠たくなってくるんだろう。もしかして、本当に癒し効果があったりしてー)

霧子「なでなで……もふもふ……」ナデモフ

摩美々「……」

霧子「なでもふ……ふわふわ……」ナデナデ モフモフ フワフワ

摩美々(そんなにそこ触りたいんだ。別にいいケド)

恋鐘「霧子ーーー!」タタタタッ

霧子「あっ、恋鐘ちゃん……」

恋鐘「結華と咲耶に聞いたばい! 癒し屋さん、大成功やね!」

霧子「そうなのかな……」

恋鐘「うちも癒された側やけん自信持って! 摩美々も今、霧子のなでなでで癒されとったやろ?」

摩美々「え? まあ、うん」

恋鐘「ほら~! あの摩美々が言いよーけん間違いなか!」

霧子「摩美々ちゃん……よかった……♪」

摩美々「っていうか、それを伝えるためだけにあんな大急ぎで走って来たのー?」

恋鐘「ううん。うちももう一度、霧子に癒してもらいとうて。よかね?」

霧子「もちろん……摩美々ちゃんの番が終わったら……」

摩美々「私は終わりでいいよー。そろそろ出かけなきゃいけないし」

霧子「そうなんだ……急いでるときに、ごめんね……」

摩美々「謝らないでよ。まだ時間に余裕あるからー」

霧子「……摩美々ちゃん……もしよければ、また……」

摩美々「ふふー。なんて呼んでもらうか考えとくねー」

霧子「う、うん……!」

~~~~~~

恋鐘「霧子……やなくて癒し屋さん! 注文はもう決まっとーよ! さっきは『なでなで』やったけん、今度は『霧子のひざまくら』で!」

霧子「かしこまりました……呼び方は……?」

恋鐘「いつもみたいに『恋鐘ちゃん』でよかよ」

霧子「じゃあ恋鐘ちゃん……お膝へどうぞ……♪」

ポフ

霧子「どうかな……?」

恋鐘「落ち着くばい。本当に霧子はすごかね~」

霧子「そ、そんなこと……」

恋鐘「これが終わったら、次はうちが霧子を膝枕しちゃるけんね!」

霧子「恋鐘ちゃんが……」

恋鐘「霧子も疲れとーやろ? やけん、うちが霧子の癒し屋さん♪」

霧子「ふふ……ありがとう……」

恋鐘「あ……ばってん、うちは霧子みたいに癒す力はなか」

霧子「そんなことないよ……恋鐘ちゃんはいつも、元気になれる笑顔をくれるから……」

恋鐘「元気になれる笑顔?」

霧子「うん……だから恋鐘ちゃんは『元気屋さん』だね……」

恋鐘「元気屋さん……そっかぁ、うちは元気屋さん。元気いっぱいの笑顔で、霧子もみんなも元気にしちゃる」

恋鐘「メニューを考えんばね。恋鐘のハグとか、恋鐘の投げキッスとか……あとは何やろ……」

霧子「お話とか……?」

恋鐘「それ、毎日誰とでもやっとーことばい……」

霧子「でも恋鐘ちゃんとのお話……とっても元気が出るから……」

恋鐘「んふふ……嬉しか……。そいやったら、採用しても……」

恋鐘「……zzz」

霧子「恋鐘ちゃん……?」

霧子(寝ちゃった……こんなに早く。とっても疲れが溜まってたんだね……)

恋鐘「むにゃ……すぅ……zzz」

霧子「おやすみ、恋鐘ちゃん……」ナデナデ


結華・咲耶・摩美々「……」

結華「元気屋さんってただの元気な人では?」

咲耶「霧子が言ったように、恋鐘はそれだけで私たちに力を与えてくれるからね。太陽のような存在さ」フフ

摩美々「太陽ねぇ。暑いから輝きすぎるのはほどほどにして欲しいケド」

結華「っていうかまみみん、出かけるんじゃなかったの?」

摩美々「今出るところ。三峰と咲耶は何で隠れてるのー?」

結華「隠れてるわけじゃないよ。癒し屋さんにもう一度癒してもらおうかなーと思ったら、こがたんが癒され中だったから」

咲耶「私も偶然居合わせただけさ。プロデューサーと打ち合わせの予定だったけど、急用ができたらしくて時間が変更になってね」

摩美々「ふーん……」

結華「それにしても、きりりんのあの力は何なんだろう。もはや魔法だよ」

咲耶「霧子だけじゃない。結華だって魔法のような力を持っているじゃないか」

結華「え?」

咲耶「結華も摩美々も、多くの人を魅了する力を持っている。それは時に心を癒したり、激しく揺さぶったりする。まさしく魔法だ」

結華「それはそうかもしれないけど……」

摩美々「じゃあ私、本当に出かけてくるねー」

咲耶「ああ、行ってらっしゃい摩美々」

結華(……まあいっか。きりりんは天使ってことで全部解決だよね)


恋鐘「すぅ……すぅ……zzz」

霧子「なでなで……♪」ナデナデ


おわり

オマケ


P「……」カタカタカタ

P(ん? もうこんな時間か。今日は早めに帰ろうかな)


霧子「プロデューサーさん……」

P「!」


P「霧子、まだ帰ってなかったのか」

霧子「は、はい……プロデューサーさんを待ってたんです……」

P「俺を? というか、その首からぶら下げてるボードは」

霧子「癒し屋さんです……疲れてる人を癒すために、わたしにできることを考えました……」

P(誰のアイディアだろう)

霧子「プロデューサーさん……癒されたくないですか? もしよければご利用を……」

P「ありがとう。どんなサービスがあるのかな」

霧子「これがメニューです……」

P「へぇ、本格的だ。どれどれ」

P「……やめておくよ」

霧子「えっ……」

P「体力あり余ってるし、まだまだ頑張れるから」

P(なんていうのはウソで、20半ばの男が17歳の女の子にこんなことやってもらうのはマズイ気がする。だから遠慮しよう)

霧子「で、でもプロデューサーさん……疲れてる顔を……」

P「本当に大丈夫なんだ。俺よりもはづきさんのほうが疲れてると思うから、はづきさんのところへ……」

霧子「……」

P(うっ、そんな顔をされると心が痛む……)

霧子「ひとつだけでもいいんです……何かさせてください……」

P「わかったよ。お願いしよう」

霧子「……!」パァァ

霧子「あ……もしご迷惑なら……」

P「迷惑なんかじゃないよ。もう一度メニューを見せてくれるか?」

霧子「はい」

P「……」

P(よく見たらそんなに大したこと……いや、『ぎゅー』と『ひざまくら』はダメだな。たぶんそのままの意味だよなこれ)

P「なあ霧子、この『霧子のなでなで』って……」

霧子「お客さまを、なでなでさせていただきます……」

P「じゃあこれをやってもらおうかな」

P(というか、これくらいしか頼めない)

霧子「かしこまりました……他にご注文は……?」

P「ないよ」

霧子「呼び方は、変えなくてもいいですか……?」

P「呼び方?」

霧子「はい……メニューに書いてある『霧子の○○』です……。お客さまのお好きな呼び方で、お客さまをお呼びします……」

P「お好きな呼び方でって……」

霧子「例えば、『ご主人様』とか……」

P「!?」

P(これってそういうやつだったのか! てっきりオススメみたいなものかと)

P「え、遠慮しておくよ。普通に呼んでくれ」

霧子「いいんですか……?」

P「うん」

P(霧子にご主人様なんて呼ばせてるところを目撃されたら、間違いなくヤバい奴認定される。軽蔑されること間違いなしだ)

霧子「それでは、なでなでさせていただきます……」

ナデナデ

霧子「なでなで……」ナデナデ

P「……」

霧子「なでなで……」ナデナデ

P「……」

P(なんだろう、心が洗われていく。疲れとかネガティブな感情とか、そういったものが浄化されていくような)

霧子「プロデューサーさん……力加減は、どうですか……?」

P「ちょうどいいよ」

霧子「よかった……♪」

P「……」ポロポロ

霧子「ぷ、プロデューサーさん……?」

P「え? あれ……な、なんで俺、涙なんか流してるんだ? 悲しくも何ともないのに」ポロポロ

P「はは、変だな。目から勝手に」ゴシゴシ

霧子「……」

ギュー

P「!?」

P「霧子、何をして……!」

霧子「お疲れさまです、プロデューサーさん……」ナデナデ

P「!」

霧子「毎日、毎日、わたしたちのために頑張ってくださって……ありがとうございます……」

P「お礼なんていいよ。俺は霧子たちが輝くところが見たくて、その一心でやってるんだから」

霧子「はい……だから、ありがとうございます……」

P「……本当、なんで涙なんか……ごめんな」

霧子「いいんです……気にしません……」ニコ

恋鐘・摩美々・結華・咲耶「……」

恋鐘「あ、あれって本当に泣きよーと?」

摩美々「本当でしょー。理由はわかんないケド」

結華「ズバリ、きりりんの包容力の力じゃないかな。日常生活の嫌なこととか、心に留めてたことが一気に出ちゃったんだよ」

摩美々「霧子に撫でられただけでー?」

結華「Pたんって彼女いないらしいし、忙しくて実家にも帰ってないでしょ。女の人の温かさとか母性に飢えてたとか」

恋鐘「男ん人ってそがんもんなんや。プロデューサー、言うてくれれば……」

咲耶「そうだね。私たちに言ってくれれば力になれるかもしれないのに」

摩美々「限度があるでしょ。プロデューサーの彼女でも何でもないしー」

咲耶「彼女でなくても、私たちとプロデューサーの間には絆が結ばれているだろう。抱きしめることくらいはできるよ」

恋鐘「ふえ!?」

咲耶「なんて、それは冗談だけどね」クスクス

摩美々(本当に冗談……?)

結華「というか、Pたんの涙は一旦置いといて。よかったねぇ、きりりんに変な呼び方を指定しなくて」

摩美々「私としてはちょっと残念だケド。『ご主人様』なんて指定したら、からかおうと思ったのにー」

恋鐘「プロデューサーに限ってそいはなかよ! うちの言うたとおりやったばい!」

咲耶「ああ。そのかわり珍しいものが見れたけど」


P「ぐっ……うう……!」

霧子「なでなで……なでなで……」ナデナデ


はづき「……」

はづき(こ、これは一体……どういう状況……?)


おわり

読んでくださってありがとうございます
霧子に癒されたい
残り少ないチャンスでこれから霧子を引いてきます



きりりんに「おみゃーさん」と呼ばれながら、添い寝して欲しい

癒やしかー!

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