ライブ後に塩見周子と溶け合うえっちを (21)

「みんな~今日は来てくれてありがと~今後も応援よろしゅーこね~」
 今日は担当アイドル塩見周子のワンマンライブ、を終えた所だ。無事に成功し何よりである。それにしても思えばここまで来れたもんだ。

 ここだけ見ればただのアイドルとプロデューサーだがそこにはある秘密が隠れている。
 それは二人が交際している関係なこと。

 ある日、ふとしたきっかけで秘めていた想いをぶつけてしまう。
 実らずと思いきやその想いは見事に双方向。そこからは両思いなら問題ないよねと一気に発展して今に至る。
 そして付き合った以上男と女を確実に意識する訳で……

 周子と性行為に及んだのは付き合い始めてからそう長くなかった。
 今まで知らずに溜め込んでいた欲情。アイドルという魅力的な姿。それを独占している背徳感。互いに火を付けられた性欲。
 一度崩れてしまった理性はもう戻れない。しかしこの爛れかけた関係に一つの転機が。

 ある日調子に乗って事務所で盛った際に気付かれてしまった。
 厳重注意はされたものの秘密にはしておいてくれるとのこと。
 ただし交際は隠した上でアイドルはまだ続けていきたいのなら……と一つだけ取り決めを。

 見られる可能性がある時はいつも通りに振る舞うこと。
 その代わり二人きりになれたら精いっぱい愛し合うこと。
 そんな約束の元で周子と付き合っているのだった。

 ふとそんな思い出に浸っていると……
「プロデューサーもお疲れっ!」
 ステージから勢いつけて走ってきてそのままハイタッチ。

「スタッフさんたちもお疲れ様です!」
 みんなに愛想を振りまきそのまま通り過ぎていく、と思いきや一瞬だけこちらを見る。
 この後は事後連絡とかなんやかんやで周子の楽屋に顔を出す、ことになっている。
 そして楽屋にいるのは周子だけ。
 要するに『二人だけ』の時間。
 抑圧が解放されるといつもとはまるで違った顔でナデナデだったりぽんぽんなりキスだったりといろいろ求められる。
 ライブの出来によって要求されるのは変わるが果たして今日はどうなるのか。

in楽屋

「お疲れー。盛況だったな!」

「お疲れー。流石に疲れたーん……いやー、柄にもなく張り切っちゃったなー。ところで提案あるんやけど」

「ライブをパーフェクトに終えて高まってるしこのままシたい」

「いやしない。だから多少は恥じらいやデリカシー持ってくれって……」

「けちー。別に一回舞台袖に下がった時に急いでシたりしなかっただけマシやと思うよ?」

「……」

「まーいいじゃん? ファンの前ではちゃんとアイドルの塩見周子してるんだし」

「そうか、ならいいか。ってなるわけないでしょ」

「そうそう、最近ファンからは前より色っぽくなってるって評判やし、なんかアイドルなる前より胸も大きくなっとるみたいなんよ。一体誰のせいやろうなー」

「ったく……さっさと済ませるからな? あと衣装にも中にも出さないからゴムでしておしまいだぞ?」

「そうそう♪ 固くするのは頭やなくてやっぱりおちんちんでしょ?」

「それにこの衣装で挿れるだけならパンツずらすだけでいいから楽だしね。ほらっ」

「衣装作った人が聞いたら卒倒しそうだな……流石にこのまま汚しそうだから少し脱がすぞ」

「やーんケダモノに脱がされるーん。やっぱ伝統は壊してこそって言うじゃん? やったら裏でアイドルが繋がっていたとしても問題ないよね♪」

「な訳あるかよ……と言いたいが実際こうしてるしな」

「おっと? 早速胸じゃないとこを期待で膨らませてるプロデューサーが言えたことじゃないよね。いいよ一回クチでしてあげる」
 ライブ後だというのにこちらを見る目の輝きはむしろ強くなっていた。

~~
 椅子に座ったあたしの目の前には大きく盛り上がったスラックス。
 あたしの中以外で刺激する方法もいろいろ試してみたんだけど、プロデューサーは『周子に食べられてるみたいでフェラがなんだかんだで一番興奮する』って言ってた。
 食べてるシーンは割とあったしその理由がアレな目的だってちょっとだけ複雑、なんだけど。
「おっきいしニオイやばっ」
 スラックスの上からでもわかっちゃうぐらいガッチガチに大きくしてるのを見ちゃうとそんな感情が塵になってニオイの風に流されてしまう。
 興奮してるのはあたしだけじゃない。プロデューサーもそう思ってるとなんか嬉しくなってテンション上がっちゃう。我ながらチョロいとは思っとるけどそんなこともすっかり忘れてしまうくらいにはプロデューサーの作る山に囚われていた。
 見せつけるように立って待ってるプロデューサーのためにあたしがベルトをするりと外していく。

 一枚だけ脱がしてパンツだけになると形もうっすらと見えてきて目が離せなくなってしまう。
 でもじっと見つめられるのが恥ずかしいのか腰が小さくだけど動き出して鼻の方に突き出してきた。
 フェロモンはたった一枚の布を簡単に通り抜け高まっているあたしをもっとその気にさせてくる。
 先端もよく見れば黒っぽくなっていて十分に興奮しているのがわかった。
 もし落ち着いていられたのなら焦らしたりできたのかもしれないけどそんな気なんて起こるはずもなくて。
「それじゃあ……ご開帳~」
 教えられた通りにパンツを咥えて顔ごと下にずり下ろす。
 ゴムに引っかかりながら大きくしなっていく、それを顔ごと一気にずり下ろす。
 抑える力を立ち上がる力が上回り一気にその御姿を見せた。

「はぁ……♡」

 目に見えないオーラみたいな何かを放ちあたしの目に入った瞬間にはため息が出てしまうくらい素敵だった。
 色がグロテスクでニオイがやばくて先端はおへそに届くくらいにそそり立っていて竿に血管が浮き出てるぐらいガチガチでそれにそれに……いつ見ても立派でなんて言い表せばいいかわかんないくらい素敵なおちんちん。
 何度も何度も体を重ねていきあたしの中の形をプロデューサーの大きさに合わせてえぐって、突いて、吐き出して、と作り変えていった凶悪なそれ。
 いつもよりまた一回り大きく見えるのはあたしが興奮しているのかそれともプロデューサーもあたしにつられて高まったのか。
 じっと見つめたら待っていられる理性の壁なんてあるわけない。
「周子……」
 プロデューサーの期待していてどこか切実そうな声。こっちのファンにもしっかり応えてあげないとね。

 まずあたしのスイッチを入れるために鼻をひっつくまで近づけてから一気に吸い込む。
 これっ! このニオイっ!
 嗅ぐことで頭の中がスパークしたみたいになって目の前のおちんちんを気持ちよくさせることしか考えられなくなる。
 好きなニオイなんだけどいいニオイではないし吸い過ぎたらげほりとむせ返ってしまうのに本能はもっともっとと急かしてくる。
 そうやって吸い続けていると頭の中がピンク一色になって目の色が変わってくる気がした。こうなったら大きくイかない限りは元に戻らない。
 そんな茹だった頭は下を濡らしながら口が寂しい、口に欲しいと脳内で騒ぎ立てる。
 プロデューサーの頭も同じ色に染めてしまえとおちんちんに口を向かわせる。

 先っぽに挨拶と屈服する気持ちを込めたキス。唇一つ触れるだけで大きくなるし男の人って相変わらず単純で素敵。
 挨拶も終わればいよいよ本番。まずは先端の膨らんだとこを一息で飲み込んでしまう。
 苦くてしょっぱい味が口を駆け巡ってぴりぴりしちゃう。
 そしてとっても熱くてずっと咥えていたら火傷してしまいそうなくらいに。それにそれなりのサイズで呼吸の邪魔をしてくる。でもこんなのはまだまだ序の口。
 ちょっと入っただけでもおちんちんはもっとあたしのお口を求めてくる。
 そんなわがままさんでも最終的にはあたしを気持ち良くしてくれるから奉仕の気持ちで舌や口を使っていろんな場所を刺激してあげる。
 カリ首を唇でふにふにしたり、先っぽを軽く吸い上げたり、優しくそっと噛みついてみたり、その中でも鈴口を舌でほじくり返すとよく反応した。
 今はあたしがプロデューサーの弱い場所をいいようにできてるから優越感がむくむくと膨れ上がる。
 口の中にはとろりと我慢汁が流れてくる、精液程ではないにしろニオイもキツいし飲み込んでしまいたいけど潤滑油みたいに絡めててどろどろにしちゃう。

ちらりと上を見ると、
「あっ、うあっ……はあぁ……周子の……いいっ!」
 とっても気持ち良さそうで崩れちゃった顔。
 こんなのが見れるからたまんない、あたしの体も小さく震えて下がじわりと湿ってきた。

 お次は口を大きく開いてから一気に飲み込んでしまう。
 口が好きなプロデューサー、の中でも一番のお気に入りがこのディープスロート。
 呑まれる瞬間はこっちも恥ずかしくなるくらいの熱い視線を向けてくる。
 終わった後はどうも恥ずかしいみたいで忘れてと言ってくる。でもそれだけは弱みを握ってるみたいでずっとあたしの頭から離れなかった。

 れろぉっ……ずぽぉ、じゅぼっ……んむぅ♡♡

 目を合わせたまま逸らさせないまま根元まで一気に飲み込んでしまう。
 鼻先には陰毛の中で蒸らされたきっついおちんちんのニオイ、あごの先には今まさにあたしに吐き出す用の精を産み出していて、体側にぎゅっと引き締まっている二つの陰嚢。
 そんな本来なら嫌悪されるようなものが当てられてるけど全部興奮できる材料と認識されるようになったあたしのカラダ。
 そしてプロデューサーの好みに調教されちゃったあたしの喉を使って一気に吸い上げる。
 最初は吐きそうになっとったけどお口えっちを続けているうちに気付いたら喉奥におちんちんが入ると興奮できるような体になっていた。
 こんなことをされちゃったけど幸い歌うことには何ら問題はなかった。でもアイドルの生命線である喉までもプロデューサーの好みに調教されちゃったという事実はあたしをもっといけない気分にさせて口の動きをエスカレートさせてしまう。
「う、裏スジ……深く絡みついてっ……いいっ……!」
 今度は全体を包み込むように刺激していく。裏側が弱いから舌を張り付かせて顔をゆっくりと前後に動かすだけでもわかりやすく反応しちゃってる。
 プロデューサーもなんとか果てないよう、気持ちいいのをずっと続けようと必死に耐えているけど本格的に厳しくなってきたみたい。
 追い討ちをかけるようにそのまま口を離さずバキュームフェラ。あたしも恥ずかしい顔になっちゃうけど気にしない。
 先っぽから我慢汁を吸った途端、理性の壁に亀裂が入ったのか黄色い悲鳴が上がる。
 いつ聞いても可愛い声、もっと聞かせてと思える。ついうっとりとしてしまい、この時だけはいかに気持ちよくさせるかがいかにプロデューサーを鳴かせるかに変わっていた。結局は変わらんし大丈夫よね?
 我慢する呻き声はさっきよりも大きくなっていてあたしを惑わせていく、それに合わせて下着のシミもだんだんと大きくなっていた。


 限界まで吐き出すまいと我慢している亀頭もだんだんと不規則に揺れてくる。それも大きくなってきてそろそろかなと思った矢先、がしりと頭を掴まれた。
 我慢が出来なくなったプロデューサーと口でおちんちんを散々いたぶってきたあたし、攻守交代の瞬間。
 こうなってしまったら最後、主体が変わっちゃうからちょっと名残惜しい。
 そんな思いを断ち切るが如く容赦ない一発が入った。
「ごっ、おごぉっ! ……ろおっ♡♡」
 ぐりっと力任せの一撃がねじ込まれてしまい、あたしだけじゃ届かない場所にまで到達してしまい意識が遠くなる。喉奥が突かれてしまいアイドルがしちゃいけない声をしちゃってるけどそんなのはプロデューサーがアイドルを汚しているんだと認識させて余計に煽り立てるだけ。
 こうなったら出るまでこの行為は終わらずその間のあたしはひたすらに使われちゃう♡ そのまま突かれる度にぷしっと下を湿らせていった。

 いつの間にかプロデューサーのおちんちんも張る力は抜けてあたしの喉に沿った形に変わっていた。でも太さは変わらず。つまりは喉奥どころか食道の入り口まで完全に制圧されている。
 そこから逃げられないように頭を掴んでからゴリゴリ、ガンガンとまるであたしの口と喉をオナホかティッシュか何かのように使い潰してしまう。
 そんなことをされて苦しくないわけがない。でもプロデューサーに性的な目を向けられて性処理の道具のように使われているということ、あたしに任せてもいいのに必死に腰を打つ姿、喉奥で気持ちよくなれるよう調教された経験、もうすぐあたしの口に出してくれる期待、などから嬉しさや喜びが上回ってしまっていた。

 こんな刺激も快楽に変換しちゃってるし目もきっとハートになってるはず。
 鼻で息を吸おうとしても陰毛のフェロモンが脳内に入り込んであたしをバカにしちゃう。
 気絶しない程度の最低限の空気だけ吸ってラストスパートに入る。
「出すよっ! はぁっ……周子の口にっ……う、うあぁ!」
 プロデューサーももうちょっとで果てそうだけどなるべく耐えて長く感触を味わえるようにと激しく小刻みなペースで奥を突いてくる。
 そしてあたしも喉を抉られる快感が溜まっていき、イきそうになる。
 先っぽもあたしの心臓みたいに脈動していて限界がすぐそこに。

 刺激一つで出るような瀬戸際。
 喉まんこを使われるばっかりもあれだから最後に一つお返しを。
 酸欠と快感で意識が遠のく中で指をそっと伸ばす。
 イラマチオに夢中でプロデューサーも気付かないこの瞬間。
 なんとか届いた人差し指でつっ、とさする。その先は陰嚢の根本のちょっと奥で肛門よりはちょっとだけ手前でいわゆる蟻の門渡り。
 プロデューサーはおちんちん本体だけに意識を向けていて他のとこを刺激されるなんて考えてなかったから……効果はてきめんだった。
 触れた瞬間に動きが止まる。竿が一際大きく脈打って先走りが押し出されてきた。
 これから双方イってしまうのに備えてあたしも受け入れる覚悟をする。
 
「出るっ! しゅ、周子、周子ぉぉぉっ!」
 あたしの名前を呼びながらついに果てた。

 出る瞬間はもちろんの如く喉の奥に突き立てられて、熱かったおちんちんをも上回る熱さの精液が食道に直接注ぎ込まれた。
 激しい音が聞こえるかの勢いで射精しちゃってるそれは口内に直接出されなくてもどろっどろで特濃なのがわかってしまう。
 それが喉奥にたっくさん出ている、そのまま胃に殺到しちゃってる。
 それを一滴たりとも口の外に漏らさないようにと頭を股間に力の限り押さえつけられている。
 そんな状態で出した精を味わったり嗅いだりする暇なんてなく、一番最初に飛び出た精液に喉奥を叩かれてしまいそのまま意識を飛ばされた。
 視界がちかちかと点滅してから全身が謎の浮翌遊感に襲われる。
 多分気絶とイった感覚を足し合わせて半分にしなかった感じ。
 生殖にも使われない場所で、あたしに飲ませるためだけにこんなに重くて強烈なニオイを持っているものを吐き出していることに優越感を浮かべながら受け入れていく。
 遠い意識の中でもプロデューサーのを咥えて繋がっている感触とその快感だけは変わらずにあたしを満たし続けていた。

 変わらない太さだったおちんちんも少しだけ縮んでいきようやく口での呼吸が解禁される。
 でも呼吸しちゃうと胃から今もまだ注がれている新鮮な精液のニオイがダイレクトに来てまたイってしまう。
 落ち着こうと深呼吸してもイっちゃうという無限の繰り返しはプロデューサーの射精が止まるまで続いて。
 その間のあたしのできることといえば何回もイってだらしなく下を濡らし続けて入れられる準備をしてるぐらいだった。

 ずっとずっと続くと思っていた射精もいつかは終わってしまう。
 ずるりと力をほぼ失いかけたおちんちんがやっとあたしの口を離れていってしまう。
 最後の方にあたしに飲ませようとして舌に出した精液が残っていた。
 喉に引っかかるけど全部飲むのを期待しているプロデューサーのためにも全部胃の中へ。
 ちょっとだけ咳き込んだ後、全部飲んだのを見届けたプロデューサーに口を開かれる。残ったのは乱暴にされた口内と精液の残り香だけ。
「よくできました。はぁっ、周子の口めちゃくちゃ気持ちよかった……」
 なんて言われるだけでときめいちゃうのはチョロいと思ってしまうけど本心なんだからしょうがない。

「うぁ……でしょ? てかそこは苦しくなかった? やないの」

「そんなの今更だろ」

「それもそっか」
 意識もあらかた戻ってきたとはいえ、喉奥をガンガンゴリゴリ突かれて精液を直で飲まされたあたしもすっかりとろとろになってた。
 下には決して少なくない量の水たまり。そんなことには気を向けずに快楽に浸かったままひたすら放心していた結果こうなっていた。

ほんっと今更なんやけどあたしのステージ衣装の下はタイトスカートとフィッシュテールスカートにガーターベルト。
 上と合わせてクールなドレスに。
 プロデューサーは確か夜色のなんとか風って言ってた気がする。
 腰周りに付けてたのは取り外して脇に。
 スカートは上にめくり上げられて下にあったのは膝元に下ろされていた。
 衣装を脱がされていなかったらパンツ程度では吸収しきれなかった愛液で汚してしまうとこだった。
 二人のものじゃないからイく瞬時、外に出して精液を衣装にかけたりとかは出来ないけどあたしがこれを買い取った日にはいつか盛大に汚してくれるんかね。

 しっかりと十分すぎるくらいに準備できたあたし、ちらりと見えたプロデューサーのおちんちんはまだ大きいまま。
 でもすぐにはしてくれない。指を伸ばして下着の上から触れてくるだけ。押せば愛液がこぼれるくらいだし前戯なんかもいらないのに焦らされる。それでいてあたしの弱いとこを上から刺激してくる。入れられる前にまたイってしまいそうになるけどやっぱ中に欲しいからプロデューサーの手をなんとか止めさせる。
 そのままいつの間にか用意してくれていたタオルの上に乗って、
「ごめん、もうガマンできん……もっとシて……?」
 と羞恥心も投げ捨てて誘ってしまう。

 満足そうな笑みを浮かべあたしの下着をずらす。いつの間にか口に入れる前のサイズまで硬く勃起していたおちんちんを入り口にぴとりと押し付けてきて……体ごと押し進めてきた。

 ぬぷっ、ぷっ……ずっ
 とまた焦らすように入れてくる。一気に奥まで突き抜けてもらいたいけどそんなされたらあたしが持たないだろうし、何よりおちんちんにあたしの柔肉がしとどと張り付いてカタチがくっきりとわかってしまう。
 口でも大きく感じた亀頭は膣口だと余計に大きくて、入る瞬間にみちりと音が鳴った気さえした。おちんちんは熱くて大きいままであたしの奥を割っていく。カリ首で入り口を刺激されるだけで快感が溢れてしまいそうなのにあたしのとろとろなおまんこへの侵入は止まらない。
 体を捩らせて抵抗しようともしたけれどいつの間にか腰に手が回されていて逃げられない状況下になった上で更に腰を進められてしまう。それに衣装着てるあたしに挿入するのに気に入ったみたいで手が腰以外にも触れようと動き回っている。不快感なんてなくていつもと違うプロデューサーの感覚でそのままおかしくなりそうだった。

 進むスピードはあくまでもゆっくりなんだけど容赦なく着実に進んでいく。そしてあたしの最奥に当たってしまい鳥肌が立つ。しかし差し込みはそこで止まらずにまだ奥へ奥へと突き進められてしまう。
 内臓が押し上げられる感覚も被虐感と混ぜ合わせてしまえばたちまち快感に変わってしまう。このまま入っていったら奥の奥、子宮頸さえも突き抜けて一つになっちゃうくらいにあたしの中も溶けきっていた。

 そして腰の動きが止まり、プロデューサーの先っぽもぶるりと震え上がる。ようやく入りきった。
 異物感と制圧感でそのまま崩れ落ちてしまいそうになるけど、同時じゃなくて先にイってしまうのは流石に恥ずかしくて平静を保とうとなんとか言葉を投げかける。
「さ、さっきまでワーワー言われてたアイドルの中はどうなん?」

「……改めてそれ意識すると背徳感のせいかいつもより気持ちいい。衣装でするのもいいな」

「あたしもそんな気がする。なんかはやくキちゃいそう」
 プロデューサーはあたしが割と踏ん張っているのに気が付かれたくなかったけど。
「もうイきそうなんだろ? 一回きちんとイけってば」
 なんて言ってきた。
 ここではいそうですなんて言えるキャラじゃないしプロデューサーに仕返しをしたかったし言葉に詰まる。
「そ、そんなことないし……」
 火照った顔を見られたくなくて抱きついてから顔を肩に乗せる。
「周子の中動きまくってるけど大丈夫か?」

「は?? う、動かしとらんて!」

「はいはい」
 確かにお腹の奥がいつもより変な感覚になってたりこっそりと小さくイって疲れたりはしとるけどバレてないはず。
 でもプロデューサーの熱がしっかり伝わってきて体の芯まで変になる。
「動くぞ」
 とあたしを気遣ったのか声をかけられてから中がかき乱され始めた。
 奥まで届いてあたしの全部を刺激されちゃう。指なんかじゃ届かないとこまで満たされが上でかぎ混ぜられていく。
 快楽に翻弄されてしまい、あたしが腰を使いおちんちんを扱き上げる……なんてことはできないまま膣内を刺激され続けていた。このままだとまずいかもと思ってたけど別に流されてもいいやとという気持ちもちらりと浮かんでしまうくらい気持ちがいい。
 顔も見えず息づかいだけが聞こえるからこのままでずっといたいと思えるくらいだった。

 ふとあたしの中にいつもと違う何かがあるのに気付いた。それはゆっくりと膨らんでいる。
 この風船みたいなのに空気が入れられてそのまま空高く飛んでいくのがイっちゃう瞬間なんだと上手く回らなくなった頭でぼんやりと考える。
 やっぱり先にイきたくない。こうなったらどこにも飛んでいかないようにとまた強く抱きつき直す。
 男の人の体はおちんちんとはなんだか違う固さで安心感がある。それに出るとこ出てるあたしの柔らかい体も衣装越しではあるけど押しつけてるからお互いにいいのかもしれない。でも心音を聞かれるのだけはバレちゃうからやだ。
 そんな葛藤をよそに腰は動き続けていき互いの体に性感を積もらせ続けていた。

 我慢しても一番奥を小突かれる度にふわりと浮き上がるような不思議な感覚。
 お腹の奥でざわついているのをなんとかひた隠しにするようにする。
「ふっ……っく……んぅ!」
 も、声はどうしても溢れてしまう。でも一言一言で中で揺らいでるのがわかる。プロデューサーを先にイかせてそれを弄るまでは負けたくないという気持ちに満ちていた、けれど。
 耐えてることにずっと気を向けていたあたしは肝心なことを忘れていた。

 飛んでくことがイくのだと思っていたのはハズレ、風船は空気を入れすぎると……
 あたしの中で何かが広がっていく。
 わかんないのが膨らむ不安があったけど鎮め方もわからないからプロデューサーに縋って必死に抑え込もうとする。
 これがだめ押しになった。
 突如ぱん、と何かが弾け、中身が一気にぶちまけられてしまう。
 溜め込んでいた快楽が熱となって一度に暴れだした。
 
「ひゃはっ! あぁああぁう!?」
 いきなりで何があったのもわからず焦り、叫びだしてしまう。

「だめ、とまっ……んうううう!?」
 あたしの奥も抱きつくかのように一気に収縮しちゃう。一気に太くなったと錯覚してしまって強すぎる快楽でもっと頭が回らなくなる。
 下腹部に入りきらなかった熱が全身を焼いていく。体全体が電気ショックを受けたかのように足や手がピンと強張ってしまう。下は濃い愛液を外に溢れるくらいに吐き出して。喉は引き攣った声を。腕は拠り所を求めて爪を立ててしまう。涙や汗の体液なんかも内側から吹き出てしまって。
 衝撃は全身に走っていき、あたしの全部を壊していった。
 最終的には頭が真っ白になってなにも考えられなくなってしまった。

 なかがあつい。
 ぷろでゅーさーがひんやりしてる。
 なにかんがえてたのかもおもいだせん。
「お、おぉぉ~……」
 のどもあたまもおまんこも、からだのうちがわがぜんぶどろどろしてる。
 つかまらないと。はなれちゃやだ。つながったままがいいんだから。

〜〜
「言わんこったない……」

 全身の力が抜けてぐったりとプロデューサーにへばりついている周子の上から呆れたような声。
 結局言われてたた通りになってしまい返す言葉もない様子だかそもそも聞こえているのかも怪しい状況。
 無言の時間がしばらく続く。
 しばらく経った後、顔を見せないままもぞりと動いた瞬間に口を開く。

「まあイった顔は好きだけどな」
 小さくや、と聞こえたが気にせずに抱きついてるのを引き剥がして顔に張り付いた髪をめくり上げられそんなことを言い出した。

〜〜
 あたしの顔はちょっと経ってもまだ冷めやらぬ感じ。きっと中に劣らず溶けきってだらしない顔になってるはず。潤んだ瞳、朱が映える白かった顔、まともに見せたことの無い泣き顔、見なくてもわかるもん。その状態からいくら羞恥で頬を染めてもきっと余計に興奮させるだけ。抵抗したくても力が出てこない。
 それにイった顔が好きだなんて今じゃなくても流石に見られるのが恥ずかしいってのが勝つんやと思う。
 何回見られてもきっと慣れない、最初に見られた時は責任とってと泣きついたらもちろんとるってキスでお返しされたしやっぱり上手くいかないのかもしれない。けど心を占めるのは不思議と復讐心だけではなかった。
 でも今はちょっとだけ違う。
「知らんし……あほぉ……」
 必死で抗議したらまた奥で大きくなって顔が熱くなった。

 余裕を保っていたかったけどあっという間に形成逆転されちゃった。
 あたしだけイってた敗北感と快感でぐちゃぐちゃになっていた。
 悔しさに胸をちりっと焼かれたまま上のシャツを脱がしていき、そのまま見えた鎖骨周りにかぷりと噛み付く。
「あたっ……」
 痛がってるけど気にせず力を込めて跡をつける。
 ここなら服に隠れるから大丈夫なはず。
 プロデューサーがイく時にまたイかされちゃうし小さく抵抗の証を残す。
 そんなことをしても頭に残ったどろどろはまだ晴れないのはわかってるけど止められなかった。

「そろそろイくぞ」
 プロデューサーもそろそろ我慢の限界なのか動きにどことなく力が入ってる。

「やっ、だめ、今イったら……」
 なんて言葉は本心じゃないしプロデューサーにはきっと全部お見通し。
 多分弱いとこも見透かされるからやっぱり好きなんやと思う。
 それに衣装も脱がずにヤろうって提案したあたしに乗って着たままやってるんだしそこもきっとお似合い。
 いつものプロデューサー像から見てたらそんなことは言い出さないけどあたしだけがこの姿を見ることができる。
 この瞬間が終わってしまったらこれの関係も見えなくなる。だから今だけは一緒に溶け合いたい。

「あたしの中でイって欲しい、一番奥にある子宮にいっぱい出して欲しい」
 中で咥えているのが暴れた。
 口で出した時みたいにもうすぐイきそうなんだなって悟る。
 今度はちょっかいも出さずにプロデューサーが出したくなった時に出せるようにと全部を任せていつでも受け止められるようにする。
 確かなペースで奥の弱いとこを突かれてあたしも絶頂の階段を確実に登っていってる。
 このタイミングで出されたら今までで一番気持ちよくイけるって瞬間はすぐそこ。
「もっかい」
 とだけ言いまたひっつく。
 背中をさすられるとなんかほわっとするから、感覚のままに両手両足も合わせて一ミリたりとも隙間ができないくらい密着する。するとあたしの絶頂も顔を見せた。
 もうすぐとわかってもその時まではもどかしくなってしまう。
 でも抱き合えるならずっと待っていられる。一つになれば長くても大丈夫。
 するとあたしの最奥でぷくっと膨らんで……。
 最後の瞬間、同時に果てた。

 プロデューサーのおちんちんが中でたっぷり精を吐き出してる♡♡
 お腹の奥で熱がみちみちって押し広げられている♡♡♡
 何度となくイって待ちわびていた子宮は出てきたのを全部飲み込んでしまおうとどんどん広がっていって膣内はもっと絞りとろうと動き回る。プロデューサーのもそれに応えるかのように重くて熱いのを中に送り出してる。
 ようやくの中イキで奥は喜び回って心の奥も満たされていく。そして満たされるといえもう一つ。

 結局、入る瞬間は直視できなくて目を向けてなかったから生なのか気にしてなかったけど気持ちよかった。
 そういえば一番最初にゴムを付けるとか言ってたのを思い出す。
 よくよく見てみたら根本に輪っかがついてた。残念。
 中に出されたらやっぱり気持ちいいんかね?
 こう……口にどくどくって出てるのがお腹に出たら……♡♡
 今度大丈夫な日に誘ってみようかな。
 出される感覚から本番の時を空想してきゅんきゅんしながらプロデューサーにさっきよりも余計にべったりとひっついて体の熱を時間の許す限りずっとずっと感じ続けていた。

~~
「しっかしライブしてエッチしたしお腹すいたなー」

 熱もようやく冷めてきたとこでぼやいてたら水と八つ橋を押し付けられた。

 一口食べると普通のよりも強い味。
 いっつも口でしてるからニオイをごまかす用の特別製。
 水と合わせて口内が浄化されるーとか心で言いつつもぐもぐ食べながら事の顛末を見届ける。

 慣れた手つきで後処理をするプロデューサー。タオルを片手にあたしの体も綺麗にしていく。
 汗とかいろいろで汚れちゃった衣装もぱっと見ではわからないくらいにまで戻されたのは凄い。聞いたら前怒られたからとのこと。でも衣装えっちは辞める気はないみたい。
 ちょっとどころではないくらいに濡れた下なんかもしっかり触られるけどプロデューサーがその気じゃないしあたしも流石に疲れちゃたからじっと動かずに終わるのを待つ。

 お風呂で体洗われる時ってこんな感覚なんかね。そしてそのまま狭い浴槽であたしの中を…
 やばっなんかちょっとだけ興奮しそうになった。
 もしあたしが男の子なら間違いなく今ので立ってた。
 こんなことで女の子で良かったと思うのも複雑。あ、でも女性になったプロデューサーは見てみたいかも。

 散らかった二人の体液を全部拭き取って使用済みのゴムと一緒に密閉袋の中に。
 後は消臭スプレーをして乱れた服を戻すくらい。

 あたしがテキトーなこと考えている間にもプロデューサーはちょっとだけ脱ぎ散らかしてたのをまた着せて目立つシワなんかも戻して。

 そんなこんなが完了してよくあるライブ後の状態に。

「よし……このあと焼き肉にでも行くか?」

「え? 本当に? いよっ、太っ腹~」

「ほら、さっさと着替えて行くぞ?」

「はいはーい」

 お互いにちゃんとするべき事はする
 たまにこっそりとヤったりもする
 あくまで表面上はドライで
 ただし肉には割とがっつく
 これくらいの関係性がお似合いかも?

 あと人間火力発電所が二基できたらしいね

以上です。
ここに出すくらいにふさわしいssがまた書けたら来ます。
それでは。

乙、また書いてくれ

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