アイドルマスターシンデレラガールズ二次創作です
季節は夏、短編、書き溜め済
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みく「りーなチャン、今日のお夕飯なに?」
李衣菜「すき焼き」
みく「夏なのに?」
李衣菜「夏なのに」
みく「鍋いっぱいに?」
李衣菜「鍋いっぱいに」
みく「二人しかいないのに?」
李衣菜「二人しかいないのに」
みく「……」
李衣菜「……」
みく「……」
李衣菜「……」
みく「やってやろうじゃねえかあああああ!!!」
李衣菜「よいしょおおおおおおお!!!」
ドンッ! カチャカチャ カチャッ
みく「お手を合わせてぇぇぇぇぇぇ!!!」
みく・李衣菜「「いただきます!!!!」」
みく「うらあああああああ」シュバババ
みく「あっつ!!あっつぃ!!」
李衣菜「ちょ、ふーふーして!ふーふー!」
みく「ふううううううううう」
李衣菜「おらああああああ!!!」ズババババ
李衣菜「うまいうまいうまいうまい」ムシャムシャ
みく「ふううううううううう」
李衣菜「うめえええええええええ」ガツガツ
みく「肉ばっか食うなや!!!」
李衣菜「ロック!!ロック!!!」バクバク
みく「肉ううううううう」ズババババ
李衣菜「私の皿から取らないでよ!!!」
みく「うまあっっつぃぃーー!!」ムシャムシャ
李衣菜「バカ!ふーふーしなさい!」
みく「ふううううううううう」
李衣菜「肉返せええええええ!!!」ズババババ
みく「嫌じゃあああああああ!!!」
李衣菜「野菜くええええええええ」ズババババ
みく「みくのとこに置くなや!!!」ズババババ
李衣菜「私のとこに戻すなや!!!」ズババババ
みく「ふううううううううう」
李衣菜「はよ食えやぁぁぁぁぁ!!!」
みく「……あっっっついーーーー!!」ムシャムシャ
李衣菜「いつまで熱がっとんじゃあああああ!!!!」ガツガツ
みく「あっつーーー!!あっついーーー!!!」バクバク
李衣菜「うるせええええええええ!!!」ムシャムシャ
みく「うめええええええええ!!!」ガツガツ
李衣菜「黙って食えやあああああああ」バクバク
みく「おめーもなあああああああ!!!」ズババババ
李衣菜「うめええええええええ」ガツガツ
ーーー
みく・李衣菜「「ごちそうさまでした」」
李衣菜「どうだった?」
みく「熱すぎてよくわかんなかった」
李衣菜「そっか」
みく「……あ、でもお肉いっぱいあって嬉しかった」
李衣菜「今日、セールやっててさ」
みく「鍋ものっていいよね、いろいろ食べられるし」
李衣菜「出た、健康オタク」
みく「オタクって程じゃないよ」
李衣菜「魚も食べなよ、魚のほうがタンパク質の質が良いんだよ」
みく「そんなのロックじゃない」
李衣菜「なにおう」
みく「……今度、魚を克服する会やりたい」
李衣菜「七海ちゃん呼ぶ?」
みく「いきなりラスボスはちょっと……」
李衣菜「でも、この前ユニット組んでたじゃん」
みく「お仕事は楽しかったけど、魚ネタはほんときつかった」
李衣菜「悪気はなさそうだけどね」
みく「あったら最悪だし」
李衣菜「でも、みくちゃんが魚を克服するって言ったら、すごく喜びそうだけど」
みく「……呼ぶかー」
李衣菜「むしろ教えてもらおう、どう克服したらいいか」
みく「……火を通すとね?ちょっとマシになるの」
李衣菜「それくらいなら私でもできるよ」
みく「李衣菜チャンはね、違うの」
李衣菜「なにが?」
みく「焼き加減が、絶妙にみくの苦手な焼き加減で仕上げてくる」
李衣菜「ミディアムレア?」
みく「あれはダメ」
李衣菜「美味しいのに」
みく「というか、焼き魚にレアとかないから」
李衣菜「美味しいのに」
みく「じっくり、じっくり焼くの」
李衣菜「なんか、待てなくて」
みく「なにそれ、ちょっとロック」
李衣菜「この前、なつきちに聞いたら」
李衣菜「『アタシくらいになると、もうサッと焼いて終わりだな、もうしゃぶしゃぶくらい』」
みく「なんで焼き魚の話になったし」
李衣菜「一回やってみたら、お腹壊して」
みく「当たり前でしょ」
みく「アイドルなんだから、体調管理には気を付けないと」
李衣菜「さっきお肉ばっか食べてたくせに?」
みく「ああいうときはいいの」
李衣菜「私のぶんがなくなっちゃうじゃん」
みく「弱肉強食だし」
李衣菜「焼肉定食?」
みく「は?」
李衣菜「……ごめん」
みく「え?マジのやつ?」
李衣菜「いや、全然違うこと考えてた」
みく「何?」
李衣菜「いや、あとででいいよ」
みく「ふーん……」
李衣菜「なんの話だったっけ」
みく「みくが魚を克服したい話」
李衣菜「あー、そっか」
李衣菜「かまぼこは?」
みく「すり身はいけるの、臭いがダメ」
李衣菜「じゃあさ、豊洲行こうよ」
みく「は?」
李衣菜「臭いを克服すればいいんでしょ?」
みく「自分、何言ってるかわかってんの?」
みく「くっさいものに囲まれて臭いに慣れると思う?」
李衣菜「ギターの練習と一緒じゃないの?」
みく「もっとこう……本能的な」
李衣菜「難しいなぁ」
みく「李衣菜チャン、嫌いな食べ物とかないの?」
李衣菜「うーん……」
李衣菜「あ、昔はトマトが苦手だった」
みく「……今は?」
李衣菜「生だとダメだったんだけど」
李衣菜「なんか、気づいたら食べられるようになってた」
みく「ふーん……」
李衣菜「だから、みくちゃんもそうなんじゃない?」
みく「……想像つかない」
李衣菜「じゃあ、これは?」
李衣菜「みくちゃんは猫が好き」
みく「うん」
李衣菜「猫は魚が好き」
みく「……」
李衣菜「じゃあ、みくちゃんも猫好きであるべき」
みく「……言いたいことはわかるけど」
みく「みくは別に、ロックそんなに好きじゃないし」
李衣菜「……え?」
みく「なんでもなーい」
みく「七海ちゃん、いつ呼ぶ?」
李衣菜「え?うーん……」
李衣菜「オフ、合うといいけど」
みく「どうだろうね、最近忙しいみたいだし」
李衣菜「夜なら空いてるかな?」
みく「七海ちゃん、寝るのめっちゃ早いよ」
李衣菜「そうなの?」
みく「遅くても8時だって」
李衣菜「早っ」
みく「釣り行く時は朝早いから、もう習慣になったって」
李衣菜「うーん、8時はきついなぁ」
みく「七海チャン、寮じゃないし」
李衣菜「あれ、実家だっけ?」
みく「青森から引っ越してきたんだって」
李衣菜「あー……」
李衣菜「すごいね、まだ14歳なのに」
みく「しっかりしてるよね」
李衣菜「私も頑張らないとなぁ」
みく「……ギター、最近やってる?」
みく「なんか、今日も持ってきてるけど」
李衣菜「まあ……やってる」
みく「なんだっけ、名前」
李衣菜「イグラット」
みく「そう、それ」
みく「……なんでイグラットなの?」
李衣菜「ほら、guitarを並び替るとさ」
みく「……あー」
みく「なんかまた、好きなバンドとかかと思ってた」
李衣菜「それはなんか……違う」
みく「そうなんだ」
李衣菜「うん」
李衣菜「……あ、でもね」
みく「なに?」
李衣菜「ΦωΦver!!がね、ちょっと弾けるようになったよ」
みく「……ほんと?」
李衣菜「うん、やってあげよっか」
みく「え、見たい」
李衣菜「いいよ、よいしょ」スッ
グイ スルッ
李衣菜「……よっ、と」グッ
みく「……なんか、ちょっとサマになってきた?」
李衣菜「え、ほんと?」
みく「いや、気のせいかもだけど」
李衣菜「えー」
李衣菜「まあ、いいや」
李衣菜「えっとー……いま、はーしりーだすー」ジャーン
李衣菜「ゆーめと、きーせきがー、ひかってー」ジャーン
李衣菜「ほとば、しるービー、トー、だきーしめてー」ジャーン
李衣菜「うたーうかーらー」ジャーン
李衣菜「……っていう感じで、サビは一通り」
みく「……おお」
李衣菜「どうだった?」
みく「……エレキギターだから、ちょっとわかんない」
李衣菜「さすがに、部屋でアンプ繋くのは……」
みく「ちっちゃいのあるんじゃないの?」
李衣菜「あるけど、それなりに響くし」
みく「そっかー」
李衣菜「ま、ライブでね、そのうち」
みく「楽しみにしてるね」
李衣菜「任せといて」
李衣菜「……懐かしいね、ΦωΦver!!もさ」
みく「ん?」
李衣菜「この部屋で作詞したじゃん、2人で」
みく「あー……あの時は大変だったね」
李衣菜「めちゃめちゃケンカしてたよね」
みく「目玉焼きがどうのとか?」
李衣菜「あはは、そうそう」
李衣菜「まあ、ケンカは今もあんまり変わらないけど」
みく「……でも、あの時がなかったら、今のみくはなかったと思う」
李衣菜「……うん」
李衣菜「それは、私も」
みく「……うん」
李衣菜「いつも、ありがとね?みくちゃん」
みく「……うん、李衣菜チャンも」
李衣菜「へへっ、どういたしまして」
みく「……」
李衣菜「ねえ、みくちゃん」
みく「なに?」
李衣菜「私がいつか、ギターが引けるようになった時は」
李衣菜「絶対、二人で一緒のステージ、やろうね」
みく「……うん」
みく「待ってる」
李衣菜「うん、もうすぐだから」
みく「……ほんと?」
李衣菜「ほんとだよ」
みく「……そう言うわりに、練習してないでしょ」
李衣菜「……ばれた?」
みく「……反省して?」
李衣菜「……もっと頑張ります」
みく「……ん、ゆっくりでいいから」
みく「いつか、絶対、ね」
李衣菜「……うん」
みく「……約束」スッ
李衣菜「……ん」スッ
みく・李衣菜「「ゆーびきーりげーんまーん」」
みく「うーそつーいたーら」
李衣菜「はーりせーんぼーんのーます」
みく・李衣菜「「ゆびきった」」
みく「……じゃあみく、お風呂入ってくるね」
李衣菜「ん、おっけー」
みく「覗かないでね?」
李衣菜「覗かないよ」
みく「……ぷっ」
李衣菜「くくっ」
みく「李衣菜チャン、照れてるじゃん」
李衣菜「それはみくちゃんでしょ」
みく「はいはい」
みく「……ねえ、二人で入る?」
李衣菜「んー……」
李衣菜「入る、狭いけど」
みく「……」ベシッ
李衣菜「いたっ」
みく「……いつか、お風呂の広いお家に住みたい」
李衣菜「……そだね」
みく「……トップアイドルになったら、住めるかな」
李衣菜「じゃあ、私が先だね」
みく「なにおう」
李衣菜「あはは」
李衣菜「……一緒がいいよ」
みく「……うん」
李衣菜「二人で、頑張ろう」
みく「うん」
李衣菜「よっし……お風呂入って寝よ!」
みく「明日も早いもんね」
李衣菜「5時半起きかぁ……みくちゃんに起こしてもらおう」
みく「……置いてくから」
李衣菜「えー、一緒にって言ったのにー」
みく「じゃあ……抱えてく」
李衣菜「……やっぱ起きる」
みく「……そういえばさっき、何考えてたの?」
李衣菜「え?いつ?」
みく「ほら、焼肉定食の」
李衣菜「……あー」
李衣菜「えー……恥ずかしいからいいよ」
みく「なに?」
李衣菜「……私も肉いっぱい食べたら、みくちゃんみたいになるのかな」
みく「……セクハラ」
李衣菜「……ごめん」
みく「……揉んだら大きくなるって言うけど」
李衣菜「……それ、セクハラじゃない?」
みく「……」ベシッ
李衣菜「いたっ」
みく「ほら、早く入ろ」
李衣菜「はーい」
以上です、オチなし
しばらくRにとばされていたので、投稿できて一安心です
前作
【モバマス】未央「目の数なら28つ」凛「怖いね」
【モバマス】未央「目の数なら28つ」凛「怖いね」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1539871204/)
乙
最初の妙なハイテンションからの後半の話への切り替えなんなんだよwwww
おもしろかったぞい
おつ
すき焼きは関東風だよね
>>18
なんでにゃあああ
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