【安価】咒徒と呼ばれる人類の敵を殺す秘密組織の物語 (20)

S市郊外の廃病院にて肝試しに訪れた十四名の内一名が生存。
残り十四名が腸をくり抜かれ惨殺死体となった。

尚、この犯行は人間では無く、第弐級咒徒によるもの。

生存者一名は後の部隊に回収され、現在療養中―――。


崩れた廃病院。

嘗ての旧友は血肉に成り果てた。

自分も死ぬのだろうと思っていた時に。

俺はその人に出会った―――。

「よゥ、生きてるかい?」

・ ・ ・ ・

目が覚めると其処は白い部屋。

消毒液の臭いがする場所で、俺は体を起こす。

ベッドの上、何故こんな所に居るのだろうか。

そう考えて、部屋の扉が開かれる。

どうやら、誰か入って来たみたいだ。

「よゥ、生きてるかい少年?」

所々跳ねた黒髪の男。

俺はその姿を見て何かを思い出しそう―――。

「一時的な記憶混乱ってのは言う通りか、じゃあよ、お前自分の名前を思い出せるかい?」

名前?
そういわれて、俺は名前を思い出す。

【安価】
事情により↓1~7まで。

長谷川 妙高(はせがわ みょうこう)

井村 奈緒

松原早耶

龍崎 巽(りゅうざき たつみ)

鈴木 太郎 すずき たろう

星影 紅葉(ほしかげ こうよう)

田中太郎

芥川 浩介

SS速報に建てたと思ったけど何故かRに移動してた。

最後の芥川浩介に決定。残りは後々。



「芥川……浩介」

自分の名前を口にした。

「芥川ね……じゃあ文学くんだ」

何故そうなるのだろうか。
俺の名前が文豪として掠っているからか?

「俺の名前は龍崎巽。対咒徒組織に属する第三部隊の隊長だ」
「対、咒徒……?」

「対咒徒ってのは咒徒をぶっ殺す奴らの事」
「部隊は第一から第六まであって、その中で俺たちは穏健派なんて呼ばれてる」

「いえ、そういう意味じゃ無くて……」
「? なんか、聞きたい事でもあんのか?」

そう、龍崎と呼ばれた男は言う。
俺の頭の中は滅茶苦茶で、何を話せば良いのかわからないけど。
それでも、何とか言葉にして、形にして、三つ程考え出した。

質問
↓1~3


咒徒とは?

自分の身に何があった

あんたも龍がつくから、文学だろう。
文学くんじゃなくて、別な名前がいい

「あんたも龍がつくから、文学だろう
 ……文学くんじゃなくて、別な名前がいい」

「じゃあダストリバーを略してダスリバくん」

……どうやら、この男のネーミングセンスは壊滅的らしい。
ありえないが、もし出くわしてダスリバくんなど言われてみれば……想像を絶する屈辱だろう。

「文豪でいいです」

「あ、そう?じゃあ文豪くん。何か質問はあるかい?」

そう、再度龍崎はそう言った。
俺は、一つ、疑問を解消(出来てないが)したので、残り二つ、考えた質問をする。

「咒徒とは?」

「咒徒ってのは人を殺す呪いだよ」

龍崎と言う男はそう言った。

「殺意や憎悪の塊、人を殺す為なら手段を択ばないような奴らだ」

「元々は妖怪や鬼の類で昔はそう呼ばれたけど、今は咒徒って呼ばれてる」

……つまり、俺は覚えてないが、この世には超常の生物がいるという事か?
………にわか信じられないが、微かに記憶に残る、あの崩れた病院が妙にリアルで、否定出来ない。

「……俺の身に、何があったんだ?」

覚えている記憶を頼りに、それでも思い出せない部分を補完する為に、龍崎に質問する。

「君はクラスの皆で廃病院へ向かったんだ」

龍崎は自分の癖毛を気にしながら飄々と答える。

「その廃病院にはどうやら咒徒が潜んでいたらしくてね」
「第弐級レベル。第壱級だったら十五人全員で掛って殺せる」
「けど第弐級じゃあどうにもならなかったみたいで、君以外の全員、死んだよ」

そう、最悪の発言をした。
だが、どうやら自分の中では、そうショックではないらしい。
記憶が抜けている為だろうか。

「そんで、文豪くんは現在、選択を迫られてるんだ」

「選択?」

「そ。選択ってのは二つ。記憶を消して日常に戻るか、俺たちの部隊に加入するか」

「前者は日常に戻るけど、以降咒徒に狙われる毎日になる」
「後者はキッッツイ訓練が待ってるけど、それを乗り越えたら咒徒に対抗出来る手段が取れる」

「すぐに決めても良いけど。一応君の運命が掛かってるから、よく考えた方が良い」

俺の運命が決まるだと………?
重大な所じゃないか。

「……龍崎さん、質問はありですか?」

「いいよ。加入する、加入しない。質問するの三つで決めようか」

加入する。
加入しない。
質問。

安価↓2

加入する

質問
組織母体は大きそうだけど、国?それとも企業?
もしも雇用したいってなら、給与形態とかの雇用契約の証明書あります?
あと、貴方個人権限で雇っていいものなの?上司に相談した方が



「国でも企業でも無く、世界だよ」
「俺たちは世界の意思で動かされている雇われさ」
「所謂、奴ら咒徒は地球の認識ではがん細胞でしかない」
「そういう理由で雇用云々は無いんだ。生きる為に必要な金は一応出るけどそれなりかね?」
「個人権限ってのは……あー、まあ何て言うかな。俺は部隊の隊長で、個人的に助けになりたいだけだよ」
「一応日常を生きたいのなら四六時中では無いけど俺の部下が監視させる」
「まあ高校生だしな、まだ青春を謳歌したいって気持ちも分かるしな」
「文学くんの人生は文学くんが決めるものだ。好きにすれば良い」

一応安価ループ

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質問

安価↓2

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