由愛「たまには筆じゃなくて耳かきを」 (9)



きっかけは一つの汚れでした。

学校が休みだったので朝早くになんとなく事務所にいくと、

ソファーで仮眠をとっているプロデューサーがいました。

そしてプロデューサーが耳から何かがポロッと落ちたのです

由愛「・・・これは、耳垢・・・?」

そう、耳垢です。耳に溜まる垢なんです。とりあえずティッシュでとってゴミ箱に入れます

P「・・・・ん」

由愛「あ、起きちゃいました。・・・おはようございます、プロデューサー」

P「・・・おはよう、もう朝か・・・皆が来ちゃう」

由愛「・・・まだ早いから大丈夫ですよ。また泊まり込みですか・・・?」

P「LMBGも人が増えてきたからね・・・資料作ってたらいい時間になっちまった」

シャワーあびて髭そってこねえと・・・なんてぼやいて頭をボリボリかいています。

・・・いつも私達の前にいるときのプロデューサーは綺麗なスーツに身なりをピシッとさせています。

でも常にきれいな人なんているわけないですから、なんていうか貴重なシーンを見た気がしました。

P「ていうか由愛。こんな時間にどうした?」

由愛「は、はいっ!?・・・学校がないのでなんとなく事務所にきちゃいました」

P「そっか・・・格好がだらしなくて悪い。ちょっと身だしなみ整えてくるわ」

由愛「・・・あ、はい」

P「普段はきっちりしてるつもりけど由愛にバレちゃったなあ」

由愛「・・・二人だけの秘密、ですね」

P「由愛がいいならいいけど・・・だらしなくてごめんな」

由愛「寝起きは誰だってそうだと思います・・・」

P「まあいいや、行ってくる・・・シャワー浴びてないのは皆には内緒な?・・・髪は洗うけど」

由愛「・・・ふふっ。いってらっしゃいです」

P「な、内緒にしてくれよ?」

そういってプロデューサーが洗面所の方に行きました。私達が使わないプロデューサー専用の場所です

水道の位置が高い上ひげ剃りやシャンプーが置いてあるので子供達は踏み台がある方を使います。

プロデューサーがおヒゲや髪を整えてるのが見えます。

・・・・そして中のTシャツを着替えようと上を脱いで・・・着替え!?

P「パンツないからあとで銭湯でも・・・どした由愛?」

由愛「・・・・・・・なんでもないです」

すごいレアなものを見てしまいました・・・、プロデューサーのスーツどころかシャツまで脱いでる所なんて

下手したら一生見れないかも・・・。じゃなかった、ちょっとやりたいことがあったんです。

着替えているプロデューサーの写真をこっそり撮ります。これは後で絵の題材にします。

そして、確かこの辺に・・・あった。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532099018




P「ふーさっぱりした。今日は早めに帰って・・・由愛?」

Tシャツにスラックスのプロデューサーが戻ってきました。

由愛「・・・プロデューサーにお願いがあります」

P「お願い?」

由愛「お耳を掃除させてください」

P「・・・・・え?」

さっきプロデューサーを見た時に耳垢が落ちてくるくらい溜まっていることを見つけたこと、

耳かきがここにあること。そして私はママの耳掃除をやったことがあることを伝えました。

P「わかった。耳かきを貸してくれ」

由愛「・・・わかってないです・・・・どうぞ」

ソファーに座ります。さっきまでプロデューサーが寝ていた場所で、さっきまで頭があったところに座って

膝をポンポンと叩きます。

P「・・・・・・だめ?」

由愛「どうぞ」

平静を装っていますが私の顔は今プロデューサーにもわかるくらい真っ赤だったでしょう。

そして気を使われています。無理してると思ってます。実際無理してますけど・・・

由愛「どうぞ」

P「・・・どうも」

由愛「じゃ、じゃあ右耳からいきますね」

・・・大人の男性に耳かきをしてあげる、日菜子さんがいたらすごいリアクションしてくれたかもしれないですね。

そう思いながら耳の周りを簡単に取っていきます。

シュッシュッツイー・・・シュッシュッツイー・・・

由愛「やっぱり汚れてます・・・最後に耳かきしたのはいつですか?」

P「・・・・・・・いつだったかな」

由愛「定期的にやらないとだめです・・・」

P「ごめんなさい・・・」

シュッシュッツイー・・・シュッシュッツイー・・・

・・・外側が取れました。ティッシュに乗せていよいよ耳の中に入れていきます。

あまり中にいれてはいけないので、やさしく・・・

P「うぐっ」

由愛「・・・い、痛かったですか?」

P「だ、大丈夫・・・ちょっとざわっとしただけだから」

由愛「・・・」ウズッ

・・・はっ。何か今、イケナイ気持ちがこみ上げてきたような・・・きのせいですね。作業を続けましょう。

カリッカリッスー コリッパリパリッ、スーーーー・・・

・・・うん。大丈夫・・・手元は狂ってない。

カリッペロッスー カリッコリッスーーーー・・・

プロデューサーの耳垢はそれなりに取れやすいのでポロポロ取れていきます。

由愛「・・・やっぱり溜まってますね」

P「そ、そう・・・ごめんね。ありがとう」

由愛「大丈夫です・・・」


~~~~~~


由愛「右耳が終わりました・・・!」

P「あ、ありがとう」

そう言って立ち上がろうとするプロデューサー・・・待って。

由愛「駄目です、もう片方残ってます」

P「いや、だってソファー狭いから由愛が移動してくれないと・・・」

由愛「・・・・あ」

そっか、私が端っこにいるから逆の耳をやるには私が移動しないといけない・・・いや、ここは

由愛「・・・・・・・・・・寝返りすればいいと思います」

P「・・・大丈夫?無理してない?」

由愛「へーきです・・・」

平気な訳がない。顔は赤を通り越していることでしょう。プロデューサーは気づいています。

P「・・・ま、まあそういうなら」

由愛「・・・お願いします」

そういってプロデューサーは私のお腹に顔を向けました・・・距離が近いです

由愛「・・・じゃ、じゃあ始めていきますね」

P「・・・あっ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お願いします」

由愛「じゃあまた周りから・・・」

P「頼むわ」

作業を始めます。

カリッカリッペロッスー カリッコリッパリパリッ、スーーー

プロデューサーは目を瞑ってしまいました・・・気持ちいいのかな?だとしたら嬉しいです。

頑張らなきゃ・・・そう思いながら優しく手を動かしていきます・・・少し楽しいです



~~~~~~~~~~~


由愛「終わりました!」

P「・・・ありがとう」

プロデューサーが立ち上がろうとするのを手で抑えて顔を耳に近づけて

P「由愛?」

由愛「・・・またやってあげますね」

P「・・・耳元でささやかないでほしいなあ」

プロデューサーの顔が赤いです。・・・・えへへ、これでおあいこ

由愛「・・・えへへ・・・」

改めて立ち上がったプロデューサーが一言。

P「・・・次やってもらうことには嬉しいし、俺自信も賛成ではあるんだけどさ」

由愛「?」

P「・・・次はスパッツ履くか、もう少し長いスカートにしたほうがいいと、俺は思う」

由愛「!?」

自分の膝下を見ます、今日はちょっといつもより短めのスカート・・・寝返りのときに微妙にめくれてる・・・?

寝返りしてすぐプロデューサーが目をずっと閉じていたのも・・・・もしかして・・・・・

由愛「あのー・・・・」

P「・・・ごめん」

由愛「~~~~~////・・・・プロデューサー・・・えっちです」

プロデューサーのほうが一枚上手でした・・・なるべく見ないようにしてくれてたんだ・・・

P「・・・・も、もうちょいしたら皆が来るな。朝ごはんでも食べに行くか?」

由愛「・・・行きます」

P「俺がいつも行ってるところでいいよな?あ、由愛」

由愛「・・・うう」

P「気持ちが嬉しかったよ。ありがとう、これからもよろしくな」

由愛「~~~~~~///・・・・・はい」

・・・・・朝ごはんを食べても、皆がきてもしばらく顔の火照りは収まりそうにないようです・・・・






以上です。ありがとうございました。モバマスSSFに投稿したものママでございます。ちょっとテストも兼ねてこちらにあげさせていただきました。

で、まあこれをあげた理由なんですが耳かきモバマスSSもっと増えて。お願いします!色々やってください!

耳かきSS増えると私が嬉しい。皆も読めて嬉しい。Win-Winですね?

SS自体は短いです

ああああああ尊すぎて消滅する…

もう消滅した

Pがくさそう

由愛ちゃんがSっ気を起こしそうなので、全裸にして朝までいじめてきますね

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