※ガヴリールドロップアウトのSSです。設定はもしも、ガヴリール達が人間の心に潜む「善と悪(悪魔と天使)」だったら…になります。
※タイトルの部分が、某有名漫画のアニメのEDっぽいですが、一応それを参考にしました!
~ある日~
人間「~♪ おや、落し物か! どうやら、誰かの財布みたいだけど、一応、中を確認と……」ゴソゴソ
人間「うわっ、紙幣がたくさん入ってる!? どうしよう~、周りには誰もいないからこのままネコババしようかな? いや、でも、それじゃあ悪い事だし、しっかりと交番に届けようかな??」
人間「あぁーーっ、一体どうすればっ!!?」
善(ヴィーネ)「ネコババはいけないわ! このまま交番に届けるべきよ!!」パッ
人間「えっ、なに? もしかして、俺の良心か!?」
悪(ガヴリール)「おいおい、何言ってんだよ! 回りに誰もいないからこそチャンスだろうが!! このままネコババして自分の為に使えよ。私だったら、もちろん課金に使うけどな!」パッ
人間「わっ、もう一人出て来たぞ!? 今度は、俺の悪の心か!?」
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ヴィーネ「こんなのの声に耳を傾けちゃダメよ?」
ガヴリール「黙れ! おい、こいつの声に耳、傾けるなよ?」
人間「うぅ…一体、どっちの声に耳を傾けたらいいんだ!?」
ヴィーネ「お願い、私の声に耳を傾けて? 貴方はこのままお財布を交番に届けてあげるべきよ…したら、必ず良い方に報われるわ!」
ガヴリール「ふん、私の声に耳を傾けろ! いいか、お前はこのまま財布をネコババしろ…せっかく大金が手に入るチャンスなのに、それをフイにする必要はねぇんだ!!」
人間「うぅっ………んっ、待てよ!!?」
人間「お前たちは、それぞれ俺の心に潜む、善と悪なんだよな?」
ヴィーネ「そうよ。」
ガヴリール「当たり前だろ。」
人間「だったら、どうして反対なのかな? だって、悪い事を囁く悪の心は天使のような格好してるし、ましてや良い事を囁く善の心は悪魔のような角が生えてるし!!」
ヴィーネ「あぁ、これは…」
ガヴリール「簡単な事だよ」
ヴィーネ「だって私は悪魔で…」
ガヴリール「んで、私は天使だからな…。まぁ、今は堕天して、駄天使になってるけどな!」
人間「えぇ……。つまり、悪い心は天使で、善の心(良心)は悪魔って訳…。なんだそりゃあーっ!!?」ビックリ
ガヴリール「ってか、今はそんな事、どうでもいいだろ? さぁ、お財布をネコババしろ!」
ヴィーネ「ダメよ。交番に届けて!」
人間「………はぁ。」
人間「もういいや!」ポイッ
ヴィーネ「えっ!?」
ガヴリール「捨てただとっ!?」
人間「悪の心が天使で、良心が悪魔だって分かったら何だか両方とも信用できなくなったし…。それによく考えたら大金の入ってる財布ってなんだか危なっかしい感じだし…だったら、俺の答えはその場に捨てて放置だよ!」
ガヴィーネ「「なっ!??」」
人間「もう、誰かに拾われて勝手にネコババするなり、交番に届けるなり…好きにしてくれ。んじゃあな!!」テクテクッ
ガヴィーネ「「………」」
ヴィーネ「………ガヴ」
ガヴリール「んっ?」
ヴィーネ「私たちって何のためにいるのかな?」
ガヴリール「…知らん。それは私が聞きたい事だよ……。」
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