ちひろ「そのデスクどうなってるんですか」 (21)
モバP(以降P表記、ぷにぷにですよ~)「ほほう、これは中々…」カタカタカタカタ
ちひろ「すみませんプロデューサーさん、ホチキスの芯って持っていませんか?」
P「あるよ」ガタッ
P「はいどうぞ」
ちひろ「ありがとうございます」
P「200円です」
ちひろ「その減らず口縫い付けたろか」
P「ヒィッ」
ちひろ「まったくもう!」プンスコ
P「あれ、この前雑貨品の買い出し行った時に買わなかったんですか?」
ちひろ「いえ…買った事は買ったんですけど」
P「…」ヒョコッ
ちひろデスク「やあ」ゴッチャア
P「うわ机の上超汚ねぇ」
ちひろ「き、今日はたまたまです!色々と仕事が重なって…」
P「結婚できないパターンですな」
ちひろ「その瞼縫い付けてやろうか」
P「やめてくださいビルド観れなくなる」
ちひろ「そう言えばプロデューサーさんのデスクっていつも意外と綺麗ですよね。意外と」
P「ハハッ、心が綺麗なものですから」
ちひろ「あははははははははははははははははははははは!!」
P「くっ!助走つけて殴りたい!」
ちひろ「何かコツとかあるんですか?あ、今お仕事大丈夫ですか?」
P「構いませんよ。なろう小説読み漁ってるだけですから」
ちひろ「何してるんですか」
P「コレなんか面白そうですよ。HN三ノ宮明日香の『授業中にテロリスト~異世界でトンファー無双~』。みんなに勧めてみようかなと」
ちひろ「おいやめて差し上げろ」
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P「コツも何も、不必要なものは置かないようにしているだけですよ?ほら」
ちひろ「あ、ホント。意外ですね。持ち主は限りなくスチャラカなのに」
P「必要な書類はすぐ取れるようにパソコンの横の書類棚に入れてますし、急ぎじゃないものはこうして中央下の浅広い引き出しに入れてます」ガラッ
ちひろ「わっ、引き出しの中に仕切りつけてきっちりファイリングしてる。やだこの人埼玉出身のくせに几帳面」
P「お前は今全国3憶7千万人の埼玉県民を敵に回したぞ」
P「左側が比較的新しい書類、右に古い書類と区別しています」
ちひろ「へぇ~…確かに見やすいですね」
P「あとは今週号のジャンプぐらいですかね、ここに入れているのは」
ちひろ「ん?」
P「と言うかこれぐらいならそんな几帳面じゃなくてもやりません?」
ちひろ「まぁ…私も多少は整頓して使っているつもりですけど。…いや、単純にあなたがこんなキッチリしているというのがただただ意外で」
P「お前は普段俺のことを一体何だと」
ちひろ「業務モンスター」
P「………チッ!命拾いしたな反論が浮かばねえ!」
ちひろ「あ、折角ですから他の引き出しも見せてもらっていいですか?」
P「え」
ちひろ「…あ、もし人前に出せないようなアレなモノとか隠していらっしゃるのなら無理にとは…」
P「職場でそんな不健全なモン持ってくるかぁ!いいだろう受けて立ちましょう!」
芳乃「ほーっ」ガラッ
ちひろ「えっ」
芳乃「そなたー、れっすんに行って参りますー」
P「はいよ。夕飯は唐揚げだからなー」
芳乃「ひゃっほーい」トテトテトテ
P「さて、では今度は右側の引き出しを…」
ちひろ「あ、あの…そこの引き出しって書類が入ってましたよね?」
P「え?えぇ…今さっき見せたでしょ?ほら」ガラッ
ちひろ「…今、芳乃ちゃんどこから出てきました?」
P「ではまず一番上の引き出しから行きますねー」
ちひろ「どこから出てきました!?」
P「右側の一番上は文房具類ですかね。とは言ってもデスクの上の筆立てに大抵のモノ入れてますからホチキスの芯とか…あ、あと印鑑や重要書類もここですね」
ちひろ「あ、そこの使い道は私も同じですね。印鑑入れているので鍵でロックしていますけど」
P「俺もです。あ、付け加えると没収したゲーム機とかもここに入れてますね」
ちひろ「学校の先生ですか」
P「リオレウス狩りに没頭してレッスンすっぽかすアイドルが約2名ほどいますので」
P「普段一番使わない引き出しですね、ここは。そのせいで時々カギどこやったか忘れちゃうぐらいですよ」
ちひろ「いやいや、印鑑入れてるのに大丈夫なんですかそれ」
P「その時は李衣菜に頼むか芳乃にお願いしてますね」
芳乃「呼びましてー?」ガラッ
ちひろ「わっほい!」
P「あれ、芳乃レッスンは?」
芳乃「忘れ物をしてしまいましたのでー」イソイソ
芳乃「ではではー、行ってまいりますー」
P「いってらっしゃい」
芳乃「がんばるぞい」ピシャッ
ちひろ「…」
P「さて、では次は真ん中の…」
ちひろ「ちょいちょい!今芳乃ちゃんどこから出てきました!?」
P「…?」
ちひろ「怪訝そうな顔で首を傾げないでください可愛げの無い!」
P「ちょっと何を言ってるのかわからないので無視して次にいきますね?」
ちひろ「段々次の引き出しには何が入ってるんだろうってワクワクしてきた自分が悔しい」
P「真ん中の引き出しは結構広くて大きいので色々入れちゃってますね」
ちひろ「あぁわかります。私貰ったお菓子とか入れちゃいますね」
P「え、モバコインカードじゃないんですか?」
ちひろ「ていっ!」ゴスッ
P「ファイルの角は地味に凶器!」
ちっひは休日ジャージ族のイメージがあるけどコスプレの多さ、大変であろう三つ編みだし几帳面なんかな
P「確かに俺もオヤツとか入れちゃってますね、ここ。あとは雑貨とか色々と…」ゴソゴソ
杏「プロデューサー飴無くなったからちょーだい?あとゲーム返してー」
P「ほれ袋ごと持ってけ。ゲームは帰るときに帰してやるから」
響子「プロデューサーさん。星形の型抜きとか持っていませんか?」
P「偶然持ってるよ。けど包丁持ったままウロウロしないで怖い」
みちる「パッククロージャーありますか!」フゴッ
P「あげるから食べながらウロウロしない可愛いけど」
常務「MGエクシアの右肘関節パーツが折れてしまったのだが」
P「奇跡的に持ってますよ。と言うかバンダイさんに問い合わせてください」
時子「豚」
P「はいよ、味醂と白味噌」
仁奈「ハクビシンのきもちになりてーでごぜーますよ!」
P「丁度昨日作った着ぐるみがあるでごぜーますよ」
周子「ねぇねぇ、志希ちゃんの感度が400倍になるスイッチとか晶葉ちゃん作ってくれないかなぁ」
P「今朝暇潰しに作ってみたんよ」ポチッ フナァーーーーッ!?
比奈「S-61のトーン下さいっス」
P「人の引き出しを保管庫にしないでくれない?」
ちひろ「……」
P「っとまぁこんな風に色々適当に放り込んでるんでゴチャゴチャしてます…って何ですかその目は」
ちひろ「いえ…どこからツッコめばいいのかなぁ、と」
P「去年の忘年会でやった「お願い!シンデレラ 千川ちひろwithトレーナー4姉妹ver」のDVDもありますけど」
ちひろ「3000円までなら出しますからそれ渡してください」
うどんのつゆが出来上がったのでまた夜にでも…モンハン始めたらアレだけど
敏感な志希にゃん下さいな
5000円出すのでそのDVD下さい
いや黙ってつべに流した方が面白くね?(悪魔の囁き)
今年のエイプリルフールネタでありそう
テケテテン!四次元デスク~(のぶ代版)
P「とまぁ、こんな感じな真ん中の引き出しです」
ちひろ「明らかに引き出しの大きさに釣り合わない量のものが入ってましたけどどうなってるんですか」
P「そして一番下の引き出しですが」
ちひろ「どうなってるんですかってばよ」
P「ここは特に何を入れるって決めてる訳では無いです。特に何もなければ空にしてますし…」ガラッ
こずえ「むにゃぁ…」
P「…」
ちひろ「…」
こずえ「…しめてぇ…しめろよぉ…」
P「おやすみ」ピシャッ
P「…」
ちひろ「…」
P「そして一番下の引き出しですが」ガラッ
雪美「くぅ…」
ペロ「起きちゃうから閉めて」
P「すんません」ピシャッ
P「…」
ちひろ「…」
P「ここは特に何を入れるって決めてる訳では無いです。特に何もなければ空にしてますし…」ガラッ
イヴ「結構落ち着きますね~」
P「落ち着かんといて」ピシャッ
P「…」
ちひろ「…」
P「ど、どうなってるん!?」
ちひろ「そんな事知りませんよ!」
P「と、引き出しはこんな感じですね」
ちひろ「突っ込みどころしかありませんでしたね」
P「デスク上はパソコンと筆立てとファイルケースとフルボトルくらいしか置いていませんし。参考になりました?」
ちひろ「なると思います?」
P「時間の無駄でしたね」
ちひろ「まったくです。…あ、良い機会ですからもう1か所見せてもらってもいいですか?」
P「引き出しと引き出しの隙間に薄い本なんて隠していませんよ」
ちひろ「違いますよ。プロデューサーさんのデスクで一番摩訶不思議な場所をまだ見ていなかったのを思い出しまして」
P「ねぇよ、そんなとこ」
ちひろ「あるだろほら。ここだよここ!」
P「デスクの下なんて俺の足しかありませんよ」
P「あとはせいぜい…んしょ、っと」ゴソゴソ
P「あいたっ」
ちひろ「どうしました?」
P「噛まれました」
ちひろ「え?」
P「コラ誰だぁ」ズボッ
輝子「フフィ…」プラーン
ちひろ「輝子ちゃんが釣れました」
P「オツサンの指なんて美味しくないから。ペッしなさい。ペッ」
輝子「い、いきなり親友の手が来たから…か、噛めばいいのかと思って」アムアム
P「痛くすぐったいからやめなさい」
輝子「フヒ…」チュゥー
P「吸うな吸うな!」
輝子「じゃ、じゃあ…返すぞ」プーッ
P「ヤメロォ!」
P「指ベットベトになってもうた…ちひろさんで拭いていいですか?」
ちひろ「レアメダルにされたいんですか」
P「ヒィッ」
ちひろ「前から思ってたんですけど…そんなに奥まで足を入れてるのによく輝子ちゃんが入るスペースがありますよね。物理法則どうなってるんですか?」
P「そうですか?普通にちょっとした収納テクじゃないですか?ほら結構スペースありますし」ゴソゴソ
P「あいたっ」
ちひろ「どうしました?」
P「噛まれました」
ちひろ「え?」
P「まだ入ってたんかい誰だぁ」ズボッ
乃々「ひぃぃっ、み、見つかっちゃったんですけど…」プラーン
P「森久保も入ってたのかよ。…今噛まなかった?」
乃々「し、知りません…」プイッ
P「本当に?ちょっぴり痛かったんだけど」
乃々「あぅ、ごめんなさい……って知らないんですけど。もりくぼには一切身に覚えが無いんですけど…」ププイッ
P「そっか。じゃあ取り合えず手ぇ離してくれない?」
乃々「お構いなく。もりくぼの事はちょっと斬新な装飾品と思っていて頂けたら…」
P「片腕の自由を完全に奪い去る装飾品ってどうなのさ」
乃々「も、もりくぼに用事が無いのでしたら引き続き静かに巣に籠っています…」ズリズリ
P「それは構わないけど俺の手は離してくれない?引きずり込まれるから。引きずり込まれるから」
乃々「お構いなく、お構いなくですけど」ズリズリズリ
P「た、助けてチッヒ!」
ちひろ「気が済むまでイチャついてどうぞ」
P「へ、へるぷみー!」ズリズリカプッズリ
リオレウスが転落死した…夕飯支度もろもろで一旦区切るっす
殴りライトボウガンが強いって噂だよ
モンハン好きだけど今作買ってない
動画見たりはしてるが痕跡探しってのがどうしても…
そんな面白いの?
ちひろ「プロデューサーさんが足を入れてたのに女の子2人もよくこの中に入っていられましたよね…四次元ポケットか何かですか」
P「ファンタジーやメルヘンじゃないんですから」
ちひろ「あ、生きてたんですね」
P「手こずりましたが何とかレッスンルームに放り込んできました」
ちひろ「乃々ちゃんも随分逞しくなりましたね」
P「あいつは最初から逞しい娘ですよ。よいしょっと」
P「これで少しでもちひろさんの腐海のようなデスクが整えられると幸いです」
ちひろ「ですから今日はたまたまですってば!」
P「自宅では高校時代のジャージ着て部屋散らかしてGが出たら怖くて部屋に入れないタイプですか?」
ちひろ「失礼な!なら見に来ればいいじゃないですか!その澱んだ眼で確かめればいいじゃないですか!」ガオーッ
P「ハハッ、微塵も興味がねぇ」
ちひろ「一撃じゃ生温い!」ゴスッ
P「体重の掛かったエルボー!」
ちひろ「ずーっと思ってましたけどもう少しくらい私に優しくしてくれてもバチは当たらないと思いますよ」
P「痛た…優しくしなくてもバチは当たらないからいいんですよ。もう、ボールペン落としちゃったじゃないですか」
まゆ「うふ」シュバッ
ちひろ「え」
まゆ「はい、落としましたよぉ?」
P「ああ、どうもありがと」
まゆ「それでは失礼しますねぇ」ズリズズリズリ
P「お疲れさん」
ちひろ「…」
P「…」
ちひろ「……」
P「まゆまで入ってたとは。アハハハ」
ちひろ「だから物理法則おかしくないですか!?」
P「?」
ちひろ「怪訝そうな顔で首を傾げないでください愛嬌の欠片もない!」
ちひろ「このスペースにどうやったら女の子3人入るんですか!スライムじゃなきゃ無理でしょ普通に考えて!」バンッ
P「この事務所において普通というワードがどれだけ無力だと。ああほら、デスク叩くからまたペンが床に…」コロッ
凛「ふーん」シュバッ
ちひろ「え」
凛「はい、落としたよ?」
P「ああ、どうもありがと」
凛「それじゃ、巣に戻るね」モソモソモソ
ちひろ「…」
P「…」
ちひろ「…」ポトッ
みく「うにゃ」シュバッ
ちひろ「え」
みく「ボールペン落としたにゃ。はい」
P「ああ、ありがとな」
みく「みくは巣作りに戻るよ」モサモサモサ
ちひろ「…」
P「…」
ちひろ「…」ポイッ
飛鳥「やぶさかではないよ」シュバッ
ちひろ「oh…」
飛鳥「ほら、落とし物だ」
P「ああ、ありがと」
飛鳥「終わりゆく世界に身を委ねるとしようか」ズリズリアスアス
ちひろ「…」
P「…」
ちひろ「…」
P「…」ガラッ
こずえ「すぴぃ…」
P「…」ピシャッ
ちひろ「…」
P「物理法則どうなってんですか!?」
ちひろ「お前が言うなよ!!」
アッキー「終わりだ」
優「アッキー用のデスク届いたよー?」
はい思い付きですいつもの事です持病です。机の引き出しにはガンプラ詰めてました持病です。あれ、おかしいな…バレンタインネタ書こうと思ってた筈なのに何やってるんでしょうね持病です。
多分次こそバレンタインSSだと思います。当たりハズレのある食べ物を引き当てあうゲームのような話にする予定ですが菩薩のような心で見守って頂けると布団の中で冬眠せずに済みます。
では寒い日はまだまだ続きますがビタミン不足と乾燥とハクメイとミコチの録画予約に気を付けてお過ごしください。
オツカーレ
おつ
このSSまとめへのコメント
へっぽこじゃないまゆが見られただけで満足です