【デレマスss】渋谷凛「恵比寿凛」 (25)
気を付けてるつもりですがキャラ崩壊あったらすいません
ちひろが唐揚げにレモンをかけたり、安部菜々さんが海外ロケに行ったり、志希にゃんが駆け落ちしたりするssを書いてます
ゆっくり投稿します
内回り編、外回り編の二部構成です
何がとは言いませんが
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515853125
早くてもいいですよ
①内回り編
凛「どうして」
モバP「・・・」
凛「どうして」
モバP「・・・」
凛「どうして起こしてくれなかったの」
モバP「いやあ・・・」
凛「ねえ」
モバP「・・・寝てました」
凛「馬鹿なのかな」
モバP「そういう渋谷さんこそ寝てたじゃないですか」
凛「うるさいよ」
モバP「・・・原宿から渋谷まで何分か知ってますか」
凛「知らないよ」
モバP「二分です」
凛「へー・・・」
モバP「その2分の間に二人とも寝たってことです」
凛「うわ馬鹿だ」
モバP「のび太と張り合えそうですよね」
凛「そういうの、つまんないよ」
モバP「すいません」
凛「次の駅で降りればそこまでのロスじゃないでしょ、山手線なんて数分に一本来るわけだし」
モバP「その件なんですけど」
凛「ん」
モバP「降りるのやめませんか」
凛「ちょっと何言ってるかわからないんだけど」
モバP「言葉通りですけど」
凛「そんなことしたらいつまで経っても渋谷つかないじゃん」
モバp「・・・」
凛「・・・?」
凛「あっ着くわ」
モバP「ええ、着きます」
凛「うん、まあ確かにそうなんだけどね」
凛「どれだけタイムロスすれば気が済むのさ」
凛「ほら、恵比寿着いたよ、降りるよ」
モバP「待って!」
凛「・・・急に腕つかまないでもらえる」
モバP「・・・すいません」
モバP「あ、痴漢じゃないです痴漢じゃないです痴漢じゃないです」
凛「恥ずかしいからやめてよ、周りのお客さんそれくらいは見てわかるから」
凛「あーあ、閉まっちゃったよ」
モバP「・・・よし」
凛「何がよし、だよ」
モバP「いや、すいません」
凛「一体あんたは何なのさ」
モバP「・・・渋谷さん、疲れてますよね」
凛「・・・別に、そんなことないけど」
モバP「見ればわかります。これでも一応プロデューサーですから」
凛「新人のね」
モバP「まあ・・・そうなんですけど」
凛「信用に値しないよね」
モバP「でも、疲れてることは確かですよね」
モバP「疲れてない人は原宿~渋谷間で寝落ちしません」
凛「・・・」
凛「・・・その理論で行くとさ」
凛「プロデューサーも疲れてるよね」
モバP「・・・疲れてないです」
凛「はい矛盾乙」
モバP「疲れてます」
凛「だろうね」
モバP「・・・でも、渋谷さんの方が疲れてるはずです。・・・今日の原宿の初仕事、良かったですよ」
凛「・・・そうありがと」
モバP「なんか泣きそうになりました」
凛「なんかうざったらしいなあ」
モバP「だから少し休みましょう」
凛「・・・いやでも、事務所戻らなきゃ、渋谷の」
モバP「渋谷凛in the 渋谷、ふふふ」
凛「すごいイライラするなあ」
モバP「その必要は無いですよ」
凛「何でさ」
モバP「このスケジュール帳を見てください」
凛「・・・真っ白」
モバP「事務所帰ってもドがつく暇ですよ」
凛「・・・うわあ」
モバP「当たり前ですよ、俺たち新人コンビなんですから」
モバP「初仕事終わりで俺たち疲れてます。それに事務所に帰ってもやることない、」
モバP「少し充電の期間が必要です・・・だから一時間休みましょう」
凛「一時間もあるの?」
モバP「一周64分が正確な時間ですけどね」
凛「ふーん・・・鉄道好きなの?」
モバP「別にそういう訳でもないんですけれど」
凛「にしては詳しいじゃん」
モバP「ああ・・・訂正します。山手線だけ、好きです」
凛「・・・は?」
モバP「うーん・・・山手線でぐるぐるするのが好き、にさらに訂正しときますかね」
凛「さらに意味わかんないんだけど」
モバP「ほら、僕って去年まで都内の大学生だったじゃないですか」
凛「唐突な一人語りやめたほうがいいよ、てか知らないし」
モバP「まあ、かなり貧乏だったほうなんですよね、一人暮らしのボロアパート」
凛「続けるんだ」
モバP「そんな僕にとって、ここは64分間のオアシスだったんです」
モバP「夏でも冬でも空調完備、今みたいな昼だとそこそこに空いててすぐ座れる」
モバP「家の光熱費浮かせながら、ここで読書してぐるぐるするんです」
モバP「たまに外の景色を眺めたり、それぞれの駅の乗り降りする客層を観察したり」
モバP「あれは楽しかったなあ・・・」
凛「ふーん・・・」
モバP「あ、今の渋谷さんをプロデュースしてるほうが全然楽しいですよ
凛「別にフォロー求めてなかったけどね」
凛「というか、別に一周じゃなくてもよくない?それだったら」
凛「何周でもぐるぐるしてればいいじゃん」
モバP「何周もすると、数時間ずっと改札から出てないことになって、改札で止められちゃうんです」
モバP「一回痛い目にあったことがあります」
凛「なるほどね」
凛「駅それぞれの客層観察して何かわかったことあるの」
モバP「鶯谷から乗ってくる若者は大抵馬鹿です」
凛「急に毒が強くなったね」
モバP「あくまで結果論です」
モバP「まあ、そんな感じで少しゆっくりしたかったんですよ」
凛「私と?」
モバP「はい」
凛「・・・ふーん」
モバP「・・・あともう一つ、僕が山手線が好きな理由がありまして」
凛「何?」
モバP「山手線って、終点が無いじゃないですか」
凛「・・・うん」
モバP「で、僕は渋谷さんの担当プロデューサーとして一緒にやっていくわけです、これから」
凛「・・・まあ、そうなるね」
モバP「その時に、僕はレールで、渋谷さんには山手線になってほしいんです」
凛「待って急にどうしたの」
モバP「分かりませんかね」
凛「ううん、たとえが壮大で飲み込めてないだけ」
モバP「で、僕の敷いたレールの上を渋谷さんが走るんです」
モバP「でもそれに終点を作りたくないんです」
凛「・・・」
モバP「ずっとずっと、走り続けていきたいなって・・・」
モバP「あ・・・なんか説教臭いし、ださいですよね」
凛「・・・ううん、悪くないかな」
モバP「・・・そうですか、良かったです」
モバP「・・・次は寝ないので、渋谷まで寝てていいですよ」
凛「あー・・・いいよ、プロデューサーともう少し話してたいし」
モバP「・・・」
凛「・・・不満?」
モバP「なんかうれしくて泣きそうです」
凛「やっぱなんかイライラするなあそれ」
モバP「・・・これからよろしくお願いします」
凛「・・・よろしくお願いします」
凛「あと、・・・鶯谷に着いたらいろいろレクチャーして」
モバP「興味はあったんですね」
凛「うん」
凛「あと、私は色だったら京浜東北線が好きかな」
モバP「・・・何でです?」
凛「・・・蒼いから」
モバP「?}
凛「・・・蒼いからだよ」
モバP「蒼いって何ですか」
凛「うるさいやい」
ここまでが内回り編です。
一応ですが、
原宿→渋谷→恵比寿が内回り
原宿←渋谷←恵比寿が外回りです
②外回り編
凛「どうして」
モバP「・・・」
凛「どうして」
モバP「・・・」
凛「どうして山手線って一周64分しか無いの」
モバP「それが山手線だからだよ、あと64分しかって贅沢すぎでしょ」
凛「もっとおーそく、おーそく、あのばーしょへー、はーしーりーだーせよー」
モバP「やめなさい」
凛「だって~・・・」
モバP「人前で歌うのはやめといたほうがいいよ、どこで誰が見てるかわからないんだから」
モバP「悲しいことに凛は電車にもおちおち乗れない有名人になっちゃったんだから」
凛「えへへ」
モバP「・・・デビュー1周年記念ライブ、お疲れさまでした」
凛「うん、お疲れさまでした」
モバP「というわけで、僕たちは渋谷の事務所に帰らなきゃいけません」
凛「そですね」
モバP「でもこれ外回りなんだけど」
凛「・・・何か問題ある?」
モバP「原宿から渋谷まで64分もかかるっけ」
凛「時と場合によってはかかるんだよ、知らないの?」
モバP「・・・知ってるよ、俺が教えたんだから」
凛「えへへ」
モバP「まさか凛から逆向きの山手線に乗ろうって提案されるとは」
凛「一年たてば少女は変わるものだよ」
モバP「どころかシンデレラにもなっちゃったよ」
凛「うん」
モバP「・・・変わったね、俺たちの環境も」
凛「・・・そうだね」
モバP「・・・後悔してないか?」
凛「全く。プロデューサーが引いてくれた終わらないレールの途中を走ってるだけなんだから」
モバP「・・・そっか、ありがと」
凛「プロデューサーも変わったよ、前より堂々としてるし、一人称が僕から俺になったし、・・・ちょっとカッコよくなった」
モバP「自分、うれし泣きいいっすか」
凛「勝手にすれば?(笑)」
モバP「(笑)」
凛「そういえばさ、プロデューサー言ってたじゃん、一年前」
モバP「なんか言ったっけ俺」
凛「これは64分間のバカンスだ、・・・って」
モバP「・・・ああ」
凛「・・・本当その通りだと思うよ、プロデューサーと一緒なら」
モバP「・・・ありがとう」
凛「ううん、こちらこそありがとう」
凛「それと、これからもよろしく」
モバP「ああ。蒼い電車さん」
凛「うるさいやい」
モバP「あはは」
凛「あ、そうだ、聞いとかなきゃいけないことがあったんだけど」
モバP「何?」
凛「プロデューサーってもともと鉄道好きだったでしょ」
モバP「・・・わあ、スケジュール真っ黒だあ、こいつはすげえや」
凛「無視かい」
モバP「・・・なんか恥ずかしかったの、一年前は」
凛「でも、今は隠し事とかなしだからね」
モバP「はーい」
凛「よろしい」
凛「あと、一応言っておくけど」
モバP「ん?」
凛「私たちの終点は、結婚ってことでいいかな?蛭子プロデューサー♪」
凛「・・・そしたら、蛭子凛だもんね♪」
蛭子「・・・あ!鶯谷だ!馬鹿ばっかだなあ!」
凛「・・・顔真っ赤だなあ♪」
以上です。都民じゃないとわかりづらかったりしたらごめんなさい。
デレデレのしぶりんが書きたくて、鉄道ssにしてみました。内回りと外回りで、提案者と時空が違うっていう感じで。
蛭子って苗字、某漫画家が浮かぶからよくないかもですね
追伸 鶯谷大好きです
乙
鶯谷への偏よった意見は一体……
乙
このPからは仄かに杏Pの才能も感じる
名字がその蛭子だと…どうしても…ねぇ…
浮かんじゃう顔がね…エリート塩だよね…
蛭子Pとかやばすぎでしょ
鶯谷馬鹿にしてんの?若者だけじゃなくて中年も馬鹿ばっかだぞ?
そこにあえて触れなかった作者の優しさ
越谷
山手線に乗って通りかかると見慣れた光景だけど、『ひたち』で通過すると車窓の景色にギョッとする街、それが鶯谷
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