吹雪「この鎮守府でやっていける自信がありません……」 (11)

※艦隊これくしょん×ウルトラゾーン
※DVDで見て書いてみたくなった。後悔はしていない。

―怪獣特捜隊・日本支部―

タカダ・リホ「怪獣反応が多数!? 今までに見たことがないぐらい多くの反応です」

タカダ・リホ「これ等の反応は、資材が常にカツカツで演習で勝った鎮守府から資材を巻き上げている、寂れた巷の鎮守府から出ています」


【吹雪着任】


吹雪(ここが私の配属される鎮守府……)

吹雪(他の鎮守府から資材を横取りしてるって良くない噂を聞いたけど、本当かな?)

吹雪「って、よく見たらあちこちボロボロ!? 地震でも起きたら倒壊しそうだよコレ!?」

吹雪「ううっ、着任早々怪我でもしないか不安になってきた……」

提督「やあやあ! 君が大本営から来た艦娘かい?」

吹雪「あっ、はい! 吹雪と言います! よろしくお願いします!」

提督「吹雪か! 良い名前だな。俺がこの鎮守府の提督だ。こちらこそよろしく頼む!」

吹雪「し、司令官がわざわざ出迎えてくれるなんて驚きました」

提督「すまんすまん。何せ待ちに待った艦娘の着任だからね。楽しみで仕方なかったんだ」

提督「君の活躍する姿を早く見てみたいよ。うん」ニコニコ

吹雪(す、凄い期待されてるー!? 私まだ錬度1の駆逐艦なのに!)

吹雪(でも司令官良い人そう。噂は嘘だったのかな?)

提督「では早速鎮守府を案内しよう。皆との顔合わせもしておきたいしな」

吹雪「きょ、恐縮です!」


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【顔合わせ】

提督「先ずは執務室から見てもらおう。秘書艦になったらここでの業務が主になるからな」

吹雪「はい!」

吹雪(外見はボロボロだったけど、鎮守府の中は凄い綺麗だ)

吹雪(外も中と同じように綺麗にすれば良いのに。何だか勿体無いなぁ)

提督「着いたぞ。ここが執務室だ」ガチャ

???「むっ、提督。何処に行っていたのだ。探したんだぞ」

提督「いやあ、すまんすまん。今日着任する艦娘を迎えに行っていたんだ」

吹雪「吹雪です! よろしくお願い――」

メフィラス「ほう、元気な娘だ。よろしく頼む」

吹雪「」

吹雪「」

吹雪「」パタッ

提督「吹雪が泡吹いて倒れた!?」

メフィラス「何故だ!?」

【怯える吹雪】

吹雪「ひいいい!? 何ですかこの人(?)達は!?」

提督「ああ……ここを出てった大淀と同じ反応だ」

メフィラス「全く。見れば分かるだろう。お前と同じく深海棲艦と戦う者だ」フンス

吹雪「深海棲艦と同じぐらい怖そうなんですけど!」

エレキング「何だ何だ。騒がしいぞ」

ホー「あっ、もしかして新しく着任する娘じゃね?」

ガンQ「取材して良い?」

提督「何だお前等ゾロゾロと。吹雪がビックリするだろ」

吹雪「(白目)」

メフィラス「提督よ。この娘、また気絶したぞ」

提督「話が進まねえ」

ガンQ「お前の顔が怖いからだろ」

ホー「お前に言われたかねえよ」

【鎮守府の真実】

吹雪「怪獣鎮守府!?」

提督「そうだ。ここはそう呼ばれてる」

提督「と言うか知ってて来てくれたんじゃないのか?」

吹雪「いえ全く……資材を他の鎮守府から巻き上げてるっていう噂は聞きましたけど」

吹雪(と言うか知ってたら絶対こんなところ来ないよ!!)

エレキング「巻き上げてるとは失礼な。あれはちゃんと公平な勝負の結果だぞ」

ホー「お前の電気攻撃で演習する艦隊を感電させて全滅が公平か?」

エレキング「勝負は勝負だろ。それに賭けに乗るか否かは向こうの判断だ」

メフィラス「まあ実際ここは大飯喰らいが多いからな。ああでもしないと飢える者が出てくる」

提督「コホン。まあ見ての通り、ここは艦娘の代わりに怪獣が所属している」

提督「見た目は恐ろしいが、皆気の良い奴ばかりだから安心してほしい」

ガンQ「そもそも提督が建造をしても艦娘じゃなくて怪獣を生み出すのが悪い」

提督「俺のせいかよ!? 俺だって可愛い艦娘に囲まれて順風満帆な鎮守府生活を送りたかったわ!」

ホー「大半の妖精も匙を投げて何処かへ消えたしな。戻ってくるかなあいつ等」

吹雪(帰りたい……)

【寧ろ際立つ個性】

吹雪(結局この鎮守府で過ごすことになっちゃった……)

吹雪(あの後司令官に色々なところ案内されたけど、何処に行っても怪獣の皆さんがいて正直怖かった)

吹雪(ハッキリ言ってこの鎮守府でやっていける自信がありません……)

吹雪(艦娘は今のところ私一人だけで、目立つどころか浮いちゃってるよぉ……)

吹雪「この寮にも私一人で一人部屋。心細いなぁ」

吹雪「誰でも良いから早く着任してくれないかなぁ」

トントン

吹雪「は、はい!」

吹雪「今開けま――」ドアガチャ

ゼットン「…………」

吹雪「」

ゼットン「…………」

吹雪「」

ゼットン「…………」つ駄菓子

吹雪「ひっ!? あ、ありがとうございます……(震え声)」

ゼットン「…………」

吹雪「な、何だったんだろう……」

今日はここまで。ありがとうございました。

マイナーなネタで申し訳ありません。両方ともゆったり進めていきます

ゼットン君いる時点で負けなし確定なんだよなぁ(確信)

バラックシップさんまだー?

ゼットン君本気出したら酷い事になっちゃう…

柳田理科雄がさじを投げたゼットンがおる

鎮守府というより珍獣府だなこりゃ

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