夕美「トリックオアトリート!」 (17)
~事務所の廊下~
夕美(花の小悪魔)「がおっ、ヴァンパイアだよっ」
P「ほー」
夕美「お菓子くれないとかみついちゃうよプロデューサーさん♪」
P「残念ながらお菓子を持っておりません」
夕美「じ、じゃあ…かみつくよ…」
P(この子天然ですよ…なんかまずいような気がする)
P(しかもこのままではパーティー出席になってしまう…)
P(そうだ、正当防衛だ)
P「噛みつかれる前に、そのお山を登ってやるー!」
夕美「きゃあ!」バサッ
P「ほー、マントで抵抗かい。しかしこの紐を引けば」スルッ
夕美「え」ストン
P「もう無防備ですな」フヒヒ
P「では早速…」モミモミ
夕美「」グスン
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~10分後~
P(今さらながら罪悪感感じてきた)
P(しかし美波に見つかったら一巻の終わり)
P(ここは逃げるは恥だが役に立つということで…逃げよう)ササッ
美波(アディクティブメイド)(Pさん、何やってるんですか…)スッ
美波(後でお仕置きをしましょう)
美波「あ、楓さん、ちょっとPさんの追跡お願いできますか。訳は後で話します」
通りすがりの楓「はぁい。いいですよ~」トコトコ
美波(さて…)
美波「夕美ちゃん大丈夫?」
夕美「…美波さーん」ウエーンウエーン
美波「そうだったのね…よしよし」ナデナデ
美波(相当傷心の傷はは深いようね…)
~同刻・パーティー会場~
凛(囚人)「今日こそはプロデューサーの貞操を全力で奪いに行くよ!」
未央(婦警)「しぶりん逮捕~。ハロウィンパーティーでは自重してね~」ガチャ
凛「えいっ」ガチャ
未央「あらら手錠され返されたね~これじゃあ未央ちゃんが拘束されちゃってるよ」
未央「この野郎~♪」
藍子(深緑の魔女)「まあまあ未央ちゃん、言葉遣いは気をつけないと」
卯月(ワンダーメイド)「そうですよ」
未央「よーし…ついでに悪い魔女も出来の悪いメイドも逮捕しちゃうぞ~」
芳乃(詩詠みの赤ずきん)「それは許されないのでしてー」
芳乃「現行犯逮捕にはー罪を現に侵すことが必要でしてー」
芳乃「未央殿の逮捕は要件が充足されませぬー」
未央「よしのん?」
芳乃「未央殿の逮捕は警察の逮捕ではなくー逮捕監禁罪の逮捕でしてー」
芳乃「つまり、ぎるてぃでしてー」
未央「よしのん、ガチレスはやめよう?」
卯月「ところで、何でパーティーが始まらないのでしょう?」
~同刻・浅草~
P(ここならアイドルは来ないっしょ)←逃走中
P(でも何をすべきか…)
楓(メールですね…)←何とかばれずに尾行中
楓(なるほど、Pさんは夕美ちゃんを泣かせてしまったのですね)
楓(美波ちゃんが怒るのも無理はありません)
楓(しかし、Pさんには事務所に戻ってもらわないと困ります)
楓(何とか説得して事務所に戻ってまたプロデュース業をしてもらいたいです)
P(適当に歩いてきたのだけど浅草ってこんなところもあるのか)
P(ここは飲み屋街ねえ…昼間から人がいっぱいいますわ)
P(まさか楓さんがいるとは思いませんが)
楓「Pさん、こんにちは」
P「わぉっ…まさか過ぎますわ」
P(まあ、楓さんならあのことはばれてないでしょ…今頃事務所はどうなってるか知らんが)
P(何とかして、戻らないようにしましょう…)
楓(さて、声をかけたのは良いのですがどのようにして連れ戻しましょう?)
楓「とりあえず、そこの居酒屋にでも入りますか?」
P「昼間からですか…今日はいいでしょう」
P(最悪、酔いつぶれれば自宅に帰れるだろう)
楓「あら、珍しい」
楓(相当メンタルやられているようね…)
~店内~
ワイワイ ガヤガヤ
楓「とりあえずビール人数分お願いしまーす」
P「楓さんはところで何故浅草に…?」
楓「!?」
楓(美波ちゃんに頼まれて尾行してたといえない)
楓「まあ、その…」
隣の客「ねーちゃんだって、理由もなく浅草に来たくなる時もあるじゃろ」
楓「そういうことです」
P「なるほど」
楓(何とかごまかせましたねえ…)
隣の客「ところであんたは高垣楓かい」
楓「はい、そうですね」
P(嘘でも違うといってくれよ…)
隣の客「そういえばこの間歌ってた『つぼみ』という曲良かったよ」
楓「ありがとうございます」フフッ
P(これはまずい。仕事の話になってしまう…)
P「そういえばつぼみと聞くとローズバドを思い出しますねえ」
隣の客「兄ちゃん、随分渋い馬の名前知ってるねえ~」
P「ええ…まあ浅草のウインズは行ったことないですけど」
隣の客「そうかい…ワイはあの馬で苦い思い出しかないのよ」
楓「そうなんですね…」
楓(Pさん話題の変え方下手です)
※このあと3人は2時間くらい競馬談義したあと、客は帰りました
~同刻・事務所~
卯月「そういえばプロデューサーさんいませんねえ…」
卯月「ところで美波ちゃんは何をしているのですか?」バシッ バシッ
美波「セクハラしたプロデューサーさんへのお仕置きの予行演習よ」バシッ バシッ
卯月「…美波ちゃんはプロデューサーさんが嫌いなんですか?」
美波「…そんなわけないじゃない」
卯月「じゃあ、好きなんですか?」
美波「…もうっ」カァッ
未央「しまむーは純粋だな~だがそれがいい」
芳乃「純粋無垢とはとても恐ろしいものでしてー」
凛「まるで私みたいに」
未央「それはない」
一同「HA HA HA」
美波「それにしても遅いわね…」バシッ バシッ
美波(早く帰ってこないかなぁ…) バシッ バシッ
凛「その鞭は愛からくるもの…つまり愛の鞭そのものだね」キリッ
一同「」シーン
芳乃(つまらん、でしてー)
未央(しぶりんのせいで会場がお葬式状態だよ)
美波(凛ちゃんは楓さんから何を学んだんのかな)
卯月「つまらなかったですね!」
未央「しまむー、自重して!」
藍子(みなさん早く帰ってこないかなぁ…)
~3時間後・浅草~
楓「Pさん、大丈夫ですか…」
P「まだ、まだ飲むんじゃぁ…」ゴクゴク
楓(よほど何か心に引っ掛かるものがあるんですね…)
楓「酒をほぼ飲まないPさんがここまで泥酔するのは珍しいですね」
楓「何かお困りのことがあると見ました」
楓「Pさん、私でよければ話をききますよ」
P「…ハロウィンが嫌いなんじゃぁ!!」
楓(どうしましょう。これ。予想外過ぎる答えです)
P「ハロウィンなんかなくなっちまえ!!」
P(もっと重要な話はあるが、言えない)
楓「落ち着いてください。昔何があったんですか?」
P「ある年のハロウィン(注:ここでは10月31日を指す)は…祖父の命日だった」
楓「…えぇ」
P「ある年のハロウィンは…曾祖父の告別式だった」
楓「…」
楓(言葉が出ない)
P「ある年はパーティーで重傷を負って病院送りに」
P「そして…ある年はパーティーで晒し者に」
P(これで追及止まるだろう)
楓(闇が深すぎるわ)
楓「わかりました…」
楓「もうこれ以上は追及しません」
P(何とかなった…)
楓(必ずしもPさんにすべて落ち度があるとは言えなさそうですね…)
楓(いつも事務所内でイベントを開いてもらってますが…)
楓(いよいよ無理が祟ってガタが来たのかもしれません…)
楓(みんなの要求をすべて答えてきたために…)
P「まだまだ…まだまだ行くぞ…」グデー
楓「Pさん限界です。事務所どころか家にも帰りませんよ」
P「もうどこにも帰らぬ…」
楓「まあまあ、とりあえずこの店から出ましょう。迷惑ですし」
楓「会計はやっておきますから」
~とある寺院のベンチにて~
楓「Pさん、本当に大丈夫ですか?」
P「うぅ…」
楓「マズくなったら言ってくださいね」
P「うぅ…」
楓(何とかして事務所に連れ戻さないと…)
楓(もう、ここで本丸に突っ込みましょう)
楓「Pさん、ここまで泥酔するのは初めて見ました」
P「ハロウィンが嫌なんだよ」
P(なぜだろう…心がスッキリしない)
楓「そうですか…」
楓「それならいいんですけど」
P「…」
P(…どうするか…行くか…行こう…)
楓「Pさん?」
P「実は聞いてもらいたい話があってね…」
楓「いいんですか私で?無理に話さなくても…」
P「この際だから話します」
楓「無理をなさらないでくださいね」
P「実は今日事務所でパーティーあるでしょ」
楓「はい。私も仕事が終わってから来ようと思ってました」
P「俺がハロウィンが嫌なのは御承知の通りで…」
P「何とかして不参加にしようと思った…」
楓「えぇ…」
P「しかしそれは叶わなかった…」
楓「なるほど…みんなオフだったんですね」
P「その通りでございます…」
P「そこで自分は考えました」
P「パーティーをおじゃんにすればよいと」
楓「はぁ…お気持ちは察しますが…」
P「よく考えたらとてもひどいお話ですね」
P「プロデューサーとして駄目なことです」
P「しかし私はもっとひどいことをしたのです」
楓「いったい何を…」
P「アイドルにダメージを負わせることによって事務所をかく乱させ」
P「パーティーどころではなくしようとしたのです」
P「具体的には、おそらく自分のことを密告しないであろうアイドルに対して、」
P「セクハラをして、事務所内を混乱させてパーティーどころではなくしようとしました」
楓「…」
P「そこで自分は考えました。夕美であれば密告はしないだろうと」
P「実際タイミングよく現れた夕美に対して胸をもむなどして事務所をかく乱させようとしたのです」
P「しかも犯行発覚を恐れて謝ることなくその場から逃げました」
P「今思えばなんということをしたのでしょう」
P「その場で謝ってしかる罰を受けるべきだったのに…」
楓「わかりました…もうこれ以上はいいですよ」
P「自分勝手にもほどがあります。プロデューサーどころか人として失格です」
P「夕美に与えた心の傷はとても大きいです」
P「私が死刑になってもその罪は償えません」
P「今から吾妻橋に行って飛び降りてきます。罪は命で償います。さようなら」トコトコ
楓「Pさん駄目です」
P「楓さん、止めないでください」
P「皆さんにはお元気でと…」
楓「Pさん、やめてください!」ガシッ
P「楓さん、離してください…頭が胸に当たって苦しいです」
楓「絶対に離しませんよ…」ギュウゥ
P「やめてください…本当に…うぅ…」ポロポロ
楓「私にこれだけは言わせてください」
楓「Pさんのやったことは確かにいけないことです」
楓「ほかに手段あったでしょう。何でわざわざ胸をもんだんでしょうか」
楓「夕美ちゃんにも心の傷を負わせたことでしょう」
P「うぅ…俺は悪い人間だ…」シクシク
楓「よしよし」ナデナデ
楓「乙女心は京都の細工菓子より繊細なのです」
楓「思いがけないところで傷つくことだってあります」
P「うぅ…うぅ…」シクシク
楓「Pさん…もう泣かないでください」ナデナデ
楓「しかしこれだけで全アイドルの信頼は崩れるものでしょうか」
楓「そんなわけないですよね」
P「ゔぅ…ゔぅ…」シクシク
楓「Pさんが自殺する方が夕美ちゃんによっては報われませんよ」ナデナデ
楓「そっちの方がもっと自分勝手です」
楓「謝る方がよほど償いになります」
楓「そもそもPさん、謝るべきだとわかってるじゃないですか」
楓「それなら事務所のみんなも優しいから許してくれますよ」
P「わぁぁぁ うわぁー」
楓「実は…Pさんに謝らなければならないことがあります」サスサス
楓「出会ったときにはすでに美波ちゃんからすべて聞いていました」
楓「Pさんが何をしたかも、夕美ちゃんに何をしたかも」
楓「美波ちゃんにPさんを連れ戻すように依頼されていたのです」
楓「しかし、これってPさんのタダのいたずらではなかったですね」
楓「Pさんがちゃんと話せばわかってくれますよ」
P「うぅ…」シクシク
楓「だから、もう負い目を感じないでください」
楓「夕美ちゃんは優しい子です」
楓「すぐ許してくれるでしょう」
楓「Pさんの好きな美波ちゃんも同じだと思います」
楓(お互い気づいていないけど相思相愛なんですよねえ…)
楓(多分何とかなると思うのだけど…)
楓「まあ、今日あったことは二人の秘密にしておきましょう」
楓「ん…Pさん?」
P「」スヤァ
楓「あら…泣き切って疲れてしまったのですね」
楓(目が覚めるまで待ちましょう…)
~30分後~
P「むにゃぁ?」
楓「Pさん、おはようございます」
P「俺は一体何を…あ…」
楓「まあまあ、もう気にしないでください」
楓「これからどうしますか?」
P「…事務所に戻ります」
楓「本当にいいんですか?」
楓「無理はしなくてもいいんですよ…」
P「いや、戻らなければならない…何があっても」
楓「そうですか」ニッコリ
楓「じゃあ、芳乃ちゃんに頼んで戻りましょう」ピコピコ
楓「送信っと」ピロリン
~同刻・事務所~
※卯月と凛は緊急の仕事によりなくなく事務所を離れました
芳乃(ほー…わーむほーるの依頼でしてー)
芳乃(美波殿は嫌いですがー楓殿の頼みなら何でも聞きますー)ゴゴゴ
未央「よしのん!何してるの?」
芳乃「楓殿の依頼でしてー」
スボッ
楓「わお」
P「いててて」ズゴン
藍子「Pさんお帰りなさい」
芳乃「お帰りでしてー」
未央「おかえりー」
美波「やっと帰ってきましたね…」
美波「Pさんちょっと来てください」プンスカ
P「はい…」
楓「夕美ちゃんは?」ヒソヒソ
藍子「別室で休んでます」
楓「わかりました…」
楓(美波ちゃんの話が終わったらすぐ夕美ちゃんのところに行ってもらいましょう)
P「ところで美波さん、これは一体…」
美波「わからないんですか?」グルグル
P「なんか手を縛られてるし…身動きが出来ない」ギュッ ギュッ
楓「これは一体…?」
美波「これは磔刑用の十字架ですよ」グイッ
一同「…」
美波「大丈夫です。命は落とさせませんし、槍でつつきません」
楓「ですけど…」
美波「すぐにおろしますよ。鞭で数発打てばね」
楓「美波ちゃん…正直な話、やってること酷くないですか?」
未央「そうだよ…みなみんは残酷だよ…」
藍子「美波さん…やめましょうよ…」
芳乃「…」
美波「わかるけど、しかし夕美ちゃんの心の傷は深いわよ」
美波「Pさんにも同じだけの痛みを負ってもらわないと」
楓「Pさんに恨みでもあるのでしょうか」
未央「みなみん止めなよ…ゆーみんがやるならわかるけど」
芳乃「…」
美波「でもPさんがやったことは相当酷いことよ」
P「楓さん、未央もういいです」
P「セクハラした自分がいけないんです」
P「罰は受けます」
美波「覚悟はできたんですね。それでは行きますよ」
芳乃(美波殿とは口は利きたくありませぬが、このままではかの方が危ないのですー)
芳乃(こればかりは仕方ないのでしてー)
美波「では早速一発目を…ん!?」ガシッ
芳乃「これ以上は美波殿の勝手にはさせませぬー」
美波「芳乃ちゃん、離しなさい」
芳乃「美波殿に警告ですー」
美波「?」
芳乃「確かにかの方は悪いことをしましたー」
芳乃「罰を受けるべきなのは正しいともいえますー」
芳乃「しかしその罰は本当に意味のあるものでしょうかー」
芳乃「罰には悪い行為に対する応報として悪いことをした人に苦痛を与える意味もありますがー」
芳乃「同時に一般民衆に対する威嚇や行為者に対する教育・更生目的もありますー」
芳乃「ここでかの方についてはどうでしょうー?」
芳乃「かの方は自ら罪の自覚を持ちましたー」
芳乃「反省もしておりますー」
芳乃「行為の悪さについても理解をしております上、自ら個々に戻りましたー」
芳乃「謝罪や償いの意思もありますー」
芳乃「ではーかの方にまだ苦痛を与えるべきなのでしょうかー」
芳乃「事務所内で晒し者にする必要があるのでしょうかー」
芳乃「はたまたー罰によることで教育・更正をすべきなのでしょうかー」
芳乃「美波殿がそうすべきであると考えるなら私は止めませぬー」
芳乃「しかしー罰を与え過ぎた者にはー」
芳乃「天から与え過ぎた分だけー反動や応報が来るでしょうー」
芳乃「あとはお任せしますー」トコトコ
~5分後~
美波「…」スルスル
P「どうしたんだ美波…なぜ十字架から降ろした…結局やらないんかい…やれよ…」
美波「…Pさんに罰より先にやってもらうことを思い出したんです」
P「?」
美波「まさかわからないとでも?」
楓「Pさん、わかってますよね」
P「…はい。別室に連れてってください」
美波「なら、罰はいったんおあずけです」
美波(夕美ちゃんが許したら罰はなかったことにしようかしら)
美波「こちらに来てください」トコトコ
~別室前~
美波「ここです」
P「はい」
楓「ちょっと待っててください」
楓「夕美ちゃんに伝えます」コンコン
楓「ちょっといいでしょうか…」ガチャ
楓「…そうですか…わかりました」
楓(これ、美波ちゃんの勘違いってやつですね…)
楓「Pさん、入ってください」
P「楓さんたちは入らないんですか」
楓「夕美ちゃんが二人っきりが良いと」
P「…そうですか」
楓「Pさん、自信を持ってください」
美波「誠心誠意があれば気持ちは伝わりますよ」
美波「私たちは外で待ってますから」
P「はい…では中に入ります」ガチャ
美波「これで良かったんでしょうか…良いと信じたいです」
美波(夕美ちゃんは許すのかなあ…私にはわからない…)
楓「大丈夫です…Pさんなら…美波ちゃんの行動は正解です」
美波「もしもうまくいかなかったら…」
楓「まあ、罰を与えてもだれも文句は言わないでしょう…」
楓「そんなことはあり得ないと思いますが」フフッ
~別室内~
P「入ります」
夕美「…」
P「…」
P(どうしよう…)
夕美「…」
P(素直に、伝えよう…)
P「夕美さん、大変申し訳ありませんでした」←土下座
P「パーティーを滅茶苦茶にしたいという私欲のために」
P「自分の担当するアイドルにセクハラをするという人として外道なことをして」
P「さらに色々な方向に迷惑をかけてしまいました」
P「どうかお許しください」
P(これで良かったのだろうか)
夕美「…」
P「…」
夕美「…Pさんもういいよ」
夕美「顔をあげて」ニッコリ
夕美(実はスキンシップ取ってくれたのがうれしかったんだよ…)
夕美(あまり接点がなかったし、会話数もほぼなかったし…)
夕美(感動して泣いちゃったんだよ)
P「はい…」
夕美「こっちにおいでっ」
P「…そんな恐れの多いことを」
夕美「マントの内側まで来てよ♪」
P「…恐れ多くて近づけません」
夕美「もう…」トコトコ
夕美「それっ」バサッ
P「ちょっと…いきなり抱かないでくださいよ…」ギュッ
夕美「もう水臭いこと言わないでね」ナデナデ
P「はい」
夕美「Pさんはしたことはイタズラだけど」
夕美「べつに嫌じゃなかったんだよ」ナデナデ
夕美「でも、もうアイドルにイタズラしちゃだめだよっ」
P「はい」
夕美「これからもよろしくねっ♪」チュッ
終わり
ある年のハロウィンは…セイウンスカイがゲート嫌がった挙げ句に壊れた
そういえばローズバドも典だったな
なんだこれ
セイウンスカイ好きだったなぁ…
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