ヤンデレ物につきキャラ崩壊注意
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好感度: 普通
「ヨークタウン型二番艦、エンタープライズだ。指揮官、戦闘は任せてくれ」
初めまして、エンタープライズ。君の噂は良く聞いているよ。これからよろしく頼む。
―― 35/100 ――
「私が秘書艦だと……? 待て、そんな顔をするな。嫌な訳では無い。そんなことを言われたのは初めてでな、少々驚いただけだ」
じゃあ引き受けてくれるんですね?
「もちろんだ。戦い以外のことをしてみるのも良い経験になるからな」
―― 45/100 ――
「……ああ、指揮官か。どうかしたのか?」
エンタープライズが難しい顔をしているものだから気になったのさ。その書類がどうかしたのか?
「資源の状況を見ていたんだ。見てみろ、私が秘書艦になってから備蓄が増加傾向にある」
良いことじゃないか。要因は?
「そうだな、遠征の効率が良くなったおかげだろう。つまり遠征艦隊の編成を改善した指揮官のおかげだな」
いや、エンタープライズの助言を基に改善したものだから、君のおかげでもあるぞ。
「ふふっ、そう言ってくれるのはありがたいが、こういう時の賛辞は素直に受け取るものだぞ、指揮官?」
―― 55/100 ――
大したものだな……。演習とはいえあの状況からひっくり返すか。
「戦闘は私の得意分野だからな。最近は秘書艦業務で忙しかったとはいえ、その程度で鈍るような私ではないさ」
……君を秘書艦から外すべきなのかもしれないな。
「……何だと? それはどういう意味だ?」
待て待て、そんな怖い顔をしないでくれ。君が悪いわけじゃ無いんだ。先程の戦闘を見る限り、君を戦闘で活躍させないのはおかしい話だろう?
「………………」
任命したのが私だというのは分かっているが……エンタープライズ。改めて君の意見を聞きたい。
「……私の意見、か」
「……最近ようやく秘書艦業務にも楽しさを見出してきたところなんだ。出来ればこのまま続けさせて欲しい」
「だが指揮官の言うことももっともだ。だからこれからはなるべく出撃にも参加しよう」
それはありがたいが……大丈夫なのか?
「平気だ、私を誰だと思っている。……それに」
それに?
「指揮官、あなたも支えてくれるだろう?」
――ああ、もちろんだ。
―― エンタープライズの好感度が「友好」に変化しました。 ――
一旦投下終了です。
それではまた。
乙ー
好感度: 友好
―― 65/100 ――
「エンタープライズ、ただ今帰還したぞ」
連戦連勝……、流石だな。
「私一人の力ではない。信頼出来る仲間と信頼できる指揮官が居たからこその結果だ。それより指揮官、本日の業務は何だ?」
ああ、今日の分はもう無いんだ。量も多くなかったし、既に終わらせてしまったよ。
「……では指揮官は今、少し時間が空いているということだな?」
確かにそうだが……、どうかしたのか?
「なに、良い機会だと思ってな。良ければ私の昔話に付き合ってくれ」
エンタープライズの昔話か……。面白そうだ、ぜひ聞かせてくれ。
「了解した、ついでに私のコレクションも持ってこよう」
―― 75/100 ――
「…………はぁ」
……無敵の艦なんて居ないんだ。演習で一敗したくらいでそんなに落ち込むな。今回の敗北は私の見極めが甘かったせいなんだぞ。
「……ただの一敗でも、実戦では取り返しがつかないだろう」
そうならないための演習だと私は思うが? 良い経験にもなっただろう。
「……確かにそうだな。すまない、見苦しい姿を見せてしまった。忘れてくれ」
……少しだけ安心したよ。
「安心? 何故だ?」
エンタープライズが落ち込むこともあるんだと分かってだ。
「……一体私を何だと思っているんだ」
―― 80/100 ――
「――――んっ……ここは……」
おはよう、エンタープライズ。大分お疲れのようだな。
「私は……寝ていたのか。業務中に申し訳ない……」
気にするな。最近の忙しさは重々承知しているし、君が寝たのは時間外からだ。
「だとしても指揮官が仕事をしているのに眠る秘書艦は駄目だろう。書類が途中だったはずだ、寄越してくれ」
その書類なら書き終えた。今日はもう休むと良い。秘書艦業務に出撃や演習、私にも無理をさせている自覚はあるんだ。
「だが……! ……いや、こんな状態では足手まといになるだけか。今日のところは指揮官のお言葉に甘えさせて頂こう。……すまない」
明日もよろしく頼む。おやすみ、エンタープライズ。
「おやすみ、指揮官」
(……不思議な感覚だ)
(指揮官の傍に居ると心が落ち着く)
(離れると、途端に不安になる)
(つまり、その、……そういうことなのか?)
(……ふふっ)
―― 81/100 ――
―― エンタープライズの好感度が「好き」に変化しました。 ――
一旦投下終了です。
それではまた。
乙
待ってます
好感度: 好き
―― 85/100 ――
「指揮官、次はどの店に行く? それとも一息入れるか?」
私はまだまだ平気だ。……それにしても驚いた。君はこういう所によく来るのか?
「昔は仲間とよく来ていた。出撃が多くなってから足が遠のき始めたんだ。戦場の空気の方が私には合っていたらしい」
本部への報告ついでとはいえ、君に誘われた時は何事かと思ったよ。
「ああ、あの時の指揮官の表情は新鮮で面白かったぞ」
……随分店に寄った割に、買っているものは少ないな。しかも買ったのは服だけ……。
「これといった趣味も無いし、日用品は支給品で足りているからな」
アクセサリーとかに興味は? エンタープライズくらいの年頃ならそういうものに興味があってもおかしくないだろう?
「……無いな。……だが、指揮官はどう思う?」
どう、とは?
「私が、アクセサリーを着用することについてだ。……似合うと思うか?」
…………それはその……似合うと思うぞ。エンタープライズは綺麗だからな。
「…………検討しておこう」
待て、エンタープライズ。何故歩く速度を速めるんだ。普段事務仕事ばかりの体にこの速度は応えるぞ!
短いですが本日はここまで。
それではまた。
乙
乙
アズレンSSもっと増えろ
―― 90/100 ――
『――――こちらエンタープライズ。指揮官、そちらの調子はどうだ?』
こちら指揮官。私は元気に仕事をしているところだ。エンタープライズからの通信は珍しいな。遠征先で何か問題でも発生したのか?
『いや、任務は順調だ。予定通りに帰還出来るだろう』
……では何故通信を?
『そうだな……強いて言うなら指揮官の声が聞きたくなったからだな』
ふっ、そういうジョークを言えるようになったのか。感慨深いな。
『………………』
……エンタープライズ? 通信障害か?
『……ちゃんと聞こえている。少し考え事をしていただけだ』
そうか、それならいいんだが……。……エンタープライズ?
『どうした?』
私の勘違いかもしれないが……怒っていないか?
『怒ってなどいない。通信を終了する』
やはり怒っ――――。
―― 95/100 ――
「おはよう……、どうした? 私が食堂に来るのがおかしいか?」
――――――、――――。
「……ああ、確かに最近は指揮官の部屋で食べることが多かったからな。珍しいといえば珍しいのか」
――――――――?
「今日? 今日は本部からの来客だ。私は同席しない方がいいとのことで、こちらに来た。少なくとも午前中はどこかで時間を潰すことになるだろう」
――――。
「……何だその顔は?」
――、――――――。――――?
「私はイライラなどしていない」
――! ――――!
「――っ!? ……何だ、何処にも…………ああ、なるほど」
――――――♪
「喜べ、午前中は私との演習だ。私をからかったことを後悔させてやろう」
――――っ?!
「諦めろ。最近の私は指揮官に関することだと抑えが効かないからな」
投下終了。
それではまた。
乙
―― 99/100 ――
……なあ、エンタープライズ?
「……指揮官、どうした?」
それはこちらの台詞だ。先程からずっと私の事を見ているようだが……。
「ああ、そのことか……。不快だったか?」
いや、そういうわけでは無いが……気になって仕事に集中できない。
「そうか、それは悪いことをしたな。すまない」
……そうは言いつつも私から視線を外さないのか。一体何がしたいんだ?
「特に何かをしたいという訳ではない。指揮官を見ているだけで楽しいからな。ただまあ強いて言うなら……」
強いて言うなら?
「一度途切れた集中力を戻すのは難しいだろう? 少し休憩を入れないか?」
つまりお喋りがしたい、と。最近よく私と話したがるが……私の話なんて面白くもないだろう?
「面白さは重要じゃない。……指揮官のことをもっと知りたいんだ。……駄目か?」
……その表情はズルいぞ。……分かった、少し休憩にしよう。
「ふふっ……。ありがとう、指揮官……」
(指揮官のことをもっと知りたい)
(――――私のことを知って欲しい)
(指揮官の姿を見ていたい)
(――――私の姿を見て欲しい)
(指揮官を傍に感じていたい)
(――――私を傍に感じて欲しい)
(指揮官を、指揮官の、指揮官に、指揮官と……)
(――――私を、私の、私に、私と……)
―― 100/100 ――
―― エンタープライズの好感度が「 愛」に変化しました。 ――
投下終了。
それではまた。
乙
俺のところにはエンプラいっこうに来る気配ないから
味方というより演習のボスキャラなんだが
好感度: 愛
―― 100/100 ――
「おはよう、指揮官。……そんな驚いた顔をするなんて、どうかしたのか?」
「ん? ……ああ、そんなことか」
「早く指揮官に会いたくてな、執務室ではなく指揮官の部屋の前で待たせてもらっていた」
「心配してくれるのはありがたいが、これは私の都合によるものだ。指揮官に急がせる訳にはいかないだろう? 『ずっと』静かに待っていたさ」
「――――ふふっ、可笑しなことを聞くんだな」
「早く指揮官に会いたかった、と言っただろう? 急ぎの用事なんか無い」
「さあ、仕事だ。執務室に向かおう」
―― 100/100 ――
「――――エンタープライズ、ただ今帰還した」
「どうした、指揮官? せっかく勝利したというのに浮かない顔をしているぞ」
「やり過ぎだと? そんなことは無いと思うが……」
「まあ待て指揮官。今回の演習相手は前回私が敗北した相手でもある。私も知らない内に力が入っていたということだろう」
「ああ、指揮官の命令だ。次は気を付けよう」
「…………指揮官?」
「何故演習相手の、しかも相手の空母の心配をするんだ?」
「………………」
「………………」
「……なるほど、まだ戦闘に慣れていない新人だったのか」
「そうだな、ああ、そうだったそうだった。指揮官は優しいからな」
「私も悪いことをしてしまった。次の機会に『いろいろと』指導してあげようじゃないか」
―― 100/100 ――
「こんな所で会うなんて奇遇だな、指揮官」
「お疲れ様。おやすみ、指揮官」
「料理をしてみたんだ。味見してもらえないか、指揮官?」
「仕事はこれで全部終了だな。さて、今日はどんなことを話すんだ、指揮官?」
「……今は私との時間だろう、指揮官」
「秘書艦だからな、傍に居るのは普通の事だ。なあ、指揮官?」
「指揮官、指揮官…………ああ、ここに居たのか、指揮官」
「――――指揮官」
「指揮官?」
「指揮官……」
「指揮官!」
――――エンタープライズ、君を秘書艦から外す。
「…………そうか」
―― 100/100 ――
―― 測定不能 ――
投下終了。次の投下で最後です。
それではまた。
乙
最近のエンタープライズはどこかおかしい。
私の傍に居る時は以前より距離が近くなったとは思っていたが、他の子達からの報告によれば、私が傍に居ない時のエンタープライズは以前とは別人のように冷たくなったらしい。
……自惚れであるかもしれないが、エンタープライズは私に依存している可能性がある。
こういった事例があることは知っていたが、まさかエンタープライズがそうなるとは思っていなかった。
どのような方法が効くかは分からないが、このままにしておくわけにはいかない。
まずは少し距離を置いて、反応を見ることにしよう。
――――――――――――
――――――――――――
「指揮官」
「あなたの傍が一番安心するんだ」
「指揮官はそうではないのか?」
「………………」
「それなら……ふふっ……」
――――――――――――
――――――――――――
――――――――――――
――――――――
――――
「……久しぶりだな、指揮官」
エンタープライズ! 戻ってきたのか!
「急に長期の休暇申請を出してすまなかった。少し離れて考えたいことがあってな……」
許可を出す前に姿を消されてしまったからな。……心配したぞ。
「……申し訳ない。どんな処分でも受けるつもりだ」
……いや、いい。戻ってきてくれて何よりだ。それで今後のことだが――――
「待ってくれ、指揮官。それも含めて少し二人きりで話がしたい。急なことだが、今夜の時間は空いてるか?」
今夜か? ……空いているな。場所はどうする? ここでいいか?
「構わない。ではまた夜に……」
ああ、待っているぞ……エンタープライズ。
――――――――――――
――――――――
――――
――――…………くっ、な、何だ、ここは……?
「――――おはよう、指揮官」
「そんなに怯えないでくれ。不安になるのは分かるが、指揮官のそんな表情を見てしまうと私も悲しくなってしまうだろう? ようやく私の願いが叶いそうなんだ、私だけではなく指揮官にもぜひ喜んで欲しい。……願い? もちろん指揮官の傍に居ることに決まっている。これからずっと、ずっとな。ここもそのために用意した部屋なんだ。指揮官を運んでくることには苦労したが……ふふっ、ぐっすりと眠っていて、寝顔も可愛かったぞ? ……指揮官、あなたも薄々気付いていただろう? はっきりと言おう。私は指揮官が好きだ。愛しているといっていい。これはな、私の愛情表現なんだ。指揮官の傍に居るためなら何だって出来る。だが肝心の指揮官が私を傍に置いてくれなくなってしまったら、これはもうそうせざるを得ない状況を作るしかないだろう? 手足を縛られ、首輪を繋がれ、何処にあるかも分からない部屋の中だ。私を頼るしかない。……安心してくれ、その鎖からは解放するつもりだ。でもその前に、私の気持ちを、想いを、愛を、知ってもらう必要がある。そして願わくばこの愛しいという感情を指揮官にも抱いてもらえれば最高だ。ああ、指揮官……ようやく、ようやく……! ……ふふ、ふふふふふっ!」
「――――指揮官」
「この先ずっと、命の果てまで一緒に歩もう」
全投下終了です。読んで下さった方々、ありがとうございます。
好感度が愛の子が増えたらまた書く予定です。
依頼出してきます。
乙でした
やはりエンタープライズは最高
乙
指輪さえ間に合っていれば...
原爆を日本におとしてくださりありがとうございます!!!!
日帝爆発イベントで配られた原爆椅子は日本版では最初から購入できる。
https://i.imgur.com/iw1m0AH.jpg
インディアナポリスは、WW2で最後に沈んだ船であり、日帝にリトルボーイを届けた英雄でもある。
支援なしで長旅を終え、無事リトルボーイを届け、日帝に痛い一撃を与えた。
残念ながら日帝により沈められてしまったが、そのあと広島と長崎に正義の炎を与えた。
(本来は日帝爆発イベントの報酬だが、日本版ではログインボーナスで全員に配布される)
日帝爆発イベントでは中国艦隊が日本に原爆二発を投下する
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira145989.jpg
ファットマンクッション
日帝爆発イベントで配布されたが、日本版ではデータのみ存在している。
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira145990.jpg
面白かった
アズレンSS増えたら嬉しいね
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