【東方】過去の記憶と永琳と (4)
・注意
独自解釈有り、独自設定有り
更新は遅めになる可能性
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1505902380
「・・・駄目よ。偉い人には近づいてはいけない」
「・・・お姉ちゃん?」
「必ず、ね?」
「必ず戻ってくるから」
「それまで・・・、待っていて」
___
__
_
「・・・夢か」
あの時以来・・・、
最近同じような夢にうなされる。
幼き頃の、私がまだ『人間』であった時の思い出だ。
思い出すことすら忘れた、そんな記憶が今になって頭の中をよぎる。
「お師匠様、おはようございます」
襖を開け、弟子の優曇華が顔をのぞかせる
「ああ、優曇華。おはよう」
「はい。お師匠様、顔色が優れませんがどうかいたしましたか?」
優曇華が心配そうな顔をして言う。
「・・・、大丈夫よ」
「そうですか・・・、朝食の準備ができています」
「ありがとう」
一息ついて、布団から出る。
「・・・幼い頃、か」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません