【艦これ】浜辺の鎮魂歌【安価】 (6)
注意、暴力表現及び残虐な表現があります。轟沈表現もあります。苦手な方はブラウザバッグを推奨します。
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EP01 男は浜辺で何を思う
ライターの火が辺りの闇を照らす。慣れた手つきで煙草に火をつけて男は砂浜に座り込んだ。
「終戦ねぇ」
男は空を見上げそう呟いた。今日の昼に艦娘に聞かれた事が頭を過る
「提督は終戦を迎えたらどうしますか?」
何気ない質問だったんだろう。だが男はその質問に応えられなかった。
「終わったら自決しますなんて言ったらあいつらは起こるんだろうな」
終戦したら死ぬつもりだと部下に口が裂けても言えなかったのだ。男の精神は長年の戦争で疲弊していた。国の為に、人類の為に戦っていたはずの戦いは男にとって死ぬ為の戦いになっていた。
最初に帰って来なかったのは初期艦だった。遠征先での急襲により海に還ったと聞かされた。
だから男は対策を施した。それが彼女が男にして欲しい事だと考えたからだ。
それでも艦娘達は海に還っていく。万全の状態でも、万全の策を講じても、たったひとつズレただけで彼女達は還っていく。
「俺も早くそっちに行くからな」
男はボソッとそう呟いた。
遭遇安価 艦これ世界の人型(艦娘と深海棲艦のみ)
下1
初霜改二
サラトガ(たこやき)
くぅ疲
ふぅ
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