最原「VR?」 (17)
ニューダンガンロンパのSSになります。
入間「バーチャルリアリティのことだよ、ザコが!」
最原「バーチャルリアリティ・・・どこかで聞いた事があるような??」
入間「ダ最原に説明しても分かんねぇと思うが、バーチャルリアリティつーのは現物・実物(オリジナル)ではないけど、機能としての本質は同じであるような環境をユーザの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術およびその体系の事なんだよ!!」
最原「へぇー!」
入間「つうーことで、オレ様はそのVRを研究して、この装置を開発したって訳だよ。オレ様、つえーーー!!」
最原「見る限り、頭から被れる、怪しい装置にしか見えないけど・・・」
入間「とにかく被って見ろ!」
最原「う、うん。とりあえず、被ってみないと分からないよね!」
最原はVR装置を被った。
最原「こ、これは!?」
赤松(水着姿)「最原くん♪」
最原「/////////っ!!??」
入間「どうだ?」
最原「い、入間さんっ。こ、これは刺激が強すぎるよっ/////!?」
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入間「刺激が強いって、何言ってやがんだよっ、童貞がっ!! テメェ、バカ松でシコりてぇんだろ、あぁん? だから、オレ様はおかず用としてバカ松のデータをVRに取り込んだんだろがっ!!」
最原「そ、そんなこと一言も言ってないよっ!!」バンッ
入間「ヒィィッッーー!? な、なんだよぉっー。オレ様はただテメェの事を考えてだな・・・」ビクッ
最原「大体、VRでその人物と声を再現するにはその人の声がデータが必要だって事は分かるし、声は普段の生活の中で録音でもすればいいし、その人のデータも入間さんなら簡単に手に入るとは思うけど、赤松さんの、その、水着姿なんてっ・・・どうやって再現したのっ!?」
入間「あぁん、それも再現なんてオレ様からすれば簡単な話なんだよ! いいか、バカ松のデータを改造してだな・・・男好みの水着のデータをそいつにインストールすれば。ほらっ、データで再現されたこいつが水着姿になるって仕組みなんだよ!」
最原「そ、そんな事が可能なんだね・・・」
入間「あたりめぇだろ、時代は進んでんだよ!!」
最原「でも、いきなり赤松さんの水着姿は僕からして、刺激がっ///」
入間「まぁ、スタイルは、オレ様の方が一番上だがな!」
最原「で、僕にVR見せてどうする気なの?」
入間「まぁ、最初は良くオレ様に声を掛けるテメェに見せたけど、次はバカ松にでも見せるかなっ」ニヤニヤ
最原「ちょっと待って!? もしかして、さっきのを見せる気じゃ?!」
入間「見せねぇよ。さっきのはテメェ用だ! オレ様があいつに見せるのは・・・別のだよ」ニヤニヤ
最原「えっ?」
しばらくして・・・
赤松「いきなり呼び出してどうしたの、入間さん? それに・・・」
最原「や、やぁ、赤松さん」
赤松「最原くんも。どうして、入間さんの研究教室に?」
最原「い、いやあ、僕は入間さんから見せたい発明品があるって言われてさ・・・」
赤松「そう? じゃあ、もしかして、私を呼び出したのって?」
入間「もちろん、テメェに発明品を見せるために呼び出したんだよっ!」
赤松「やっぱりね。もちろん、大丈夫だよ♪ ただし、下品な発明品だったら、即却下だけどね」
入間「下品なもんじゃねぇよ、これだ!」
赤松「えっ、なにこれ?」
入間「VR装置だよ。バーチャルリアリティって奴を生で体験できるんだぜ! あっ、もちろん生って言ってもゴム無しのことじゃねぇけどな」
最原(発明品じゃなくて、言葉で言ったよ、下品な事を・・・)
赤松「へぇー。どれどれ」
最原「・・・・」
赤松「えっ、えぇっ!?」
最原(女装姿)「赤松さん!」
赤松「////////っ!!??」
入間「どうだ、バカ松?」
赤松「入間さんっ!? こ、これって、さ、最原、くんっ///!!??」
最原「えっ!? ぼ、僕っ??」
女装姿だと!?
俺にもソレ見せろおおおおお!
赤松「あっ、最原くん、ごめん。今から、入間さんと一対一で話したいから、ちょっと外に出ててもいいかな?」
最原「あ、うん。別にいいけど。(赤松さん、もしかして、僕の時みたいに///)」
赤松「ふぅー。さて、入間さん、どうして、最原くんが、しかも女装姿で見えたのっ!?/////」
入間「どうしてって、想像してシコってんだろ、いつも? だから、いつでもシコれるように最原をだな・・・」
赤松「そんなことしてないよっ!!」ダンッ
入間「ヒィィッッー!?」
赤松「そもそも女装姿な理由も教えてよ?」
入間「前にテメェが話してただろ、最原は女装すれば似合いそうだって・・・だから、テメェの為にわざわざ最原の女装姿をVRにしてあげたんだよ!」
赤松「私の発言でこうなったとしても、流石にこれはどうかなって・・・」
入間「でも、テメェ、正直まんざらでもねぇんだろ?」
赤松「そ、それは///」
入間「もうイッちまえよ。すれば、楽になるぜー?」
赤松「/////」コクン
入間「ヒャヒャヒャ、いいぜ、いいぜ!!」
入間「さて、ここいらで一通りの奴らにVRを見せてみっか! あっ、待てよ。ここはイタズラでも仕掛けてみるか!」
入間「まずは茶柱にでも・・・」
食堂
茶柱「ふぅ、ネオ合気道で体をたくさん動かしました。って、なんですか、これ?」
VR装置←書き置き付き
茶柱「なになに・・・茶柱転子へ、その装置を付けてみてください・・・?? うーん、怪しいですけど、これも気になりますし、一応付けてみましょう!」
食堂の陰
入間「・・・・・」
茶柱「はっわあああああっっっっーーーーーーー!!??」
入間「ぷっ、ヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」
茶柱「あっ、入間さんっ、貴方の仕業ですかっ!?」
入間「よぉ、茶バネゴキブリ。どうだ、VRはよぉ?」
茶柱「どうなっているんですか!? 変な装置を被ったらいきなり転子の視界に、たくさんの男死がっ!!??」
入間「これを被ると、装置の働きで色んなものが見えるんだ! どうだ、良いだろ?」
茶柱「良くはありませんよっ!? 転子の目が腐ったらどうするんですか!!」
入間「ひぃぃー!? そ、そんなに怒んなっての!! 代わりにいいもん、見せてやっからよぉ・・・」ビクッ
茶柱「いいもの?」
入間「ちょっと待ってろ、ザコが!」
入間はVR装置をいじる。
入間「これでよし。ほらよ、もう一回被って見ろ!」
茶柱「で、でも・・・」
入間「今度は大丈夫だよ。信用しろ、ゴキブリ!」
茶柱「わ、分かりました・・・これはっ!?」
夢野(VRの映像)「転子ー!」
茶柱「ゆ、ゆ、夢野さんっ!?/////」
夢野(VRの映像)「な、なでなで、ぐらいならしても、よいぞっ///」
茶柱「うきゃああああっーーー///// 夢野さんがデレましたー♪♪」
入間「ヒャッハー、どうよ?」
茶柱「夢野さーん、転子が撫でてあげますよっ!」
入間「ねぇ・・・聞いてよぉーーー」ズーン
茶柱「あっ、すみません、入間さん! それにしても、この装置は良い物ですね♪」
入間「だろー! オレ様、凄いだろ! 勃起する程にすんげぇだろ?」
茶柱「下品なところはともかく、これを作った入間さんは偉大です。」
入間「や、やめろ。そ、そんなに褒められると・・・て、照れるじゃねぇかっ//////」カァァ
茶柱「でも、いきなり男死を見せたのはなぜですか?」
入間「そ、それは・・・だな。ただの、イタズラだ! 気にすんな・・・」
茶柱「イタズラ、ですかっ!? それだったら、イタズラしないで、最初から夢野さんのを見せてくれれば良かったじゃありませんかっ!」
入間「オレ様は、ただじゃ人を喜ばせるのは性に合わないしな、最初にイタズラから始めた方がおもしれぇじゃねぇか!!!」
茶柱「は、はぁ、そうですか?」
入間「次は・・・ゴン太に決定だ!」
獄原「虫さん、どこにいるのかな?」
入間「おい、ゴン太!」
獄原「あっ、入間さん。ゴン太に何か用?」
入間「これ、被ってみろ!」
獄原「なにかな、これ??」
入間「いいから、被りやがれ! 被れば分かるぜ、デカチンが!!」
獄原「う、うん。分かったよ・・・こ、これって!?」ビクッ
入間「どうだ?(中身は以前、オレ様が開発したプロジェクターの虫を最原に見せた時の映像を、VRとして再現したものだ!)」
最原(VRの映像)「む、虫っ、どうして虫がっ!? わぁぁっ!!??」
獄原「・・・・・」
入間「おい、何黙ってんだよ! なんか言えよ、おらぁ!!」
獄原「入間さん・・・」
入間「ん?」
獄原「最原君・・・虫さんが嫌いなんだね!!!」ゴゴゴゴゴゴゴ
入間「ひぃっ!?」ビクッ
獄原「どうしてっーー!?」ゴゴゴゴゴゴゴ
入間「お、オレ様が知る訳ねぇだろ・・・。さ、最原の奴に直接、き、聞けよな・・・」ビクビク
獄原「分かった!!! 聞いてくるよ!!!」ダダダダダダダダダダダダダ
入間「・・・・大の虫好きだから、これを見せたら驚くだけって思ったけど、まさかここまでとはな・・・。ゴン太の野郎、虫が絡むとああなるんだな!」
一方・・・
獄原「最原君、どうして虫さんが嫌いなのーー??」ダダダダダダダダダダダダダ
最原「わぁっ、ご、ゴン太くんっ!? どうしたの、いきなり!? ぼ、僕は何も言ってないよっ!!??」ビクッ
入間「白銀の奴はどうかな?」
白銀「♪・・・んっ?」
目の前にVR装置・・・書き置きと一緒に
白銀「なに、これ?(これだな。入間さんがある程度の生徒に見せて回ってるっていうVR装置って・・・)」
白銀「どれどれ、被ってみようかな。興味あるし・・・これは!?」
入間(どうだ?(映像は地味メガネがたくさんの人物に変装する姿を想像し、試行錯誤して再現したものだ!))
白銀「入間さん、こんなことするのって入間さんだよねっ??!! 地味に近くにいるんでしょ、出てきてよー!!!」バンッ
入間「ひぅっ!?」ビクッ
白銀「あー、やっぱり入間さんだ!」
入間「なんだよぉ・・・」ビクビク
白銀「VRにあった、あの映像は何? 大体、コスプレは変装じゃないんだって!!! 何度、言わせるのさ!!!」バンバンッ
入間「(イタズラに使ってみようと考えて再現したけど、白銀の奴、普段の大人しさとは裏腹にここまで怒るとはなぁ・・・)」
白銀「入間さん、地味に聞いてるの? 聞いてないんだったら、コスプレが変装じゃないって証明するから、それに付き合ってもらうよ、長々と?」
入間「ひぅっ・・・ご、ごめんなさい(って、なんで偉大で、超美人なオレ様がこんなザコ相手に頭を下げてんだっ!?)」
入間「キーボ、言ってみっか!」
キーボ「・・・・んっ、なんですか、これ?」
入間(まずは、VRを見たキーボの反応だよな。)
キーボ「これは何かの装置でしょうか? きっとモノクマが用意したか、もしくは入間さんが忘れた発明品ですかね?? でも、モノクマなら、絶対にボク達を呼び出して用件を告げるはずですからモノクマは無いとして・・・入間さんですね!」
入間(さすがにオレ様のだとは分かっちまったか・・・ヒャヒャヒャ、やるな、キーボ!)
キーボ「せっかくですし、入間さんに届けてあげましょうか! 研究教室にこもっているはずですから」
入間「えっ? ま、マズイ! このまま行かせたら、キーボに見せたいもんを見せられなくなる!? ・・・こうなったら」ダダ
入間「あれっ、オレ様の発明品、どこにいったかな? お、おかしいな?(忘れ物を探しに来たフリをして、キーボに近付き、受け取った所で被るように話を勧めるしかねぇ!!)」
キーボ「あっ、入間さん。これ、入間さんの忘れ物ですよね?」
入間「あっ、それだ。ヒャッハー、一応礼ぐらいは言っておいてやるぜ! 感謝しろよ、ザコが!」
キーボ「拾ったのに酷いですよ、入間さんっ!?」ビクッ
入間「それよりも、この装置、試してみたかねぇか、オイっ?」
キーボ「いえ、興味ありませんよ。入間さんの事ですから、どうせ下品なものなんでしょうし!」
入間「ひぐぅっ!? ひ、ヒドイーーー!!」ズーン
キーボ「あっ、少し言いすぎました。ごめんなさい!」
入間「じゃあ、試しに被ってみろ、発明品を!」
キーボ「ぐぐぐっ、分かりました・・・こ、これはっ!?」
入間「どうだ?(映像は、ただ単に王馬が目の前に立っているものだ)」
キーボ「お、王馬クン!? い、いつの間にっ!!??」ビクッ
入間「そうだよ。オレ様はキーボのこういう驚く反応が見たかったんだよ!!」
入間「キーボにも見せられたし、全員まとめてみせるのは、一旦明日にすっか・・・と、言いたいところだけど、オレ様をいつも馬鹿にし、罵倒ばかりする王馬の野郎だけは、見せるついでに仕返しのつもりでVR装置を使って驚かせてみるか、最後に!!」
王馬「♪・・・んっ?」
入間(あの野郎は一番何考えてるかわかんねぇし・・・他に方法がねぇから、とりあえずはいつもみたいに設置したが・・・大丈夫だったかな??)
王馬「・・・・・♪!!」ニヤリ
入間「!?」ビクッ
王馬「あっ、こんなところに、変なものがあるねー♪ せっかくだし、被ってみよーとっ♪」
入間(あの野郎、オレ様だって、察してわざと・・・)
王馬「・・・・・・」
入間(なんだ? どうして、反応しねぇんだよ!? 映像は普通の奴はおろか、流石のオレ様でも長時間卒倒するような感じのホラーものだし、他の怖いものだっていっぱい取り込んだ、はずだぞっ!!??」
王馬「・・・・・おい、豚便器!!」
入間「ひぃぃっーー!? 豚便器っー?!」ビクッ
王馬「なんで、こんなつまんねぇもん見せたんだよ、お前の頭は空っぽか、あぁんっ? おかげでつまんな過ぎて退屈だよ、退屈過ぎてオレ、死んじゃうかも! そしたら、どう責任取るつもりなんだよ、この頭空っぽの色豚ビチ子がっ!!!」
入間「空っぽの色豚ビチ子っー!?」ビクッ
王馬「一々反応するなんて、ドが外れた変態・・・いや、頭が外れた大馬鹿以上の大馬鹿だねー、豚便器ちゃんはー♪ ニシシッ♪」
入間「ふぇぇっっーーー、ひ、ヒドイーーーーっ・・・」ズーン
王馬「あのさぁ・・・オレって悪の総統だから、怖いもんや恐ろしいもんなんて、とっくに見飽きてんだよね・・・。それこそ、死ぬほどの経験だっていっぱいしたんだから、このオレを、B級以下程度のホラーもので驚かそうなんて・・・浅はかもいいところだよねっー♪」ニヤニヤ
入間「ひぃっ!? な、なんだよぉー」
王馬「なんて、嘘だよー♪ 本当は、こわ、かったんだ・・・うわああああぁぁぁっっっっーーーーーん!!! ビエエエエエエエエーーーーーーーーッッッッッン!!!!!!」
入間「けっ、どうせ嘘泣きだろ?」
王馬「うん、もちろん嘘だよー♪ あー、泣いたらスッキリした!!」
入間「一々うるせぇし、面倒くせぇんだよ、このツルショタが!」
王馬「・・・そうだ! ねぇねぇ、入間ちゃんは、どうしたらオレを驚かせることができるか、知ってる?」
入間「ケッ、悪口は無視かよっ! それに、テメェを驚かせる方法なんて知るか!! あれでもビクともしなかったんだからよぉ・・・」
王馬「あるよ・・・一つ、いや二つだけ・・・」
入間「あぁん?」
王馬「それは・・・もちろん・・・」
入間「・・・・・」
王馬「コロシアイと・・・・学級裁判だよっ!!!!!!!!」←スライムのような顔
入間「!?」ビクッ
王馬「同じ人を殺せるコロシアイと、同じ人を暴ける学級裁判・・・そんな刺激的な事でしか、オレを驚かせる方法は、他にないよねっ!!」ニヤリ
入間「なっ、何なんだよ、テメェは!?」
王馬「・・・まぁ、そこは気にしなくて、いいんじゃないの? あははははは!!」
王馬は去って行った。
入間「けっ、本当になんなんだよ、あの野郎。胸くそ悪くなってきたな・・・さっさと部屋に戻るか!!」
結局、VRを見せたのは、この面々だけであった。
終里
おまけ
百田「へぇ、これが入間が開発したっていう「VR」って奴か?」
最原「うん。百田くん、昨日の事話したら見てみたいって言ってたでしょ? それで、入間さんに無理言って借りてきたんだよ!」
百田「助かるぜ。ありがとな、終一。」
最原「うん。いいよ、それぐらい!」
百田「そういえば、これを被れば何かしらの映像が見れるって聞いたが、どんな映像なんだ、そりゃ?」
最原「いや、僕も分からないんだ。ただ、入間さんが男が見るとかなり楽しめるとか、興奮する映像だって事だけは聞いたよ。
百田「楽しめる、興奮・・・何だそりゃ?!」
最原「とりあえず、見てみたらどうかな?」
百田「おぉ、それもそうだな。どれどれ・・・って、なんだこりゃあっ!?」
最原「えっ、どうしたの!?」
百田「//////」
最原「えっ、えっ、百田くん、顔赤いけど、何が見えたの!?」
百田「み、見てみろ/////」
最原「?・・・・こ、これはっ!?」
VRの映像には春川と夢野以外の女子全員の水着姿だった。
最原「入間さん、こんなものもVRの映像にしてたなんてっ/////」
百田「それにしても、ハルマキと夢野の姿がないのは、一体なんなんだ?」
最原(きっと・・・女性にとっての一番の悩み・・・あれの問題、だろうな・・・。入間さんも考えたよ・・・よく)
百田「でも、これは、これでなんつーか、ロマンを感じるな! な、そうだろ、終一?」
最原「えっ!? そ、そうかな??」
百田「おいおい、感じてみろよ。男のロマンっつーのがあるじゃねぇか。」
最原「うーん? ごめん、百田くん。悪いと思ったけど、やっぱり僕にはロマンが・・・」
百田「そうか。まぁ、感じられねえなら、仕方ねえ!! 人間、ロマンを感じるもんだが、無理は禁物だからな。また、感じられる時にだけ感じればいいんだ!!」
最原「うん。本当にごめん」
百田「もういいって事よ。それよりも、終一。見ただろ、女共の水着姿!! なんっつーか、赤松とか白銀、それに東条の奴が良かったな!!!」
最原「うん、そうだn・・・!?っ」ビクッ
百田「後、茶柱にアンジー、入間も中々だったしなぁ!!」
最原「け、結局は全員(春川さんと夢野さん以外)なんだね・・・」ビクビク
百田「おぅよ! これが男のロマンって奴だぜ。って、どうした、終一? 震えてっぞ、寒いのか??」
最原「う、後ろ・・・」
百田「あぁん? 後ろって、後ろに誰g春川「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
百田「うわぁっ!? は、ハルマキじゃねぇかっ、びっくりさせるな!!??」
春川「百田・・・今の言葉はどういう意味?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
百田「あ、あぁん? ど、どういう意味って、どういうことだよ?」
春川「とぼけないで、正直に言いなよ? 今、赤松、白銀、東条、茶柱、夜長、入間の名前がいっぺんに出てきて、水着姿だとか、ロマンとかって聞いたけど。それに、私と夢野の姿がないって聞いたような・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
百田「な、なんでもn・・・・あっ!?」ガチャン
春川「なにこれ?」ギロ
最原(や、ヤバ過ぎるよ、百田くんっ!? 普通、ここでVR装置を落とさないよねっ?!)
春川「見る限り、これは被ればいいんだね・・・!?っ///」
百田「」
春川「百田・・・・・」←ドスのきいた低い声で
百田「な、なんだっ!?」
春川「ちょっと話があるから、こっちに来てよ? なんなら、向こうで話そうか、たっぷりと!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
百田「なっ!?」
最原(マ、マズイっ!? 春川さんのオーラがいつも以上に強力だ! これは完全に本気だよっ!?)
春川「いいから、来い!! さもなくば、殺されたいの?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
百田「ま、待てぇっ!? 俺の話をちゃんと・・・」
春川「無駄話とか言い訳はいい!! もういい、無理やりでも、連れて行く!!!」グイッ
百田「いてててっ!? や、止めろ、ハルマキ。耳を引っ張るなっ!!」
最原(百田くん、ごめん。僕だけじゃどうにもならないよ・・・)
春川「最原!」
最原「えっ、なに、かな!?」
春川「あんたに、この装置を渡した奴の名前を教えな!!」
最原「えっ、ええっと・・・」
春川「早く教えろっ!!! さもないと[ピーーー]っ!!」ギロ
最原「ひぃっ!! い、入間・・・さん、だ、よ・・・(入間さん、ごめん!)」
春川「やっぱり・・・あいつか、元凶はっ!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
百田「お、おい、ハルマキ・・・?」
春川「教えてくれて助かったよ。」
最原(ふぅ、これでとりあえずは・・・)
春川「だけど、最原、あんたもあんただよ! この装置みたいなもので百田にこんなもんを見せたようだから、あんたにも制裁と、言いたいけど、あんたは素直にこの装置を渡した人物を教えてくれたから、特別に軽めの制裁で済ませてあげる!」
最原(助かってない!? 僕もおしおきみたいなものを受ける羽目になったようだけど、春川さんの軽めが何だか怖い・・・)
春川「けど、入間は、ただじゃ済ませないっ!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
最原(ひぃっ、入間さん・・・本当にごめん!)
その後、僕は、春川さんから制裁として両方の頬に二発の殴打を受けたが、百田くんは全治一週間の怪我を負い、東条さんの手当を受けている。ちなみに入間さんは・・・。
春川「入間っーーーーーーーー!!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
入間「ひぃぃぃっっっーーーーー、なんだっーーーー!!??」
入間さんは・・・研究教室に入って来た春川さんによって目の前でVR装置や他の発明品(下品な発明ばかり)を壊され、更には喉元にナイフを突き付けられてしばらくは下品な発明をしない事を無理矢理約束させられた・・・らしい。
ちなみに解放された入間さんは、その日・・・泣きじゃくっており、更には翌日からは放心状態だったという・・・。
最原「やっぱり、VRじゃなくて、普通が一番ってことかな? いたたっ、まだ頬が痛むっ!? いたたたっ!!」
今度こそ終里
あげ
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