サターニャ「あんたヴィネットが死んだのもしらないわけww」 (7)

投下していきます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498668449

昼を過ぎた頃ガヴリールは部屋のかたずけをしていた。
自分から進んでやったのではなく彼女の親友であるヴィーネに
そうしろと言われたのである。
ガヴリールはなぜ、ヴィーネが自分の世話をするのかが気になって仕方なかった。
だからなのであろう。

「ヴィーネって何で私の世話なんかするの?」

ガヴリールは無意識のうちにヴィーネに聞いていたのである。
ヴィーネはガヴリールの言葉を聞くなり怒りを露わにした。

「それはあんたが毎日毎日部屋を片しても散らかすでしょーが」

彼女はそう言いながらも部屋の掃除をてきぱきとする。

「じゃあ私がもしもさターニャだったら?」

ガヴリールがそう問いかけるとヴィーネは考える素振りを見せた後に
こういった。

「ガヴがサターニャだとしても私は世話をするわよ。」

その言葉を聞きガヴリールの心が傷つく。
内心のどこかでヴィーネが『自分』だけを特別扱いしてくれると思っていたからである。

「そ・・・・そう」

ガヴリールが言ったその言葉を最後に二人は会話を一切しないまま
時が過ぎていった。

ーーーー

「・・・・うん?」

次の日ガヴリールが目を覚まして時間を見ると、時計の針が午後1時を指していた。
当然学校は大遅刻が決定しているのだがガヴリールは不思議に思ったことがあった。

「ヴィーネ?」

普段なら遅刻前にヴィーネが起こしに来るか、休みの連絡を入れてくれるのだが、
スマホを見てもヴィーネからの連絡は一切入っていない。
仮にヴィーネが風邪をひいているとしても真面目な彼女は連絡を必ずガヴリールによこす。
不思議に思ったガヴリールだが、何も気にせず学校を無断欠席して寝ることにした。



ーーーー

おかしい。何がおかしいのかというとヴィーネが起こしに来なくなってから一週間、
ヴィーネは一回もガヴリールに連絡どころか家にも来ていない。
なぜかと考えていると突然インターホンが鳴る。
ヴィーネがやっと来たかと思ったガヴリールは内心安心した表情と、実は心配してたことがヴィーネにばれたらからかわれると思いなるべくいつも通りのやる気のない顔のままドアをあける。

「なんで!? 親友だったんでしょ? 見損なったわ!!」

今日はここまで。
友人が昔、ブルーネームでss投稿してたんで後を引き継いだ感じです。

ドアを開けると同時に赤髪の普段はにこやかで馬鹿そうな雰囲気を漂わせてる彼女が必死の形相でガヴリールにつかみかかる。
彼女の名前はサターニャである。後ろの方に目をやると、銀髪に十字架のアクセサリーをつけており優しそうな顔だちの少女ことラフィエルが後ろに立っているのが見える。

「サターニャ、放せよ」

周りを凍り付かせるような冷たい声でガヴリールが言う。そして彼女はある一点に注目していた。それをみてガヴリールは彼女らに疑問に思ったことを告げる。

「お前ら何で『黒いスーツ』なんか着てるんだ?」

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