~ガヴの家~
ガヴ「………」カタカタ
ガヴ「お、やっと落としたか。ったく泥率低すぎだっつーの」カタカタ
ピローン♪
ガヴ「ん……?lineか」
ガヴ「ま、どうせサターニャだし無視するか」
ガヴ「………」カタカタ ピタッ
ガヴ「………いや待てよ。ヴィーネの可能性もあるな。明日何かあったっけ?」
ガヴ「一応確認するか……」ポチポチ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1494343373
< 友達として追加されていないユーザーです
ゼルエル『妹よ、元気にしてるか』
ガヴ「!?」
ゼルエル さんをブロックしました
ガヴ「な、なんで姉さんから……」
ガヴ「あまりの衝撃に思わずブロックしちまったけど、大丈夫だよな………」
ピローン♪
ガヴ「ひぃっ」ビクッ
ちなみに
『』がLINE会話です
9割『』で進行するかと
< 友達として追加されていないユーザーです
ゼルエル『おい、なんでブロックするんだ』
ガヴ「な、なんで!?ブロックしたはずなのに……っ」
ガヴ(と、とにかく一応返事しとくか……)
ガヴ『ごめんなさい、姉さん。ちょっと手が滑っちゃって』
ゼルエル『大丈夫だ。こんなこともあろうかと』
ゼルエル『携帯は二台ある』
ガヴ(ちっ……そういうことか!)
ガヴ『ところで、どうしたの?』
ゼルエル『あぁ。用というほどのことでもないが』
ゼルエル『あれからのお前の近況を聞いておこうと思ってな』
ガヴ『近況?』
ゼルエル『お前を再教育してから数か月が経ったが』
ゼルエル『今度こそしっかりとやっているのか気になってな』
ガヴ(気になるもなにも、千里眼で私のプライベートは筒抜けじゃないか……)
ガヴ『姉さんには千里眼があるから』
ガヴ『そんなこと一々聞かなくてもわかるんじゃないの?』
ゼルエル『バカを言うな』
ゼルエル『あれは結構天使力を消費から』
ゼルエル『そう何度も使ってたら私の身が持たないよ』
ガヴ『そうなんだ』
ゼルエル『それに』
ゼルエル『私にも大学があるからな』
ゼルエル『常にお前の動向を見ているわけではない』
ガヴ『大変だね』
ガヴ(……ということは私に対して、事実上ノーマーク、か)ニヤッ
ガヴ『ところで姉さん』
ゼルエル『なんだ?』
ガヴ『どうして私のLINEを知ってたのかなーって』
ゼルエル『あぁ、そんなことか』
ゼルエル『この前お前の後輩に偶然会ったから』
ゼルエル『話の流れで聞いたら』
ゼルエル『普通に教えてくれたぞ』
ガヴ『後輩って、タプリスのこと?』
ゼルエル『そうだ』
ゼルエル『それが何か?』
ガヴ『オーケー』
ガヴ『ありがとう姉さん』
ガヴ「…………」ポチポチ
< タプリス
ガヴ『おい』
ガヴ『おいこら』
< ガヴリール が(ジト目)スタンプを送信しました
< ガヴリール が(ジト目)スタンプを送信しました
< ガヴリール が(ジト目)スタンプを送信しました
< ガヴリール が(ジト目)スタンプを送信しました
< ガヴリール が(ジト目)スタンプを送信しました
タプリス『スタンプ連打はやめてください』
タプリス『何ですか一体』
ガヴ『お前、姉さんに』
ガヴ『私のLINE教えただろ』
タプリス『教えましたよ』
タプリス『特にお断りする理由もなかったので』
タプリス『先輩のお姉さんでしたし』
ガヴ『勝手に教えるなよ……』
タプリス『むしろご姉妹なのに』
タプリス『知らなかったことのほうが』
タプリス『私としては驚きでした!』
ガヴ『お前のせいで』
ガヴ『姉さんからLINEがきたんだけど』
タプリス『?』
タプリス『問題があるようには思えませんけど……』
ガヴ『めんどくさいじゃん』
タプリス『え?』
ガヴ『絶対毎日送ってくるだろ』
ガヴ『堅物の姉さんなら』
ガヴ『ガヴリール、起きてるか』
ガヴ『ガヴリール、勉強の調子はどうだ?』
ガヴ『ガヴリール、今度そっちに行かせてもらおうと思ってるんだが』
ガヴ『などなど言い出したらきりがない』
タプリス『確かにあり得そうですね』
ガヴ『それに加えて』
ガヴ『あの千里眼だぞ』
ガヴ『鬼に金棒、天使にラッパじゃねーか』
タプリス『あ、すみません』
タプリス『ちょっと用事が出来たので』
タプリス『これで失礼しますね』
ガヴ『おい』
ガヴ『あからさまに逃げるな』
< ガヴリール が(怒)スタンプを送信しました
< ガヴリール が(怒)スタンプを送信しました
< ガヴリール が(怒)スタンプを送信しました
シーン…
ガヴ『最近分かったことだが』
ガヴ『どうやら私の写真をコレクションしている』
ガヴ『物好きがいるらしい』
ガヴ『確か何だったっか……』
ガヴ『あ、そうだ』
ガヴ『天真先輩秘蔵写真集』
タプリス『待ってください』
ガヴ『お気に入りは3ページ目の左上の写真』
タプリス『待ってください!』
ガヴ『天使としてこれはよくないと思いますよ』
ガヴ『タプリス』
タプリス『すみません』
タプリス『出来心だったんです』
タプリス『でも一体』
タプリス『どこからその情報を』
ガヴ『タプリス』
タプリス『まさか胡桃沢先輩が……?』
ガヴ『タプリス』
タプリス『はい』
ガヴ『後日改めて』
ガヴ『その話は聞きますね』
タプリス『すみませんでした』
ガヴ『くれぐれも証拠隠滅など』
ガヴ『愚かなことは考えないようにお願いしますね』
タプリス『本当にすみませんでした』
ガヴ「………ったく、タプリスにも困ったもんだ。……じゃなくて!!」
ガヴ「姉さんをどう対処するか考えないと!」
< ゼルエル
ゼルエル『おいガヴリール』
ゼルエル『返事をしろ』
ガヴ『ごめん姉さん』
ガヴ『ちょっと来客があって』
ゼルエル『そうか』
ゼルエル『それはそうとガヴリール』
ガヴ『なに?』
ゼルエル『お前にいい知らせと悪い知らせがある』
ゼルエル『どっちから聞きたい?』
ガヴ『どっちも聞きたくないんだけど』
ゼルエル『まずは悪い知らせだ』
ガヴ『無視ですか』
ゼルエル『明日、本来ならば休みを利用し』
ゼルエル『お前に会いに行くつもりだったが』
ガヴ『何勝手に決めてんのさ。入れないよ』
ゼルエル『困ったことに大学の講義が入ってしまい』
ゼルエル『その予定が没になった』
ガヴ『わーそれは残念だねー』
ゼルエル『本当にな』
ゼルエル『せっかくの再々教育の機会を』
ガヴ『えっ』
ゼルエル『逃してしまったからな』
ガヴ『ちょっとお姉さま』
ゼルエル『なんだ妹よ』
ガヴ『今再々教育とおっしゃいましたが』
ガヴ『一体どういうことなのでしょうか』
ゼルエル『さて』
ゼルエル『良い知らせの方だが』
ガヴ『待って』
ゼルエル『さっきの話とは少し関係あるのだが』
ガヴ『待って?』
ゼルエル『その大学の講義で』
ガヴ『聞く耳は持たない、と』
ゼルエル『下界の調査に』
ゼルエル『行くことになった』
ガヴ『嫌な予感しかしないんだけど』
ゼルエル『そこで、だ。ガヴリール』
ガヴ『お断りします』
ゼルエル『まだ何も言ってないが』
ガヴ『言わなくてもわかるよ!』
ガヴ『1日私の家に泊めてほしいとか』
ガヴ『言うつもりなんでしょ』
ゼルエル『違うぞ妹よ』
ガヴ『え』
ガヴ『違うの?』
ガヴ『なんだ、びっくりさせないでよ』
ゼルエル『すまんな』
ゼルエル『実際は』
ゼルエル『1日だけじゃなくて1週間、だ』
ガヴ『あ』
ガヴ『私用事を思い出したので』
ガヴ『これで終わりますね』
ゼルエル『ちょっと待て妹よ』
< ゼルエル さんをブロックしました
ガヴ「一週間とか絶対嫌なんだが……」
ガヴ「とはいえ、姉さんのことだ。問答無用でやってくるに違いない」
ガヴ「………」ポチポチ
< いつもの(4)
ガヴ『緊急事態が発生したんだが』
ヴィーネ『どうしたの?』
サターニャ『珍しいわね』
サターニャ『ガヴリールからline送ってくるなんて』
ガヴ『明日から再び』
ガヴ『あの悪魔が来るらしい』
ヴィーネ『悪魔?』
サターニャ『なんで私の行動がわかったのかしら』
ガヴ『お前も来る気だったのかよ』
サターニャ『謀ったわねガヴリール!』
< サターニャ が(怒)スタンプを送信しました
< サターニャ が(怒)スタンプを送信しました
< サターニャ が(怒)スタンプを送信しました
ガヴ『サターニャうるさい』
ヴィーネ『サターニャうるさい』
ラフィ『サターニャさんうるさいです~』
サターニャ『便乗してるんじゃないわよラフィエル!』
ガヴ『バカは放っておいて』
サターニャ『バカとはなによ!』
サターニャ『酷いじゃない』
サターニャ『あ』
サターニャ『もしかして』
サターニャ『この私を恐れて』
サターニャ『命乞いにきたのね!』
サターニャ『無理もないわ』
サターニャ『なにせこの私は』
ヴィーネ『サターニャ』
サターニャ『泣く子も黙る』
ヴィーネ『サターニャ』
サターニャ『大悪魔なのだから!』
ヴィーネ『サターニャ』
サターニャ『なによ』
ヴィーネ『気は済んだ?』
サターニャ『何言ってるのか意味が分からないわ!』
< サターニャ が(ドヤ顔)スタンプを送信しました
ヴィーネ『気は済んだ?』
サターニャ『だから何を言って』
ヴィーネ『サターニャ』
サターニャ『あ、はい』
ヴィーネ『気は済んだ?』
< ヴィーネ が(笑顔)スタンプを送信しました
サターニャ『すみませんでした』
ヴィーネ『ん』
ヴィーネ『じゃあガヴ』
ヴィーネ『話を続けて?』
ガヴ『お、おう』
ラフィ『文面だけでもヴィーネさんの恐ろしさがひしひしと伝わってきますね』
ガヴ(ヴィーネを怒らすなよ、サターニャ……)ブルブル
ラフィ『で、ガヴちゃんは』
ラフィ『なんの用だったんですか?』
ガヴ『あぁそうだった』
ガヴ『ゼルエル姉さんが』
ガヴ『明日私の家に来るらしい』
ヴィーネ『へぇ、久しぶりね』
ラフィ『電話があったんですか?』
ガヴ『いや』
ガヴ『どこぞのバカ天使が』
ガヴ『私のlineを』
ガヴ『姉さんにチクったんだよ』
ヴィーネ『タプちゃんのことね』
< ラフィエル が タプリス を招待しました
ガヴ『何してるんだよラフィエル』
ラフィ『このほうがおもし』
ラフィ『このほうが対策しやすいかと思いまして』
ガヴ『面白いっていいかけただろ』
ラフィ『そんなことありませんよ』
ガヴ『文面に残ってるんだよ!』
ヴィーネ『物的証拠を残しておきながら』
ヴィーネ『よくそんな噓つけたわね……』
< タプリス が参加しました
ヴィーネ『あ』
ヴィーネ『きたみたいね』
ラフィ『ですね』
タプリス『白羽先輩』
タプリス『このグループは一体なんですか?』
ガヴ『さっきぶりだな』
ガヴ『タプリス』
< タプリス が退会しました
ガヴ『逃げたな』
ヴィーネ『あんたタプちゃんに何したのよ』
< ラフィエル がグループの名前を ガヴちゃん大好き同好会 に変更しました
< ラフィエル が タプリス を招待しました
< タプリス が参加しました
タプリス『私も天真先輩のこと大好きです!』
ヴィーネ『タプちゃん……』
タプリス『あれ?』
タプリス『月乃瀬先輩もいらしゃったんですね!』
タプリス『同じ仲間としてよろしくお願いします!』
ヴィーネ『えーっと…』
タプリス『?』
タプリス『どうかしたんですか?』
ガヴ『タプリス、お前……』
タプリス『え』
タプリス『ひらはせんばい』
タプリス『colはドお言う琴出か』
ガヴ『落ち着け』
ガヴ『誤変換酷いぞ』
< ラフィエル がグループの名前を いつもの に変更しました
< ラフィエル が(笑顔)スタンプを送信しました
< タプリス が(泣)スタンプを送信しました
タプリス『すみませんでした』
ガヴ『お前の気持ちはわかった』
ガヴ『タプリス』
ガヴ『でも』
ガヴ『私を見た途端逃げるのは』
ガヴ『失礼だと思うが』
タプリス『すみません』
タプリス『怖かったので思わず』
タプリス『逃げちゃいました…』
ラフィ『まあまあ』
ラフィ『タプちゃんも反省しているようですし』
ヴィーネ『そうよ』
ヴィーネ『それよりも今は緊急事態なんでしょ』
ガヴ『そうだった』
ガヴ『単刀直入に言うが』
ガヴ『私を泊めてほしい』
ガヴ『明日から一週間』
< ガヴリール が(懇願)スタンプを送信しました
ヴィーネ『私はいいけど』
ヴィーネ『ずっと同じところに泊まってると』
ヴィーネ『お姉さんにバレちゃうんじゃない?』
ラフィ『ゼルエルさんは千里眼が使えますからね』
ヴィーネ『じゃあどこにいても意味がないじゃない』
ガヴ『いや』
ガヴ『そうでもないんだよこれが』
ヴィーネ『というと?』
ガヴ『千里眼は天使力を』
ガヴ『結構使うから』
ガヴ『そう何度も使えないらしい』
ガヴ『by本人』
タプリス『そうなんですか?』
ラフィ『それは初耳です』
ヴィーネ『でもそうだとしても』
ヴィーネ『一回でも使われれば』
ヴィーネ『居場所はバレちゃうんじゃない?』
ガヴ『ヴィーネの言うことはもっともだ』
ガヴ『だから私は考えたんだよ』
ガヴ『一か所だけではなく』
ガヴ『複数の家をローテーションで泊まれば』
ガヴ『姉さんの魔の手から逃れられるのではないか、とね!』
< ガヴリール が(悪い顔)スタンプを送信しました
ヴィーネ『本当に悪知恵だけは無尽蔵ね…』
ラフィ『でもこれなら』
ラフィ『うまくいくかもしれませんね~』
ガヴ『だろ?』
ガヴ『というわけで』
ガヴ『ラフィエルも協力してほしい』
ラフィ『私は構いませんよ~』
ガヴ『よし、じゃあ決定だな』
ガヴ『タプリス』
タプリス『はい』
ガヴ『今度こそ黙っといてくれよ』
タプリス『任せてください!』
ガヴ『もし言ったら』
ガヴ『わかってるよな?』
タプリス『絶対言いません』
タプリス『すみませんでした』
ヴィーネ『もう、ガヴ?』
ヴィーネ『あまりタプちゃんをいじめすぎたらだめよ』
タプリス『月乃瀬先輩…』
< タプリス が(泣)スタンプを送信しました
ガヴ『じゃあ日程だが』
サターニャ『ちょっと!!』
サターニャ『一人忘れてるんじゃないかしら?』
ガヴ『なんだ、いたのか』
ラフィ『いたんですねサターニャさん』
サターニャ『最初からいたわよ!!』
サターニャ『ちょっとシャワーを浴びてて抜けてただけよ!』
< サターニャ が(怒)スタンプを送信しました
ガヴ『あー』
ガヴ『じゃあお前も泊めてくれるか?』
サターニャ『ふっ』
サターニャ『愚かねガヴリール』
サターニャ『大悪魔であるこの私が』
サターニャ『天使であるあんたを』
ガヴ『あ、もういいです』
サターニャ『最後まで言わせなさいよ!』
< ガヴリール が サターニャ を退会させました
ガヴ『これで邪魔者はいなくなったな』
ヴィーネ『悪魔だわ…』
ラフィ『ちょっとサターニャさんの様子を見てきますね』
ガヴ『導りにいったな』
ヴィーネ『サターニャに対して容赦ないわね、ほんと』
ガヴ『自業自得だ』
ヴィーネ『ガヴってさ』
ヴィーネ『サターニャのこと嫌い?』
ヴィーネ『もしかして』
ガヴ『はぁ?』
ガヴ『何言ってるんだよヴィーネ』
ヴィーネ『まぁそんなわけないよね』
ヴィーネ『本当に嫌いなら』
ヴィーネ『サターニャの犬の件で』
ヴィーネ『ガヴがマスターさんに掛け合うわけないわね』
ガヴ『ちょっと待って』
ガヴ『なんでそのことを知っているのか』
ガヴ『詳しく聞きたいんだけど』
タプリス『なんですかそれ』
タプリス『すごく気になります!』
ガヴ『気にならんでもいい!』
ヴィーネ『ふふふ』
ヴィーネ『秘密よっ』
< ヴィーネ が(悪い顔)スタンプを送信しました
タプリス『そんなぁ』
ヴィーネ『一つ分かったことは』
ヴィーネ『ガヴちゃんがサターニャ大好きツンデレ天使ってことね』
ガヴ『おいふざけんな』
ガヴ『誰がツンデレだ』
ガヴ『つか別にサターニャのことなんて』
ガヴ『好きじゃないし!』
< ガヴリール が(怒)スタンプを送信しました
ヴィーネ『じゃあ嫌いなの?』
ガヴ『なんで両極端なんだよ……』
ガヴ『まぁ好きか嫌いかで言われれば』
< ラフィエル が サターニャ を招待しました
< サターニャ が参加しました
ガヴ『サターニャのことは好きだよ』
ヴィーネ『そっか』
ヴィーネ『あ』
ガヴ『なんだよ』
ガヴ『あっ、て』
ガヴ『あ』
ラフィ『あらあら』
ラフィ『大胆ですねガヴちゃん』
サターニャ『ガヴリール、あんた…』
ガヴ『違う』
ガヴ『これは違うんだ』
ラフィ『ガヴちゃん』
ガヴ『なんだよ』
ラフィ『照れなくてもいいんですよ?』
ガヴ『だーかーら!』
ガヴ『誤解だって言ってるだろ』
ガヴ『おいヴィーネ!』
ガヴ『よくも私を嵌めたな!』
ヴィーネ『たまたまよ!』
ヴィーネ『ラフィが招待するタイミングなんて』
ヴィーネ『わかるはずがないじゃない!』
ガヴ『ガッデム!!』
ヴィーネ『というかどう考えても』
ヴィーネ『嵌めたのはラフィでしょうに』
ガヴ『あ』
ヴィーネ『少しは冷静になって考えなさいよ…』
ガヴ『ラフィエル、お前覚えとけよ…』
< ラフィエル が(てへぺろ)スタンプを送信しました
ガヴ『うぜぇ…』
ガヴ『ということでサターニャ』
ガヴ『誤解だからな!』
ガヴ『勘違いするなよ』
ヴィーネ『必[ピーーー]』
タプリス『文面だけでも』
タプリス『先輩の焦りが見えてきますね!』
ラフィ『そんなガヴちゃんも可愛いです』
< ガヴリール が(怒)スタンプを送信しました
< ガヴリール が(怒)スタンプを送信しました
< ガヴリール が(怒)スタンプを送信しました
ヴィーネ『そういえばサターニャが静かね』
ラフィ『サターニャさんなら』
ラフィ『顔真っ赤にして硬直してますよ~』
< タプリス が(照れ)スタンプを送信しました
タプリス『ということですね!』
ヴィーネ『もしかしてサターニャの部屋にいるの?』
ラフィ『そうですよ~』
ラフィ『ガヴちゃんに退場させられて』
ラフィ『「どういうことなのよ!」って怒ったと思いきや』
ラフィ『「なんでこんな意地悪するのよ……っ」って半泣きになるサターニャさんは』
ラフィ『それはそれは素晴らしかったです!!』
< ラフィエル が(GJ)スタンプを送信しました
ヴィーネ『お、おう』
サターニャ『いい加減なこと言うんじゃないわよラフィエル!!』
サターニャ『だいたいこの私がその程度のことで』
サターニャ『泣くわけないじゃない!!』
ヴィーネ『嘘乙』
ガヴ『嘘乙』
タプリス『嘘はよくないです』
ラフィ『タプちゃんの言う通りですよサターニャさん』
サターニャ『こういう時だけ意気投合しないでよ!!』
ガヴ『で、』
ガヴ『サターニャは協力するの?しないの?』
サターニャ『大変不本意だけど』
サターニャ『天使に貸を作ると考えれば』
サターニャ『協力してあげてもいいかもしれないわね!』
ガヴ『普通に協力するっていえんのかお前は』
ヴィーネ『まぁいいじゃない』
ラフィ『それで、どういった感じで』
ラフィ『ローテーションするんですか?』
ガヴ『まず最初の二日間はサターニャの家行く』
ガヴ『同じ天使であるラフィエルの家に逃げ込むことは』
ガヴ『姉さんも予想してくるはずだから』
ガヴ『その裏をかいてサターニャの家にする』
ガヴ『そのあとはラフィエル、ヴィーネといった順番で回っていくよ』
ヴィーネ『わかったわ』
ラフィ『わかりました~』
サターニャ『最初に私を選ぶとは』
サターニャ『あんたよくわかってるじゃない』
ガヴ『よくわからんが』
ガヴ『今からサターニャの家に行くからな』
サターニャ『は?』
サターニャ『作戦は明日からじゃ』
ガヴ『何言ってるんだよ』
ガヴ『明日に姉さんが来るとは言え』
ガヴ『何時に来るかまではわからないんだぞ』
ガヴ『出発前に鉢合わせたら意味ないじゃん』
ヴィーネ『お姉さんに時間だけでも聞いたら?』
ガヴ『それは無理』
サターニャ『なんでよ!?』
ガヴ『ブロックしたもん』
ヴィーネ『うわー…』
サターニャ『それはちょっと』
サターニャ『まずいんじゃない?』
ガヴ『だからこそお前らに頼んでるんじゃないか』
タプリス『天真先輩』
ガヴ『なんだ』
タプリス『すみません』
タプリス『先輩の約束まもれそうに』
ガヴ『おい』
ガヴ『どうした』
ヴィーネ『タプちゃん?』
ラフィ『なんだか嫌な予感がしますね~』
タプリス『愚かだな、妹よ』
ラフィ『タプちゃん?』
ガヴ『おいタプリス』
ガヴ『質の悪い冗談はやめろ』
< タプリス が画像を送信しました
ヴィーネ『これは』
ガヴ『姉さん!?』
タプリス『ちなみにタプリスは』
タプリス『何も悪くない』
タプリス『つい先ほどブロックされたことについて相談した際』
タプリス『お前の動向についてもちょっとカマを掛けたのだが』
タプリス『それはもう見事なまでに引っかかってくれてな』
タプリス『このlineについて白状してくれたわけだ』
ヴィーネ『タプちゃんの返事があまりなかったのは』
ヴィーネ『お姉さんともやり取りしてたからだったのね』
ガヴ『卑怯だよ姉さん!!』
タプリス『何が卑怯だ』
タプリス『なんの関係もない友達をも巻き込んでおきながら』
タプリス『よく言えたものだな』
タプリス『ちなみにだが』
タプリス『お前が再教育後もだらけきっていることは』
タプリス『千里眼で見るまでもなくわかりきっていた』
ガヴ『やっぱりか』
ガヴ『でも千里眼を使わずに、なんで』
タプリス『お前の天使力が、上がるどころか』
タプリス『日に日に衰えていっているからだ!』
ガヴ『なんだって……!?』
タプリス『普通天使力は、天使としての行いを為していれば』
タプリス『自然に上がっていくものだ』
タプリス『それが上がらないと言うことは』
タプリス『もはや言うまでもないだろう』
ヴィーネ『ごめんガヴ』
ヴィーネ『正論過ぎて擁護できないわ』
ガヴ『ちょヴィーネ!?』
タプリス『ガヴリール』
ガヴ『はい』
タプリス『これはさっき個人lineで言った通り』
タプリス『再々教育が必要なようだな』
ガヴ(ちっ……まさか姉さんにこんな早くバレるとは思わなかった!)
ガヴ(……どうする。どうやってごまかしたらいいんだ……っ)
ガヴ(……………そうだ!!)
ガヴ(一か八かだけど……やってみるか)
ガヴ「………」カタカタカタ
ガヴ『姉さん』
タプリス『なんだ』
タプリス『自らの行いを悔い改める気になったか』
ガヴ『うん』
ガヴ『私が間違っていたよ』
タプリス『わかればいいんだ』
タプリス『しかし、今回の再教育はうけてもらう』
ガヴ『わかってるよ』
ガヴ『でもその前にこれを聞いてもらいたいんだ』
ガヴ『http://inunonakigoe.co.gdo』
タプリス『これは』
ガヴ『私の懺悔の言葉を録音したビデオレターだよ』
ガヴ『これで許されるとは思ってないけど』
ガヴ『聞いてほしい』
タプリス『ガヴリール……』
タプリス『わかった。聞こう』
ガヴ『ありがとう姉さん!!』
タプリス『さっきのをタップすればいいんだな』
ガヴ『あ、待って』
タプリス『なんだ』
ガヴ『近くにタプリスもいるんでしょ?』
ガヴ『ごめんだけど、イヤホンかなにかさしてからきいてくれないかな』
ガヴ『ほかの人に聞かれるのはさすがに恥ずかしいし…』
タプリス『なるほど。いいだろう』
タプリス『たまたま今日は持ち合わせていたからな』
ガヴ『あと音量は大きめのほうがいいかも』
ガヴ『もしかしたら声小さかったかもしれないし』
タプリス『注文がおおいな』
タプリス『まぁいい。では聞くぞ』
ガヴ『うん』
ガヴ(うまくいくか…………)
ガヴ「……………」
< タプリス が退会しました
ガヴ『よっしゃあ!!成功だ!』
ヴィーネ『黙ってみてたけど一体何をしたのよ』
ガヴ『犬嫌いの姉さんに、イヤホン装着ののち大音量で強面の犬が吠えまくる動画を見てもらった』
ヴィーネ『鬼か!!』
サターニャ『あ、この犬少し可愛いかも』
ラフィ『でもこれで賽は完全に投げられましたね』
ガヴ『つかお前ら』
ガヴ『見てたならフォローしてくれよ』
ラフィ『さすがにあの状況で口ははさめませんよ~』
ヴィーネ『お姉さんの言うことはむしろ至極当然のことだったしね』
サターニャ『お手洗い行ってたらいつの間にか終わってたわ!』
ガヴ『薄情ものめ!!』
ガヴ『とにかく』
ガヴ『作戦は変更なしだ』
ヴィーネ『そのことなんだけど』
ガヴ『なに?』
ラフィ『サターニャさんの家には犬がいるわけですよね』
ガヴ『そうだな』
ヴィーネ『なら一週間サターニャの家にいれば』
ヴィーネ『お姉さんは手が出せないんじゃない?』
ガヴ『あ』
サターニャ『ちょっと!!』
サターニャ『なんでこの私がガヴリールの世話を一週間も見ないといけないのよ!!』
ガヴ『サターニャ』
サターニャ『なによ!』
ガヴ『私はお前を信じてるぞ』
< ガブリール が(GJ)スタンプを送信しました
ラフィ『サターニャさん』
ヴィーネ『ファイト!!』
サターニャ『ちょっと!!』
サターニャ『あんたたち!面倒ごとに巻き込まれたくないからって』
サターニャ『私に押し付けるんじゃないわよ!!』
ガヴ『今から神足通で行くから』
ガヴ『お菓子とか諸々よろしく!』
サターニャ『待って』
サターニャ『マジで待ってください』
ガヴ(神足通!!)フワッ
◇
サターニャ『なんかピンクのパンツが降ってきたんだけど』
ラフィ『ガヴちゃん失敗したんですね』
ヴィーネ『やっぱり再教育受けた方が良かったんじゃ……』
ガヴ「…………」
おわり
ガヴドロキャラがLINEしてるところが書きたかっただけのss
つかLINEの表現難しすぎ
ガヴサタお泊りはできたら書きたいなと
お目汚し失礼しました
面白かった
グループ名が いつもの なのがなんか好き
お疲
好き嫌いのやりとりが原作でありそうなのがまたすごい
変にキャラが変わってないのが良かった
乙
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません