八神マキノ「スパイの休日」 (18)

シンデレラガールズの八神マキノのSSです。

またまた短め、少しキャラ崩壊?です。
出演アイドルは作者の好み。

全く関係ない前作
八神マキノ「チョコレートサンデー」
八神マキノ「チョコレートサンデー」 - SSまとめ速報
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~女子寮マキノ部屋~

<ピンポン 

八神マキノ「来客、ね。」
 
マキノ「どちら様?」
 
桐生つかさ「あたしだよ、つかさ。遅くなってすまねぇ。」
 
マキノ「大丈夫よ、今開けるわ。」
 
ガチャ
 
つかさ「これ、以前仕事を引き受けてくれたお礼のぬか漬けだ。」
 
マキノ「こんなにたくさん? なんだか悪いわね。」
 
つかさ「これは単なるビジネスのギブアンドテイクじゃねぇ。同じトップアイドルを目指す仲間、友達にあたしのぬか漬けを味わって欲しい、って気持ちもあるんだ。遠慮しなくていい。」
 
マキノ「......それじゃあ、ありがたく頂くわ。」
 
つかさ「もういい時間だし、あたしは明日に備えて部屋に戻るわ。おやすみ。」
 
マキノ「明日も仕事? 頑張って、おやすみ。」
 
バタン
 
マキノ(私は明日オフ。久々にゆっくりできそうね。)


~翌朝~ 

マキノ「朝......ね。少し眠いけれど、布団からでないと......」
 

 
マキノ「洗濯機を回して、ご飯を炊いてっと。お昼は貰ったぬか漬けとご飯にするとして、今朝はトーストにしようかしら。」
 
ピロン

マキノ「あら、泉からメッセージが......」 
  

大石泉『マキノ、おはよう。今暇かな? 実家から新茶が届いたから持っていきたいのだけれど。』
 
マキノ「新茶、か。『おはよう。大丈夫よ、今日はオフだから。』っと。」
 


<ピンポン
 
ガチャ
マキノ「泉、いらっしゃい。上がっていいわよ。」
 
泉「おじゃまします、っと。はいこれ、実家から届いた新茶。
 いっぱい貰ったからマキノにも、と思って。」
 
マキノ「ありがとう。コーヒーに少し飽きてきたところなの。助かるわ。」
 
泉「良かった。喜んでくれて。」
 

 
マキノ「美味しいわね、この新茶。」
 
泉「ええ。」
 


~~~~~~~~~~~~~~~~~

 
泉「それでさくらったら、『新茶にホコリが浮いてますぅ』って。」 
 
マキノ「確かに、知らない人から見ればホコリみたいね。

 若い茶葉の証なのよね?」
 
泉「うん、名前は何て言うか忘れちゃったけど。さくらじゃなくても勘違いする人は多いみたい。」
 
マキノ「なるほどね。」
 
ピロン
 
泉「ごめん、私のだ。えっと......」
 
マキノ「何か急用?」
 
泉「うん、ゆかりがパソコンの使い方を教えて欲しいって。私の部屋に来るみたい。」
 
マキノ「そう。それならばここに呼んでもいいわよ。美味しい茶葉があるわけだし。」
 
泉「そうだね、ゆかりに聞いてみるよ。」
 
マキノ「その間、洗濯物干してるわ。」
 

泉「ゆかりもマキノの部屋に来てみたいって。すぐ着くみたい。」

<ピンポン 
  
マキノ「早いわね、もう来たみたい。」




ガチャ
 
マキノ「いらっしゃい。どうぞあがって。」
 
水本ゆかり「マキノさん、突然すみません。お邪魔します。」
 

 
ゆかり「泉ちゃん、おはようございます。」

 
泉「ゆかり、おはよう。」 

ゆかり「......マキノさんの部屋なので、パソコンの画面や難しそうな本が壁一面にあるイメージだったんですけど、なんというか......普通? ですね。」
 
泉「ンフッ」

 
マキノ(悪気が無いから何とも返しづらいわ......) 
 
ゆかり(マキノさんの下着、大きいですね......)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
泉「はい、これでプレイヤーに音楽が入ったよ。」
 
ゆかり「ありがとうございます。手順もメモできましたし、これでもう大丈夫です!」
 
泉「また何かわからないことがあったら聞きに来てよ。」
 
ゆかり「はい。」クゥ~
 
ゆかり「はっ、すいません......そういえば操作に夢中で朝から食べるのを忘れてました......」
 
マキノ「時間もちょうど良いし、お昼ご飯にしましょう?」
 
泉「そうだね、どこかに食べに行く?」
 
マキノ「いいえ、昨日つかさからぬか漬けをもらったの。よければ泉からもらったお茶と合わせてお茶漬けにしない?」
 
泉「いいね、それ。美味しそう。」
 
ゆかり「お茶漬け......ですか?」
 
泉「あれ、ゆかりは食べたことないの?」
 
ゆかり「はい......お漬物をぬか床ではなく、お茶でつけたものですか?」
 
泉「ンフフッ」
 
マキノ「......つけるのは野菜じゃなくてご飯よ。すぐ用意するわ。」
 



マキノ「はい、ご飯とお茶ともらったぬか漬け。あと、鮭フレークがあったわ。」
 
泉「じゃあ私が先にやってみせるね。少なめによそったご飯に鮭フレークをちょっとかけて、お茶を注ぐ。」
 
泉「はい、完成。」
 
ゆかり「なるほど、これがお茶漬け......では私も。」
 
ゆかり「どうでしょうか?」
 
マキノ「ええ、そんな感じね。さて、私も。」

泉「食べるときはお茶碗を口につけて、ちょっとづつ口に入れていくんだよ。」
 
ゆかり「まぁ、はしたないのでは......?」
 
マキノ「あまりズルズルと音をたてながら食べるのは確かにそうだけど、おそばやうどんと同じで、すこしくらいなら粋というものよ。そもそも普通にお箸で食べるには食べづらいもの。」
 
ゆかり「なるほど。それでは......いただきます。」
 
マキノ泉「「いただきます」」
 
ゆかり「スルスル......モグモグ」
 
ゆかり「これは美味しいですね。お漬物とも相性が良さそうです。」
 
ゆかり「ポリポリ......スルスル......モグモグ......」
 
マキノ「ポリポリ......ゴク......スルスル......モグモグ......ポリポリポリポリ」
 
泉「ポリポリ......スルスル......スルスル......ポリポリ」
 
ゆかり「ポリポリ......モグモグ............あの、おかわりをいただいても......」
 
マキノ「ええ、いいわよ。」
 
泉「このぬか漬け美味しい......ポリポリポリポリ」
 
マキノ「はい、おかわりどうぞ。」
 
泉「私も欲しい。」
 
マキノ「はい。」
 


マキノ「ポリポリポリポリ......私もおかわり。」
 
ゆかり「ポリポリ......スルスル......ゴクッ......スルスル」
 
泉「ポリポリポリポリポリポリ」
 
マキノ「ポリポリポリポリ......スルスル」
 
ゆかり「スルスル......スルスル............ポリポリ............ポリポリ」
 
マキノ「スルスル......ゆかり、おわかり入れましょうか?」
 
ゆかり「......ありがとうございます。」
 
泉「スルスルスルスル......おかーさん、わたしも。」
 
マキノ「誰がお母さんよ。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 

泉「っはぁ......ごちそうさま。お腹いっぱい......」
 
ゆかり「ごちそうさまです。そうですね......美味しくってつい」
 
マキノ「おそまつさま。」
 
マキノ(炊飯器が空っぽに......正直わたしも食べすぎてしまったわ。)
 
泉「ふあぁ......zzZ」
 
ゆかり「......zzZ」
 
マキノ「......春眠暁を覚えず、ね。タオルケットを......」
 
マキノ「......zzZ」


~夕方~
 
マキノ「......んっ......いけない、寝過ぎてしまったわ。」
 
泉「ふぁ......」
 
泉「えっ?! 夕方だ!」
 
マキノ「......そういえば明日はファタ・モルガーナで収録よね?」
 
泉「そうだった、私部屋に帰るね。お茶漬けごちそうさま!」
 
マキノ「こちらこそ、美味しい新茶をありがとう。」
 
パタパタ  オジャマシマシタ!
 
ゆかり「ん......スゥ......あれ?」
 
マキノ「......おはよう。」
 
ゆかり「あれぇ......なんでマキノさんが......私の部屋に......?」
 
マキノ「ここは私の部屋よ......」

~~翌朝~~
 
マキノ「ん......はっ、寝過ぎたわ!」
 
マキノ「時間は......確かPが迎えに来るのが......」
 
マキノ「あと20分で支度しないと!」
 
マキノ「昨日炊いたご飯とお茶漬けの元があるから朝ご飯はそれでいけるわね。ケトルでお湯を沸かしている間に顔を洗って今日着る服を......」
 
マキノ「昨日の内に準備を済ませていて良かったわ。危うく朝ご飯無しになるところね。」
 
マキノ「お茶漬けと、ぬか漬けで......いただきます。
 眼鏡は曇るから外しておきましょう。」
 
マキノ「ズルッズズッ......ポリポリ」

<ピンポン
 
マキノ「はいはい、どちら様?」
 
泉「おはよう、マキノ。電話しても出ないから迎えに来たのだけど。」
 
浅利七海「おはようごさいます~。七海です~。」
 
マキノ「ごめんなさい、さっき起きたところなの。もう少しで朝ご飯食べ終わるから上がって待っててもらえる?」
 
<オジャマシマス シマス スルレス
 
マキノ「ズルズル......ポリポリ......ズルッズルッ」
 
七海「あ、お茶漬けですか、いいれすねぇ。皮付きのお魚をのせるともっといいれすよ~。」

 
泉「いや、それどころじゃ......」 
 
マキノ「......ふぅ、ごちそうさま。すぐ着替えるから待ってて。」ヌギヌギ

 
泉「待ってマキノ! Pが居るかr......」
 
マキノ「............えっ」ハンラ



P「............えっと......イメージもあるからお茶漬けマキノって寝るときはファンの前ではオフレコにしてノーブラなんだな急いでるとはいえもう少し行儀良くおっぱい大きい食べなさい。」
 

 
マキノ「きゃあああああああああああ!!!」バッチーン

 
 

以上です。読んでくださった方、ありがとうございます。
キャラ同士の会話を膨らませるのって難しい......

総選挙が再び始まりますね。まきのんのボイス付きと春菜のCDデビューを心待ちにしています。

七海「以下おまけれす~」



マキノ「........................」

泉「........................」

マキノ「............その............ごめんなさい。」

泉「........................仕方ないわ、眼鏡をかけていなかったんだもの。」

マキノ「........................」

泉「..................それに」

泉「............あんまり......痛くなかったから............」

マキノ「..................でも、結構な音が............」

泉「服の上からだからね......胸は............」

泉「それにちょっと胸が大きくなったのよ。」

マキノ「..............................」

泉「............はれただけよ。」

マキノ「ごめんなさい............」


泉「............それに」

泉「............ちょっと罪悪感あるし............」

泉「プロデューサーに......いい感じの目つぶし入っちゃったし......」

マキノ「............ありが......とう?」

泉「............うん。」



七海「おしまいれす~」

乙面白かった

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