LAST・STAND (4)
未完にならないようにできる限りやります。
※某知事を勤めていたハリウッドアクション俳優の復帰作とは関係ありません。
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--1968年3月16日
南ベトナム……ソンミ村・ミライ集落
「………隊長、ここにはベトゴンはいません」
「信憑性は?」
「私が村全体を確認して回りました」
ああ……またか
「ダハハハハハハハハッ!!!」
「マジかよ!」
「流石は、ローンレンジャーだな‥……まさかマジで村全体を歩き回ったのかよギャハハハハ」
ローンレンジャー………ベトナム戦争当時に付けられた渾名だったな
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「オニール大尉……」
この時の名は今のと比べるとありきたりな名だった。
「何でございますか、少佐殿」
今も昔も変わらないのは敬語下手くそな事だけだ。
「キミは奴らの言語が解るのか?」
「大学でベトナム語専攻でしたので、会話程度なら出来ます」
「そうか……」
少佐は腰に付けたホルスターからコルトM1911A1取り出した。
何をするのか分かっていたのに………
「何をなさる御積もりで?」
こんな質問を投げ掛けてしまった。
「君はもう………アメリカ兵ではない」
これを言われて死ぬのはどちらだろう?
俺か、それとも少佐か。
答えは………
ドン!
「コノヤロオオォォォオオ少佐を撃ちやがった?!」
答えは少佐。
「クッソォォォォやっちまえぇぇぇぇええええ!!!!!」
ギャーギャー喚いていたラッキーン軍曹の顔に肘をお見舞いしM60機関銃を強奪した。
そのまま、ベトナム人が見ている前で米兵が米兵を虐[ピーーー]る光景を見せ付ける羽目になった。
あんまり見て欲しくなかったがやむ終えなかった。
ただ、少し後ろを振り返れば良かったと今になってから悔いている。
「オおおおおおににニににーるゥゥゥ!!!!!」
「おじさん!!」
ドン………
「ラ、ラティファ……」
「へへへへへへへへ、べとゴンがギがぁぁぁ〜」
村で交流して仲良くなってしまった娘、ラティファが
俺を守る為にラッキーンの前に立って死んだ。
まだ10歳になったばかりなのに……
「ラァキィィィィンンンン!!!!」
「オニィィルゥゥウウウ!!!!!!」
雄叫びを上げながらコルトM1911A1の撃鉄を上げ、引き金を引いた。
結果は………相打ち。
何とも格好悪い人生の終わりだった。
だが、この行動のおかげで死んだ後記憶と装備品を持って輪廻出来る権利を会得した。
神も意外と人が悪い。
そんなこんなで、進撃の巨人のセカイで『エレン・イェーガー』なった。
俺に平和は………訪れなかった。
--プロローグ 終了。
今日はここまでです。
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