【SS】海未「おや、ことりから電話ですね」 (29)


・ことりちゃんと電話でお話するだけです

・すごく短いです

・ことうみです



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ー 3月14日 21時 ー


海未「もうこんな時間ですか」

海未「読書に夢中で気づきませんでした」

海未「さて、そろそろ寝ますか……」

海未の携帯「♪」ヤンヤンッ オクレソウデス

海未「おや、ことりから電話ですね……こんな時間に何でしょうか?」ピッ

『あっ、海未ちゃん』

海未「ことり、こんな時間にどうしました?」

『海未ちゃん、今からお話しよう♪』


海未「ことり……申し訳ありませんが、私はもう寝る時間なので話なら明日にしてもらえませんか?」

『だ~めっ♪ ことりは今すぐに海未ちゃんとお話がしたいの♪』

海未「しかし、もう9時過ぎですよ……」

『まだ9時なんだよ! 少しぐらいいいでしょ?』

海未「しかし……」

『海未ちゃん、おねがぁい……』

海未「……」

海未「仕方ありませんね……少しだけですよ」

『ありがとう、海未ちゃん♪』

海未「それで、何のお話をしましょうか?」

『それじゃあね……』


ー 2時間後 ー


『それでね、そこのお店のチーズケーキがすっごく美味しかったんだ♪』

海未「……」ウトウト

『今度、二人で一緒に行かない?』

海未「……」ウトウト

『聞いてる、海未ちゃん?』

海未「……」ウトウト

『おーい、うみちゃーん』

海未「……」ウトウト

『園田さーん』

海未「は、はい、海未は私ですが?」ハッ!

『海未ちゃん、眠りかけてるね……』


海未「すみません、眠たいので今日はもうこの辺で……」ウトウト

『わわっ!? ちょっと待って!!!』

海未「明日、学校で話の続きを聞いてあげますから、今日はもう寝ましょう……」ウトウト

『もう少しだけ! もう少しだけ、ことりのお話に付き合って!』

海未「ことり……本当に眠くて限界なんですよ……」ウトウト

『そこを何とか』

海未「何でそこまで必死なんですか……?」ウトウト


『そ、それは……』

海未「それは……?」ウトウト

『えーと……くしゅん!』

海未「ほら……ことりも夜更かしをしていると風邪を引いてしまいますよ」ウトウト

『うー…………あっ♪』

海未「それでは切りますね……」ウトウト


『ねぇねぇ、海未ちゃん♪』

海未「……何ですか?」ウトウト

『実はね……ことりね……』

『今、パジャマを着ていなくて……下着一枚なんだ///』

海未「な、何をやっているんですか///」

『あっ、目が覚めたんだね♪』


海未「は、早く服を着てください///」

『大丈夫、周りには誰もいないから♪』

海未「そういう問題ではありません///」

『ねぇ、海未ちゃん……今、ことりは何色の下着を着けていると思う?』

海未「なななななななな、何を言って……ことり、破廉恥ですよ///」


『もう……ことりの質問に答えてほしいな』

海未「えっ、えーと……ピンク色……でしょうか///」

『へぇー、海未ちゃんはピンクの下着が好きなんだぁ……』

海未「ち、違います! ことりならピンク色の可愛い下着を着けるだろうなと思っただけです///」

『ふふっ、見たい?』

海未「えっ、ええええええ///」カオマッカ


『じゃあ、今からことりの下着姿の写真をメールで送るね♪』プツッ

海未「ちょっと、ことり! 待ちなさい///」

海未「まったく……ことりはまったく……後でお説教です///」ドキドキ

海未「……///」ドキドキ

海未「……///」ソワソワ

海未「……///」ドキドキ

海未「……///」ソワソワ

海未の携帯「♪」ワタシノイマ…ミライ…アナタニアル

海未「!!!」キタッ!

海未「///」ピッ


件名:うっそでーす♪

本文:やーん、海未ちゃんのえっち///




海未「……」


海未の携帯「♪」ヤンヤンッ オクレソウデス

海未「……」ピッ

『あっ、海未ちゃん! どうどう? 期待しちゃった? ねぇねぇ、今どんな気持……』

海未「……」プツッ

海未「さて……寝ましょうか」


海未の携帯「♪」ヤンヤンッ オクレソウデス

海未「……」ピッ

『あっ、海未ちゃ……』

海未「……」プツッ


海未の携帯「♪」ヤンヤンッ オクレソウデス

海未「……」ピッ

『ちょっと、待っ……』

海未「……」プツッ


海未の携帯「♪」ヤンヤンッ オクレソウデス

海未「……」ピッ

『ごめん、許し……』

海未「……」プツッ


海未の携帯「♪」ヤンヤンッ オクレソウデス

海未「……」

海未の携帯「♪」タイヘンッ エキマデダッシュ!

海未「……」

海未の携帯「♪」ハジメテノデート ゴメンデトウジョウ?

海未「はぁ……」ピッ

『ぐすっ……海未ちゃん……』

海未「ことり、人をからかうのはやめてくださいね」

『はい……ごめんなさい……』


海未「それではこの辺で……」

『そろそろだね……』

海未「……何がそろそろなんですか?」

『海未ちゃん……』



『お誕生日おめでとう』



海未「えっ!?」


『ほら、日付が変わって、今日は3月15日……海未ちゃんのお誕生日だよ』

海未「あっ、本当ですね……今日が私の誕生日だってことすっかり忘れていました」

『海未ちゃんは自分の誕生日を忘れてそうだから、サプライズで驚かせようと思ったの』

海未「そうだったのですか」

『海未ちゃんはいつも早く寝ちゃうから、寝る前にことりが電話すれば、日付が変わるまで起きていてくれると思ったんだ♪』

海未「何もそこまでしなくても……」

『だって、誰よりも先に海未ちゃんにお誕生日おめでとうって言いたかったんだもん……』

海未「ふふっ、ことりらしいですね……」


『ちゃんと、海未ちゃんへの誕生日プレゼントも用意してあるよ』

海未「本当ですか、嬉しいです」

『海未ちゃん……ことりからの誕生日プレゼントを受け取ってもらえるかな?』

海未「もちろんですよ……学校で楽しみにしていますね」

『学校でじゃなくて……今、受け取って欲しいの』

海未「何を言っているんですか……こんな夜中の時間にプレゼントを受け取れるわけ……」

海未「まさかっ!」バッ


ダダダッ

ガラッ

海未「ことり!」

ことり「えへへ……海未ちゃん、こんばんは♪」ニコッ

海未「こんな時間に何をやっているんですか!!」

ことり「海未ちゃんに誕生日プレゼントをいち早く渡したくて、日が変わるまで待っていたんだ♪」

海未「ことりのようなかよわい女の子が、こんな夜中に出歩くなんて危ないです!」

ことり「だって……海未ちゃんに1番にプレゼントを渡したかったんだもん……」


海未「それに、電話中にくしゃみをしていましたけど、まさか……」

ことり「ずっと、海未ちゃんの家の前で電話しながら待っていました♪」

海未「3時間も家の前で待ってるなんて……3月になったとはいえ、夜はまだ寒いんですよ!」

ことり「くしゅん」ブルブル

海未「ほら、みなさい……こんなに身体が冷えてるじゃないですか……」

ことり「もうちょっと、厚着をしてくればよかった……」ブルブル

海未「ことりは馬鹿です」

ことり「返す言葉がありません……」


海未「まったく……とりあえずお風呂を沸かすので上がっていって下さい」

ことり「えっ?」

海未「こんな夜中にことりを一人で帰らせるわけにはいかないでしょう」

海未「お母様に訳を話しますから、今日は泊まっていってください」

ことり「ありがとう、海未ちゃん」

海未「ことりの気持ちは嬉しいので、気にしないでください」

ことり「ねぇ、海未ちゃん!」

海未「なんですか?」

ことり「あらためて、お誕生日おめでとう」ニコッ

海未「ふふっ、ありがとうございます」ニコッ


おわり


というわけで、3月15日は海未ちゃんの誕生日です。
海未ちゃん、お誕生日おめでとう!

閲覧ありがとうございました。


日付が変わる前に投稿したかったけど、遅れちゃった。

海未ちゃんおめでとう!
早生まれな海未ちゃん可愛い

乙です
海未ちゃんお誕生日おめでとう

ことうみは良い

海未ちゃん誕生日おめでとう!
やはりことうみは最高です!

パンツの写真送るのかと思った

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