魔導士見習い「安価とコンマで魔導書を完成させる」 (31)

魔導士──自らの魔力によって、不可思議な現象を引き起こす力を持つ人間。

ほとんどの魔導士は、魔導具と呼ばれる特別な道具を使い、様々な現象を引き起こす。

主人公は残念ながら、魔導士の才能は無い。魔力を持っていないからだ。

だが……彼または彼女には『魔導書』がある。

無尽蔵の魔力を持つ、何も書かれていない白紙の魔導書を…………


魔導士になりたい主人公が、白紙の魔導書を安価とコンマで埋めていくスレです。


◇魔導書の埋め方◇

1.クエスト、イベントをクリアして魔導ポイントを貯め、そのポイントで新たな魔導を手に入れる。

2.キャラクターとの交流によって、そのキャラを召喚する魔導を手に入れる。

3.魔導獲得イベントをクリアする。


大体こんな感じ。

まずは、主人公の名前と性別。
安価下2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1487474941

アレイ 男

ニマ
両性具有

これ日本人の名前?それとも西洋風の名前?

ヘカテル

両性具有なんてありなの?

名前:ニマ
性別:両性具有


>>1はふたなりが好き。異論は認める。

>>4
言い忘れてましたが、できればカタカナ系で。

続いてステータス決め。

筋力:安価下1のコンマ十桁
体力:安価下1のコンマ一桁
精神:安価下2のコンマ十桁
器用:安価下2のコンマ一桁
幸運:安価下3のコンマ十桁
知識:安価下3のコンマ一桁

名前:ニマ
性別:両性具有
筋力/体力:60/50
精神/器用:20/60
幸運/知識:50/60


メンタル弱すぎるな? すぐ怖がるよこの子。

ラスト安価。
安価下2…容姿
安価下3…性格

小柄で幼いかんじ

気弱で引っ込み思案

ぱっと見は扁平胸の女性
髪は腰まである黒髪

名前:ニマ
性別:両性具有
年齢:16
筋力/体力:60/50
精神/器用:20/60
幸運/知識:50/60
容姿:小柄。顔に幼さが残る
性格:気弱で引っ込み思案


今さらですが年齢は16固定。それでは、始めていきます。

ニマ「うぅ~……埃っぽいなぁ……」

ボクの名前はニマ。ちょっとだけ裕福な家庭の普通の……女の子として暮らしている。

実は、ボクは両性具有だ。だから、男か女かって言われると、ちょっと迷うんだよね……心は女の子だけどさ。

ニマ「面倒だけど、早く終わらせなきゃ…」ハァ……

ボクは今、おじいちゃんに言われて屋根裏部屋のお掃除をしようとしている。

ニマ「まず、このエリアから片付けようかな」

ニマ「…………ん? なんだろ、これ?」

見つけたのは、古びた本。ボクが持つにはちょっと大きくて分厚い本だ。

ニマ「何が書いてあるのかな……?」

ちょっとワクワクしながら、本を開こうとすると……

魔導書「おい」

ニマ「…………えっ」

魔導書「そんな乱暴に扱うなよ。天下の魔導書様だぞ! 丁重に扱えや!」

ニマ「…………」

ニマ「うわあぁあああああああああ!?!?!」

魔導書「うおおおおおおお!?!!?」

~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~

魔導書「脅かすんじゃねぇよ……」

ニマ「ご、ごめんなさい……」

ニマ「あ、あの………」

魔導書「あ?」

ニマ「な、なんで喋れるの?」

魔導書「そんなの、俺が特別だからだろ。何てったって、俺を持つだけでそいつは立派な魔導士になれるからな!」

ニマ「え、えぇ!?」

魔導士……魔導士になれるの!? 魔力が無いからって諦めた、あの魔導士に……!?

魔導書「へっへっへっ、驚いてるようだな」

魔導書「とりあえず、俺をめくってみろよ。見たところ、お前魔力無いみたいだな? 俺を読めば、すぐに魔導士だぜ?」

ニマ「う、うん!」ペラ…

ニマ「…………」ペラ…ペラ…

ニマ「…………何も書いてないよ?」

魔導書「…………」

魔導書「う、ウソだろ……!?」

魔導書「………」ズーン……

す、スゴイ落ち込んでる……

魔導書「…………まぁ、こんなに長い間使われなかったら、魔導も消えちまうか……」

魔導書「…うしっ、しゃあねぇな! 消えちまったもんは仕方ねぇ!」

魔導書「お前! 俺を元の魔導がたくさんの魔導書に戻る手伝いしてくれよ!」

ニマ「え、ええ!? ぼ、ボクが!?」

魔導書「お前も魔導が使えるようになるんだぜ。悪い話じゃねぇだろう?」

ニマ「う、ま、まぁ……」

確かに、魔導士になれるなら…………

ニマ「…………分かったよ。やるよ」

魔導書「へっ、そうこなくっちゃな!」

魔導書「おっ、そうだ。多分だが……2つくらいなら魔導は作れるハズだ。ちょっとだけ文字が残ってるからな」

魔導書「お前が欲しい魔導を書いてくれ。書き方によって強さも違うから、要注意な!」


魔導安価。雷撃、魔力生成、天使の輪などなど……こういう感じのキーワードを募集。コンマ一桁の値で強さが変わる。ゾロ目だと……?

安価下1、2

風の弾丸

結晶化

『風の弾丸』Level6
周りの空気を圧縮し、回転を加えながら射出する。
強さは岩を砕くほど。同時に扱える弾数は3つ。

『結晶化』Level1
物質を結晶に変える。結晶化の時間は10秒くらいが限界。


ニマ「おおお……スゴイ……」

魔導書「まだまだこんなもんじゃねぇけどな……」

魔導書「さらに魔導を書く、または魔導を強化するには魔導ポイントが必要だ」

魔導書「魔導ポイントはクエストをすることで手に入る。どうせお前、クエストギルドに登録してねぇだろ? 行こうぜ!」

ニマ「う、うん…………」

ニマ「……なんでそんなに詳しいの?」

魔導書「俺を誰だと思ってんだよ。天下の魔導書様だぜ?」

理由になってない…………

~~クエストギルド~~

受付「いらっしゃいませ。ご用件は?」

ニマ「あ、あの……登録したいんです、けど……」

受付「失礼ですが、魔導は使えますか?」

ニマ「え、あっ、は、はい……」

受付「了解しました。すいません、魔導を使えるかどうかで、依頼も変わってきますので……」

ニマ(やっぱりそうなんだ)

受付「……登録完了しました。現在、3つほどクエストがありますが、どうしますか?」

ニマ「えっ、あ、一応、見ます……」

《クエスト》

【ゴブリンを討伐してくれ!】
依頼主:農家のおっさん
内容:ウチの農場をゴブリンが荒らすんだ。謝礼は弾むから、頼む! ゴブリンを倒してくれ!

【薬草が欲しい】
依頼主:薬剤師
内容:薬草が足りないんで、たくさん欲しい。幾つでもいいから採ってきて。

【さびしい】
依頼主:むしょく
内容:しごともない。かぞくもいない。なにもない。さびしい。だれかとはなしたい。


ニマ「(最後の明らかにヤバイよ!?)」

魔導書「(ちなみに依頼のレベルはポイントの量に関係ないからな)」

ニマ「(ちょ、ちょっと! なんでさっきから喋らないの?)」

魔導書「(喋る魔導具なんて珍しいんだよ! 目立つのはイヤだろ!)」

ニマ「(う、ま、まぁ……)」

受付「……? どうしますか?」

ニマ「え、えっと……」


どれを受ける? 受けないも可。
安価下1

最初は薬草取り行くベ

薬草で

~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~

ニマ「そんなわけで薬草を採りに来ました」

魔導書「薬草を採るための魔導は無いので、自分で頑張れよ」

ニマ「そんな…………」

どうやって採ろうかな。

1.地道に探す(同時に器用コンマ判定。60以下で成功)
2.適当に目星をつけて探す(同時に幸運コンマ判定。50以下で成功)
3.自由安価

↓2

ksk

1

コンマ73:失敗

ニマ「うーん……全然ないなー……」

魔導書「なぁ、帰ろうぜー」

ニマ「ま、魔導が欲しいって言ったのそっちじゃん!」

魔導書「いやだって……薬草見つかんねぇんだもん」

魔導書「あれじゃね? ここ、薬草取り尽くされたんじゃね?」

ニマ「そうなのかな……」

ニマ「……帰ろっか」


依頼に失敗しました……
※失敗した依頼は何度でも受けられます。

クエストも安価制なの?

刈りつくされた薬草くん

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