「くそっ、ネトウヨ共め、今こそ見返してやるぞ。」
そう呟く彼の名は「コジキチ」、フリーWiFiでネ実という板を荒らしていた事からつけられたあだ名だ。
家の回線はもう使えない・・・だが乞食をしてでも掲示板を荒らして己のちっぽけな存在感をｱｯﾋﾟﾙせずにはいられないのである。
「あったあった・・・ここならいけるぞ！」
寒空の下、ようやく見つけたWifiスポットでスマホをいじり2chブラウザを起動する。
『俺は加速中じゃないけどあいつの言ってる事に間違いは無いと思うよ。ジャアアアアアップｗｗｗｗｗｗｗｗ』
「うひひ・・・論破完了ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
ニヤニヤしながらｽｰｽｰﾎﾟﾝﾎﾟﾝするコジキチ、哀れである。
数分後コジキチの書き込みにレスが、『コジキチｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗぷぎょおおおおおおおおおおｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ』・・・散々である。
「ふざけんな糞がジャアアアアッップ！！！」
火病った彼はついにネ実に糞スレを乱立し始めた。
　　トントン
【エキサイト】する彼の肩を誰かが叩く。
コジキチが振り返り両目を見開く。
「ちょっと君、少し話があるけどいいかな？」
何と警察が現れたではないか！
目上の人間には決して逆らえないコジキチ万事休す！


数時間後職務質問から解放されたコジキチはしょんぼりとした足取りで帰路についていた。
「クソジャップめ・・・絶対許さん」
ネトウヨへの復讐心をさらに強く抱き、明日も掲示板を荒らすコジキチであった・・・